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テイルズ オブ ザ テンペスト - (2012/08/01 (水) 23:22:00) の編集履歴(バックアップ)
テイルズ オブ ザ テンペスト
【ているず おぶ ざ てんぺすと】
ジャンル
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ロールプレイングゲーム (シリーズ固有ジャンル名:魂を呼び覚ますRPG)
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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1GbitDSカード
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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ディンプス
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発売日
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2006年10月26日
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定価
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5,040円
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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ボリューム不足 1軍を目指していたが2軍落ち キャラ・音楽は好評
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テイルズオブシリーズ関連作品リンク
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概要
テイルズ オブシリーズのDS参入一作目であり、メインタイトル第9弾…になる筈だった作品。主な略称は『TOT』『テンペスト』。
その他『TOTT』(携帯アプリ『テイルズ オブ タクティクス』も略称がTOTなので、一部のファンが混同を避ける目的で使う)『(TOT)』(蔑称、泣いている顔文字)。
2度の延期の末出来上がったのは、10時間程度で終わるボリュームの無さと大味な戦闘システムのやっつけゲー。あまりの評判の悪さに「クソゲー」という評価が一気に広まった。2度も延期しておいてこの出来な為、シリーズ固有ジャンル名を皮肉って
「延期した意味を問うRPG」
と揶揄された。
当初は本編作品として作られたが、発売後の2007年にシリーズの分類として「マザーシップタイトル(メイン)/エスコートタイトル(派生作品)」が制定されて以降、エスコートタイトルに格下げとなるという意味不明な扱いを受ける事に。
発売直後からの値下がりも非常に早く、今では980円前後で買えてしまう。ネタか真実か、発売直後に新品が2980円だったという噂も。
問題点
シナリオ関連
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ボリューム不足。
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十数時間程度でクリアできてしまう。
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密度も薄い。プレイ時間の大半はフィールド移動と雑魚戦に占められており、イベントは少ない。
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フィールド画面が無駄に広い。
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もちろん(?)歩行は遅く、ダンジョンなどほとんどない作りとあわせてゲームプレイ時間の大半はフィールドを歩き続けることになる。
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ダンジョン(と呼べそうなもの)は計6つ。うち半分は森である。
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ダンジョンは似たような地形の続くコピペダンジョンであり、自分が何処にいるかよくわからなくなる。
狭い分『テイルズ オブ イノセンス』よりはましだが。
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中盤以降は大陸を端から端へと移動するマラソンゲーと化す。
最後までシリーズ他の作品のような空を飛べる移動手段は無く、移動法は行ったことのある街の一部を結ぶ船だけである。
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ラスボス戦の少し前には大陸中央付近から北端への強烈なマラソンがある。
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船を使うことで多少短縮できるのだが、出発地の街から一度フィールドに出て街に入りなおさないと船が出ない。何この嫌がらせ。
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ラスボスも港のある町から遠い箇所にいるため、ラスボス戦前にはまたマr(以下略
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サブイベントもおつかいが多く、フィールドを歩き回るはめになる。
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街の数が多いわけでもないのに本編では一度しか訪れることない街が多い。
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カイウス・ルビアの故郷の街でさえ(あるサブイベント以外は)旅立った後に訪れる必要は無い。
公式ページの『旅人も見かけなくなった』とはこのことの布石か?
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唐突に登場するラスボス。
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テイルズシリーズではラスボスが物語の中盤程度から登場し、その目的や境遇について語られることが多いが、
この作品では登場、即戦闘、エンディングのためシリーズらしくない。
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パーティの一人であるティルキスに至っては、彼を中心としたシナリオが存在しない。
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OPがしょぼい。シリーズおなじみのアニメを用いたシーンは少なく、ローポリのキャラが無表情に動き回るほうが多いという悲しいものに。
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カメラワークのみでローポリのキャラが動いてすらいないシーンも多い。
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アニメの部分は全てCMで使われている。CMだけアニメで作って流用したのかアニメ部分だけCMにしてごまかしたのかは謎。
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また、プロローグ、乗船時、ラスボス前後、エンディングにもムービーが入るが、いずれもゲーム内ローポリキャラによるプリレンダリングムービーである。
+
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そのOP。興味のある人だけ見てください
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上記にも少しあるが、ポリゴンが粗い。そして戦闘のエフェクトがかなりしょっぱい。もうちょっとどうにかなったんじゃないのか?
