狼たちの戦場

(投稿者:Azif730)

曰く、狼の群れには近寄るな
曰く、凶鳥は死を運ぶ
ならば両者を擁する『彼ら』はどうなのだろう……



夜の帳が薄く懸かる黎明期、薄暗闇を一羽の大鴉が舞う。
それは人であって人にあらず、鳥であって鳥にあらず、『ヒト』の身でありながら鳥のように大空を支配するもの達。
彼らを人々は空戦MAIDと呼んだ。
黎明を翔ける漆黒の翼を持つ少女――シスミッド空戦メード……
とりわけ鳥のような翼をもつとされるベーエルデー・メードに類するタイプのメードだ。

「…………」

支給されたメード服に肘まであるグローブとブーツを纏い、肩まであろうかという白髪をサイドポニーに纏めた彼女は
銃を手にし、ゆっくりと飛翔しながら目を凝らして足元に広がる大地を見据える。
大陸に横たわる長大なる防衛線『グレート・ウォール』を

「…………ッ」

琥珀色の瞳が細まり一点を見据える。
大地を侵食する異形……通称で『G』と呼ばれる巨大な昆虫のような姿をした生き物群。
その中でも多くの戦場で確認されているワモンと呼ばれる種の群れだ。
上空には少数であるが空の脅威とされるフライが舞っている。
シスミッドはキャリングからロイヒトピストーレを取り出すと信号弾を装填し天空へと打ち上げる。
青・燈・白と3色の信号弾が夜空を染める。
黎明を照らす3色の閃光に反応しフライの群れが接近してくる。
フライをちらりと見据えながら信号弾の打ち上げを確認するとロイヒトピストーレを愛用のポンプアクション式擲弾筒『サンダラー』へと持ち替える。

「来たね……戦争を教えてやる!!」

サンダラーのフォアグリップを引き弾丸を装填、一気に群れに向かって突撃していく。
しばらくして遥か彼方から遠雷が轟いた。



シスミッドの舞う戦場から後方へ約20km。
グレート・ウォールの山肌から突き出た丘陵地帯
そこにあるのは山を削り線路を配し、徹底的に整備された強固な砲台陣地だった。
山間に穿たれた隧道から引き出された155mm榴弾砲が次々と射撃地点へと繋がれる。
その合間にも大量の兵達の怒号が飛び交う。

「シスより信号!……青・燈・白!!」
「G確認、砲撃を要請……か、やれやれ人使いが荒いねぇ」

観測員からの報告を受け取り彼――ヴァルター・フォン・マンシュタインは嘆息する。
まぁそれが仕事なんだが……と彼は呟く。
怒号飛び交う職場を足早に丘陵の先端部へと赴き、眼下の平野を眺めることのできる足場に杖を手にし、書物を読んでいた老人に声をかけた。

「大将~どうやら当たりですぜ」

ヴァルターの声に老人は“ピンと突き立った耳”を動かして応える。

「報告通りか……」
「ええ、哨戒機からの報告とも一致します」
「サブリンが運悪くオーバーホール中とはな……」
「無いものねだりしても仕方ねぇでしょうや」
「……準備は?」
「順次装填を完了、弾種はフレシェットⅡ、回数は10斉射の予定」
「結構……では始めよう!」

手にした杖を打ち鳴らし老人は始まりを告げる。
踵を返し、さながら演劇のように軍帽を手で押さえながら“吼えた”

「撃ち方始め!」
「全門、斉射始め!」

平野に背を向けた老人の命をヴァルターが手にした無線機に復唱し、砲台陣地が咆哮する。
155mm榴弾砲が、自走ロケット砲(パンツァーヴェルファー)が主命に従いありったけの砲弾を撃ち出していく。
老人は生み出された喧騒の中で無線機を受け取ると尖った犬歯を剥き出しにして告げる。

