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初春「レベル5です!レベル5ですよ佐天さん!」佐天「にっ!①
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meteor089
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初春「レベル5です!レベル5ですよ佐天さん!」佐天「にっ! ① ②
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:35:54.75 ID:9XE0ndCTO
ザワザワ……
生徒A「聞いたかよ、八人目のレベル5……」
生徒B「知ってる知ってる!」
生徒C「でもそれがわかった途端に行方不明になったんだろ?」
生徒D「もしかして誰かに消されたんじゃね?www」
生徒B「レベル5をそう簡単に消せるやつなんかいねえよwww」
生徒A「だよなー」
佐天「…………」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:42:02.71 ID:9Bcen6Pi0
待ってた
待ってた
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:40:46.95 ID:9XE0ndCTO
佐天「…………(あれから三日、本当に初春のことが広まり始めた)」
佐天「(それも、突然一斉に情報が流れて……)」
佐天「(という事は、誰か、何者かが意図して情報を規制していた……ってことだよね)」
佐天「(行方不明になった情報も流してるって事はつまり、その情報を流していた人物と初春が接触している可能性は否定できない…)」
「(初春……あなたは…)」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:43:40.65 ID:9XE0ndCTO
佐天「…………(あの夜、私は初春の姿をした何かに出会った)」
佐天「(………怖かった、あの姿はどう見ても初春だし、声も初春なのに、あれは初春じゃなかった)」
佐天「(初春には無い、威圧感みたいな物を、"アレ"は放ってた…と思う)」
佐天「(まるで『いつでもお前を殺せる』って言ってるかのような、そんな威圧感を…)」
佐天「初春……(私の知ってる初春は………やっぱり、もういないんだ)」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:48:47.42 ID:9XE0ndCTO
佐天「…………さて、そろそろ行かなくちゃ、御坂さんのお見舞いの時間に遅れちゃう」
――――――――
―――
土御門「アレイスター………彼女に何を吹き込んだ?」
アレイスター「…彼女は…垣根帝督を超える…」
土御門「お前……!何を企んでいる」
アレイスター「なに………プランの一環だよ……」
土御門「………………(彼女を使って何をする気だ、アレイスター)」
―――
―――――――
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:52:30.64 ID:9XE0ndCTO
――――――――――
事件の夜
初春「……………白井さんが悪いんですよ」
初春「私のした事を全て否定しちゃうからです」
初春「当然の罰ですよ」
初春「…………(今日は疲れたな、これからどこに行こう)」
???「こんばんは、初春飾利さん」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 22:58:10.74 ID:9XE0ndCTO
初春「? どうして私の名前を知ってるんですか?」
結標「……第一七七支部所属のジャッジメント、公になっている能力はレベル1の定温保存……」
初春「…何者ですか?」
結標「あなたに………ついて来てもらいたいんです」
初春「……もちろん、嫌ですよ?私はもう疲れてるんです」
結標「それは困りました……どうしても来て頂かないと」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:01:49.77 ID:9XE0ndCTO
初春「…来ないと何ですか?私に手をだすんですか?」
結標「い、いえ、決してそんなつもりは…」
初春「私を脅したんですか?あなたは私に刃向かうんですね?」
結標「待って下さい、落ち着い…………がっ……!?」
初春「全く、私は疲れてるのに、邪魔しないでください」
結標「…………あ……あつ………やめ……」
土御門「その辺でやめておけ、初春飾利」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:06:01.22 ID:9XE0ndCTO
土御門「いきなりそんな事をするとは、随分と冷たい魂の持ち主だにゃ~」
結標「ガハッ………ハァ………ハァ……(助かった……)」
初春「………、今度は何ですか?」
土御門「おっと、君に危害を加えるような事はしないから安心するにゃ~」
初春「…………あなたは、蒸し焼きにしてあげましょうか!そうしましょう!」
土御門「クッ!……………約束する、君には危害を加えない、ただ俺達についてくるだけでいい」
初春「…なんの目的があって私を連れて行こうと思うんですか?」
土御門「君に話がある人物がいる」
初春「……………」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:12:54.57 ID:9XE0ndCTO
土御門「そうだ、見せてもらったぞ、さっきの戦い」
初春「え?なんの話ですか?」
土御門「…御坂美琴と白井黒子に攻撃を加えていただろう?その全てを俺は見ていた」
初春「……何を言ってるんです?私は危害を加えたつもりはありませんよ?」キョトン
土御門「何…?」
初春「ただのお仕置きですよ」ニコッ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:17:39.84 ID:9XE0ndCTO
土御門「(コイツ……)」
土御門「(コイツ……)」
初春「白井さんが悪いんですよ、私は正しいことをしただけのに……だから白井さんには休んで頂こうと思っただけですよ」
初春「それに私のお仕置きの邪魔をした悪い悪い御坂さんを思って、御坂さんにもお仕置きをしただけなんです♪」
土御門「(…!何様のつもりなんだ……)ま、まぁ、ならその"お仕置き"を見させてもらった」
土御門「流石はレベル5…大能力者の白井黒子程度なら、本気を出すまでもなかったか?」
初春「………」
土御門「驚いたのは、同じレベル5である御坂美琴を相手にしても、君は本気をださなかったということだ」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:19:13.63 ID:Qh0CWLC80
本気じゃ…ない…だと…!
