マドレーヌといっしょに全26話
第01話:ベルサイユ宮殿のマドレーヌ
今朝の散歩の行き先はベルサイユ宮殿。女の子たちは到着と同時に宮殿の外でお弁当を食べます。一方、父親と一緒にやって来ていたぺピートは、チョコの着いた手で展示物のハープシコードを汚してしまい慌てて外へ逃げだします。
その直後、警備員のおじさんがハープシコードを汚されたことに気づいて激怒し、ぺピートにもらったチョコで手を汚していたニコルが犯人だと決めつけられてしまいます。二コルは「確かに手は汚れていたがハープシコードの置かれた部屋には入っていない」と主張するものの、聞き入れてもらえません。マドレーヌはぺピートを疑うのですが、ぺピートは手を汚してなんかいないと言いながらきれいな手を見せてきます。みんなはニコルの潔白を証明するために犯人を捜すのですが、とうとう見つからないまま、ベルサイユ宮殿への子供の出入りが禁じられることになってしまいました。状況からぺピートの仕業に違いないと判断したマドレーヌは姿を消した彼を探します。
第02話:ホテルリッシュのマドレーヌ
お屋敷の配管の修理のためにお屋敷を開けなくてはなら無くなったマドレーヌたちは、クックフェイス卿の手配で宿泊施設として有名なホテル・リッシュに滞在することになります。豪華なホテルに興奮気味の女の子たちに、ミス・クラベルはクックフェイス卿に迷惑をかけないようお行儀良くしなくてはなりませんよと強く言いつけます。でも、女の子たちはそんなミスクラベルの言いつけもなんのそのではしゃぎまわり、徐々にクックフェイス卿がホテルから白い目で見られるようになってしまいます。
そんな中、ホテルの中で退屈そうにしているお金持ちの女の子コレットを見かけた女の子たちは、一緒に遊ぼうと誘いますが、女の子はつれない態度で知らない子とは遊べないと言います。それを聞いたマドレーヌたちは、自分たちの方から自己紹介することでコレットの警戒心を解き、ホテルの中で仲良く遊び回ります。
一方、マドレーヌは、ホテルの入り口でアコーディオン演奏をしているセシルという女の子が、客からのおひねりとホテルの残飯で食い繋がなければならないほど貧しい身の上であることを知って心を痛めます。
そんな時、身に着けていたネックレスが無くなってしまったとコレットが騒ぎ始めます。
第03話:サンタの国のマドレーヌ
今年の冬は春の日のように暖かく、雪の降らないクリスマスになるだろうと天気予報は告げます。落胆して泣きじゃくる女の子たちを見たクックフェイス卿は、みんなは雪のクリスマスを過ごせるように、友人が住む北極のサンタの島へと招待します。雪の積もる氷の大地に足を踏み入れた女の子たちは大はしゃぎ。サンタの仕事を手伝う妖精のリーダー、クインに出会い、サンタへの手紙を託します。
ひとしきり雪を満喫したその日の夜。マドレーヌは嫌な予感に目を覚まします。仲間の妖精たちがカゼをひいてダウンしてしまいクリスマスプレゼントの袋詰めが間に合いそうにないと、クインが慌てて騒いでいたのです。マドレーヌは仲間たちを叩き起こし、急ピッチでプレゼントの袋詰めを手伝います。
第04話:マドレーヌとサンタクロース
マドレーヌたちの働きでプレゼントの袋詰めは終わったものの、今度は女の子たちがカゼをひいてダウン。ミス・クラベルとクックフェイス卿も熱を出して寝込んでしまいます。
ただ1人元気なマドレーヌは、みんなとサンタクロースのためにクリスマスに食べるケーキ、ブッシュ・ド・ノエルを作ろうと、1人張り切ります。
第05話:マドレーヌとあやつり人形
リュクサンブール公園で人形劇を開催する初老のあやつり人形師ギコル。
彼は子供たち相手におとぎ話をの結末を酷い結末に作り替えたでたらめな劇ばかりを見せて怖がらせていました。
