今抜き放たれる最強の鬼札 ◆enneaLXxK6
リリスは、なんでこんな事を手伝っているのだろうと想いを馳せる。
思い返すにさっぱりだ。
「うん、お願い。そこに置いて」
インデックスの声に応じてそれを置く。
そっと床に横たえ、インデックスがそれに歩み寄るのを待つ。
インデックスはその前に屈み込むと十字を切って、短い聖句を唱えた。
その前に有るのは工場で死んだ者達の亡骸だ。
それは極々簡易的な、死者達の弔いだった。
リリスとインデックスは未だ工場に居た。
思い返すにさっぱりだ。
「うん、お願い。そこに置いて」
インデックスの声に応じてそれを置く。
そっと床に横たえ、インデックスがそれに歩み寄るのを待つ。
インデックスはその前に屈み込むと十字を切って、短い聖句を唱えた。
その前に有るのは工場で死んだ者達の亡骸だ。
それは極々簡易的な、死者達の弔いだった。
リリスとインデックスは未だ工場に居た。
「インデックス、早くここを離れたいんだけど」
「ごめんね、リリス。もう少し待って欲しいんだ」
リリスの体液を飲ませたから、その心はもう自分の物になっているのではないのか。
自分自身の体液にどの程度の効果が有るのかは判らないが、あの薬だって飲ませたのだ。
インデックスはリリスに向けて強烈な好意を抱いているはずである。
だけどインデックスはそんな様子を見せずに、手短な葬儀を終えて。
「おやすみなさいなんだよ、リンク、なのは…………それから襲ってきた、あなたも」
順々に、それぞれに黙祷を捧げた。
それから振り返った。
「おしまい。手伝ってくれてありがとう、リリス」
ぺこりとおじぎをした。
戸惑いながらも、どういたしましてと返した。
インデックスの強い主張により工場に戻ってきて僅か数分のあまりに短い弔い──
死体を集めてシーツを被せただけだ──を済ませたが、これはリリスに対する好意から出た行動では無い気がする。
インデックスにはリリスの体液も惚れ薬も飲ましたのに、だ。
リリスは何かが思い通りに進んでいないのを感じていた。
「それから……不愉快だけど、この場に限ってジェダにもかな。
みんなの遺体がQ-Beeに食べられないで済んだんだよね」
「ああ、うん、そうだよね。あれはびっくりした」
リリスが飛び上がった矢先の事だ。
突如眼下の地上で、Q-Beeの死体が再生し蘇ったのである。
恐らく戦いが終わってほんの数分しか経っていなかったに違いない。
リリスは即座にそれを行ったのがジェダである事に気づいた。
なにせジェダ自身が姿を見せたのだから。
「ごめんね、リリス。もう少し待って欲しいんだ」
リリスの体液を飲ませたから、その心はもう自分の物になっているのではないのか。
自分自身の体液にどの程度の効果が有るのかは判らないが、あの薬だって飲ませたのだ。
インデックスはリリスに向けて強烈な好意を抱いているはずである。
だけどインデックスはそんな様子を見せずに、手短な葬儀を終えて。
「おやすみなさいなんだよ、リンク、なのは…………それから襲ってきた、あなたも」
順々に、それぞれに黙祷を捧げた。
それから振り返った。
「おしまい。手伝ってくれてありがとう、リリス」
ぺこりとおじぎをした。
戸惑いながらも、どういたしましてと返した。
インデックスの強い主張により工場に戻ってきて僅か数分のあまりに短い弔い──
死体を集めてシーツを被せただけだ──を済ませたが、これはリリスに対する好意から出た行動では無い気がする。
インデックスにはリリスの体液も惚れ薬も飲ましたのに、だ。
リリスは何かが思い通りに進んでいないのを感じていた。
「それから……不愉快だけど、この場に限ってジェダにもかな。
みんなの遺体がQ-Beeに食べられないで済んだんだよね」
「ああ、うん、そうだよね。あれはびっくりした」
リリスが飛び上がった矢先の事だ。
突如眼下の地上で、Q-Beeの死体が再生し蘇ったのである。
恐らく戦いが終わってほんの数分しか経っていなかったに違いない。
リリスは即座にそれを行ったのがジェダである事に気づいた。
なにせジェダ自身が姿を見せたのだから。
リリスはインデックスを担ぎ上げ、低空飛行で工場を離れる。
色々あって少々遅れたが、まずはこの場を離れるのが目下の予定だ。
インデックスは素直に担ぎ上げられ、場所を森へと移動する。
適当な巨木の梢に降り立って一息を吐いたところで、インデックスから問いの続きが投げかけられた。
「ねえ、ジェダ当人が姿を見せたって本当なの?」
「うん、そうだよ」
その時インデックスはまだ目覚めていなかった。
だからその姿を見たのはリリスとQ-Beeだけである。
ジェダはQ-Beeを蘇生した後で一撫でして奇妙な放電をさせると、
この場に転がる死体に食欲を覗かせたQ-Beeに『すぐ仕事に戻れ、食料庫に寄っても良い』と言い含めたのだ。
Q-Beeは即座に飛び去った。
それから滞空するリリスに訪ね、銀髪の少女を消し飛ばした大穴に降りていき、何かを拾い上げた。
そうして再び、現れた時と同じように、唐突に姿を消したのだった。
インデックスが目覚めたのはその直後である。
「Q-Beeを復活しに来てたんだと思うな」
とはリリスの予測。
インデックスはそうなのかなあと少し首を傾げていた。
その様子におかしな所はなくて、見るからに平常の状態だった。
色々あって少々遅れたが、まずはこの場を離れるのが目下の予定だ。
インデックスは素直に担ぎ上げられ、場所を森へと移動する。
適当な巨木の梢に降り立って一息を吐いたところで、インデックスから問いの続きが投げかけられた。
「ねえ、ジェダ当人が姿を見せたって本当なの?」
「うん、そうだよ」
その時インデックスはまだ目覚めていなかった。
だからその姿を見たのはリリスとQ-Beeだけである。
ジェダはQ-Beeを蘇生した後で一撫でして奇妙な放電をさせると、
この場に転がる死体に食欲を覗かせたQ-Beeに『すぐ仕事に戻れ、食料庫に寄っても良い』と言い含めたのだ。
Q-Beeは即座に飛び去った。
それから滞空するリリスに訪ね、銀髪の少女を消し飛ばした大穴に降りていき、何かを拾い上げた。
そうして再び、現れた時と同じように、唐突に姿を消したのだった。
インデックスが目覚めたのはその直後である。
「Q-Beeを復活しに来てたんだと思うな」
とはリリスの予測。
インデックスはそうなのかなあと少し首を傾げていた。
その様子におかしな所はなくて、見るからに平常の状態だった。
やっぱり幾ら何でもおかしい。
リリスは思い切って訊いてみた。
「えーっと、インデックス……だよね。なんか体がおかしいなあとかそういう感じしない?」
「ぽかぽかするんだよ」
あれー、その程度?