本気じゃ…ない…だと…!
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:19:15.60 ID:YQYc2zYy0
黒子死んだってことは美琴が本格的にぼっちだな
黒子死んだってことは美琴が本格的にぼっちだな
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:21:54.39 ID:9XE0ndCTO
初春「どうして私が本気じゃないなんてわかるんですか?」
土御門「なぁに…こちらの予想より遥かに小さい規模での能力行使をしていたからな」
初春「こちらの予想?私がレベル5だと知ってたのも意外でしたたが…、あなた達は一体…」
土御門「……まあいいぜぃ、ついてくる気になったか?」
初春「…………」
土御門「…………了解と受け止めた、ついてこい、その人物の元に案内する」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:32:51.52 ID:9XE0ndCTO
初春「……わかりました、少しあなた達にも興味が沸いてきましたし」
土御門「そうか………、結標、立てるか…?
結標「…なんとか…………、では私について来て下さい…(危なかった……彼女は私に能力を発揮する時間の余裕すら与えてはくれないのね……)」
土御門「(これで、初春飾利の記憶、つまり一人称視点からの能力使用時の記憶が手に入った……案内人を殺されるとは思わかったが)」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:39:54.48 ID:9XE0ndCTO
土御門「(そして俺の記憶、つまり三人称視点からの、彼女が能力を使用した時の記憶も確保)」
土御門「(そして俺の記憶、つまり三人称視点からの、彼女が能力を使用した時の記憶も確保)」
土御門「(後は…奇跡的に命が助かる可能性が残っている御坂美琴の、能力を行使された側の記憶が手に入れば)」
土御門「(御坂美琴、外的なダメージなら"妹達"の"協力"でなんとか回復できるはずだな)」
土御門「(それにしても三本柱によるデータの回収か、無茶苦茶だ……心理掌握がいるからこそ可能な方法だな)」
土御門「(しかし…まさか俺が彼女の前に姿を現すことになっちまうとは、想定外だった)」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:45:05.00 ID:9XE0ndCTO
ヒュンッ
初春「……ここは…?……………!」
アレイスター「……………はじめまして……初春飾利」
初春「…………あなたは誰ですか?(逆さまになって槽に入って……何をしてるんだろ)」
アレイスター「誰であろうと関係ないさ……レベル5になった気分は?」
初春「その前に聞かせて下さい、なんで私がレベル5になったっていう事を知っているんですか?(検査官からのリーク…とかかな)」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/07(土) 23:55:56.26 ID:9XE0ndCTO
アレイスター「……知っているも何も…君がレベル5になるキッカケを能えたのは…私だよ」
初春「キッカケを…能えた?」
土御門「君の能力、定温保存は"触れている物の温度を一定に保つ能力"なんかじゃなかった、というのを知った日の事を覚えているか?」
土御門「そのとき君はレベル2の精神感応、春上衿衣と接触していたはずだ」
初春「…なぜ春上さんの事まで…」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:03:37.44 ID:z9OQcn/TO
土御門「彼女にはちょっとした手伝い、キッカケ作りをしてもらった」
土御門「彼女にはちょっとした手伝い、キッカケ作りをしてもらった」
初春「…?」
土御門「…詳しくは教えないが、他人の精神、思考を操ることの出来る能力者ってのが存在するんだにゃ~」
初春「まさか、春上さんを…」
土御門「まぁ、操るという所まではしちゃあいない、むしろ意識を誘導したというほうが近いな」
アレイスター「…彼女が君に…キッカケを能える手伝いをしたはずだ…」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:07:19.48 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「君は脳内で自分の能力の特性を決めつけていて…それ以上を目指そうとはしていなかった…」
土御門「…まぁそこには学園都市側のミスもあるがな、能力開発の際に君の能力がレベル1の定温保存だと誤認してしまった」
土御門「だから、君がそれ以上の事が出来ることを知る必要があったのさ」
初春「…そうですか、でも少し気になるのは学園都市が能力の判別を謝るなんて事…」
土御門「当然、あるぜよ」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:17:20.46 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「…今のところこの学園都市内にいる能力者の能力は"一応"把握している…」
アレイスター「…今のところこの学園都市内にいる能力者の能力は"一応"把握している…」
アレイスター「が…やはり私達にもわからない能力や…原理不明の力が存在する事もわかっている」
土御門「そういった物の一部は、所謂都市伝説として広まっていたりもするがな」
土御門「能力開発の際に能力の種類を分けていく訳だが、稀にそういった類の能力を持った者も現れる」
土御門「そういった類の物は、新たにカテゴリーを作る事はせず、既存のカテゴリーに無理矢理当て嵌められてしまう事が多い」
