このページに関して
海戦プレイヤーの皆さま、潜水艦を使っていますか?「とりあえず作ったけどどう使っていいかわからない」「なんか弱そうだし作っていない」という方も多いのではないでしょうか。
このページは、初心者~中級者向けに潜水艦の運用を簡単に解説するページです。上級者の皆さまにはそんな事知ってるわ、という内容も多いかと思いますが、ご了承ください。
また、ページ製作者の曖昧な記憶で書いてある部分もあり、間違った情報が含まれているかもしれません(特に仕様に関して)。お気づきになった方はコメント欄でご指摘ください。
艦の詳細情報はページ『
初心者向け海軍論』さんのものを参考に制作させていただきました。
1 そもそも潜水艦とは
潜水艦とは、水中の特性を有し、潜水時には対潜以外の攻撃を一切受け付けないユニットの総称(二種類しかいませんが)です。
耐久は同コスト帯の水上ユニットと比べると半分強と低く、一定の確率でそのターンと次のターン中水上ユニットと同特性に変化してしまう『浮上』という特殊な性質を有しています。
浮上した次のターンは表示されるのは潜航状態の画像になりますが、処理としては対水上攻撃を受けてから潜航しています。
このページでは『
零式潜水艦』について多く話す事になると思います。
メテオ潜航艇
メテオ潜航艇 |
初期耐久力:3 |
破壊力:999 |
攻撃数:0 |
攻撃範囲:0 |
射程範囲:0 |
建造費:1000億(工期1) |
維持資金:10億 |
維持食糧5000トン |
特攻 |
潜水艦その1。実際には潜航艇ですが、このページでは便宜上潜水艦と呼ばせていただきます。
このメテオ潜航艇は護国攻撃機と同じ『特攻』の特性を持っています。これは、同じHEXに侵入しようとした相手のユニットと同時に消滅するという、言わば体当たりのようなものです。消滅、と書きましたが実際には体当たりした相手に破壊力999の攻撃を行って自身は消滅する、という仕様のようで、非常に低い確率ですが高耐久の艦艇は生き残る事もあるかもしれません。
建造ターンもターン消費1ターンで制作でき、決まりさえすれば経験値120の大和さえもよっぽど運が悪くなければ一撃で沈める事ができますが、毎ターン30%の確率で自沈するという悲しい特性も持っています。ですので、平時から作り貯めしておくというのはあまり有効な手段ではなく、戦時に軍港に敵艦が迫った時にその都度制作するのが良いかと思われます。
耐久は3しかないため、破壊力1を二回行う対潜型の攻撃では2ターンで確実に、二回攻撃をされると1ターンで沈められてしまいます。
さらに、建造した直後は浮上状態となっているため、水雷型が殺到しているなどの差し迫りすぎている状況だと建造した瞬間に沈められてしまいます。そして、原理は不明ですが航空機にも体当たりします。ご注意を。
メテオに敵からぶつかる、というのは不可能なようです。あくまでこちらから同HEXに侵入した時のみの発動となります。以前の誤情報、申し訳ありませんでした。
2.零式潜水艦
零式潜水艦 |
初期耐久力:8 |
破壊力:5 |
攻撃数:1 |
攻撃範囲:0 |
射程範囲:2 |
建造費:12000億(工期24) |
維持資金:45億 |
維持食糧90000トン |
対艦 |
能力値
