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{2010年7月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
2.要約:
日米欧の先進国で失業の長期化が深刻化してきた。日米とユーロ圏の長期失業者は昨年10~12月期平均で1624万人と、前年の1,7倍に増えた。雇用の回復の遅れから、1~3月期は1700万人程度に拡大したとみられ、失業者全体の約50%を長期失業者が占める計算となる。(119文字)
3.論評:
日米欧における長期失業者は、今年の1~3月時で1700万人もいる。失業者全体の半数ほどもいる事になるので、全体的な失業者は約3400万人。長期失業者が拡大した原因としては、雇用の回復の遅れが大きい。長期失業者とは、失業者のうち、半年(米国は27週間)以上失業している状態の事である。中でも、特に深刻な状態にある国は米国。その理由としては、リーマン・ショックが起きたのが特に大きい。リーマン・ショック時より長期失業者の数が3,5倍にも膨らんでしまった。日本でも長期失業者は181万人、うち114万人が1年以上失業状態のままであり、5年ぶりの高水準。これも、リーマン・ショックが大きな原因である。米国では、新たに資格と技能の習得のために訓練、教育施設に通う失業者が多いが、税収減で良い職業訓練が受けられない地域もあるなど、経済情勢はかなりな深刻な状態である。ユーロ圏では、もともと長期失業者が多く、中でもスペインでは財政危機が原因で20%もの失業者を生んでしまうなど、失業者が10%もある国が少なくない。(435文字)
{2010年7月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
- 見出し:日米欧 長期失業1600万人超す
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年7月14日
- 面数5面
2.要約:
日米欧の先進国で失業の長期化が深刻化してきた。日米とユーロ圏の長期失業者は昨年10~12月期平均で1624万人と、前年の1,7倍に増えた。雇用の回復の遅れから、1~3月期は1700万人程度に拡大したとみられ、失業者全体の約50%を長期失業者が占める計算となる。(119文字)
3.論評:
日米欧における長期失業者は、今年の1~3月時で1700万人もいる。失業者全体の半数ほどもいる事になるので、全体的な失業者は約3400万人。長期失業者が拡大した原因としては、雇用の回復の遅れが大きい。長期失業者とは、失業者のうち、半年(米国は27週間)以上失業している状態の事である。中でも、特に深刻な状態にある国は米国。その理由としては、リーマン・ショックが起きたのが特に大きい。リーマン・ショック時より長期失業者の数が3,5倍にも膨らんでしまった。日本でも長期失業者は181万人、うち114万人が1年以上失業状態のままであり、5年ぶりの高水準。これも、リーマン・ショックが大きな原因である。米国では、新たに資格と技能の習得のために訓練、教育施設に通う失業者が多いが、税収減で良い職業訓練が受けられない地域もあるなど、経済情勢はかなりな深刻な状態である。ユーロ圏では、もともと長期失業者が多く、中でもスペインでは財政危機が原因で20%もの失業者を生んでしまうなど、失業者が10%もある国が少なくない。(435文字)