土御門「君の場合もそのパターンだ、初春飾利」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:26:21.59 ID:z9OQcn/TO
初春「……そうですか、それはわかりました」
初春「……そうですか、それはわかりました」
初春「でも、なんで私を選んだんですか?他にもたくさん私みたいな境遇の方はいるんですよね?」
アレイスター「…………土御門…すまないが席を外してくれるか……ここからは私と彼女だけでお話しをすることにしよう」
土御門「……わかった、結標、頼む」
ヒュンッ
アレイスター「さぁ……初春飾利……なぜ君なのかをお話ししよう…」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:36:18.23 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「君は……自分の演算能力の高さに…気づいていたかな…?」
初春「…演算能力…ですか」
アレイスター「君が、君の能力を定温保存だと認識していた頃……その演算能力の高さを発揮することは出来なかっただろう…」
アレイスター「しかし……君がキッカケを能えられてからは……君自身も気がついたのだろう…?」
初春「…」
アレイスター「その演算能力なら……君がレベル5に到達する事くらいは簡単に予測できるのさ……」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 00:54:23.73 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「それが君が選ばれた理由だよ初春飾利」
アレイスター「その演算能力を活かせるものを用意してしまえば…後はその要素を君自身のP・Rに組み込んでくれる…」
アレイスター「そして君は………もしかしたらあの一方通行を超えられるかもしれない可能性をも示してくれる……」
初春「……それが理由ですか……私の演算能力の高さに目をつけられたという事はわかりました」
初春「…………でも…、ここに、窓の無いビルに私を招いたのはその話をする為だけじゃないんですよね?」
アレイスター「……その通りだよ…」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:14:56.88 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「………君に私のプランの一部の……手伝いをしてもらいたいんだ…」
アレイスター「………君に私のプランの一部の……手伝いをしてもらいたいんだ…」
初春「プラン?」
アレイスター「………虚数学区の制御の為のプロセスの一つ……とだけ伝えておこう」
初春「虚数…学区…」
アレイスター「理解できなくていい……」
初春「そのプランに私が協力する理由がありませんよ?」
アレイスター「………君にレベル5になれるキッカケを能えた事………それに、案内人、結標淡希を殺害しようとした事の罪滅ぼしではダメかな…………」
初春「………それとこれとは話は別です」ニコッ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:18:47.79 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「……そうか………なら……君を匿う代わりというので…どうかな」
初春「私を匿う?」
アレイスター「君は…何人の人の命を奪った……」
初春「……、悪いことをした人は死んで当然ですよ?」
アレイスター「……罪の無い者の命も…君は奪っている…」
初春「……その為の犠牲なら仕方ないじゃないですか!そうですか、あなたも私のやった事を否定するんですか…!なら、あなたが、あなたの価値観が間違ってると言うことをこの場所で教えてあげますよ」ニヤッ
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:22:13.58 ID:5k5Yd9k20
アレイスターって強いの?
アレイスターって強いの?
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:27:58.29 ID:bpd1IxsL0
80
強いよ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:29:28.81 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「…君の価値観がどうであろうと……そちらの世界では…君は罪人になる事に変わりはない…」
初春「そうでしょうか?それなら、他の皆さんにもわからせてあげるだけの事ですよ」
アレイスター「……なるほど…面白い……」
初春「(液体に浸かってる……これなら……簡単にやれますよ)」
アレイスター「……」
コポ……コポ……
コポ……コポ……
コポコポコポコポ…
コボコボコボコボコボ…
初春「(水槽の中で蒸し焼きになっちゃえばいいんです)」
初春「………あれ…………?…なんで?沸点まで温度を上げたのに……なんで全く苦しまないんですか…!?」
]86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:30:53.10 ID:J0MTywjt0
何故不思議液体の沸点がわかる
何故不思議液体の沸点がわかる
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:32:36.86 ID:cP0xI6s80
86
沸騰するまで原子の活動を活性化させたって解釈じゃだめかな?
