【上田明也の探偵倶楽部after.act27~今日の主役はサンジェルマン~】
「本当に来るのですか橙さん?」
「ああ、お前が三十秒後に事務所を出れば最高のタイミングでエンカウントだ。」
「ほう……、じゃあバッチリですね。」
「頼むからこのビル壊さないでね?」
「大丈夫ですよ。」
「ああ、お前が三十秒後に事務所を出れば最高のタイミングでエンカウントだ。」
「ほう……、じゃあバッチリですね。」
「頼むからこのビル壊さないでね?」
「大丈夫ですよ。」
こんにちわ皆さん、サンジェルマン伯爵です。
今日は友人の経営する探偵事務所に遊びに来ていました。
なんでも今日、ファッキンな教会のファッキンな過激派が活動するそうなので私はそれを未然に防ごうと思っていたのです。
橙さんの予知によると吉静さんにちょっかいをかけてる双子が私たちの所に来るそうです。
良いですねえ、双子。
昔一度とある双子(の弟の方、姉にはあんまり興味無かった)とやり損ねたことがあったのでその時のリベンジです。
今日は友人の経営する探偵事務所に遊びに来ていました。
なんでも今日、ファッキンな教会のファッキンな過激派が活動するそうなので私はそれを未然に防ごうと思っていたのです。
橙さんの予知によると吉静さんにちょっかいをかけてる双子が私たちの所に来るそうです。
良いですねえ、双子。
昔一度とある双子(の弟の方、姉にはあんまり興味無かった)とやり損ねたことがあったのでその時のリベンジです。
私は気分を弾ませながらドアを開けた。
成る程、橙さんの予知通り双子が立っている。
成る程、橙さんの予知通り双子が立っている。
「誰?」
「敵?」
「敵とは、失礼ですねぇ」
「「ごめんなさい」」
「え?素直に謝るの?」
「敵?」
「敵とは、失礼ですねぇ」
「「ごめんなさい」」
「え?素直に謝るの?」
んほぉ!
二人ともカワイイ!
私の息子も起ち上がる!
これは生け捕りにして口では言えないようなことをせざるを得ない!
二人を並べてペロペロして楽しみたい!
二人ともカワイイ!
私の息子も起ち上がる!
これは生け捕りにして口では言えないようなことをせざるを得ない!
二人を並べてペロペロして楽しみたい!
「おじちゃん、笛吹探偵事務所の人?」
「私達、吉静ちゃんに会いたいの」
「ははは、私はおじさんなどと言う歳ではないのですが……そうですか、彼女に用がありますか」
「私達、吉静ちゃんに会いたいの」
「ははは、私はおじさんなどと言う歳ではないのですが……そうですか、彼女に用がありますか」
まあ良い。
子供の非礼くらいはアトランティスの王の資格を持っている私が寛大に許しましょう。
子供の非礼くらいはアトランティスの王の資格を持っている私が寛大に許しましょう。
「…何が目的かは知りませんが……そうですね」
恐らく彼女だけでも逃がそうとしたのだろう。
彼女とこの双子は奇妙な縁で結ばれているらしいですし。
彼女とこの双子は奇妙な縁で結ばれているらしいですし。
「穀雨 吉静さんに、会いたいのならば、その前に」
そんなことはどうでも良い。
私がこの二人に言いたいのはたった一つ。
白衣を脱ぎ捨てこの美しい肉体を見せびらかしながら私はそれを言い放つ。
私がこの二人に言いたいのはたった一つ。
白衣を脱ぎ捨てこの美しい肉体を見せびらかしながら私はそれを言い放つ。
「私とヤ ら な い か」
私はショタでもロリでも雄クセエ野郎でも可憐なレディでも喰っちまうんですよ?
「「変態ーーーーーーーーーーーーっ!!??」」
炎と冷気が双子の手から生み出され、光の矢となり私に射出される。
無論、直撃。
避けたらこのビルがヤバイ。
無論、直撃。
避けたらこのビルがヤバイ。
「おぅふ、今のは尻にキュンキュン来ましたねえ……!
ただし魔法は尻で受けマスよおおおお!」
ただし魔法は尻で受けマスよおおおお!」
その攻撃で私は灰になった。
無論、白衣もそうである。
だがしかし、海パンは不死身だ。
私自身だって例えこの身が崩壊しようとも世界数百カ所に分散させた私の魂を全て破壊しない限りいくらでも自分自身を再構成できる。
つまり、灰の中からパンツ一丁の私☆降☆臨!
無論、白衣もそうである。
だがしかし、海パンは不死身だ。
私自身だって例えこの身が崩壊しようとも世界数百カ所に分散させた私の魂を全て破壊しない限りいくらでも自分自身を再構成できる。
つまり、灰の中からパンツ一丁の私☆降☆臨!
