目次

初めに

  • この項目は参考書のすゝめ同様、MEISEIの進学実績がより良いものになってほしいと願っている卒業生や高III生が学習法のアドバイスを書くコーナーです。
  • このwikiを閲覧されている教師の方々も、編集していただけるとありがたいです!
  • 現在の高2生が受験する2025年度から、共通テストが新課程に変わり難易度も上がります。「情報」が加わり6教科になることや、数学や国語の試験時間が増えるなど、変化をチェックして早め早めの準備や取捨選択をお願いします。
  • 部外者に知られたくない情報は金庫やパスワードなどで徹底的に管理せよ。
  • 今後も受験制度の変化が激しいことが予想されるため、率直に言いますと全学年が油断大敵だと思います。
  • 数学と英語は中1から受験に向けて本気で勉強しておいて損はありません。
  • 何か悩みや疑問があれば遠慮なく質問してください。応援しております。

数学

自分の勉強法を確立せよ。
1.やり込みまくれ。思う存分だ。基本公式、定義は自分で証明できるようにする。

2. 例題を読んで、自分で問題を解いてみる。
15分くらい考え、解けなかったり、解けてももやもやする部分があったり、日本語がうまくかけていないなら解答を熟読し、見ないで解答を再現する。
高校数学は中学数学の5倍以上の分量があると言われている。勉強時間をちゃんと確保し、手を動かして問題を解き、間違いを減らしていくことで理解を深めよう。

3. あせらない。1回で理解しようとしない。よくわからないことが出てきたとき、ある程度考えても理解しがたい点、ピンとこない点が出てきたら印をつけてとばして先にいく。
頭の貯蔵庫に入れておく。数学は積み上げ型の科目なので、過去に習った内容に帰着させたり発酵・熟成が進んだりするとわかるときがくる。考えても調べても分からなければ分かる人にどんどん聞くのも手である。できれば早めに類題も解いておきたい。

繰り返す

学習の基本は1冊を何度も繰り返し知識を定着させることです。
よほどの天才でないかぎり、どんな分野も修得するのに3周はする必要がある。by安田亨

一般化して思考する力、応用力を身につけるには↓の2つの方法があります。一問あたりの時間と手間が結構掛かるので、苦手な難しい重要問題の時だけやった方がいいかもしれん。
①人に説明してみる。相手から指摘が入ることで自分の理解があやふやな所が分かり、どう考えれば良いかが分かる。順序立てて説明することでしっかり復習にもなる。
②問題を解く時に思考回路をメモし、答え合わせの時にどこで考え方が間違っていたかを考える。問題を自分の中でパターン化する際の参考になるかもしれん。

図を描く癖をつけよう。何を解けばいいのかがわかるようになる。また、入試では、図を描くと点数がでる。

数学は解くことに時間がかかる上にもっとも成果が出るのに時間がかかる。だから毎日継続する必要がある。やるからには没頭してめちゃくちゃやり込もう。

英語

単語・文法・語法
  • 英語の基礎は「単語」と「文法・語法」である。単語暗記は皆結構やっている。

  • しかし文法・語法は十分に暗記を行っておらず、長文読解で出てきた時に覚えようとしている人が多い。

  • 例えばMEISEIで配られているのがユメタン①②とネクステージであると想定すると、単語はユメタンで覚え、文法・語法はネクステージの「文法・語法」の所を3周して覚えます。間違えた問題にちゃんと印を付けて集中的に全部分かるまでやること。

  • 日本の受験英語は長年変わっておらずとにかく固くてとっつきづらく量が多い。覚えるべきことはまとめて短期間で覚えた方が後々楽になる。

  • その後に長文読解を沢山こなしてこそ本番で制限時間以内に解けるだけの実力が付く。闇雲に長文読解をやるのはあまりおすすめしない。

読解
  • 読解は構文をきちんととる練習をする。論理的に読む練習。カッコをつけて、sとかvとか書いて読む練習。紙に書いてやる。 慣れてきたら、構文分析はしないで語彙を増やす。