正確な温度はわかってはいないけど
正確な温度はわかってはいないけど
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:33:58.04 ID:z9OQcn/TO
コポコポうるさいのは初春ちゃんが頑張って沸点探ってる音です
コポコポうるさいのは初春ちゃんが頑張って沸点探ってる音です
初春「………(温度上昇がダメならっ!!)」
アレイスター「………その世界…その次元から私に何をしようと…無駄だよ…」
初春「………なっ!?……………そんな………効かないんですか?…………」
アレイスター「………君は…いずれ追われる身になる…」
アレイスター「数日後には君のレベルと能力を公開する…」
アレイスター「そうなれば…遅かれ早かれ…君が"解決"した事件の怪奇現象の正体だと気づかれるだろう……」
アレイスター「そして……今の君が…追っ手から逃れられるようには思えない…」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:39:57.08 ID:z9OQcn/TO
初春「…………いくらなんでも、それは私を甘く見すぎですよ、アンチスキル程度なら…」
初春「…………いくらなんでも、それは私を甘く見すぎですよ、アンチスキル程度なら…」
アレイスター「…追っ手は……そういった類だけではない…」
初春「…?」
アレイスター「君はレベル5だ……動員される人間も…自然と強力なものになる…」
アレイスター「…或いは…科学側との戦争を望むものも……君を狙うだろう……」
初春「……(科学側との戦争………どういう意味…?)」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:43:15.88 ID:z9OQcn/TO
初春のセリフのミスはご愛嬌でたのんます
初春のセリフのミスはご愛嬌でたのんます
アレイスター「…君を匿おう……だから…私のプランに協力して欲しい…」
初春「………」
初春「………(少なくとも今は…そのほうが……)」
初春「………わかりました、協力しましょう」
アレイスター「…そう……か……」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:51:11.08 ID:z9OQcn/TO
アレイスター「それと……もう一つ…」
初春「……?」
アレイスター「君は…今よりも更に強力になれる…その手伝いを我々がしよう…」
初春「……」
アレイスター「そうなれば…君が理想とする世界……皆が君の価値観に賛同する世界でも…作ればいい…」
初春「……そうですね、それはおもしろそうです!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 01:58:44.68 ID:z9OQcn/TO
―――
―――
――――――
ガラッ
佐天「失礼しまーす、御坂さん、こんにちは」
美琴「あぁ佐天さん、こんにちは、毎日わざわざごめんなさいね」
佐天「いえそんな…、どうせ今は何をやるわけでも無いですし、お体の調子はどうですか?」
美琴「ん…まぁだいぶ回復したわね、とりあえず早く歩き回れるくらいにはなりたいわ」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:04:10.14 ID:z9OQcn/TO
佐天「…あの日からもう五日経つんですね…」
美琴「………そうね」
佐天「……初春の事は学園都市中に広まってますね」
美琴「しかもその情報の流し方が、新たなレベル5は行方不明…だもんね、そんな情報を流すってことは、そこに注目させたいって意図があるわよね」
佐天「……私が初春に最後にあったのは三日前、それ以降は目撃の情報もありませんし」
美琴「…監視カメラにも映ってないから……まさかとは思うけど、学園都市を抜け出した可能性もあるわよね」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:12:03.97 ID:z9OQcn/TO
佐天「多分監視カメラに映ってないのはそういう事では無いと思います」
佐天「多分監視カメラに映ってないのはそういう事では無いと思います」
美琴「え?」
佐天「思い出して下さい、ジャッジメント時代に初春が何をしていたかを」
美琴「…! なるほどね」
佐天「でも…学園都市を抜け出した可能性は確かにありますよ」
美琴「そうね、でもまぁ、抜け出そうとするなら何かしら痕跡を残すはずだけど、それも無いもんね」
佐天「ですよね…」
美琴「まぁ、上の人間すら見つけてないみたいだし、私達に見つかるわけもないわね」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:22:45.76 ID:z9OQcn/TO
佐天「………そういえば、今日は上条さんはいらっしゃらないんですか?」
美琴「へ……?な、なぁに言ってんのよ佐天さーん!ああああアイツがどうして私なんかのお見舞いにくる必要があるのよ!」
佐天「いや、でも凄く御坂さんの事を心配してましたよ、上条さん」
