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  • 報告書アーカイブ1~20

manifestdestiny @ ウィキ

報告書アーカイブ1~20

最終更新:2025年03月13日 17:20

manifestdestiny

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だれでも歓迎! 編集
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  • #1 黒馬の足跡 (2024/09/01)/冒険者たち
    • A日程
    • B日程
  • #2 強盗騎士と蛮族殺し (2024/09/08)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #3 魔動機文明時代の遺産を探せ! (2024/09/15)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #4 決死の砂漠を越えて (2024/09/23)/機関冒険局
    • 参加者
  • #5 百合と宿り木と黒炎と (2024/09/27)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #6 堅雪を踏む。 (2024/10/04)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #7 ギャンブル・ランブル (2024/10/13)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #8 くろがねの住まう場所 (2024/10/20)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #9 サンセット・レイルウェイ&シーサイド・アビス (2024/10/27)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #10 神の鞭 -北伐- (2024/11/3)/機関冒険局
    • 参加者
  • #11 大雲海の宴 (2024/11/10)/機関冒険局
    • 参加者
  • #12 マッドトラックス: シカリオ・デス・ロード (2024/11/16)/公社鉄道警備隊
    • A日程
  • #13 祠を守る者、鉄を繋ぐ者 (2024/11/24)/公社鉄道警備隊
    • 参加者
  • #14 詩歌と機甲の大地 (2024/12/07)/機関冒険局
    • 参加者
  • #15 復讐者と祈り手 (2025/01/11)/機関冒険局
    • A日程
    • B日程
  • #16 第一層 亡者ノ坑道 (2025/01/26)/公社鉄道警備隊
    • 参加者
  • #17 攻略!オリーブ畑の魔域 (2025/02/11)/公社鉄道警備隊
    • 参加者
  • #18 ゴーイング・ローグ ACT4 ア・ニュー・ホーム (2025/02/22)/公社鉄道警備隊
    • 参加者
  • #19 第二層 反転スル樹林群 (2025/03/01)/公社鉄道警備隊
    • 参加者
  • #20 無辺の無限回廊 (2025/03/09)/公社鉄道警備隊
    • 参加者

#1 黒馬の足跡 (2024/09/01)/冒険者たち

大陸横断鉄道という壮大な夢を語るハーヴェスの大貴族「鉄道卿」。彼のお抱えとなる名誉にあずかるべく、あるものはロマンを、あるものは野望を、またあるものは信仰を胸にし、冒険者たちが鉄道卿の屋敷へと吸い込まれていく。

A日程

GM 雪祭うに
ウルーモナ・ラントール ザールラント
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん
コネッハ 響
フロウラ てとらりあん

+ 報告書: ベルリヒンゲン
銘々
フロウラ
ゲルトルート・チャタウェイ
コネッハ
ウルーモナ・ラントール
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン

我らは、アルフレイムの未来を開く大陸横断鉄道の建設用地を探すという使命を果たすにおいて、冒険者ギルドの"地図屋"を頼るのみならず、キルヒア神殿の図書館に在されていた魔動機文明時代の紀行録を参照し、かつてこの地に引かれていた鉄道の駅であり、またマナタイト鉱山を湛えていた「リカントの里」(別地図参照)を発見した。この過程においては魔動機文明語を解するコネッハが大いなる貢献を果たした。

我らは、確かな計画性をもって必要分の保存食を調達し、年に数回しか往来のない里に至るまでの道のりを困難なく通行した。その最中においてはフロウラおよびゲルトルートによる狩猟が効果を挙げ、我々に飢えを恐れることなく進むことを許した。

我らは、里に至るまでの道中において行商人ディランの陥っている困難を発見し、かれのぬかるみにはまった馬車を助けるというよき勇者の模範を示した。この過程においてはウルーモナの力が大いなる意味を果たした。また、里と長年通商しているかれの協力を仰ぐことによって里の人々と速やかに知己を得たことは、つまり徳のなすわざであり、すなわち神の祝福である。

我らは、里においては人々の業を手伝い困難を助け汗を共に流すことによって村の人々と心を同じくし、また魔動機文明時代の遺産が残る村の地勢に通じ、またかつてのマナタイト鉱山を発見し、それを探索して資源の枯渇していることを確かめた。我らがこの調査を七日と経たずに終えたのは、すなわち迅速さの証明と言えよう。

我らは、この里の人々を襲撃していた醜悪なる蛮族の群れの噂を聞きつけ次第たちまちのうちに奮い立ち、夜間の行軍を成功させ、敵を補足するとこれを数十秒の内に鏖殺した。この過程においては皆の多大なる勇気が示されたが、ベルリヒンゲンの槍術と彼女の騎馬の蹄はその中でもとりわけ鮮烈であった。

その後に、我らはこの地に掛けられているハルーラの祝福を、流れる虹色の星々を目撃した。これは文明社会の尺度で測ろうとも観光資源として多大なるものであると認められるものであり、言うまでもなくそれ以上のものである。

而して、このリカントの里はハーヴェスの文明都市から隔絶しているものでありつつも、この地に伝わる伝承(別記参照)の通りに"黒馬"に対する親和性は高く、村民も鉄道の敷設を望んでいるのであり、また並行する路線との競合も見込まれないのであるから、鉄道敷設への困難があるとは認められない。

よって我らは、以上の調査過程で得た知識を踏まえ、理知あるものの当然の結論として、候補地として、我らの訪れたリカントの里を強く推薦するものである。

全ての人々に、つまり主神ライフォスと連なる神を信ずる全ての人々に、つまりティダンに照らされシーンに見守られる全ての人々に、つまり未来を切り開く剣を与えられた全ての人々に、神の祝福がございますよう。

起草 ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン

B日程

GM 雪祭うに
アリサ tackman
ディゴリー Sanagi
トロイメライ もちつき
ハルツカーリ・インディゴヴァルド ヒューズ
プローケーデル みむ

+ 報告書: アリサ
鉄道卿の支援の元、我々は3週間をかけて新規鉄道駅候補地の探索を行った。鉄道卿の義娘であるプローケーデルの導きの元、我々は一致団結したパーティーとして行動を開始する。

余白のメモ:お金が全然足りなかったので、次回はもっと借入枠の増加が必要ですわね

情報収集のため、我々はキルヒア神殿へ向かった。魔動機文明時代の旅行記から、ディガッド山脈のふもとにかつてマナタイト鉱床の集積点があったことが判明する。徴税簿と照らし合わせたところ、現在はごく小規模な集落があるだけのようだ。鉄道拠点として有望、かつ現代でその価値は明らかにされていないと考えた我々は、里への調査行を決定する。なお筆者はキルヒア神への信仰を持つものとして、より大きな寄進で恩寵を得られるであろうことは付記するものである。

リカントの里は徒歩で一週間程度の行程にある。途中天気の崩れもなく、蛮族や野盗もいない平坦な道が続く。道中で荷馬車の車輪が壊れた行商人と出会ったが、これは通常なら行商人が単独で荷馬車で移動できるほど容易な行程だと解するべきだろう。一方で行商人によれば年に一度の訪問をしている程度らしく、現状は未活用の交易路のようだ。

リカントの里に到着した我々は歓待を受けた。歓迎の宴から察せられる生活水準は僻地の農村としては標準的な程度であるが、やはり王都との格差は大きい。このような農村に鉄道による生活水準の向上をもたらすことは、我々の明白な天命であろう。しかし住民の鉄道卿の計画への反応は、無関心から懐疑・否定のいずれかであった。いずれにしろ住民の協力は不可欠でもあるので、住民との交流による理解を深めつつ調査を行った。

余白のメモ:羊乳の発酵酒はお世辞抜きで最高でした

天然資源について:マナタイト鉱床に関しては、村はずれの遺構に存在はしていた。ただし過去形での話であり、魔力反応などを見る限り魔動機文明時代に掘り尽くされてしまっているようだ。マナタイト鉱石の調達に利用できないのは残念な一方で、危険な生物の巣になったりはしていないので少なくとも害は無いと言える。

文化的な受容可能性について:住民との交流からは有益な情報が得られた。まず住民の若い世代には外界の文物を求める者が少なからず存在し、王都の文化への憧れもある。これは外の世界とつながる鉄道建設をする上で望ましい傾向だろう。一方で伝統的な暮らしの継続を求める者も多く、鉄道に対する抵抗も予想される。

地理的な潜在性について:村には遠い過去に星の神の恩寵で栄えていたこと、山の精霊が消えたこと、白い煙を吐く黒い馬車が星の降る夜にやってくるようになったという伝承が残されていた。さらに村の建物の建材は少なくない部分が魔動機文明時代の遺物が流用されている。魔動機文明時代の旅行記と伝承、村に残る遺物などを総合するに、魔動機文明時代にこの里は鉄道拠点として栄えた可能性が高い。地政学において、流行で変わる政に対して地理は不易とされる。地理の不変性を鑑みれば、魔動機文明時代に鉄道拠点であったことはこの里に駅を建設することを支持する材料だろう。


我々は一週間の滞在中に、住民を助けまた交流をすることで信頼を得た。逃げた羊を追う(プローケーデル)、語り芸をする(トロイメライ)、シカをさばく(アリサ)、家屋の修理をする(ディゴーリ)、木を切る(ハルツカーリ)など、住民の求めに応じて必要なことをするという基本にして奥義である。

さらに決定的な出来事として、村はずれで子供たちを襲おうとしていた蛮族を撃退に成功した。適切な構成による我々のパーティーは、かすり傷ひとつ負わずに一方的な殲滅を可能とした。本戦闘記録は付録に示すが、高性能火器による戦闘能力の向上には著しいものがある。一定の投資額は要求されるものの、高い費用対効果が実戦による証明をされたものであるので、一層の投資は正当化されるだろう。

この救出活動により、我々は決定的な住民の信頼を勝ち得た。鉄道に懐疑的だった住民も、今や我々への協力を惜しまないと申し出ている。鉄道拠点の適性として、地の利に加えて文化的な人の和も加わった形になる。