艦艇経験値:最大耐久 |
0~14:8 |
15~29:9 |
30~44:10 |
45~59:11 |
60~74:12 |
75~89:13 |
90~104:14 |
105~119:15 |
120:16 |
艦艇経験値:最大破壊力 |
0~23:5 |
24~47:6 |
48~71:7 |
72~95:8 |
96~119:9 |
120:10 |
建造レベル5(総獲得経験値80)から建造可能になるユニット。
海戦プレイヤーの間で『潜水艦』と言うとこのユニットを指す事が多いです。
そして、このページの主役でもあります。
まず始めに短所としては
- 1.霞級駆逐艦の半分、初期耐久8という低耐久
- 2.霞級の1.5倍という高めの維持コスト
- 3.射程2、移動力1という敵艦を捉える事の難しさ
が主な点として挙げられるでしょう。
長所としては
- 1.火力5という木曽型軽巡洋艦に並ぶ高火力
- 2.対潜型、特攻以外のあらゆる攻撃を受け付けない(しかし浮上すると最悪の場合死に至る)
- 3.防衛施設を貫通する魚雷系攻撃(木曽や水雷霞と同じ)
が挙げられます。
特に1の破壊力5というのは重要な意味を持っているので覚えておいてください。
海戦における零式潜水艦の役割
高火力、防衛無効、低移動力の零式潜水艦は、侵攻戦において移動できない施設破壊に向いているユニットです。
定置網や採掘基地、軍港を破壊し、敵島の経済力、防衛能力を削ぐ。これが第一の潜水艦の役割と言えるでしょう。
敵艦を追い払うのによく使われるお手軽高火力のホークの攻撃を受け付けない、というのもこの役割をこなすのに有利な点です。
破壊力が高いとはいえ、移動力と射程が低い零式潜水艦は侵攻戦では敵艦に逃げられやすく、あまり対水上艦戦闘は得意とは言えません。
防衛戦における役割は、高い耐久力(後述)と破壊力を生かした敵艦の削り要員としてです。防衛戦では逆に対水上艦戦闘を行う機会が増えます。なぜならば、敵艦の目標がこちらの施設や都市である以上、そこの近くで待ち構える事が可能だからです。
経験値120になれば最大破壊力は10に達し、経験値を持たない霞級ならば二回攻撃で一撃で消し飛ばす事もある程のものを有しています。
また、機雷の脅威が無い自島では積極的に動かす事ができるのです。
次に、敵島に対潜型の配備を強要する、という役割があります。
対潜型というのは対零式潜水艦には絶対的な優位を持っていますが、海戦箱庭におけるメインの戦場である水上艦同士の戦闘では囮以外の役に立ちません。
零式潜水艦は強力な対艦攻撃力を有していて、特に高経験値のものは大きな脅威となるため、十分な経験値の潜水艦を持っている島と戦う時には対潜型は必須と言えるでしょう。しかし、霞の枠を対潜型に割く分だけ、対水上艦能力は低下します。これを相手に押し付けるのが、潜水艦の役割ですね。
二つを総合して、潜水艦の役割は、『相手に潜水艦対策を押し付けつつ施設を襲撃し、防衛戦では重要施設の防衛、積極的に敵艦を追い回す』と言えるでしょう。
施設破壊~目指せ通商破壊作戦~
零式潜水艦の破壊力5。これがなぜ重要な意味を持っているのか。お気づきになった方も多いかもしれませんが、これは軍港の耐久と同じなのです! …えっ、言われなくても誰でもわかるですって?
