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キョン「それ……俺と同じだな」
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meteor089
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キョン「それ……俺と同じだな」 ① ②
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:20:24.04 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「…ホントね」
ハルヒ「…ホントね」
キョン「いつからだ?」
ハルヒ「あたしは昨日からよ」
キョン「パクりやがったな」
ハルヒ「知らないわよ。安かったから買っただけ」
キョン「まあ、シャーペンがかぶるのなんてありきたりではあるが」
ハルヒ「あたしの大っ嫌いな言葉の一つね」
キョン「シャーペン?」
ハルヒ「ありきたり」
キョン「そっちか」
ハルヒ「あんたバカ?」
キョン「そうじゃないと思いたい」
ハルヒ「ふーん」
キョン「…何に納得したんだ」
ハルヒ「キョンはバカだって事」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:21:28.16 ID:kMBXagfFO
キョン「いろいろツッコミどころ満載なんだが」
キョン「いろいろツッコミどころ満載なんだが」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「消しゴムも同じじゃねぇか!」
ハルヒ「ほ、ホントだわ」
ハルヒ「……っていうか、そこにツッコむのね」
キョン「まあな」
ハルヒ「いつから?」
キョン「結構前だ」
ハルヒ「あたしは…一週間ぐらい?」
キョン「またパクり疑惑が」
ハルヒ「あんたのなんか好きでパクる奴なんていないわよ」
キョン「まあ消しゴムもありきたりだな」
ハルヒ「ありきたりね」
キョン「そうだハルヒ」
ハルヒ「ん?」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:25:13.76 ID:kMBXagfFO
キョン「交換しないか?消しゴム」
キョン「交換しないか?消しゴム」
ハルヒ「…!」
キョン「同じなんだし。いいだろ?」
ハルヒ「…乙女心を揺さぶるいい攻撃じゃない」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「そうはいかないんだから。嫌よ。あんた、ただ単に新しいの使いたいだけでしょ」
キョン「ばれたか」
ハルヒ「消しゴムくらい、買いなさいよ」
キョン「お前に奢らされて、消しゴムも買う金がねぇんだよ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘だ」
ハルヒ「な、なーんだ、嘘なの?」
キョン「どんだけ金欠なんだよ、俺」
ハルヒ「じゃああたしにジュース…」
キョン「自分で買え」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:30:42.66 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「けち。消しゴムもジュースもだいたい同じ値段じゃない」
ハルヒ「けち。消しゴムもジュースもだいたい同じ値段じゃない」
キョン「自分に買うか人に買うかの違いだ」
ハルヒ「人は助け合って生きていくものなの!」
キョン「これを助け合いとは言いません」
ハルヒ「けちー。キョンのけち」
キョン「けちで結構」
ハルヒ「けち」
キョン「何回言ってんだよ」
ハルヒ「あたしは四回よ?」
キョン「数えてたのか!」
ハルヒ「ちなみに、キョンは今まで『!』を二億回ぐらい使ったわ」
キョン「嘘だろ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「だ、だよな」
ハルヒ「何うろたえてんのよ」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:34:51.93 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒ。奢るのは嫌だが」
キョン「ハルヒ。奢るのは嫌だが」
ハルヒ「?」
キョン「俺も喉渇いててな、授業終わったら買いに行くつもりでいる訳だ」
キョン「んで、俺の飲みかけのやつならくれてやってもいいぞ」
ハルヒ「またまた乙女心をくすぐってきたわね」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「あたしは騙されないからね。要らない。あんたの口付けたやつなんて飲みたくないもん」
キョン「…この前のコーラ」
ハルヒ「!!」
キョン「俺のコーラ勝手に飲んだだろーが!」
ハルヒ「……」
キョン「だんまりかよ」
ハルヒ「あ、あたしの」
キョン「…?」
ハルヒ「あたしの飲みかけのジュース、今度あげるから許してよ…」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:38:42.59 ID:kMBXagfFO
キョン「出来れば、飲みかけじゃなくて新品のやつをくれ」