以上から結論として、我々はこの里を鉄道駅の候補地として有望であると報告をするものである。

余白のメモ:トロイメライさんに押し付けられて久々に書き物をしましたが、やはり面倒なものですわ

#2 強盗騎士と蛮族殺し (2024/09/08)/機関冒険局

鉄道卿によって設立された鉄道建設専任ギルド『アルトラック機関(エンジン)』に所属する新進気鋭の冒険者たちに声を掛けるは、副ギルド長のフィリップ・キャンディロール。セルジの里への進路上に存在の確認された奈落の魔域(シャロウ・アビス)を破壊するべく、切った張ったを担う突撃班は意外な人物の先導を受けながらディガッド山脈への道を進む。

A日程

GM あるちゃん
ヴァルター・フォン・ベルクホルム ザールラント
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
トロイメライ もちつき
プローケーデル みむ

+ 報告書: ベルクホルム
 物書きは得意ではないがここにサンハルラバレー遠征について記すこととする。
鉄道建設予定地にどうやらシャドウアビス?とやらが出来たらしく、その調査及び核の破壊を依頼された。計画はあるようでないものと知らされた時は心の中で呆れてしまったものの私は腐っても数々の死線をくぐり抜けてきた傭兵、その様な事位問題ないと快諾し、準備に取り掛かった。

そして調査のためにギルドを出発。予め防寒着を準備していたため凍死することもなく進めていくことができた。道中で、ルノーと名乗る小僧が我々の邪魔をし出すが易々と撃破、団結心と力の差を見せつけることに成功した。…蟀谷に弾丸をぶち込めなかったのは残念だが、まあそこはいいだろう。
魔物の襲撃に警戒しながら先を進むと、例の洞窟を見つける。ほう、ブルライトにはこのような建物があるのだなと感心しながら調査のため中に入る。
いくつかの魔法文明語の像(私は魔動機文明語なら読めるのだが…)を解読してもらいつつ、奥へ奥へと調査を進めていく。最終的に、3つの像がある部屋へとたどり着いた。そこに書かれていたパズル(論理がかなり破綻しており、何人も失敗して牢屋行となる)を解くと像が動き出し戦闘になる。難なく撃破し鍵を手に入れた。唯一開かなかった部屋に入り、例の核とやらを破壊することに成功。脱出時に山脈で撃破したルノーが実は我々のことを追跡していたことに驚きつつも脱出、無事に任務を遂行した。

以上で報告を終了する。尚、建設予定地のリカント村は個人的調査に向かおうと思う。(私は行ったことがないしな)何か目ぼしいものを見つけた場合は別個で報告するものとする。


B日程

GM あるちゃん
アリサ tackman
コネッハ 響
チーユー 雪祭うに
フロウラ てとらりあん

+ 報告書: チーユー
好好~! らぁめん・アルトラックの未来の店主、チーユー・ソイビーンズが今回の冒険の顛末を報告するアル。
ナイトメアの副ギルド長、キャンデールの依頼を受け、ワタシたちは鉄道敷設の妨げになる「奈落の魔域」の調査に向かったヨ。「奈落の魔域」の発生地はアルトラック機関がすでに調査し、鉄道駅建設の目的地に定められた「セルジ村」の建つダイケホーン山岳地帯! この依頼はアルフレイム横断鉄道を建設し、大婆さんの残したラーメンを大陸中に広めるアルね。ワタシたちは魔域調査員のゲルトルートを連れて、ハ―ヴェスをたつ。旅は道連れ世は情けアル。
時は10月、ダイケホーン山脈から吹き降ろすさむ~い風にブルブルしながら、ワタシたちは現地に到着したヨ。野営地では特産品のダイケホーン岩塩を発見! クルミの香味油を使った美味しい塩ラーメンを創作したアル。今から新メニュー開発が楽しみネ。あっそうそう、そういえば魔域を調査する直前に、変な自称騎士が因縁をつけてきたから、雪玉を投げて追い払ったヨ。
ワタシたちはついに魔域を発見! ゲルトルート、曰く「そんなに難しくない」のでワタシたちが攻略するヨロシ。魔域の中は危険な罠や魔物が勢ぞろい……ということもなく、変な女神像や扉ばっかりだったアル。三匹組の変な石像が変な謎かけをしてくるから、とりあえず殴ったら襲い掛かってきたヨ! 結局、石像を破壊したら魔域も崩壊! チーユーたちは意気揚々と凱旋したアル! 以上!


#3 魔動機文明時代の遺産を探せ! (2024/09/15)/機関冒険局

鉄道卿の支援を正式に受けることとなったPC達は鉄道卿からとある遺跡の調査を命じられた。

ラージャハ帝国の周辺に広がるカスロット砂漠のどこかに埋もれているとされる魔動機文明時代の遺跡。その遺跡には魔動機文明時代の魔動機師が遺したとされる遺産が残っているという。PC達は遺跡の詳細を詳しく知るためにラージャハ帝国へと向かうことになる。

A日程

GM もちつき
アリサ tackman
チーユー・ソイビーンズ 雪祭うに
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん

+ 報告書: ゲルトルート
建設作業報告書

依頼期間:XXXX年XX月XX日~XXXX年XX月XX日
アルトラック機関
本調査はアルトラック機関正式所属冒険者ゲルトルート・チャタウェイ、チーユー・ソイビーンズ、アリサ、リーベレヒェルン・モルゲンレーテが担当し、本報告書はゲルトルート・チャタウェイが執筆した。

1.依頼要旨
 魔動機文明時代の遺跡である【フェロヴィア遺跡】を調査することが今回の依頼の目的である。
 対象となる遺跡は、ラージャハ帝国域内カスロット砂漠西部に位置する。この遺産の所有権はすでにアイアンウィル伯が購入しており、伯の依頼でマギテックギルド『メビウス・リング』による簡易調査も行われていた。そのため、調査者の実質的な作業は内部の安全と予想された遺産を確保することにある。

2.作業内容
 調査者はまずハーヴェス王国からラージャハ帝国に向かうにあたり、行商の護衛依頼に同伴した。旅程は片道14日を予定し、道中フーグル・フーグルマンサーの一団から襲撃を受けるもこれを撃退。予定通りラージャハに到着した。
 ラージャハでは一泊し、その後ラクダをレンタルして遺跡へ向かった。片道一日の距離であり、つつがなく到着した。

 遺跡内部の調査では、まず書庫にて遺跡の元の持ち主の手記を発見した。手記からは、その人物がストラスフォードと同時代の人物であることと、遺跡内部に鉄道に関連した遺物があることを確認できた。
 その後、遺跡荒らし避けの標準的なリドルを解除し、遺跡最深部へと向かった。
 最深部では巨大な鉄道駅の遺構と、カスロット砂漠に広く埋没していると思われる鉄道網を発見した。また自律して侵入者を迎撃する鉄道型の魔動機が調査者を排除対象として襲い掛かってきたが、これを鎮圧した。

 鉄道の発見と鉄道型魔動機の鎮圧・残骸の確保により、調査者はこれを依頼目的の達成と認識したため、委細を『メビウス・リング』に引き継ぎハーヴェスへと帰還した。

3.備考
 以下、依頼中に特筆して報告すべき事項を列記する。
 アリサはマギテックとしての技能を活かし、【ノッカー・ボム】による魔法の鍵の開錠や、遺跡内の手記の解読などに稀有な貢献を示した。
 チーユー・ソイビーンズはラージャハ地産の食材を用いて新たなラーメンを調理した。鉄道敷設後の関連産業の収益化には、各地方の食文化が大いに役に立つ。彼女の持つ地方料理を活かすノウハウは非常に注目に値すると考える。またチーユーは独自のセンスでもって、戦闘指揮においても意外な知性を示した。
 リーベレヒェルン・モルゲンレーテは主にセージとしての知識を用いて調査に貢献した。エルフとして長命な彼の博学さは調査に大いに役に立った。
 筆者、ゲルトルート・チャタウェイは主にパーティーの先導を務め、戦闘においてもゴーレムを用いて貢献した。

 またラージャハ帝国領内でラクダをレンタルする際、現地商会とコネクションのある商人と知り合い、発掘した遺物の輸送もその商人へ委託した。
 冒険者ギルド『砂上の楼閣亭』内では"蒼穹船長"カトリーヌと知り合った。彼女は高名な冒険者であり、飛空船マギピシュリアの船長でもある。

 ……(以下、依頼に当たっての雑費や宿泊費、各商人との契約についてなどの資料が付記されている)

B日程

GM もちつき
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
コネッハ 響
フロウラ てとらりあん
ヴァルター・フォン・ベルクホルム ザールラント

+ 報告書: フロウラ
 今回のお仕事のごほーこくはフロウラが担当するなのよ!フロウラたちのめんもくやくじょっぷりをとくとご覧あれ!なのよ!

