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*悪魔城ドラキュラXX 【あくまじょうどらきゅらだぶるえっくす】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1995年7月21日|~| |分類|''劣化移植判定''|~| |ポイント|ジャンプ操作感に癖がある&br()マリアプレイなどPCE版から色々削られた|~| |>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 PCエンジンで人気を博した『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク移植作品。リメイク移植といっても共通点は主人公リヒター・ベルモンドと一部敵キャラのドット絵や、ドラキュラ討伐という基本ストーリーくらいで、ステージデザイン・構成などはほとんど別物であり、キャラクターイラストに山田章博を起用するなど血の輪廻をベースに新規に作られたオリジナル作品ともいえる。BGMも血の輪廻の曲をアレンジしたものが多い(本作での新曲もある)。表7面+裏3面。 **血の輪廻との比較 本作はSFCアクションゲームの中では普通の出来だが、オリジナルである『血の輪廻』のPCエンジン・CDROMゲームならではの魅力的な部分が、SFCというハード性能の制約のため、削除及び変更されており、微妙扱いもされている。しかし逆にXXにしかない演出・効果音などもあり一長一短である。 -操作性 --本作では大ジャンプ(方向キー+ジャンプボタン)と小ジャンプ(ジャンプボタン→方向キー)の使い分けが攻略の鍵となっている。ステージも明らかにこの二つのジャンプを使い分ける構造になっているため、これを使いこなせないと攻略にかなり苦労する事になる。 --前記の理由から、ジャンプの仕方に他の悪魔城とは違った癖があるために非難の対象とされる事も少なくない(そもそも使い分けを知らないプレイヤーも多い)。しかしこれを使いこなせれば攻略方法もかなり変わってくるため、XXの特徴として捕らえる方が無難かもしれない。 -グラフィック --PCEの濃い目の色使いから、全体的に落ち着いたゴシック調の色合いになった。透過で炎の揺らめきを再現していたり、時計塔などグラフィックが良くなったステージなどもある。 -マリアが使えませぬ --12歳にして主人公リヒターよりも強かったマリアプレイがばっさりとカットされており、プレイキャラはリヒターのみ。マリアというキャラクター自体は救出できるキャラとして存在するが、アネットの妹と設定が変更されている。 -BGM --ハード性能の違い故仕方がないことだが、どうしてもCD-DAである輪廻に比べると劣る。ただ、SFC作品としては相当頑張ってる方で、SFC後期の作品のためか音質も良い。 --ちなみにステージ構成が変わっているため、「幽霊船の絵」など輪廻とは曲の使われ所が違うとこもある。 -効果音 --血の輪廻ではPCEの内臓音源を使用していたために鞭の音が「チコッチコッ」という気の抜ける攻撃音になる事もあったが、今回は全編通して痛快な攻撃音に変わっており、XXを苦手という人でもこの攻撃音は好きという者も少なくない。 --攻撃音と同様に鞭の音に鎖の効果音が追加され、より鎖状の鞭を振っているという感じが出ており演出面がアップしている。 -ステージ、敵の削減 --CD-ROMの大容量を生かした輪廻に比べるとステージ数が少し減っている。 --敵もかなり削減されており、輪廻でドラキュラの参謀役として登場したシャフトやボスラッシュステージもない。 --死神は登場するが、キャラ救出の成否により後述のカーミラとの2ルートに分かれるため、進め方次第ではまったく遭遇しない。 -ビジュアルシーン、ボイスの削除 --当然ながらアニメーションデモシーンのキャラ救出や伯爵の会話は削除され、代わりに一枚絵でこれが表現されている。またアネット、マリア以外の他の2人の救出キャラは無かったことにされた。 -ステージ構成・演出のおかしさ --シリーズ最終面の定番である「悪魔城最上階から天守に続く大階段」もない。AC版やドラキュラ伝説など、大階段が存在しない作品は他にもあるが、なぜ本作では最終ステージで最も印象的なはずの場面を省いたのか謎である。 **総評 以上のことから、PCエンジンの血の輪廻を知る者にとってはマイナーチェンジともいえる。だが輪廻と比較しなければジャンプ操作性の違い以外はあまり問題となるようなことはなく、格段にアップした難易度や、グラフィック表現技術などSFC作品としては優れてる点も多い。むしろPCEのギャルゲー風潮に乗った輪廻の軟派な部分がごっそりスポイルされ硬派になっているので、硬派ゲーマーには好評である。 **XXとしてのオリジナリティ -マルチエンディング。誰も救出できない、マリアのみ救出、マリアとアネット救出と3パターンがある。なおアネットの救出に失敗するとステージ6のボス戦でカーミラとして襲ってくる。 -アイテムクラッシュの中のクロスと時計の2つのみ本作でしか見られないモーションとなっている。 -オープニングやエンディングなどは本作オリジナルのグラフック絵とBGMが使われている。 -輪廻のアニメ絵では海外に受け入れられないと判断されたためか、パッケージやデモ画像の絵にはプロのイラストレーターの山田章博を起用している。 -XXではアネットのデザインが紫髪から金髪に、マリアがロングヘアーからショートカットに変更されている(服も変更)。なお血の輪廻の真のリメイク作品である『悪魔城ドラキュラX クロニクル』では、おおむね輪廻ではなくXXのデザインが採用されている。 -アネット・カーミラの関係など、のちのXクロニクルに引用されたXXオリジナルの演出などもある。