アーサー、銀河、戦車中隊前へ! 狼の戦い(ヴォルフガング)を見せてやれ!!」

狼の如くと例えた『亜人』の老人――ヴォルフガング・フォン・ビスマルクの顔もまた血に飢えた狼の顔そのものであった。



砲台陣地から撃ち放たれた『鉄の雨』がワモンたちの上空で“炸裂”する。
砲手たちによって適切な調整をされた砲弾――フレシェットⅡは空中で起爆、内蔵された3000本もの鋼鉄の鏃を大地へ叩きつける。
ワモンや低空を飛翔していた一部のフライたちはさながら昆虫採集のように手足を、胴を、柔らかい節を鏃に貫かれその場に拘束されてゆく。
しばらくした後、『鉄の雨』が止む。
鏃から抜け出ようともがくGたちの群れの中に、飛び込んでいく黒い影。

「はああああああああああああぁっ!!」

それは騎士だった。
右手に持つ巨大な黒い砲槍――ロンゴミアントを振り下ろして眼前のワモンを切り裂き、勢いそのまま2匹目を突き貫く。
引き抜こうとする隙をついて群れの中からウォーリアが飛び掛るが……

「あまい!」

ワモンが刺さったままロンゴミアントを振り回して飛び掛ったウォーリアにぶつけて弾き、ロンゴミアントに装備された37mm砲を叩き込む。
ウォーリアは跡形も無く吹き飛び刺さっていたワモンも反動によって絶命する。
ワモンの群れの前に立ちはだかる砲槍を構える黒衣の騎士。
シスミッドと同じメード服にキュイラス(胸甲)とグリープ(脚甲)を身に付けた彼女もまたメードであった。
彼女――アーサーが飛び込むと同時に後方から砲弾が飛来する。

「ハインツ、援護に感謝を!」

砲弾が飛来した位置にはまるで自走砲を思わせる戦車群が鎮座していた。
『Strv101』と呼ばれるそれらは車体に取り付けられた固定式88mm対戦車砲をワモンへ向けて盛大に撃ちまくる。

『全車撃ちまくれ!アーサーの援護と退路を確保しろ!』

指揮車両に乗った男――ハインツ・マイヤーが檄を飛ばし、彼の指揮する戦車中隊所属のStrv101がアーサーの道を作るように撃ちまくる。
そうして作られた花道をアーサーが突き進む。
ロンゴミアントを構え次々とワモンを貫いていくが突如真横へと飛ぶ。

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!』

アーサーの飛び退いた場所を巨大な雷光が貫き大気を焦がし蹂躙する。
雷光を浴びせられたワモンたちは表皮を焼かれていき、雷光から逃れたGたちも戦場に散乱したフレシェットの鏃が雷光の余波を伝え、容赦なく感電していく。
動きの鈍ったワモンたちには上空から次々と銃弾が浴びせられ、撃ちぬかれていく。

「はぁはっはぁっ!随分とあっけないなぁ、もう少し粘ってくれないと小生が投入された意味がないではないかぁっ!」

アーサーが、声が発せられた方へ視線を投げると不遜に構え大地を見下ろす少女がいた。
その横にはサンダラーを構えすまなそうに苦笑するシスミッドの姿もある。
少女はアーサーたちと同じメード服の上にエプロンではく陣羽織を纏い、右腕にはココナッツのような形状をした翡翠色の不思議な篭手をはめ、
腰には東の島国『楼蘭』の刀を差している。
もっとも目を引くのは背中に展開されている緑かかった青い蝶の羽のような翼だろう。

「やれやれ、これでは些かも心が躍らんな…・・・」
「銀河、やりすぎですよ」
「アーサー!これは戦いなのだ、やりすぎても一切問題ない!」
「そんな、道理が……」
「道理なんてものはなぁ…・・・小生の前では顔を出したら自分から引っ込むものなのだ!」

アーサーの非難を全て無視し少女――銀河は高々に笑う。
まさに大胆不敵、傲岸不遜を体現したかのような少女である。

「シス、あなたもですよ。制空任務はどうしました?」
「フライが少数だったからボクの方はすぐ終わったよ」

たしかにまだまだワモンは際限がないかのように周囲に無数にいるが上空にはあの黒い影は見えず、
シスミッドと銀河がまるで自分達の空だというようにいるだけだった。
つまりは残るのは周囲のワモンたちのみ……