「どうしようマドレーヌ、この人やばいよ!」
「駄目だよリュリュ、それなら尚のこと吉静を助けないと!」
「くくく……、その年でそこまで練り上げているとは……」
「駄目だよリュリュ、それなら尚のこと吉静を助けないと!」
「くくく……、その年でそこまで練り上げているとは……」
それにしてもこの私を一撃で消滅させたか。
中々悪くない才能だ、いけない癖だ、興奮してしまう。
中々悪くない才能だ、いけない癖だ、興奮してしまう。
「貴方たち、中々良いですよ、教会だかエイブラハムだかなんて見限って私の弟子になりなさい。」
「お前みたいな変態は信用できないぞ!」
「エイブラハム様の悪口を言うな!」
「お前みたいな変態は信用できないぞ!」
「エイブラハム様の悪口を言うな!」
うーん、良いですねえ。
純粋無垢な少年少女のひたむきな叫び。
ゾクゾクしますね、裸にひん剥いてひいひい言わせたい。
純粋無垢な少年少女のひたむきな叫び。
ゾクゾクしますね、裸にひん剥いてひいひい言わせたい。
「ああ、なんだか……。」
私の
「すっごく……。」
息子も
「良いじゃあないですか……!」
ライジング!
映像化できない私の本気!
映像化できない私の本気!
「私を倒したら穀雨さんでもなんでも連れて行けばいい!
しかし私に負けたら貴方たちを弟子にします!」
しかし私に負けたら貴方たちを弟子にします!」
ほぼ生まれたままの姿で高らかに宣言する。
ああ、なんて気分が良いんだろう。
このまま戦闘放棄して町を走り出したい。
ああ、なんて気分が良いんだろう。
このまま戦闘放棄して町を走り出したい。
「もう訳わかんない!凍り付け!」
冷気が私の身体に直撃する。
ええ、避けませんよ。
だってこの建物壊せないし。
ええ、避けませんよ。
だってこの建物壊せないし。
「おやおや、これでは私のこんもりしたグングニルが使い物になりませんね。
それどころか身体ごと凍らせている……。
で、お次は?」
「え?」
「いや、この次、私はまだまだ元気ですよ?」
「ど、どうするマドレーヌ?」
「どうするもなにも全身氷付けになってあんなはしゃいでいる人なんて見たこと無いよ……」
「オブジェにするにしてももうちょっと芸術的にお願いしますよ。」
それどころか身体ごと凍らせている……。
で、お次は?」
「え?」
「いや、この次、私はまだまだ元気ですよ?」
「ど、どうするマドレーヌ?」
「どうするもなにも全身氷付けになってあんなはしゃいでいる人なんて見たこと無いよ……」
「オブジェにするにしてももうちょっと芸術的にお願いしますよ。」
とりあえず全身の氷を体内の化学反応を調整して発生させた熱で溶かしてみる。
錬金術とは化学反応を操る魔術ですからこの程度楽勝です。
錬金術とは化学反応を操る魔術ですからこの程度楽勝です。
「さあ、次は?」
「これでも喰らえ!」
「これでも喰らえ!」
男の子の方が炎を私にぶつける。
「あっひいいいいい!らめえええええ!燃え尽きちゃううううう!」
あまりの刺激に思わず叫んでしまった。
これはハズカシイですね。
だがちょっぴりカ・イ・カ・ン♪
何故かあの双子には汚物を見るような目つきで見られちゃいました。
これはハズカシイですね。
だがちょっぴりカ・イ・カ・ン♪
何故かあの双子には汚物を見るような目つきで見られちゃいました。
「どうしようマドレーヌ、あんまり効いてないみたいだよ?」
「そんな馬鹿な……、だったら二人でもう一度やってみましょう!」
「良いですよー幾らでも相談し合ってくださいね。」
「バカにしてるな!」
「今度こそ私たちの本気を見せて上げましょう!」
「バカになんてしてません、貴方の実力をしっかりテストしたいだけです。」
「そんな馬鹿な……、だったら二人でもう一度やってみましょう!」
「良いですよー幾らでも相談し合ってくださいね。」
「バカにしてるな!」
「今度こそ私たちの本気を見せて上げましょう!」
「バカになんてしてません、貴方の実力をしっかりテストしたいだけです。」
リュリュの手から、炎が生まれる
マドレーヌの手から、冷気が生まれる
二人はそれらを、弓矢のように、引き絞って私にめがけてもう一度撃つ。
マドレーヌの手から、冷気が生まれる
二人はそれらを、弓矢のように、引き絞って私にめがけてもう一度撃つ。
「良い攻撃だ。
相反する二つの力を束ねてその拮抗した状態の中に相手をたたき込むことで消滅させる。
こと破壊力に限ればうちのメンバーの中でも同等の物を出せる人は数える程度しか居ない。
だがまあ……」
相反する二つの力を束ねてその拮抗した状態の中に相手をたたき込むことで消滅させる。
こと破壊力に限ればうちのメンバーの中でも同等の物を出せる人は数える程度しか居ない。
だがまあ……」
わざとそれを受けて、再生する。
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
私は不老不死の超人、ただ破壊力が高いだけの攻撃は通用しない。
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも
私は不老不死の超人、ただ破壊力が高いだけの攻撃は通用しない。
「それだけです。」
「油断したな!」
「こっちが本命よ!」
「油断したな!」
「こっちが本命よ!」
ん?
