自然現象 - 魔法世界の受付嬢@wiki

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雨

雨には特別な成分が含まれており、魔法使い達が出す水とは全く違う。自然の雨には植物や土を元気にする成長剤のような役割があり、干上った畑に魔法で出した水を撒いても、ただ濡れるだけで意味はない。
雨の成分を再現しようとすると、水の魔法使いと地の魔法使いの魔法を組み合わせた特別な水になる。しばしば市場や雑貨店で大きめの瓶に入って売っている。

コール現象

本格的な空離れの季節に入る前日は、毎年急に大雪が降る。地上の草花や地表を急激に冷やして凍結させ、次の光の季節が訪れるまでに雪の下で備えさせるという、自然がおりなす知恵のようなもの。空にある星が僅かに地上へ近づく地点についた時、上空の氷の粒子がその星の熱によって重なりあうと同時に爆発的に何十枚もの層が出来上がって、一気に冷え込む。
　とんでもないくらいの量の雪が降るが、やむのも早い。コール現象で出来た雪は一番冷たいと言われていて、簡単には溶けないという。テラデラという生物が見られる珍しい日。
ナナリー・ヘル達が五年生の時は例年より早かった。

サンサシー

良い天気が続く日は雨あがりでもないのに太陽に虹がかかる。
空気中の湿度がある一定の数値に達すると、太陽の熱と自然界の魔力がぶつかり合って、光の加減で人間の肉眼に色としてそれらが見えるようになるらしい。全てが一致するのは良い天気の日だけだが、少しでも太陽の熱が弱かったり湿度が違うと見られない。