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用語集/サイト、コンテンツ等3 - (2018/11/14 (水) 23:13:29) の編集履歴(バックアップ)


サイト、コンテンツ等3



知識

アイドル声優ブーム

1990年代中盤に起きた、若手女性声優にアイドル的な人気が集まった現象を指す。当Wikiはテレビゲームを論ずる場所なので、声優業界におけるその是非や功罪については割愛する。
声優に注目が集まること自体は定期的に起きているが、1990年代中盤のブームはゲーム業界とも関係が深い。ハードの性能向上にともない、テレビゲームから声が出ることが一般的になると、声優の存在が当時のゲーマー(今もそうだがほとんどが男性)からもクローズアップされるようになった。
その先駆けとなったのは、生音を扱えるCD-ROMとPCM音源が標準搭載となった、後期のPCエンジン。一部のPCE専門誌は、女性声優の写真やインタビューなどが当然のように掲載され、声優専門誌の原型とも言えるような誌面となっていた。

PS/SS時代に突入すると、声優の存在そのものが売りとなるゲームが登場。実写取りこみされた女性声優と、ボーリングやビリヤードで遊ぶゲームが発売されるなど、当時のゲーム業界はアニメ業界並に声優が注目されていた。
別の業種との関係が急に深くなれば、当然ながらトラブルが発生するわけで、ゲームメーカーと声優側との間で、ギャラの支払いを中心にいろいろと問題が起きたらしい。また、アイドル声優と会うのが目的で配役を決める、公私混同職権乱用なゲーム開発者もいたようだ。

アタリショック

1983年にアメリカで起きたテレビゲームに対する不信から発生した市場の急速な縮小の事。

当時アメリカではアタリ社のATARI2600が市場をほぼ独占していたが、ライセンス認証制を取っておらず、何処とも知れない馬の骨が勝手にサードパーティーとして参入する事が出来た。
これによりちょっとプログラムが作れるメーカーが質の悪いゲームを乱発。市場にはクソゲーが溢れかえる事となった。

インターネットも無く、ゲームに関する情報誌も殆ど無い状況で、ユーザーはパッケージからゲームの内容を判断するしかなかった為、ゲーム購入は地雷原で金鉱脈を探す程危険な賭けだった。
しかもアタリのパッケージはファミリーコンピュータのソフト同様、必ずしもパッケージにゲーム画面が描かれているわけではないので、物によってはそれを超える危険性も秘めていた。

アタリ社側もPac-manをマネージャーの忠告を無視して強行発売するなどこの事を一切危惧しておらず、E.T. The Extra-TerrestrialやPac-manを大量生産し大赤字を記録する事になる。
1982年クリスマス商戦では、アタリ社は30億ドル(当時の円相場で7500億円)の市場規模を見越していたが、結果1億ドル(250億円)にも満たなかった事を考えれば、コレがどれほどの大事だったのかが良くわかるだろう。
これによりアタリ社は親会社であるワーナー・コミニケーションズまで巻き込み株価が大暴落。当時もう一つ市場にあったコレコビジョンも一緒に共倒れする事になってしまった。
ETやパックマンなどの売れ残ったり返品されたりしてできた大量の在庫をなんとか(世界のコンピュータゲームのアタリがやってきたと言う名目で返品制度の無い)日本に売ろうとしたが同時期に出た低価格・高スペックであるファミリーコンピュータに阻まれ失敗。
アメリカは任天堂がNES(海外版ファミリーコンピュータ)を発売するまでテレビゲーム暗黒の時代に突入する事になり、以降アメリカは2000年代に入るまで日本にゲーム開発技術に遅れをとることになった。