美琴「えぇっ!?あ、アイツが……私の事を……?」ポッ
佐天「(御坂さんって、すぐ態度にでちゃう人なんだな)そうですよぉ!、そりゃ重傷患者なんですから」
美琴「そ、そうよね!これで心配かけなかったらほんとに最低よ!最低!」
佐天「じゃ今から来れるか聞いてみますね!」ポチポチ
美琴「……!ちょ、ちょっと待って佐天さん!今からはちょっとダメよ!ダメかもしんない!」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:30:35.27 ID:z9OQcn/TO
佐天「いいじゃないですかぁ~!………はい、もうメール送っちゃいましたよ」
佐天「いいじゃないですかぁ~!………はい、もうメール送っちゃいましたよ」
美琴「あっ……あぁ……どうしようどうしよう…!!」
佐天「あははは……、あっ、返事来ましたよ」
美琴「え!?………別にっ興味は無いけどっ、な、なんだって?」
佐天「……あーぁ、今からは無理なんですって、夕飯の材料を買いに行く途中らしいですよ」
美琴「そ、そう……来ないんだ……」
佐天「……でも買い物終わったら来るみたいですよ!やったですね御坂さん!」
美琴「へっ!?そ、そんな!無理して来なくてもいいのにさっ!何よアイツ中々良い所あるじゃない!あっはははは!」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:41:07.97 ID:z9OQcn/TO
佐天「あははは、顔赤いです御坂さん!」
佐天「あははは、顔赤いです御坂さん!」
美琴「そんなっ!そんな事ないわよっ!私は普段からこんなもんよ!」
佐天「えぇ~?」ニヤニヤ
美琴「なっなによ!」
佐天「あはははは!(…御坂さん、だいぶ元気になったなぁ)」
佐天「(白井さんのこと……少しは気を紛らわせられればいいな)」
佐天「(やっぱり元気なほうが似合うよ御坂さん)」
美琴「……もう…!」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 02:55:32.50 ID:z9OQcn/TO
カァー………カァー……
カァー………カァー……
佐天「……それじゃ、カラスも鳴いてるし、私はそろそろ帰りますね」
美琴「っっえぇ!?ちょちょちょちょっと待って!帰っちゃうの!?」
佐天「? はい、そろそろ夕飯の支度しなきゃならないですし」
美琴「(今佐天さんが帰ったら、この後アイツと二人っきりになっちゃう!!)ゆ、夕飯ならそこらで買ってここで食べれば!?」
佐天「ダメですよそんな、それにお金勿体ないですし」
美琴「うぅ…」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:12:02.59 ID:z9OQcn/TO
佐天「それじゃ!上条さんとちゃんと仲良くやって下さいね?」
佐天「それじゃ!上条さんとちゃんと仲良くやって下さいね?」
美琴「なっ!!どういう意味よ!……………ねぇ佐天さん、帰り一人で大丈夫なの?」
佐天「ま、前みたいな事があるとは思えませんよ!それに!また初春に会ったら、少なくとも学園都市内に初春がいるって事がわかるじゃないですか!」
美琴「そ、そう……ならいいんだけれど」
佐天「……大丈夫ですよ御坂さん!それじゃまた!」ガラガラッ
美琴「……またね!佐天さん!」
佐天「(そう、大丈夫………、私は覚悟を決めたから…)」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:16:38.11 ID:z9OQcn/TO
―――
上条「ただいまーっと、おーいインデックスー?」
禁書「……………」
上条「……………インデックス…さん?」
禁書「……………とーま……」
上条「は、はい!!」
禁書「……………お腹……空いた………」
上条「お、おう!安心しろインデックス!たった今材料を買ってきたからな!今から飯作ってやるよ」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:25:55.39 ID:z9OQcn/TO
ガバッ
禁書「とーま!まだかな!まだかなっ!もうお腹が限界なんだよっ!」グギュゥゥ
ガバッ
禁書「とーま!まだかな!まだかなっ!もうお腹が限界なんだよっ!」グギュゥゥ
上条「待ってなさいって、上条さんも急いでるんだから」
禁書「まだかな!まだかなっ!!」
上条「そういえば、最近見ないけどスフィンクスはどこ行ったんだ?」禁書「とーま!喋ってないで早く料理作ってほしいかもっ!!」
上条「わ、わかってるって!」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:27:19.71 ID:KuTb7lpF0
スフィンクス・・・
スフィンクス・・・
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:28:04.83 ID:j8pDbAvJO
そういえば前回スフィンクスは…
え?ガチでやっちゃったの?
そういえば前回スフィンクスは…
え?ガチでやっちゃったの?
