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  • 自分用SSまとめ
  • 上条「誰か御坂と恋人になってくんねーかな」②

自分用SSまとめ

上条「誰か御坂と恋人になってくんねーかな」②

最終更新:2011年05月12日 00:31

meteor089

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管理者のみ編集可

上条「誰か御坂と恋人になってくんねーかな」 ① ②

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316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 01:53:00.05 ID:P/iIxznr0
夜・常盤台中学寮

美琴「それでねそれでね、最後に『また今度……な』だってさああああぁぁぁ///
   もう胸がキュンキュンしすぎて死んじゃいそうだよぉ!!///」

白井「そ、それはそれは……」

白井(ぐ、ぐああああああぁぁぁぁぁ!!! もう何ループ目ですのこの会話ああああ!!
   わたくしは胸がムカムカしすぎて死んでしまいそうですのおおおおお!!!)

美琴「でも当麻もひどいんだよぉ? 私それなりに勇気だして直球で答えたのに、全然気付いてくれないんだもん。
   あ、もしかしてわざと気付かないふりしてるのかなぁ?/// 当麻って意外とテレ屋さんなのかも///」

白井「そ、そうかもしれませんわね~」

白井(ポ、ポジティブすぎますわ……! でも下手に口出しなどをすればまたお泣きに……)


318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 01:55:19.96 ID:P/iIxznr0
美琴「それに私が好きな人はいないって言ったら、ちょっとほっとしてたんだから/// これはもう確定よね!?
   でも私だって、あのチビシスターが当麻と付き合っているわけではないって知った時、
   すっごくほっとしたんだから!!」

白井「そ、そうでしたわね~」

白井(ほっとしたってレベルではありませんでしたわ。
   夜中に大声出して喜んで、制裁に来た寮監にまで抱きつく始末。今でもよく覚えてますわ……)

美琴「あっそうだそうだ、黒子ちょっとパソコン貸してくれない?」

白井「(やっと終わりましたわ……)えぇ、どうぞ」

美琴「ふふふ~実はクラスの子から恋愛シュミレーションゲームっていうの借りたの!
   これで勉強して当麻も完全に落としてやるわ!!」


320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 01:58:15.20 ID:P/iIxznr0
白井「ああ、そういう事ですの……。わたくしも拝見させていただいてもよろしいですの?」

美琴「もちろん! 美琴センセーの腕前、良く見てなさーい!!」


10分後


美琴「うーん……」

白井「ど、どうしましたの? まだ始まったばかりですわよ?」

美琴「なんだろう……この男達に何の魅力も感じないわ……」

白井「まぁゲームですし、仕方ないのでは……」

美琴「っていうかねぇ、なんかこれやってると私が浮気してるみたいで嫌なのよねー。
   私が好きなのは世界で当麻だけだっていうのに」

白井(お、重いですわ……。
   この分では上条さんと交際する事になったら、アダルトビデオはもちろん、
   こういったゲームも全て禁止にしそうですわね……)


352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 04:54:20.66 ID:KKpazcrp0
美琴「やーめた! 全然気分が乗らないわ。
   代わりに男向けの方でもやろうかしらね……って何このお姉様フォルダってのは?」クリック

白井「!!?」ギックゥ!

美琴「……………………」

美琴「く~ろ~こ~?」ギロッ

白井「い、いえこれはお姉様のお体の変化に気付けますよう、普段のお姿を記録として残しているのでありまして
   決して印刷してペロペロしたり、これをオカズに××××したりは……!!」

美琴「黒子おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」ビリビリ!!

白井「ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ビクン!

白井(うえっへっへっへっへっへ……幸いお姉様のベッドに仕掛けられたジャッジメント専用の特製盗聴機には
   お気付きになっていませんわね。
   黒子はそれによって真夜中にコソコソなさっているお姉様の××××による喘ぎ声は入手済みですの!
   まぁ時々あの殿方の名前が漏れているのが激しく気に入らないのですが……。
   しかしこうやって電撃を受けながらお姉様のあの声を脳内再生!! 至福の時ですわああああ!!!)


353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 04:56:53.72 ID:KKpazcrp0
美琴「はぁはぁ……こんの…………」ピタッ!

白井「お姉様…………?」

白井(なっ、今夜は寮監もいないはず……。どうして止めてしまいますの!? まさかそういったプレイですの!?)

美琴「黒子、やっぱアンタって盗撮得意よね。憎たらしい事によく撮れてるし……!」

白井「は、はぁ(なにか嫌な予感がしますの……!)」

美琴「当麻の写真撮って」

白井「そ、それは……(やっぱりですのー!!)」

美琴「やれ」ニッコリ

白井「」


355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 04:59:49.23 ID:KKpazcrp0
次の日・放課後


上条「あ~今日も疲れたなー。御坂の方もいい案でなくて行き詰まっちまうし、どうしたもんかねえ」

上条「おっ、あのファミレスにいるのって御坂に白井、あとの二人も友達……か?
   常盤台の制服ではないみてーだけど」

上条「けどあの二人に協力してもらうってのは良さそうだな! とりあえず御坂と白井がいるのはまずいから、
   別れるまで待たねーと。
   なんかこうやってコソコソ中学生を観察している姿はあまりよろしくはないのですが……」