が、果たして本当にクソゲー乱発による市場の不振がアタリショックの直接的な原因だったのかと言うと、それだけが原因であるとは断言はできない。
単に一大ブームであったゲームにに対する興味が薄れ、それが別の娯楽に移っただけだと言う考えもある。
だが、ブラックホール爆弾級クソゲーとも言えるETをはじめとしたクソキャラゲー等のクソゲーの乱発により消費者の購買意欲が削られたことは事実。任天堂やセガ、SCEやマイクロソフトなどのハードメーカーはライセンスによりサードパーティにある一定の制限をかけているのだが、このビジネスモデルはアタリショックの悲劇を再来させないための手段の一つである(無論金儲けの要素も大いに絡んでいるが)。
そんなわけでアタリショック直前にどれほどのクソゲーが作られたかは解っていない。具体的に何本のソフトが世に出されたかも明確ではないからだ。

余談だが、アタリの創業者ノーラン・ブッシュネルはこの少し前にアタリ社をワーナーに売り払ってしまったため、アタリショックで一切痛手を負っていないというエピソードがある。

9・18事件

2010年9月18日にバンナム?の360専用ゲームソフト『アイドルマスター2』が原因で起きた一連の炎上騒ぎの事。別名「アイドルマスター2事件」「アイマスショック」。
2010年9月18日は東京ゲームショウ(以下TGSと表記)の一般公開日であり、そこで『2』のイベントである「765プロダクション2010年度決起集会」が行われた。
そこでは『2』の最新情報が公開されるということもあり、ユーザーは期待に胸を膨らませていた。
が、その最新情報というのが…

  • ライバルとして新キャライケメン男性アイドル3人を追加。
  • “竜宮小町(亜美、あずさ、伊織の三人からなる固定ユニット)*1*2”とそのプロデューサーである律子のプロデュース不可
  • ユニットのトリオ固定。
  • 通信対戦廃止。
  • 『MASTER ARTIST2』というCDシリーズで、出すのは9人のみで竜宮小町の4人は無し。更に同時発売される3人を1組としてオーディションをする。そして勝ち抜いた1組が“The World is all one!!”のM@STER ver.(『2』の主題歌のようなもの)をCDで歌唱できると言う選抜レース開催*3。 …という既存の『アイマス』における価値観を覆しかねない情報のオンパレードになっており、発表直後からユーザー間で賛否両論が巻き起こった。
    同日、石原章弘Dへのファミ通インタビューが公開され、その中で今回の仕様変更の真意が語られたが、それもまた一部ファンの神経を逆なでする事となる。
    その追撃で翌日放送された『アイマス』ラジオの内容が追加された男性アイドルをフィーチャーするものであり、その後9月22日発売されたCD「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST2 Prologue」に収録された「団結2010」の歌詞の一部がおかしなものであった*4という追い打ちがかかり、この段階で心が折れてしまった『アイマス』ユーザーも少なくない。
    この事件で無印『アイマス』の発展形としての続編を望んでいた多くのユーザーはバンナムから煮え湯を飲まされた格好になり、それまで高かった期待は不安や怒り、悲しみといった負の感情へと反転し、プロデュース不可となったキャラのPとそれ以外のキャラのP間での亀裂、『2』の出来に期待するユーザーとそうでないユーザーの対立、動画や同人誌などで二次創作をしていたユーザーの活動中止*5、不買運動や内容改善の署名がなされるなど、関連コミュニティは大荒れとなり一時は『アイマス』というコンテンツ自体の終焉までユーザーから危惧されるような状況に陥ってしまった。
    そして仕様変更をゴリ押ししたとされるディレクターの石原章弘?、プロジェクトの責任者でありながら石原の暴走を許したプロデューサーの坂上陽三?、ユーザーのニーズを無視するような企画を通したバンナムに批判が集中する事となった。
    業界内ではこの事件を萌コンテンツにおける反面教師として見ている向きもあり、この事件以降の他の萌コンテンツでのインタビューでこの事件を意識したと見られる発言もまま見られる。
    結局、『2』の出来が微妙であったこと、上記の問題に対する納得のいく理由の説明や謝罪が一切ないこと、署名などで寄せられた意見に公式が耳を貸さなかったことで公式とユーザー間での信頼関係は崩壊。
    さらに公式支持派のユーザーが『2』に否定的な感情を持つユーザーの排斥に走るなど攻撃性を増した結果、ファンコミュニティもズタズタになってしまった。
    加えて、他のコンテンツへの『アイマス』キャラのコラボレーションにおいて、プロデュース不可となったキャラの扱いが今一つ悪いと思われる節がある*6など、未だに批判が絶えない。
    現在は一頃のブームこそ収束したものの、『アイマス』コンテンツ自体は終焉を迎える事なく継続している。