そう思ったら顔に出たのか、ジト目で見られた。
「それからもやもやーしたりかーってなったり。
ねえ、私に何かの魔術をかけたでしょう、リリス。惚れ薬とかそういうの!」
「うそっ、バレてる!?」
愕然となるリリス。
インデックスはえへんと胸を張り自慢気に語り出した。
「人の好意を求めるのは魔術の中でも一般的なんだよ。
しかも英国は惚れ薬を得意とする魔女達のメッカなんだから、判らないわけが無いんだよ!
現代も流行しているバビロニアのイシュタルの惚れ薬レシピの正しい物なんかはもちろん、
妖精王オベロンの媚薬魔術だってイゾルデの惚れ薬だって私の十万三千冊の魔導書にはバッチリ載っているんだから!」
(なんだかよくわかんないけど失敗したかも)
インデックスに自分の体液が効かないとすれば、回復も何も無駄足だ。
せっかく味方に付けて情報を引き出そうと思ったのに、殺さなければならないかもしれない。
という所で、ふと首を傾げる。
なんで気前よくそれを話してくれるんだろうか? 大体どうして逃げないんだろう?
リリスとインデックスは殺し合い開幕直後にも戦った、それなり敵対した相手のはずだ。
「ねえインデックス。つまりインデックスにはそういうのが効かなかったり効果を解いたりできるの?」
「………………」
つーっと冷や汗が流れた。
よく考えてみれば、知識はバッチリあると言ったけどそれをどうにか出来るとは言ってない。
「わ、私は十万三千冊の魔導書の毒にだって耐える精神耐性を持っているんだよ!? そそ、そんなもの、別に」
「効いてないの?」
「………………」
少なくとも全く効いていないわけではないらしい。
それから顔が赤くなった。
なんだか恥ずかしげにきりきりと歯噛みして。
「リリスぅーーーーーー!!」
「うわあ!?」
噛み付かれた。
リリスは思い切って訊いてみた。
「えーっと、インデックス……だよね。なんか体がおかしいなあとかそういう感じしない?」
「ぽかぽかするんだよ」
あれー、その程度?
そう思ったら顔に出たのか、ジト目で見られた。
「それからもやもやーしたりかーってなったり。
ねえ、私に何かの魔術をかけたでしょう、リリス。惚れ薬とかそういうの!」
「うそっ、バレてる!?」
愕然となるリリス。
インデックスはえへんと胸を張り自慢気に語り出した。
「人の好意を求めるのは魔術の中でも一般的なんだよ。
しかも英国は惚れ薬を得意とする魔女達のメッカなんだから、判らないわけが無いんだよ!
現代も流行しているバビロニアのイシュタルの惚れ薬レシピの正しい物なんかはもちろん、
妖精王オベロンの媚薬魔術だってイゾルデの惚れ薬だって私の十万三千冊の魔導書にはバッチリ載っているんだから!」
(なんだかよくわかんないけど失敗したかも)
インデックスに自分の体液が効かないとすれば、回復も何も無駄足だ。
せっかく味方に付けて情報を引き出そうと思ったのに、殺さなければならないかもしれない。
という所で、ふと首を傾げる。
なんで気前よくそれを話してくれるんだろうか? 大体どうして逃げないんだろう?