  • あまり認知されていないが、各大学の入試問題により、よく出るテーマが傾向としてある。

  • そのため、覚えるべき重要単語も、大学によって異なる(河合塾 刀禰先生の主張、本当にそうだと思う)。

  • ぶっちゃけ河合塾(マナビス?)の言う通りに勉強しまくれば志望校に受かる。勉強で浮気は駄目ゼッタイ。

リスニング
  • 各大学でリスニングの配点が上昇している。
  • ↑昔は試験での配点もかなり低かったため、リスニングをあまり勉強しない人がほとんどだった。
  • 共通テストの配点が3:1や4:1のところや1:1といったところもあるので、よく考えること。
  • 最近はリスニングが共テ英語の半分の点数を占めるし難しいので、塾や学校に相談して対策するのが無難。個人的におすすめなのは河合塾。
  • 聞こえるスピードというのは、自分が読めるスピードであるので英語を声に出して読むということを意識してみよう。
  • リスニングは耳を日頃から慣らしておく。問題集や単語帳に付いているCDを利用してシャドウイングするのがいいだろう。
  • 街中で聞こえる英語をコピーするのもいい勉強だ。
  • NHKラジオの基礎英語を使うのもおススメ。
  • 受験で一番大事なのはやらない事を決めること。
  • 英語に限らず本番までの時間から逆算してやれることをしっかり日々やっていこう。
  • たとえ国公立大学でも少ない科目数で基本的な内容を抑えていれば入れる学部は意外と多い。 

国語

 ・「要約」「対立構造」「抽象と具体」「結論と根拠」「主観と客観」「キーワード(重要語句)」を意識しながら読んで解けるようになろう。この能力は数学と英語にも明確に接続されます。

 ・小説・評論は頻出テーマが決まっているので、受験本番でも出そうなキーワード(重要語句)はあらかじめ覚えて理解を深めておこう。たとえばアイデンティティとか。文章のキーワードは大体一語程度であり、文章のキーワードが何かを考えながら読み進めると、読解をスムーズに行いやすい。

 ・本を読もう。ラノベ、マンガ以外、時間に追われている高三には不向きである。しかし物事の背景知識や、自分には無かった語彙や視点を大量に手に入れることができる手段ではある。

 ・スポーツや勉強科目や対人関係にさえも言える事だが、親しくなりたかったら相手から成り立ちとなる背景知識を仕入れて、コツやツボを自分も近づけることだ。友達と話していて楽しいのも、人となりがよく分かっていて安心感があり笑うツボも似ているからだ。

 ・「しかし」「確かに」等が大事と教わることもあるかもしれないが、あまり意識しすぎない方がいい。それを探してマークすることに意識がいって文章の内容が入ってこなくなる。

 ・大学受験において暗記する必要のある古文単語は300語ぐらいなのでさっさと覚える。高2の春あたりまでにマスターしておくとそれ以降はかなり楽。

 ・漢文は句法、返り字などの規則を覚える。SVOに近い形なので英語ができるようになればわかるようになる

情報

物理

☆本を読む段階で・・・(教科書を想定)

 ①一般
  • 因果関係から現象を理解する(どうしたからこうなったのか?などを意識する)。

  • 方程式を和訳する。日本語で説明できるようにする。

  • 方程式が、それ自体の(コンデンサー自体などの)現象の性質を表す物なのか、因果関係を表す物なのかカテゴリー分けする。→使う場面がわかるようになる。

  • 数式にとらわれすぎないようにしよう。

 ②力学
・まずは、定性的に(式を使わずに)因果関係を馬鹿まじめに意識しましょう。これだけでかなり意識変わります。

  • 直線運動と円運動のアナロジー(類似性)を、単位などから考えてみよう。 ex)速度⇔ラジアン

  • 応用問題の小問を限界まで基礎的な問題に分解してみよう。
基礎的な問題を頭にストックして、応用問題でどういう状況でも使えるようにしておく。
どういう状況で使うかの勉強もやる(ここに書いていること)

  • 向きということに注意を払おう。数だけだと数学だけど、向きを持って物理となる!!
これはほか(③、④)でもいえますが。
向きを持つ量、向きを持たない量をはっきり分けて考える。

 ③熱
  • 熱量、仕事、内部エネルギーの向きを自分で決めてみよう。
  • 自分が気体になったとして考えてみよう。どうして温度が下がるのか?→分子の運動速度が衝突によって落ちるため。

 ④電磁気
  • 影響を受ける源がどういう振る舞いをするかを考えよう。
  • 力学の万有引力とのアナロジーを考えよう。(大学でもかなり有効な視点) 
質点があるから引力が起きる。電荷があるから・・・?
→方程式を並べてまとめる。

  • 比例定数は基本的に覚えなくて良い。
ある関係を作って、その係数を置けばすぐに求まる。 ex) Q=CV : (基本的目標)QとVを求めたい。→必然的に必要なものがわかるはず。(道筋?)

