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2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
2.要約:
金融庁は新生銀行へ月内に業務改善命令を発動する。2010年3月期にて、単体で476億円の最終赤字となり、経営健全化計画で掲げた利益目標を3割以上下回ったため。同行は業務改善命令を待たずに体制の刷新を進めている。(100字)
3.論評:
新生銀行の業務改善命令はこれで二期連続となった。原因はこの二期で1400億円の赤字を叩き出してしまったからである。同行の収益力の強化や、抜本的な給与体制の見直しが早急に必要と記事では指摘している。新生銀の大株主は政府だが、この同行の株主総会では今後の対応について「政府はできるだけ公権力を抑制するというのが資本主義のルールだ」と述べている。自由経済の原則を踏まえて、政府からの関与は最小限にとどめるべきとの意向を示しているとも伝えられている。
今回の多額の赤字により業務改善命令を受けた新生銀行だが、一番の問題点は外国人役員への高額の報酬ではないだろうか。何故、赤字にも関わらず1億円以上の報酬を払っていたのか。赤字を出せば当然、減俸がされるはずだが、そのままに一定の報酬を支払っている企業は残念ながら多々ある。こういった経営者のモラル崩壊が、現在の日本の不況の原因の一部となっているのではないかと考えられないだろうか。
(406字)
2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
- 見出し:新生銀に業務改善命令
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年6月21日
- 面数:4面
2.要約:
金融庁は新生銀行へ月内に業務改善命令を発動する。2010年3月期にて、単体で476億円の最終赤字となり、経営健全化計画で掲げた利益目標を3割以上下回ったため。同行は業務改善命令を待たずに体制の刷新を進めている。(100字)
3.論評:
新生銀行の業務改善命令はこれで二期連続となった。原因はこの二期で1400億円の赤字を叩き出してしまったからである。同行の収益力の強化や、抜本的な給与体制の見直しが早急に必要と記事では指摘している。新生銀の大株主は政府だが、この同行の株主総会では今後の対応について「政府はできるだけ公権力を抑制するというのが資本主義のルールだ」と述べている。自由経済の原則を踏まえて、政府からの関与は最小限にとどめるべきとの意向を示しているとも伝えられている。
今回の多額の赤字により業務改善命令を受けた新生銀行だが、一番の問題点は外国人役員への高額の報酬ではないだろうか。何故、赤字にも関わらず1億円以上の報酬を払っていたのか。赤字を出せば当然、減俸がされるはずだが、そのままに一定の報酬を支払っている企業は残念ながら多々ある。こういった経営者のモラル崩壊が、現在の日本の不況の原因の一部となっているのではないかと考えられないだろうか。
(406字)