【上田明也の綺想曲8 ~for some reasons ~あるいはとある笛吹の殺人キコウ①~ 】
ある日のことだ、俺は偶にはハ―メルンの笛吹きらしいことをしようと夜の町をうろついていた。
ハーメルンの笛吹きと聞いて人は何を思い浮かべるだろう?
童話?
都市伝説?
それとも殺人鬼?
個人的には童話であっても、殺人鬼であってもならないと思っている。
何故なら都市伝説としての彼女は都市伝説としてのハーメルンの笛吹きの知名度に依存して存在しているからだ。
故に、自分の為す殺人はあくまで陰惨で、人間離れしていて、密やかにしめやかに語られなければならないと俺は考えて居た。
ハーメルンの笛吹きという存在は苦い苦い劇薬のように語られなくてはならない。
お前が被害者になるかもしれないぞ、という恐怖を持った苦い毒。
まあ良薬口に苦しとも言うが。
ハーメルンの笛吹きと聞いて人は何を思い浮かべるだろう?
童話?
都市伝説?
それとも殺人鬼?
個人的には童話であっても、殺人鬼であってもならないと思っている。
何故なら都市伝説としての彼女は都市伝説としてのハーメルンの笛吹きの知名度に依存して存在しているからだ。
故に、自分の為す殺人はあくまで陰惨で、人間離れしていて、密やかにしめやかに語られなければならないと俺は考えて居た。
ハーメルンの笛吹きという存在は苦い苦い劇薬のように語られなくてはならない。
お前が被害者になるかもしれないぞ、という恐怖を持った苦い毒。
まあ良薬口に苦しとも言うが。
とあるパチンコ店の前を通り過ぎた時だった。
「ママー!ママー!」
うほっ、良い幼女。
なんだかんだ言っても俺はロリコンである為にこの手の子供には甘くなってしまうのだ。
こんな夜の町に一人で残っている子供なんて放っておけないじゃないか。
もし敵だったら殺せばよい。
「マスター、どうみても怪しいですって。多分都市伝説かなんかですよ。」
「ふん、だからどうした。ここであの子供を無視すれば俺が俺でなくなる。」
「まあ好きにすれば良いと思います。」
「知っているか、メル、都市伝説よりも人間の方が怖いんだぜ?」
声色をすこし操って優しい声にしておく。
ついでに懐にしまっておいた猫耳も装着だ、意外とこれが気に入った。
幼女の肩を叩いて俺は彼女に話しかけた。
「お嬢さん、どうしたんだにゃん?」
自分でも呆れるくらいに優しい声だ。
子供が警戒すると言うことはないだろう。
「猫サンだー!」
子供は笑いながら自分の方向に顔を向けた。
「ママー!ママー!」
うほっ、良い幼女。
なんだかんだ言っても俺はロリコンである為にこの手の子供には甘くなってしまうのだ。
こんな夜の町に一人で残っている子供なんて放っておけないじゃないか。
もし敵だったら殺せばよい。
「マスター、どうみても怪しいですって。多分都市伝説かなんかですよ。」
「ふん、だからどうした。ここであの子供を無視すれば俺が俺でなくなる。」
「まあ好きにすれば良いと思います。」
「知っているか、メル、都市伝説よりも人間の方が怖いんだぜ?」
声色をすこし操って優しい声にしておく。
ついでに懐にしまっておいた猫耳も装着だ、意外とこれが気に入った。
幼女の肩を叩いて俺は彼女に話しかけた。
「お嬢さん、どうしたんだにゃん?」
自分でも呆れるくらいに優しい声だ。
子供が警戒すると言うことはないだろう。
「猫サンだー!」
子供は笑いながら自分の方向に顔を向けた。
子供はあっさり自分に心を開いてくれた。
「お母さんが出てこないの!」
「お母さんが出てこない?」
「うん、居ないんだよ!」
どうやら母親がパチンコ店に入り浸ったまま出てこないらしい。
ろくでもない親だ。
この町には本当にろくな大人が居ない。
この前、マッドガッサーの時に会ったコーラ男の兄っぽい教師。
狂ってこそいるが今まで会った子供に関係する人間の中であいつが一番まともだ。
とりあえずこの少女の母に会わなくては仕方があるまい。
彼女に自分の真っ赤な外套を貸し与えてしばらく一緒に居ることにしてあげた。
「メル、この子と遊んであげろ。」
「え、……ワタシそう言うのは。」
「命令、前回のマッドガッサー戦でもお前役に立たなかっただろう。」
「う………。」
メルはあっさり言うことを聞いた。
「お母さんが出てこないの!」
「お母さんが出てこない?」
「うん、居ないんだよ!」
どうやら母親がパチンコ店に入り浸ったまま出てこないらしい。
ろくでもない親だ。
この町には本当にろくな大人が居ない。
この前、マッドガッサーの時に会ったコーラ男の兄っぽい教師。
狂ってこそいるが今まで会った子供に関係する人間の中であいつが一番まともだ。
とりあえずこの少女の母に会わなくては仕方があるまい。
彼女に自分の真っ赤な外套を貸し与えてしばらく一緒に居ることにしてあげた。
「メル、この子と遊んであげろ。」
「え、……ワタシそう言うのは。」
「命令、前回のマッドガッサー戦でもお前役に立たなかっただろう。」
「う………。」
メルはあっさり言うことを聞いた。
「え~!うっそぉ!マジィ?」
携帯電話で馬鹿みたいに大声で話しながら出てくる女。
ああ、こいつは適当に生きて適当に死んでいきゴミのようにしか扱われないその他大勢の人間の一人に違いない。
「ママァ!」
え?
