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ソニックブラストマン - (2012/06/28 (木) 21:59:01) のソース

*ソニックブラストマン
【そにっくぶらすとまん】
|ジャンル|パンチングマシーン|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|タイトー|
|稼働開始日|1990年|
|分類|''バカゲー判定''&br()''商品自体に問題のあるゲーム''|
|ポイント|私のパンチを受けてみろ!&br()ありがとう、スーパーソニックブラストマン&br()騒音ゲー|

**概要
 パンチングマシーン((念のためにパンチングマシーンについて説明しておくと、圧力センサーを内蔵したり速度計測装置を搭載したサンドバッグを殴り、そのパンチ力を測る体感ゲームのこと。))にビデオゲームの要素を融合させたゲーム。主人公の「スーパーソニックブラストマン」が悪漢を倒したり地球を救ったりするのだが、全編通じてアメコミの臭いがプンプン。そしてサンドバッグを殴ると、ゲーム画面に登場する標的の様子が変化する。

-主人公・スーパーソニックブラストマンに変身するのはサラリーマンらしき男性。ゲームのタイトルは『ソニックブラストマン』だが、主人公の正式名は「スーパーソニックブラストマン」。長い。

-線路の上で縛られた女性を颯爽と助けるオープニングデモが印象的。だが、助け方は女性を運び去るのではなく、迫り来る列車をパンチで破壊するというもの。因みにこの縛られた女性は猿轡をされているのに、「キャー助けてー」と叫ぶ。なんでだ。

**各ステージ紹介
-第1ステージ 女性が襲われている!3発殴って暴漢をKOせよ!
--女性からバッグを奪ったモヒカン男を3発のパンチで倒すステージ。入門用でノルマ200と難易度は最も低い。
--後のステージの破天荒ぶりから考えると、この悪漢はおそらく人間ではない。
--失敗すると暴漢に返り討ちにされる。

-第2ステージ 子供が危ない!3発殴ってトレーラーを止めろ!
--ベビーカーに突っ込むトラックをパンチ3発で破壊するステージ。ベビーカーを助けるわけでもトラックを止めるわけでもなく、トラックを破壊する。ノルマは260。
--このステージを再現したアニメーションはデモ画面でも登場し、そこでは1発のパンチで止めている。
--クリア時、トラックは玉突き事故でもならない程崩壊しており、運転手はおそらく死んでいる。失敗しても子供は助かるが、スーパーソニックブラストマンが轢かれてしまう。

-第3ステージ 街が攻撃されている!3発殴って悪の要塞ビルを破壊せよ!
--破壊された街中で聳え立ち、機関銃を乱射するビルをパンチ3発で破壊する。ノルマは290。
--ビルは土煙を上げて崩壊して行く。不謹慎ではあるが、その様は911テロのようである。
--『ソニックブラストヒーローズ』(後述)でも「ビルは出ない」ところを見ると、やはり911テロを連想させるものは自粛なのだろうか。

-第4ステージ 巨大怪獣出現!3発殴って怪獣を倒せ!
--大型クルーザーを襲っている巨大な蟹の怪獣をパンチ3発で破壊する。攻撃するとわかるが正体はロボット。ノルマは320。
--その姿は同社[[ダライアス外伝>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/150.html]]のボス『ヒステリックエンプレス』に似ている。

-第5ステージ 地球に隕石が接近!3発殴って隕石を砕け!
--地球に落ちてくる巨大隕石をパンチ3発で破壊する。ノルマは350と最も難易度が高い。
--失敗すると「人類は滅亡した!」と表記される。

**欠点
-言うまでも無く家庭用移植はされていない。更に筐体がでかいのでレアゲー。
--2008年に修理部品が底をついたらしく、メンテナンスサービスが終了し、故障した場合撤去するよう通達されているため見つけるのは難しい。
-パンチングマシーンという特性上、殴った瞬間に巨大な音が鳴り響く。設置場所が悪いと他のゲームに悪影響を与える。
-メンテナンスが大変。
-マナーの悪い客は天敵。蹴っちゃだめ!
-このゲームは成功の可否に関係なく3発でゲーム終了になる。「パンチ3発1クレは高い」と感じる人もいる。

もっともこれらの問題点はパンチングマシーンの特性に起因する関係上、仕方のない側面ではある。

**続編等
-1994年に、プレイヤーの顔を取り込んで殴る事が出来る「リアルパンチャー」が登場。前作同様ミッションモードも搭載されている。ミッションモードのノリは前作と全く変らない。
-本作はSFCにベルトスクロールアクションで移植されているが、その出来は……。ちなみに本作にはAC版をアレンジしたミニゲームも収録されている。
--またSFC版の続編として『ソニックブラストマン2』が発売されている。
-上二作とは全く関係無しに、海外では普通にミニゲーム(タイミング良くボタンを押す)で移植されていたりする。
-2011年現在、久々の続編『ソニックブラストヒーローズ』が稼働中。まさかの復活に往年のゲーマー達は驚いた。
--筐体上部にカメラが設置されており、助走を付けて殴ろうとしたりキックしようとするとスコアを0点にする機能が追加された。
--ステージ1が銀行強盗、ステージ2が暴走トレーラー、ステージ3が恐竜、ステージ4が巨大海洋生物、最終ステージが隕石となっている。ステージ3以外は大して変わらない。
--ただし、3発でゲーム終了という点は相変わらず。筐体もでかいため大規模なゲーセンでなければ設置されていない。
-本作に登場するスーパーソニックブラストマンは、同社のパズルゲーム『パズルボブル3』でステージ8のパンチングマシーン代表としてゲスト出演している。但しキャラ名は「ソニックブラストマン」((説明書では「SSB」と書かれている。))名義となっていて、バブルを消した時のセリフは「私のパンチを受けてみろ!」一種類のみ。セリフは基本的にこのゲームのものが使われているが、勝利時のセリフのみ「ありがとう、ソニックブラストマン」となっている。