その時、突然地面が割れた。
どうやら冷却と加熱の繰り返しで私の立っている足場を脆くしていたらしい。
どうやら冷却と加熱の繰り返しで私の立っている足場を脆くしていたらしい。
「貴方と直接戦う必要なんて無いわ!」
「吉静を直接助ければ良いのさ!」
「吉静を直接助ければ良いのさ!」
上から声が聞こえてくる。
このフロアは只の資料室だったからセーフか……。
壊してしまいましたね、この建物。
このフロアは只の資料室だったからセーフか……。
壊してしまいましたね、この建物。
「おやおや、その程度で私を出し抜いたつもりですか?」
ビルの壁や天井が突然姿を変える。
分子の構造を少し弄って動かしているのだ。
分子の構造を少し弄って動かしているのだ。
「うわっ!建物が!?」
「でもこの程度問題無いわ!」
「でもこの程度問題無いわ!」
ほう、能力で突破しているらしいですね。
「あれっ、二人ともなんで此処にいるの?」
おやおや、吉静さんが出てきてしまった。
……あれれ?
このままだと私戦わずしてあの子を掠われて負けてしまいますね。
こいつぁ参りました……。
……あれれ?
このままだと私戦わずしてあの子を掠われて負けてしまいますね。
こいつぁ参りました……。
「吉静!もう大丈夫だよ!」
「お兄さんと一緒にこの町を逃げましょう!」
「あ、リュリュ!マドレーヌ!逃げるってなぁに?」
「この町はもうすぐ焼き払われちゃうんだよ!」
「え?じゃあ彼方お兄ちゃんだけじゃなくて明也お兄ちゃんも呼ばないといけないよ!」
「どうしましょう!お兄ちゃんが二人もいるの?」
「お兄さんと一緒にこの町を逃げましょう!」
「あ、リュリュ!マドレーヌ!逃げるってなぁに?」
「この町はもうすぐ焼き払われちゃうんだよ!」
「え?じゃあ彼方お兄ちゃんだけじゃなくて明也お兄ちゃんも呼ばないといけないよ!」
「どうしましょう!お兄ちゃんが二人もいるの?」
リュリュが吉静の手を握る。
彼は周囲を見回して私が脱出にまだ手間取っているのを確認してから走り出した。
彼は周囲を見回して私が脱出にまだ手間取っているのを確認してから走り出した。
「お兄ちゃんだけじゃなくてお姉ちゃんも居るしお母さんもいるよ!
でもお兄ちゃんにもお姉ちゃんにもお母さんにもこの町には友達が居るし、
その人達も助けなきゃ駄目だよね。」
「「え……」」
「だって誰かだけ助けるって事は誰かだけ傷つけることだってお兄ちゃんが言っていたもん!
誰かを救うならその誰かの大切な人も救うことだって言っていたもん。」
「ああ……でも時間がないんだ!今は吉静だけでも逃げて!」
「そうよ!もう時間がないのよ!」
「うーん、解った。お兄ちゃんが居るから他の皆は大丈夫だよね!」
でもお兄ちゃんにもお姉ちゃんにもお母さんにもこの町には友達が居るし、
その人達も助けなきゃ駄目だよね。」
「「え……」」
「だって誰かだけ助けるって事は誰かだけ傷つけることだってお兄ちゃんが言っていたもん!