キョン「出来れば、飲みかけじゃなくて新品のやつをくれ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「つまりは」
キョン「お前、そろそろ俺に何か奢れ!ってこと」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「だろうな」
ハルヒ「あんたの誠意を見せなさい。そしたら考えてやんなくもないわ」
キョン「誠意?」
ハルヒ「そ。あたしに対する誠意よ」
キョン「むむ」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ。俺、ハルヒの事、すっげえ常識無い奴だと思ってる」
キョン「人の話聞かないし、我が儘だし、自分勝手だし、全然普通じゃない」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ねぇ、あんたそれもしかして褒めてるつもりなの?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:44:49.45 ID:kMBXagfFO
キョン「当たり前だろ」
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「一回死んでみたらそのバカも直るかもね」
キョン「お前、普通が大ッキライだったんじゃないっけ」
ハルヒ「そうよ。そうだけど、だからって我が儘ってのが褒め言葉になる訳ないじゃない」
キョン「あれ?昔、そう言われてお前喜んでなかったか?」
ハルヒ「あの時は……あの時よ」
キョン「全く訳がわからんね」
ハルヒ「訳わかんなくて結構。今はちょっと繊細なの」
キョン「繊細?お前が?」
ハルヒ「…いちいちむかつく野郎ね」
キョン「繊細な女の子にしちゃあ、言葉使いが悪いな」
ハルヒ「…毎度毎度、私の事を苛立たせるお方ですね、あなたは」
キョン「すまん。悪かった」
ハルヒ「……」
キョン「あー、マジですまん。機嫌直してくれよハルヒ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:53:10.02 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「よし。今日はなんでも言う事聞いてやるぞ」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
キョン「ああホントだとも」
ハルヒ「じゃ…じゃあ…」
ハルヒ「とりあえずジュース奢りなさい!」
キョン「……」
キョン「…仕方ないな」
ハルヒ「うし」
キョン「結局奢るはめになるのか…」
ハルヒ「運命ってやつ?」
キョン「全然嬉しくない運命だなぁおい」
ハルヒ「運命は時に残酷なのよ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:59:28.24 ID:kMBXagfFO
キョン「俺とお前の座席関係が変わらないのは?」
キョン「俺とお前の座席関係が変わらないのは?」
ハルヒ「…残酷な運命ね。欝陶しいったらないわ」
キョン「探索で同じ組にならないのは?」
ハルヒ「それはいいんじゃない?」
キョン「なんだ、お前はただ俺の事が嫌いなんじゃないか」
ハルヒ「ち、違うわよ。興味が無いだけよ」
キョン「うわもっと酷くなった」
ハルヒ「じゃあ嫌い」
キョン「俺のイメージは随分コロコロ変わるのな」
ハルヒ「嫌いって言ったじゃない」
キョン「奇遇だな。俺と同じだ」
ハルヒ「許さないわよ」
キョン「おー、こえーこえー」
ハルヒ「あたしの事は慕いなさい。尊敬しなさい。敬いなさい!」
キョン「どんな独裁政治だ。それに、言ってる事ほとんど同じだぞ」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:06:26.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「そういえば、今は政治経済の時間ね」
ハルヒ「そういえば、今は政治経済の時間ね」
キョン「今授業中だったのか」
ハルヒ「バカな事言ってんじゃないわよ」
キョン「お前のおかげで、俺はすっかり問題児だよ」
ハルヒ「教師に無視されてるわよね」
キョン「成績下がったら、ハルヒのせいだからな」
ハルヒ「あんたこれ以上成績下がったっけ?」
キョン「そんなに酷くねぇわ!」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「…つまんなくて悪かったな」
ハルヒ「まあ、だらだら授業聞くより面白いからいいわ」
キョン「それは同感だ。近くにハルヒがいて良かったよ」
ハルヒ「ま、またあんたは…そうやって…」
キョン「ん?」
ハルヒ「騙されちゃだめ。騙されちゃだめよ涼宮ハルヒ!耐えなさい!」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:16:47.60 ID:kMBXagfFO
キョン「何をぶつぶつ言ってんだ?」
キョン「何をぶつぶつ言ってんだ?」
ハルヒ「そうね。話相手にはあんたぐらいが調度いいかも」
キョン「…ありがとよ」
ハルヒ「…別に」
キョン「ひょっとして、ハルヒ公認の話相手って俺だけじゃないか?」
ハルヒ「そうかも」
キョン「これが朝比奈さんだったらなぁ」
ハルヒ「あ、あたしとみくるちゃんのドコに差があるっていうのよ!」
