概要
「あのう……そんな目で見られると、困ります……」
Sabathe。
エントリヒ帝国製のMAID。帝国製特殊機関、
瘴炉を搭載した数少ないMAIDの一体である。
MAIDが人間を素体として作られているという事を知っており、
他のMAIDとの接触を避けるため特設MAID部隊ではなく親衛隊内特務部隊に配属された。
瘴炉に由来する異能のために反動主義者の粛清や暗殺、諸外国の密偵の排除、あるいは
人間に擬態したGの駆逐などの任務が与えられているが、
サバテは基本的に支援を行うだけで最終的に手を下しているのは戦闘補佐士官の
ハインツ・ヘルメスベルガー中尉である。
これはサバテが殺人に向いてないというハインツの独断によるもので、サバテ以外にこの事実を知る者はいない。
蝙蝠のような翼や禍々しい武器から悪魔的なイメージを抱かれる事が多く俗称にも大きな誤解が見られるが、
間延びした口調からもわかるように性格は柔和そのものである。
通称 |
「飛翔する殺意」、「双翼の悪魔」、「帝都の黒き死」、「グロースヴァントの魔女」、その他実態から著しく乖離した名称多数 |
出身 |
エントリヒ帝国 |
所属 |
エントリヒ帝国皇室親衛隊特務部隊 |
装備 |
瘴炉、Gew1913YZR 多厄室式重狙撃瘴銃、バハウザーM712 |
身長 |
178cm |
誕生 |
1945年8月9日 |
年齢 |
外見25歳前後(実働初年) |
教育担当官 |
ハインツ・ヘルメスベルガー |
異能 |
★★★ |
実戦経験 |
★ |
色香 |
★★★★★ |
緊張感 |
★ |
Gew1913YZR 多厄室式重狙撃瘴銃
バハウザー製対戦車ライフルGew1913を瘴炉搭載MAIDの専用火器として改造したもの。通称「サバテの瘴気鋸」。
偏執的な事にかけては右に出るもののないSS技術部が徹底的に改造しており、原型銃の名残を残す部分はもはや存在しないほど。
その外見はもはや銃器と言うよりも長柄武器である。
使用MAIDが瘴炉を搭載している事を前提とした設計で、銃身には厄室と呼ばれる瘴気噴射ユニットが二列設けられている。
これにより弾体を連続的に加速しながら強烈に瘴気を吸着させ、マッハ数にして5.5に達する極高初速と超長射程、さらには致命的な威力を実現した。
しかし撃発に伴っておびただしい量の瘴気が銃口から噴出するため、付近に人間や通常のMAIDが存在する場合には射撃を行うべきではない。
また常軌を逸した機構の複雑さゆえ整備には途方もない手間がかかり、とても実戦的とは言いがたい。
そもそも瘴炉を搭載したMAID自体が極少数であるため、本銃は事実上のサバテ専用装備と化している。
種別 |
狙撃銃兼鈍器 |
製造 |
Bachauser-Werke AG(原型)、ShutzStaffel Ingenieure Korps(改造) |
口径 |
13mm |
銃身長 |
740mm |
使用弾薬 |
13mm×92mmSR改造弾 |
装弾数 |
7発 |
作動方式 |
ボルトアクション式 |
全長 |
1730mm |
重量 |
24.9kg |
初速 |
1880m/s |
有効射程 |
6800m |
M712 自動拳銃
関連
登場作品
外部リンク
wiki内
最終更新:2008年12月13日 23:58