「ならば」
「「あとは」」
「「「蹴散らすのみ!」」」

アーサーがロンゴミアントを、大地に降り立ったシスミッドがサンダラーを、同じく銀河が楼蘭刀をとそれぞれが各々の獲物を構えなおしトリオを組む。
三人は一斉にワモンの群れに突っ込んだ、
シスミッドの擲弾筒が火を噴き、アーサーの槍が裂き穿ち、銀河が刀を滑らせる。
それらは的確になされた集団戦闘であった。
ウォーリアの一体が己に背を向けたアーサーに飛び掛ろうとすれば、横からシスミッドの奇襲を受け、
シスミッドが弾丸の交換に入れば残りの二人がフォローに回り、銀河が切り裂き傷ついた個体をアーサーが砲撃によって止めを刺してゆく。
それぞれが残りの二人をカバーしあい死角を補いあう。
さらには遠距離から戦車中隊により援護砲撃が放たれる。
そうやって延々と三人の演舞が続いていた時だった。

「アーサーさん!信号弾!」
「っ!?」

シスミッドの声に上空を見上げる。
既に夜の帳がなくなりゆっくりと朝日の差し込む上空に砲台陣地から打ち上げられた信号弾が走る。
その数4発。

「黒・赤・赤・赤……タンカー級、しかも3匹?!」
「はいっ?!」
「はっ!主賓のご入場という訳か!」

戦場となっていた草原の横合いに乱立していた森林を突き破り『それ』は現れた。
ワモンの十倍はあろうかという巨体、青みのかかった強固な外殻。
タンカー級と呼ばれる陸上大型Gであった。
ワモンの大半を片付けて三人はタンカー級と対峙する。

「どうやら、ワモンたちはこいつらの露払いだったようですね」
「だからいつもより数が少ない……」
「親玉たるモグラはおらんようだな、別の戦域から流れてきた一群か?」

タンカーはゆっくりと進んでくる。まるで周囲のことは意に介さぬかのように。
さらには進路上のフレシェットの鏃に貫かれもがくG達をも踏み潰してゆく。
シスミッド達も一旦、大きく距離をとる。
戦車中隊も後退しつつ砲撃を続ける。
Strv101搭載の88mm対戦車砲であればおそらく外殻を破ることは可能であろうがそれは同時にタンカーの放つ強酸の噴射可能域に突入することを意味する。
高い火力と生存性を持つStrv101でもさすがに強酸を浴びてはひとたまりもないのだ。
撃破出来る火力を持ちながら後退しか出来ないとは……ハインツは口惜しがりながらも周囲のワモンを駆逐してゆくしかなかった。
後退してゆく戦車中隊の殿として、またタンカー級迎撃のためにシスミッド達3人が合流する。

「シス」
「問題無い、蹴散らすよ」
「銀河」
「誰に向かって問うているか?……貴様の方こそどうなのだ?アーサー」
「それこそ愚問です」
「ならばもはや問・答・無・用! 彼奴らが何を敵に回したのか教えてやろうではないか!」

