概要
「ザトゥルンは政治に……そしてデマゴーグに敗れたのだ……! 決して、空戦MAIDなどに劣っていはしない!」
Zida。
帝都防空飛行隊に所属するMAID。第三小隊ロッテ6リーダーを務める。
かつてSS技術部がルフトヴァッフェに対抗すべく試作した飛行機関を装備しており、
空戦MAIDに比しても遜色ない飛行能力を有する。
しかしこの航空用ヴァルター機関ザトゥルンは制式採用される事なく、近年まで防空戦闘の相当な部分を
ベーエルデー連邦に頼らざるを得なかった。
が、ここに来てSS飛行隊の創設に伴うザトゥルンの実用試験再開が発表され、ツィダも同飛行隊に編入される事となった。
プライドを重んじる古典的・貴族的な軍人気質の持ち主であり、かつてザトゥルンが制式採用されなかった事についても、
ベーエルデー連邦による空戦MAIDの喧伝とそれに起因する不当な評価が原因だと主張する。
実際には稼働時間の短さと異常振動の危険などから不採用となったのだが、頑として認めようとはしない。
戦闘能力は優秀だが、空戦MAIDすべてに対して敵愾心を抱いているために部隊内での連携に支障を来たす事も。
通称 |
「蛍火」、「幽霊戦闘機」 |
出身 |
エントリヒ帝国 |
所属 |
帝都防空飛行隊 |
装備 |
ザトゥルンWA、ファウガーP.08ランゲラウフ、UzF150、その他 |
身長 |
173cm |
誕生 |
1939年11月7日 |
年齢 |
外見23歳前後(実働六年) |
教育担当官 |
ヘルベルト・L・レーデル |
飛翔力 |
★★★ |
加速度 |
★★★★★ |
操安性 |
- |
自尊心 |
★★★★ |
ザトゥルン・ヴァルターアントリープ(Saturn WalterAntrieb)
アイマット・ヴァルター社(EWK)製の試作型航空用ヴァルター機関。基本設計はSS技術部による。
2.2tもの推力を叩き出し装備MAIDに対して空戦MAIDを凌駕する速度性能をもたらすが、
全力稼動で十五分足らずという劣悪な燃費のため、戦闘空域までは燃料を節約しなければならない。
また大推力に対して機関強度が不足であり、過度の空戦機動は構造破壊に直結する。
実際、試作当初の空中分解事故によって一名のMAIDが失われており、これが不採用の決定的な要因となった。
現在ツィダが装備しているものは改良が加えられ、公式には暴走の危険はないとされている。
制式名称 |
EWK 109/509S-1 Saturn |
種別 |
高温式ヴァルター・ロケットモーター |
本体重量 |
17kg |
全備重量 |
91kg |
最大推力 |
2270kgf |
稼動時間 |
890sec(全速時) |
実用上昇限度 |
15500m |
製作会社 |
Eimmad Walter Kommanditgesellschaft(EWK) |
ファウガーP.08 ランゲラウフ(Faugar P.08 Langelauf)
バハウザーが生産しているP.08自動拳銃の陸軍用8インチモデル。
通常の箱型8発マガジンではなく32発入りのスネイルマガジンを使用し、またストックホルスターとタンジェントサイトを標準装備する。
先の大戦において塹壕内では取り回しの悪い小銃の代わりとして用意された間に合わせのピストルカービンであり、
短機関銃や突撃銃が登場した現在となっては時代遅れの銃だが、携行性は高く分解した状態であれば肩に吊るしておける。
ツィダの銃は
突撃歩兵向けに製造されたもので、マニュアルセイフティにセミ/フルオート・セレクタが追加されている。
種別 |
機関拳銃 |
製造 |
Bachauser-Werke AG |
口径 |
9mm |
銃身長 |
192mm |
使用弾薬 |
9mm×19mm(9mm Parabellum) |
装弾数 |
32+1発 |
作動方式 |
シングルアクション/トグルジョイント・ショートリコイル/ストライカー式 |
全長 |
645mm(ストック含) |
重量 |
1.06kg |
初速 |
380m/s |
有効射程 |
100m |
対G用無反動砲。使い捨てとはいえ軽量かつ大威力であり、空対地攻撃に適した兵器と言える。
ツィダは低初速に起因する短射程と命中率の悪さを自身の高速性能で補う形で運用し、飛行中は膝のベルトに差している。
関連
登場作品
外部リンク
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最終更新:2009年03月25日 02:57