瘴炉

(投稿者:神父)
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概要

 エントリヒ帝国が独自に行っている対G戦略研究による成果の一つ。
 Gの発する瘴気を吸収・貯蓄し、攻性エネルギーへ転換する機能を持つMAID用複合式瘴気サイクル機関。
 高濃度瘴気下におけるMAIDの能力維持やコア負担の軽減による寿命延伸は無論の事、
 広域にわたるGの活動阻害や撹乱、直接噴射による飛行や攻撃強化など特殊かつ多彩な機能を持つ。
 開発当初はMAIDの多機能・高出力化と長寿命化を両立する有力なシステムと見られていたが、
 機関に沈着した変質瘴気が周囲の人間やMAIDに対して幻覚や意識の錯乱をもたらし、
 また稼動そのものをGに依存する点に問題があるとして量産化は見送られた。
 現在も基礎研究は細々と続けられているものの、瘴炉本体の新造はほとんどなされていない。
 現在MAIDに搭載され稼動している瘴炉のほとんどはレストアと改修を受けた旧型炉というのが実態である。

構造による形式区分

内蔵型/外装型

 MAIDの体内に瘴炉本体が組み込まれているか、あるいは外部から接続されているかで二種類に区分される。
 内蔵型はコアとの連動性に優れ高い変換効率を示すが周囲への汚染被害を回避できず、外装型はその逆となる。
 通常MAIDとしての運用が可能な外装型の方が汎用性に優れるためか、内蔵型は出力に特化する傾向が強い。

固定瘴翼/分離瘴翼/無瘴翼

 瘴気吸収を補助するための瘴翼をどのような形式で備えるかで三種類に区分される。
 分離不能の固定瘴翼が最も瘴気吸収率が高く、取り外し可能な分離瘴翼、瘴翼のない無瘴翼の順に吸収率が低下する。
 高濃度瘴気に直接曝露される瘴翼は最も瘴気沈着率の高い部位であり、
 これがあるかないか、あるいは取り外し可能であるか否かは周辺の汚染レベルに直結する要素である。
 なお瘴翼は吸気だけでなく攻性エネルギーの放出にも用いられるが、放出効率についても吸気と同様の関係式が成立する。

関連項目







最終更新:2010年03月02日 23:31
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