 お屋敷を追い出…出発したフロウラたちは、まっすぐ護衛を探してた商人さんのところに向かったなのよ。フロウラたちが一度見聞きした情報など忘れるはずがないなのよ!…知的な2人にはちゃんとお礼を言っておいたなの。
 平原を抜けるまでに、飛んでる蛮族たちが一回だけ襲いに来たなの。もちろんフロウラたちの敵ではないなのよ!得意の相撲で空から引きずりおろして懲らしめてやったなの。きっと伯爵のところには腕利きの冒険者がいるって噂が出回るに違いないなのね。
 砂漠の街道があんなにしっかりしているなんて、野原育ちのフロウラは知らなかったなのね。商人さんも助けてくれて、雪山の時ほどしぜんのきょーいは大変じゃなかったなの。

 砂漠の街はハーヴェスと同じくらい賑わっていたなのよ。ここほど人ばかりな場所がこの世に2つもあるなんて思わなかったなの。おじい…伯爵の指示通りマギテックギルドに向かったら、死んだ魚みたいなめつきのおねーさんがいろいろてきぱき教えてくれたなの。なんであれで動けてるのか不思議なのよ。元気な挨拶も時と場合を考えるべきと学んだなのね。

 そうそう、砂漠の街にはとっっっても優しい商会があるなのよ!自分たち…こほん、この砂漠の街のためになるならと、なんと砂漠を越えるためのラクダをタダで手配してくれたなの!感謝してもしきれないなの、次に行くときにはきっとちゃーんとお礼をしなきゃなのね。名前は…そうそう、ハンコをもらってたなのね、『ヒトダノミ商会』というのね。
 恩人だから、伯爵にもしっかり覚えてもらいたいなの。大事なことだからもう一度言うなの。『ヒトダノミ商会』というなのよ。…別に意図なんかないなのよ。

 街についたのは夕方だったから、その日は砂漠には出ず一泊したなの。ギルドにカトリーヌさんって飛行船の船長がいたなのよ。どう見ても腕利きそうな上に、初めて見る料理までごちそうになったなの。フロウラはこっちも忘れないなの。

 街から遺跡の途中までは、特に目新しいことはなかったなの。騎士さんの乗ってる動物さんが案内も探索もうまくやってくれたなのよ。フロウラは砂漠のことはさっぱりなの…
 遺跡の中にはちっちゃい線路とおっきい線路があったなの。ちっちゃい線路はおっきい線路に行くための鍵だったなのね。仕掛けはよくわからなかったけど、馬車より速くて楽しかったなのよ。
 おっきい線路には壊れた魔動列車が乗ってたなの。きっとフロウラたちのことを外敵と思ったなのね。交通事故みたいに轢かれてムカついたから、列車ごと持ち上げて『めておすとらいく!』してやったのよ。コネッハちゃんもムカついたみたいで、煙突が吹き飛ばされてたなのね。持ち帰った列車の残骸からは、伯爵ならきっとわかることがいっぱいなのよ。フロウラにはさっぱりだからそのまま全部渡すなのよ。
 おっきい線路はほんっとうに大きくて、砂漠よりは小さいかもしれない、くらいしか言えないなのよ。全部はフロウラたちには探索しきれなかったけど、きっと大いに有意義なの。そうそうそれと、価値の高いお宝を拾えたから、フロウラたちはもうしっかり儲かっているなのよ。

 お仕事のごほーこくはこんなものなの。商隊やラクダ商さんに頼んでうまくやる交渉力に、蛮族も列車も吹き飛ばす戦闘力、そして列車と線路の情報を持ち帰った探索力。これを読めばおじいちゃんもきっとフロウラたちを褒めるしかないなのね!

#4 決死の砂漠を越えて (2024/09/23)/機関冒険局

アルフレイム大陸西岸を大熱波が襲う。フェロヴィア遺跡探索の後、ラージャハに足止めされていたアルトラック機関の一党に鉄道卿の緊急指令が下った。建設予定地周辺にアンドロスコーピオン族が侵略してきたのだ。蛮族たちは水源を支配し、じわりじわりと村を枯渇させているという。徹底した合理性と冷徹さを併せ持つ未知の強敵に、一党はどう立ち向かうのか……!?

参加者

GM 雪祭うに
ウルーモナ・ラントール ザールラント
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん
トロイメライ もちつき
フロウラ てとらりあん
プローケーデル みむ
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu

+ 報告書: モルゲンレーテ
吟遊詩人が語る物語は常に寓話的な意図を含んでいる。太古の神話から連なる叙事詩だって今日我々が子に聞かせる子守歌もその例に漏れない。
さて、今回は鉄道卿への報告書であるからいつものように虚実入り混じる詩歌を書くことは自粛して、先にこの物語がどんなものかを書いてしまおう。
この物語はこの地上に生きる有限な生命を持つ我々の願いと慈悲の話だ。

ラージャハは過酷な土地だ。郊外にあるものは見渡す限りの砂、礫、岩。あらゆる生命を拒否するようなこの大地はオアシスでさえ、日中に人々が活動することはできない。昼間はフルシル神の力を借りティダン神の威光の陰に隠れ、天空の馬車の車輪が地平線へ向かう頃に各々の生活が始まる。
今回の一行の物語もラージャハの人々と同じように夕刻、パロ神の神殿から神官伝手に鉄道卿から依頼を受け取るところから始まった。
「……カスロット砂漠の開拓村にて蛮族の跳梁を発見。鉄道遺跡の復旧を妨げる畏れあり。直ちに現地に偵察し、敵戦力を報告せよ。冒険者は迅速が第一也り」
"蛮族"という言葉に対して敏感な一行の神官二人はその正体をアンドロスコーピン族と見抜き、その後ラージャハの夜市よりも賑わうパロ神殿に背を向け気温も落ち人通り溢れるラージャハの大通りへ向かった。

この世界、特にラージャハのような過酷な地においては建築、産業そして人々の生活も信仰の影響を大きく受けている。街の彼方此方に礼拝堂が建ち、オアシスを囲む岩山の頂にはそれぞれの神殿が建つ。土産の品から生活用品までそれを齎したとされる神々の意匠が施されていることに気が付くのに街を歩けは半刻もいらないだろう。
我々が支給されたガメルで購入した魔道公国製の望遠鏡も例に漏れず雨雲模様の装飾が施されていた。結局一行はその望遠鏡とポーションを買い、明日の夕刻にラージャハの市街地を離れた。

街道を進み周囲の景色がどこまでも続く砂と礫から険しい岩山へと変わるころ既に空は白み始めており、一行は街道を離れ実に六時間程の時間をかけ干上がった谷の陰にある道なき道を進み山間の開拓村へ到着する。
開拓村の状況は想像より悲惨であった。村人は水不足によって何日も水を浴びることが出来ず水不足によってカラカラに乾いた肌からは悪臭がする。老人は子供へ泥臭い濁った水を差しだし、それを子供は必死に飲んでいた。
村長はギルドから派遣された我々一行を極めて丁重にもてなしてくれた。貴重な水をこの厳しい状況にもかかわらず提供してくれたことは彼女の村長としての責任感なのか、それともフルシル神に対する敬虔さの表れなのか、それともその両方なのか。結局一行にこの村の状況とその解決という問題を託した彼女は、そのまま机の上に倒れ込んでしまい慌てて娘婿に奥に運ばれて行ってしまった。

その後はその娘婿が代わりに応対をしてくれた。そこで娘婿は役に立つかは定かではないがと前置きし、しかし気がかりであるからと自分の息子がつい最近経験したという不思議な話を息子に話させた。
10歳程の少年の語るその話は確かに奇妙なものだった。3日程前この村から少し離れた場所に水を汲みに行った時のこと。あまりの日射に耐え兼ね彼が砂の上に転がり死を間近に感じた時、謎の人物が現れ水を分けてくれたと。そしてその人物はとても涼しく天使のようであったと。

さて、この話には大きく謎が二つある。一つ目はこの苛烈な岩石の荒野になぜ人がいたのか。この辺りには他に集落は無く、さらに街道からは6時間も離れている。二つ目、涼しい人という表現。10歳程度の人間の少年がその謎の人物を涼しい人と表現するのならば、それはもしかしたら比喩表現ではなく実際に事実として冷気を纏った人物なのかもしれない。勿論、暑さで意識が朦朧としている中感じた単なる幻覚であるという可能性もあるが。心配せずともこの報告書の中でこの疑問は解決するので安心して欲しい。

その後は娘婿から川の水源は南へラクダを使って二日ほどであること、移動する際は極力夜にという一連の情報と助言をもらい、夕刻に一行は水源に向けて開拓村を発った。

水源へ向かう一日目の夜明け頃。つまり岩山の影で野営の準備を始める頃に一行は砂漠の真ん中で一人の人物を見つける。それは右腕が金剛石のように輝く黄衣のナイトメアであった。彼は我々の方に近づいてくると背中に背負っていたサンドウォームの死体を下ろし、フルシル神の教えとして我々一行と食事を共にしたい語った。野営の最中ナイトメアはサンドウォームについての知識を一通り一行に話した。サンドウォームの感覚は聴覚に依存しており、獲物を襲う時は相手の足音などの些細な音を捉え攻撃してくることや、そしてもしサンドウォームを食す時は熱した石と水分の多い植物を一緒に地中に埋め簡易的なオーブンを作って丸焼きにするのがいいとも教えた。
やがて陽が傾き肌を焼くような熱が少し柔らかさを帯びてきた頃、黄衣のナイトメアは杖を突きたて冒険者達に激励を送り荒野へ歩き去っていった。一行もその後すぐ野営の跡を消し引き続き南へと動きだした。その頃にはもうナイトメアの後ろ姿は地平線の向こうへと消えていた。

二日目の夜明け前、一行は一つの大きな魔動機と幾つもの小さな魔動機の駆動音で目的地への到着を知ることになる。元は自然の峡谷だったのだろうが巨大な魔動機が峡谷を塞ぎ水を堰き止めている。近くには魔動機で機械化された蛮族の集落があり、10匹ほどのアンドロスコーピオン族が忙しなく何かの作業に従事しているのが望遠鏡で見える。その後まだ完全に空が明るくなる前に一行から"プロ―ケーデル"が先んじて中に入り集落を偵察することになった。その結果一行はこの集落に存在するアンドロスコーピオンは総数約20匹であること、その中で指揮を執る長の存在、この集落は巨大な魔動機を使って魔道砲塔を掘り起こす為に存在していることを知る。

一旦当初の目的を達成した一行は"トロイメライ"の【ビジョンメール】によってギルドに情報を送ることになったが、しかしまた別の問題に直面することになった。魔道砲塔の発掘作業が近いうちに終わるだろうということは一行の中での共通認識であり、今からギルドへ戻り部隊を編成している間に魔道砲塔が運び出されては今回の偵察は意義を失ってしまう。結果的に一行は独断で発掘作業を妨害し少しでも発掘の完了を遅延させることを決めた。集落にはダムを利用した水車を制御する小屋が存在し、一行は魔動機の駆動音に紛れその小屋に入った。制御盤を操作するアンドロスコーピオンを無力化した後に水車を止め制御盤を破壊し、迅速に帰路についた。