ちなみにこの日は他にも、ポケモンBW発売・怒首領蜂大往生のデスレーベル陥落・FF14の馬鳥騒動・エルシャダイが人気に・19年ぶりのガンダム劇場版新作公開…と様々な出来事があり、ゲーム・アニメ業界的には激動の一日であった。

  • 参考動画
    • 現在視聴可能な動画:“その1”・“その2”・“その3
    • 非表示設定にされた動画:“その0”・“その1”・“その2”・“その3”・“その4
    • これらはTGSでの『アイマス』決起集会の映像で、問題となった仕様変更の発表がなされたのは“その3”の中である。
      • “非表示設定にされた動画”が非表示にされたのは丁度PS3版『2』発売と前後しており「バンナムの妨害工作」と見ている者は多い。
      • また、ニコニコ大百科の9・18事件の項目がほぼ同じ時期にGoogle八分にされ始めたこともバンナムの妨害工作との見方を結果的にさらに強めることとなった*7
    • 視点を変えればユーザーの絶望が可視化された貴重な映像資料という見方もできるので、ゲームクリエイターを志すのであれば一度閲覧して、いかにユーザー側と公式側の信頼関係が肝要なのか、ユーザーの心情を尊重しないことがどんな結果を生むのか、その参考資料にしておくのもよいかもしれない。

クソゲーブーム

1990年代末から2000年代初頭に起こった、クソゲーレビューのブームのこと。KOTYや当Wikiは、このブームの延長線上にある。
90年代の初頭から中盤に起きた、

  • 過去のゲームを再評価する傾向(リメイクやプレミア化など)
  • 十年に一度の伝説的クソゲー『デスクリムゾン』の発売
  • 「謎本」「トンデモ本」ブームの波及 あたりが、発生要因として挙げられるだろうか。
    火付け役はゲーム雑誌のコラム『悪趣味ゲーム紀行』と、クソゲー紹介書籍『超クソゲー』。「扱う題材だけでなく、題材のいじり方でも読者の興味を引く」という両者(および「謎本」「トンデモ本」)のスタイルは、現在のクソゲーレビューでも踏襲されている。
    ゲーム誌の読者コーナーや、パソコン通信などの定番ネタにすぎなかったクソゲー話は、先に挙げた両者のヒットによって、商業出版が可能なほどのポテンシャルがあると認識されるようになった。
    最盛期には、クソゲー中心のゲームレビュー書籍が、中小の出版社から積極的に発売された。さらには『グルーヴ地獄V』のように、クソゲーであることを自称したソフトも登場している。
    しかし、インターネットの本格的な普及が始まると、ゲームマニアの手によるクソゲーレビューのサイトが乱立。無料で読めるテキストで需要が満たされるようになったため、商業市場でのブームは次第に沈静化していった。(それだけが原因ではないだろうが)
    ゲームファンが過去の作品を見直すきっかけになったというプラス要素もあるが、ゲームソフトのプレミア化を促進したというマイナス面も強い。またインターネットの普及後は、一部ライターの素行の悪さがゲーマーから問題視されるようになった。

