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1ターン目後手

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1ターン目後手




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A (壁)
B 最強
C (壁)



姦崎姦:B3移動


参戦者二名

名前 FS 特殊能力 備考
姦崎姦 12 4 4 2 8 絶対性戯 100 100
最強の存在 0 1 6 5 18 蓬莱の歓待 102 100







「なんの……つもり……ですか……社さん……!」

姦はなんとかそれだけ言葉を発した。
突如として現れた存在、それは姦もよく知る、夢追の親友にして住居、社であった。

姦の言葉に対し、社は黙ったまま仁王立ちを続けている。
それも道理、社は言葉を発しない住居の付喪神だ。

だが――言葉を交わさずとも、社から発せられるその重圧だけで。
それだけで姦に社の言わんとすることが十分に伝わった。

すなわち、夢追が欲しくば私を倒していけ。そういうことだ。

まるで灼熱の溶岩が煮える噴火口の熱気のような、
あるいは極北の地に吹き荒れる猛吹雪のようなプレッシャーにさらされながら、
それでも姦は――わかった、と、うなづいた。

そして意を決し、前へと駆け出す。



†††



「あなたのことはいつもかなめから聴いているわ」

「あっ、はい」

夢追の実質的な保護者とも言うべき夢見ヶ崎さがみと顔を合わせた日。
母屋は遠くに退避しているからと離れの客間に通され、夢追の家で一日を過ごした日。

緊張の余り、夢追の前でさがみに変なことでもしてしまわないだろうか。
というか、変なことをしそうになって、瞬く間に刺身になってしまわないだろうか。
姦はそれはもう全身がっちがちに緊張していた。

しかし、そんな姦を、さがみは暖かな笑顔で出迎え、歓待してくれた。
その敵意も悪意も感じられない、慈愛に満ちた微笑に、姦の緊張もほだされた。

穏やかな時が流れ、夕食時となり。
今日は私がご馳走するからふたりはゆっくりしていてと、さがみが土間へ向かい。
姦と夢追は、のんびりとした、そして充実したひとときを過ごし。

「おまたせ」

「あっ、ありがとうございます」

夕食の準備を終えたさがみが姦の前へ、ご飯のおかずを置いた。
姦は礼を言いつつ、置かれた小鉢へ視線を向けた。



ご飯のおかずはたこわさだった。
思わずさがみを二度見した。



姦の視線を受け、さがみはどうぞ遠慮せずにと微笑を返した。
その笑顔は、変わらず、敵意も悪意も感じられない、慈愛に満ちたものだった。
正直死ぬほど怖かった。



†††



――こんな紛い物じゃない、僕は本当に本当の最強のプレッシャーを乗り越えてきたんだ!

余人なら腰が砕け、膝を折るような圧迫感だろうと。
触手には腰もなければ膝もない!
姦は全次元最強のプレッシャーをはねのけ、一直線に突き進んだ。




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