迫りくる小山の如き3つの巨体を前に、3人のメードが宣言する。

「「「我らガリアの剣にして盾なり、館に繋がれし番犬なり」」」

――紡がれるそれは一つの誓い。

「「「我らの背には牙なき人々あり、ゆえに我ら誇りをもって人々の牙にならん」」」

――国の、民の守り手であれという、自らに科した誓約それが……。

「「「主の御敵を噛み殺す、我らの名は戦の狼(ヒルドルヴ)」」」

――ガリア侯国 独立部隊『ヒルドルヴ』に属する者たち全ての持つ、譲れぬ意思だ。


「目標はタンカー級」
「一人、一匹」
「いざ参る!」

アーサーの号令でシスミッドと銀河が天空へ飛翔する。
その場に残るのは号令を出した彼女一人。
その瞳は闘志に満ちタンカーを見据える。

「相手は大型……」

ロンゴミアントを構え、深く腰を落とす。
タンカーとの距離はおよそ500mゆっくりと進んでくる。

「切り札の見せ時です!」

ロンゴミアントのシリンダーを開放し空薬莢を捨てる。
腰に提げたマガジンポーチからEx-Cと刻印された特殊弾を取り出し装填する。
砲弾へとエネルギーを供給しロンゴミアントが紫電を纏う。

「撃ち貫け!」

そのまま、トリガーを引いた。
直後、凄まじい轟音と共に砲身を紫電が駆け、砲弾が飛び出す。
放たれた砲弾は音を切り裂き標的へと突入、勢いを止めることなく外殻を突き破り内部器官を蹂躙、
それに止まらず着弾時の衝撃波が反対側へと突き抜け、周囲のGをも粉砕する。
風穴を穿たれた上、内側をズタズタにされてはさすがのタンカーも堪らずに崩れ落ちる。
特殊砲弾を使用したロンゴミアントは砲身を開放し冷却を開始する。

「……剣のみでタンカーを7つ撃破した方もいると聞きます。まだまだ精進がいるようですね」

アーサー、タンカー撃破。



アーサーの放った轟音が戦場に響く。

「ふん、もう撃破したか……おおっと!」

タンカーの打ち上げる強酸を交わしつつ、銀河は不敵に口元を歪める。
タンカーは銀河を近づけまいと高射砲さながらに強酸を打ち上げる。
銀河はそれをギリギリで避けつつ接近する。

「血沸き肉躍る!これこそ闘争、我が世の春よ!!」

口上を詠いながら右腕を掲げる。
そこにはあの不思議な篭手があった。

「もう一度見せてやろう、真の極光というものをなぁ!」

篭手――溶断破砕義手の先端部が開き、三本指のような形に変わる。
その中央には巨大なレンズが嵌め込まれていた。

「はぁあああっ!」

コア・エネルギーが収束し三本指の間に恒星を思わせる雷球を生成する。
これを拡散放射したものがワモン達を蹂躙したあの雷光の正体である。
出現した熱量体に恐怖したのかタンカーが強酸を無闇にやたらに放つ。
そのうち一線が銀河を捕らえたが……

「きかんなぁっ!」

雷球を強酸へとぶつけて蒸発させながらそのままタンカーヘと突進する。
タンカーも回避しようとするがその動作は余りにも緩慢だった。

「一撃必殺とはこういうものだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

展開した溶断破砕義手でタンカーの頭部を掴み、雷球を叩き込む。
そのまま内包したエネルギーが炸裂、頭部一帯の部位を根こそぎ爆砕した。

「ふん、本物の雷光には及ばんらしいが…・・・まぁこれはこれで良いものだ」

銀河、タンカー爆砕。



アーサーと銀河がタンカーを破ったとき、シスミッドの戦いもまた決着が着きかけていた。
タンカーの真上を位置取りながらシスは武装を確認する。

「サンダラーの残弾0……か」

タンカーの外殻には無数の破孔が穿たれている。シスミッドの放った全ての攻撃を受けきっていたのだ。
それでもまだしぶとくタンカーは進撃する。

「……ならっ!」

漆黒の大翼を羽ばたかせ、更に上空へ。
戦場を見渡せる高みへと彼女は飛ぶ。

「…………」

すでにタンカーは黒点としか見えていない。それでも彼女の琥珀の瞳は目標を捕らえる。
反転、降下。
上昇から一気に降下に移行し、さらに加速する。

――――――――――Cuaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaan!