初心者の方によくご質問を受ける話なのですが、ユニットの経験値による最大耐久、破壊力の上昇は常に一定で、先ほどの零式潜水艦のステータスを見てもらえばわかると思いますが、どちらも経験値120で初期値の2倍になります。零式ならば、経験値15につき耐久が1上がり、24につき破壊力が1上がっていますよね。
なので、 120/初期能力値 で経験値どれだけにつき能力が1上がるかを求める事ができます。
ここまで長くなりましたが、重要なのは『零式潜水艦は同経験値帯の軍港を一撃で破壊できる火力がある』という事です。
もちろん都合よく最大火力が出る可能性は低いですが、建造期間というものが存在し、艦艇を所属不明化するコマンドが無いこの共有箱庭海戦では、ユニット(特に水上艦)の価値が高く、高経験値の航空機と周辺艦艇の回復という防衛の要と言える高経験値の軍港もまた大きな価値があります。なので、共有箱庭海戦のプレイヤーさんはダメージ管理において常に最悪の事態を考慮して動く、という人が少なくありません。
一度艦を沈められてしまえば、霞でも16ターンと8000億、大和ならば120ターンと60000億というダメージを負う事になります。
高経験値艦ならば、育てるのにかかった費用も別途、戦力的にも大きな被害を受けてしまいます。
ですので軍港付近に潜水艦が寄って来たならば、相手は指定移動でもメテオでも護国でも使って防ごうとしてきます。
実際に軍港を攻撃できるターンは1ターンか2ターンしかないでしょう。他の船を射程内に入れて盾にする、という手もあります。しかし、その1ターンや2ターンで軍港を高確率で破壊できる手段があります。そう、それは二回攻撃です。
期待できる平均の破壊力は単純計算で最大破壊力の半分、つまり半分の攻撃を二回繰り返せば確実に一撃で破壊できるじゃないか!…と思いますが、そこは運なのであまり期待せずに。経験値120の零式でも破壊力1は出ます、暖かく見守ってやってください。
侵攻戦における諸注意、テクニック
わざわざ言わなくともご理解いただけるとは思いますが、施設破壊という役割は基本的に敵島、つまりはこちらから侵攻する形で行われています。敵島での活動は潜水艦に限らずあらゆるユニットにおいて危険の伴うものなのですが、零式潜水艦は特に侵攻戦での危険が大きいです。
それをいくつかご紹介したいと思います
機雷を使用した事はありますか?
これは、数量1~9と海の座標を指定して、そのマスに非友好国のユニットが侵入した場合、設置時の数量のダメージを与えるトラップを設置するコマンドです。自島以外からはただの海に見えるため、交渉などの際には相手に場所を教えておかないとトラブルの元になるかも。
さらに、派遣した瞬間に機雷の座標と重なってダメージを受ける、という現象もあるようです。
具体的な設置費用は忘れてしまいましたが、数量が大きくなるにつれ値段も上がるので、資金が厳しくなりやすい戦時中での多用は控える事をお勧めします。
さて、零式潜水艦を実際に作りましたか?早速使ってみたいですよね?戦争が始まり派遣しましたね?さあ狙うは施設だ、と目的地指令で施設の隣の座標を指定しますね?
そしていよいよ実戦だ、と期待に胸を膨らませた次のターン、なんと潜水艦がいません。これはどういう事だ、とログを見ると機雷に接触して沈没、と。
このような悲劇は、零式潜水艦の脆さに起因します。初期耐久8。これは、機雷で一撃で沈められる圏内なのです。
目的地指令はどこへ移動するか、を指定するコマンドであり、目的地は相手の島からも見えます。つまり、次のターンに潜水艦が移動する座標もわかるわけです。そこに破壊力8,9の機雷を置くことで、零式潜水艦を簡単に沈める事ができるわけです。
12000億と建造期間24ターン。再度零式潜水艦1隻を配備するのに、これだけのものが必要となってしまいます。
では、どうすればいいのか。
機雷による被害を回避する、または最小限に抑える方法はいくつかあります。
まず始めに現実的なのは、機雷に確実に耐えられる状態まで潜水艦を育成する事です。
30~44:10