誰かを救うならその誰かの大切な人も救うことだって言っていたもん。」
「ああ……でも時間がないんだ!今は吉静だけでも逃げて!」
「そうよ!もう時間がないのよ!」
「うーん、解った。お兄ちゃんが居るから他の皆は大丈夫だよね!」
吉静は双子について走り出した。
双子は走って走って事務所を抜け出す。
やられましたね、予想外に頑張る双子だった。
そのうえわりと機転も利く。
ああ、これは尚のこと欲しい才能ですねえ。
それでは、そろそろ本気を出しましょうか。
双子は走って走って事務所を抜け出す。
やられましたね、予想外に頑張る双子だった。
そのうえわりと機転も利く。
ああ、これは尚のこと欲しい才能ですねえ。
それでは、そろそろ本気を出しましょうか。
バタン!とビルの扉が開いて双子と吉静さんがそこから出てくる。
二人は吉静の方を振り返る。
さて、それでは本気を出しましょうか。
二人は吉静の方を振り返る。
さて、それでは本気を出しましょうか。
「え?」
「あれ!?」
「こんな可愛らしい少年と手を繋げるなんてふひゅうううううん!」
「あれ!?」
「こんな可愛らしい少年と手を繋げるなんてふひゅうううううん!」
と言うわけでビルの扉が開いたと同時に時を操作させて頂きました。
吉静さんと私の居る場所を交換したのですね。
ま、時を超える不死の超人の面目躍如といった所でしょうか。
私がすぐに廊下が崩れて資料室に落ちた時、すぐに脱出しなかったのはこれの集中に時間がかかっていたからです。
吉静さんと私の居る場所を交換したのですね。
ま、時を超える不死の超人の面目躍如といった所でしょうか。
私がすぐに廊下が崩れて資料室に落ちた時、すぐに脱出しなかったのはこれの集中に時間がかかっていたからです。
「な、なんでお前が居るんだよ!」
「吉静を何処にやったの!?」
「食べちゃいました。」
「吉静を何処にやったの!?」
「食べちゃいました。」
手を振り払おうとするリュリュくんの手を更に強く握りしめる。
所詮は子供の力、振り払う事なんて出来ません。
所詮は子供の力、振り払う事なんて出来ません。
「貴方達の能力は掌が始点でしょう?
ならばこうやって手をニギニギしてれば自爆が怖くて出せないんじゃないですかね?」
ならばこうやって手をニギニギしてれば自爆が怖くて出せないんじゃないですかね?」
うひょおおおおおおおおお!
肌すべすべしてりゅよおおおおおおおおお!
恐らくすべすべであろう口で言えない場所も舐め回したいよオオオオオオオオオ!
そんなことを考えていたら冷気が頭部に直撃する。
肌すべすべしてりゅよおおおおおおおおお!
恐らくすべすべであろう口で言えない場所も舐め回したいよオオオオオオオオオ!
そんなことを考えていたら冷気が頭部に直撃する。
「リュリュから離れなさい!」
「助かったよマドレーヌ!」
「まったく……。本当に暴力が大好きですね。」
「もう一発!」
「助かったよマドレーヌ!」
「まったく……。本当に暴力が大好きですね。」
「もう一発!」
私の頭が完全に凍り付いた。
そして砕かれる。
砕かなきゃ少しは動きを止められたのですがね。
そして砕かれる。
砕かなきゃ少しは動きを止められたのですがね。
「今度こそ吉静を助けに行きましょう!」
「うん!」
「うん!」
首のない私の身体に背を向けて走り出す双子。
私は首のない身体のまま二人の肩をたたく。
私は首のない身体のまま二人の肩をたたく。
「「キャアアアアアアア!?」」
悲鳴が心地良い。
彼等の目の前で首を生やしてみせる。
彼等の目の前で首を生やしてみせる。
「これ以上、ここで暴れると迷惑です。
少し場所を変えませんか?」
少し場所を変えませんか?」
指を一回鳴らすと私の能力で空間操作を発動させる。
辺りの風景は繁華街からあっという間に金色の樹木で覆われた森に変わった。
辺りの風景は繁華街からあっという間に金色の樹木で覆われた森に変わった。
「こ、ここは!?」
「さっきまでの場所じゃない!」
「ここは私の錬金術により作り出した黄昏の黄金郷“エルドラド”!
ここならば幾ら暴れても構いませんよ!
そしてここから逃げたかったら私を倒すしか有りません!」
「くそっ!でもそれならば!」
「これでも喰らいなさい!」
「さっきまでの場所じゃない!」
「ここは私の錬金術により作り出した黄昏の黄金郷“エルドラド”!
ここならば幾ら暴れても構いませんよ!
そしてここから逃げたかったら私を倒すしか有りません!」
「くそっ!でもそれならば!」
「これでも喰らいなさい!」
西日の中で陽炎が揺らめく
リュリュの手から、炎が生まれた
茜色の空気が光り輝く
マドレーヌの手から、冷気が生まれた
二人はそれらを、弓矢のように、引き絞って私にめがけて射る。
リュリュの手から、炎が生まれた
茜色の空気が光り輝く
マドレーヌの手から、冷気が生まれた
二人はそれらを、弓矢のように、引き絞って私にめがけて射る。
「「吉静を巻き込まないで済むなら今度はほんとのほんとに全身全霊だ!」」
「面白い!あなた方の本気、見せてください!
お礼に私も少しばかり本気を見せてさし上げましょう!」
「面白い!あなた方の本気、見せてください!
