注:荒木飛呂彦先生とアトラスは仲良しです。 |
「ペルソナ」と「スタンド」に関する考察。ペルソナスタッフはJOJOの作者に認可を得ているというが、今回は敢えてそれを考察する。
まず時系列で初登場をまとめるとこうなる。
「スタンド」:1989年、「週刊少年ジャンプ」16号での『ジョジョの奇妙な冒険』
第3部「スターダストクルセイダース」以降
「ペルソナ」:1996年、PlayStation用RPG『女神異聞録ペルソナ』以降
「スタンド」:1989年、「週刊少年ジャンプ」16号での『ジョジョの奇妙な冒険』
第3部「スターダストクルセイダース」以降
「ペルソナ」:1996年、PlayStation用RPG『女神異聞録ペルソナ』以降
以下はシリーズ全体を通しての、「ペルソナ」と「スタンド」の比較。
類似点
類似点
- 能力のキャラクター化。
- 精神力により発現。(スタンドは「生命エネルギーが作り出す~」とも)
- 魔術的なものから時間や命を操るものまである。
- 自分で制御可能なものと不可能なものがある。
- 人為的に発現させられる。(桐条の開発した薬、弓と矢・悪魔の手のひら)
- 自力で呼び出すことが出来る。(ただしP3では召喚器を使う方が安定する)
違い
- 能力を獲得する条件。
- スタンドには一定の条件下でしか機能しないものがある。(例:ノトーリアスB.I.Gは本体が死んで初めて機能する)。
- ペルソナは一人一体、スタンドは一人一種類。(P3の主人公、ジョジョのプッチ神父は変更可能)
- ペルソナの受けたダメージは全て本体に及ぶ。スタンドはダメージが本体に及ばないのが一部存在する。(道具型や遠隔自動操縦型等)
- 基本的にペルソナは人型であれ、それ以外であれ誰でも視認出来る。スタンドは物質と同化したりレクイエム化したスタンドのみ視認出来る。
- ペルソナ
「特別な状況にあって人が乗り切る為の力」
「人間の表面意識の集合体」
「人間の表面意識の集合体」
- スタンド
「そばにいて守ってくれる”スタンド・バイ・ミー”(Stand by me)」
「立ち向かうもの(スタンド)」
「立ち向かうもの(スタンド)」
1.能力の成長
ペルソナ3では、人間の精神を基盤としたこれらの能力が変化することはありえないとされている。一部のペルソナ使いは精神的に成長するとペルソナが変化したが主人公のようには行かなかった。本作では「主人公の持つ無限の可能性」と言う締め方で終わっている。
つまり主人公は人には無い精神の柔軟性を持っていることになる。
一方スタンドは、精神的な成長や外的要因で強化される。後述するザ・ワールドも、「できて当然」と思うことでさらに成長している。特に「資格のある者」のスタンドが「矢」で貫かれると、スタンドは全ての精神(魂)を支配する「レクイエム(鎮魂歌)」となる。逆に資格のない者のスタンドが「矢」に貫かれると暴走状態のレクイエムと化す。
ペルソナ3では、人間の精神を基盤としたこれらの能力が変化することはありえないとされている。一部のペルソナ使いは精神的に成長するとペルソナが変化したが主人公のようには行かなかった。本作では「主人公の持つ無限の可能性」と言う締め方で終わっている。
つまり主人公は人には無い精神の柔軟性を持っていることになる。
一方スタンドは、精神的な成長や外的要因で強化される。後述するザ・ワールドも、「できて当然」と思うことでさらに成長している。特に「資格のある者」のスタンドが「矢」で貫かれると、スタンドは全ての精神(魂)を支配する「レクイエム(鎮魂歌)」となる。逆に資格のない者のスタンドが「矢」に貫かれると暴走状態のレクイエムと化す。
2.時間を止めるシャドウとザ・ワールド
シャドウが一定数以上集まると彼らの時空間に干渉する力の集積によって、影時間が発生する(時が止まる)。これはニュクス復活へ向かう現象の一つで、長さは約1時間。ただし、シャドウやペルソナの使い手は止まらないらしい。
ザ・ワールドは「時を止める」または「世界を支配する」能力で、DIO個人が持つ。この止まった世界の中で行動できるのは、同じタイプのスタンドを持つ者のみ。最初は数秒だったが、いずれは「1分…10分…1時間と思いのまま止められる」ほどになっていたという。
シャドウが一定数以上集まると彼らの時空間に干渉する力の集積によって、影時間が発生する(時が止まる)。これはニュクス復活へ向かう現象の一つで、長さは約1時間。ただし、シャドウやペルソナの使い手は止まらないらしい。
ザ・ワールドは「時を止める」または「世界を支配する」能力で、DIO個人が持つ。この止まった世界の中で行動できるのは、同じタイプのスタンドを持つ者のみ。最初は数秒だったが、いずれは「1分…10分…1時間と思いのまま止められる」ほどになっていたという。
3.多用化した能力。
アナライズ、時間停止(影時間。ニュクスの能力?)、精神分離(同じくニュクスの能力)、命をわける能力といったように、ペルソナはスタンド同様の(*1)能力を備えている。
一応、自動操縦や遠距離操作といった分類はペルソナには無いが、シャドウも人間の精神を基盤としている点で「自動操縦」といえる。
アナライズ、時間停止(影時間。ニュクスの能力?)、精神分離(同じくニュクスの能力)、命をわける能力といったように、ペルソナはスタンド同様の(*1)能力を備えている。
一応、自動操縦や遠距離操作といった分類はペルソナには無いが、シャドウも人間の精神を基盤としている点で「自動操縦」といえる。
4.暴走。
主人公が始めてペルソナを使った時に起こした暴走。スタンドも使い手の意思に背いて暴走することがある。暴走のレベルも全く操作出来ず害になるもの、単に止められないもの、発動が自由にならないもの。ストレガ等のように全く自分の意思で維持できないものも居た。
ペルソナはスタンドと同じく、キャラクターの能力それ自体をキャラクター化している為、能力の持ち主からの高い独立性を持つと言える。
主人公が始めてペルソナを使った時に起こした暴走。スタンドも使い手の意思に背いて暴走することがある。暴走のレベルも全く操作出来ず害になるもの、単に止められないもの、発動が自由にならないもの。ストレガ等のように全く自分の意思で維持できないものも居た。
ペルソナはスタンドと同じく、キャラクターの能力それ自体をキャラクター化している為、能力の持ち主からの高い独立性を持つと言える。
- その他
※ペルソナとスタンドの「違い」として挙がっていた項目「3.影時間でしか発動しない。(本作品のみ)」は、ゆかりがオープニングで夕方にペルソナを召喚しようとしていた点、各キャラの覚醒時に影時間ではないのにペルソナを発動していた点、チドリが病院でメーディアを暴走させた点、美鶴が温泉でアルテミシアで処刑を行った点等から不適当と思われます。
注:荒木飛呂彦先生とアトラスはとても仲良しです。 |