リリスとインデックスは殺し合い開幕直後にも戦った、それなり敵対した相手のはずだ。
「ねえインデックス。つまりインデックスにはそういうのが効かなかったり効果を解いたりできるの?」
「………………」
つーっと冷や汗が流れた。
よく考えてみれば、知識はバッチリあると言ったけどそれをどうにか出来るとは言ってない。
「わ、私は十万三千冊の魔導書の毒にだって耐える精神耐性を持っているんだよ!? そそ、そんなもの、別に」
「効いてないの?」
「………………」
少なくとも全く効いていないわけではないらしい。
それから顔が赤くなった。
なんだか恥ずかしげにきりきりと歯噛みして。
「リリスぅーーーーーー!!」
「うわあ!?」
噛み付かれた。
「こ、この、離して!」
最初は攻撃かと思って、慌てて反撃しようと思った。
羽をハサミ状の斧に変えてバッサリ、そうすれば一撃で胴体を両断できただろう。
でも殺してしまうのはやっぱり、勿体無いのだ。
使えると見たインデックスを助けるために回復アイテムすら消費したのだ。
だから力任せに振りほどこうとしたが、これが中々外れない。
妙に噛み付き慣れていた。人間じゃなくて獣じゃないかと思うほどだ。
まるで戦いなれたプロが相手でも尽くワンパンチで殴り倒す腕力相手に噛み付きなれているような──なんだそれ。
痛みは耐えられる範囲だけれど、どうにか振りほどく手段を考えないと。
「くそう、こうなったらっ」
少しでも隙を作らなければならない。ほんのちょっぴりで良いのだ。
傷を付けずにちょっとびっくりさせる、その程度の隙で。
そう考え、思いついて、判断し。
リリスは一枚のカードを引きぬいた。
最初は攻撃かと思って、慌てて反撃しようと思った。
羽をハサミ状の斧に変えてバッサリ、そうすれば一撃で胴体を両断できただろう。
でも殺してしまうのはやっぱり、勿体無いのだ。
使えると見たインデックスを助けるために回復アイテムすら消費したのだ。
だから力任せに振りほどこうとしたが、これが中々外れない。
妙に噛み付き慣れていた。人間じゃなくて獣じゃないかと思うほどだ。
まるで戦いなれたプロが相手でも尽くワンパンチで殴り倒す腕力相手に噛み付きなれているような──なんだそれ。
痛みは耐えられる範囲だけれど、どうにか振りほどく手段を考えないと。
「くそう、こうなったらっ」
少しでも隙を作らなければならない。ほんのちょっぴりで良いのだ。
傷を付けずにちょっとびっくりさせる、その程度の隙で。
そう考え、思いついて、判断し。
リリスは一枚のカードを引きぬいた。
「小悪魔のウインク!」
「むぐ? ふ……ふみゃああああああああぁっ!?」
現れた小悪魔の幻影がパチリとウインクをした途端、インデックスの全身が衝撃に打ち震えた。
びくびくと震えて床に倒れ伏す。
リリスは予想以上の効果に戸惑いつつも更に二度三度と幻影の小悪魔を呼び出した。
小悪魔が、ウインクした。
「ちょ、ちょっとまっひゃっひあああああああぁあぁあぁあぁっ!!」
その幼い体がおとがいを仰け反らせて痙攣する。
瞳は見開かれ、起き上がろうと突いた腕が力なくかくりと折れてへたり込む。
震える舌が、喉が、甲高い悲鳴を上げている。
小悪魔が、ウインクした。
「ダメ、リリス、それ止め……やっ、ふああぁぁぁあぁっ!!」
瞳孔が開きガクガクと全身が身震いする。
手指は、つま先は、強張り床を掻くばかり。
珠のような肌からはにわかに汗が吹き出して、瞳からは涙が零れ出す。
小悪魔が、ウインクした。
「な、なにこれえっ、痛いんじゃ、ない、のにっ、ひあっ、くっ、ふっぅ、ふやああぁあああぁあっ!!」
びくびくと痙攣する肢体が全身の穴という穴から体液を噴き出した。
顔は涙と涎でぐしゃぐしゃになり、股間からは黄色い染みが広がっている。
それでもろれつの回らない口で止めてと言おうと。
小悪魔が、ウインクした。
「ひゃ……ひりすぅ、とめて、なにか、くる、くる…………ひゃっ、あ、あひいいぃぃぃいいいっ!!」
瞳の焦点が宙に浮く。
全身が力を失いくたりと停まり、口はぱくぱくと言葉無く呼吸を繰り返す。
ただおこりのように全身が震えるその眼前で。
小悪魔が、ウインクした。
「ひあ……あ、あ、あ、うああぁああぁあぁあぁぁっ!!」
まるで水揚げされた魚のようにびちりと撥ねて。
体が手足の指先までピンと張って。
力が、抜けて。
それで反応が無くなった。
荒い息を繰り返すだけで、動かない。
「むぐ? ふ……ふみゃああああああああぁっ!?」
現れた小悪魔の幻影がパチリとウインクをした途端、インデックスの全身が衝撃に打ち震えた。
びくびくと震えて床に倒れ伏す。
リリスは予想以上の効果に戸惑いつつも更に二度三度と幻影の小悪魔を呼び出した。
小悪魔が、ウインクした。
「ちょ、ちょっとまっひゃっひあああああああぁあぁあぁあぁっ!!」
その幼い体がおとがいを仰け反らせて痙攣する。
瞳は見開かれ、起き上がろうと突いた腕が力なくかくりと折れてへたり込む。
震える舌が、喉が、甲高い悲鳴を上げている。
小悪魔が、ウインクした。
「ダメ、リリス、それ止め……やっ、ふああぁぁぁあぁっ!!」
瞳孔が開きガクガクと全身が身震いする。
手指は、つま先は、強張り床を掻くばかり。
珠のような肌からはにわかに汗が吹き出して、瞳からは涙が零れ出す。
小悪魔が、ウインクした。
「な、なにこれえっ、痛いんじゃ、ない、のにっ、ひあっ、くっ、ふっぅ、ふやああぁあああぁあっ!!」
びくびくと痙攣する肢体が全身の穴という穴から体液を噴き出した。
顔は涙と涎でぐしゃぐしゃになり、股間からは黄色い染みが広がっている。
それでもろれつの回らない口で止めてと言おうと。
小悪魔が、ウインクした。
「ひゃ……ひりすぅ、とめて、なにか、くる、くる…………ひゃっ、あ、あひいいぃぃぃいいいっ!!」
瞳の焦点が宙に浮く。
全身が力を失いくたりと停まり、口はぱくぱくと言葉無く呼吸を繰り返す。
ただおこりのように全身が震えるその眼前で。
小悪魔が、ウインクした。
「ひあ……あ、あ、あ、うああぁああぁあぁあぁぁっ!!」
まるで水揚げされた魚のようにびちりと撥ねて。
体が手足の指先までピンと張って。
力が、抜けて。
それで反応が無くなった。
荒い息を繰り返すだけで、動かない。