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:34:18.05 ID:z9OQcn/TO
禁書「うぅ~!ごちそうさまでしたっ!」
上条「でしたっと、じゃあ俺これからまた出かけるから留守番よろしくな」
禁書「へっ?とーまどこに行くのか教えてほしいかも」
上条「ビリビリのお見舞いだよ、さっき佐天さんからメール来てな、なぁにすぐ帰ってくるって!」
禁書「ふーん、わかった」
上条「んじゃ行ってくるわ」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:44:38.44 ID:z9OQcn/TO
上条「8時か……わりと遅い時間なのに佐天さんはまだ帰ってないのか?」
佐天「あっ」
上条「おっ、よう佐天さん!どうして外にいるんだ?」
佐天「あはは、もう帰り道ですよ、これから夕飯の支度しないといけないし」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:46:28.33 ID:z9OQcn/TO
上条「そうだよなー、………って!一人で大丈夫なのか!?」
佐天「はい!覚悟を決めてますから!」
上条「か、覚悟!?……よくわからねえけど、よかったら送ってくぞ?」
佐天「大丈夫ですって!それより早く御坂さんのお見舞いに行ってあげて下さい!」
上条「いいのか?……そっか、じゃまたな佐天さん!」
佐天「はい!またいつか!」
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 03:54:21.10 ID:z9OQcn/TO
上条「いやぁ結局行かせちゃったけど地味に心配だな」
上条「…………ん?つう事は、今ビリビリの病室に行ったらあいつと二人きりなのか…?」
上条「……」
上条「………っ気まずい!ぜっっったい気まずい!誰か、誰か上条さんを救ってくれる友人を呼ぼう!」
上条「…………って、ビリビリと面識のある俺の友人って御坂妹くらいなんだよなー、」
上条「こりゃ一人で行くしかないかー」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:05:53.01 ID:z9OQcn/TO
美琴「……アイツ遅いなぁ、やっぱり来ないのかな」ガラガラッ
上条「よービリビリー見舞いに来たぞー」
上条「よービリビリー見舞いに来たぞー」
美琴「ひぃぃっ!?い、いきなり入ってくんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」バチバチ
上条「お、おい落ち着けビリビリ!!院内でそんなモンぶっ放したら取り返しのつかない事に!!」
美琴「グッ…!!う、うるさいわねっ!」バチッ…
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:16:07.75 ID:z9OQcn/TO
上条「……なぁビリビリ、お前身体の方はかなり回復してんだな」
美琴「な、なんでそんな事アンタにわかんのよ」
上条「いやぁこの前来た時は寝たきりだったのにお前今立ち上がってたじゃん」
美琴「へっ…? あっ……ほんとだ…」
上条「いやぁなんにせよ、よかったな!ビリビリ!けっこう心配してたんだぜー?」
美琴「し、心配って…///、つか、私の名前は御坂美琴だっつうの!!」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:23:47.41 ID:z9OQcn/TO
ガラガラッ
ガラガラッ
冥土帰し「おやおや、何をしてるのかな?」
上条「おっ、先生」
美琴「ゲコ太先生、なんだか私歩けるみたいなんですけど…」
冥土帰し「そうみたいだね、順調に回復しているようだね(ゲコ太…?)」
上条「いやーよかったなぁ、とりあえず歩けるなら色々と出来るようになるしなっ!」
美琴「あ、アンタにそんな事で安心される筋合いはないわよ…///」
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:41:29.84 ID:z9OQcn/TO
冥土帰し「でもまだ本調子じゃないみたいだね、どれ、少しリハビリがてら外に散歩にでもいってみたらどうかな?」
美琴「え?散歩?で、でももう夜遅いし…」
冥土帰し「なぁに、心配ならそこの彼と一緒に行けばいい」
上条「へっ!?……まぁ俺はかまわねえけど、どうする?ビリビリ」
美琴「えぇっ!!???どどどどどうするって……そりゃアンタ……(どうしよう…)」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:50:15.45 ID:z9OQcn/TO
夜が明けたか…
夜が明けたか…
上条「まぁそんなヘビーな運動させようって訳じゃないんだから、行ってみようぜ?」
美琴「……で、でも…(夜の道を二人っきりで散歩って……だってそれってつまり……)」
上条「それに今まで寝たきりだろ?身体を動かさねえと太るぞ?」
美琴「うわぁぁぁかったわよ!行きゃあいいんでしょ!!(……デートじゃん…)」
冥土帰し「とはいえ病人なんだ…早めに戻ってくるんだ、いいね?」
上条「わかってますって!んじゃ行こうぜビリビリ!」
美琴「わ、わかってるわよ……」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 04:58:12.72 ID:z9OQcn/TO
上条「………ビリビリーまだ歩けるかー」
美琴「…………だ、大丈夫よ……」
上条「そうか(うかつに何か言うとコイツとんでもない事するからなぁ)」
美琴「(あぁ……なんなのよこの空気は……)」
スッ…
美琴「(ん……?向こうの曲がり角に……誰かいる)」
上条「なぁ御坂、お前今普通に電撃は使えるんだよな?」
美琴「え!?あっ、ま、まぁね(なんだろう……あのシルエットには見覚えがある)」
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 10:23:13.39 ID:z9OQcn/TO
