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DM-BD09if「アルティメット・クロニクル・デッキ2019 必勝!覚醒パンドラ・ライジング」
作成者:citrus
概要
(こちらの世界線の)2019年8月9日発売。48枚入りで価格は4800円(税抜)。
エピソード2から革命編まで環境のトップメタだったビッグマナの
【カイザー「刃鬼」】をテーマにした構築済みデッキ。
デッキカラーは無色入りの闇抜き4色コントロールで、光をタッチした【白刃鬼】に近い構築となっている。
新規カードは、
の11種で計19枚。
デッキそのもののモチーフとしては【カイザー「刃鬼」】となっているが、デッキタイプとしては優秀な新規サイキック・クリーチャー等を積極的に活用した【超次元コントロール】の側面も強い。
特に目玉カードの
《金色宣言 パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」》は、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》をベースとしつつも大幅なパワーアップを遂げており、単体でのフィニッシュ性能に優れた一枚となっている。
また、この直前にDASHゴールデンリストの廃止が発表されたこともあり、《ボルバルザーク・エクス》等の強力カードが大量に再録されているところも注目。同時期に発売された
DMEX-06や、後に発売された100%リバイバル・パック等と合わせれば、往年の【カイザー「刃鬼」】も再現できる。
デッキとしては全体の半分ほどがマナブ―スト能力を持ち、積極的に切札である刃鬼の召喚を狙っていける。反面、デッキの多くのカードが光または自然を含む多色なので、水のカードを扱う際には色事故に注意したい。また、2コストブーストが《ピクシー・ライフ》4枚だけなので、改造するなら《
フェアリー・ライフ》等他の2コストブーストの採用も視野に入れたい。
- 丁度、《調和と繁栄の罠》がDMRP-10でUGCとして再録されていたので、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と合わせてかつての動きを再現してみる改造も検討できる。
- ハンターが豊富な為、【鬼丸「王牙」】に作り変えるのも面白い。
- 収録カードのテキストでは、ガチンコ・ジャッジやエターナル・Ω、サイキック・クリーチャーについての説明等が省略されている。それらについて知識のある層がターゲットだからとも言えるかもしれない。幸い、説明書にはそれらについての説明もちゃんと書かれている。
- 新規カードは多くが2枚以上の収録となっているが、《真実の名 ナンバーテン》やサイキック・クリーチャーについては1枚ずつしか収録されていないため、複数枚集める場合はシングルカードの購入やトレードの活用が視野に入る。
同時期に発売された
DMBD-10と比較すると、発売直後の評価は厳しかったものの、同様にサイキック・クリーチャーを主体とするクロニクルデッキDMBD-13の発売に加え、《ボルシャックライシス・NEX》《緑神龍バイラス・カースド》、そして《流星のガイアッシュ・カイザー》と言った強力なハンターが増加したこともあり、再び注目されるようになった。その後、このデッキをベースとした【パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」】が環境で一定の結果を残している。
- このような経緯を受け、2022年にDMBD-10共々まさかの再販が決定。直前まで主要カードが高騰していたが、クロニクルの再販は現状これが初である事もあり、発表直後は驚きをもって迎えられた。
- 後にデュエチューブにて、deadmanの口からこの件が異例中の異例であることが明かされた。動画では「かねてより収録カードの複数再録は予定されていたし、実際そうなったが、CSで【パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」】が活躍したり、デドダム等強力カードの値段が依然高止まりしていたりと言うのを見て、ここしかない!とGOサインが出た」「批判があるのも覚悟していたが、予想以上に好意的な反応があって驚いた」「こんなパワープレイは何度も起こるものじゃない」と語っている。
このデッキのフレーバーテキストでは、エピソード1~エピソード2のifの世界線が描かれている。
アンノウンの暗躍によって悲劇的な運命を迎えたパンドラ王家であったが、こちらのストーリーでは何とハンターたちと連合軍を結成し、共にアンノウンや