キョン「ドコって…そりゃ…」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたし、小さいかなぁ」
キョン「い、いや。お前も十分ある。多分」
ハルヒ「なんか悔しいわ…」
キョン「……」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:19:16.59 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「ドコ見てんのよエロキョン!」
ハルヒ「ドコ見てんのよエロキョン!」
キョン「仕方ないだろ今の話の流れだと」
ハルヒ「激しく不快だわ」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「あーあ、キョンに舐め回すように見られちゃったぁ」
キョン「こら。慎みなさい」
ハルヒ「これは紛れもない事実よ」
キョン「舐め回すようには見てねぇよ」
ハルヒ「じゃあどう見たのよ」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「変態エロスケベ」
キョン「もうなんとでも言え」
ハルヒ「いいの?」
キョン「…やっぱダメだ」
ハルヒ「どっちなのよ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:23:43.97 ID:kMBXagfFO
キョン「授業終了まで……あと10分か」
キョン「授業終了まで……あと10分か」
ハルヒ「もうそんな時間?」
キョン「暇だな」
ハルヒ「授業聞きなさいよ」
キョン「断る。俺は今を楽しみたいんだ」
ハルヒ「何よ、あんたあたしとおしゃべりして楽しいの?」
キョン「まあな。それに…」
キョン「目の保養にもなるしさ」
ゴスッ
キョン「ぅ…ってぇ…!」
ハルヒ「次、変な事言ったらこれじゃ済まないから」
キョン「…殴るまでのことかよ」
ハルヒ「変態」
キョン「違う。俺はお前を誉めたんだ。一応」
ハルヒ「どうせならもっとストレートに誉めなさいよ…」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:32:14.95 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒって、かわいいしさ」
キョン「ハルヒって、かわいいしさ」
ハルヒ「なっ」
キョン「ストレートって、つまりこういう事か?」
ハルヒ「…あ、あんた狙ってる?」
キョン「何を?」
ハルヒ「危ない。やばいわ。今キョンと顔を合わせられない」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……絶対、騙されちゃだめよ」
キョン「おーい」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「い、いや別に」
ハルヒ「あんたも言うようになったわね」
キョン「へ?」
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「そんな事言われても、嬉しくなんかないんだからね」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:36:39.84 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くが。お前が他人に言われて嬉しい言葉ってなんなんだよ」
キョン「じゃあ聞くが。お前が他人に言われて嬉しい言葉ってなんなんだよ」
ハルヒ「それは…」
ハルヒ「個性の塊?」
キョン「……」
キョン「ハルヒって、個性の塊ねような存在だよなぁ」
ハルヒ「あー駄目ね。苛々してきた」
キョン「失敗か」
ハルヒ「うーん…」
ハルヒ「…世界の中心?」
キョン「……」
キョン「ハルヒ。お前こそ世界の中心に相応しいよ」
ハルヒ「あ。これ嬉しいかも」
キョン「ほう」
ハルヒ「なんか照れるわね」
キョン「成る程」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:42:31.20 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「も、もっかい言ってよ」
ハルヒ「も、もっかい言ってよ」
キョン「この世界はハルヒを中心に回ってるんだぞ?」
ハルヒ「あぅ」
キョン「効いてるな」
ハルヒ「効いてるわ」
キョン「何がそんなにいいんだよ」
ハルヒ「え?何って、だってあたしが世界の中心なら、あんたもあたしの周りを回ってるのよ?」
キョン「まあそうだろうな」
ハルヒ「…あっ…!」
キョン「俺が出て来る意味が分からんが」
ハルヒ「わっ忘れなさい!いい!?」
キョン「き、急にどうした?」
ハルヒ「やっちゃったわ…」
キョン「…?」
ハルヒ「ああもぅ…」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:48:57.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「これは失態ね。大失態だわ」
ハルヒ「これは失態ね。大失態だわ」
キョン「おーいハルヒさーん」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「あ、いや別に」