復路一日目はできるだけ集落から離れるために少し無理をしながらの移動であった。正午前の日中の気温が上がり切る直前まで酷暑の中移動したことにより消耗した一行は野営中ほとんど寝ており、見張りを立ててはいたものの追跡してきた敵に追いつかれラクダを殺され失ってしまう。その後は砂中の追跡者から逃れる為に復路も急ぐもここにきて砂漠の暑さは最高潮に達し一行の半数が脱落してしまう。地面に倒れ込んだ者の身体を太陽に照らされた地面が容赦なく熱していく。意識の深いところから警鐘が聞こえてくるがもはや四肢は動かず、一行の誰もが死を予感しただろう。

それは一瞬だったか。それとももっとずっと長い時間が経った後であろうか。気が付くと一行の近くには異形の人影がいた。その人は我々が普段使う言語とは違う言語で何かを言っている。直後一行を今までとは違う涼しく穏やかな風が撫でる。一行は朦朧とした意識を何とか途切れさせぬようその異形の人影に付いて行く。そして気が付くと冷気漂う仄暗い空間にたどり着いていた。
そこは美しい青色の光が充満する場所だった。湿度が高いのだろう、地面は少し湿ってどこからか何かが滴る音がする。どうやらここは地下水脈の流れる洞窟のようだ。一行はその冷たい清らかな水で身体を冷やし失った水分を補給して何とか回復することができた。

さて、こうして我々の疑問は解決する。開拓村の男の子の証言は実に正確なものだった。砂漠に突如現れた涼しい天使のような人。それはまさしく我々を助けた謎の異形の人影、改めアンドロスコーピオンの少女なのだった。

フルシル神のシンボルをを胸元に下げた少女は一行が生気を取り戻すと安堵しノティアと名乗った。話を聞くと彼女はあの蛮族集落の長、名をザルギスというアンドロスコーピオンの娘だという。北の蛮族領から任務の為にこの地に赴いてきたと。ただ彼女は特別であり自身のことを"欠陥品"だと言った。アンドロスコーピオンはとても合理的な種族ではあるがその背景には感情の欠落がある。しかし彼女には感情が存在しその為に父であるセルギスに合理的でない欠陥品と評されているのだそうだ。彼女は開拓村の状況とその深刻さを理解しており、村人と自分の為に父を止めてくれと一行に願った。そして最後に地下水脈を通れば開拓村へ戻れると伝え洞窟の深部へと消えていった。

一行が言われたままに開拓村に戻るとその状況は数日前と打って変わって何かの盛り上がりを見せている。見れば15人ほどのアルトラック機関の冒険者が大量の物資と共に蛮族集落殲滅の為にやって来たらしく、一行の中途連絡によって急遽結成されたのだそうだ。副ギルド長は手短に一行に作戦を説明する。内容は単純、夕刻に出発し二日かけて集落に到着後日の出とともに二手に分かれ集落を急襲。本体は正面から攻撃し水源で水を堰き止めているダムを破壊。偵察帰りの我々一行が反対側から挟撃するというものだ。連絡は【軍議のピアス】を用いて副ギルド長を介して取り合うということだった。陽が落ちるまでの三時間。眠る者もいれば祈る者も、そしてもちろん猛る者もいる。一行はそれぞれの時間を過ごし日没とともに開拓村を後にした。

大所帯に大量の物資があれば過酷さ極まる砂漠であろうともあまり問題では無い。夜の間に全力で進み続け予定通りに二日かけて蛮族集落付近に到着した。地平線の端から微かに峡谷が見える。空にはまだ僅かに星が瞬いており少しの肌寒さが残る。しばらくすると先行していた斥候が帰り、集落は特別警戒をしている様子には見えないと副ギルド長へ報告していた。それを聞いた彼女は全体へ作戦"オペレーション・ダストデビル"を宣言し全隊が行動を開始した。

別動隊である我々一行は峡谷を大きく迂回しながら進んでいた。予定ではもう既に本隊が交戦を始めていてもおかしくない時間であり迅速に、そして慎重に峡谷を下って進んでいく。

さて、戦場では万全の状態というものは秒単位で過ぎ去っていくと言う。良い状態を維持することより悪い状態でどのように戦うか。何もできない時に何をするのか。まして我々が相対しているものは感情のない合理的で打算的な怪物なのだとしたら尚のことである。今この瞬間に敵は眼前に現れるかもしれない。岩壁の隙間から、或いは一行が足を奪われたときのように砂の中から、その瞬間我々はどうするのか。確かに感情は欠陥かもしれない。なぜなら感情は我々に楽観という隙を与えるのだから。

8個の敵影が一行の前に突如として現れる。一行が怯むことなく敵に近づき攻撃をするも相手はそれを狙っていたかのように煙幕を張り遠方から此方を狙い撃つ。サンドウォームに注意を払えば弾丸が避けられない。弾丸に注意を払えば砂中の攻撃を躱せない。互いに攻めあぐねていても此方側には時間がない。馬車の車輪は天へと昇り続け一行を容赦なくその光で穿つ。そしてザルギスは戦局の一手を刺す。一行の背後の砂が蠢いている。挟撃する敵を逆に包囲して潰す。鮮やかな一手だ。ただそこにもう一人誰かが飛び込んでくる。そして一行の背後の敵の前に立ち塞がる。その首にはフルシル神のシンボルがぶら下がっている。ノティアだった。彼女は父を止める為に必死で父を説得しているようだがザルギスは攻撃の手を緩めることはない。そしてついにザルギスの銃口は一行の最後尾、ノティアへと向けられる。ノティアは天を仰いだ。空は晴れ渡っている。慈悲も容赦もないティダン神の威光がそこにはあった。

だが次にザルギスが娘に向けて吐き捨てた最後となる筈の言葉は青天の霹靂によって掻き消された。その時その場にいた誰もが空を見ただろう。そしてほんの少しでも奇跡を感じたかもしれない。数舜間を置いて雨が降り始めた。土砂降りの豪雨だった。ただそれは不快ではない、むしろ心地の良い雨だった。それと同時に近くで轟音が響く。一行は最初近くに雷が落ちたのかと思ったが、その轟音の後大量の水が峡谷の底を流れていくのが見えた。破壊されたダムの方を見れば黄衣のナイトメアが立っていた。

世の中にどの角度から見ても同じものはないと言った者がいた。確かに感情は欠陥かもしれない。それは我々に楽観という隙を与えた。ただその曖昧な非合理的で一見無意味なものがあったからこそ、我々はこの瞬間まで戦っていた。決して降伏することなく。

アンドロスコーピオンの少女ノティアがもう一度父に願う。戦場の時間が止まる。ザルギスは決壊したダムと既に倒された自らの仲間を一瞥する。そして雨の中の霧へ仲間と共に姿を消していった。最後に微かな声で自らの娘に別れを告げながら。

結果的に言えば此方側は本隊を含め多数の負傷者を出しながらも辛くも作戦を成功させることができた。皆が一息つく頃には雨は上がり、白い雲が映える青空には美しい虹が架かっていた。

リーベレヒェルン・"ゼールファフェーエン"・モルゲンレーテ

(報告書最後の一ページに書かれている文章)
ノティアに関してはギルドに所属することになったけれど、環境も違う上に言葉も通じない土地でたった一人生活させるのは余りに酷だと思うからしばらくは僕の別荘兼工房で簡単な読み書きと...あとはガラス細工か何かを教えておこうと思う。僕の音楽の練習を聞かれるのはちょっと嫌だけど仕方ないだろう。


#5 百合と宿り木と黒炎と (2024/09/27)/機関冒険局

鉄道卿からユーシズ魔導公国への鉄道敷設にあたって、ユーシズ魔導公国の君主である”大魔導公”ヴァンデルケン・マグヌスに謁見することを命令されたPC達。
"大魔導公"ヴァンデルケン・マグヌスからPC達に出される鉄道敷設のための条件とは...?

A日程

GM もちつき
フロウラ てとらりあん
チーユー・ソイビーンズ 雪祭うに
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu
コネッハ 響々

+ 報告書: コネッハ
ポイント: 鉄道卿に向け起きたことを時系列順に報告すれば体裁はできる。あとはキャラの「味」を出しながら適当に

B日程

GM もちつき
ディゴリー Sanagi
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん
ヴァルター・フォン・ベルクホルム ザールラント

+ 報告書: ベルリヒンゲン
【機関の赤い略印が最初の数行にかぶさるような形で押されている】
【均整の取れた筆記体が続く】

閣下!

アルトラック機関名代としてのユーシズ大魔導公への謁見作業につきまして、恙なく業を終えましたので、本書をもちまして直接の御報告に代えます由、ご承諾いただくこと願います。

事業につきまして、

我らはさしたる困難無くコロロポッカの森を越えて、無事大魔導公への御目通りを叶えました。そこで形成された合意につきましては事務方に宛てた別書に記載する通りですが、それに至るまでに"依頼"として、大魔導公より「領内におけるメリアの行方不明事件」を解決する旨仰せつかり、そのように為しました。

その過程におきましては、西は植物区から東の幻獣区に至るまでユーシズの市街を二日とかけずに聞き込んで周り、地域の有力者とも速やかに知己を得つつ、行方不明事件の原因がコロロポッカの森林に繁茂しているメリアミスルトゥの定期的な襲撃にあり、かつユーシズの防衛体制は城壁に穴が開くなど盤石とは呼び難い状況にあるがゆえに繁殖地への迅速な襲撃以外に対応の策がないことを確認し、そのように為しました。

作戦におきましては、経費によって購入した魔道具の貢献もあり、危げなく巨大なメリアミスルトゥの排除にも成功、メリアの犠牲者無く事態の収拾に成功しましたが、戦闘の渦中において"復讐の黒炎"を号するアルボルリリィと一時的に共闘する形になったことを付記しておきます。当該個体は地域の安全に対する明確な脅威であると判断するほかありませんが、別付の資料に記した通りにその能力は我々の対応力を超過しており、排除には困難が伴うと言わざるを得ません。

そのような障害はありつつも我々は無事に依頼を為し、大魔導公との合意を形成しました。その過程で使用した経費及び使途については我々全員の責任の下で会計資料を付記します。

