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悪魔城ドラキュラXX - (2012/07/27 (金) 12:14:49) の編集履歴(バックアップ)
悪魔城ドラキュラXX
【あくまじょうどらきゅらだぶるえっくす】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売・開発元
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コナミ
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発売日
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1995年7月21日
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分類
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劣化移植判定
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ポイント
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ジャンプ操作感に癖がある マリアプレイなどPCE版から色々削られた
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悪魔城ドラキュラシリーズリンク
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概要
PCエンジンで人気を博した『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク移植作品。リメイク移植といっても共通点は主人公リヒター・ベルモンドと一部敵キャラのドット絵や、ドラキュラ討伐という基本ストーリーくらいで、ステージデザイン・構成などはほとんど別物であり、血の輪廻をベースに新規に作られたオリジナル作品ともいえる。BGMも血の輪廻の曲をアレンジしたものが多い(本作での新曲もある)。表7面+裏3面。
血の輪廻との比較
本作はSFCアクションゲームの中では普通の出来だが、オリジナルである『血の輪廻』のPCエンジン・CDROMゲームならではの魅力的な部分が、SFCというハード性能の制約のため、削除及び変更されており、微妙扱いもされている。
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操作性
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主人公リヒターの歩行速度は血の輪廻より若干遅く、またジャンプの横方向への移動速度が歩行よりも速いという変な癖があり、ジャンプ滞空もふわっとしていて慣れるまでとまどう(全編バック転だけで進むのがもっとも速く進める)。
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マリアが使えませぬ
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12歳にして主人公リヒターよりも強かったマリアプレイがばっさりとカットされており、プレイキャラはリヒターのみ。マリアというキャラクター自体は救出できるキャラとして存在するが、アネットの妹と設定が変更されている。
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BGM
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ハード性能の違い故仕方がないことだが、どうしてもCD-DAである輪廻に比べると劣る。ただ、SFC作品としては相当頑張ってる方で、SFC後期の作品のためか音質も良い。
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ちなみにステージ構成が変わっているため、「幽霊船の絵」など輪廻とは曲の使われ所が違うとこもある。
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ステージ、敵の削減
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CD-ROMの大容量を生かした輪廻に比べるとステージ数が少し減っている。
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敵もかなり削減されており、輪廻でドラキュラの参謀役として登場したシャフトやボスラッシュステージもない。
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死神は登場するが、キャラ救出の成否により後述のカーミラとの2ルートに分かれるため、進め方次第ではまったく遭遇しない。
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ビジュアルシーン、ボイスの削除
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当然ながらアニメーションデモシーンのキャラ救出や伯爵の会話は削除され、代わりに一枚絵でこれが表現されている。またアネット、マリア以外の他の2人の救出キャラは無かったことにされた。
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ステージ構成・演出のおかしさ
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最終面ではリヒターは悪魔城の最上階付近にいるはずなのだが、何故か背景にその悪魔城?の遠景が映っている。あれは別の城かなにか?ゲーム中では何の説明もない。
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建物の窓を含めると最終面の間ほとんど見えっぱなしで、プレイヤーとしては常に疑問符を浮かべながらプレイすることになる。雰囲気でのめりこませるゲームとしては背景にも凝ってもらいたい。またシリーズ最終面の定番である「悪魔城最上階から天守に続く大階段」もない。AC版やドラキュラ伝説など、大階段が存在しない作品は他にもあるが、なぜ本作では最終ステージで最も印象的なはずの場面を省いたのか謎である。
総評
以上のことから、PCエンジンの血の輪廻を知る者にとってはマイナーチェンジともいえる。だが輪廻と比較しなければジャンプ操作性のいまいちさ以外はあまり問題となるようなことはなく、格段にアップした難易度や、グラフィック表現技術などSFC作品としては優れてる点も多い。むしろPCEのギャルゲー風潮に乗った輪廻の軟派な部分がごっそりスポイルされ硬派になっているので、硬派ゲーマーには好評らしい。
XXとしてのオリジナリティ
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マルチエンディング。誰も救出できない、マリアのみ救出、マリアとアネット救出と3パターンがある。なおアネットの救出に失敗するとステージ6のボス戦でカーミラとして襲ってくる。
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アイテムクラッシュの中のクロスと時計の2つのみ本作でしか見られないモーションとなっている。
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オープニングやエンディングなどは本作オリジナルのグラフック絵とBGMが使われている。
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輪廻のアニメ絵では海外に受け入れられないと判断されたためか、パッケージやデモ画像の絵にはプロのイラストレーターの山田章博を起用している。
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XXではアネットのデザインが紫髪から金髪に、マリアがロングヘアーからショートカットに変更されている(服も変更)。なお血の輪廻の真のリメイク作品である『悪魔城ドラキュラX クロニクル』では、おおむね輪廻ではなくXXのデザインが採用されている。