そもそもepubとはxhtmlをzipで圧縮したものです。
広く使われているepubには2種類あって、epub2とepub3と呼ばれています。欧米ではepub2が主流です。日本語の縦書きやルビを用いる場合は、epub2では、表現できません。それで日本ではepub3がよく使われています。koboでは、kepub.epubと言う独自の拡張子を用いることによってepub3を区別しています。koboはepub(epub2)とkepub.epub(epub3)では異なったレンダリングエンジンを用いています。epubとkepub.epubは大まかに言って、表紙の指定の仕方と、しおりのはさみかたに違いがあります。それで内容を変換せずに拡張子だけ勝手にepubからkepub.epubに変更してしまうと表紙がみえなかったり、最後に読んだページが失われたりします。
EPUBの中身を変更する方法
- 拡張子を.zipに変更 xx.epub -> xx.epub.zip のように
- 解凍します
AozoraEpub3の場合(実際は)
├─META-INF container.xmlというテキストファイルでOPS/package.opfを指定
└─OPS package.opf にタイトル等がある
├─css
├─images
└─xhtml xxxx.xhtml <-google chrome なら縦書きで見られます
- タイトルなどは package.opf で 文章は xhtmlを変更します
- zipで圧縮し拡張子をzip->epubに変更します
複数冊を一つにまとめる
- 上のように解凍して xhtmlの連番.html を01_0001.htmlのように名前を変更して一つのxhtmlフォルダに移動
- images フォルダのフォルダ名を変更するか中身のファイル名を変更して纏め、xhtmlファイルのリンクを修正
- nav.xhtmlの中身を纏めます <a href= をコピーし変更した名前にして一つにします
- package.opfの <manifest>の <item とそれに対応した <itemref を修正
最終更新:2014年09月25日 08:03