ゲーム業界ブーム

1990年代末から2000年代初頭に起こった、ゲーム業界そのものに注目が集まった事態のこと。クソゲーブームとも期間が重なる。
この時期、テレビゲームのメーカーやクリエイターが、ゲーム雑誌だけでなく一般のメディアからも注目され、ゲーム関係者の露出が急増した。
注目度アップの反動からか、業界のゴシップや残酷物語が、クソゲー本やインターネットなどを通じて噴出していく。その勢いはゲーム業界内に留まらず、日本共産党の機関紙『赤旗』が、セガのパソナルームの存在をスッパ抜くという事態にまで至った。
これによりテレビゲーム業界は、夢のあるベンチャーという虚飾が剥がれ、他の業界(それも底辺レベル)と大して変わらぬのではないかと、世間から認識されるようになる。
2000年代初頭、不況の波が本格的にゲーム業界へと波及してきたところに、ITバブルの崩壊が重なったため、ゲーム業界やIT業界の注目度が激減。それにともない、ゲーム業界ブームも終息していった。

ゲーム脳

日本大学教授森昭雄が提唱した「ゲームが脳を退化させる」というトンデモ理論に基づく造語。
実態としては「根拠ゼロのデタラメ極まりない大嘘」であり、ゲーム業界及び脳神経学の研究者の双方から「疑似科学」として現在は完全に否定されている
詳細は森昭雄?を参照。 なお、この論理がなぜ一時期大きく取り上げられたかと言えば、 結局のところは教育や躾の責任所在を自身に負う気の無い人々に恰好のスケープゴートとされたのであり、
また、従来そのような「若者をダメにする」負の存在と見なされていたマスメディアが丁度良い転嫁相手と見た事によるともされる。*8
このほか、ゲームがマスメディア(特にテレビ局)と時間&TVというハードウェアのパイを奪い合う関係にある為、脅威と化してきているゲームを貶める材料が欲しかった、と言う説もある。
要するに、都合の悪い事全てをゲームのせいにされたのである。

三国志III事件

著作権に関連する裁判沙汰事件の1つ。こちらを参照。

シェルノサージュ騒動

同名ソフトの発売(2012年4月26日)以後、継続している問題。
そもそもの発端は携ゲKOTY2012。発売後プレイ不能者が続出しバグだらけのクソゲーとして話題となるも
どこからともなくシェルノ擁護及び当時バグまみれだったNewラブプラス叩きを行う書き込みが大量発生し、結果 携ゲKOTY2012を一時機能不全に追い込む ほどの酷い大荒れになった。

いまだ減っては増えてを繰り返すバグはこの作品がまるで作りこまれていない事、糞運営である事を示唆しているがそれだけが本質ではない。
だがバグだけを連呼するゲハ連中、バグだけが問題で他は作りこまれているかの様な出鱈目がネット上にあふれ まともに内容が語られる事はほとんどなく(まともな内容が無いので難しいが)撹乱される状況がいまだに続いている。
レビューサイトでも両極端な評価ばかりで、核心に触れているレビューは掻き消されている有様。
実際は少々の(アイテム消失や巻き戻し等)バグにあったところでやる事も内容も無い為、結果的には困ることもない水槽観察ソフトの出来損ないに過ぎない。
なお発売から半年後、致命的なバグは無くなったと吹聴される一方で裏では本作に出演する声優の水瀬いのり氏が「キャス役の水瀬いのりです!データ壊れた!」というメッセージ付きでアカウントを作り直している。これは当時実際にプレイした人にとっては誰もが知る事なのだが、何故かタブー化されほとんど語られなかった。不満や疑問を持つ人は既に脱落していたことも大きいだろう。

そんなアプリなので当wikiではあえて触れずに静観していたが、良作wikiに提灯記事を書く愉快犯が出て即凍結となる。
せめてゲームではないことを説明する為の記事をカタログに作ろうという話も出たが したらばにも携帯KOTYでの論調そのままの不自然な擁護が現れ、扱えばグダグダになる事が予想される状況に。
結果、二例目の「全Wiki凍結」という処置を取らざるを得なくなってしまった。