お礼に私も少しばかり本気を見せてさし上げましょう!」
恐らくあれが本気の、何の迷いも躊躇いもない一撃だ。
ならばこれを正面から破ればそれでこの二人の戦意は折れる。
ならばこれを正面から破ればそれでこの二人の戦意は折れる。
私はまだギリギリ人間だった頃に契約していた“オーパーツ”を起動する。
次元の歪みで出来た巨大な穴の中から次々に出てくる武器武装兵器銃器火器。
それは槍であり戟であり矛であり剣であり刀であり刃でありスティレットでありハルバードであり
金剛杵でありナイフであり鎖であり鎖鎌であり直刀であり曲刀であり多節鞭であり
流星錘でありミサイルでありロケットであり暗器であり弓であり矢であり
後には救国の聖剣として称えられ
後には亡国の魔剣として恐れられ
後には帝王の愛刀として名を刻み
後には聖人の処刑道具として忌み嫌われ
しかしながら悉く同じ出自を持つ武器達防具達
そう、それは全て人ならざる手によって創られたとされるもの
そう、それはなべて古代より伝わる伝説の品と謳われた物
――――――超古代文明の遺産
次元の歪みで出来た巨大な穴の中から次々に出てくる武器武装兵器銃器火器。
それは槍であり戟であり矛であり剣であり刀であり刃でありスティレットでありハルバードであり
金剛杵でありナイフであり鎖であり鎖鎌であり直刀であり曲刀であり多節鞭であり
流星錘でありミサイルでありロケットであり暗器であり弓であり矢であり
後には救国の聖剣として称えられ
後には亡国の魔剣として恐れられ
後には帝王の愛刀として名を刻み
後には聖人の処刑道具として忌み嫌われ
しかしながら悉く同じ出自を持つ武器達防具達
そう、それは全て人ならざる手によって創られたとされるもの
そう、それはなべて古代より伝わる伝説の品と謳われた物
――――――超古代文明の遺産
「うおおおおおおおおおお!」
「「喰らえええええええええええええ!」」
「「喰らえええええええええええええ!」」
私のがおおざっぱに投げつけた武器群と双子の能力が正面から激突する。
目も眩む程の閃光
耳をつんざく爆音
空気がピリピリと震えていた。
目も眩む程の閃光
耳をつんざく爆音
空気がピリピリと震えていた。
「……さて、そういえば私の紹介が遅れましたね。」
術がわずかに掠ったらしい海パンがハラリと落ちる。
この黄金郷の落ちない夕日が後光のように私を照らしていた。
そして照り輝く我が股間の最後にして最強のオーパーツ
この黄金郷の落ちない夕日が後光のように私を照らしていた。
そして照り輝く我が股間の最後にして最強のオーパーツ
双子は自分たちを中心にしてできているクレーターの中で呆然としている。
なんせ自分たちを中心にした半径5mから外にはぺんぺん草も生えていないのですから。
まあ綺麗に外す計算で撃ち込んだから狙い通りという奴なのですけど。
いや……、綺麗な円ではないみたいみたいですね。
わずかなりとも私の攻撃を正面からだけなら押し返せたと言うことか。
ますます勃起してきました。
なんせ自分たちを中心にした半径5mから外にはぺんぺん草も生えていないのですから。
まあ綺麗に外す計算で撃ち込んだから狙い通りという奴なのですけど。
いや……、綺麗な円ではないみたいみたいですね。
わずかなりとも私の攻撃を正面からだけなら押し返せたと言うことか。
ますます勃起してきました。
「私は組織のF-No.0!“黄金伯爵”!“不死卿”!“魔女狩り狩り”!
そう!その誇り高き名前はサンジェルマン伯爵!
最強の錬金術師の証です!」
「サ、サンジェルマン伯爵!?」
「私も聞いたことあるわ!とんでもない残虐なマッドサイエンティストだって!」
「ならば、あなた方がどれだけ勝ち目のない戦いをしていたか解りますね?」
「「…………。」」
「大人しく降参しなさい、あなた方の後ろのハジメテ以外保証しましょう。」
そう!その誇り高き名前はサンジェルマン伯爵!
最強の錬金術師の証です!」
「サ、サンジェルマン伯爵!?」
「私も聞いたことあるわ!とんでもない残虐なマッドサイエンティストだって!」
「ならば、あなた方がどれだけ勝ち目のない戦いをしていたか解りますね?」
「「…………。」」
「大人しく降参しなさい、あなた方の後ろのハジメテ以外保証しましょう。」
※そこについては譲る気がありません
「だ、駄目だ!」
「そうよそうよ!貴方は吉静を食べたんでしょ?」
「そうよそうよ!貴方は吉静を食べたんでしょ?」
あっ、そういえばそんな事言ってましたね。
「あー、あれ嘘です。」
「今更信じられるか!」
「吉静を返して!私たちは友達を守る……」
「「それまでは諦めない!」」
「今更信じられるか!」
「吉静を返して!私たちは友達を守る……」
「「それまでは諦めない!」」
あらやだカワイイ。
おちんちんペロペロしたい。
おちんちんペロペロしたい。
「そうですか……、しかし最強の術を破られた貴方達にできることはあるのですか?