地勢につきまして、

ユーシズに至るまでのコロロポッカの森は強力な野生の獣や、人族、とりわけドワーフに敵対的な上述のアルボルリリィなどの蛮族の存在が確認されており、鉄道敷設を行っていくうえでの障害となる可能性を懸念いたします。

同地の人心もまた魔動機術や森林伐採に対して親和的であるとは言いがたく、工事については細心の注意を払って現地と協力していく必要があるでしょう。その過程においては、我々が知己を得たクロエ区長などへの連絡も視野に入れる必要を考えます。加えて、大魔導公の「眼」の存在も、当然に懸念を必要とする事項の一つです。

また、大魔導公は、それが無能ゆえの消極的な静観であるか、「よそ者」にも棘刺す茨としての積極的な共生であるかは判然としませんが、アルボルリリィに代表される当地の蛮族を問題としておらず、資金・資源拠出の面においても、有形無形の支援としても、路線上の安全性の確保へ協力が得られるとは考え難いきらいがあります。であるからして、ユーシズに対するより強い拘束力を持つ合意か、現況より強力な軍事資産の確保が解決のために必要となると、愚考する次第でございます。

報告は以上です。

また、しばらく直接御目通りすること能いませんゆえ、ドーデン地方への留学を御許可・御支援いただいたことにつきまして、この機を借り、重ね重ね感謝申し上げる限りです。

全ての人々に、つまり主神ライフォスと連なる神を信ずる全ての人々に、つまりティダンに照らされシーンに見守られる全ての人々に、つまり未来を切り開く剣を与えられた全ての人々に、神の祝福がございますよう。

閣下もご健康にはお気をつけください。

銘々
ゲルトルート・チャタウェイ
ヴァルター・フォン・ベルクホルム
ディゴリー

文責 ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン

#6 堅雪を踏む。 (2024/10/04)/機関冒険局

「――白銀の槍、ダイケホーンにッ! ……鉄道を通すッ!」鉄道卿はそう高らかに宣言した。
ブルライトから孤立した極寒の軍事国家。奈落狩りたちの終着点。
春解けを超えてなお凍った雪は、踏みつけても割れないほどに堅くなるという。
鉄道熱よ、ディガットの雪を溶かせ。

A日程

GM あるちゃん
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
コネッハ 響
トロイメライ もちつき
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu

+ 報告書: トロイメライ
XXXX年XX月XX日
鉄道卿様、わたくしトロイメライが今回は報告させていただきますわ。


                ダイケホーンにおける鉄道卿護衛任務

1.メンバー
  • キルヒア神官トロイメライ
  • 魔動機師コネッハ
  • 騎士ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン
  • 吟遊詩人リーベレヒェルン・モルゲンレーテ

2.日時
XXXX年XX月XX日~XXXX年XX月XX日迄

3.場所
ディガット山脈、"白銀の槍"ダイケホーン

4.目的
一.ダイケホーンにおける鉄道建設計画の合意
二.期間中の鉄道卿の護衛
三.ダイケホーンの内情調査

5.本文
1日目。
わたくし達含めたアルトラック機関主要人員..強盗騎士、クリカ、シーナーさん。そして"蒼穹船長"カトリーヌさん率いる飛空船マギピシュリア船員達。わたくし達は鉄道卿様に呼ばれ、次なる偉大な事業計画の一部をお聞きしましたわ。
"白銀の槍"ダイケホーンに鉄道を通すという一見無謀にも思えるものの、見事にラージャハ・ユーシズ二国の政治的干渉を避ける素晴らしい鉄道計画ですわね。
鉄道卿様は鉄道計画のため、ダイケホーンに出張する必要がありましたわ。
そのため、わたくし達が出張期間中護衛を務めることになりました。
(僭越ながらわたくしの意見を申し上げると、受付嬢フィリップと強盗騎士ルノーの2名は公社のためにもさっさとクビにした方がよろしいかと思われますわ)

2日目。
わたくし達は昼12時、飛空船マギピシュリアに乗船し、早速ダイケホーンへと向かうことになりました。
片道1日の空の旅として、非常に貴重な経験を得ることができました。感謝いたしますわ、鉄道卿様。
また、飛空船の甲板から見えるダイケホーンの景色は地方有数の美しさでした。

3日目。
わたくし達は昼前にはダイケホーンの地に降り立ちましたわ。
到着してすぐに、鉄道推進派であるエーリクソン家の当主であるスヴェン・エーリクソン様が直々にお出迎えしていただけましたわ。
また、スヴェン様のご息女であり、ダイケホーン正規軍の奈落狩り第一大隊の副隊長フレイヤ・エーリクソンさんが案内役としてダイケホーンを案内してくれることになりました。
...到着してすぐに雪の珍しさにはしゃいでいたコネッハさんが雪合戦を始め、それにリーベレヒェルンさんとフレイヤさんが混ざってしまいましたけれど、お許しくださいな、鉄道卿様。
その後はスヴェン様が開催してくださった歓迎会に参加し、ダイケホーンの素朴なごちそうを味わいました。
わたくし達は市庁舎に荷物を置いて、観光...もとい、シーナーさんに命じられた街の内情調査、そして鉄道反対派についての調査を行うことになりましたわ。
しかし、通話のピアスに余裕があったのであればシーナーさんや鉄道卿様とも連絡を取れるようにしておくべきだった、と思いますわ。どうせここら辺はあのナイトメア..フィリップのせいでしょうけれど。
鉄道卿様やシーナーさんと連絡が取れなかったせいで、後述しますけれど、事件が起こってしまいますから。
ああ、そういえばシーナーさんはわたくしのことを唯一頼りにしてくださいましたわ。素晴らしい慧眼だとお伝えください。

さて、わたくし達はフレイヤさんの案内の元、3つの観光場所を巡りました。
大聖堂、ゲレンデスキー場、時計台の3カ所ですわ。
わたくし達はまず大聖堂へ向かいました。神官として神殿に参拝するのももちろんですが、この地でどのような神様が信仰されているか調べるのはこの地を調べるのと同義ですので。
魔法文明時代に建設されたであろう大聖堂には残念ながら、信仰の深い人はいらっしゃらなかったのですが、奈落狩り第二大隊隊長であるアルヴィド・ノート=ジュガシヴィリ=スヴァルディル様と出会いました。
アルヴィド様からは奈落狩りとこの大聖堂で信仰されている奈落狩りの始祖について教えていただきました。
また、現在のダイケホーンにおいて80年前に生きていた老兵達がハーヴェスそのものについて悪感情を抱いているということも忠告していただけました。
中立であるスヴァルディル家を完全に味方に付けることができれば、交渉ももう少し楽になったでしょうに、残念です。

次に、ゲレンデスキー場に向かいましたわ。
どうやら新兵のための軍事訓練場として使われている側面もあるようですわ。
スキー場ではフレイヤさんからスキーのやり方を教わりました。経験したことのないことですので、有意義な時間になりましたけど、少し疲れましたわ...
また、スキー場では奈落狩り第三大隊副隊長であるシグルーン・エーリクソンさんに話し掛けられました。
彼女はエーリクソン家でありながら、スヴェン様とは折り合いが悪いようで、鉄道反対派であるヴァルグリム家に身を寄せているようですわね。そのため、鉄道反対派の筆頭候補とも言えるでしょう。
穏便に済ませたかったのですけれど、シグルーンさんはハーヴェスから来たというだけでわたくし達と鉄道計画を拒絶してしまっていたようですわ。

夜になってからは、時計台に向かいました。
この時計台は元々ダイケホーンの奈落狩りの始祖がこの地に最初に立てた監視塔だそうですわ。
時計台ではジウストラ爺、とフレイヤさんに呼ばれていた長命の老兵に出会いました。
監視塔についても彼から教えていただきましたわ。
ジウストラ爺さんには奈落狩りが奈落を滅する理由について教えていただきました。
奈落狩り達は最終的に始祖が見つけたとされる聖槍にまみえることを戦いの理由としているそうです。
短命種であるわたくしにはあまり理解できないことでしたけれど..
あ、ところで鉄道卿様。ハイマンかエルフの素敵な女性の冒険者を雇ってみるというのは如何でしょう?
わたくし同様に素晴らしい活躍をしていただけると思いますわ!

7日目。
わたくし達含め、鉄道事業の関係者はダイケホーン議会にて諮問会議に参加しました。
議会での内容は...鉄道卿様もご存じでしょうけど、想像以上に推進派と反対派の溝は深いようで、最終的に乱闘になってしまいました。
乱闘についてはわたくしトロイメライとリーベレヒェルンさん、コネッハさんで収めることができましたし、ガートルードさんも軽傷で済んだようで安心はしましたけれど...

あ、その夜にフレイヤさんが自身の夢を語ってくださいました。あまり関係ないですけれど。
奈落も魔神も全て根絶するのが夢だそうです。わたくしからすると荒唐無稽な夢だとしか思えませんわ。

8日目。
この日の朝、スヴェン様とフレイヤさんが事件があった、と訪ねてきました。
スヴェン様曰く、鉄道卿様がヴァルグリム家に雪山に連れ出したのだとか。
スヴェン様は鉄道卿様が暗殺されてしまうと思われていたようで、相当焦っていたようです。
実際に鉄道卿様も暗殺されると思って、敢えて向かわれたのでしょうか?
それならば、わたくし達も護衛として連れて行ってくだされば良かったのに...
スヴェン様は第三大隊が意図的に報告をしていなかった奈落の魔域へ第一大隊と共に出撃しに行き、わたくし達..そしてフレイヤさんも一緒に、鉄道卿様の元へ急ぎました。
もちろん、カトリーヌさんに連絡は忘れずにいたしましたわ。カトリーヌさん達マギピシュリアは空から、わたくし達はスキーを用いて地上から鉄道卿様の元へ向かうことになりましたわ。

..わたくし達はその道中、第三大隊の奈落狩り、そしてシグルーンさんの襲撃を受けましたわ。
どうやら本命はわたくし達の命だったそうで。いや本当に意味が分かりませんけれど?
わたくし達を殺すことで鉄道反対派にとって何の益になるのか、未だに意味不明ですわ。
やはりダイケホーンの野蛮な老兵共は頭が終わっているのでしょう。
ただハーヴェス憎しで動いている感情的なバカですわ。