*悪魔城ドラキュラXX 【あくまじょうどらきゅらだぶるえっくす】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1995年7月21日|~| |分類|''劣化移植判定''|~| |ポイント|ジャンプ操作感に癖がある&br()マリアプレイなどPCE版から色々削られた|~| |>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 PCエンジンで人気を博した『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク移植作品。リメイク移植といっても共通点は主人公リヒター・ベルモンドと一部敵キャラのドット絵や、ドラキュラ討伐という基本ストーリーくらいで、ステージデザイン・構成などはほとんど別物であり、キャラクターイラストに山田章博を起用するなど血の輪廻をベースに新規に作られたオリジナル作品ともいえる。BGMも血の輪廻の曲をアレンジしたものが多い(本作での新曲もある)。表7面+裏3面。 **血の輪廻との比較 本作はSFCアクションゲームの中では普通の出来だが、オリジナルである『血の輪廻』のPCエンジン・CDROMゲームならではの魅力的な部分が、SFCというハード性能の制約のため、削除及び変更されており、微妙扱いもされている。しかし逆にXXにしかない演出・効果音などもあり一長一短である。 -操作性 --本作では大ジャンプ(方向キー+ジャンプボタン)と小ジャンプ(ジャンプボタン→方向キー)の使い分けが攻略の鍵となっている。ステージも明らかにこの二つのジャンプを使い分ける構造になっているため、これを使いこなせないと攻略にかなり苦労する事になる。 --前記の理由から、ジャンプの仕方に他の悪魔城とは違った癖があるために非難の対象とされる事も少なくない(そもそも使い分けを知らないプレイヤーも多い)。しかしこれを使いこなせれば攻略方法もかなり変わってくるため、XXの特徴として捕らえる方が無難かもしれない。 -グラフィック --PCEの濃い目の色使いから、全体的に落ち着いたゴシック調の色合いになった。透過で炎の揺らめきを再現していたり、時計塔などグラフィックが良くなったステージなどもある。 -マリアが使えませぬ --12歳にして主人公リヒターよりも強かったマリアプレイがばっさりとカットされており、プレイキャラはリヒターのみ。マリアというキャラクター自体は救出できるキャラとして存在するが、アネットの妹と設定が変更されている。 -BGM --ハード性能の違い故仕方がないことだが、どうしてもCD-DAである輪廻に比べると劣る。ただ、SFC作品としては相当頑張ってる方で、SFC後期の作品のためか音質も良い。 --ちなみにステージ構成が変わっているため、「幽霊船の絵」など輪廻とは曲の使われ所が違うとこもある。 -効果音 --血の輪廻ではPCEの内臓音源を使用していたために鞭の音が「チコッチコッ」という気の抜ける攻撃音になる事もあったが、今回は全編通して痛快な攻撃音に変わっており、XXを苦手という人でもこの攻撃音は好きという者も少なくない。 --攻撃音と同様に鞭の音に鎖の効果音が追加され、より鎖状の鞭を振っているという感じが出ており演出面がアップしている。 -ステージ、敵の削減 --CD-ROMの大容量を生かした輪廻に比べるとステージ数が少し減っている。 --敵もかなり削減されており、輪廻でドラキュラの参謀役として登場したシャフトやボスラッシュステージもない。 --死神は登場するが、キャラ救出の成否により後述のカーミラとの2ルートに分かれるため、進め方次第ではまったく遭遇しない。 -ビジュアルシーン、ボイスの削除 --当然ながらアニメーションデモシーンのキャラ救出や伯爵の会話は削除され、代わりに一枚絵でこれが表現されている。またアネット、マリア以外の他の2人の救出キャラは無かったことにされた。 **総評 以上のことから、PCエンジンの血の輪廻を知る者にとってはマイナーチェンジともいえる。だが輪廻と比較しなければジャンプ操作性の違い以外はあまり問題となるようなことはなく、格段にアップした難易度や、グラフィック表現技術などSFC作品としては優れてる点も多い。むしろPCEのギャルゲー風潮に乗った輪廻の軟派な部分がごっそりスポイルされ硬派になっているので、硬派ゲーマーには好評である。 **XXとしてのオリジナリティ -マルチエンディング。誰も救出できない、マリアのみ救出、マリアとアネット救出と3パターンがある。なおアネットの救出に失敗するとステージ6のボス戦でカーミラとして襲ってくる。 -アイテムクラッシュの中のクロスと時計の2つのみ本作でしか見られないモーションとなっている。 -オープニングやエンディングなどは本作オリジナルのグラフック絵とBGMが使われている。 -輪廻のアニメ絵では海外に受け入れられないと判断されたためか、パッケージやデモ画像の絵にはプロのイラストレーターの山田章博を起用している。 -XXではアネットのデザインが紫髪から金髪に、マリアがロングヘアーからショートカットに変更されている(服も変更)。なお血の輪廻の真のリメイク作品である『悪魔城ドラキュラX クロニクル』では、おおむね輪廻ではなくXXのデザインが採用されている。 -アネット・カーミラの関係など、のちのXクロニクルに引用されたXXオリジナルの演出などもある。

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