ハルヒ「ふぅ。おしゃべりも疲れるわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「歳かしら」
キョン「そうだなハルヒ婆さんや」
ハルヒ「いやいやキョン爺さんこそ」
キョン「……」
ハルヒ「な、何笑ってんのよ」
キョン「お前も、随分人当たりがよくなったと思ってな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたのせいよ」
キョン「…そりゃどうも」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:59:11.80 ID:kMBXagfFO
放課後 部室
放課後 部室
ハルヒ「ほいっ」
キョン「あーあ、可哀相なドア」
古泉「二人仲良く登場しましたね」
ハルヒ「な、仲良く!?」
キョン「ないからな」
みくる「わー、すごい、息がぴったり!」
長門「シンクロ率120%」
ハルヒ「みくるちゃーん。覚悟は出来てるのよね?」
みくる「ひぇっ」
キョン「ハルヒ。朝比奈で遊ぶな。そんなだから胸が大きくならんのだ」
ハルヒ「んな゙っ」
古泉「おやおや」
みくる「む、胸って!」
長門「……」ピキッ
古泉「おやおや」
みくる「む、胸って!」
長門「……」ピキッ
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:05:33.80 ID:kMBXagfFO
キョン「しまった。つい口が滑った」
キョン「しまった。つい口が滑った」
ハルヒ「さて、どう料理してやろうかしら」
長門「裸で逆立ち校内3周がいい」
キョン「なっ長門!?」
ハルヒ「いいわねそれ!それで決定!」
みくる「逆立ちで校内3周…」
古泉「健闘を祈ります」
キョン「おい古泉祈るな。助けろよ!」
ハルヒ「だめよ。キョン、あんたは今禁忌に触れたの」
長門「タブー」
キョン「すまん、いい事教えてやるから許してくれ!」
ハルヒ「何々?」
キョン「意外に食いついたな」
ハルヒ「ほらほら、早く言いなさいよ」
キョン「……これは、谷口に聞いたんだが…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:12:55.83 ID:kMBXagfFO
キョン「その、む、胸って揉むと大きくなるらしい」
キョン「その、む、胸って揉むと大きくなるらしい」
ハルヒ「!!」
長門「!!」
みくる「!!」
長門「!!」
みくる「!!」
古泉「あちゃー」
キョン「た、他意は無いからな!」
ハルヒ「……このエロキョン!!」
長門「揉む程も無い場合はどうしたらいいの?」
みくる「長門さん…」
古泉「バイトです」
キョン「あ、あー俺も帰るな!」
ハルヒ「こらっ!待ちなさい!」
長門「……」
みくる「長門さん、大丈夫ですよ?きっと、今に大きくなります!」
ハルヒ「……」
長門「……」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:19:10.09 ID:kMBXagfFO
キョン「ふー、危なかった…」
キョン「ふー、危なかった…」
古泉「おや、生きてましたか」
キョン「古泉?お前バイトは?」
古泉「あの場から離れる為の口実ですよ」
キョン「閉鎖空間は無しか」
古泉「はい。怒ってるように見えて、内心そうでもないようです」
キョン「よく分からん奴だな」
古泉「そうですかね?涼宮さん程分かりやすい方も稀ですよ」
キョン「そうは言うが、どこらへんがだよ」
古泉「そこらへんです」
キョン「あー成る程ね…」
キョン「って分かるか!」
古泉「これは楽しいですね」
キョン「俺で遊ぶな。ったく、お前もハルヒに影響され始めたな」
古泉「そうかもしれません。いや、僕は昔からこんな感じでしたよ」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:26:48.16 ID:kMBXagfFO
キョン「嘘だな。お前は昔はもっと真面目なキャラだった」
キョン「嘘だな。お前は昔はもっと真面目なキャラだった」
古泉「昔の事です」
キョン「それを言ったらおしまいだろ」
古泉「そろそろ涼宮さんから電話が来るころじゃないですか?」
キョン「…何故そう思う」
古泉「ふふ、涼宮さんの事ですから」
キョン「さすがにハルヒも電話してまで…なぁ?」
古泉「あ…それ、電話が来るフラグですね」
キョン「…確かに」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「…こねーのかよ!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:39:49.16 ID:kMBXagfFO
ヴヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「ぅおっ」
古泉「誰からですか?」
キョン「……」
キョン「…ハルヒだ」
古泉「あちゃー」
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「あー出たくねー…」
古泉「覚悟を決めて下さいよ。バイトは嫌です」
キョン「わーったよ。出るよ、今出る」
ピ
『キョン!今どこに居るのよ!早く戻って来ないと死刑だからね!』
キョン「ほい古泉パス!」
古泉「え!?ぅ、うわ」
『こらバカキョン聞いてんの!?返事しなさいよ!』
