本学園に学ぶものにとって、いつも心にとめておかなければならないことは、「学校は楽しいところでなければならない」「学校は人生において善いことを行う生き方を学ぶ場所でなければならない」ということです。“明星教育”の根本には、聖書の中で示されている「信・望・愛」があります。
「信」それは自分を信じ、人を信じることです。人格形成のためにはよりよい人間関係を体験しなければなりませんが、人を信頼することなしにそれはありません。
「望」それは物事にくじけることなく常に前向きな希望を持つことです。人は将来、未来のことについて確実に知ることはできませんが、それでも勇気を持って目標に向かって進むことが大切です。
「愛」それは自分を大切にするのと同じように、人を愛することです。何よりも人の人格を大事にする生き方です。
この「信・望・愛」の実現に励むことによって学生生活は楽しくなり、明星の生徒としての誇りが持てることでしょう。それぞれが違ったタレント(能力)を懸命に使うことから生き生きとした「生きがい」が生ずることでしょう。
「輝いた目」で毎日を送ろう。少年には天真爛漫な「輝いた目」がふさわしい。その「輝いた目」で自分自身をそして友達や周りの人々を磨いていくのが“明星教育”です。
明星では全教室に「地の塩 世の光」の聖句が掲げられています。 人が目指すべきは自分の幸福だけを追い求める生き方ではなく、他人(ひと)が幸福であってこそ自分の幸福があるのです。それは世の中がいかに変化しようと変わることない普遍的な人の生き方であると言えるでしょう。そのような心を育み、社会に出た時により多くの人々の幸福のために尽力できる人材「明星紳士」の育成こそマリニストスクールの教育理念です。

学校とは何のためにあるのでしょう。
勉強とは何のためにするのでしょう。
成績を上げるためでしょうか。
受験に合格するためでしょうか。
この明星で学ぶことのすべてのことを、
将来、他人(ひと)の幸福のために役立ててください。
この6年間・3年間が君たちの人間力を育みます。
共に精進していきましょう。

文部科学省が掲げる新しい学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」ですが、「新しい」と言っても今までなかったことではなく、「本質的な学び」や「普遍的な力」と言えるでしょう。
学校はそれぞれが志望する大学というゴールに向かって、どうしたらその学校に入れるかの手ほどきをすることと考えられていた時期もありますが、そもそも志望校選びがゴールではありません。そこで何を学び、社会でどう役立てるかを生涯にわたって追求していくことが本当に大切なことなのです。

「少子高齢社会」「人口減少社会」がさらに進み、学校教育を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。その中で私立男子校としての存在意義を高め、生徒諸君や保護者の幸福度(満足度)を高めるべく教職員一丸となってさらなる向上に全力で取り組む所存です。

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最終更新:2024年03月31日 14:09