ゼニスに立ち向かうという展開になっている。その反面、本来のE1で悪逆の限りを尽くしたアンノウンたちは因果応報ともいうべき最期を迎えたようだ。
- 長いストーリーの解説のため、《ピクシー・ライフ》が4枚別々のオリジナルイラストで収録されている。
- このストーリー自体は、《金色宣言 パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」》 がゼニスの主との決戦へと向かうシーンで終わりを告げているため、主の正体が何者なのか、そして決戦の先の未来がどのような世界に続いているのかについては謎が多い。
皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。
ストーリー
―それは、有り得たかもしれない世界線のひとつ。
パンドラ王家の娘が行方不明にならず、ハンター・エイリアン戦役が起こらなかった世界。
超次元の彼方、パンドラ・スペースにて、処刑人《ガロウズ・ディス・カイザー》によって裏切り者《闇執事ザビ・リヒャルト》が処刑された。リヒャルト(《偽りの名 ゾルゲ》)の遺した侵略計画を知ったパンドラ王家は、異次元へと迫る危機を自覚。かつてパンドラ・スペースから出奔したZ軍が荒廃させた超次元復興のためもあり、超獣世界との交流を決意。王の三人の子供たちが架け橋となって、ここに連合軍が結成された。
それから数年。ゾルゲの失敗に業を煮やした《偽りの名 13》のパンドラ・スペース破壊作戦の失敗を狼煙に、遂にアンノウン、そしてその上位存在であるゼニスと超獣世界の戦いが幕を開ける。圧倒的な力を持つ彼等に対し、クリーチャーたちはアンノウンを狩るもの《ハンター》を名乗って反撃。エイリアンたちとの龍素の共同研究により、各文明に
ドラゴンが誕生したこともあり、情勢はハンター有利のままであった。
しかし、突如天を突く巨大なるゼニスの主が出現。その異能を持って地上を制圧せんとするゼニス軍に立ち向かうべく、ハンターの中から選ばれしものたちもまたゼニスへと姿を変える。
そして、これ以上の争いを止め、平和な超獣世界を取り戻すため、父母の制止を振り切り、エイリアンの姫・プリンは鬼丸・修羅丸2人の弟を引き連れ、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の頭へと飛び乗った―。
収録カード
◎メインデッキ(40枚)
コスト |
枚数 |
名前 |
文明 |
備考 |
11 |
2 |
《金色宣言 パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」》 |
ゼロ |
踏み倒しと盤面ロックで一気に勝利を決めるフィニッシャー |
11 |
1 |
《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》 |
ゼロ |
デッキの由来となった元祖重量級フィニッシャー、進化元無しでも踏み倒しができるのが強み |
8 |
2 |
《リュウセイ・天下五剣カイザー》 |
火/自然 |
盤面を捌きつつ敗北を回避できる新たなるリュウセイ |
8 |
1 |
《不敗のダイハード・リュウセイ》 |
火 |
破壊と引き換えに敗北回避、味方ドラゴンにシールド焼却を付与 |
8 |
1 |
《永遠のリュウセイ・カイザー》 |
火 |
全体スピードアタッカー付与と相手をタップインするマッドネス。フィニッシャー&ハンデス対策に |
7 |
1 |
《ボルバルザーク・エクス》 |
火/自然 |
マナを全てアンタップしながらスピードアタッカーで一気に攻め込む |
10 |
1 |
《勝利宣言 鬼丸「覇」》 |
火 |
ガチンコ・ジャッジに勝てば追加ターン。とどめの一押しに |
10 |
1 |
《真実の名 ナンバーテン》 |
光/水 |
相手の呪文の効果を横取り、ガチンコ・ジャッジに勝てば相手を全てシールド化 |
2 |
4 |
《ピクシー・ライフ》 |
自然 |
このデッキ最軽量のマナ加速、終盤にはマナに埋まった刃鬼や鬼刃を回収するのにも |
7/3 |
4 |
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》 |
自然 |
アタック時にマナ入れ替えを行うマッハファイターコマンド・ドラゴン/墓地利用メタにも山札回復にも使えるマナ加速 |
3 |
1 |
《セブンス・タワー》 |
自然 |
殿堂入りマナ加速カード、7マナ以上あるときに打てば3マナブ―スト |
4 |
2 |
《フェアリー・シャワー》 |
自然/水 |
マナブ―スト兼手札補充。トリガーもついているため劣勢時の返しにも強い |