 +α

  • 係数はなるべく覚えようとしなくて良い。最低限、どれを求めればいいかだけを主眼に置くこと。
そうすれば、勝手に係数をまとめればokってなる。

・アナロジーは、1対1の関係が似ている時に使えるが、そこから別の同じような関係への式変形したものも同じように成立しないと使えない。ex)万有引力則とクーロン則はアナロジー。                F=mgとF=qEもアナロジー。という風に成立してるでしょ?

・微積分は使わなくても大丈夫です。もし、因果関係がはっきり意識してできるなら勉強してみるのも良いかも。
受験目前に手をつけるべきではない。
アナロジーを使って、覚える式を減らす努力の方が大学で実を結びます。

⑤さぁ問題を解こう

☆いきなり解かないこと(入試問題からのやり方。基礎問題でも使えるかも?)!(入試直前でも最低限このやり方でやりたい)

  • セミナー物理の応用問題とかそこそこ(入試からして)標準的な問題(金沢とかあたりの問題)を各分野(教科書の章とか。不安ならセクションでもいい)3題ずつピックアップする。(問題集を買ってきてピックアップでも良い。)

→いきなり解こうとするのではなく、文章を分解して、(与えられている)条件などに分ける。線とかも引く。

→解答をじっくり写す。ここでは色ペンは使わない。(問題集に書いてあるポイント類は次の段階で使う)

→解答を見直して、該当分野の教科書を見ながらキーワード(公式も含め)に(ノートの該当箇所に)赤線を引き、より一般的な定義(方程式)を教科書でチェック(ここで覚える感じ)。まとめノートを作っても良い。(自分がわからなかったところノート!自分の言葉で書いてあるほど吸収率の早い物はない)ノートの解いたところ(の特に気をつけたいところ)に自分の言葉でメモを入れること
これはアホみたいだが、やったほうがいい。

どういう状況でその言葉(方程式)が使われているかをしっかり分析する。もし、「自分がまったく初見ならどういう理由でその式を持ち出してくるか」(←ここ重要)、などを考える(ここで気になったところもノートに書き込む)。
教科書に載ってないテクニック類はここでチェック。
テクニックもなるべく自分の言葉に訳してみよう。
どうしても無理なら覚えよう。

●以上の作業で難しいと感じたら、問題を変える。
簡単なら難しいのにする。
これを繰り返していき、だんだん難しい問題で取り組むとかなり身につく。マジな話、かなり実力付く。

  • ↑で解いた問題を何も見ないで手を動かして解いてみる。頭の中で「こうこうな理由でこの式を使います」といいながら解くこと。公式を無理矢理思い出したりしてはいけない。
根本となる今までやった似た問題は思い出していい。
それが適用できるなら進歩している。公式ノートは見て良い。

●これを3,4回繰り返す。

☆志望校の問題にチャレンジだ!

  • まずは全部解いてみて、解けないものがあるなら、↑でやったことを繰り返す。
知らないテクニックは同じようにやる。覚えてもよし。


こんな感じです。アレンジ自由です。院試も同じ。

化学

  • 多分最短ルートは資料集とお友達になること、である。はっきり言って教科書はマッタク役に立たない。
  • 資料集の図を見て、式を見て、理解することが最短。教科書は抽象化した内容で文字しかない。
  • 受験ではmolの計算などが問われるが、計算ミスしないように練習するしかないだろう。純物質、共有電子対などの問題は資料集の図を見て理解すること。
  • mol関係の計算は、Xmol/Lを求める問題であればmolをLで割るという風に答えの単位に合わせに行くといいだろう。その時にmlとLを間違うなんてことしないように。
  • 大学に入ると内容が大きく変わることがある