..それはともかく、わたくし達は彼ら奈落狩りと戦うことになりました。
やはり訓練されている正規軍というだけはあって強敵ではありました。特にシグルーンさんの強化外骨格は脅威でしたわね。
何とかこちらが優勢になった、というタイミングでシグルーンさんは強化外骨格の強力な一撃が..地面に叩き付けられました。どこに攻撃してるんだ、と思いましたけれど、どうやら狙いはクレバスを作ることだったようです。
わたくし達はあわやクレバスに飲み込まれて帰らぬ人に...なるかと思われましたけれど、どうやらクレバスの下に奈落の魔域があったようですわ。
わたくし達はもちろん、奈落狩り達まで奈落の魔域に飲み込まれてしまいました。
奈落の魔域に落下してすぐに魔域の主である魔神が現れました。
全長10メートルほどの鳥の魔神で、奈落狩りの始祖に狩られた強大な魔神だったそうで、既に力は衰えて残滓も残滓になっていたようですわ。
それでも今のわたくし達にとっては落下で痛手を受けたこともあって強敵...全滅してしまうかと思っていました。
魔神は壊滅レベルのブレスを撃ってきて、フレイヤさんが身を挺して庇ってくださいました。
尊い犠牲...そう思ったのですけれど、その時フレイヤさんの身体が光り、ブレスを包んでしまったのです。
きっとフレイヤさんの心か何かに共鳴したのでしょう。聖槍がフレイヤさん、そしてわたくし達を護ってくださいました。
聖槍によって形成が逆転したわたくし達はその勢いのまま魔神を倒し、奈落の魔域を消滅させることができました。

奈落の魔域から脱出したのも束の間、雪崩が発生したためわたくし達は急いで逃げ出すことになりました。
カトリーヌさんの助けもあって、飛空船に飛び乗ることで雪崩から無事に逃げることができましたわ。
シグルーンさんのことは皆さんお許しになったようですけれど、わたくしは未だに許していませんからね。
少なくとも、もっと鉄道卿様に有利な条件で鉄道計画を進めることができたはずですわ。
..まあ、ともかくわたくし達とフレイヤさんの活躍によってダイケホーンの内紛は少し収まり、鉄道計画も無事に推進することができたでしょう。
ダイケホーンにおける聖槍信仰...言わば奈落狩り始祖への信仰は大聖堂で見た時は希薄だと思いましたが、聖槍によって内紛が収まったのを見るに、そうでもないようですわね。そこについてだけは良いことですわ。

ダイケホーンに鉄道を通すことができれば、ブルライト地方の大半は鉄道が通ることになります。
ですから、次は他の地方へと目を向けることになるでしょう。
他の地方であれば、未知の知識を得る機会もまた増えることでしょうし、わたくしも楽しみにしておりますわね。

そういえば、もう一度申し上げますけれど、受付嬢と強盗騎士はさっさと解雇した方がよろしいですわよ。
受付嬢は今回の任務の事前準備に不備があったと思われますし、強盗騎士は今回雪山でキャンプして遊んでいたようですしね。今は良いとしても、後々必ず致命傷になるはずです!ええ、どうか賢明な判断をお願いいたしますわ。鉄道卿様。



以上、トロイメライが報告致しましたわ。
あ、ハイマンかエルフの素敵な女性を雇用する件についてお忘れなく!!!


B日程

GM あるちゃん
ノティア 雪祭うに
ベルクホルム ザールラント
グロウル てとらりあん

+ 報告書: グロウル
ダイケホーン市街における現地の文化・歴史に関する聞き込み及び調査中に発生した重大インシデントについて

1.概要
 本資料は、ハーヴェス-ダイケホーン間鉄道建設計画を提案するためダイケホーンを訪問した鉄道卿に同行し、ダイケホーン市街における文化や歴史についての聞き込みを行ったベルクホルム・ノティア・アーメントゥームの三名による調査記録である。また、調査期間中に起こった重大インシデントについても記載している。本調査を行うにあたっては、ダイケホーン3大名家が1つの娘であるフレイヤ・エーリクソンに多大な支援を受けた。

2.ダイケホーンの文化・歴史とそれにまつわる文化財・建造物等について
(ア) ダイケホーンの民族意識
 ダイケホーンに住む人々はドーデン地方にあった「奈落狩り」の一団を祖としている。初代の奈落狩りが奈落の根絶を目指した理由は今では失伝しているが、その子孫や弟子を主として目的は継承され、現在では「奈落狩り」への帰属意識から奈落の根絶への使命感を感じる者も現れるようになっている。
(イ) ダイケホーンの信仰
 ダイケホーンの神殿は他地域のように神を祀るのではなく、民族の祖である初代の「奈落狩り」個人を祀る場所となっている。しかし、信心深い者はそう多くないようだ。
(ウ) 聖槍伝説
 「奈落狩り」の一族に代々伝わる聖槍がある。絶大な力が秘められていると伝承では語られていたが、実際に目の当たりにした人は長らくいなかった。重大インシデント(第3項参照)において、伝承の力が発現する事態があった。
(エ)ダイケホーンの食文化
 ダイケホーン周辺は高地であり極寒であるため農業と畜産業は行えず、狩猟が中心の食文化が根付いている。また、近年温室農法が確立され野菜の栽培が可能となり、食材の幅が広がった。
(オ)ダイケホーンの政治形態
~~~~~~~~(以下、ダイケホーンで見聞きした情報が多岐に渡りまとめられている)~~~~~~~~


3.調査中に発生した重大インシデント
 鉄道卿のダイケホーン訪問中、鉄道卿が反ハーヴェス勢力によりダイケホーン郊外に連れ出され、非常事態とみなして鉄道卿の元へ駆けつけたベルクホルム・ノティア・アーメントゥーム・フレイヤの四名が当該勢力部隊に襲撃される事態が発生した。なお、ダイケホーンの奈落狩り部隊は襲撃勢力が管理を担当する地域の魔域が放置されていたことに対応する必要を余儀なくされたため、同行しなかった。襲撃部隊との交戦中、襲撃部隊リーダーのシグルーン・エーリクソンは戦闘を長引かせる目的で雪面を打撃し、クレバスを発生させた。クレバスの生じた位置はちょうど奈落の魔域の直上であったため、その場の全員が奈落の魔域に呑み込まれた。着地からほとんど間もなく魔域に生息する魔神と接触したが、交戦中フレイヤの聖槍が伝説に語られるような驚異的な力を発現し、魔神を退け脱出することに成功した。
 本事案を受け、襲撃を計画・実行したヴァルグリム家及びシグルーン・エーリクソンはダイケホーン内で影響力を損ない、フレイヤの聖槍を畏敬する市民感情により鉄道建設計画が受け入れられることとなった。

4.鉄道計画について決定された事項と今後の展開について
~~~~~~~~(以下、交渉で決定された鉄道計画の内容や、反対勢力へのアプローチ案やインシデント後の処遇などがまとめられている)~~~~~~~~

執筆責任者 グロウル・アーメントゥーム

#7 ギャンブル・ランブル (2024/10/13)/機関冒険局

雪の国ダイケホーンからの帰路、アルトラック機関の一行はマガジャハット王国に立ち寄る。地方中に名高き美と享楽の大舞台。
とりわけ首都プーチキンの国立劇場と野外音楽堂ーーそして、様々な贅を凝らしたカジノホテルは大陸中に名高い。
過酷な奈落行をくぐりぬけ、休暇を楽しむ冒険者たち。だが、そこに魔の手が忍び寄る!?

A日程

GM 雪祭うに
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ヴァルター・フォン・ベルクホルム ザールラント
ディゴリー ろけぽー

+ 報告書: ベルクホルム
ポイント: 鉄道卿に向け起きたことを時系列順に報告すれば体裁はできる。あとはキャラの「味」を出しながら適当に

B日程

GM 雪祭うに
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん
トロイメライ もちつき
フロウラ てとらりあん
リーベレヘェルン・モルゲンレーテ shiyasu

+ 報告書: ゲルトルート
ポイント: 鉄道卿に向け起きたことを時系列順に報告すれば体裁はできる。あとはキャラの「味」を出しながら適当に

#8 くろがねの住まう場所 (2024/10/20)/機関冒険局

ブルライト地方内での路線計画も完了し、アルトラックによる大陸横断鉄道がとうとう動き──出さなかった!
高騰する屑魔晶石!枯渇する在庫!砂利に枕木を敷けども敷けども、鉄路を走る列車が無い!
そうして腹を空かせきり、すっかり素寒貧になってしまった魔導機関車に熱を取り戻させるべく、既に大陸を横断するまでに肥大化していたサプライチェーンを辿ったアルトラック機関冒険局の面々。ドーデンはヒスドゥール浮遊連峰へと続くロープウェイへと、君たちは乗り込むことになる……

A日程

GM 良性腫瘍
アリサ tackman
ディゴリー ろけぽー
トロイメライ もちつき
フレイヤ・エーリクソン あるちゃん

+ 報告書: フレイヤ
ポイント: 鉄道卿に向け起きたことを時系列順に報告すれば体裁はできる。あとはキャラの「味」を出しながら適当に

B日程

GM 良性腫瘍
アーデルハイト・エーデシュネー shiyasu
ウルーモナ・ラントール ザールラント
フロウラ てとらりあん
リエゾン・デートル 雪祭うに

+ 報告書: リエゾン
ポイント: 鉄道卿に向け起きたことを時系列順に報告すれば体裁はできる。あとはキャラの「味」を出しながら適当に

#9 サンセット・レイルウェイ&シーサイド・アビス (2024/10/27)/機関冒険局

ハーヴェス王国とユーシズ魔導公国間の鉄道網が完成し、次なる目標はランドール地方への鉄道網に定まった。ランドール地方ハルシカ商協国に鉄道計画を提案するために、PC達は鉄道卿の使者としてハルシカ商協国の評議会へと向かうことになる。

A日程

GM もちつき
アリサ tackman
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ゲルトルート・チャタウェイ あるちゃん
コネッハ 響