能力の所に太文字で記載されていたこの数字が、機雷を踏んでしまっても零式潜水艦が耐えられる最低ラインです。
経験値が30を超えている、即ち最大耐久力が10を超えていれば、耐久力が減っていない状態であれば機雷を踏んでいても耐えられます。もちろん、そうなってしまったら即時撤退ですが。
『零式潜水艦は最低でも経験値が30を超えるまでは極力侵攻戦には参加させない』と覚えておいてください。
とは言っても、初心者の方はまだ外交なども上手く行えず、零式潜水艦の経験値を手に入れるのは難しいはずです。
どうしても侵攻に参加させたい、そんな場面も多々ある事でしょう。そこで第二の手段、というかコツなのですが、
『目的地指令は1マス先の移動を毎ターン入力、さらにジグザグ移動を行いながら目標に近づく』です。
即席の機雷によって零式潜水艦を撃沈できるのは、相手が零式が次に移動する座標を知っているからです。
なので、それを読まれないために、毎ターン1マス先だけの目的地指令を行いましょう。これによって、先読みの機雷で沈められる可能性は低下します。それに加えて使用しなければならないのが、ジグザグ移動です。一直線のルートを一歩一歩目的地指令で移動しているだけでは、目で確認できないだけで普通に次の移動先が読めますよね。
目標への道は1つのルートだけではないはずです。ある時は直進、ある時はななめ前に移動、とフラフラ前進して相手を惑わせましょう。
これはメテオにも一応使えるコツであり、侵攻戦における潜水艦使いの必須スキルです。忘れないでくださいね。
『端っこの座標を移動する』
(X,Y)どちらかの座標が0、または19の座標、これが端っこの座標です。ここには機雷を設置する事はできず、安全圏となっています。
標的がその近くにある場合、極力端っこを通るようにしましょう。
『海をかきまぜる』
先読みの即席機雷は先ほどの方法である程度回避できますが、相手が普段から機雷を設置している方の場合どうするのか。
タイトルは抽象的な書き方ですが、つまりどういう事かと言うと、機雷は非友好国のどのようなユニットにも反応します。ですので、シュミットやカメレオンなど沈んでもあまり痛くなく、数が揃えられるユニットを大量に敵島に派遣、機雷をそれらにぶつけさせて掃除します。
はっきり言って確実性が低く、費用もかかるし自島の防衛能力の低下を招く微妙な手段です。余裕がある時だけにしましょう。
『移動は隊移動のみで』
ひたすら隊移動を繰り返し、目標の近くに移動できるのを待つ、という方法も無い事はありません。ですが、それまでに対潜型などから受けるダメージやターン消費を考えるとあまりオススメではないですね。
皆さん、対潜型は積極的に使いましょう。怪獣を狩る事でお手軽に育成ができます。
…対潜型は潜水艦にとって最大の敵です。というか特攻を除けば唯一ユニットによって潜水状態の潜水艦に傷を付けられる存在であります。
その破壊力は、1×2。毎ターン2ダメージを潜水艦に与えてきます。この1×2というのが曲者で、最大破壊力2の1発攻撃とは次元の違う破壊力を持っているのです。何を大げさな、と思うかもしれませんが、この箱庭は最大破壊力が低いユニットほど破壊力1が出やすく、破壊力2の麻耶型重巡洋艦などは破壊力2を見る方が稀、というくらいです。
しかし、破壊力1の2発攻撃というのは、確実に毎ターン実質破壊力2を叩き出す事ができます。二回攻撃を使えば4発攻撃、これは1ターンで初期能力の零式潜水艦の耐久力の半分を削り取る威力なのです。しかも悪い事に、ダメージ半減が通用しません。零式のような重たい1発に対するのであればダメージ半減は有効に働きますが、1ダメージを二発、に対しては全く効果がありません。零式はどうもこのあたりの仕様に嫌われているようです。
ただし、火力1は経験値120になっても火力が変化しない事を意味し、高練度艦が暴れまわる上位の島同士の戦いでは対潜型の火力は心もとなく、一隻の120零式を撃退まで追い込むのに二回攻撃を連打して3ターンかかります。
次の大幅アップデートにより二回攻撃、ダメージ半減に使用回数制限がかかる予定のため、零式は二回攻撃による迅速な施設破壊能力を没収される代わりに耐久性は増すと見ていいでしょう。