生物

  • 生物基礎は暗記と思う人がいるだろうが、勉強は暗記ではない。共通テストに出る範囲は決まっていることが多い。DNA、細胞構造、恒常性、植生、生態といった具合である。
  • なぜそうなるのかを説明できるように勉強する。例 なんでミトコンドリアは二重膜なんですか、原核細胞と真核細胞の共通する細胞小器官は、何でなんで共通するのか、何林が生物多様性が多くなりますか、など。暗記ではなく理解することが重要である。
  • 教科書の文を読むぐらいなら、生物図解などの画像付き資料集を読む方が良い。資料集のほうが詳しく、イメージをつかめる。教科書だけ読むのは暗記にしかならない。

世界史

  • 世界史の単語を意味もなく念仏みたいに唱えて覚えるのは無意味というか無駄。
  • 共通テストは関連することから聞いてくる。
  • その時代を広い範囲で、頭の中に入っていないと問題を解くときに苦労する。
  • 共通テストの世界史は記憶力より読解を重視しているが、スピード勝負をするなら、頭の中に年表を描けるぐらいにしないと苦しくなる。
  • 世界の歴史という漫画は全範囲を網羅できている訳では無いが画像で時代を思い浮かべることができるので有効。
  • 図書館へ行って一通り読んでみよう。バカに出来ないぞ。
  • 世界の歴史でなくても、資料集を見てイメージをつかむのもよい。
  • あくまで興味関心を持つきっかけに利用しよう。得点できるようになるためにはやはり没頭して勉強をやり込むのが一番だと思う。
  • マンガの次は資料集を読んでみるのもいい。試験に画像を使った問題が多いからだ。

日本史

  • あくまでその人の好みによるが、世界史より日本史を選択する人の方が昔から結構多い。
  • やり方は世界史と基本的に一緒。

地理

  • 多角的に物事を見えているかが問われている問題が多い。
  • 問題に出る地形は描けるようにできるぐらいインプットする。形成過程も入れる。
  • 気候は規則に従って分布しており、仮想大陸の図を頭に入れてしまう。このとき、なぜここでCsになるのか、BSになるのかという理由も説明できるようになること。
  • 統計問題は必ず先生が配るプリントがある。それを各国で、分野での特徴をみ、地図に書く。
  • 地図帳に工業都市や採掘場とかは書き込んでしまう。そうするとなぜこの都市が発達するのかということが見えてくる。
  • 地理の問題は的中が難しい。いくらでも作ることができるし、時間とともに情報が追加される。
  • 怪奇な問題を見ても驚かないように、練習すること。
  • 二次で地理を選択する場合、一定程度の歴史を理解している必要がある。特に世界の紛争が問題になるとわかっていないと無理。

現代社会

 ①:センター用の参考書を一冊買ってきて覚えながら読む
 ②:1周したら過去問を解いてみる
 ③:解いててわからなかった用語があれば全て書き出し、参考書で調べて簡単にまとめる
 ④:②,③をわからない単語が少なくなるまで繰り返す

政治・経済

  • 私文の政経前提で書く。国公立の倫政は対策が異なるかもしれないという点、また、以下の内容は筆者の主観である点には注意。
  • まず、私文を政経で受験するのはかなりイレギュラーな選択肢であり、周りが地歴や数学をしている中、孤独な戦いになりやすいことは理解しておこう。(周りが歴史の一問一答で問題の問題を出し合っている中1人黙々と勉強するようなもの)
  • 共通テスト模試レベルの政経と私大の政経は傾向が大きく違う。筆者は現役時代、共通模試で偏差値70代を叩き出しておきながら私大入試では政経が足を引っ張り浪人することになった。やはり模試が良くても過信することなく早めに実践的に大学過去問を解きまくろう。過去問を解く意義は傾向の確認、知識の漏れの補填といった側面が大きい。
  • 過去問を解くにあたって、教科書や参考書に載っていない、重箱の隅をつつくような問題が出題されることがたまにある。そのような問題は悪問であり覚える必要はない。ただし本当に悪問であるかの見極めは必要。
  • 学校の政経分野は最後まで完璧に終わらない(筆者はOBなので今もそうなのかは知らん)。早めに志望校の過去問を見て予備校の教材や自前の参考書メインで勉強をし、学校の授業はその復習にするのがいいと思う。教科書だけでは正直書いてある範囲が足りないと思う。
  • 用語集と一問一答は必須。用語集は山川、一問一答は東進のが筆者の個人的なおすすめ。
  • 政経は地歴に比べて覚える量が狭い分、それは他の受験生も同じなので、取れる問題は確実に取っておきたい。
  • 政経は政治分野、経済分野に大きく分けられ、その中でさらに細かい分野に分けられる。まずは1,2ヶ月の短期間で集中的に全体像をざっくりと把握し、その後の学習において今自分がどの辺りを勉強しているのかを意識するといいだろう。
  • K学、K南、K應をはじめ、一部の大学学部では政経が入試で使えないことがある。志望校の入試で使えるのか政経を選択する人は必ず確認しておこう。これは地歴でも同様である。

