この世界の識字率や製本技術は
文明圏や国によります。
とはいえ、大概の国では読み書き両方どころか、読めるだけでも少数派でしょうね。この世界の農民なんか、読み書きの必要ありませんし。例外として
レムリア王国などの先進国の都市部の人間(つまり商業に関わっている者が多い地域)ならば簡単な読み書き計算は出来ます。
また、帝國支配領域でもかなりの言語的な違いが存在する。会話は問題無いが、文字は問題が山積みである。帝國は公文書については帝國語に統一させる予定、その他の文書についても帝國が主である以上、徐々に帝國文字中心となっていくと思われる。
(現場の役人等の平民が目指せる出世コースに乗るため、又は貴族等の子弟も公文書が帝國文字である以上、帝國文字の教育は必須と思われる為)
製本技術も、読める人が少ない以上、推して知るべしです。まあ流石に列強あたりでは、それなりの技術を保有していますが。
…そんな訳で、帝國も特設木材加工艦を用いて、製紙(印刷製本も)をやってます。現地では碌なの手に入りませんし、マシな奴となると高いですから。
ただ、このような
特殊艦艇は数が少なく平時は重要な拠点間しか停泊していません。
このような特設木材加工艦で作成された紙も他の補給物資と一緒に各地に運搬されているのではないかと思います。 そんなわけで
直轄領や
帝國本土以外の拠点では上質の紙は貴重品ではないかと思われます。
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最終更新:2006年07月30日 08:52