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:47:28.95 ID:kMBXagfFO
古泉「あー、涼宮さん?僕です、古泉です」
古泉「あー、涼宮さん?僕です、古泉です」
『あれっ?古泉君?あのバカは?』
キョン「俺なら自宅で療養中」ボソッ
古泉「か、彼なら今はもう自宅にいますが」
『はぁ!?どんだけ逃げ足早いのよあいつ!』
キョン「少し無理があったか?」
古泉「はは、ははは…」
『古泉君も居るの?』
キョン「しまった」
古泉「ど、どうしましょう」
キョン「…とりあえず肯定しとけ」
古泉「はい。ちょっと用事があったもので、彼の家にお邪魔してます」
『……』
キョン「……」
古泉「……」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:53:49.56 ID:kMBXagfFO
『……』
『……』
キョン「……」
古泉「……」
『…あたしも行くっ!』
キョン「ぅげぇ!」
古泉「まずいことになりましたよ」
『待ってなさい!逃げちゃ駄目だからね!』
ブツリ
キョン「やれやれ…」
古泉「とにかく、あなたの家に急ぎましょう。涼宮さんより先に着かなくては」
キョン「なんでまた俺の家なんだ…」
古泉「あなたが悪いんですよ…。ほら、早く行かないと」
キョン「へいへい」
古泉「機関に頼んで最短ルートを確保してもらいましょう」
キョン「そんぐらいしなきゃ、ハルヒに勝てる気がしないからな」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:01:26.14 ID:kMBXagfFO
キョン宅
キョン宅
キョン「ただいま…っと」
古泉「誰も居ませんね」
キョン「まだみんな帰って来てないのか」
古泉「部屋はどちらです?」
キョン「そっちだ」
古泉「では、お邪魔します」
キョン「お邪魔されます」
ガラッ
古泉「…随分普通な部屋ですね」
キョン「悪かったな趣味が無くて」
古泉「いえいえ。逆にフィギュアとかがずらっと並んでたら、どうしようかと」
キョン「殴っていいか」
古泉「暴力反対です」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:06:40.46 ID:kMBXagfFO
キョン「さて。ハルヒが来たらどうするか」
キョン「さて。ハルヒが来たらどうするか」
古泉「今考えても無駄じゃないですか?」
キョン「…そうかもしれん」
古泉「僕としては、あなたの今に来るなんて久しぶりなので」
キョン「自由にしたい、と」
古泉「そういう事です」
キョン「…しょうがねえな。今ゲーム持って来るから待ってろ」
古泉「では僕はベッドの下を…」
ピンポーン
キョン「なにっ」
古泉「来ましたか」
『キョン君のクラスメートですが誰かいませんかー?っていうか早くキョン出て来なさい!!』
キョン「うわあやだなぁ」
古泉「クラスメートって言うところがまた」
キョン「古泉。出てくれ」
古泉「嫌です。お断りします」
古泉「嫌です。お断りします」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:11:55.33 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「とうっ」
ハルヒ「とうっ」
キョン「来やがった」
古泉「お久しぶりです」
ハルヒ「ふふ。キョーン?」
キョン「すまん!この通り!だから暴力だけは…」
古泉「バイトです。失礼します」
キョン「あっこら古泉!」
ハルヒ「大丈夫よ。なーんにもしないから」
キョン「嘘つけ!」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「ほいっ!」
キョン「うわっ」
ハルヒ「あんた、弱点どこだっけ?」
キョン「は、ハルヒ、やめ、やめろ!」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:18:47.93 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「こちょこちょ」
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ぅひっ」
ハルヒ「脇かしら」
キョン「ぁうはっ」
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ははは!はは、はるひ、止め、はは!」
古泉「……」
古泉「僕はもう出て行った方がいいですよね」
ハルヒ「ほれほれ」
キョン「いひひひひ!ひはっ、はははは!」
ハルヒ「ふう、こんなもんかしら」
キョン「ぅえ」
古泉「それではまた」
キョン「に、逃げやがった」
ハルヒ「あれ?古泉君帰っちゃったの?」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:21:50.28 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「キョン!ゲームしましょうよ!」
キョン「帰らないのかよ」
ハルヒ「いいじゃない折角来たんだし」
キョン「朝比奈さんと長門は連れて来なかったのか」
ハルヒ「みくるちゃんは用事があるって」
ハルヒ「有希はなんかぶつぶつ言いながら帰っちゃったわ」
キョン「運命は時に残酷だな…」