偶然やってきた女の子たちもその被害にあいますが、マドレーヌはギコルがなぜか怒っていることに気づき、その理由を突き止めようとします。
第06話:マドレーヌとアイススケート
マドレーヌは誕生日プレゼントにみんなから贈られた新しくて立派なアイススケート靴に大感激。早速、スケート靴を試しにみんなで外に飛び出し、仲良く一緒に滑ります。その様子を見ていた元プロスケート選手の女性ソフィーは、マドレーヌにスケーターの素質を見出し教えることにします。「プロになるには相当な練習が必要だ」と告げられたマドレーヌは、その日を境に一生懸命スケートの練習に精を出すようになります。
でも必死になるあまり、時間に追われて普段の生活リズムを崩し、徐々に心の余裕を無くしてしまいます。ミス・クラベルと仲間たちの心配をよそに、なおもスケジュールをこなそうとするマドレーヌですが……。
第07話:マドレーヌの健康診断
半年に1度の健康診断を迎えた女の子たち。
マドレーヌは今年こそ背が伸びていますようにと願いますが、ちっとも伸びていませんでした。一方、12人中一番背が高いことを気に病んでいるシルヴィエは、また大きく背が伸びてしまったことにガッカリし、そのほかの女の子たちは平均的な身長であることに落ち込みます。各々が思い悩む内に、みんなそろって暗いムードに包まれてしまいます。
第08話:マドレーヌとファッションショー
第09話:マドレーヌと礼儀作法
第10話:マドレーヌとマジックショー
第11話:マドレーヌとバレンタイン
今日はバレンタイン。男女問わず親しい相手同士、お互いにプレゼントを贈りあうイベントです。くじ引きの結果、マドレーヌはジェネビーブとペアになります。
さっそくジェネビーブの大好物の骨を買ってきますが、贈り物を交換し合う時間になっても一晩たっても、ジェネビーブは帰ってきませんでした。その後、ジェネビーブがオスの野良犬に一目ぼれし、バレンタインのことを忘れて一緒になって遊びまわっていることを知って腹を立てたマドレーヌは、プレゼントを捨ててしまいます……。
第12話:マドレーヌの香水工場見学
マドレーヌたちはクックフェイス卿の招待で、香水作りの名人ノーズさんが運営する香水工場を見学しにやってきました。
しかし、同行してきたぺピートが花畑で捕まえたスカンクを工場に持ち込んだことで騒ぎが起き、クックフェイス卿の名を冠した香水クックNo.5のタンクが強烈な悪臭で汚染されてしまいます。
一大事に慌てた女の子たちは、ノーズさんが戻ってくるまでに協力してクックNo.5を再現しようと試みます。
第13話:マドレーヌの新しいおともだち
ラクシュミというインド人の少女が1ヶ月間だけ寄宿舎で暮らすことになりました。けれど、フランスの風習になじめず、犬が苦手なラクシュミは、なかなかみんなと打ち解けあえません。マドレーヌたちもまた同じでした。その上、ミス・クラベルが電話口でラクシュミのことを「エイリアン」と言っていたのを聞いて、ラクシュミが宇宙人であると思い込み、恐ろしさのあまり彼女を避けるようになってしまいます。彼女が天文学に詳しいことや、無線機を持っていたことが更にみんなの誤解を深めてしまいました。みんなの冷たい態度に我慢しきれなくなったラクシュミは、お屋敷を飛び出してしまいます……。
第14話:マドレーヌとエッフェル塔
高いところから卵を落として、割れないようにするにはどうすればよいか?という、今日の科学の勉強の時間の問題を見事に解いてみせたマドレーヌ。
ミス・クラベルは約束どおり、翌日の朝の散歩でみんなをエッフェル塔に連れて行きます。一緒についてきたぺピートはエッフェル塔のてっぺんから卵を落として同じ実験をしようとマドレーヌをけしかけ、一緒に塔の頂上に上ったまま人気がなくなるまで隠れようとしますが、エレベーターが故障したために取り残されてしまいました。