こんな馬鹿な女が少女の母親なのか?
「うるさいわよ、エミ。」
邪魔くさそうに足で子供を払いのける母親。
「おーい!」
後ろから馬鹿そうな男も出てくる。
ああ、こんな人間にも選挙権が与えられるとは日本はなんて酷い国なんだ。
こいつも子供は無視だ。
携帯電話で馬鹿みたいに大声で話しながら出てくる女。
ああ、こいつは適当に生きて適当に死んでいきゴミのようにしか扱われないその他大勢の人間の一人に違いない。
「ママァ!」
え?
こんな馬鹿な女が少女の母親なのか?
「うるさいわよ、エミ。」
邪魔くさそうに足で子供を払いのける母親。
「おーい!」
後ろから馬鹿そうな男も出てくる。
ああ、こんな人間にも選挙権が与えられるとは日本はなんて酷い国なんだ。
こいつも子供は無視だ。
まあどんなに酷い人間でも一度は人間の道を説かねばなるまい。
しかし殺人鬼に道を説かれる人間というのも残念な話だ。
やはり人間はろくでもない。
「おい、あんた達。
こんな真冬に自分の子供を放り出してパチンコって一体どういう了見だ?
もしこれで子供が死んでみろ。
日本国刑法218条の保護責任者遺棄致死罪だよ。
そもそも今の時点で保護者責任遺棄罪だ、三年以上五年以下の懲役になってもおかしくはない。」
「はぁ?何を言ってんの?人の家のことに口を………。」
どうやらこの母親は道理というものがわからないらしい。
折角人が子供を放ってパチンコに行くのは罪なんですよと教えてあげたのに愚かな奴だ。
互いに不干渉であることは個人がそれぞれ内面に良識を持った上でそうなるべきことだ。
自らの内面を倫理で律することも出来ない人間が個人の生活に対する不干渉を訴えたところでそれは妄言にしかならない。
しかし殺人鬼に道を説かれる人間というのも残念な話だ。
やはり人間はろくでもない。
「おい、あんた達。
こんな真冬に自分の子供を放り出してパチンコって一体どういう了見だ?
もしこれで子供が死んでみろ。
日本国刑法218条の保護責任者遺棄致死罪だよ。
そもそも今の時点で保護者責任遺棄罪だ、三年以上五年以下の懲役になってもおかしくはない。」
「はぁ?何を言ってんの?人の家のことに口を………。」
どうやらこの母親は道理というものがわからないらしい。
折角人が子供を放ってパチンコに行くのは罪なんですよと教えてあげたのに愚かな奴だ。
互いに不干渉であることは個人がそれぞれ内面に良識を持った上でそうなるべきことだ。
自らの内面を倫理で律することも出来ない人間が個人の生活に対する不干渉を訴えたところでそれは妄言にしかならない。
「いや、話を聞く気がないんなら良いんだ。人間を躾けるより豚を調教する方が楽だから。
メル、その女の子の意識を奪っておけ。」
「はい、マスター。」
ハーメルンの笛吹きの能力で子供の意識を一時的に奪わせておく。
メル、その女の子の意識を奪っておけ。」
「はい、マスター。」
ハーメルンの笛吹きの能力で子供の意識を一時的に奪わせておく。
訳がわからないとばかりにくちをあんぐり開けてアホ面を抱えている女の目玉に俺は指を突き刺した。
プリッと柔らかい手触りにももう大分慣れてしまった。
女の悲鳴を上げようとする喉を只のナイフで切り裂く。
まあこんなもので良いだろう。
パチンコ店に逃げ込もうとする男の足には何発か銃弾を叩き込んで
こちらには逃げられないように足の腱をナイフで切り刻む。
プリッと柔らかい手触りにももう大分慣れてしまった。
女の悲鳴を上げようとする喉を只のナイフで切り裂く。
まあこんなもので良いだろう。
パチンコ店に逃げ込もうとする男の足には何発か銃弾を叩き込んで
こちらには逃げられないように足の腱をナイフで切り刻む。
夜の町には人通りも少ない。
見物人が見ていないというのは素晴らしいことだ。
「ああ、お前も助けとか呼ぶなよ。」
ビシャッ!
