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2009年10月13日 締 切 新聞論評 学籍番号1814072 氏名 平岡裕樹
1.新聞情報
2.要約
米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOは、電子書籍端末「キンドル」の詳細を語った。電子書籍の配信は既存のビジネスの破壊につながり得るものだ。アマゾンのCEOはどのように考えているのだろうか。(95文字}
3.論評
電子書籍端末とは書籍や雑誌、新聞記事などの電子コンテンツをダウンロードして閲覧するための端末のことだ。インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムが2007年に「キンドル」を米国内で発売し、08年までに50万台が販売されている。また、2006年にアメリカ市場に参入した日本のソニーの「リーダー」は欧米で累計40万台を出荷している。さらに、韓国のサムスン電子が独自の電子書籍端末「Papyrus」を開発し、9月から韓国内で販売されている。
続々と電子書籍端末が生まれるなか、「キンドル」が他機種に先駆けて世界展開を開始する。価格は279ドルで、日本を含む世界100カ国以上に19日から出荷する。米国で配信中の英語の書籍35万冊以上のデータのうち、20万冊以上を世界のキンドルユーザーに現地の携帯電話通信網を使って配信する。これにより、通常の書籍よりも割安な価格で電子書籍を購入することができる。ジェフ・ベゾス氏は『「世界中のすべての書籍を60秒以内で消費者に届ける」ことを目標にしている。』と語った。使い勝手がよく、便利なサービスを提供すれば利用者は必ず増えると考えているようだ。
電子書籍の普及は読書をより身近にし、ペーパーレス化を加速させるだけでなく、出版業界や書籍の物流業界に変革を強要するものだ。もちろん創業事業である書籍の通販サイトを運営しているアマゾンも例外ではない。その点についてジェフ氏は「我々は常に顧客のために発明を続けるパイオニア(開拓者)であり続ける。」と、答えた。日本の出版社の多くは書籍の電子化に及び腰だ。たしかに、著作権の保護や既存の書籍の売り上げの減少など、憂慮すべきことは少なくない。しかし、書籍はいったい誰のために出版しているのかを考えてほしい。日本の出版業界もアマゾンの持つパイオニア精神を見習ってほしいものだ。(752文字)
4.コメント
2009年10月13日 締 切 新聞論評 学籍番号1814072 氏名 平岡裕樹
1.新聞情報
- 見出し:電子書籍端末100カ国で 紙の書籍より割安に
- 発行日:2009年10月08日
- 新聞社:日本経済新聞(朝刊)
- 面数:9面
2.要約
米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOは、電子書籍端末「キンドル」の詳細を語った。電子書籍の配信は既存のビジネスの破壊につながり得るものだ。アマゾンのCEOはどのように考えているのだろうか。(95文字}
3.論評
電子書籍端末とは書籍や雑誌、新聞記事などの電子コンテンツをダウンロードして閲覧するための端末のことだ。インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムが2007年に「キンドル」を米国内で発売し、08年までに50万台が販売されている。また、2006年にアメリカ市場に参入した日本のソニーの「リーダー」は欧米で累計40万台を出荷している。さらに、韓国のサムスン電子が独自の電子書籍端末「Papyrus」を開発し、9月から韓国内で販売されている。
続々と電子書籍端末が生まれるなか、「キンドル」が他機種に先駆けて世界展開を開始する。価格は279ドルで、日本を含む世界100カ国以上に19日から出荷する。米国で配信中の英語の書籍35万冊以上のデータのうち、20万冊以上を世界のキンドルユーザーに現地の携帯電話通信網を使って配信する。これにより、通常の書籍よりも割安な価格で電子書籍を購入することができる。ジェフ・ベゾス氏は『「世界中のすべての書籍を60秒以内で消費者に届ける」ことを目標にしている。』と語った。使い勝手がよく、便利なサービスを提供すれば利用者は必ず増えると考えているようだ。
電子書籍の普及は読書をより身近にし、ペーパーレス化を加速させるだけでなく、出版業界や書籍の物流業界に変革を強要するものだ。もちろん創業事業である書籍の通販サイトを運営しているアマゾンも例外ではない。その点についてジェフ氏は「我々は常に顧客のために発明を続けるパイオニア(開拓者)であり続ける。」と、答えた。日本の出版社の多くは書籍の電子化に及び腰だ。たしかに、著作権の保護や既存の書籍の売り上げの減少など、憂慮すべきことは少なくない。しかし、書籍はいったい誰のために出版しているのかを考えてほしい。日本の出版業界もアマゾンの持つパイオニア精神を見習ってほしいものだ。(752文字)
4.コメント
- 携帯電話通信網を使って配信する。
↑
これってどういう意味ですか~('_')?
(単にわたしに知識がなくて知らないだけなのでスミマセン‥)
279ドルってことはやっぱり結構お金かかっちゃうと思うんですが、
それでも買う人は買うんでしょうかねぇ('_')?
平岡君はいろいろ知っていてすごいですね!
歩く日経新聞です。 -- (貞光祐花) 2009-10-09 01:17:32 - コメントありがとうございます!
僕もうまく説明できなくて申し訳ないんですが、貞光さんの携帯電話はインターネットができますか?あれと似た感じで、デジタルコンテンツをダウンロードするんだと思います。
米国ではスプリント社という携帯電話会社のネットワークを使っていて、料金はアマゾンが負担しているそうです。つまり、ユーザーはキンドルにかかる279ドルと書籍の代金で本が読めるわけです。素晴らしいですねー。
ちなみに、定価が30ドルの書籍がキンドルでは6ドルくらいで読めるそうなので、100冊程度ダウンロードするなら元は取れるそうですよ。
全米出版社協会よれば、08年のインターネット経由でダウンロードされる電子書籍コンテンツ売り上げは1億1300万ドルでアメリカ版キンドルが発売されたばかりの07年と比べると68%増です。電子書籍の人気の高さを伺えますね! -- (平岡 裕樹) 2009-10-09 23:47:11 - 新しい紙媒体の本が売れなくなるかも知れないですね。
古本などは趣きがあって残るとは思いますが。
環境面においては画期的だと思います。置くスペースも要らないですし。
-- (兼安) 2009-10-10 02:21:51 - 金安くんコメントありがとうございます。
電子書籍が普及すれば、古本への流通量は下がりますし、返本率も下がるでしょう。環境にはいいことだらけですね!
そればかりか、新聞連載のようにちょっとづつ販売したり、章ごとにコンテンツをバラ売りしたり売り方も変わっていくでしょう!まさに変革のときです!! -- (平岡ゆうき) 2009-10-10 03:05:55









