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魂斗羅 (MSX2)」(2013/07/15 (月) 21:45:25) の最新版変更点

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*魂斗羅 (MSX2) 【こんとら】 |ジャンル|''アクションシューティング''| |対応機種|MSX2| |発売・開発元|コナミ| |発売日|1989年5月26日| |定価|5800円| |分類|BGCOLOR(khaki):''劣化移植''| |備考|バーチャルコンソール:2010年2月2日/800Wiiポイント| |>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/868.html]]''| **概要 魂斗羅とは「熱い斗魂とゲリラ戦術の素質を先天的に併せ持つ最強の闘士」の呼称である。 そのシリーズ第一作目は、湯水のように湧き出るエイリアンをマシンガンや5WAYで虐殺しまくる爽快感溢れるアクションゲームの傑作である。 オリジナルのアーケード版、移植のファミコン版共に評価が高いこのゲームを、今度は「コナミ+MSX」という黄金タッグでMSX2に移植したのがこの作品。 コナミのMSX作品と言えばグラディウス2にパロディウス、スペースマンボウにメタルギアと傑作が勢ぞろい、本来ならば駄作など生まれるはずは無いのだが。 **問題点 ~どこらへんが魂斗羅なのか説明してくれ~ オリジナルのゲームシステムは、「プレイヤーの任意によるスクロールアクション」である(擬似3Dステージなどもあるが)。しかしMSX2にはハードウェア横スクロール機能がないため、画面切り替え方式に変更されてしまったのである。そのせいで完全にゲーム性が変質してしまった。 -元々スクロールに弱いMSXに配慮したのか、2D面ではスクロールせずに1画面ずつ切り替わる仕様に変更。MSXなので仕方が無い部分があるとは言え、非常にテンポは悪いし、魂斗羅本来のゲーム性は完全に損なわれてしまっている。 -何故かライフ制+残機制(その場復活)を併用している。メガドライブで発売された「ハードコア」でもあるまいし、一発即死の緊張感が完全に台無しである。 -空中を上下に蛇行するカプセルや、壁面に配置されているセンターを撃つとアイテムが出現する仕様はオリジナルと同じだが、このアイテムが変な方向に飛ぶ。画面から見えなくなるほど真上に高く飛んだかと思えば、次の瞬間何故か少し右に離れた場所に落ちてくる。 --プレイヤーのゲーム開始直後及び、ミスからの復帰後の装備はノーマルガンである。パワーアップには銃アイテムを取る必要があるのだが、アイテムを取得すると一覧表が出現し、どの銃に換装するか選択する事になる。 --武装は銃アイテムを取り続けていると最大5種類まで増えて行くが、パワーアップに際し、いちいちメニュー画面が開くというのがテンポが悪い。 --おまけに魂斗羅名物のスプレッドガンも登場しない上、ステージをクリアすると前のステージで獲得した武器が没収され、勝手に初期装備であるノーマルガンに切り替わる仕様となっている。 --追加武器のリアーガン(グラディウスIIで言うところのテイルガンに相当する武器)も不自然。使い勝手はともかく見た目が間抜けで魂斗羅の武器の中でもかなり浮いた物になっている。 -雑魚がワラワラ出てこない。1度に1画面に出現する敵兵士はせいぜい3人程度。ファミコンだってもっとどっさり出てきたと言うのに。 -新たに追加した無駄に数の多いオリジナルステージが蛇足以外の何者でもない。新ボスが追加されているのかと言うとそんな事は無く、ステージ最後のセンサーを壊せばその時点でステージクリアになるという、味もそっけもない物となっている。 --「オリジナルステージ」であるマグマの面では下から炎が噴きあがってくるが、これはエネルギーゾーンの吹きあがる火炎の使いまわしであるなど、オリジナルステージの構成もどれも既存の使い回しで新鮮味に欠ける。一応下や左スクロールの面があるが、無理矢理変化を付けようとしたとしか言いようが無い。 -その癖、アーケード版の名物とも言える「爆破される橋」等のフィーチャーは削られてしまっている。 **評価点 -前半面の道中が演出がカットされている所を除いて当時の魂斗羅の移植の中でも一番のAC版ベースになっている点。 --本作は長年AC版がベースのステージ構成が楽しめる唯一の家庭用移植だったが、後に『オレたちゲーセン族』等のAC版移植により本作の唯一の存在意義は無くなった。 -プレイヤーの成長要素やライフ+残機制等、初心者にとって優しい要素が多い点。 --が、本作の要素のライフ制+残機制は後の『魂斗羅 ザ・ハードコア』で、成長要素は『Hard Corps:Uprisig』で実装され、やはり存在意義は無くなっているのだが。 //評価点も書いてみた。とはいえ某サイトを参考に書いたのだが。 **総評 こんな体たらく故か「''コナミのMSX作品唯一の失敗作''」とまで言われる破目に。 MSX2で同様なアレンジが加えられたゲームにはタイトーの『ラスタンサーガ』があるが、こちらは「オリジナルを知らなければ十分遊べる」レベルの劣化にとどまっていた。しかし本作はオリジナルと比較するまでもなくゲーム性そのものが破綻しており、珍作『[[スーパーマリオブラザーズスペシャル>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1245.html]]』(ハドソン、PC88)と同レベルの失敗作と断ぜざるを得まい。 **余談 しかし何故かこのMSX版がファミコン版よりも先にバーチャルコンソールで配信された。どう言う神経してんだ。~ 他、かつてi-Levoでも配信されていた事もあった。 ---- //適当に加筆して記事らしいまとまりが出るようにしてみたよ。誰か評価点も書いて。
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