汚い音を立てて男の喉が二つに割れる。
汚い物は汚い物に始末させれば十分だ。
「メル、鼠を呼んでおけ。」
「はい、マスター。」
どこからともなくネズミが現れるとあっという間にこの男女はネズミに食い尽くされてしまった。
勿論、中途半端に生きた状態で食われたのである。
この間、わずか2分。慣れとは恐ろしい。
見物人が見ていないというのは素晴らしいことだ。
「ああ、お前も助けとか呼ぶなよ。」
ビシャッ!
汚い音を立てて男の喉が二つに割れる。
汚い物は汚い物に始末させれば十分だ。
「メル、鼠を呼んでおけ。」
「はい、マスター。」
どこからともなくネズミが現れるとあっという間にこの男女はネズミに食い尽くされてしまった。
勿論、中途半端に生きた状態で食われたのである。
この間、わずか2分。慣れとは恐ろしい。
「ここまでやれば大丈夫かな?」
「ていうか跡形も残って居ないじゃないですか。」
確かにメルの言うとおり、わずかに道路に血痕が残っているだけだ。
「素晴らしいことだ。この子供はLOLIQLOとやらの社長がやっている孤児院に連れて行こう。
あそこならこの両親の所よりもずっと幸せでいられる。
もっと言えば非常によいロリっ子になる。」
「今は手を付けないんですか?」
メルは俺に聞く。
「馬鹿野郎、それじゃあ只の両親を殺して娘を襲った強姦魔じゃないか。
それは俺の美意識に反する。
手を付けるにしたって素晴らしいロリになってからこの娘を堂々と口説きに行くよ。
その子には俺が両親を殺した殺人鬼から自分を守ってくれた素敵なお兄ちゃんという記憶でも叩き込んでおけ。」
「うわっ、外道!」
「ふん、知らないね。俺の美学に反しない限り俺は何をやっても良い。」
だってそっちの方がこの少女も幸せではないか。
真実よりも百倍素敵だ。
「この子が都市伝説と契約したら私レベルの暗示は解けますよ?」
「かまわん、やれ。」
そうしたら恨みは俺一人が被ればいい。
俺を恨んでいれば彼女は自らを嫌いにならないで済む。
それから俺達二人は彼女を孤児院に送り届けて家路についた。
「ていうか跡形も残って居ないじゃないですか。」
確かにメルの言うとおり、わずかに道路に血痕が残っているだけだ。
「素晴らしいことだ。この子供はLOLIQLOとやらの社長がやっている孤児院に連れて行こう。
あそこならこの両親の所よりもずっと幸せでいられる。
もっと言えば非常によいロリっ子になる。」
「今は手を付けないんですか?」
メルは俺に聞く。
「馬鹿野郎、それじゃあ只の両親を殺して娘を襲った強姦魔じゃないか。
それは俺の美意識に反する。
手を付けるにしたって素晴らしいロリになってからこの娘を堂々と口説きに行くよ。
その子には俺が両親を殺した殺人鬼から自分を守ってくれた素敵なお兄ちゃんという記憶でも叩き込んでおけ。」
「うわっ、外道!」
「ふん、知らないね。俺の美学に反しない限り俺は何をやっても良い。」
だってそっちの方がこの少女も幸せではないか。
真実よりも百倍素敵だ。
「この子が都市伝説と契約したら私レベルの暗示は解けますよ?」
「かまわん、やれ。」
そうしたら恨みは俺一人が被ればいい。
俺を恨んでいれば彼女は自らを嫌いにならないで済む。
それから俺達二人は彼女を孤児院に送り届けて家路についた。
次の日のことだ。
俺は橙と映画館に新作の映画を見に行った。
帰り道は気まぐれにバスにのって帰ったのだがそこで事件は起きた。
「老人に席くらい譲ったらどうだ!」
性格の悪い年寄りが優先席に座っていた女性の足を蹴り飛ばした。
まあ確かにそれも一理あるがやりすぎではないだろうか?
