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人工ペルソナ使いとは何なのか? - (2014/10/20 (月) 04:00:17) のソース
-考 [[人工ペルソナ使い]]とは、そのとおり人工的にペルソナ能力を付与された者たちの事である。 だが、その具体的な製法、本来の運用目的、そして何故ペルソナを制御も手放す事も出来なかったのか?など謎は多い。 -察 制御出来なかったのは己の影と向き合う事も出来ないほど精神が弱かったから? 原因は「適性がなかった(低かった)」と表現されるが、この適性が何なのかを考えると精神力の強さぐらいしか該当するものが思い浮かばない。 (過去作のP1及びP2では自我の強さが要件であり、後続作のP4でも己の影を受け入れられる強い心の持ち主がペルソナ使いになれる、という形を取っているので、それに倣う形である可能性は高い)。 ただ、思想の方向性はともかく[[タカヤ]]や[[ジン]]、そして誰より[[荒垣先輩>荒垣真次郎]](彼は正確には人工ペルソナ使いではないが)の心がSEESメンバーより劇的に弱かったとも思えないが。 一方、制御出来ないペルソナを手放す(若しくは封じる)方法は、少なくとも理論上は存在しているはず。 [[ストレガ]]の一人である[[チドリ]]が選択次第で、ペルソナを失い普通の少女に戻っているからである。 桐条と[[エルゴ研]]にとって言わば日常への回帰を目的とするこの研究は意義が無いと判断され、また失敗作である彼らのためにそこまでの手間をかけるつもりが無かったのかもしれない。 -派生考察 「人工ペルソナ」という部分では、ペルソナ2罰における「JOKER」に近いのではなかろうか。 あちらは新世塾の息のかかったマスコミによる情報操作と、人の噂が合わさり人工的に発生し、暴走の可能性は矢鱈に高く(そのため暴走した人間は新世塾の手先である台湾マフィアが拉致し、理学研究所に収容していた)、機械で人為的に除去できる反面その後は洗脳されたかのように新世塾の行動を盲信するという物であった。 「JOKER」自体は一応[[イゴール]]の力で除去可能ではあるが。 ペルソナ能力は基本的に、その力を与えた者しか奪い取ることも他者に譲渡する事も出来ない。 ペルソナ2罪において、ジョーカーの呪縛から解放された[[黒須淳]]が噂パパ([[ニャルラトホテプ]])にペルソナ能力を奪い取られ、黛ゆきのの申し出と淳の意思表示により、[[フィレモン]]がゆきののペルソナ能力を淳に移したのもそれぞれがペルソナ能力を与えた存在だったからである。 女神異聞録の雪の女王編のダンジョン・[[タナトス]]の塔では「瀕死になるとペルソナが[[タルタロス]]に封印される」というペナルティが課せられるが、それもタナトスがペルソナを与えた存在ではないため「封印」という形にせざるを得なかったのだろう。 また、JOKERについてで語った人為的な除去とその後の盲信的な洗脳も、女神異聞録のセベク編のダンジョン・デヴァ・ユガにおいてセベク社の社員や研究者が多数洗脳されていた事とも無縁ではないだろう。 おそらく[[神取鷹久]]が語った「全世界の人間を洗脳」も、人為的にペルソナ能力を与え、その上で人為的に奪い取る事で容易に洗脳される土壌を作りだす事で成し得たのだろうが。 その中でも[[ピアスの少年]]達が洗脳の影響を受けることなく進めたのは、ペルソナ能力の質の違いと、防護作用(敵の魔法に対しての耐性だけでなく、洗脳などの自我に影響するものも含む)があるのかと。 それらの事から、人工的にペルソナ能力を付与し、もしも自分達の意に沿わぬ行動を成そうとしたらその力を奪い取る事で洗脳を行い、(ペルソナ能力が無くなったとしても、タルタロス探索で心身は常人より鍛えられている)忠実な兵士を作ろうとしていたのではという仮説も考えうる。 -意見 考における人工ペルソナ使いの定義がそもそも間違っている。人工ペルソナ使いは人工的にペルソナを植え付けられた者ではなく、人工的にペルソナを目覚めさせられた者たちである。 自然覚醒型である荒垣のペルソナが何故暴走するのかという話しも含むが、彼らがペルソナを制御出来ない理由は適性があまり高くないためだ。 荒垣は自然覚醒型だったので後々は十分な適性を得た可能性もあったが、幼馴染である真田が危険なことに首をつっこんでいたので、半ば無理矢理に[[特別課外活動部]]に入って適性がやや不十分な状態でペルソナを得たのである。 製法については不明だが、ポートアイランドインパクトの後に美鶴がペルソナに目覚めたことで、その同年代ならばペルソナに目覚めやすいのではないかという仮定のもと、幾月が同年の歳の暮れに[[桐条武治]]に打診し計画が始まった。 集められたのは[[孤児院]]などにいた子どもたちで、その人数はおよそ百人ほど。彼らに人工的にペルソナを発現させ、戦う力を持たせることで[[シャドウの巣]]であるタルタロスを探索しようとしたのである。 よって、ペルソナやペルソナの覚醒条件を調べたりもしていたが、本来の運用目的はタルタロスの探索及び調査要員の確保だった。 ペルソナの制御と手放すことが出来なかったのは、前者はそもそも適性が不十分であったためだ。後者は美鶴がペルソナに目覚めたときに桐条武治が言っているが、ペルソナに目覚めた者は[[影時間]]の宿命から逃れられなくなるとのこと。つまり、ペルソナを手放す方法は見つかっていないのだ。 また、チドリはあとになってペルソナを手放すことに成功しているが、あれは影時間の適性を失ったという方が正しい。ペルソナは影時間の適性を持っている者しか目覚めないのだから、影時間の適性を失ったチドリがペルソナを失ったのもある意味で当然と言える。 -意見2 適性の有無(高低)が暴走の原因とするならば、適性さえあれば人工的覚醒でもそれ自体に問題はない? となると、自力での完全制御に成功した人工ペルソナ使いも数人程度はいたのだろうか? (披験体を100人集めて全員に適性がなかった確率はなくはないが、相当に低いと思われる) -意見3 見落とされがちだが、人工的なペルソナの覚醒の成功体としては[[アイギス]]など一部の対シャドウ兵装シリーズがあげられる。 彼女らは人工的に人格を作られ、そこからさらにペルソナを目覚めさせて制御できているので、ペルソナが暴走するかどうかは適性の高さに加えて本人の精神面の強さや安定感も必要となってくるのだろう。 集められた子どもは当時の美鶴と同年代だったので、小学生から中学生くらいの年齢と推測できる。 そんな被験体の中には適性が十分な者もいたかもしれないが、その年齢の子どもが危険を伴う怪しい実験の被験体され、チドリ曰く普段は病院のような白い部屋に置かれていたことを踏まえれば、まともな精神状態で召喚できたとは到底思えない。 よって、人工ペルソナ使いの研究は、被験体の適性不足と悪環境によって精神の安定を欠いていたことが原因で失敗に終わったと推測する。