ハルヒ「早く持って来なさいよ」
キョン「じゃあお前はそこを動くなよ」
ハルヒ「はーい」
キョン「うわぁ信憑性皆無だなぁ」
ハルヒ「とっとと行く!」
キョン「はいはい」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:26:05.24 ID:kMBXagfFO
キョン「持って来たぞー」
キョン「持って来たぞー」
ハルヒ「キョン!この枕あたしのと同じよ!」
キョン「さっそく命令無視したな。人のベッドで勝手にくつろぐな」
ハルヒ「キョンの匂い…」
キョン「何か言ったか?」
ハルヒ「い、いや?それより、早くやりましょうよ」
キョン「は?」
ハルヒ「ゲームよゲーム!」
キョン「お、おう」
ハルヒ「あれ?この時計もあたしのと同じだ…」
キョン「…ハルヒ。お前もしかして」
ハルヒ「パクってないわよ!第一、あたしキョンの家に来たのこれが初めて…」
キョン「じゃないだろ。お前は結構来てるよな」
ハルヒ「そ…そうだったかしら?」
キョン「そこでとぼけんなよおい」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:30:32.13 ID:kMBXagfFO
キョン「よし、俺の勝ちだな」
キョン「よし、俺の勝ちだな」
ハルヒ「あ、あたしが負けた…」
キョン「流石にテレビゲームだったら俺が勝つだろ」
ハルヒ「今の無しよ!酷いじゃないの!」
キョン「ふん。お前なんかに手加減してやるか。こういうのはループコンボが出来てなんぼだ」
ハルヒ「キョンのくせにぃ…。あたしにも教えなさい!」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「こら!」
キョン「わーったよ。ちょっとこっち来い」
ハルヒ「嫌よ!」
キョン「なんだそりゃ」
ハルヒ「いいから早く!」
キョン「説明しにくいだろが」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「まあ、嫌なら俺は別にいいんだが」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:39:33.67 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「教えなさいよ!」
ハルヒ「教えなさいよ!」
キョン「だからちょっとこっち寄れよ」
ハルヒ「むぅ」
キョン「ったく。俺が寄るからな」
ハルヒ「えっ!?」
キョン「いいか、最初はこうやって…」
ハルヒ「ちょっとキョン、ち、近くないかしら」
キョン「何が」
ハルヒ「距離よ」
キョン「何の」
ハルヒ「あんたとあたしの!」
キョン「……」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「そうよ!」
キョン「そんなに近くない気がするんだが」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:47:38.14 ID:kMBXagfFO
キョン「お前が嫌だったら教えてやらんぞ」
キョン「お前が嫌だったら教えてやらんぞ」
ハルヒ「別に嫌じゃないわよ!」
キョン「一体何なんだ…」
ハルヒ「だーかーらぁ!もうちょっとこっち寄っていいって言ってんの!」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「…ぁ…」
キョン「近いって言ったと思ったら、今度はもっと寄れだと?脈絡なさすぎだぞ」
ハルヒ「……」
キョン「わかったわかった。だからそう怒るなよ、寄ってやるから」
ハルヒ「あ、あんたもその方が教えやすいでしょ」
キョン「まあな」
ハルヒ「…!」
キョン「こんくらいか?」
ハルヒ「そ、そそそうねそんくらいね」
キョン「…?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:55:22.42 ID:kMBXagfFO
キョン「最初はこう」
キョン「最初はこう」
ハルヒ「……」
キョン「次はこう」
ハルヒ「……」
キョン「その次」
ハルヒ「……」
キョン「最後はこれ」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、とりあえずやってみろ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「…あっ、な、何?」
キョン「…お前もしかして、今までの全部聞いてなかったとか言わないよな」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:04:16.29 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「う…ゲームなんて不純よ!不純!」
ハルヒ「う…ゲームなんて不純よ!不純!」
キョン「いきなり何を言い出すかと思えばこれか」
ハルヒ「どうせならもっと高校生らしい事しましょうよ」
キョン「これも充分、今時の高校生らしいと思うんだが」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「なら帰れ。勝手に来たくせに、文句言うんじゃねぇよ」
ハルヒ「文句は言ってないわよ。感想を言っただけ」
キョン「お前はなんでも知ってるな」
ハルヒ「なんでもは知らないわよ。知ってる事だけ」
