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2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭
1.新聞情報:
2.要約:
多くの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」の感染例が広がる中、感染症治療薬の開発に向けた製薬業界の課題が浮上している。製薬各社は収益性が高くない抗生物質など抗菌剤の新規開発に消極的なのが実情で、効果的な製品の早期登場は難しそうだ。(113文字)
3.論評:
最近、抗生物質が効かない「多剤耐性菌」による院内感染が問題となっている。その金の名前は、多剤耐性アシネトバクター菌。この菌が病院において相次いで院内感染を発覚させている。さらには、新型多剤耐性菌に感染したインドからの帰国患者も見つかった。また、新たな抗生物質の開発は収益性が高くないためか、製薬各社とも消極的で早期の開発は難しいだろうと指摘している。しかし、1990年代までは医薬品市場でも主力の位置を占めて各社の稼ぎ頭だった。しかし、耐性菌の問題で適正使用が必要になってくると、製薬各社は抗菌剤の開発は縮小、撤退した。今後は、収益性の見込まれるエイズウイルス(HIV)の抗ウイルス剤およびワクチンの開発に注力している。抗菌剤自体も安易や過剰な使用は危険で、病原体が耐性を持ちやすくなるという危険がある。そこで、塩野義製薬は医療機関に抗菌剤の適正な使用を啓発する専門組織を発足し、医療機関に安易・過剰な使用は避けるようにと促している。(412文字)
コメント
2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭
1.新聞情報:
- 見出し:新薬開発 難しく
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年9月9日
- 面数:9面
2.要約:
多くの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」の感染例が広がる中、感染症治療薬の開発に向けた製薬業界の課題が浮上している。製薬各社は収益性が高くない抗生物質など抗菌剤の新規開発に消極的なのが実情で、効果的な製品の早期登場は難しそうだ。(113文字)
3.論評:
最近、抗生物質が効かない「多剤耐性菌」による院内感染が問題となっている。その金の名前は、多剤耐性アシネトバクター菌。この菌が病院において相次いで院内感染を発覚させている。さらには、新型多剤耐性菌に感染したインドからの帰国患者も見つかった。また、新たな抗生物質の開発は収益性が高くないためか、製薬各社とも消極的で早期の開発は難しいだろうと指摘している。しかし、1990年代までは医薬品市場でも主力の位置を占めて各社の稼ぎ頭だった。しかし、耐性菌の問題で適正使用が必要になってくると、製薬各社は抗菌剤の開発は縮小、撤退した。今後は、収益性の見込まれるエイズウイルス(HIV)の抗ウイルス剤およびワクチンの開発に注力している。抗菌剤自体も安易や過剰な使用は危険で、病原体が耐性を持ちやすくなるという危険がある。そこで、塩野義製薬は医療機関に抗菌剤の適正な使用を啓発する専門組織を発足し、医療機関に安易・過剰な使用は避けるようにと促している。(412文字)
コメント
- 2文目「金」→「菌」
改行がいると思います。「しかし、」が2文続いるので修正が必要です。
製薬会社は収益より人命のために薬を開発してほしいものです。開発には莫大なお金や時間がかかるから会社側の言いたいこともわかるが・・・
-- (しのざき) 2010-09-17 14:35:29