「なぁ、笛吹丁。」
一応外では偽名で俺を呼ぶ橙。
「あの女の人義足だよな?」
「ああ。」
女性の足は老人に蹴り飛ばされて宙を舞った。
ストン
義足は俺の両手に見事に収まった。
俺は橙と映画館に新作の映画を見に行った。
帰り道は気まぐれにバスにのって帰ったのだがそこで事件は起きた。
「老人に席くらい譲ったらどうだ!」
性格の悪い年寄りが優先席に座っていた女性の足を蹴り飛ばした。
まあ確かにそれも一理あるがやりすぎではないだろうか?
「なぁ、笛吹丁。」
一応外では偽名で俺を呼ぶ橙。
「あの女の人義足だよな?」
「ああ。」
女性の足は老人に蹴り飛ばされて宙を舞った。
ストン
義足は俺の両手に見事に収まった。
女性が義足であることに気がついた老人は顔を真っ赤にしている。
そして奴は言うに事欠いてとんでもないことを言ったのだ。
「紛らわしい!障害者なら顔にでも書いておけ!」
バキン!
俺は思わず椅子から立ち上がって老人を殴り倒した。
橙の見ている前で暴力全開というのも宜しくないのだろうが腹が立った。
腹が立ったので老人を殴ってしまうのは仕方がない。
「橙、これで帰っててくれ。」
サンジェルマンのくれた家の鍵を渡す。
橙は事情を察してさっさとバスの中から走り出した。
バスの運転手が慌てて俺を止めにかかろうとしたのでとりあえず拳銃で威嚇射撃。「
運転手も動きを止めたので女性に義足を返した後に爺さんを引っ張り上げてバスを立ち去る。
そして奴は言うに事欠いてとんでもないことを言ったのだ。
「紛らわしい!障害者なら顔にでも書いておけ!」
バキン!
俺は思わず椅子から立ち上がって老人を殴り倒した。
橙の見ている前で暴力全開というのも宜しくないのだろうが腹が立った。
腹が立ったので老人を殴ってしまうのは仕方がない。
「橙、これで帰っててくれ。」
サンジェルマンのくれた家の鍵を渡す。
橙は事情を察してさっさとバスの中から走り出した。
バスの運転手が慌てて俺を止めにかかろうとしたのでとりあえず拳銃で威嚇射撃。「
運転手も動きを止めたので女性に義足を返した後に爺さんを引っ張り上げてバスを立ち去る。
適当に病院の路地裏まで運ぶととりあえずその老人を気の済むまで殴った。
歯が折れて口から血を流し泣き叫ぶ様など見ていて思わず震えてしまった。
自分は成人男性としては体力が無いので人間の骨をへし折るのも割と上手く行かない。
だから一発で骨を折ってあげたいのだが中々上手に折れない。
なので暴行を終われない。
「帰ったらお気に入りのドラマの再放送あるんで速く折れて下さいよ。」
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
何度も足や腕を革靴で踏みつける。
「や……やめて………。」
「あれ、なにか言いましたかね、おじいさん。」
努めて優しい声で尋ねる。
年上の人間には敬意を表す物だ。
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
「いやね、実は僕生まれつき耳が遠くて聞こえないんですよね。」
勿論嘘だ。
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
歯が折れて口から血を流し泣き叫ぶ様など見ていて思わず震えてしまった。
自分は成人男性としては体力が無いので人間の骨をへし折るのも割と上手く行かない。
だから一発で骨を折ってあげたいのだが中々上手に折れない。
なので暴行を終われない。
「帰ったらお気に入りのドラマの再放送あるんで速く折れて下さいよ。」
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
何度も足や腕を革靴で踏みつける。
「や……やめて………。」
「あれ、なにか言いましたかね、おじいさん。」
努めて優しい声で尋ねる。
年上の人間には敬意を表す物だ。
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
「いやね、実は僕生まれつき耳が遠くて聞こえないんですよね。」
勿論嘘だ。
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
ポキリ
「あ、やっと折れた!」
目的を達成した後は気持ちがよい。
老人の目には既に光がない。
力なく何かを呻いているようだがそんなの気にする必要は無い。
「あとはネズミに食わせておくか。
メルにも映画館のお土産を渡してやりたいしな。
こんな下らない人間に付き合っていると自分の時間が無くなってしまう。」
上田明也はタクシーに乗ってちょっと優雅な気分で家に帰るのであった。
目的を達成した後は気持ちがよい。
老人の目には既に光がない。
力なく何かを呻いているようだがそんなの気にする必要は無い。
「あとはネズミに食わせておくか。
メルにも映画館のお土産を渡してやりたいしな。
こんな下らない人間に付き合っていると自分の時間が無くなってしまう。」
上田明也はタクシーに乗ってちょっと優雅な気分で家に帰るのであった。
それから数日後。
大量の都市伝説の気配がしたのでとあるクラブに入り込むとそこはゾンビの楽園になっていた。
見たところ不良少年の集団の集まりがあったようだが一体なんだというのだろう?