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イベント中、キャラクターが動かない。動いたとしても歩くだけで、手を動かしたりすらほとんどしない。
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エンカウント率がやや高い。
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おまけに半分近い確率でバックアタックか挟み撃ちになる。
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戦闘システムは『テイルズ オブ リバース』のシステムを簡素にした「3on3リニアモーションバトルシステム」。『リバース』と違い、他のシリーズのようなTP(いわゆるMP(マジックポイント))制を採用している。
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主人公カイウスと仲間のフォレストは獣人に変化する種族であり、戦闘中にも一定条件をそろえれば変身するのだが、この変身が非常に地味。一応変身後は「ビーストブロウ」という技を出すが、これがただ殴り続けるのみ。ただ殴っていたら敵が倒れた…ように見える。
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ちなみに発売前に雑誌で「マップ画面で獣人になり、最初から獣人で戦闘に入れる」と機能が紹介されたが、なかったことにされた。
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戦闘能力は大幅に強化されるものの、HPが50%以下のときにしか使えず、変身中はかなりの勢いでTPが減っていく上、4つしかセットできない(戦闘中変更不可)の術技枠を1つ使ってしまうため、使い所は少ない。
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獣人化は最初から使えるわけではなく、それぞれイベントで習得するのだが、フォレストはともかく、カイウスはかなりそっけないイベントでいきなり使えるようになる。
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獣人化状態固定(TPの減少なし)での戦闘イベントではかなり強い。というか接近して連打だけで勝ててしまう。
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戦闘中のメニューはアイテム、作戦のみ。
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仲間はセットした4つの中からしか術技を使用してくれない、戦闘中に術技変更はできない、術技使用指示不可能、戦闘中に操作キャラ変更不可能と、やたらと不親切。
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『リバース』でも仲間が使える術技はセットした4つまでだったが、そちらにはちゃんとした理由がある。こちらにはない。
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「特技」以上の技「必殺技」と「奥義」は、ある特技の後にさらに何らかの特技を使用しないと発動できない。つまり必殺技と奥義は単体では発動不可。
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4つしか技がセットできないので便利な面もある。
尚、カイウスの技候補は9つ(獣人化含む)、ティルキスにいたっては5つしかない。これに対して術師は候補が非常に多い。
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バランスも悪く、強すぎる技とTPの無駄なだけの技が極端に存在する。
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ボイスがあるのは特技のみで、必殺技と奥義にはボイスがついていない。
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戦闘中に装備を変更することも出来ない。
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敵が耐性を持つ属性の装備で戦闘に突入してしまったとしても変更出来ない。
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仲間・敵キャラのAIも出来が良くない。
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術師の仲間は定期的に通常攻撃をしに前線に出てくる。その後、前線で詠唱を始める。
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敵の術師は近づけば通常攻撃しかしなくなるので、接近できてしまえば簡単に倒せる。
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演出も地味。特に魔術で顕著。
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DSなので仕方ない面もあるが、後の『テイルズ オブ イノセンス』に比べても大きく劣っている。
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魔術が通常ガード可能。賛否両論あるとは思うが術しか使わないボスが多いのにこれは…。
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かわせない術が多いので仕方ない面もある。
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通常攻撃と違い背後からの攻撃で崩されることもない。
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敵キャラもガードしてくるが、何故か背後から術を使えばガードしてこない。
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被弾によって吹き飛ばない限り連続ヒットしない術があり、その様な術はガードされると異様に弱くなってしまう。
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アイテムを使うときは棒立ちのまま使う。アイテム用モーションなどない(エフェクトはあるが)。
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アイテム使用指定から使用まで少し間があるが、この間に被弾するとキャンセルされてしまう。
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戦闘開始時のロードも地味に長い。DSにしてはというレベルではあるが。
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何故かタッチ操作に対応しており、タッチした敵を通常攻撃できる。術技は出せない。
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一部武器には強化によって別の武器に変化する覚醒システムがあるが、覚醒後の武器は強化できないためあまり使えない。