話が逸れましたが対潜型の続きです、その射程は4。零式潜水艦の二倍です。そして、移動力は2。殴り合おうなんて考えないでください。絶対に勝てませんし、そもそも零式の射程に入れてもらえません。
対潜型2隻に零式が射程に収められた場合。悪い事は言いません、即座に逃げましょう。どうせ逃げなかった所で次の次のターンには確実に沈められるのですし、1ターンでは戦果も上がらないでしょう。逆にこの1ターン撤退しなければ大きな戦果が出そう、なんて状況では相手は確実に二回攻撃を撃ってきます。
1×2の攻撃というのは、それが1セットなのであって、同じ相手を必ず二発攻撃します。しかし二回攻撃によって増えた二回目の二発は、再度対象が選びなおされるため、複数の潜水艦がいれば、2ダメージを受ける標的をばらけさせる事もできます。どちらかというと防衛戦の方で役に立つ話なのですが。
では、対潜に対する有効な対策なのですが、ハッキリ言いましょう。そんなものはありません。
水上艦で殴って追い払うか、沈められる前に標的の施設を破壊してトンズラするくらいしか無いでしょう。
一応少しだけ挙げておきますが。
『耐久が4を切ったら逃げる』
零式使いの心得。それは、『対潜型は常に二回攻撃をしてくると思え』です。こちらを射程に収めている 4/対潜型 の数の耐久が無いならば逃げる事を考えた方がいいと思います。。
以上が敵地での主な潜水艦の運用です。何か思いついたらまた足される事があるかもしれませんが、ひとまず次は防衛戦編に移りたいと思います。
防衛戦における潜水艦運用の基礎
零式潜水艦はその特性上、防衛戦に向いています。高い火力は島に迫り来る敵艦の迅速な撃退を可能とし、潜水能力は高い火力を持つ木曽や大和の攻撃を受け付けません。
これらの特徴を生かして、零式は排除が困難な高火力ユニットとして機能します。
ではそれをどのように運用するのか、についてご紹介します。
慎重に動かないといけない敵の島での活動とは逆に、自分の島では零式は積極的に相手の艦を追い回す事が可能です。
機雷の脅威はなく、恐れるべきは対潜型と浮上のみ。後にご紹介するとある特性上、場合によっては対潜型すら怖くありません。
なので、防衛戦においては我が物顔で自分の島を動き回る事が可能です。
いざという時のために軍港からはあまり離れない方がいいですが、資源基地は防衛したいものです。
なので、防衛戦で島に張り付ける時には資源基地近くの軍港を、他に重要な区画があるならそこを定位置にするといいでしょう。
簡潔ですがそのうち続き更新します
何隻運用するのか、どのように運用するのか
これまでは潜水艦に関する戦術的な運用についてお話ししてきました。今回は、じゃあ具体的に何隻くらい作ればいいの?という事についてお話します。
この海戦箱庭での今のテンプレといえる海軍編成は、軍港20前後、霞を主力に零式を1~3隻、好みで戦艦や空母、といった感じです。
経験値が溜まってくれば木曽や大和が目立ってきますが、その辺はまたの機会に。
この海域では零式潜水艦の保有数は前述したテンプレ編成より多い傾向にあり、保有している島は平均すると5隻くらいを持っています。
代わりに木曽の保有数が控えめなところを見るに、木曽弱体化のアプデによってお手軽高火力ユニット枠が木曽から零式に移り変わる事を想定してのものなのでしょうか。
この零式が1~3、というのが以前までの一般的な数です。何故なのでしょうか。
それは、零式がその役割を果たすのにちょうどいい数だからです。
相手が対潜型を作らない、または少数だけならば相手の島の対潜網にはどうしても隙が生じ、そこを突く事ができます
逆に相手がこちらの零式を完封できるレベルで対潜型を用意してくればその分だけ水上艦同士の戦闘でのアドバンテージが得られます。
零式という艦種の担当する任務をこれ以上なくこなせていると思いませんか?
これまで説明してきた零式の戦術はこちらの運用法向けに書いてあります。それらの戦術を用いて、潜水艦を活躍させてあげてください!