ポケモンBW(累計売り上げ約550万本)と比べると圧倒的に購入者が少ないためか、はたまたKOTY選外になったことの安心からか、現在はやや下火である。
が、そもそもそんなソフトでここまでの大荒れになったことそのものが妙だったため、特定集団・企業がやっている*9可能性が非常に高く、話題になったら再び炎上する可能性は高いだろう。
ちなみに2013年6月時点でやっとシナリオが半分進んだ状態だが、当時既に登録数62000のアクティブユーザー上限6000*10程度で実に9割が脱落している。むしろ1割も残っているのは驚きというべきか。

中古裁判

著作権に関連する裁判沙汰事件の1つ。こちらを参照。

テイルズ署名騒動

テイルズ オブ ヴェスペリア』の移植問題と『テイルズ オブ バーサス』の出来が大きなきっかけで、『ヴェスペリア』以前から乱発・迷走をしていること、シリーズの激しい格差、特定のキャラクターのイメージを激しく損なうふざけた内容だった予約特典DVDに不満を持っていたテイルズ オブシリーズのファンが中心となり、現在までのシリーズの商法やスタッフの態度を改めさせるために2ちゃんねるに署名スレを立て、署名活動が始まった。
だが2ちゃんねるのハード・業界板(通称ゲハ。七厨板に数えられるほど評判の悪い板)で署名活動が露呈されると(正確にはゲハ経由で有名ブログに取り上げられたのがきっかけ)、ゲハの住民は署名活動を始めたのはXboxユーザーの仕業と判断。署名活動の詳細の文面にあった「謝罪」という言葉に過剰に反応し当該スレを荒らし回った。
結果、署名のコメントに暴言が載るようになるなどまともに署名活動ができなくなり逆に著名の発起人が謝罪に追い込まれ打ち切りとなった。この事件はシリーズファンの間でも話題になり、某有名テイルズユーザーがblogで署名について「くだらない」とコメントしている。
募集された署名は1000人には満たなかったが、バンナムの元には届けられた。署名活動の甲斐もあってか、『テイルズ オブ グレイセス』の予約特典DVDのドラマはマジメ(TGSダイジェストやゲーム内サブイベはあいかわらずであったが)な内容となっていた。
以前のはっちゃけた予約特典DVDを楽しんでいたユーザーの中には『グレイセス』特典DVDの内容に不満を持っている者もいる。
その反面で公式の悪ノリ・悪ふざけのせいで(キャラ崩壊・踏み台などにより)一部のタイトルのファンが精神的被害を受けた事もまた事実なので、その点は汲むべきであろう。

+ 参考動画

しかし、肝心の商法についてはグレイセスでまたやらかした。しかも、現時点で明かされている内容の段階で「PS3版ヴェスペリアよりもエグい」とする意見も見られる。
ヴェスペリアの際の署名活動程度ではバンナムの目を覚まさせることは出来なかったと言う事であり、2010年10月10日の「マチ★アソビ」でのユーストリーム配信ではバンナム広報が 「先に遊べるならいいじゃないですか」 と完全版商法を肯定するかのような発言までも飛び出し、ファンをただの金づるとしてしか見ていないというのがもはや否定出来る要素がないレベルで強固に確立してしまったと言えよう。
予約特典についても、なりきりダンジョンX予約特典でまた以前の悪い意味ではっちゃけた内容となってしまっている。

