メーガスの名は永遠に

In the Name of Justice

マウラ


Shikaree X : おーい!
ちょっと待ってよー!
Shikaree X : ……あれえっ?
姉さんは一緒じゃないの!?
Shikaree X : ってことは、もしかして、
本国へ帰るために、姉さんが
ここから船に乗るって話を聞きつけてきたの?

Shikaree Y : 馬鹿ネエ。
そんな一介の冒険者に、罪狩り
極秘情報が流されるわけないでしょう?
Shikaree Y : 姉貴なら、
ここの鍛冶屋に住み込んで働いている
コゥ・レンバララコに会ってるところよ。

Shikaree X : えっ!?
あの人は確か、母さんの……
Shikaree X : ……あっ! 姉さん!

Shikaree Z : 久しぶりだな、
スカリーYスカリーX
Shikaree Z : それに、[Your Name]。
参ったな、ここに来るとは良い勘だ。
おまえは狩人に向いている。
Shikaree Z : 彼女たちから既に
聞いたかもしれんが、私は本国に一度
戻らねばならなくなった。
Shikaree Z : ここから途中の港まで行き、
本国行きの大型船に乗り換える予定だ。
これがおまえとの最後の別れとなるかも
しれない。
Shikaree Z : ……ふふ、不思議だな。
自ら言葉にすると、二度と会えぬかもしれぬ
この別れが辛くなるとは。
Shikaree Z : しかしおまえにとっては
この別れは、喜ばしいはずだ。罪狩りとの別れは、
獲物にとっての狩人との別れ。そうだろう?

選択肢:別れが嬉しいか?

>>はい
  Shikaree Z : 正直な[女/男]は美しい。
  別れも美しくあろうとする、
  おまえの美意識を尊重する。

>>いいえ
  Shikaree Z : 変わった[女/男]だ。
  しかし別れは美しくありたい。

Shikaree Z : だから今、
私が言うべきことは、美しく簡潔に語ろう。
Shikaree Z : これから私は本国へと帰り、
男神プロマシア、女神アルタナ、人の罪を
包み隠さず女王に報告する。
Shikaree Z : そして、その罪を知りながら
足掻こうとした人々の戦いを示し、ミルドリオン、
プリッシュ、真龍の罪を否定する。
Shikaree Z : そして……、
私は罪狩りの名を捨てるつもりだ。


Shikaree X : えぇっ!?

Shikaree Y : なんだって!?

Shikaree Z : 私はずっと考えていた。
30年前、我らをたぶらかしたミルドリオン、
そしてプリッシュの罪を狩るべきか。
Shikaree Z : 彼女らの側に身を置いた私に
しかし、彼女らはそうせねばならなかった
理由を示した。
Shikaree Z : 彼女らが、罪を狩る我らを
邪魔としたは、罪が生まれる前に
片をつけるつもりだったからだ。
Shikaree Z : ……
「罪狩り」とは罪を狩ること。罪を探し出し、
代償によって裁くことが己が任務……。
Shikaree Z : しかし、
私が狩るべき罪とは、誰に対する罪だ?
私が与えるべき罰とは、誰のための罰だ?
Shikaree Z : そうして惑い悩み、
いつしかあの女が残した言葉が、耳元で
繰り返されるようになってしまったのだ。
Shikaree Z : ……
「罪狩り」こそが罪を生む……。
罪を「狩らぬ」選択肢もあると。

Shikaree Y : それは……

Shikaree X : ……母さん、の……。

Shikaree Z : これは罪狩りとしては、
決して辿り着いてはならぬ呪わしい結論だ。
Shikaree Z : 男神プロマシアに
戦いを挑んだのは、この迷いを断ち切る
ためでもあった。そして……
Shikaree Z : 私は知った。
自らの中に眠る正義を。
Shikaree Z : 罪狩りの名を失っても、
いや失うからこそ、行える正義を行おうと。
Shikaree Z : 言葉でいくら語ろうとも
意味はない。これは人が生きていくうちに
知りえる自分の本分のことだ。
Shikaree Z : おまえたちには
まだわからぬことだと嘆く必要はない。
ただ、それが私が知った私の生きる道だと
それだけを知ってほしい。

Shikaree Y : ……。

Shikaree X : ……。

Shikaree Z : おまえとの旅は、
私に多くの経験と時間をくれた。
礼の言葉も意味はないが、言っておこう。
ありがとう、[Your Name]。
Shikaree Z : おまえが「虚ろなる闇」を
狩るものになれば、また会うこともあるかもしれん。
今度、会うときは、私を名で呼んでくれよ。


Shikaree Y : ……なに、ぼーっとしてるのさ。
いくよ、姉貴を見送りに。

Shikaree X : ……うん。
姉さんは、ボクらの姉さんだもんね。
それだけは永遠に変わらない。

Shikaree Y : そうさ。
アタシたちはただの罪狩りじゃない。
憎むべき敵を狩り、愛する者を守る
守人なのさ。


マウラ / 鍛冶ギルド


Koh Lenbalalako : お懐かしいことです。
20年前の、あのとき出会った罪狩り。
彼女の娘さんたちもまた、罪狩りの
道を歩んだのですね。
Koh Lenbalalako : 願わくば、
彼女たちも正義の道を歩みますように。


   さらばでござる 呪縛ほどけるとき
悠久の名を求め
究極魔法の起源
メーガスの名は永遠に
澪標

■関連項目 プロマシアミッション
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最終更新:2015年06月16日 19:26
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