倫理

 ①:共通テスト用の参考書を一冊買ってきて覚えながら読む
 ②:1周したら過去問を解いてみる
 ③:解いててわからなかった用語があれば全て書き出し、参考書で調べて簡単にまとめる
 ④:②,③をわからない単語が少なくなるまで繰り返す

大学過去問の使い方のすゝめ

  • だいぶ早い人だと高1ぐらいにやる人も全然居る。高2の夏ぐらいには志望校を決めているなら一度解いてみる。
  • 「国公立大学か、マーチ関関同立以上の私立大学か、どちらかには受かればいいな」と舐めて掛からない方がいいです。マーチ関関同立以上の私大の一般入試過去問を見てもらえれば分かりますが、国公立大学の過去問と傾向、特徴が全然違います。
  • その結果国公立大学に不合格になると、マーチ関関同立にも不合格でそれ未満の私立大学にしか合格しない、という受験生がMEISEIで多発しています。大学過去問は高2の夏など早めからしっかり見ておきましょう。
  • わざわざ赤本を買うと高3で買い直すことになるかもなので、学校や塾にある赤本や、ネットにある過去問で構わない。
  • 一度解いてみてどう感じたかが重要。全然アカンから夏休みに頑張るのか、アカンけど全くわからないではないから練習しようと思うのか、余裕だから練習要らないと思うのか。
  • 大体は全然アカンから頑張ろうと感じるはずである。何がダメだったのかを徹底的に分析しよう。そしてダメなところを夏休みに時間をかけて潰していく。
  • 共通テストは6ヵ年生だと高1の終わりまでの範囲、3ヵ年生だと高2の終わりまでの範囲で解けるようになっています。なので最難関レベルの受験生達は高1や高2の終わりには共通テストの過去問で8割の点数を取っています。
  • 高3は共通テスト対策や2次対策で忙しくなるが、自分で時間を決めて過去問を解こう。
  • そして復習も繰り返す。そうすれば、大学問題の傾向、特徴に腹落ちしどんどん解けるようになっていく。
  • 傾向が見えても過信はしないこと。数年に一回変わる時がある(体験談)
  • 赤本で15年分か5年分かは自分の考え方で決めたらいい。苦手だから練習を増やすのか、得意だから得点源にするべく練習を増やすのか。
  • 一人で考えるのは大変なので、分からない時は塾などにでも相談しましょう。
  • 高2の終わりまでには”勉強方法”ではなく、”具体的な勉強内容の話や質問”がクラスで飛び交うようになっているのが理想。

いざ受験本番

  • 共通テストでは、試験会場がクラスで集まることもあれば、数人だけ別会場とかになったりする。
  • 毎年、共通テストの日はすごく寒い。しかし、室内は暑い。ただ、コロナによる換気で寒くなることもある。体温調節がしやすい服装で挑もう。
  • 足は冷やさない。疲れやすくなるし、トイレに行きたくなる。
  • わからない問題が出たときは、捨てる勇気も必要。かといって捨てすぎないこと。取りに行けるものを確実に取りに行こう。
  • 1科目ごとに気分を切り替える。引きずらない。
  • お腹がすくというより、糖分不足に陥り頭真っ白になることもあるので飴は持っていくといい。
  • 勉強道具を持って行ってもいいが、あまり使わないという人の方が多い。
  • トイレは行ける時に行くこと。集中できなくなる。
  • 「自分はこれだけ勉強したのだから大丈夫」と自分に言い聞かせて落ち着かせる。そこまで勉強していること。
  • 直前の追い込みで単語帳を見るのは悪くないが、忘れているものを見つけて不安になることもある。
  • 共通テスト1日目の解答は2日目の受験前に絶対に見ない
  • 共通テストの回答は必ず問題用紙にも書く。自己採点ができなくなる。大学への出願に大きくかかわる。
  • 一般入試本番、知っている人が少なかったりするだろうが、落ち着いていこう。着慣れた服や使い続けた消しゴムとかで落ち着かせよう。