リリスはまじまじとインデックスとカードを交互に見つめた。
もう一度、自分にも試してみた。
小悪魔が、ウインクした。
「ふ……んく…………っ」
ビクビクとこの世のものならざる絶頂感が駆け抜ける。
だけど夢魔であるリリスにとってのそれは、やはり味だけの食事のようなもので。
大気中に住まう者が空気を毒とせず、海中に住まう者が海水を毒としないのと同じように。
「……なんで?」
インデックスに与えたほどのダメージは無くて、さっぱり理解できずに首を傾げた。
もう一度、自分にも試してみた。
小悪魔が、ウインクした。
「ふ……んく…………っ」
ビクビクとこの世のものならざる絶頂感が駆け抜ける。
だけど夢魔であるリリスにとってのそれは、やはり味だけの食事のようなもので。
大気中に住まう者が空気を毒とせず、海中に住まう者が海水を毒としないのと同じように。
「……なんで?」
インデックスに与えたほどのダメージは無くて、さっぱり理解できずに首を傾げた。
それから少し時間が過ぎて。
別の落ち着ける部屋に移り、インデックスの体を拭いて、新しい服を着せて。
起きるやいなやまたもむきーっと歯ぎしりするインデックスを、小悪魔のウインクで脅して制止した。
「噛み付いてきたらまたこれを使うからねっ」
「むぅ~、ずるいんだよ!」
インデックスの顔はなにやら紅潮している。
小声でうう、汚されちゃったんだよとか呟いてもいたが、リリスにはなんの事やらわからなかった。
「というかなんでこれそんなに効くの? 精気を吸う時の感覚だけみたいな物じゃない」
「そ、そそそ、そんなこと乙女の口からは言えないんだよ!」
「うーん?」
首を傾げる。
上手く使えば強力な武器になるのだろうか? イマイチ効果がよく判らなかった。
実験しようにも実戦の中ではリスクが大きすぎるし。
「そ、それより何か話が有るんじゃないの? わざわざ私を生かしたのって用が有るからなんでしょ?」
「ああ、そうだ、それそれ」
リリスは答えようとして。
答える前に問いかけが来た。
「そもそもリリスは何が目的なの? ジェダの言いつけを守って殺し合いに加担しているんじゃないの?」
「え、違うよ」
それは見当違いな推測だ。
リリスは端からジェダの言いつけなんて守っていない。このバトルロワイアルに飛び込んだのだって自分からだ。
リリスには、望みを果たせなくなる以外に死を怖れる理由がない。
リリスはただ、自らの心の奥から湧き上がる欲望に忠実なだけなのだ。
「私はグリーンにもう一度会いたいの。だから優勝を目指してる」
「グリーン? 名簿に名前が有ったんだよ。それがどうして?」
「だって殺されちゃったもの。
だから神体に収められたグリーンの魂とお話するしかないし、それはジェダ様の力が無いと出来ない事だもの」
「神体?」
「そう、ジェダ様の神体。死んだ人達の魂が収められている……って、あれ」
気づけば情報を引き出されてばっかりの気がする。こっちが引き出すはずなのに。
リリスはぷんすか腹を立てようとインデックスを見つめて。
真摯な瞳で、見つめ返された。
「どうして最初から相談してくれないの」
予想外の言葉と共に。
別の落ち着ける部屋に移り、インデックスの体を拭いて、新しい服を着せて。
起きるやいなやまたもむきーっと歯ぎしりするインデックスを、小悪魔のウインクで脅して制止した。
「噛み付いてきたらまたこれを使うからねっ」
「むぅ~、ずるいんだよ!」
インデックスの顔はなにやら紅潮している。
小声でうう、汚されちゃったんだよとか呟いてもいたが、リリスにはなんの事やらわからなかった。
「というかなんでこれそんなに効くの? 精気を吸う時の感覚だけみたいな物じゃない」
「そ、そそそ、そんなこと乙女の口からは言えないんだよ!」
「うーん?」
首を傾げる。
上手く使えば強力な武器になるのだろうか? イマイチ効果がよく判らなかった。
実験しようにも実戦の中ではリスクが大きすぎるし。
「そ、それより何か話が有るんじゃないの? わざわざ私を生かしたのって用が有るからなんでしょ?」
「ああ、そうだ、それそれ」
リリスは答えようとして。
答える前に問いかけが来た。
「そもそもリリスは何が目的なの? ジェダの言いつけを守って殺し合いに加担しているんじゃないの?」
「え、違うよ」
それは見当違いな推測だ。
リリスは端からジェダの言いつけなんて守っていない。このバトルロワイアルに飛び込んだのだって自分からだ。
リリスには、望みを果たせなくなる以外に死を怖れる理由がない。
リリスはただ、自らの心の奥から湧き上がる欲望に忠実なだけなのだ。
「私はグリーンにもう一度会いたいの。だから優勝を目指してる」
「グリーン? 名簿に名前が有ったんだよ。それがどうして?」
「だって殺されちゃったもの。
だから神体に収められたグリーンの魂とお話するしかないし、それはジェダ様の力が無いと出来ない事だもの」
「神体?」
「そう、ジェダ様の神体。死んだ人達の魂が収められている……って、あれ」
気づけば情報を引き出されてばっかりの気がする。こっちが引き出すはずなのに。
リリスはぷんすか腹を立てようとインデックスを見つめて。
真摯な瞳で、見つめ返された。
「どうして最初から相談してくれないの」
予想外の言葉と共に。
「誰かに会いたい。その願い自体は決して悪い事じゃないんだよ。
どうしてそれを相談せず、こんな……心を弄びみんなの命を奪うやり方をするの!?」
「インデックス?」
その瞳は強く煌めいていた。
きっとそれは、意志の輝きに。
「それはとても、胸が痛いことなんだよ……」
切ないまでの優しさに満ちている。
どうしてそれを相談せず、こんな……心を弄びみんなの命を奪うやり方をするの!?」
「インデックス?」
その瞳は強く煌めいていた。
きっとそれは、意志の輝きに。
「それはとても、胸が痛いことなんだよ……」
切ないまでの優しさに満ちている。
「インデックスは、グリーンともう一度お話する方法を知っているの?」
「それは……魂がジェダの手の内に有るなら、降霊術の類でも難しいと思うけれど」
「それじゃダメだよ。かもしれないなんてイヤ」
リリスは即答する。
グリーンの事が第一なのだ。それ以外の事は全て、その後だ。
「でもそれじゃリリスはみんなを敵に回しちゃうんだよ!