356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:01:04.78 ID:KKpazcrp0
『ではこれでー!』

上条「よし、二手に別れた!」ダダッ

上条「ちょっと君たちいいかな?」

初春「は、はい? なんでしょうか?」キョトン

佐天「うっわ~、初春これナンパだよナンパ! あたし初めてされちゃった!!」

初春「ええええええ!! そ、そんな私は……!!」アタフタ

上条「いや、そうじゃなくて……君たちは御坂の友達、でいいんだよな?」

佐天「な~んだ、御坂さん狙いの人かぁ」

上条「狙ってるのは俺じゃないんだけど……とりあえずそこの公園のテーブルまで行かないか?」


357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:04:11.33 ID:KKpazcrp0
上条説明中……


佐天「事情はだいたい分かりました!
   え~と、上条当麻さんでいいんですよね?」

上条「あぁ、高校一年だ。御坂とは腐れ縁ってやつかな……?」

佐天「あたしは佐天涙子で、こっちの花が初春飾利でーす!
   どっちも中一で、御坂さんの友達やらせてもらってます!!」

初春「花って言わないでくださいよ!!
   え~と、でも上条さん、私たちどこかで会ったような気がするんですけど……?」

上条「えっ、そうだったかな……あはははは」アセアセ

上条(もしかして記憶失う前か……?)

佐天「あらら~? もしかして初春、運命の再会的なイベント狙ってる~?」ニヤニヤ

初春「ち、違いますよ!! なんでもありません、忘れてください!!」

上条(ふ~助かった)


358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:06:15.06 ID:KKpazcrp0
上条「それで具体的な作戦とか何かないかな……?」

佐天「う~ん、ちょっとベタですけど、あたしと御坂さん・上条さんとその方でWデート的な感じに持っていって
   私と上条さんがドタキャンすれば必然的に普通のデートに出来ますよね?」

上条「な、なるほど……! その発想は上条さんにはなかったですよ……。
   けどそもそもWデートなんてあの御坂がやってくれるか?」

佐天「そこは上条さんの腕の見せ所ですよ~! ほらっ電話電話!!」

初春(佐天さん、完全に面白がってますね)

上条「わ、分かった」



359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:08:22.93 ID:KKpazcrp0
プルルルルルルル、プルルルルルルルル……ガチャ!

美琴『なななななななななによ急にいいいい!!!!!』

上条「うおぉ!! ちょ、お前こそなんでいきなり怒ってるんだよ!!」

美琴『お、怒ってないわよ!! ただ急に電話なんてしてくるから……』

上条「いやだってこれ携帯電話ですし、特に変わったことでは……」

美琴『も、もう! そういう事じゃないわよ!! それより早く用件いいなさいよ!
   もしかして用もないのにかけてきた訳? いや、別にそれが嫌っていう訳ではないけどさ……ゴニョゴニョ』


360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:10:40.04 ID:KKpazcrp0
上条「え~と、実はさっきお前の友達の初春さんと佐天さんに会ってな……」

美琴『え!? そ、それでアンタはまたフラグをたてたのかああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!
   しかも初春さんに佐天さん!? いい加減にしろやコラアアア!!!』

上条「お、落ち着けっつーの!! お前最近感情の起伏激しすぎるだろ!?」

美琴『アンタが悪いんじゃないのよ!!!
   もう……いいわよ……私になんか構わないで、その二人と仲良くしてればいいじゃないのよぉ…………』グスッ

上条「泣くなよ!?」

佐天(泣いたの!?)

初春(あの御坂さんが!?)


361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:12:12.99 ID:KKpazcrp0
上条「いいか、良く聞けよ!? 実は今度俺の友達や御坂の友達みんなで遊びにいこうって事になってな……」

初春「(私はジャッジメントの仕事が忙しいって事に!)」コソコソ

佐天「(あと白井さんには内緒で!)」コソコソ

上条「あー初春さんはジャッジメントで忙しいらしくてダメそうなんだけどさ。
   あと白井は俺の事嫌ってるから、できれば内緒に……」

美琴『……それってつまり、私と佐天さん、アンタとその友達みんなで遊びにいこうってわけ?』

上条「えーと、こっちも人数合わせてWデート! っていうのもいいかな~なんつって……」

美琴『………………』


362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:14:08.57 ID:KKpazcrp0
上条(やっぱキツいか?)

佐天(上条さん、下手すぎです……!)

美琴『い、いいわよ! 行ってやろうじゃないの!!』

上条「いいのか!?」

佐天(うっそぉ!?)

美琴『ええ!! レベル5は逃げも隠れもしないわよ!! いつでもかかってきなさい!!』

上条「いや、別に勝負ではねーけど……」

初春(勝負って……。どんな会話してるのか気になります……)


364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:15:51.42 ID:KKpazcrp0
美琴『わ、分かってるわよ! Wデートでしょ!?
   私も女子校だし、で、出会いがないのよねー。ア、アンタはどうでもいいけど、そのアンタの友達に期待ね~』

上条(きたあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!)