上条「そっちのほうの調子はどうなんだ?」
上条「そっちのほうの調子はどうなんだ?」
美琴「え?あぁ、やっぱり本調子って訳にはいかな…」
スゥ…
美琴「…………え…?」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 10:30:27.42 ID:z9OQcn/TO
美琴「(あれは………!まさか………!)」タッタッタッ…
上条「やっぱりなー、さすがのお前でも難しいのなー…」
タッタッタッ…
上条「…って、おい!どこ行くんだよビリビリ!っっってかお前走れんのかよっ!!」
美琴「(まさか……!!!……………そんな……!!)」
上条「お、おいっ!!待てって御坂!クソッ、どこに行く気だよ………、とにかく追いかけねえと!」ダッ
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 10:40:42.54 ID:z9OQcn/TO
美琴「………………あの姿は………あの娘は………!!」
「…」スゥー
美琴「ま、待って!!!行かないで!!!!」
「…」ス…
美琴「待ってよ!!!!……お願い……!!!」
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 10:48:26.45 ID:z9OQcn/TO
美琴「クッ……!!止まってってば!!」
美琴「クッ……!!止まってってば!!」
「…」ス…
美琴「いかないで…!!!」
美琴「もうどこにもいかないで……!!いつもみたいに私に抱きつきにきてよ………!!」
美琴「ねえ!!もう一度!!もう一度帰ってきて!!」
美琴「ねえ…!!黒子!!!!」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 10:54:06.79 ID:z9OQcn/TO
黒子「…」ピタ…
美琴「………黒子…!」
美琴「ほんとに黒子………なんだよね?」
黒子「…」
美琴「っ…!!黒子ぉっ!!」
ダッ
ダッ
黒子「…」
フッ
美琴「………え…?」
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:01:58.89 ID:z9OQcn/TO
美琴「あ……れ……?」
美琴「く、黒子っ!?黒子、どこ!?」
美琴「……テレポート……い、いやそんな筈は……」
美琴「……そんな…、黒子…」
ガタッ
美琴「……!!そこにいるの!?黒子!!!」
初春「こんばんは、御坂さん♪」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:02:28.01 ID:akadZlaf0
なに!?
なに!?
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:05:11.64 ID:alwjRO4cP
ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:11:26.82 ID:z9OQcn/TO
美琴「なっ――!!」
美琴「なっ――!!」
初春「どうしたんですか?」
美琴「アンタは……!」
初春「あぁそうでした!私いま一応行方不明扱いなんですよね!驚きますよね♪」
美琴「………なんで………なんでアンタが…!!」
初春「なんでって、追ってきたのは御坂さんじゃないですか」
美琴「え!?」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:21:15.37 ID:z9OQcn/TO
初春「私の事、ずっと追いかけてきてましたよねっ」
初春「私の事、ずっと追いかけてきてましたよねっ」
美琴「アンタ……何言って…」
初春「フフン♪ そうなんです、でも、もしかしたら御坂さんには違う人が見えていたかもしれないですよ」
美琴「…!!」
初春「そうですね、例えば……………白井さんとか!」ニコッ
美琴「………アンタ……よくも………よりによって……黒子を………黒子をぉぉぉぉぉ!!!!!!!」バチバチッ!!!
初春「他人の目をごまかすっていう所は重福さんの視覚阻害と方向性は、って、あれ?御坂さん、怒っちゃったんですか?」
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:35:47.47 ID:z9OQcn/TO
美琴「黒子を………黒子を…よくもぉぉぉぉぉ!!!!」ゴゴゴゴ……
初春「困りますよ御坂さん、こんなところで稲妻なんか落としたら大変な事になりますよ?」
美琴「うるさいっっ!!アンタだけは…………アンタだけは………!!!!!」ゴゴゴゴ…
初春「………ふぅ、そうですか、わかりましたよ御坂さん」
初春「私、もう前のときみたいに優しくしませんよ?」
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 11:51:07.73 ID:z9OQcn/TO
美琴「これで!!!!!!」ヴォーン…
美琴「これで!!!!!!」ヴォーン…
初春「(電撃の槍…!)……そうですか、わかりましたよ御坂さん!」ヒュウゥゥゥゥ
美琴「あぁぁぁぁぁ!!!!当たれぇぇぇぇぇぇ!!!」ヒュッ
ドゴォォォォ!!!
初春「無駄ですよ御坂さん」ヒュウゥゥゥゥ
バチィッ!!!!
美琴「!? 何…?あの透明な壁みたいな物は」
初春「盾ですよ?空気中の水分から生成した氷で創ったんですよ」
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:01:09.08 ID:z9OQcn/TO
戦闘描写だけ次の投下分から書き方変えます、台詞と効果音じゃ表現むりやったわ
戦闘描写だけ次の投下分から書き方変えます、台詞と効果音じゃ表現むりやったわ
美琴「クッ、そんな事まで……!!(雷撃を防ぐなら!!)」シュゥゥゥウ
初春「今度は砂鉄剣ですか、それなら私も、空気中の水分から剣を創ってみましょう!」キィィィ
美琴「そんなもんで対抗できると思ってるの!」ダッ
初春「ええ♪"砂鉄"なら大丈夫ですよ♪」ス…
ガキィィィィン!!!