ハルヒ「…って、こら!」
キョン「すまん。つい、やりたくなった」
ハルヒ「あたしは別に猫に取り憑かれてない!」
キョン「いや、お前が知らなかったらどうしようかと思ったとこだった」
ハルヒ「あんたが知っててあたしが知らない事なんて無いわよ」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:11:14.91 ID:kMBXagfFO
キョン「言い切ったな…」
キョン「言い切ったな…」
ハルヒ「何よ」
キョン「じゃあ問題」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「日本人」
キョン「ブー。残念、ハズレだ」
ハルヒ「正解を聞こうじゃない」
キョン「長門はな、人間の自立進化を見守る為に造られた、宇宙人なんだよ」
ハルヒ「…あんたまだそんな事言ってんの?」
キョン「本当だからな」
ハルヒ「ひゅぅぅん」
キョン「な、何?」
ハルヒ「あたしの中のキョン信頼度が下がった音よ」
キョン「びびった…」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:15:53.32 ID:cEXpFkj50
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「1人‼」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:17:03.23 ID:kMBXagfFO
キョン「第二問」
キョン「第二問」
ハルヒ「きなさい」
キョン「朝比奈さんは何人だ」
ハルヒ「萌える日本人よ」
キョン「これもハズレだ」
ハルヒ「未来人だっけ?」
キョン「お、よく分かったな」
ハルヒ「バカ。真性のバカねあんた。いや、新星のバカね」
キョン「今の違いが分からなかった」
ハルヒ「新しいタイプのバカよ」
キョン「じゃあお前は真性のアホだ」
ハルヒ「ならキョンは真性のマヌケね」
キョン「しからばハルヒは真性のクズってとこか」
ハルヒ「だったらキョンは真性のゴミよ」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:31:47.31 ID:kMBXagfFO
キョン「ゴミって。ゴミってお前」
キョン「ゴミって。ゴミってお前」
ハルヒ「クズも結構酷いわよ」
キョン「どうも。キョンです」
ハルヒ「ハルヒです」
キョン「二人合わせて」
ハルヒ「ゴミクズでーす」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…いけるな」
ハルヒ「いけるの!?」
キョン「いや、やっぱり無理だな」
ハルヒ「どっちなのよ」
キョン「お前と組むと、次第にリアルファイトになっちまう気がする」
ハルヒ「ツッコミの延長で?」
キョン「そうそう」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:37:07.06 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「リアルファイトなら負けないわよ」
ハルヒ「リアルファイトなら負けないわよ」
キョン「俺は負ける気しかしねぇよ」
ハルヒ「ほらっ!ジャブ!」
キョン「危ねえ!お前、それジャブじゃないから!」
ハルヒ「今はみくるちゃんが居ないからキョンで遊んでやるわ!」
キョン「危ない発言はやめなさい」
ハルヒ「みくるちゃん…なんと偉大な存在…」
キョン「一体どうしてその考えに至ったかは分からんが、朝比奈さんが偉大なのは確かだな」
ハルヒ「あんた、みくるちゃんホントに好きよね」
キョン「俺に限らず、男子全員な」
ハルヒ「主にどういうトコが?」
キョン「俺に聞いてんのか」
ハルヒ「そうよ」
キョン「……全部?」
ハルヒ「…言うと思った」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:39:54.32 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くなよ」
キョン「じゃあ聞くなよ」
ハルヒ「これだから男ってやつは…」
キョン「長門も、お前も、同じくらい好きだぞ」
ハルヒ「!?」
キョン「友達だからな。ついでに古泉も」
ハルヒ「ま、またあんたはそうやってどきっとする発言を…」
キョン「何?」
ハルヒ「古泉君が可哀相って言ったのよ!」
キョン「だって俺が古泉の事を好きって言っちまったら、意味合いが違くても気持ち悪いだろ」
ハルヒ「それもそうね」
キョン「別に古泉をハブってる訳じゃないからな」
ハルヒ「分かってるわよ」
キョン「ならいいんだ」
ハルヒ「それにしても、なんで古泉君帰っちゃったんだろ…」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:44:31.63 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
キョン「……」
キョン「ではでは。第三問」
ハルヒ「まだ続いてたのね…」
キョン「俺の生年月日は…」
ハルヒ「古泉君は!?」
キョン「え?」
ハルヒ「古泉君はどうしたのよ!?」
キョン「へ?」
ハルヒ「有希、みくるちゃんって来たら次は普通古泉君じゃない!」
キョン「お前普通が大っ嫌いなんじゃないっけ?」
ハルヒ「それとこれでは話が別でしょ!」