B日程

GM もちつき
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu
グロウル てとらりあん
モニカ・ツー・アンブロス ザールラント
キナコ・ソイビーンズ 雪祭うに

+ ...
常々吟遊詩人は自らの本心を語らないとは言っているけどそれは少し大雑把な説明かもしれない。
詩歌は確かに虚実入り混じるものだけれど、それは書き手が現実的に"感じた"ことでもある。
記録の大切さは事実の客観性だけれど、では記憶の大切さとは何だろう。
記憶とは感情的で感情とは不安定で曖昧なものだ。
飛行船から見る入り江の夕陽を思い出す時の、それを眺めていた人々の表情は記録として価値はないかもしれない。
それでもそれは記憶において何よりも大切なものだ。
そしてその不安定で曖昧で他愛無い感情が後に最も感動的に語られる。
そこで語られる物語は確かに吟遊詩人の感じた真実であるが僕達はそれをより劇的に(そして何より難解に!)語ろうとする。
何故かって?恥ずかしいからさ。
ともかく詩人の語る真実が事実であるか否かを追及することは詐欺師に対して"かもしれない"を追及することと変わらない無意味なことであるということを覚えておくのがいい。
それでも安心して欲しい。物語の真偽はともかくその品質は保証しよう。

さて、きっと君はここに記録を求めてきたのだろう。しかしここに君の望むものは存在せず、さらには君の想定していなかった事務的な作業が一つ増えたことに対して少し辟易しているかもしれない。
そんな気の毒な君を労って少し暇つぶしになる話をしてあげよう。

君は飛行船に乗ったことはあるかな?もし乗ったことがないなら一度乗ってみると良い。その高さと乱気流による船の揺れに君が耐えることができるならば、君の人生のおいて素晴らしい経験になるだろう。
空も、地上も、そして海も、地上で見せる姿と上空で見せる姿には違いがある。空は君の思うものよりも高く、そして広い。星空は語りかけてくるかのように明るく、美しい。
地上はそこにある数多の不幸を感じさせはしない。雄大なその大地に立つ自分を想像して欲しい。その時の君の感情はどうなるだろう。昂るだろうか。それともどこまでも穏やかになれるだろうか。
海にあるのは静けさだ。海は地に足つけてみるものよりもずっと広く、深く、そして恐ろしい。陽が沈み星明りに照らされる海面を眺めて僕の心にあったのは畏敬の念だった。
上空から見ればランドールの地で起きている様々なことでさえ些事に思えてしまう。遥か彼方地平線のさらにその先を想いながら思慮に耽る。そんな日々がやがて日常となる前に僕は目的地であるランドール回廊の中心地ハルシカ商協国に着いた。

ランドールという戦火絶えない地においてハルシカ商協国は少し特殊な立場にある。ハルシカは外交においてその強力な軍隊を使うことはない。この世の中で決して暴力だけが力ではないということを君も知っているだろう?
商人たちにとって命の次に大切なものは金と信用だ。もしかしたら命よりも大切かもしれない。彼らの世界では金は全ての代わりになる。物も命も人も心も幸せも夢だって買うことができる。
そしてそれはかけがえのないものでない上に決して自分を裏切らない。
そんな商人が支配する街であるハルシカは人々を2種類に分けることができる。金を持っているもの。そして、金を持っていないもの。
前者は後者を"消費"しさらに金を増やす。後者は生きるため前者に"依存"させられる。
そしてその金は蛮族や他の人族との争いの道具へと形を変えランドールの戦乱を助長する。
自分の手に肉刺ができることもなく、自分の服が血で汚れることもなく、膨大な金は最後には権力になり国を支配するまでに至る。
他のランドールの国と同様に力を持つ者こそが正義である。
アルフレイム大陸の全てが集う街。ハルシカ商協国とはそんな国だ。

ところで僕がハルシカを訪れた理由についてここで語る必要はないね?君はきっとこの後正規の報告書によってその事実を知るだろうからね。
ただ人を尋ねその人からの頼みごとを解決した。ここではこれで十分だろう。

ただその頼みごとを解決する道程で僕は今まで聞いたことも想像したこともないことを知った。
君は魔神についてどう思っているかな?魔神の出生やその素性、考察できることは色々ある。
けれどきっと君は魔神について"人々が越えるべき試練として高位の存在から授かったもの"とは考えなかっただろう。
でもそう考える人々は確かにいる。彼の信者たちは魔神を歓迎するだけでなく奈落の魔域すら人為的に生み出す。その為に無辜の人々の犠牲すら厭わない。
僕は普段他人の信仰に口を出すような趣味はないけれど彼らに対しては拭いきれない嫌悪を感じてしまったね。
それでも未知の考えに触れることのできた喜びも確かにあった。犠牲者が出ているというのにね。僕も自分を酷い奴だと思ったよ。

さて、暇つぶしの話はこれくらいでいいだろう。最近は僕も忙しくなってしまってね。ただ忘れないうちに書き記しておかなければ記憶は風化してしまう。

それじゃあまたどこかで。



#10 神の鞭 -北伐- (2024/11/3)/機関冒険局

ブルライト北の蛮族領を駆逐するためにブルライトのみんなが団結!
連合軍本隊5000が北進するなか、蛮族領西部にすっごく強いドレイクが現れたの! 600くらい兵を貸すから、アルトラック機関の指揮の下、アイツを倒してきて!

参加者

GM あるちゃん
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
トロイメライ もちつき
フロウラ てとらりあん
モニカ・ツー・アンブロス ザールラント
リエゾン・デートル 雪祭うに
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu

+ 報告書:トロイメライ
XXXX年XX月XX日
鉄道卿様、わたくしトロイメライが今回は報告させていただきますわ。


    デセーロ地方蛮族領におけるブルライト連合軍北伐作戦

1.メンバー
  • "万能薬"トロイメライ
  • "熱心党"ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン
  • "お転鋏娘"フロウラ
  • "湖畔の妖精"リーベレヒェルン・モルゲンレーテ
  • "石に耽溺する"リエゾン・デートル
  • "狂愛者"モニカ・ツー・アンブロス

2.日時
XXXX年XX月XX日~XXXX年XX月XX日迄

3.場所
デセーロ地方蛮族領内・北伐戦場

4.目的
一."炎荒将軍"エッツェル・バルカの討伐
二.北伐の成功

5.本文
北伐作戦の全日程において報告すると膨大になってしまうので、敵将軍との決戦の部分だけ抜粋いたしますわ。

わたくし達は川と森に挟まれた戦場に陣を構え、"炎荒将軍"エッツェル・バルカを討伐するために進軍を行いました。
わたくしは参謀にしてハイマンの女性である、ボードワンさんと一緒に毎夜軍議を熱心に行いましたわ。
ボードワンさんの蛮族に対してのスタンスはわたくしとは異なるものですが、蛮族の知識に関してはタメになることばかりで感涙いたしましたわ。
また、ボードワンさんの美貌は素晴らしいもので、わたくしいずれデートしたいと考えておりましたから、ハーヴェスを巡るデートプランも考えていましたわ。

さて、いざ決戦当日、わたくし達の陣営はシグルーンさんの懲罰部隊含む奈落狩り、強盗騎士と一般冒険者集う冒険者部隊、ハイネケンさんが隊長を務めるマカジャハット戦象部隊、そして我がアルトラック機関の一党でした。
3ルートに分かれ陣を敷きましたが、モニカさんが【イーグルビジョン】で伏兵を看破したため、中央突破を念頭に置いて進軍しましたわ。
奈落狩り部隊、冒険者部隊は後退しつつ、わたくし達が中心となって中央を突破しようと考えました。
敵将はそれを察知して、同盟軍と思われるハイレヴナントに信号を送りました。
陣の後方にハイレヴナント率いるアンデッドの軍が出現しましたが、わたくし達後衛と共に控えていた冒険者の一党と共に迅速に撃破。そのまま中央突破の作戦は変えずに進軍しましたわ。
途中、フロウラさんが危険な状況に陥った時もありましたが、敵軍は中央突破によって崩壊。
そのまま、敵軍のジェネレーターを破壊し、敵将も敗走していきました。
討伐に至らなかったのは残念ですが、十分な戦果と言えるでしょう。
うふふ、ボードワンさんの参謀あってこそのことでしょう。

さて、戦闘勝利を収めたのち、わたくしは重傷者を治療して、ボードワンさんのお手伝いをした後、ボードワンさんと北伐終了後にデートすることを約束いたしました。

アルトラック機関はこの北伐において、大戦果を挙げ、戦争勝利のきっかけになっていることは間違いないでしょう。
鉄道卿様、是非この状況を上手く利用してくださいまし。


以上、トロイメライが報告致しましたわ。
ところで、いつになったら強盗騎士と受付嬢は解雇してくださるのでしょうか?
あの二人は解雇して、ボードワンさんを是非アルトラック機関に勧誘しては如何でしょうか?
少なくともあの無能なオペレーターよりも明らかに活躍してくださいますわよ!

