600 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/27(火) 23:01:02 ID:8skxL7Xp
SMS。マクロスフロンティア船団の防衛の要である彼らは、
アイランド1に接続された戦闘艦、マクロスクォーターで生活しているが、
学生でありSMS隊員でもある者は学業を優先するとされ、
緊急時以外の出動ローテーションからは外され、非番も週末に合わされており、
ほぼ普通の一般市民と変わらない生活を送っている。
SMS。マクロスフロンティア船団の防衛の要である彼らは、
アイランド1に接続された戦闘艦、マクロスクォーターで生活しているが、
学生でありSMS隊員でもある者は学業を優先するとされ、
緊急時以外の出動ローテーションからは外され、非番も週末に合わされており、
ほぼ普通の一般市民と変わらない生活を送っている。
「午前中はシミュレータ訓練しようと思ってる」SMSの制服を着ながら、アルトはミハエルに言った。
「またか?ヒマさえあればシミュレータだな。もっと人生を楽しめよ」
「いーや。格納庫をグルグル回るのはもうゴメンだ!今日こそ完了してやる、あのシミュレータ」
(・・知らないってのは、怖いね)
気合いの入ったアルトの背中を見ながらミハエルは思った。
今、アルトが挑戦している戦闘シミュレータのレベルはA-3++。
彼ほど短期間でこのレベルに挑戦できるパイロットは希だと、カナリア中尉が言っていた。
(俺もうかうかしてられない・・か)
だが、それは明日でいい。休むことも、仕事のうちだ。
「またか?ヒマさえあればシミュレータだな。もっと人生を楽しめよ」
「いーや。格納庫をグルグル回るのはもうゴメンだ!今日こそ完了してやる、あのシミュレータ」
(・・知らないってのは、怖いね)
気合いの入ったアルトの背中を見ながらミハエルは思った。
今、アルトが挑戦している戦闘シミュレータのレベルはA-3++。
彼ほど短期間でこのレベルに挑戦できるパイロットは希だと、カナリア中尉が言っていた。
(俺もうかうかしてられない・・か)
だが、それは明日でいい。休むことも、仕事のうちだ。
シミュレータルームにズンズン歩いていくアルトのコミュニケータ端末が、
メールの受信を告げて電子音を鳴らした。
(ランカか・・?)
受信フォルダを開いて、アルトはギクッとした。
"FROM:Sheryl Nome TITLE:今日、休みでしょ?"
メールの受信を告げて電子音を鳴らした。
(ランカか・・?)
受信フォルダを開いて、アルトはギクッとした。
"FROM:Sheryl Nome TITLE:今日、休みでしょ?"
「お前っ!どうして俺のアドレス知ってんだ!」
30分後。アルトは涼しい顔をしたシェリルに向かって詰め寄っていた。
「おまけに俺が今日休みだってのも何で知ってる!」
「そんなに怒らなくたっていいじゃなーい」サングラスを外して振り向きながら悪戯っぽく笑う。
「アドレスは、ちょこっとし・ら・べ・た・の。グレースに頼んで、フロンティアのメインフレームに・・」
「それって犯罪じゃないのかよ・・」ガックリうなだれて、アルトはもう降参のポーズを取った。
「休みのことは、ルカ君から聞いたから」
「わかったよ。で?」
「買い物、一緒に行ってもらおうと思って。いいでしょ?アルト」
「荷物持ちならそのマネージャに頼めばいいだろ!」
「友達と行きたいの・・私、本当に友達って言えるヒト、アルトしかいないから」
ああ、ダメだ。
アルトは一瞬で観念した。
この前の出撃の前と同じだ。この寂しそうな顔をされると、俺はどうしようもない。
30分後。アルトは涼しい顔をしたシェリルに向かって詰め寄っていた。
「おまけに俺が今日休みだってのも何で知ってる!」
「そんなに怒らなくたっていいじゃなーい」サングラスを外して振り向きながら悪戯っぽく笑う。
「アドレスは、ちょこっとし・ら・べ・た・の。グレースに頼んで、フロンティアのメインフレームに・・」
「それって犯罪じゃないのかよ・・」ガックリうなだれて、アルトはもう降参のポーズを取った。
「休みのことは、ルカ君から聞いたから」
「わかったよ。で?」
「買い物、一緒に行ってもらおうと思って。いいでしょ?アルト」
「荷物持ちならそのマネージャに頼めばいいだろ!」
「友達と行きたいの・・私、本当に友達って言えるヒト、アルトしかいないから」
ああ、ダメだ。
アルトは一瞬で観念した。
この前の出撃の前と同じだ。この寂しそうな顔をされると、俺はどうしようもない。
「前にも言ったでしょ。アルトは私を"シェリル・ノーム"扱いしないから・・居心地がいいの」
「・・わかった。付き合ってやるよ」しょうがない。シミュレータは明日までお預けだ。
「ホント?じゃあアルト、ゴハンもお願いね。デートなんだから。SMSからお給料も出たんでしょ?」
「どこまでハッキングしてんだよ・・お前のマネージャ・・」
不意に近寄ってきたシェリルが、頭を抱えたアルトの耳元に唇を寄せて囁いた。
「アルトのことは・・何でも知りたいわ」
「・・わかった。付き合ってやるよ」しょうがない。シミュレータは明日までお預けだ。
「ホント?じゃあアルト、ゴハンもお願いね。デートなんだから。SMSからお給料も出たんでしょ?」
「どこまでハッキングしてんだよ・・お前のマネージャ・・」
不意に近寄ってきたシェリルが、頭を抱えたアルトの耳元に唇を寄せて囁いた。
「アルトのことは・・何でも知りたいわ」
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