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{2011年11月7日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二}
1.新聞情報
2.要約:
ギリシャのパパンドレウ内閣が議会で信任され、当面は無秩序な債務不履行は回避される見通しとなった。一方で国難に直面しながらも、将来に不安をかかえる市民の関心事はあくまでも自分の生活である。(93文字)
3.論評
ギリシャの財政破綻はEUに加盟する時から決まっていたはずだ。EUに加盟する条件としてコペンハーゲン基準というものがあるが、それの経済的水準を満たしていなかったギリシャは嘘の申告をした。それから幾度に渡って嘘のGDPを発表し、国家的な粉飾決算を行っていたのである。嘘の上塗りで今まで延命していた国家と言える。結果的に新政権の誕生とEU各国の支援によって一時的に危機は回避されたが、債務が消えた訳ではない。
国民の質も極めて低く、自国の危機だというのに己の生活が一番の心配だ。富裕層では脱税が横行し、財政圧迫の要因となっている。国民の1/4が公務員、職業の既得権にしがみつこうとする国民達、「今までの生活レベルを維持して、再建を」と方々でデモを全く将来の事を模索している素振りがない。確かに最悪の事態を招いたのは国家だが、国民が現状を理解していない事が致命的であり、ギリシャは一度地図上から消えた方がいいのかもしれない。(400文字)
{2011年11月7日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二}
1.新聞情報
- 見出し: 政府も市民も借金苦 ギリシャ再建へ道険しく
- 新聞名:日本経済新聞 日刊
- 発行日:2011年11月7日
- 面;7面
2.要約:
ギリシャのパパンドレウ内閣が議会で信任され、当面は無秩序な債務不履行は回避される見通しとなった。一方で国難に直面しながらも、将来に不安をかかえる市民の関心事はあくまでも自分の生活である。(93文字)
3.論評
ギリシャの財政破綻はEUに加盟する時から決まっていたはずだ。EUに加盟する条件としてコペンハーゲン基準というものがあるが、それの経済的水準を満たしていなかったギリシャは嘘の申告をした。それから幾度に渡って嘘のGDPを発表し、国家的な粉飾決算を行っていたのである。嘘の上塗りで今まで延命していた国家と言える。結果的に新政権の誕生とEU各国の支援によって一時的に危機は回避されたが、債務が消えた訳ではない。
国民の質も極めて低く、自国の危機だというのに己の生活が一番の心配だ。富裕層では脱税が横行し、財政圧迫の要因となっている。国民の1/4が公務員、職業の既得権にしがみつこうとする国民達、「今までの生活レベルを維持して、再建を」と方々でデモを全く将来の事を模索している素振りがない。確かに最悪の事態を招いたのは国家だが、国民が現状を理解していない事が致命的であり、ギリシャは一度地図上から消えた方がいいのかもしれない。(400文字)
- 「今までの生活レベルを維持して、再建を」この一文で生活保障を連想した。
結局動かなきゃならないのが国民であるのは日本も同じだなって思いました。 -- (おきの) 2011-11-09 16:34:45 - ギリシャの他にもイタリア、日本とか色々後続が続いてますが、なんとかなる精神が大半ですよね。
今後のためにも見せしめが必要な気がします。 -- (薦田(^^ω)) 2011-11-09 21:53:35 - ギリシャは一度地図上から消えた方がいいのかもしれない
素晴らしい表現力だ・・・;; -- (djkubo) 2011-11-10 13:08:19