美琴「……なっ!?」ボロボロ…
初春「フフン♪」
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:08:28.54 ID:z9OQcn/TO
美琴「………私の剣が発熱で赤く…」
美琴「………私の剣が発熱で赤く…」
初春「隙ありですよ、御坂さん」
初春が切り掛かり、美琴は咄嗟にそれを砂鉄剣でガードする。
美琴「何を……!?」
美琴の剣は初春の造り出した氷の剣と刃を交えた瞬間、ボロボロに砕け散った。
初春「化学反応ですよ、熱を加えてあげただけなんです」
美琴「クソ…!!何度破壊されようと…!!」シュゥゥゥウ
初春「もう御坂さん気づいて下さいよ~、私の氷の剣も再生出来るんですよ?」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:15:42.73 ID:z9OQcn/TO
初春「そうじゃなかったら熱した剣と剣先を交えた瞬間に溶けてなくなっちゃうじゃないですか」
初春「そうじゃなかったら熱した剣と剣先を交えた瞬間に溶けてなくなっちゃうじゃないですか」
美琴「クッ……そうね、でも!お互いに武器が復活し続けるなら、体力的に有利な私に歩があるわよ!!!!」シュゥゥゥウ
初春「私がこんな遊びで創った剣だけで戦うと思うんですか?」
美琴「えっ!?」
次の瞬間、美琴の頭上に数十本の氷の槍の様な物が生成される。
美琴「くっ!!!!!」ダッ
直後にそれらが落下したが、驚異的な速度でその場所から美琴は脱した。
初春「さすが御坂さん、身体能力の強化なんてすごいです!」
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:28:38.65 ID:z9OQcn/TO
美琴「いくらなんでもあんなスピードで氷を生成できるなんて…!!」
バチバチッ!!
美琴「いくらなんでもあんなスピードで氷を生成できるなんて…!!」
バチバチッ!!
美琴は走りながら初春に向かって放電をするが、その全てを生成した盾に阻まれてしまう。
初春「御坂さんまだまだ元気ですね!じゃあもっと面白いもの見せてあげます!」
バゥンッ!!
美琴「あぐっ…!!!!!」
背後で爆発が起き、衝撃で美琴は吹き飛んだ。
初春「私、熱膨張を応用して擬似的な爆発みたいなものを起こせるんです♪」
美琴「そ…んな…!!」
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:33:21.50 ID:z9OQcn/TO
美琴「…(それも、ただ擬似的な爆発を起こせるってだけじゃない…!)」
美琴「…(それも、ただ擬似的な爆発を起こせるってだけじゃない…!)」
初春「もちろん、ある程度なら威力と有効範囲は操作できますよ!」
美琴「今のは…偶然私の背後を爆発させたんじゃない…!!」
初春「そうです!狙ってますよ♪」ニコッ
美琴「まさか…座標攻撃…!?」
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:40:21.27 ID:z9OQcn/TO
初春「似たようなものです♪そんなことより御坂さん足が止まりましたね」
初春「似たようなものです♪そんなことより御坂さん足が止まりましたね」
パンッ
美琴「………え…?」
美琴が崩れ落ちる。小さな爆発音と共に美琴の右足の股から下の部分は破裂していた。
美琴「あ……ぁあ!!ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
美琴は余りの痛みにその場にうずくまり悶える。
初春「そんな立ち止まってたらダメじゃないですか♪」
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:41:45.04 ID:VwV/v8LqO
グロキタコレ
グロキタコレ
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:41:44.74 ID:cKBK5a5I0
おいやめろ
おいやめろ
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 12:44:58.95 ID:z9OQcn/TO
美琴「くぅ……!!!うぐっ……!!!」
美琴「くぅ……!!!うぐっ……!!!」
初春「もう走りまわれませんよね、美琴さん」トットットッ
初春は笑顔で小走り気味に美琴に近寄る。
美琴「…!!うぅ………がぁぁぁぁ…!!!!」
初春「え…?」
初春が近づいた瞬間、強烈な落雷が初春目掛けて放たれる。
初春「うっ……わ…!!」
ドゴォォォォ………
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/08(日) 13:03:28.11 ID:z9OQcn/TO
ズオォォォン………
上条「今のは…!!そっちか御坂!!」
ダッ
ダッ
上条「クソっ…!一体何が起きてんだよ!!」
上条「御坂……何相手にしてるか知らねえけど今のお前じゃ…!!」