貴方達に出来ることは大体解りましたし……。
もうそろそろ私も戦いますよ?」
「消えた!?」
「何処に行ったの!?」
貴方達に出来ることは大体解りましたし……。
もうそろそろ私も戦いますよ?」
「消えた!?」
「何処に行ったの!?」
瞬間移動のためのオーパーツを使って後ろに回り込む。
あと一歩でも動けば私のそそり立ったイチモツを顔に押しつけられる位置だ。
あと一歩でも動けば私のそそり立ったイチモツを顔に押しつけられる位置だ。
「う、うわっ!?」
「キャア!」
「立派でしょう?恐らくこれを超えるイチモツはラスプーチンでも無ければ……
そうそう、彼のナニは立派でした。
昔は良くぶち込まれてヒィヒィ言わされたものですよ。
貴方達もぶち込まれてみませんか?もしくはぶち込みませんか?
サァ!さぁ!痛くないようにして上げますから!
むしろ気持ちいいですよ!さあ!」
「キャア!」
「立派でしょう?恐らくこれを超えるイチモツはラスプーチンでも無ければ……
そうそう、彼のナニは立派でした。
昔は良くぶち込まれてヒィヒィ言わされたものですよ。
貴方達もぶち込まれてみませんか?もしくはぶち込みませんか?
サァ!さぁ!痛くないようにして上げますから!
むしろ気持ちいいですよ!さあ!」
股間を前面に押し出しながらジリジリとにじり寄る。
深いクレーターの中でも唯一無事な私たちの立っている場所。
その崖っぷちに彼等は立っている。
そして私も勃っている。
深いクレーターの中でも唯一無事な私たちの立っている場所。
その崖っぷちに彼等は立っている。
そして私も勃っている。
「「良く解らないけどこっちくるな!」」
私に向けて突風が起きる。
空気の温度を一瞬で操作して気圧の変化を起こして突風を起こしたのか?
ここに来てまだ新しい技を出してくるとは驚きだ。
空気の温度を一瞬で操作して気圧の変化を起こして突風を起こしたのか?
ここに来てまだ新しい技を出してくるとは驚きだ。
「ここまで嫌われるとは仕方ないですね。」
私はもう一度指を鳴らす。
すると土の中から大量の細長いワームが現れた。
すると土の中から大量の細長いワームが現れた。
「うわっ、気持ち悪っ!」
「なによこれ嫌あああ!」
「F-No.で開発したモンゴリアンデスワームの亜種です。
遺伝子改造で本来持っていた毒ではなく強力な催淫薬を出せるようになりました。
三原さんによって調教が済んでいますから人の言うことも良く聞きますよ?」
「離せ!離せええええ!」
「幾ら凍らせても焼き払っても無駄無駄!
なんせ数を揃えましたからね!
むしろ減らしてくれて有り難いくらいですよ!
良く脱走して黒服に性的な意味で襲いかかりますし!
責任者の三原さんは脱走させて自分が襲われて喜んでますし!」
「なによこれ嫌あああ!」
「F-No.で開発したモンゴリアンデスワームの亜種です。
遺伝子改造で本来持っていた毒ではなく強力な催淫薬を出せるようになりました。
三原さんによって調教が済んでいますから人の言うことも良く聞きますよ?」
「離せ!離せええええ!」
「幾ら凍らせても焼き払っても無駄無駄!
なんせ数を揃えましたからね!
むしろ減らしてくれて有り難いくらいですよ!
良く脱走して黒服に性的な意味で襲いかかりますし!
責任者の三原さんは脱走させて自分が襲われて喜んでますし!」
地味にストレスなんです。
マジ三原どうしてくれようかって感じです。
あとやたら三角関係縺れさせるし。
マジ三原どうしてくれようかって感じです。
あとやたら三角関係縺れさせるし。
「リュ、リュリュ!」
「マドレーヌ!」
「マドレーヌ!」
うーん、大量のワームによって身体を縛られて、更に全身を這いずられながらも手を伸ばす双子。
美しいですねえ……。
この情景だけでゴハン何杯でもいけますよ。
美しいですねえ……。
この情景だけでゴハン何杯でもいけますよ。
「あ、私を攻撃しても無駄ですよ?