4隻以上の保有に関してはまたいつかご紹介を…
霞は例えるなら戦線を支える兵士、零式は言うなれば、特殊な任務をこなすスパイや暗殺者みたいなものです。
スパイや暗殺者が大部分を占める軍なんて想像できないでしょう? つまりはそういう事なのです(意味不明)
本来ならメジャーな運用であるこちらに文字数を裂くべきなのでしょうが、このページを書いている人がこちらの運用を行っていないので概要だけで勘弁してください。詳しくはチャットや観光欄で上手そうな人にお聞きください!(丸投げ)
ここから先、このページの趣旨である初心者~中級者の方々への解説、というものから外れた内容となっています。
この先の内容に興味を持って実践したいという変じ……珍しい方や単純に読み物として読もうとしている方以外にはほとんど有益な情報はありません。ご了承ください。
潜水艦特化
では、スパイや暗殺者に軍の大部分を任せましょう(
潜水艦の運用法その二、潜水艦特化です。
字面的に戦闘艦全てを潜水艦にするのかな、と思われるかもしれませんが、あくまで潜水艦が海軍の主戦力、というだけで全て潜水艦、というわけではありません。もしそれをやらかすと、対艦戦力以外が大変な事になります。
まずその艦隊編成ですが、零式の維持費が戦闘艦全体の維持費の半分くらいを占めていれば潜水艦特化、と言えるのではないでしょうか。
他の艦も自由です。
こんな適当でいいのか? と思われるかもしれませんが、潜水艦を主戦力として運用する艦隊編成、というだけの話なのでそれ以外は自由です。後で詳しく紹介しますが、敢えてテンプレ、と呼ぶようなものがあるとすれば副戦力にはひゅうがが向いています。
潜水艦特化・島編
潜水艦特化には中央型の島が向いています。敵艦をバラけさせる事によって零式の損害を減らしたり被害を局限できたり。
足の遅い潜水艦を指定移動で素早く前線に送り込める点も理由です。
潜水艦特化・攻撃編
潜水艦特化でもこの記事にある戦術の大部分は普通に使用できます。
ですが、潜水艦の役割である『対策の強要』だけは全く違う意味となってきます。
通常の海軍にとって主戦力は霞と戦艦や空母、零式は副戦力にすぎません。
ですが、潜水艦特化に限ればその関係は逆転します。
相手も潜水艦の数を警戒して対潜霞を増やしてくるでしょう。
なので、零式(主戦力)vs対潜霞(主戦力)という何だか変な戦場が出来上がります。
タイマンであれば、だいたいこの状況になってしまうことでしょう。
さて、潜水艦特化の主だった戦術ですが、それは、『零式だけの集中派遣による施設破壊』です。
零式の対施設能力は以前に書いた通り、さらに言えば射程の短さが逆に幸いして同一の施設を殴り続ける、という局面を作りやすいという利点があります。
そしてもう一つ零式の長所。それは、対艦攻撃を受け付けない事。なので、零式だけを派遣すればホークや戦艦類、水雷霞の攻撃はほぼ無視できます。
潜水艦特化では零式の大量配備によるコストのしわ寄せで水上艦はどうしても少なくなってしまいます。その水上艦を送ってしまうと、対艦攻撃が集中して即撃沈、なんて事になりかねません。水上艦はトドメの一撃での派遣くらいにとどめておきましょう。艦種や場合によっても違うので何とも言えませんが。
零式のみを派遣して施設を攻撃、犠牲が出る前に素早く退くヒット&アウェイ。これが潜水艦特化の基本的な戦い方です。
相手の継戦能力をじりじりと削っていくいやらしい戦い方を身に付けましょう。
潜水艦特化・防衛編
『夜は潜水艦(わたしたち)の世界よ、仕留めるわ!』
この箱庭でもプレイヤーは多いであろう某お船のゲームにあるセリフです。
この言葉が示す通り、某ゲームの夜戦では潜水艦にはほとんどダメージが入らず、向こうからは逆に強烈な魚雷攻撃が飛んできます。
現実の話をすると、まだソナーなどがあまり発達していなかった時代、潜水艦を発見するには海面に出ている潜望鏡を見つけるのが一番だったとか。
それを真っ暗闇の夜に発見するのは至難の業。そして、潜水艦の放つ魚雷の航跡も夜間は非常に見えづらいのです。
このように、潜水艦は夜の戦いにおいて猛威を振るっていました。
昼が明るい、夜が暗いというイメージでいくならば、侵攻戦は昼、防衛戦は夜とでも考えればいいのではないですかね。
変なこじつけは置いておいてはっきり言えば、『己の島は潜水艦の世界』です。
零式は基本的にとても脆いユニットです。耐久は初期状態で8しかなく、侵攻戦においては対潜型の二回攻撃二発であっさりと沈みます。
では、防衛戦では?