キョン「しかもなんだ、さっきから古泉古泉って。あ、もしかしてお前…」
ハルヒ「ち、ちが!違うわよ!?」
キョン「動揺しているな」
ハルヒ「あんたが変な事言うからでしょ!」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:47:05.65 ID:kMBXagfFO
キョン「そういう事にしといてやろう」
キョン「そういう事にしといてやろう」
ハルヒ「なんかむかつくわね」
キョン「よし。これで俺もハルヒの弱みを握ったぞ」
ハルヒ「何勘違いしてんのよ!」
キョン「古泉、中身はともかく、外見はいいからな。お前が惚れるのも分かる」
ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ…」
キョン「頑張れよ。俺は応援してるからな」
ハルヒ「バカ!」
キョン「冗談だ」
ハルヒ「…じゃなかったら死刑にしてるとこよ」
キョン「死刑ってお前」
ハルヒ「公開処刑よ」
キョン「公開処刑!?」
ハルヒ「鞭打ち拷問よ」
キョン「鞭打ち拷問!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:55:13.06 ID:kMBXagfFO
キョン「そういやハルヒ」
キョン「そういやハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「最近、俺とお前の私物が被る事多くないか?」
ハルヒ「た、確かに」
キョン「なんなんだろうな。運命ってやつか?」
ハルヒ「運命…」
キョン「ハルヒと私物が被る運命…ってか?」
ハルヒ「意味不明よ」
キョン「私物が同じって、なんか兄弟みたいだな」
ハルヒ「なら、あたしがお姉ちゃんね」
キョン「俺が兄ちゃんだろ」
キョン「あっ」
ハルヒ「…?」
キョン「やっぱお前が姉ちゃんでいいや」
ハルヒ「何、いきなりどうしたのよ」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:00:10.69 ID:csxgcBdKO
キョン「妹は一人で十分って事」
キョン「妹は一人で十分って事」
ハルヒ「成る程」
キョン「二人も居たら大惨事だよ。俺が」
ハルヒ「じゃあ妹でいいわ!」
キョン「お前はとことん俺をいじめるのが好きらしい」
ハルヒ「お兄ちゃんあそぼ?」
キョン「うわっキモい」
ハルヒ「殴るわよ?」
キョン「な…殴った後に言うな…」
ハルヒ「おいクソ兄貴!」
キョン「クソ+兄貴で、卑下してんのか敬ってんのか分かんない日本語の完成です」
ハルヒ「おいバカキョン!」
キョン「ハルヒ、原型留めてねーぞ」
ハルヒ「おいバカ野郎」
キョン「どうせなら、長門に言わせような」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:07:00.86 ID:UFf4pNMp0
なんだこの夫婦漫才
なんだこの夫婦漫才
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:08:51.02 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「さっきからうっさいわねこの糖尿病!」
ハルヒ「さっきからうっさいわねこの糖尿病!」
キョン「それは俺じゃねぇよ。俺だけど」
ハルヒ「さっさと問題出しなさいよ」
キョン「まだ続いてたのか」
ハルヒ「もういい、あたしが出す!」
キョン「どうぞご勝手に」
ハルヒ「第一問!」
ハルヒ「ててん!」
キョン「涼宮ハルヒさんの問題は効果音付きです」
ハルヒ「あたしの得意技はなーんだ?」
キョン「自分の事を棚に上げる事」
ハルヒ「ぶー」
キョン「人の言う事を全く聞かない事」
ハルヒ「ぶぶー」
キョン「傍若無人に振る舞う事」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:15:04.39 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ぶっぶー」
ハルヒ「ぶっぶー」
キョン「分かった!」
ハルヒ「はいどうぞ」
キョン「俺をいじめる事!」
ハルヒ「ぶー」
キョン「なっ」
ハルヒ「正解は、『みくるちゃんのブラを服の上から外す事』でした!」
キョン「ああ可哀相な朝比奈さん!」
ハルヒ「残念賞は何がいい?」
キョン「俺が決めていいのか」
ハルヒ「うん」
キョン「じゃあ早く帰ってくれ」
ハルヒ「えっ」
キョン「これ以上疲れるのは勘弁願いたいね」
ハルヒ「…何よ」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:20:59.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「本気?」
ハルヒ「本気?」
キョン「な…なんだよ」
ハルヒ「じゃあ帰る」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…嘘だ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…嘘つき」
キョン「すまん」
ハルヒ「罰が必要かしらね」
キョン「やっぱり帰れよお前」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「……」