PSN個人情報流出事件

2011年4月、SCEが運営・管理するプレイステーションネットワーク(以下PSN)が、何者かのサイバーテロにより個人情報が盗難され、それが切欠でPSNに通信障害が起きた事件。
この事件の被害は国内にとどまらず世界全体に広がり、被害件数は1億件を超えるとされ、個人情報流出事件過去最悪を記録している。
事の発端は、『ハッカー集団「アノニマス」とSCEの間で過去にあったいざこざへのアノニマスからの報復』『ソニーが違法ツール「PS Jailbreak」を使用不可にした事による報復』『全く別の犯罪組織による犯行』と様々な説があるが、詳細は不明である。ただ管理が杜撰なのは確かである。
大規模な通信障害により個人情報が流出した可能性が出たため、SCE側がPSNのサービスを停止した。
5月28日より各地にてサービスが再開。国内は7月6日と最も遅かったが復旧した。だが、パスワードを変更しなければPSNにログインできず、PCからPSNへアクセスすることは現在も不可能になっており、その手続きはPS3を使うかアカウントを一度抹消するかしかないと言う状況になっている。
この事についてSCE側からユーザーにまたしても公式の文章は出ておらず、ユーザー、DL販売やDLCを配信しているメーカー達の怒りと不信感を買う事に。5月27日に復旧に先立って、お詫びとしてPS3またはPSPで5タイトルのうち2作を無償ダウンロード(そのほかにもPlayStation Homeや週刊トロ・ステーションユーザーは別途保障)すると公表した。
個人情報流出に対するお詫びのソフト無償配信、と取られがちではあるが、実際はハッキングによる長期間のPSNサービス停止に対するお詫びであり、個人情報が流出したことに対するお詫びは2012年6月現在、未だになされていない。
ちなみに、以下が無償で提供されたタイトルである。ちなみに海外ユーザーに対する無償サービスとはソフトの内容に違いがあり、そこに不満の声を上げる日本ユーザーもいた。
ちなみに、この無償提供サービスは一ヶ月間の期間限定であった。

  • PS3配信タイトル
    • The Last Guy
    • おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!
    • 無限回廊 -序曲-
    • WipEout HD
    • ハスラーキング
  • PSP配信タイトル

ポケモンBW問題

同作の発売以来現在(2012年)に至るまで未だに当(及び姉妹)Wikiで続いている問題。
当Wikiにフライング記事が作成されたことを皮切りに、良作Wikiにもフライングで作成され問題となり両者とも削除。後にカタログに落ち着くが、今度は内容が以前の物より盛大に混沌を極めることとなった挙句、記事独自の自治紛いの活動まで始まり問題視される。
そして史上初の「全Wiki凍結」という偉業を成し遂げるに至る。

しかし、その後も度々意見箱や依頼所に各Wikiへの執拗な執筆催促が続き、タイトル自体が禁句扱い寸前になる。あまりにもしつこすぎた為記事解禁までの期間が異様に長引くこととなり、結局2012年になるまで凍結は続くこととなった。
当Wikiにおいては、かのアイマス2をも上回るレベルの騒動となってしまった。結局、凍結解除後も尾を引く問題となっている。

レゲーブーム

90年代後半に起きた、ファミコンなどのレトロゲームの需要が大きくなった時期。当時のファミコン少年たちも20代後半となり、少年時代を懐かしむ風潮が生まれたのだろう。
ブームの火付け役は『ユーズド・ゲームズ』であると思われる。全盛時には、同誌に取り上げられたゲームが中古で値上がりする現象がよく見られた。
このレゲーブーム以降、よくいえば入手機会の提供、悪く言えば二毛作狙いの復刻版やリメイクが爆発的に増えていくことになり、現在その血脈はバーチャルコンソールやゲームアーカイブスなどのDL販売に受け継がれている。


知識(アダルトソフト関連)

177事件

1986年にマカダミアソフト*11のアダルトゲーム『177』が国会に取り上げられ発売禁止に追い込まれた事件。
このゲームの名前の由来は「刑法第177条(強姦に関する法律)」。女性を強姦してイカせる事が出来れば和姦が成立、結婚してハッピーエンドという内容。今で言う陵辱系ゲームの元祖*12
主人公による強姦をメインとした内容*13、刑法を出汁にした題名から公明党の草川昭三氏に目を付けられ、初めて国会で取り上げられたアダルトゲームとして歴史に名を残す事に成った。
実際のところは不明だが、デービーソフトを始め、アスキー、エニックス、光栄、ファルコム等の兼業メーカーがエロゲーから撤退した一因とも考えられる*14
その後もジャストやアリスソフトなどの専業メーカーはそのまま作り続けていたが、後に「沙織事件」が起き、大きく自主規制を促される事になる。
そして現代では世相の変化からか陵辱ゲームも増えたが、今度は海外が発端の「レイプレイ事件」が起こる事と成った。