大切な人にもう一度会いたいって、ただそれだけの為にみんな敵に回して、傷つけて、憎まれて!
そんなの悲しすぎるんだよ!」
「ねえ、インデックス」
だから理解さえしない。
「私がみんなに憎まれるのがどうして悲しいの?」
「それは……魂がジェダの手の内に有るなら、降霊術の類でも難しいと思うけれど」
「それじゃダメだよ。かもしれないなんてイヤ」
リリスは即答する。
グリーンの事が第一なのだ。それ以外の事は全て、その後だ。
「でもそれじゃリリスはみんなを敵に回しちゃうんだよ!
大切な人にもう一度会いたいって、ただそれだけの為にみんな敵に回して、傷つけて、憎まれて!
そんなの悲しすぎるんだよ!」
「ねえ、インデックス」
だから理解さえしない。
「私がみんなに憎まれるのがどうして悲しいの?」
リリスは万人を、いやさありとあらゆる世界の尽くを敵に回したって構わないのだ。
そんな事はリリスにとってどうでもいい。
ただ胸の内の想いだけがなによりも大切で、その為には他の何もかもが要らないのだから。
「私は別にそれでも良いのに」
そんなリリスの想いに。
インデックスは想いのままに応えた。
「だって私はリリスのことが好きだもん」
そんな事はリリスにとってどうでもいい。
ただ胸の内の想いだけがなによりも大切で、その為には他の何もかもが要らないのだから。
「私は別にそれでも良いのに」
そんなリリスの想いに。
インデックスは想いのままに応えた。
「だって私はリリスのことが好きだもん」
きっぱりと言い放つ。
「作り物の感情でも、今、私は、リリスが好き。それはほんとうだもん」
それはリリスの体液が予定通り作用している事を意味している。
そして。
「リリスはこの、好きって想いまで利用するの?」
その行為の意味を、意味そのものを、意味している。
「作り物の感情でも、今、私は、リリスが好き。それはほんとうだもん」
それはリリスの体液が予定通り作用している事を意味している。
そして。
「リリスはこの、好きって想いまで利用するの?」
その行為の意味を、意味そのものを、意味している。
「みんなにも好きな人は居るんだよ。そんな想いを踏み躙って行くの!?」
インデックスの中にはリリスへの思慕の念が目覚めていた。
だけどインデックスは自らの想いが叶う事さえも望まなかった。
ただただ好きな人に幸せで居て欲しかった。
誰かを好きだという想いに忠実に生きるなら、好きだという想いを裏切らないでくれる事を望んだのだ。
だけどインデックスは自らの想いが叶う事さえも望まなかった。
ただただ好きな人に幸せで居て欲しかった。
誰かを好きだという想いに忠実に生きるなら、好きだという想いを裏切らないでくれる事を望んだのだ。
『はっきり言いましょう。私は、あなたが嫌いです。少なくとも、好きにはなれません』
ふいにリリスの脳裏を、恋で縛り利用しようとしてきたニアの言葉がよぎった。
『それでも『貴方が私のことを好きだと言うから』近くにいることを許しているのです。
私のために働くことを、許しているのです。
あまり調子に乗らないで下さい。
それとも……私の嫌がることを、無理やりに実行してしまいますか? それが貴方の望みですか?』
私のために働くことを、許しているのです。
あまり調子に乗らないで下さい。
それとも……私の嫌がることを、無理やりに実行してしまいますか? それが貴方の望みですか?』
ニアに付けられた心の古傷が激しい疼痛を訴える。
人を想いで縛り利用するのか。
自分が受けたあの痛みを誰かに押し付けるのか。
あるいは。
あの太っちょの少年にグリーンを殺されたように、誰かの好きな人を殺すのか。
誰かが好きな人を殺すのか。
人を想いで縛り利用するのか。
自分が受けたあの痛みを誰かに押し付けるのか。
あるいは。
あの太っちょの少年にグリーンを殺されたように、誰かの好きな人を殺すのか。
誰かが好きな人を殺すのか。
それはリリスにとって予想だにしない痛みだった。
自分ではない誰かの痛みだ。
そんなモノ、これまで考えた事も無かった。
知らないから気にしないでいられた。
無知だから穢れないでいられた。
誰かを殺す事に、誰かを傷つける事に無頓着で居られた。
だけど今のリリスはそれを“想像”する事ができていた。
グリーンの与えた知恵の果実は、リリスの中で花開いていたから。
自分ではない誰かの痛みだ。
そんなモノ、これまで考えた事も無かった。
知らないから気にしないでいられた。
無知だから穢れないでいられた。
誰かを殺す事に、誰かを傷つける事に無頓着で居られた。
だけど今のリリスはそれを“想像”する事ができていた。
グリーンの与えた知恵の果実は、リリスの中で花開いていたから。
だからこそリリスはインデックスの言葉を受け止める。
素直に、心のままに受け止める。
そしてありのままの答えを返した。
素直に、心のままに受け止める。
そしてありのままの答えを返した。
「……………………利用しようとした事は謝る。ごめんなさい、インデックス」
「リリス……」
「リリス……」
「でもね」