塔を徒歩で上ってへとへとになり、ようやく夜にお屋敷に帰ってきたミス・クラベルたちはそのことに気が着き、大急ぎでエッフェル塔へと引き返しますが……。
第15話:マドレーヌとやきもちジュネビーブ
セーヌ川でペットを乗せての水上パレードが行われることになり、女の子たちはジェネビーブを乗せる水上フロート(山車)作りに励んでいます。そんな時、ぺピートがペットのイグアナのイギーを連れてやってきます。イギーを取り囲んで和気あいあいとする女の子たちに嫉妬したジェネビーブはペンキを体中に塗りたくり、仮病を使って女の子たちの関心を引こうとします。けれどひょんなことから体中のペンキが落ちて、嘘をついていたことがバレてしまいます。マドレーヌはやきもちを焼いていたための行動だと察し、理解を示しつつ嘘をついてはいけないと優しく諭します。
そして迎えたパレードの当日。ジェネビーブはひょんなことから馬に片足を踏まれてケガをしてしまいます。フロートの準備をしているマドレーヌに訴えるも、先の一件からケガの振りをしていると誤解されて信じてもらえません。
そして始まったパレードですが、川の流れが速すぎてフロート同士がつっかえてぶつかってしまい、その拍子にジェネビーブが放り出されて水中に落ちてしまいます。悪いことにケガのために思うように泳げず溺れてしまいます……!
第16話:マドレーヌとノミの市
第17話:マドレーヌとカンカンダンス
有名なダンスホール、ムーランルージュで開催されるカンカンダンスのコンテストに出場することになったマドレーヌたちは、協力して衣装作りに精を出します。
そんな中、キレイな黒手袋を身に付けたイヴェットと、手作りの黒い帽子を身に付けたダニエルが、ひょんなことから対立。それをきっかけに、女の子たちは手袋クラブと帽子クラブの二つのグループに分かれていがみ合いを始めてしまいます。
ただ1人、一致団結を訴えるマドレーヌをよそに女の子たちはいがみ合うのを止めようとせず、満足に練習できないまま本番を迎えてしまいます。その上、歩いて会場に向かう間中なおも争い続ける女の子たちのせいで道に迷ってしまいます。
果たして、無事コンテストに出場できるのでしょうか……。
第18話:マドレーヌとじまんくらべ
有望な若い芸術家たちを自宅に招いていることで知られるザフティック夫人とお茶をすることになった女の子たち。
その席で、スランプに苦悩する画家のムッシュ・ピカブーにモデルとして見初められたイヴェットは有頂天になり、その日を境にありとあらゆることを自慢し始めます。そしてあろうことか「背が小さい人はモデルにはなれない」という心無い一言を投げつけてマドレーヌを傷つけてしまいます。悲しみと怒りに駆られるマドレーヌの気持ちをよそに、イヴェットの自慢癖は日に日に酷くなっていくうばかり。うんざりした女の子たちはイヴェットを懲らしめてやろうと策をめぐらします。
第19話:マドレーヌとウェディング
パン屋を営む男性ルドーと、花屋を営む女性ラフール。この2人は互いに独身で、いつもどこか寂しそうにしています。
そんな2人の様子を見て気の毒に思ったマドレーヌは、2人がお似合いのカップルになれると考え、2人に出会いのきっかけを作ってあげようと、仲間たちと共に色々と作戦を練ります。それが功を奏して2人は恋に落ちてめでたく結婚式を挙げることになり、女の子たちはぺピート共に結婚式に招待され、2人のお手伝いをすることになりました。
ところが、そのころを境にぺピートがマドレーヌに対してよそよそしい態度を見せるようになります。いとこのパブリートに女のことばかり遊んでいることをバカにされたことを気に病んでの事だったのですが、何も知らないマドレーヌは突然の彼の豹変に戸惑います。