沙織事件

1991年に起きたアダルトゲーム業界に大きな影響を与えた万引き事件。
京都府在住の(当時)中学生が万引きで補導された。それだけなら大した事ではなかったのだが、その時盗んだものがアダルトゲーム『沙織 -美少女たちの館-』であった。*15
元々1989年に東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件というヲタク系の犯人による連続殺人事件が起きた際、犯人が所持していたアダルトゲームを過剰に報道していた時だったため*16、世論が「こんなゲームがあるから事件が起きるんだ」とスケープゴートに活用しだした。*17
また、この時点でゲームのレーティングは作られておらず、メーカー各社の自主規制に任されていた。そのため、18歳未満の高校生、中学生がアダルトゲームを購入し、アダルトゲーム誌にも公然と投稿していたので、これまた警察に睨まれる原因となっていた。さらに、性器が未修正だったり、モザイクを簡単に外せる裏技を仕込んでいたゲームもあり、これは明確に 「わいせつ物」として違法とされた
なお、『沙織』には、 婦警のコスプレでエロいことをするキャラ がいたことも、警察の怒りを買う一因となったという。
これにより沙織の開発元であるフェアリーテール*18、親会社のジャストが家宅捜索を受け、社長が猥褻図画販売目的所持で逮捕された。
その結果『沙織』の他、フェアリーテールの『ドラゴンシティX指定』、ジャストの『天使たちの午後3 番外編』『天使たちの午後4 ~ゆう子~』が摘発を受けた。
アダルトゲーム開発各社は大混乱に陥り、それからしばらくの間、過剰といえる修正(不自然に下着を穿いているなど)を施してなんとか発売したり、全年齢対象の作品を制作したり、あるいは下請けの仕事で糊口を凌いだ。
パソ協は以降アダルトゲームに18禁シールを貼るようになり、翌年にパソコンソフト流通各社の強い意向で、アダルトゲームの審査を中心に行う「コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)」を設立させた。流通各社としてもアダルトゲームの売上は無視できず、警察に摘発されずに、安心してアダルトゲームを売れる体制を必要としたのである。
この事件は1970年代の永井豪や手塚治虫を非難していた漫画狩りに酷似しており、過剰な自主規制による表現の自由の侵害が問題となった。
そもそも、この理論なら時代劇もハリウッド映画も殺人を助長している*19。とは、作家の山本弘氏*20の言。
なお、事件へのキララとジャストの対応は対照的で、キララは摘発された作品を販売停止後、完全に黒歴史とした。現在のF&C公式サイトの作品リストにも、両作品は入っていない。一方、ジャストは修正版を後日発売している。F&Cは現存しているが、ジャストは2001年倒産した。

近年は、年齢制限のない小説や漫画などでも、中高生でエロゲオタ、あるいは関係者という人物が公然と登場するようになった。それだけアダルトゲームが受け入れられる存在になったと言えるが、やはり現実の18歳未満の諸君は、真似しない方が無難だろう。
特に、 警察に摘発される事態には絶対になってはいけない。 そうなれば、結局自分自身とエロゲ業界、ひいてはゲーム業界全体の首を絞めてしまうからである。