リリスは、続けた。
「私はやっぱり、グリーンに会いたいんだ。誰かを傷つけても。
それに今、ちょっと考えてみたんだけど、この島にいるみんなは、どうせ私を憎んでいるんじゃないかな?」
「そんなこと……」
無い、と言えるはずがなかった。
リリスはジェダの部下なのだ。
自ら殺し合いに参加し、朝方にもニケとエヴァを、インデックスを襲った。
その後だって同じような事を繰り返したのは語るまでも無い。
「私はグリーンに会うよ、インデックス」
「リリス……ダメ、ダメだよ……」
縋るように言葉を紡ぐインデックスに、リリスは、口ずさむように問いかけた。
「ねえ、インデックス。私の体液の効果が切れた後でも、インデックスは私を好きで居てくれるのかな?」
インデックスは答えた。
「きっと。ううん、絶対だよ!
リリスがその想いだけを胸に戦う限り、私はリリスを嫌いになれそうにないもの。
さ、さっきみたいなのはもうやめて欲しいんだけどっ。あ、でもたまになら、ううんダメ!」
少し身悶えが入ったが。
「だから」
手を伸ばした。
リリスと握手しようと。
「友達になろうよ、リリス」
手を、伸ばした。
「私はやっぱり、グリーンに会いたいんだ。誰かを傷つけても。
それに今、ちょっと考えてみたんだけど、この島にいるみんなは、どうせ私を憎んでいるんじゃないかな?」
「そんなこと……」
無い、と言えるはずがなかった。
リリスはジェダの部下なのだ。
自ら殺し合いに参加し、朝方にもニケとエヴァを、インデックスを襲った。
その後だって同じような事を繰り返したのは語るまでも無い。
「私はグリーンに会うよ、インデックス」
「リリス……ダメ、ダメだよ……」
縋るように言葉を紡ぐインデックスに、リリスは、口ずさむように問いかけた。
「ねえ、インデックス。私の体液の効果が切れた後でも、インデックスは私を好きで居てくれるのかな?」
インデックスは答えた。
「きっと。ううん、絶対だよ!
リリスがその想いだけを胸に戦う限り、私はリリスを嫌いになれそうにないもの。
さ、さっきみたいなのはもうやめて欲しいんだけどっ。あ、でもたまになら、ううんダメ!」
少し身悶えが入ったが。
「だから」
手を伸ばした。
リリスと握手しようと。
「友達になろうよ、リリス」
手を、伸ばした。
リリスはその手を、掴めなかった。
「ねえインデックス。おねがいだから、最後の二人になる前に、何処かの誰かに殺されてね」
「リリス!」
「リリス!」
その言葉を最後に、リリスは飛び去った。
インデックスはその意味を正確に理解していた。
インデックスはその意味を正確に理解していた。
リリスはインデックスを利用するはずだった。
まして殺し合いから降りる気なんて毛頭なかった。
それなのにインデックスを殺す事も利用する事も出来なかった。
ほんの少し言葉を交わした、それだけの相手を胸に留めてしまったのだ。
まして殺し合いから降りる気なんて毛頭なかった。
それなのにインデックスを殺す事も利用する事も出来なかった。
ほんの少し言葉を交わした、それだけの相手を胸に留めてしまったのだ。
だからインデックスは叫ぶ。
今さっきほんの少し言葉を交わしただけの、一度は自分達に襲いかかってきた襲撃者に。
ジェダの手下だからではなく、自らの意志で人を殺し続ける事を決めている少女に。
自分を殺せなかった少女に向けて叫んだ。
今さっきほんの少し言葉を交わしただけの、一度は自分達に襲いかかってきた襲撃者に。
ジェダの手下だからではなく、自らの意志で人を殺し続ける事を決めている少女に。
自分を殺せなかった少女に向けて叫んだ。
「友達なんだよ、リリス!!」
想いが急速に高まったわけは、惚れ薬や先程のアレとかアレとかの仕業に違いない。
科学においては吊り橋効果やらストックホルム症候群などと解釈される。
そんな紛い物の友情だ。
インデックスだって、単語は知らなくてもその位は理解できる。
しかしインデックスはありとあらゆる魔導の毒書に耐える強靭な意志によりて思考する。
自らの心の揺れ動きまでもを完璧に記憶した、わずか一年と数ヶ月分の人生と照合する。
科学においては吊り橋効果やらストックホルム症候群などと解釈される。
そんな紛い物の友情だ。
インデックスだって、単語は知らなくてもその位は理解できる。
しかしインデックスはありとあらゆる魔導の毒書に耐える強靭な意志によりて思考する。
自らの心の揺れ動きまでもを完璧に記憶した、わずか一年と数ヶ月分の人生と照合する。
リリスの望みがもう一度だけ大切な人と話したい、それだけである事を知り。
ほんの少しの間、言葉を交わし踏み入っただけのインデックスを殺す事も利用する事も出来なかった。
そんな少女と自分がもっと平和な場所で出会えていれば、どうだっただろうか。
ほんの少しの間、言葉を交わし踏み入っただけのインデックスを殺す事も利用する事も出来なかった。
そんな少女と自分がもっと平和な場所で出会えていれば、どうだっただろうか。
インデックスは確信する。
その正解は、この紛い物の解と同じだったはずだと。