その子達、絶妙に電流を流し続けて捕まえて相手の能力の発動を阻害しますから。」
その子達、絶妙に電流を流し続けて捕まえて相手の能力の発動を阻害しますから。」
と、言った側から微弱な電流を流されてビクビクし始める双子。
今はまだ攻撃でしょうけど、あと少し電撃の発生箇所をずらせば間違いなく電撃プレイです。
今はまだ攻撃でしょうけど、あと少し電撃の発生箇所をずらせば間違いなく電撃プレイです。
「さて、そろそろ催淫剤でドロドロになってもらいましょうか?」
「嫌だ!」
「止めて!」
「なに、安心してください。少々気持ちよくなって一時的にエッチなことしか考えられなくなるだけです。
とはいえ貴方達はまだ規定の年齢に達していませんからそれほど快感が得られるかは解りませんし。
後遺症は三原さんやNo.555で何度も試した結果残らないことが確定しているので大丈夫。
数日間ほど『いやぁ……』とか『らめぇ……』しか言えなくなるだけです。
ソ・レ・デ・ハ……やっちまいな!」
「嫌だ!」
「止めて!」
「なに、安心してください。少々気持ちよくなって一時的にエッチなことしか考えられなくなるだけです。
とはいえ貴方達はまだ規定の年齢に達していませんからそれほど快感が得られるかは解りませんし。
後遺症は三原さんやNo.555で何度も試した結果残らないことが確定しているので大丈夫。
数日間ほど『いやぁ……』とか『らめぇ……』しか言えなくなるだけです。
ソ・レ・デ・ハ……やっちまいな!」
私がモンゴリアンエロワームに指示を出そうとしたその瞬間だった。
『そこまでだよ』
何者かがその場に割って入る。
笛の音、虫が嫌う周波数の笛の音だ。モッコリイヤンエロワームが怯む。
続いて赤い影が舞い、モンゴリアンエロワームが一瞬にして焼き切られる。
笛の音、虫が嫌う周波数の笛の音だ。モッコリイヤンエロワームが怯む。
続いて赤い影が舞い、モンゴリアンエロワームが一瞬にして焼き切られる。
『メルちゃん、笛ありがとう。』
「いえいえ、フェリシアさんのお頼みとあらば幾らでもですよ!」
「いえいえ、フェリシアさんのお頼みとあらば幾らでもですよ!」
私の目の前に現れたのはハーメルンの笛吹きの本体と……私の契約者であるフェリシアだった。
まさか私の触手プレイを邪魔しに来たのか!?
まさか私の触手プレイを邪魔しに来たのか!?
「フェリシア!私の濃厚な触手プレイを邪魔しないでください!」
『いや、これ以上やると色々な人にお見せできないことになるからさ。』
『二人とも、大丈夫だったかい?』
「お、お姉ちゃん誰?」
「た、助けてくれてありがとうございます……。」
『なに、礼には及ばないよ。』
『それよりも大変だったね、しばらく私の後ろに隠れていなさい。』
「へ?」
「は、はあ……。」
『さあ、悪の錬金術師サンジェルマン!誇り高きアトランティスの王女がお相手しよう!』
「お、おのれ……!」
『いや、これ以上やると色々な人にお見せできないことになるからさ。』
『二人とも、大丈夫だったかい?』
「お、お姉ちゃん誰?」
「た、助けてくれてありがとうございます……。」
『なに、礼には及ばないよ。』
『それよりも大変だったね、しばらく私の後ろに隠れていなさい。』
「へ?」
「は、はあ……。」
『さあ、悪の錬金術師サンジェルマン!誇り高きアトランティスの王女がお相手しよう!』
「お、おのれ……!」
やれやれ、彼女が来てしまった以上、この勝負もお開きだ。
諦めて引き下がる振りだけでもしておきましょう。
諦めて引き下がる振りだけでもしておきましょう。
『あとは僕に任せてよ、サンジェルマン。』
「解りました、任せます。」
「解りました、任せます。」
テレパシーでフェリシアに語りかけられる。
私は姿を消すオーパーツを使って逃げた振りをすることにした。
私は姿を消すオーパーツを使って逃げた振りをすることにした。
「お姉さんありがとう!」
「お姉さん、お姉さんを見てあいつが尻尾巻いて逃げるって事は……強いの?」
『いや、私は最弱さ。誰よりも弱い、故に無敵だけど。』
「訳解らないなあ。」
「弱いから誰とも戦わない、だから負けないってことじゃないの?」
『その通りさ。』
『吉静ちゃんはもう保護しているから私についてきてくれ。』
「本当?」
「本当ですよ。」
「貴方だれ?」
「ハーメルンの笛吹きって言います。メルって呼んでください。」
「だったら悪魔じゃない!」
『待て待て、悪魔と言ったって色々居るんだぜ』
『ここのメルちゃんみたく昔は悪い事してたけど反省して良い子になった奴も居るんだ。』
『堕天使の逆だよね。』
「……成る程。」
「そうなのかなあ?」
『そうだよ。』
『とりあえず私の名前はフェリシア、リシアとでも呼んでね。』
『特技は物事を台無しにすることと、何かに失敗することかな?』
『さ、二人ともそのボロボロな服は脱いで、この服を着てね。』
「お姉さん、お姉さんを見てあいつが尻尾巻いて逃げるって事は……強いの?」
『いや、私は最弱さ。誰よりも弱い、故に無敵だけど。』
「訳解らないなあ。」
「弱いから誰とも戦わない、だから負けないってことじゃないの?」
『その通りさ。』
『吉静ちゃんはもう保護しているから私についてきてくれ。』
「本当?」
「本当ですよ。」
「貴方だれ?」
「ハーメルンの笛吹きって言います。メルって呼んでください。」
「だったら悪魔じゃない!」
『待て待て、悪魔と言ったって色々居るんだぜ』
『ここのメルちゃんみたく昔は悪い事してたけど反省して良い子になった奴も居るんだ。』
『堕天使の逆だよね。』
「……成る程。」
「そうなのかなあ?」
『そうだよ。』
『とりあえず私の名前はフェリシア、リシアとでも呼んでね。』
『特技は物事を台無しにすることと、何かに失敗することかな?』
『さ、二人ともそのボロボロな服は脱いで、この服を着てね。』
少年と少女の生着替えキタアアアアアアアアアアアアア!