#11 大雲海の宴 (2024/11/10)/機関冒険局

五〇年に一度の祭りがやってきた。蒼天を泳ぐスカイホエールの大群。彼らはアルフレイム大陸の一点を目指して集結していた。グランティンとアルショニ島を隔てる荒れたスィーク海、我先に大漁旗を掲げるため、空の漁師たちは次々に船出する。そして、“空翔ける狩人“と名高きあの男もいま錨を上げんとしていた。だが、因縁の大物を討伐するためには、頼れる冒険者が必要だ。男は旧知の友に訊ねた。「“蒼穹船長“殿、いまもっとも勢いある一党は誰か?」 彼女の答えとはーー。

参加者

GM 雪祭うに
アーデルハイト・エーデシュネー shiyasu
ヴァルター・フォン・ベルクホルム ザールラント
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
グロウル・アーメントゥーム てとらりあん
トロイメライ もちつき
フレイヤ・エーリクソン あるちゃん

+ 報告書:トロイメライ
XXXX年XX月XX日
鉄道卿様、わたくしトロイメライが今回は報告させていただきますわ。


   ドーデン地方スィーク海の鯨討伐祭について

1.メンバー
  • "万能薬"トロイメライ
  • "熱心党"ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン
  • "商竜拳"グロウル・アーメントゥーム
  • "氷の誓い"アーデルハイト・エーデシュネー
  • "『11月の戦乙女の』"フレイヤ・エーリクソン
  • "神をも恐れぬ傭兵"ヴァルター・フォン・ベルクホルム

2.日時
XXXX年XX月XX日~XXXX年XX月XX日迄

3.場所
ドーデン地方スィーク海

4.目的
白鯨シシュマールの討伐

5.本文
ドーデン地方に旅立ったところまでは鉄道卿も見ていましたし、割愛いたしますわ。
わたくしはアーデルハイトさんと共にドーデン地方へ旅立ちましたわ。
わたくし達は船長であるボルスさんと共に幻の白鯨と呼ばれるシシュマールというスカイホエールに挑みましたわ。
アーデルハイトさんの尽力むなしく、飛空船がオンボロだったため、不時着してしまいましたわ。
ああ、アーデルハイトさん...あんなに頑張っていたのに...
ところで、鉄道卿様はわたくしとアーデルハイトさんをもう少し一緒に派遣していただけるとありがたいですわね。
将来の伴侶といえるアーデルハイトさんとの仲をもっと深めなければいけませんから...
ええと、どこまで書きましたっけ。
あ、そうそう、船が不時着して無人島のような場所に到着しましたわ。
わたくし達は船を修復、改造するために資材を集めましたわ。
アーデルハイトさんが船の大部分となる木材を集めてくださって、素晴らしい働きでした。
後は数日の間、アーデルハイトさんと二人っきりで過ごせればよかったのですけれど、他の人が居なければ....ぐぬぬ。
船を修復した後は、改めて旅立ち...。あ、そういえばニュードーンの時に出会ったゴードンさんがな・ぜ・か、現れてわたくし達と共にシシュマールを討伐することになりました。
詳しくは別途書きますけれど、書面で契約していないのにゴードンさんがシシュマールの一番貴重な部位を持って行ってしまったので、後で抗議しておくべきでしょう。
さて、シシュマールとの戦闘は...アーデルハイトさんが可愛...美...とても活躍したことは言わずもがなですが、どうやらシシュマールには魔剣が刺さっていたようで、その魔剣を抜き取ることでシシュマールの不死身性は失われました。その後は魔剣を手にしたフレイヤさんが鯨を切り刻んだり、ガートルードさんがバッドツインズでぶんぶんしたり...アーデルハイトさんが可愛かったり...
まあ、とにかくシシュマールを討伐することに成功しましたわ。
その後は先ほども言いましたけどゴードンさんに貴重な部位を持っていかれたり、船団の皆様が達成感で感動してたり...
わたくしには関係ないことですけれど...
何故貴重なアーデルハイトさんとの休日をこのような鯨狩りに使わされたのか謎ですわ...
後で休日分は補填してもらいますからね!鉄道卿様!

ところでいつ強盗騎士と受付嬢は(以下略)


#12 マッドトラックス: シカリオ・デス・ロード (2024/11/16)/公社鉄道警備隊

ユーシズ魔導公国を越えてランドール地方へと伸びようとしていたアルトラックの鉄道線の前に立ち塞がるは訓練された野盗の群れ、機械化された暴徒たち、泣く子も黙る──シカリオ・カルテル!
エンジンの後ろに砂埃を伸ばしながら迫りくる彼らに対し、配置された公社鉄道警備隊は荒野の機動戦を挑むことになる……

A日程

GM 良性腫瘍
アトレウス shiyasu
イザベラ・フォン・クライスト=シュメンツィン ザールラント
ラーミア・ルティカ もちつき

+ 報告書:ラーミア
あーめんどくさ、書けって言われたから書くね~
えーと、なんだっけ。スネマロを倒しました~。
まあ、倒したのはクマちゃんなんだけど(笑)
童貞君とイザベラちゃんと一緒に頑張ったよ~。
んー、あと参謀のおっさんたちも活躍してくれたからボーナス上げてあげてね
こんなもんでいい?
あ、でもスネマロ逃げちゃったから、後々復讐しに来るかもね。その時は殺すだけだけど。


#13 祠を守る者、鉄を繋ぐ者 (2024/11/24)/公社鉄道警備隊

ブルライト地方ユーシズ魔導公国から伸びる鉄道の建設計画が、ついに海中都市ナーラスに到達しようとしています。しかし、ナーラスのエルフとマーマンたちの間で計画を巡る意見対立が激化してしまいました。さらに、都市周辺では魔力の異常が観測され、暴走した魔物が出現するようになってしまいます。これらの問題を解決し、鉄道計画を前進させるため、PCたちはナーラスへと派遣されるでしょう。

参加者

GM もちつき
アトレウス shiyasu
イズミル・サロイケル 良性腫瘍
カンテミール ザールラント
ピシュ・ピシューリ 雪祭うに
ロメリア てとらりあん

#14 詩歌と機甲の大地 (2024/12/07)/機関冒険局

過熱する鉄道卿の後継者争い。英雄の素質を遺憾なく発揮させた一党たちは、間違いなくその先頭に立っていた。アルトラック機関の面々は、彼ら彼女らを称え、爵位授与の日は近いと噂する。そんなある日、一党は鉄道卿に命ぜられる。
「未踏の大地(ノーマンズランド)、東の最果て(イーストエンド)、クレーリア地方を踏破し、鉄道を敷け−−!」
前人未到の地への冒険が始まろうとしていた。

参加者

GM 雪祭うに
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
トロイメライ もちつき
モニカ・ツー・アンブロス ザールラント
ロメリア てとらりあん
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu

#15 復讐者と祈り手 (2025/01/11)/機関冒険局

ギルド内でいつも通り過ごしていたPC達はギルドを訪れた"大魔導公"ヴァンデルケン・マグヌスに召集を受けます。どうやら最近、ハーヴェス-ユーシズ間路線の、特にコロロポッカの森を通る部分に対して魔域を通じて頻繁に魔神から侵攻を受けているようです。

A日程

GM もちつき
アクィラ・プロストフォード 雪祭うに
ガートルード・フォン・ベルリヒンゲン 良性腫瘍
ロメリア てとらりあん

B日程

GM もちつき
カセン・ベルクホルム ザールラント
コネッハ 響
フレイヤ・エーリクソン あるちゃん
リーベレヒェルン・モルゲンレーテ shiyasu

#16 第一層 亡者ノ坑道 (2025/01/26)/公社鉄道警備隊

海中都市ナーラスに次いで、アルトラック機関の鉄道計画はエルゲ地方の西へ向けられた。
エルゲ地方の西に広がるディガット山脈とその麓のグリマルドの森、その中でもディガット山脈の中腹に位置する鉱山都市オル=ドラムへの路線計画に君たちはアルトラック機関の一員として関わることとなった。

参加者

GM もちつき
イザベラ・フォン・クライスト=シュメンツィン ザールラント
イズミル・サロイケル 良性腫瘍
フランパラッティーノ・アグネス・キャンディロール あるちゃん
ヘンリー・ピーターソン てとらりあん

#17 攻略!オリーブ畑の魔域 (2025/02/11)/公社鉄道警備隊

ハーヴェス沿岸のオリーブ畑が魔域化した! オリーブは王国の有力な輸出資源だ。鉄道経済への影響も大きい。そこでアルトラック機関は公社所属の冒険者を派遣した。魔域に迷い込んだ農夫を救出し、オリーブ畑を解放せよ!

参加者

GM 雪祭うに
アクス・ホーティエン ザールラント
ウルスラ・スドヴァネル もちつき
オットー=チェントゥリオーネ てとらりあん
トルニ・トルニ・ヘルベッティ 良性腫瘍
ローレレ・リリララ・ルールー あるちゃん

#18 ゴーイング・ローグ ACT4 ア・ニュー・ホーム (2025/02/22)/公社鉄道警備隊

ランドール地方中部、かつての街道の結節点に座すは廃都グレンダリア。
《大破局》より以前の人類の栄華も、そこに刻まれた傷跡も未だ色濃く残るこの土地で、鉄道警備隊が見た者とは──

参加者

GM 良性腫瘍
アブドゥルアジズ・スヴァルディル あるちゃん
シュミット ザールラント
ゲイル・オ・レイリー てとらりあん
ギルベルト・ヒルゲンドルフ もちつき
アトレウス shiyasu
ウル・ペレ・カオルル・フムフムヌクヌクアプアア 雪祭うに

#19 第二層 反転スル樹林群 (2025/03/01)/公社鉄道警備隊

鉱山都市オル=ドラムの坑道の問題解決に派遣された鉄道警備隊達。
最深部に潜む魔動機エルトリアス、そしてそれに巣食う《奈落の魔域》。
エルトリアスこそ鉄道警備隊の尽力によって沈黙したが、《奈落の魔域》の攻略には至らなかった。
脅威度15の《奈落の魔域》の攻略のため、救援として呼ばれたのが君たちである。
鉱山都市オル=ドラムに到着した君たちは《奈落の魔域》の存在する坑道の最深部に向かい、早速攻略に当たることになるだろう。

参加者

GM もちつき
エメリャノフ ザールラント
エ ようじょ
ブリム・アーメントゥーム てとらりあん
スネグーラチカ・マロース 良性腫瘍
フレイヤ・エーリクソン あるちゃん
ウィリアム・ボニー shiyasu

#20 無辺の無限回廊 (2025/03/09)/公社鉄道警備隊

鉄道の外れにある村に、魔域出現の報あり──機関冒険局のグロウル・アーメントゥームに連れられて、シャロウ・アビス討伐に向かうは鉄道警備隊の新兵たち。任務以外に共通項を持たなかった彼らは、アビスの試練を乗り越えられるのか……?

参加者

GM てとらりあん
ジェンバート・ネックリン 良性腫瘍
ヴァレリー・チャイカ・オンデ JNR_113
アールパード・エステル 鉈者
ジョン・田中 sakelaani
ブライアン kaz999
ラエティア 臣民
ヒム子 イサラギ

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