出願方法のすゝめ

  • 推薦は国立でも増えているので積極的にやろう。立てる打席には立つ。逆に推薦に落ちれば本気で受験勉強する気になれる。
  • 共通テストでこけたから目標を下げる場合、下げすぎないこと。下げすぎると逆に下げてきた人がどこかに集中する。大阪公立大は特に注意がいる。
  • 最近は国公立大と私立大の併願、私立大同士の併願も対策が複雑になってきました。
  • 国公立大志望の子は共通テストと二次試験だけに考えが行きがちで視野が狭くなってしまい、滑り止め大学のための対策が後手にまわってしまう可能性があります。
  • 高2の夏などの早めに大学過去問を見たり受験方法を調べたりすることで、自分が出願しやすい相性の国公立大や私立大の組み合わせを、余裕を持って考えることができます。
  • 有名私大は少子化や物価高騰の中でも倍率や偏差値を高く見せたり、生徒数を早めに確保したりしてなんとか生き残りたいと考えています。
  • そのために有名私大は受験方法を細分化・多様化させたり、独自の対策さえちゃんとすれば楽に合格できるクセのある試験問題を出したりしています。
  • マーチ関関同立以上の私大の一般入試では、受験生が独自の対策をちゃんとしないと不合格になる可能性が高いです。
  • 得意科目中心の共通テスト利用で滑り止め合格を確保したり、推薦や受ける大学の候補を絞ったりすることで、受験生は確実にやらない事を増やす事ができます。
  • 共通テストリサーチという自己採点の結果から判定を出すものをやる。この時に第一、第二志望の他にもできる限りたくさん書いた方がいい。自分のレベルがわかるし、後期や滑り止めをどこにするかということを考える時に指標となる。
  • いくら共通テストが難化しているとはいっても東大京大を志望している人は8割は越えてくる。とはいっても考え方の違いで、二次で点数取りまくれば挽回できる。極端な話で言うと、二次1000点、共テ500点で1000点が合格ラインの時、共テで8割とって400点取り、二次で600点を取るのか、共テで6割で300点取り、二次で700点を取るのか、ということである。
  • 出願した後、「俺絶対大学行けるわww」「浪人はないわwww」なんて思わないこと。滑り止めにすら受からなくなります。
  • 1人で考えるのは大変なので、河合塾や学校にでも相談すると良い。
  • あとはやると決めた事に、本番まで日々全力で取り組みましょう。出願した後が本番。

浪人するときは

  • 浪人する理由は様々である。「点数があと少しで、第一志望に強いこだわりがあるから」という理由や「受かるところがなかった」という理由もある。
  • 別の大学に入学し、仮面浪人するという方法もある。(あるデータでは仮面浪人の成功率はかなり低い)
  • 浪人するときは先生に相談した方がいいだろう。
  • 先生方はよく言う「浪人は伸びない、現役は伸びる」

⭐︎しょせん私立大学だが浪人して何校も受かった元浪人生のOBからのアドバイス(あくまで主観です)
①まず浪人する人向け。高校の時の遊びの時間≦浪人時の遊びの時間←こういう人は落ちてる印象を受けた。もちろん真面目にやっても落ちる人はいる。でも真面目にやれば受かる確率は飛躍するだろう。遊ぶなとは言わん。ケジメだのメリハリだの細かいことも言わん。でも勉強は朝からガチでやろう。勉強メインの浪人生活にしよう。

②ここからは現役生向け。現役で受かるに越したことは無いのだ。定期試験を一夜漬けで乗り切ってる人、勉強(特に英語)が「なんとなく」「感覚で」できてる人は要注意。
筆者は6年間ずっと特進クラスでこれを続け、学年でも中の上ぐらいにいたことで、中学受験の時のエリート意識も相まって、自分がそれなりに賢く、「まあどうにかなるだろう」と勘違い。
だからいざ受験勉強となっても、自分が6年間の勉強の何が分かっていて何が分かっていないのかが分かりにくい。でも自分の力を無意識にでも過信しているので改善もしにくい。
その結果、浅い受験勉強になってしまい、現役時の受験は見事に全滅した(ちなみに私立専願)。
自分を賢いと思っている偏差値50代よりも自分が賢くないと思っている偏差値30、40代の方が伸びやすいと思う。これはただ謙虚になれという精神論の押し付けではなく、何もない状態に正しい知識をつけるよりも、既にある中途半端な知識を正しい知識に矯正する方が難しいからだ。