防衛戦における潜水艦は非常に頑丈なユニットです。
その180度逆転した評価の根拠が『修復』であります。
毎ターン耐久が1回復する。周囲2HEX以内に軍港があればさらにその数だけ回復する。
このシステムが、防衛戦での潜水艦の絶対的な強さを支えています。
水上艦は、ホークで8、零式や木曽で10、大和で12といった大ダメージに晒される代わりに高い最大耐久を持っています。
一方潜水状態の潜水艦ににダメージを与えられる唯一のユニット(特攻除く)である対潜型の火力は1×2の計2。その代わり、潜水艦の最大耐久は低く設定されています。
でも、毎ターンの回復は水上艦であろうと潜水艦であろうと同じ。
防衛戦での零式は、ただ突っ立っているだけで毎ターン対潜型一隻から受けるダメージの半分を無効化しているに等しいのです。
二回攻撃を連打されようと、回復分を考えれば1ターン長く耐え凌ぎます。
さらに、零式の周辺に軍港があればどうでしょう。毎ターンの回復量は2、これは対潜型のダメージを無効、二回攻撃のダメージを半減しているに等しい値です。
もちろん、対潜型の数を揃えれば防衛戦での潜水艦もあっさりと落とせる事でしょう。
でも、これは防衛戦です。対潜型はこちらの島の各所にバラけ、潜水艦特化故に多数存在している零式は対潜型の射程内に複数存在して攻撃目標すらバラける。全ての零式が毎ターン回復するので、攻撃がバラければバラけるだけ潜水艦は硬さを増していきます。
これが、防衛戦における潜水艦特化の最大の強みです。
今後、二回攻撃の回数に制限がかかるアップデートが予想されているので、この長所はさらに際立ってくると思われます。
金剛や水雷型が軍港を射程に入れるには軍港の回復を受けられる零式の射程内に入らざるを得ません。
零式だけでなく、ホークや他の水上艦の攻撃も飛んできます。木曽は潜水艦特化では対処が難しいため、ホークに頼らざるを得なくなります。
零式という高火力のユニットを排除する事が難しく、対潜型はホークなどで傷つき撤退を余儀なくされて対艦ユニットは零式に殴られ続ける。
実戦ではこのような形を作るのが理想といえるでしょう。
潜水艦特化・欠点編
なんか潜水艦特化がものすごく強いものであるかのような紹介の仕方をしましたが、当然欠点はいくつも存在します。
零式は施設破壊に向いていますが、侵攻戦で敵艦を始末するのは難しいです。
なので、対地攻撃をしようと思っても大抵敵艦に邪魔されてしまいます。
対地型の数でゴリ押ししようとしてもまず潜水艦のコストのせいであまり対地型を揃えられません。
攻撃を分散させる、というのは潜水艦に限らず水上艦でも有効です。しかし、零式は対艦攻撃を受け付けない、というのが裏目に出て軍港や資源基地を襲う攻撃を代わりに受けてやる事ができません。このように防衛戦においても考え方次第で欠点になる部分があります。
これを補うために、金剛や麻耶といった高耐久ユニットを副戦力として運用するといいでしょう。
零式は高練度ありきのユニットです。しかし、霞のように防空演習で経験値を稼げない零式は育成に手間がかかります。
一般的な運用なら数隻分だけ120にできる経験値を確保すればいいのですが、潜水艦特化ではかなりの数の零式を育成しないといけません。
潜水艦特化がある程度強い、と感じられるようになるまでが非常に長いです。
BBB海域には10隻ほどの120零式を保有している島がありますが、ここまで来ると十二分に潜水艦特化としての能力を生かす事ができます。
hakojoy(ここの海戦と似た過去の別の箱庭)には20隻近い120零式を保有している島もいました。ここまでくると一島の対潜戦力を飽和させてゴリ押すことすら可能です。