更に、2人がこっそり贈り物を交換し合うために利用しているお屋敷の一本の木のうろの中に、「お前なんか大嫌いだ」と書かれた手紙が入れられていたことにマドレーヌは大きなショックを受け、ぺピートに絶交されたのだと思い込んで悲しみに沈みます……。
第20話:マドレーヌ、アフリカへ行く
ある日、ニコルのママの友だちである動植物学者ブランチ博士から、女の子たちをアフリカへ招待したいという手紙が届きます。パリの芸術祭に出品する素晴らしい芸術作品を見つけたいと意気込むクックフェイス卿も交えて一行は一路、アフリカへと飛びます。
読み書きが苦手なニコルはブランチ博士からもらったガイドブックをうまく読めずにみんなを苛立たせてしまい、ブランチ博士は自分自身も遅咲きだったとフォローを入れます。ブランチ博士の研究対象である赤ちゃんゴリラのロージーは博士に様々なことを教えられていましたが、学ぶことにあまり熱心ではない様子。ニコルはそんなロージーに自分自身を重ね合わせるのでした。
ひとしきりアフリカ探検を満喫した後、ついぞ良い作品が見つからなかったと嘆くクックフェイス卿を見たマドレーヌは、雄大なアフリカの風景を絵に描き残そうと提案しますが、その翌朝ロージーが絵の具もろともどこかへと姿を消してしまいます。
第21話:舞台に立ったマドレーヌ
第22話:カンヌのマドレーヌ
雨季の続くパリ。副鼻腔の症状が思わしくないマドレーヌの療養も兼ね、女の子たちはクックフェイス卿の招待でカンヌ諸島へと旅立ちます。
暑い日差しの降り注ぐ海辺にたどり着いた女の子たちは、日焼け止めのローションをきちんと塗る様にとのミスクラベルの忠告に聞く耳持たずに楽しく遊びます。
しかし、長時間浜辺で居眠りをしていたマドレーヌは全身に酷い火傷を負ってしまい、外に出ることが出来なくなってしまいました。みんなが浜辺に戻っていく中、ホテルの中で大人しく過ごすしかなくなったマドレーヌは落胆しきり。何か独りで出来ることをしようとしてもちっとも楽しくありません。クックフェイス卿も何とか彼女を楽しませてあげようと試みますが、マドレーヌはふさぎ込んだままです。クックフェイス卿は、映画作りに関わっている友人たちにカンヌに来るように電話していたことを思い出し、彼らをマドレーヌに紹介します。
第23話:マドレーヌのティーパーティー
第24話:マドレーヌがウソをついたわけ
第25話:マドレーヌとハロウィン
ニューヨークに住む文通友だちに会いにアメリカへと旅立ったマドレーヌたちは、文通相手である12人の女の子たちとすぐに打ち解けあい、フランスにはないハロウィンのお祭りの風習を教わります。お化けやいろんなものに扮装してニューヨークの街中へ繰り出し、決まり文句の「トリックオアトリート!」でひとしきりお菓子を集めたマドレーヌたちは、袋一杯のキャンディーを取り出して大喜び。すると、マドレーヌの持っていた袋の中から、蜘蛛をかたどった1組のイヤリングが出てきます。きっと誰かが間違って放り込んでしまったに違いないと考え、マドレーヌたちは持ち主を探しに行きます。
最終話:マドレーヌと蜘蛛女
ニューヨークで有名なラジオドラマの女優「蜘蛛女」と親しくなったマドレーヌたちは、彼女の仕事場であるスタジオに招待してもらいます。スタッフがスタジオをはずしている最中、マドレーヌたちはみんなでこっそりラジオドラマごっこを始め「巨大な紫色のアリがニューヨークに襲来する」というウソのニュースを作り上げます。
ところが、マイクのスイッチが入りっぱなしになっていたために音声がラジオに流れ、ニューヨーク中が大パニックに……。
最終更新:2022年12月10日 21:47