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神木秋成 - (2023/03/07 (火) 10:47:53) のソース
かみき あきなり CV:神谷浩史(PERSONA3 CHARACTER DRAMA CD VOL.1より) -公式 [[長鳴神社]]の傍にあるベンチで佇む、「太陽」コミュの担い手。 時々、長鳴神社で遊んでいる[[舞子]]とは顔見知り。コミュ成立前に[[コロマル]]が持っていったらしい[[赤い万年筆]]を探す。 [[主人公]]は彼女を通じてこの青年と知り合う。 重い病気に侵されており、交流を持った時点で余命わずか。 同情されることをひどく嫌う彼は死にゆく自分の人生と向き直って「生きた意味」を見つけ、ノートに書いた小説を主人公に託す。 その内容は以下のとおり。 >ジャングルに住むピンクのワニがいた。 >その体色からまともに餌にありつけず、常に腹を空かしていた。 >ピンクのワニに小鳥の友達が出来る。 >しかし、あまりの空腹にワニは間違って小鳥を食べてしまう。 >あわてて小鳥を吐き出したが、小鳥は死んでしまった。 >ワニは泣きつづけ、ワニの涙で湖ができる。 >そのままワニは死んでしまう。 >ワニの涙の湖は、他の動物達の憩いの場になる。 >誰もピンクのワニのことなど知らずに。 太陽コミュでこのノートを渡した時点で既に他界。 病気で何も残すことの出来なかった神木だが、「&bold(){誰もが生きる意味は死んだ後に明かされる}」と言うように、最後に何かを残したかったのだろう。 生きる価値や生きる意味は自分自身に無くても、社会や誰かに影響すればそれが価値になる。誰もが、自分だけのために生きているわけではないというのだろう。 因みに享年19歳。20歳目前だった模様(FES) [[後日談]]の神木の母親曰く、[[コミュニティ]]9までは生存していたようで、最期に逢った彼は幽霊であった事が判明する。 続編「ペルソナ4」では、絵本「ピンクのワニ」が発売(巽完二のコミュで判明するが、読むことは不可)、「ペルソナ4・ザ・ゴールデン」の『道化師』途中で堂島菜々子が学校の宿題として朗読する((小学1年とはいえ学校の宿題で絵本を朗読するとも思えないのでひょっとしたら学校の教科書にも載っているのかも))。 -考察 「太陽」コミュの最後で会う彼の幽霊は、「ペルソナ2罪」におけるセーラー服の[[女子生徒]](「噂」により幽霊としてアラヤ神社に現れていた[[天野舞耶]]の中学生時代の姿。淳の変容を伝え、舞耶と同化して消える)や、「ペルソナ~罪と罰」における鈴音(幼なじみの木場一実・清水里人の争いを止め、事件の元凶である日野精一郎を救うため現れた土屋マナ)のように、拠り代を持たないペルソナのようなものだったのかもしれない。 あるいはハインリヒ・ハイネの詩「ドッペルゲンガー」に描かれるドッペルゲンガーのように、本体から遊離して自分の成したい事を成し遂げたかったのかも知れないが…