4 |
3 |
《ドンドン吸い込むナウ》 |
水 |
汎用サーチ→火か自然のカード回収でバウンスできるS・トリガー |
4 |
1 |
《超次元ホワイト・グリーンホール》 |
光/自然 |
対ビートダウンに強い殿堂入り超次元呪文 |
5 |
2 |
《無双竜鬼ミツルギブースト》 |
火/自然 |
マナを伸ばしつつメタクリーチャーを処理する中盤の繋ぎ役 |
5/6 |
2 |
《白騎士の聖霊龍 ラ・ローゼ・カイザー/イージス・トラップ》 |
光/自然 |
盾追加で受け増加+鬼刃のガチンコ・ジャッジサポート/除去+マナブースト、場合によっては3ブーストも狙える |
7/5 |
3 |
《絆の王女 プリン/超次元ロイヤル・ホール》 |
光/自然 |
cipで2体フリーズ、タップ時と選ばれた時に呪文面踏み倒し/マナと盾を増やせる超次元呪文、クリーチャー面との組み合わせが優秀 |
5/7 |
2 |
《ガロウズ・ディス・カイザー/パンドラ・エクスキューション》 |
火/水 |
除去されにくいドロソブロッカー/敵大物を除去しつつクリーチャー面の踏み倒し |
6 |
3 |
《超次元バスター・ホール》 |
火/光/自然 |
マナブ―スト+トップ操作、条件次第でサイキック2体呼び出し |
6 |
1 |
《剛撃古龍テラネスク》 |
自然 |
山札の上から3枚をマナと手札に割り振り。一気にブーストするのにもフィニッシャー回収にも |
7 |
1 |
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》 |
水 |
7コスト以下の呪文を墓地から踏み倒しつつ回収。序盤で使った《セブンス・タワー》を踏み倒せば一気に刃鬼召喚が狙える |
7 |
1 |
《怒流牙 サイゾウミスト》 |
光/水/自然 |
ニンジャ・ストライクで山札を回復しつつ盾を追加。ギリギリの接戦に強いためタイミングを見計らって使いたい |
◎超次元ゾーン(8枚)
7 |
1 |
《勝利のガイアール・カイザー》 |
《唯我独尊 ガイアール・オレドラゴン》 |
火/闇/自然 |
SA+アンタップキラーで盤面を処理、革命チェンジや侵略にも対応するアタッカー |
覚醒リンクすれば一気に盤面を制圧可能な超大型獣 |
5 |
1 |
《勝利のプリンプリン》 |
光/水/自然 |
cipで相手を攻撃もブロックも不可能に |
6 |
1 |
《勝利のリュウセイ・カイザー》 |
火/水/闇 |
相手のプレイを確実に妨害する疑似ランデスドラゴン |
7/15 |
1 |
《時空の運命 鬼丸》 |
《勝利の覚醒者 鬼丸“旋”》 |
火/光/自然 |
登場時に相手をシールド送りに |
ハンターに破壊耐性を与え、アタック時に他の味方を全アンタップ。高い制圧力を誇るサイキック |
7/15 |
1 |
《時空の運命 修羅丸》 |
《戦慄の覚醒者 修羅丸“覇”》 |
光/水/闇 |
【速攻】対策になるブースト付きサイキック |
強力な置きブースト+ドロソ、アタック時にハンター踏み倒しもできる |
6/13 |
1 |
《時空の王家 エイリアン・ペアレンツ》 |
《合奏の覚醒者 エイリアン・ペアレンツ》 |
光/水/闇/火/自然 |
キーパーツを回収しつつ除去を受けると覚醒 |
範囲の広い選ばせ除去、自軍を全員ハンター/エイリアン化し、大幅なバフを与える |
7 |
1 |
《アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉》 |
|
光/水 |
《ロイヤル・ホール》から出せる置きドロソ |
|
7 |
1 |
《紅蓮の怒 鬼龍院刃》 |
|
火/自然 |
火か自然のハンターがバトルに勝つ度にハンターを踏み倒し。《絆の王女 プリン》で寝かせた相手を狙い撃ちに |
|
フレーバーテキスト
+
|
... |
- それは一瞬の出来事であった。パンドラ・スペースの女王と姫に刃を向けんとしていた《闇執事 ザビ・リヒャルト》の首が、逆に処刑人によって叩き落された。リヒャルトの亡骸はその姿を異形のモノに変え、彼の遺したデータからはZ軍との密約から、超獣世界とパンドラ・スペース両方を支配する計画、そしてカレーパン星から奪った秘密のレシピが発見された。パンドラの王エイリアン・ファーザーは、迫りくる危機に立ち向かうためには、2つの世界が力を合わせるしかないと覚悟するのであった。(《ピクシー・ライフ》1/4)
- パンドラ・スペースより降り立った異形のエイリアンたちに、Z軍との戦いを終えたばかりのクリーチャーたちも警戒をすぐには解けずにいた。だが、姫であるプリンプリンと、若きドラゴンであるリュウセイの間に築かれた固い絆が、2つの世界を一つに結び、迫りくるアンノウン達に立ち向かうための大いなるカギとなったのだ。(《ピクシー・ライフ》2/4)