その正解は、この紛い物の解と同じだったはずだと。
だからインデックスは切に願う。
リリスが傷つかないで欲しいと。
その結果として誰かが殺されるのはとてもとてもイヤな事だけれど、それでもやはり死なないで欲しいと願ってしまう。
リリスが傷つかないで欲しいと。
その結果として誰かが殺されるのはとてもとてもイヤな事だけれど、それでもやはり死なないで欲しいと願ってしまう。
インデックスはリリスの事を想い、祈った。
それはリリスにとって何の実益にもならない事だろう。
だけどそれでも、飛び去るリリスは胸の内に奇妙な熱を感じていた。
誰かに想われるという、その温もりを感じていた。
だけどそれでも、飛び去るリリスは胸の内に奇妙な熱を感じていた。
誰かに想われるという、その温もりを感じていた。
たったそれだけの、儚い絆が残された。
【A-2/森/2日目/午前】
【リリス@ヴァンパイアセイヴァー】
[状態]:右足と左腕にレーザー痕。顔に酷い腫れ。全身打撲。(以上全て応急手当済み)
全身に軽度の火傷。額に浅い切り傷。背中に打撲、両手に痺れ
微かな哀しみとすっきりと澄み渡った決意。『考え』る事に目覚めた。
[装備]:首輪×2(グリーンとニアのもの。腕輪のように両腕に通している)
[道具]:基本支給品一式×8、(食料一人分-2、飲料水を少し消費)、眠り火×8@落第忍者乱太郎、魔女の媚薬@H×H、
メタちゃん(メタモン)@ポケットモンスターSPECIAL、きせかえカメラ(要30分の充電)@ドラえもん
モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL 、小悪魔のウインク@H×H
ブラックバレル・レプリカ(13/13)@メルティブラッド(予備弾倉×1、ガマリエル弾×1)
贄殿遮那@灼眼のシャナ、歩く教会の十字架@とある魔術の禁書目録、
時限爆弾@ぱにぽに、エスパー錠とその鍵@絶対可憐チルドレン、じゃんけん札@サザエさん、
ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)、5MeO-DIPT(24mg)、祭具殿にあった武器1~3つ程、祭具殿の鍵、
裂かれたアリサのスリップ(包帯を作った余り)、ビュティの首輪、鉄製の斧@ひぐらしのなく頃に(?)
塩酸の瓶×1本、毒ガスボトル×1個、ボロボロの傘、蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン
ソードカトラスの予備弾倉×3(各15発、一つだけ12発)、バット、救急箱、100円ライター
エルルゥの薬箱の中身@うたわれるもの(カプマゥの煎薬(残数3)、ネコンの香煙(残数1)、紅皇バチの蜜蝋(残数2))
スペクタルズ×8@テイルズオブシンフォニア、クロウカード『光』『剣』『希望』@CCさくら、
コエカタマリン(残3回分)@ドラえもん、不明支給品1~3
[思考]:利用する筈だったのに……
第一行動方針:情報が少ない分だけ慎重によく考えて、殺害を続ける
第二行動方針:できれば首輪をはずしたい。外したら制限もなくなるはず。
第三行動方針:ニアのメモをとりにいきたい。
第四行動方針:5MeO-DIPTに興味あり。
基本行動方針:優勝して、グリーンの魂ともう一度語り合う。もう「遊び」に夢中になったりはしない。
[備考]:
荷物の中の『魔女の媚薬@H×H』と『大天使の息吹@H×H』には説明書がついていません。
Q-Beeからジェダに命じられた任務の内容を聞きました。
第二回の放送を聞く余裕はありませんでした。
【リリス@ヴァンパイアセイヴァー】
[状態]:右足と左腕にレーザー痕。顔に酷い腫れ。全身打撲。(以上全て応急手当済み)
全身に軽度の火傷。額に浅い切り傷。背中に打撲、両手に痺れ
微かな哀しみとすっきりと澄み渡った決意。『考え』る事に目覚めた。
[装備]:首輪×2(グリーンとニアのもの。腕輪のように両腕に通している)
[道具]:基本支給品一式×8、(食料一人分-2、飲料水を少し消費)、眠り火×8@落第忍者乱太郎、魔女の媚薬@H×H、
メタちゃん(メタモン)@ポケットモンスターSPECIAL、きせかえカメラ(要30分の充電)@ドラえもん
モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL 、小悪魔のウインク@H×H
ブラックバレル・レプリカ(13/13)@メルティブラッド(予備弾倉×1、ガマリエル弾×1)
贄殿遮那@灼眼のシャナ、歩く教会の十字架@とある魔術の禁書目録、
時限爆弾@ぱにぽに、エスパー錠とその鍵@絶対可憐チルドレン、じゃんけん札@サザエさん、
ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)、5MeO-DIPT(24mg)、祭具殿にあった武器1~3つ程、祭具殿の鍵、
裂かれたアリサのスリップ(包帯を作った余り)、ビュティの首輪、鉄製の斧@ひぐらしのなく頃に(?)