③高2の終わりや高3から勉強を始めるのはかなり遅いのではと思う。過去問を解いたり推薦に向けてやる事を深く絞っていく「受験勉強」はそのぐらいからでも間に合うかもしれないが、定期試験前以外の時も何かしらの勉強をやっておいた方がいい。英単語帳覚えるとかでもいいからとにかく毎日やっておこう。それだけでも受験勉強の時かなり楽になるはずだ。あとは中高一貫なので、高校英語の参考書をやると中学でやった高校範囲の復習にもなるので高校の基礎ができていないまま上の学年の難しい範囲をこなすようなことも回避できると期待する。

↓は↑とは別の人が書いた

④受験で一番大事なのはやらない事を決めること。
本番までの時間から逆算してやれることをしっかり日々やっていこう。
たとえ国公立大学でも少ない科目数で基本的な内容を抑えていれば入れる学部は意外と多い。

模試の受け方(おまけ)

  • できる限り模試は受けよう。模試から逃げない。
  • 自分の力をはかる。多くの人が受けているので自分のレベルを知ろう。そして復習は必ずしよう。
  • 共通テスト模試、冠模試は必ず受ける。
  • 判定よりまずは点数を気にしろ。点数取れるようにならないとそもそも合格できない。判定の点数で合格できるとは限らない。
  • 復習は問題見るだけで答が思い浮かぶまでやる。時間を空けて定期的に。

塾予備校の考え方

  • もし教師に絶望した時はOBに直接会って直訴せよ。
  • MEISEIでの授業、通学帰宅時間、風呂食事睡眠そして勉強。この中に塾予備校へ行く時間を組み込める余裕があるのかということである。
  • 余裕がないなら、行くことはおススメしない。
  • 大学通っていて、塾予備校に行かずに合格したという子はそれなりにいる。
  • まずMEISEIでの授業予習復習宿題。

さらにおまけ

  • よく比較に出される男子校やその他上位高とは違い、MEISEIには「強制的にでも勉強させる」という文化が存在しない。むしろどちらかというとMEISEIは自由放任主義である。
  • 「勉強せず成績が悪いということに対してクラスで笑いのネタになったとしても、進級進学はどうなっても知りませんよ」というタイプである。
  • 生徒の学習指導に対して手抜きとも言えるが、生徒の主体性及び自由を重視している…と良くも悪くも評価することができる。
  • いずれにせよ君達が将来良い人生に進むためには、MEISEI上層部の戦略とか全く関係無く君達自身が油断せず必死に頑張らなければならないと思う。
  • 世間が見たことも無い、知らないようなパワーを持つOBが無数にいる、それがMEISEIである。
  • 何かあれば学校やOBに直接会ってどんどん相談するように。MEISEIアンチをもし見つけたら適当に見下してください。
  • ダルビッシュ有が「練習は嘘つかないって言葉があるけど、考えてやらないと普通に嘘つくよ」と言っていますが、まず勉強の量をこなさないと勉強の質は上がりません。とにかく上達したければ朝起きてから夜寝るまで毎日ちゃんとやりまくることです。脇目も振らず書く、演習(場数)をこなす、頭を使う。
  • 科目数を絞ってでも国公立大学や医薬系に行ったほうがいいと思う。MEISEIで頑張れる時点で君達のブランド力は十分にあると思う。
↑というのは一意見。国公立にこだわった結果滑り止めのつもりの関関同立も落ちるみたいなことも起きるので私立専願にしてしまうのも一つの手。確かに京阪神、旧帝、公立大などは優秀だが「全ての国公立>全ての私立」ではない。関西は国公立信仰が強いらしい。関東だと東大や一橋など以外にも優秀な国公立はあるが早慶やMARCHは普通に目標にされる。信念や志を持って国公立を目指すのは大いに結構だが、脳死で「とりあえず国公立」はやめた方がいいと思う。これもまた一意見。
  • 学校のやり方にもし疑問や不安がありましたら、ASAPで保護者や当wikiにでもこっそり相談してください。当wikiは暇な時に卒業生も見ているようです。 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年05月30日 14:55