- …わらわと、お友達になってはくれぬか? -永遠のプリンプリン-
…勿論だぜ、オフコース! -永遠のリュウセイ・カイザー- (《セブンス・タワー》)
- 殿堂の彼方からも、伝説の勇者達が超獣世界を守るべく推参した。(《ボルバルザーク・エクス》)
- アンノウンを狩る戦士、ハンター達にとって、最前線で戦う鬼丸とカイザー「刃鬼」は精神的支柱であった。(《勝利宣言 鬼丸「覇」》)
|
+
|
余談:キラカードと新規カードの枚数について |
先ほどご指摘にあった表題の2点についてまとめてみました。
キラカードは
の11枚としました。これくらいならキラカードの上限と比較してもぎりぎり誤差の範囲内かなぁ…と。
そして新規カードについては現行のままとします。
この年のクロニクルとしては割高なので良いだろうと思ったのと、結局「俺の世界線ではこうなんだ」と言ってしまえばそれだけだと思ったので(苦笑)
忌憚のないご意見、誠にありがとうございました。
|
デッキの動かし方
1.序盤は《ピクシー・ライフ》や《お清めシャラップ》、《フェアリー・シャワー》、《セブンス・タワー》等のブーストカードを用いて積極的にマナを伸ばしていく。【速攻】や【革命チェンジ】等の速いビートデッキ相手には
《イージス・トラップ》や
《パンドラ・エクスキューション》等のトリガーをちらつかせて耐久する。
3.マナが11マナに達したら、盤面の7コス以上のサイキックを
《金色宣言 パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」》に進化、もしくは《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を召喚し、ガチンコ・ジャッジで一気にハンター/エイリアンを展開。一気にゲームエンドを狙う。
- 改造するなら強力なハンターである《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》や《閃光のメテオライト・リュウセイ》、または厄介なメタクリーチャーをまとめて除去する《超愛英雄 モエル》や《アポカリプス・ナウ》等が有効だろう。序盤は確実にマナ送りになる《金色宣言 パンドラ・ロイヤルズ「鬼刃」》を引っ張り出すのに《幻緑の双月/母なる星域》を用いるのも面白い。
- 後に登場した強力ハンターを投入するのもいい。特にこのデッキの泣き所である、鬼刃早出しと受けを一枚で支える《流星のガイアッシュ・カイザー》との相性は言わずもがな。その他にもメタクリーチャー除去を担う《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》や《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》、初動を支える《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》に《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》、フィニッシャーとして優秀な《超神龍バイラス・カースド》、《ボルシャックライシス・NEX》、《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》、そしてサイキック戦術を大幅に強化する《姫様宣言プリンプリン》等、改造パーツはそれこそ大量に存在するため、自分に合った構築を是非考えてみてほしい。
評価
コメント
- とりあえず全カードの作成完了しました! -- citrus (2023-02-15 23:29:54)
- ステゴロや天下五剣も新規に含めるならちょっとメインデッキ中の新規カードの種類が多すぎる気も。そのうち何枚かはキラカードとすると、2019年ごろのデッキにしてはキラカードの収録数が多すぎる気もします。上限10枚になってませんでしたっけ? -- 名無しさん (2023-03-05 10:40:55)
- ご指摘ありがとうございます。確かにここは要修正ですね... -- citrus (2023-03-05 11:19:55)
- 配信で刃鬼に乗った鬼羅丸が出たのでページ上げます -- 引退者X (2023-03-11 03:58:30)
- ありがとうございます!いろいろあった昨日の配信ですが、あれが出たことは案外嬉しかったですね… -- citrus (2023-03-11 14:44:02)
最終更新:2023年06月16日 23:05