バイオハザード気分でまだ綺麗なゾンビ達に銃弾を撃ち込んだりネズミで襲いかからせたりした。
彼らにはまだ理性があるようだがソレは関係無い。
だって彼らはみんなで協力して俺に襲いかかってきたんだから。
誰それの仇などと言ってゾンビが襲いかかってきてもそれはギャグとしか思えない。
「うわっ!マスター、沢山居ますよぅ!」
「構わん、俺達の方が多い。」
掃除は割と簡単だった。
どこかに指揮している奴がいると思ったのだがどうやら違ったようだ。
「……上か。」
「どうしたんです、マスター?」
「メル、ここに残った奴らの後始末は任せたぜ。」
襲いかかってきた高校生――――こいつはまだゾンビ化していないようだ―――の首を切り取る。
そいつの首を持ちながら上にいる都市伝説の気配をたどって階段を登った。
其処にいたのは高校一年生くらいの少年だった。
大量の都市伝説の気配がしたのでとあるクラブに入り込むとそこはゾンビの楽園になっていた。
見たところ不良少年の集団の集まりがあったようだが一体なんだというのだろう?
バイオハザード気分でまだ綺麗なゾンビ達に銃弾を撃ち込んだりネズミで襲いかからせたりした。
彼らにはまだ理性があるようだがソレは関係無い。
だって彼らはみんなで協力して俺に襲いかかってきたんだから。
誰それの仇などと言ってゾンビが襲いかかってきてもそれはギャグとしか思えない。
「うわっ!マスター、沢山居ますよぅ!」
「構わん、俺達の方が多い。」
掃除は割と簡単だった。
どこかに指揮している奴がいると思ったのだがどうやら違ったようだ。
「……上か。」
「どうしたんです、マスター?」
「メル、ここに残った奴らの後始末は任せたぜ。」
襲いかかってきた高校生――――こいつはまだゾンビ化していないようだ―――の首を切り取る。
そいつの首を持ちながら上にいる都市伝説の気配をたどって階段を登った。
其処にいたのは高校一年生くらいの少年だった。
「美作……!」
その少年は美しく怒っていた。
友を奪われた純粋な怒り。
こんな澄んだ感性を持っている人間というのも素敵な物である。
「ほう、彼は美作くんというのかい?
じゃあコレ、友人の君に返しておくよ。」
ブンッ!
美作君とやらの首を投げつける。
「美作っ!!お前一体何者だ!」
少年は美作君だった物をゆさぶるが……当然返事はない。
その少年は美しく怒っていた。
友を奪われた純粋な怒り。
こんな澄んだ感性を持っている人間というのも素敵な物である。
「ほう、彼は美作くんというのかい?
じゃあコレ、友人の君に返しておくよ。」
ブンッ!
美作君とやらの首を投げつける。
「美作っ!!お前一体何者だ!」
少年は美作君だった物をゆさぶるが……当然返事はない。
「他人が誰か聞くときは自分が名乗るのが礼儀だが……。
あえて自己紹介するなら、ラスボスかな?」
あえて自己紹介するなら、ラスボスかな?」
この自己紹介に大した意味は無い。
とりあえず彼には皆殺されてもらうだけだ。
久しぶりの本格的な戦闘の予感に俺は頬をつり上げていた。
とりあえず彼には皆殺されてもらうだけだ。
久しぶりの本格的な戦闘の予感に俺は頬をつり上げていた。
【上田明也の綺想曲8 ~for some reasons ~あるいはとある笛吹の殺人キコウ①~ fin】