これは私もカメラを取り出さざるをえない!
しかし私がカメラのファインダーを覗くと同時に双子の様子に異変が起きた。
これは私もカメラを取り出さざるをえない!
しかし私がカメラのファインダーを覗くと同時に双子の様子に異変が起きた。
「やめて、そんなに叩いたら死んじゃうよ!」
「ママを叩かないで!パパを叩かないで!!」
「やだやだやだやだやだっ!!パパとママと一緒に居たいっ!!」
「パパ、ママ、死なないで!置いていかないで!!」
「やめてやめてやめてやめてやめてっ!!パパとママのお顔を壊さないでっ!!」
「リュリュをいじめるのをやめて!やめてお願い!!」
「マドレーヌをぶたないでっ!お願いやめてっ!!」
「なんでも言う事を聞きます、いい子になります。だから、マドレーヌを虐めないで!!」
「何でもする、何でも言う事聞く。だから、リュリュを殺さないでっ!!」
「ママを叩かないで!パパを叩かないで!!」
「やだやだやだやだやだっ!!パパとママと一緒に居たいっ!!」
「パパ、ママ、死なないで!置いていかないで!!」
「やめてやめてやめてやめてやめてっ!!パパとママのお顔を壊さないでっ!!」
「リュリュをいじめるのをやめて!やめてお願い!!」
「マドレーヌをぶたないでっ!お願いやめてっ!!」
「なんでも言う事を聞きます、いい子になります。だから、マドレーヌを虐めないで!!」
「何でもする、何でも言う事聞く。だから、リュリュを殺さないでっ!!」
双子が突然蹲って狂ったように叫び始める。
どうやらなにがしかのトラウマを揺り起こされたみたいですね。
しかしまあフェリシアさんに任せておけば問題は無い。
どうやらなにがしかのトラウマを揺り起こされたみたいですね。
しかしまあフェリシアさんに任せておけば問題は無い。
『やっぱりそれか、教会のゲス野郎め。』
『弱い物を虐めて、その記憶を封印しておいて手駒として使い、使えなくなったらそれを解放してポイ、か』
『メルちゃん、君の仕事だ。』
「任されました!」
『弱い物を虐めて、その記憶を封印しておいて手駒として使い、使えなくなったらそれを解放してポイ、か』
『メルちゃん、君の仕事だ。』
「任されました!」
笛の音が鳴り響く。
すると泣き叫んでいた双子が急に静かになってそのまますやすやと眠ってしまった。
成る程ね、このことを予知して彼女を連れてきていたのか。
すると泣き叫んでいた双子が急に静かになってそのまますやすやと眠ってしまった。
成る程ね、このことを予知して彼女を連れてきていたのか。
「とりあえず応急処置が終わりました。」
『うん、完璧だよ。無理な精神操作じゃなくてゆっくりとこの事件と向き合わせるのが一番さ。』
『腕の良い精神科医も居るしね。』
『うん、完璧だよ。無理な精神操作じゃなくてゆっくりとこの事件と向き合わせるのが一番さ。』
『腕の良い精神科医も居るしね。』
私の方を見てフェリシアは悪戯っぽく笑った。
やれやれ、この仕事は長くなりそうだ。
【上田明也の探偵倶楽部after.act27~今日の主役はサンジェルマン~fin】
やれやれ、この仕事は長くなりそうだ。
【上田明也の探偵倶楽部after.act27~今日の主役はサンジェルマン~fin】