塩酸の瓶×1本、毒ガスボトル×1個、ボロボロの傘、蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン
ソードカトラスの予備弾倉×3(各15発、一つだけ12発)、バット、救急箱、100円ライター
エルルゥの薬箱の中身@うたわれるもの(カプマゥの煎薬(残数3)、ネコンの香煙(残数1)、紅皇バチの蜜蝋(残数2))
スペクタルズ×8@テイルズオブシンフォニア、クロウカード『光』『剣』『希望』@CCさくら、
コエカタマリン(残3回分)@ドラえもん、不明支給品1~3
[思考]:利用する筈だったのに……
第一行動方針:情報が少ない分だけ慎重によく考えて、殺害を続ける
第二行動方針:できれば首輪をはずしたい。外したら制限もなくなるはず。
第三行動方針:ニアのメモをとりにいきたい。
第四行動方針:5MeO-DIPTに興味あり。
基本行動方針:優勝して、グリーンの魂ともう一度語り合う。もう「遊び」に夢中になったりはしない。
[備考]:
荷物の中の『魔女の媚薬@H×H』と『大天使の息吹@H×H』には説明書がついていません。
Q-Beeからジェダに命じられた任務の内容を聞きました。
第二回の放送を聞く余裕はありませんでした。
【インデックス@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、リリスの唾液と魔女の媚薬を服用(精神耐性により効果は半減)
[装備]:水の羽衣(背部が横に大きく裂けている)@ドラゴンクエストⅤ
[道具]:なし
[服装]:私立聖祥大付属小学校の制服の下に水の羽衣。背中と足にシルクの包帯。
[思考]:リリス……!
第一行動方針:リリスが生き残り願いを叶える為の手段を模索する(殺人等は忌避したまま)
第二行動方針:リリスがみんなと幸せになれる手段を捜す。
第三行動方針:リリスが幸せになれる手段を捜す。
第四行動方針:ヴィータを捜し、説得する。紫穂の行方の手掛かりを探す。エヴァの説得も諦めていない。
名前しか知らないヤムィヤムィが少し気になる。ニケ達と合流する。
第五行動方針:リリスが欲しい。
基本行動方針:リリスの幸せ。誰にも死んで欲しくない。状況を打破するため情報を集め、この空間から脱出する。
[備考]:拾った双葉の型紐が切れたランドセルに荷物まとめて入れています。
インデックス自身のランドセルは壊れているので内容物の質量と大きさを無視できません。
深夜12時の臨時放送と第二回の放送を完全に聞き逃しました。
[状態]:健康、リリスの唾液と魔女の媚薬を服用(精神耐性により効果は半減)
[装備]:水の羽衣(背部が横に大きく裂けている)@ドラゴンクエストⅤ
[道具]:なし
[服装]:私立聖祥大付属小学校の制服の下に水の羽衣。背中と足にシルクの包帯。
[思考]:リリス……!
第一行動方針:リリスが生き残り願いを叶える為の手段を模索する(殺人等は忌避したまま)
第二行動方針:リリスがみんなと幸せになれる手段を捜す。
第三行動方針:リリスが幸せになれる手段を捜す。
第四行動方針:ヴィータを捜し、説得する。紫穂の行方の手掛かりを探す。エヴァの説得も諦めていない。
名前しか知らないヤムィヤムィが少し気になる。ニケ達と合流する。
第五行動方針:リリスが欲しい。
基本行動方針:リリスの幸せ。誰にも死んで欲しくない。状況を打破するため情報を集め、この空間から脱出する。
[備考]:拾った双葉の型紐が切れたランドセルに荷物まとめて入れています。
インデックス自身のランドセルは壊れているので内容物の質量と大きさを無視できません。
深夜12時の臨時放送と第二回の放送を完全に聞き逃しました。
サクシャノイイワケ
被告答弁書。
いや小悪魔のウインクがもたらすこの世のものならざる絶頂感がアレ的な物とは明記されていないしきっと
性的な物じゃないんだよ多分恐らく少なくとも絵にすると一部ビリビリな上にシースルーだけど服着たままで
モザイク一つ入らない健全な絵になるわけだし物理的に実際に何かしたわけじゃないんだし年齢についても
リリスは精神年齢幼いけど存在が誕生したのは三百年以上前だしインデックスも外見年齢十四歳前後でも
実年齢不明だし十万三千冊記憶なんて速読でも無茶苦茶掛かるしもしかするとこのお話の登場人物は全て
十八歳以上なんじゃないかなあと思う次第だからほらこう考えれば……せふせふ?
被告答弁書。
いや小悪魔のウインクがもたらすこの世のものならざる絶頂感がアレ的な物とは明記されていないしきっと
性的な物じゃないんだよ多分恐らく少なくとも絵にすると一部ビリビリな上にシースルーだけど服着たままで
モザイク一つ入らない健全な絵になるわけだし物理的に実際に何かしたわけじゃないんだし年齢についても
リリスは精神年齢幼いけど存在が誕生したのは三百年以上前だしインデックスも外見年齢十四歳前後でも
実年齢不明だし十万三千冊記憶なんて速読でも無茶苦茶掛かるしもしかするとこのお話の登場人物は全て
十八歳以上なんじゃないかなあと思う次第だからほらこう考えれば……せふせふ?
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