私は……昔からお友達というものも居ませんでした。
ただ、皆が集まる輪の外で。
少しばかりの電灯に照らされた本のページを捲るばかりの日々を送っていました。
……結局、それでも一人である、ということは忘れきれず、
いつしか本の主人公のようにお仲間を……ええ、お友達を作りたいと思ってしまいました。
それも、上手くはいかなかった。
そこからなのでしょうね、私が踏み外したのは。
一人が染みつきすぎて、寂しさの味すら忘れてしまった。
こんな私ならどこにいても良いと思ってしまった。
皆のようになりたいと言えども、既に作られた輪には後から入るのは勿論難しい。……そもそもがかなりズレていた私なら尚更。
……皆のようになるのは、結局諦めることにしました。
ただ、皆が集まる輪の外で。
少しばかりの電灯に照らされた本のページを捲るばかりの日々を送っていました。
……結局、それでも一人である、ということは忘れきれず、
いつしか本の主人公のようにお仲間を……ええ、お友達を作りたいと思ってしまいました。
それも、上手くはいかなかった。
そこからなのでしょうね、私が踏み外したのは。
一人が染みつきすぎて、寂しさの味すら忘れてしまった。
こんな私ならどこにいても良いと思ってしまった。
皆のようになりたいと言えども、既に作られた輪には後から入るのは勿論難しい。……そもそもがかなりズレていた私なら尚更。
……皆のようになるのは、結局諦めることにしました。
と、言うわけで……次にやったのは悪い子になることでした。
どんな形でも、お姿を、お名前を知ってもらえるから。
存在が忘れられることはないから。
それから色んなことをやりました。
夜の校舎で窓ガラスを割ったり、バイクを運転してみたり。
やってはいけないことをやって、名前を知ってもらいました。
どんな形でも、お姿を、お名前を知ってもらえるから。
存在が忘れられることはないから。
それから色んなことをやりました。
夜の校舎で窓ガラスを割ったり、バイクを運転してみたり。
やってはいけないことをやって、名前を知ってもらいました。
…………まぁそんで、俺はこうなったってわけさ。
今はこれはこれで楽しいからな!寂しさなんてねぇよ!
だって自由だしな!
……結局友人なんてもんは出来なかったけど。
とりあえず、昔話を聞いてくれてありがとな!お前のも今度聞かせろよ?じゃあな!
今はこれはこれで楽しいからな!寂しさなんてねぇよ!
だって自由だしな!
……結局友人なんてもんは出来なかったけど。
とりあえず、昔話を聞いてくれてありがとな!お前のも今度聞かせろよ?じゃあな!