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街などのいたるところに見えないアイテムが落ちている。
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通信プレイに必要なアイテムまで落ちている。
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結果、Aボタンを連打しながら壁をこすって歩き回るはめになる。
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キャラたちの雑談が聞けるシリーズお馴染みのシステム「スキット」は、他作品のように顔グラフィックもボイスもつかず、ただ字幕だけで淡々と会話が進んでいくという味気ないもの。
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声は本作以降のDSテイルズ作品でも付いたり付かなかったりなので容量の都合があるとしても、せめて顔グラくらい…。このため、『レディアント マイソロジー2』にカイウスとヒロインのルビアが登場した際に、初めてこの2人、つまり『テンペスト』のキャラに顔グラが作られることとなった。
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ポリゴンキャラが立ったり座ったり等の動きをすることもあるが、やっぱり味気ない。
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なお、フィールドでテントを使うことで見られるスキットは内容問わずあくまでサブイベント的な要素なのだが、一部重要なイベントもスキット形式でフィールドを歩いていると突如発生する。いつものスキットと同じつもりでちゃんと見ていないとエンディングでフラグが立つパーティキャラ2人の馴れ初めがよくわからなくなる。
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タッチスクリーンを無理矢理活用しようとしたのか、あるダンジョンにはスライドパズル(手数制限つき)がある。
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しかしタッチの認識が悪い上、ピースを動かせていないのに残り手数だけ減るというというバグまであるためタッチで解くのは辛く、結局ボタンでやることになる。
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タッチスクリーンを無理矢理活用しようとしたのか、料理に謎のミニゲームがついている。
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制限時間内にタッチペンでx回上下にこすれとかx回円を描くようにこすれとかそういうものである。
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これも認識が悪くなかなか成功しないが、こちらはボタンではできない。
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クリア前後の隠し要素としてエクストラダンジョンが用意されているが、高いエンカウント率と敵のHPに泣かされるだけである。
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全30階で5階ごとにセーブ・脱出ポイント及びボス戦がある。
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出てくるボスはHPの異常に高い(他のパラメータも高くなってはいる)本編中の敵であり、使い回しである。
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浅い階層のボスはボスキャラですらなく、本編中に普通に出てくる雑魚(ただし本当にHPだけは高くなっている)である。
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シリーズおなじみの2周目など存在しない。
2周もしたくは無いが。
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どちらのセーブデータを読み込もうが最後にどちらにセーブしようがセーブ画面を開いたときにはデータ1にカーソルがあっている。
データ2を用いて新規でもう一周させる気もあまりないらしい。
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前のデータをデータ2に移してから始めればいいのだが、始めてしまうとデータを並び替える手段はない。
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尚、セーブデータは1つのソフトにつき2つだけである。イノセンス以降は3つあるのに。
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容量もカツカツなのかと思いきや、解析によりROMの半分ほども余っている事が判明。そのうえ没ボイスも大量に収録されている。
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術の使えるキャラは没魔術も含めて本編で使えない魔術のボイスが大量に入っている(敵であっても)。
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というか使えないボイスの方が圧倒的に多く入っている。
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なぜか術の一切使えないアルバート(の物と思われる)の術ボイスも大量に入っている。
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一方で、術の使えないキャラの没ボイスはほとんどない。必殺技や奥義でしゃべらせる気は毛頭なかったようだ。
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このため、主人公のカイウスよりも敵であるルキウスやロミーの、それどころがほとんど出番のないラスボスの方がボイス数が多い。
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何故かアルバートのみは必殺技や奥義のボイスも存在する。もちろん本編では必殺技や奥義は一切使わない。
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「死は存在しない…生きる世界が変わるだけだ。ドゥワミッシュ族の格言。」
「神はこの世の終わりを決めている。だが、我々はその声を聞いてそれを避けることができる。キャサリン・ノリス。」
「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである…だが、死ねば多くの実を結ぶ。ヨハネによる福音集。」
という使い道の分からない長い没ボイスが教皇とラスボスの声で2度も入っている。当然本編中にこのような台詞は一切無い。
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『テイルズ オブ ファンタジア』の「この世に…」のオマージュでもしようとしていたのだろうか?