潜水艦特化・あれこれ編
零式以外の副戦力とするユニットの候補についてです。
五段階評価です。
これらの評価はページ製作者の個人的なものなので参考程度に
―霞級駆逐艦
相性☆☆☆
潜水艦特化でもとりあえず数隻は保有しておいた方がいいユニットです。
汎用性は高いですが零式そのものとの相性はそこまで…
―
ひゅうが級護衛空母
相性☆☆☆☆
零式を大量に保有する事で低下する対空能力、対地能力をある程度補えるユニット。
長射程のホークを次々と展開できるのは防衛戦で零式の射程外にいる敵艦への攻撃に非常に有効です。
育成に手間がかからないのも良し。
私の考えていた一昔前の潜水艦特化の基本的なモデルは零式ひゅうが霞、の編成です。
私と私の潜水艦特化の師匠とも言える方がhakojoy時代に同時期に思いついた形であります。
ただ侵攻能力は低下するのでそのあたりは要相談。
―
金剛級戦艦
相性☆☆☆
零式にはこなせないデコイ(相手の攻撃誘導役)の役割を有効に果たせる高耐久ユニットです。
でも維持費高いから零式の数を減らしたり霞などに割く維持費を圧迫する事になりそう…
―麻耶級重巡洋艦
相性☆☆☆☆☆
貴方が神か。
比較的安く、硬いというデコイに最高の条件に加えひゅうがの護衛をにつける事で脆いひゅうがを守りながらシュミットを落としてひゅうがの火力維持に貢献できるという夢のようなユニット。デコイ役というだけでも採用する意味は大アリなのでひゅうがを採用しない場合でも持っておきたい。
零式麻耶ひゅうが時々霞というのが現行使用でのテンプレに近い潜水艦特化の編成だと私は考えています。
―木曽級軽巡洋艦
相性☆☆☆☆
みんな大好きぶっ壊れユニット。短射程の零式、長射程の木曽と高火力の雷撃をドカドカ放てるので相性は悪くない。
ひゅうが採用型潜水艦特化を対艦能力に偏らせた感じになるのでしょうか。
ただ、育成する際に零式と経験値を奪い合う事になるので気が付いたら零式がみんなリストラされて木曽特化になっていた、なんて事もあるかも…
残念であるが次回の大規模アップデートで弱体化予定。
―
大和級巨大戦艦
相性☆
強いけどもコストが重すぎる。自分の島に置いてデコイにするくらいなら相手の島に突撃させた方が強い。でも他の水上艦がほとんど採用できなくなるからボコボコにされるかも。
紛れもない強ユニットではあるけど潜水艦特化で採用する価値は無いと思われます。
―
ミラー級イージス巡洋艦
相性☆☆☆
麻耶と組み合わせる事によって非常に粘り強いデコイとして機能します。
潜水艦のウェイトが重たいので何隻保有するかは迷うところですが、大戦などにおける継戦能力は格段に向上するので採用の価値はあると思われます。机上の空論なので誰か試してみてください
- メテオ・護国に突っ込んで爆発、ということはなかったと思います -- 名無しさん (2015-02-13 19:44:24)
- 今はダメ半と2回防衛もある。便利になったものだ・・・ -- 名無しさん (2015-02-14 00:18:01)
- ご指摘ありがとうございます! 修正しました! -- ししゃも (2015-02-15 18:07:27)
- >後の方の名無しさん ですよね、昔はそんなものありませんでしたしはこじょいでは一部の方を除いて100ターンに数回限りの切り札のようなものだったですから、いい時代になりましたなあ… -- ししゃも (2015-02-15 18:08:45)
感想、ご意見などあればコメントでどうぞー
最終更新:2019年01月12日 00:33