風と広げた翼が擦れまるでサイレンのような甲高い音を立てる。
この音を聞いた兵士たちからは「ジェリコのラッパ」と呼ばれる恐怖と歓喜の呼び声。

「1000…・・・800……600……400」

高度を勘で読みつつ目標を見据える。
徐々にタンカーが大きくなっていく。

「……150……ハティ!」

この時の時速は既に600kmを超え、音さえも自身から発せられる風切音だけだ。
高度100を切ったとき自らの手足となる相棒の名を呼ぶ。
腕につけたガントレット"ハティ"にコア・エネルギーが注がれ肘の部分に巨大な鉄の刃が形成される。
そのまま振りかぶりタンカーと擦れ違う刹那に胴体部へと振り抜く。

「でえぇぇぇぇぇぇぇぇぇやぁっ!」

そのまま降りぬく勢いを使って姿勢を強引に回転、踵落としへと攻撃を変化させる。
肘にあった刃は消え、今度はグリープ"スコル"の踵部から出現する。
振り下ろしによって切り裂かれた傷の内側に更に踵落としからの斬撃を受け傷口が広がる。
落とした踵で大地を踏み砕き、さらに膝をバネにして力を込めると同時に翼を力強く展開。

「これで、ラストォォォォォォォォォォッ!」

翼が羽ばたき一気に飛び出す。
鉄の刃は再度肘から出現。
傷口から進入し柔らかい下腹部へと刃を奔らせながらシスミッドはそのままタンカーの下を通過する。
距離をとって停止し、シスミッドは息を大きく吐き出し……

「Last…Show…Down!」

シスミッドの終幕宣言と同時にタンカーがV字に折れる様に沈んだ。



「終わったか……」

タンカー撃破の報告をハインツから無線で受けてヴォルフが呟く。
生身では人間でも亜人でもGを撃退するのは生半可なことではない。
それを可能とするのがメード達であり、人類の希望であった。
たとえその影に蠢く思惑があったとしても……
その後、戦車中隊とメード小隊より残りのGの駆逐完了との通信を受け取った後、ヴォルフは戦闘の終了を宣言した。

「状況終了!特科中隊は装備点検にかかれ!」
「おっ?終わりましたかね」
「うむ……」

やれやれと腰掛けて一服するヴァルターをちらりと見るながらその下の木箱を見る。

(……あの箱は火気厳禁では無かったか?)
「ふぅ~~~……あ、如何しました?」
「君の座っている物は空っぽかね」
「へっ?」

下を見て顔を青くし慌てて離れるヴァルター。
特科中隊初の死者がその隊長でその死因が煙草による爆死では目も当てられない。

(やれやれ……)

嘆息し、書物へと目を落とすと……

「ぬぅっ!」
「ど、どうしやした?」

手を震わせて唸るヴォルフにびびるヴァルター。
ヴォルフはゆっくりと息をつき……

「特集『外地のベーエルデー・メード』にシスミッドが乗っておるっ!!」
「「「「「「「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ?!」」」」」」」」

手にした書物―――『月刊ルフトバッフェ1月号(表紙はルーラ)』を持って吼える。
それに驚愕するヒルドルヴの隊員面々。

「あっホントだ、凶鳥(Hückebein)シスミッドだって!」
「馬鹿な!広報部には取材の申し込みはなかったぞ?!」
「誰だ?!この整備員Aって?!」
「こっ、これはシスちゃんの私服写真?!」
「ぬぅ……ベーエルデー……いい仕事をしておるわ」

先ほどまでのシリアスさは何処へやら、雑誌片手にメード談義を始めるヴォルフと隊員達。

「はぁ……うちのトップからしてこれだからなぁ」

――ヴォルフガング・フォン・ビスマルク侯爵……
彼は独立部隊『ヒルドルヴ』の指揮官である前にガリア侯国を束ねる国家元首であった。


――――――――――――――――――グレート・ウォール戦線 ガリア方面、異常無し



後書き


読んでいただいた皆様へ感謝を。
ガリアの人物たちの紹介のような感じをイメージしました。
戦闘になれば一流だがそれ以外では割と抜けてるのが『狼』たちです。
最終更新:2009年03月05日 15:56
ツールボックス

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