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公式ページには連動ウェブサイト(現在は閉鎖)があり、ミニゲームを遊ぶとその成績に応じてゲームで使えるパスワードがもらえたり、ゲーム進行に応じて壁紙がもらえたりした。
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マゴノテ(カイウス)、ホウキ(ルビア・アーリア)など実用性は無いが見た目の変わる面白武器があり、この連動でしか手に入らなかった。
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称号「めんきょかいでん」も同様。
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無駄にDSソフト内の固有IDを入れないとパスワードが生成できないようになっており、攻略サイトでパスワードを見て…ということはできない。
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その割にウェブサイトが簡単に解析され、全てのミニゲーム公開前にパスワード生成用フォームが作られたり、壁紙へのリンクがばれたりしていた。
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しかし、ウェブサイト自体が閉鎖された今となっては、上記の面白武器および称号を手に入れるのは不可能となっている。
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尚、サイトでは3つのミニゲームを遊ぶことができたが、いずれもゲーム本編を超越したクソゲーであった。
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サイト公開から閉鎖までは約半年というスピード閉鎖が行われた(開設時の予定は1年とされていた)。
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同時期に発売された『テイルズ オブ デスティニー(PS2版)』も同様のウェブサイトがあり、同様に半年でスピード閉鎖された。
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本家シリーズを製作しているテイルズスタジオの製作ではない。後の『テイルズ オブ イノセンス』も外注(アルファ・システム)だが結構好評で、『テイルズ オブ ハーツ』はテイルズスタジオ製作である。
評価点
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misonoによる主題歌は高評価。それだけに本当にもったいない。
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パーティキャラたちはやたらとギスギスしていたり電波を飛ばしたりということもなく、それなりに好評。敵キャラのロミーもその可愛らしさからよい評価を得ている。
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BGMは特に中ボス戦の評価が高い。通常時とバックアタック時でBGMが変化するというギミックも存在する。これはオリジナル版の『デスティニー』にもあった。
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微妙な戦闘システムだが、3Dのために仲間とぶつかったり、敵を目の前に飛ばされたりしてピンチに陥ったり、側面攻撃や背面攻撃で威力が上昇するなど、作り込みでは妥協していない。
余談
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他のテイルズ作品同様に小説版(全2巻)が出ているのだが、ストーリーの描写がゲーム内でのものよりもはるかに深い。
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小説版を読まなければ本作のストーリーは理解できないといってもいいレベル。
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小説版の約半分はこの作品の過去の話で占められている(ゲーム内にほぼ描写は無く、オリジナルの人物も出てくる)。
この作品を語る上では欠かせない話だが約半分である。そんなに本編について書くことは無いというのか(無いか)。
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主人公のカイウス及びヒロインのルビアは過去編には出てこないため、出番は小説の約半分しかない。主人公・ヒロインなのに…。
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ゲーム中盤が話から大分抜けているが、このゲームの中盤はマラソン以外のなんでもないので問題はない。
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テイルズ オブ シリーズ全世界累計販売本数1,000万本突破時のナムコの公表によると、このゲームの出荷本数は30万1000本である。
まとめ・その後
「しょぼい出来なのは実験作だから」と擁護するにはあまりにもスカスカな作品。攻略本ではプロデューサーの吉積信?が「据え置きのオリジナルタイトルと同等の扱い」と語っていたが、発売後にその吉積自身が「マザーシップ / エスコート」の区分けについて語ったことから、この区分けが本作を本編作品から除外するための措置であることは明らかである。しかしシリーズキャラクター集合作品では『レディアント マイソロジー2』以降毎回登場しているという、どっちつかずの扱いをメーカー側からされている。
本作の反省を生かし、後のDS作品『イノセンス』や『ハーツ』はOP全編にアニメを使用し、ボリュームも飛躍的に増大した。