レイプレイ事件

00年代後半に起きたエロゲー業界の規制強化のきっかけとなった事件。
発端は2006年にILLUSIONより発売されたゲーム『レイプレイ』。
このゲームは所謂「陵辱ゲー」と呼ばれるもので、そういう方面での過激な展開も少なからず存在していた。
しかし2009年2月、それの海賊版がイギリスのアマゾンマーケットプレイスで販売された。なおILLUSIONは日本国内以外での販売は認めていない。
イギリス労働党のキース・ヴァズ議員*21が元々「グランドセフトオート(GTA)」*22を想定して「強姦を疑似体験できるゲームが販売されている」と発言した所「GTAはそんなゲームではない」と反論され、後に見付けたのが日本のこのゲームである。「誰であろうと購入するのは許されない」と英国議会で発言。
それに乗っかる形でアメリカの人権団体も抗議声明を出し、日本政府などに抗議文を提出。
日本国内でも報道が過熱し、全国の販売店・ネットショップが販売を自粛し、作品の存在自体が抹消された*23
さらに世論に押される形でソフ倫が規制を強化し、日本で「陵辱ゲー」の販売が敬遠されるようになった(もっとも僅かな期間だが)。
この決定によりエロゲー業界は大きな影響を受けることとなり、路線変更を余儀なくされるブランドが相次いだ。
これについては当然反発も多く、「GTAは許可されて*24何故レイプレイはだめなのか」「(陵辱ゲーという)ガス抜き手段を失い、逆に性犯罪の発生率が高くなるのでは」という疑問の声も投げかけられている。実際、日本は先進国で最も児童ポルノにゆるいと言われながらも、性犯罪の発生率自体はかなり低い。こうした背景にはこういうエロゲの存在も少なくはないだろう。
女性を強姦し堕胎させる展開も有る!と騒がれた当該作品の内容だが『駅のプラットホームに立つ女の子に風を吹きかけてスカートをめくって辱める』というバカゲー的側面も有り「こういう作風を知らない人が見れば過激に思うかもしれないが、まだまだヌルいほう」という評価が多い*25
実際、このWiki(姉妹Wiki含む)に記事がある18禁作品ならばさよならを教えてSchool Daysの方が遙かに過激な内容であり、該当作品はその足元にも及ばない*26
ただ当該作品は2Dゲームではなく、リアル志向の3Dゲームであるため表現が生々しくなってしまったというのはあるだろう。
ちなみに発売・開発元であるILLUSIONはこの件でいわゆる規制派からは批難を受けたが、ユーザーからは非難されず同情的な目で見られており*27*28、陵辱路線は行わなくなった*29ものの元々3Dに強いメーカーとしての声望もありブランドは存続している。
もっとも、事件後初の作品が明らかにドラゴンクエストをネタにしていた(特にキャラデザ)ため、(スクエニ的な意味で)心配されたが。
なお日本国内ではこれだけの問題になったのに対し、海賊版レイプレイを販売したアマゾンマーケットプレイスと英国業者は何のお咎めも受けておらず密かに販売を取りやめて逃げたため、その部分も痛烈に批判されている。
以降、複数のエロゲーメーカーが国内限定販売を強調するようになり、公式ホームページも海外から見れないようにした*30*31
メーカーのこの対応を批判する海外ユーザーもいるが、国内ユーザーからは「海賊版ユーザー*32*33のくせに生意気だ」
「御前達(イギリスの業者(及び客))の所為なのに反省も無しか?」「先に自分の国の法律を変えてから言え」と逆に批判されており、ネットでの火種にもなっている。まぁ英国やアメリカの人間はまだしも、他の国の人間にはどうしようも無いことなので、そちらのユーザーにとってはとんだとばっちりではある。
もっとも、海外ユーザーの多くは非正規の割れ厨という冷めた意見もある*34
なお性的描写については、日本と海外では規制のポイントが違うことに注意が必要。韓国では「ビキニ姿は18禁」という厳しさだが、欧米では「見せる」ことについてはゾーニングさえ気をつければ寛容な国が多い*35。問題は、児童ポルノや性犯罪、差別を想起させる内容で、凌辱ものはこちらの規制に引っかかってしまうのである。児童ポルノを含め、米国の性表現規制は、21世紀に入ってから急速に厳しくなっているらしい(ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性)。