佐天「ガッツポーズ!?」

上条「よし、じゃあ詳しい事は決まり次第連絡するから!」

美琴『ああああの!』

上条「うん? どした?」

美琴『た、楽しみにしてるから……』

上条「おう、上条さんに任せとけ! それじゃあな!」

美琴『う、うん。バイバイ……』ピッ!


368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:21:23.68 ID:KKpazcrp0
上条「きたよ、きました、きたんです三段活用!!!」

佐天「あはは~まさか上手くいくとは思っていなかったので、その先考えてませんよ~」

上条「ええええええ!?」

初春「さ、佐天さん……えっと、そのお友達の方はこういった事に慣れているんですか?」

上条「いや、それはねーな。本人は任せろっつてたけど」

初春「う~ん、じゃあ上条さんと佐天さんはドタキャンするとして、
   そのお友達の方には小型カメラとかマイクを着けてもらいましょう。
   それで私たちが状況を見ながら指示を出せば……。
   あとはジャッジメントの権限を使って衛星からも監視しますか。まぁハッキングしちゃってもいいんですけど」

佐天「う、初春アンタ結構凄い事言ってるよ?」

上条(こ、こえええ)ガクブル


371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 05:24:21.59 ID:KKpazcrp0
初春「いえいえ、これも御坂さんの恋路のためです!! ジャッジメントは学生さんを助けませんと!!」

佐天「なんだ初春。アンタも結構ノリノリじゃん!」

初春「えへへ~私だって女の子ですからこういう事は興味ありますよ~」

佐天「はっ! じゃあまさかこっちにも変化が!?」バサッ!

上条「」


396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:29:42.89 ID:hprdjREo0
初春「きゃあああああ!! ちょ、佐天さん!! 上条さんもいるんですからああ!!」

佐天「なんだやっぱりこっちはいつもの初春か~」

初春「うぅ……下着で判断するの止めてくださいよぉ……。か、上条さん……見ました?」

上条「あ、あはは~まぁチラッと……。でも上条さんは意外と見慣れてますからそこまで気にしなくても……」

初春・佐天「「え?」」

上条「…………あ~いや別に変な意味ではなくてですね!
   そのホント不幸にも……って訳でもないですけど、そういったアクシデントが多くて……!」アタフタ

佐天「上条さん……」シラッ

初春「不潔です。今から某掲示板に顔写真、名前入りで晒し上げます」カタカタ

上条「やめてええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:31:18.48 ID:hprdjREo0
時は遡ってファミレス前


初春・佐天「「ではこれでー!」」

白井「うふ、うふふふふふ。ではお姉様、わたくし達はこれからホテルにでも゛っ!?」バキッ!

美琴「アンタの頭の中はそれしかないんかい! ほらちゃっちゃと帰るわよ~」ズルズル

白井「そ、そんなああああああぁぁぁぁぁ」

店員「お客様、お待ちください!」

美琴「はい??」

店員「先程お客様がお座りになられていたテーブルにこのような物が……」スッ

白井「それは失礼しました……ってジャッジメントの腕章じゃないですの!? まったく、初春ったらまた……」

美琴「あはは、まぁ初春さんらしいじゃないの」


403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:38:03.94 ID:hprdjREo0
白井「はぁ……幸い別れてからまだ間もないですわ。ちょっと追いかけて渡してきますの」
   お姉様は先にお帰りになっていてくださいな」

美琴「ん、分かった。黒子もあまり遅くならないうちに帰ってきなさいよ」

白井「はいですの! では再会を誓って情熱的なベーゼを゛っ!?」ゴン

美琴「はよいけい!!」


白井「しかし初春ももう少しジャッジメントとしての自覚を持って……」ブツブツ

   『花って言わないでくださいよ!!』

白井「おや、初春の声ですわね。この公園ですの?」

白井「…………?? 何故初春達が上条さんと一緒にいますの!?
   まさかあの類人猿また……! しかしその様な雰囲気でもないような……。
   う~む、何か怪しいですわね……」


406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:39:45.07 ID:hprdjREo0
常盤台中学寮208号室


美琴「ふっふ~ん♪」ルンルン

白井(先程からずっとこの調子……まぁ原因はおそらく……)

白井「お姉様、とてもご機嫌のようですけれど、また上条さん関係ですの?」

美琴「うんそうよ~良く分かったわね、くろこ~♪」

白井(分からない方がおかしいですの……。しかしこのタイミング……偶然ですの?)

美琴「でも黒子には教えてあげないっ! えへへ~」

白井(助かりましたわ……また永遠とのろけられるかと……)ホッ


407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:41:21.99 ID:hprdjREo0
美琴「それより黒子ぉ…………ね?」

白井「へっ? あぁ…………はいですの」スッ

美琴「きたきたあああ!! 当麻の写真、写真///」

美琴「ねえねえ、データではないの!? 待受にしたいんだけど///」

白井「ではお姉様のケータイに送っておきますわ」ハァ

美琴「さっすが黒子!! 愛してるわよ、当麻の次に!!」

白井「あ、ありがとうございます……」

白井(夢にまでみたお姉様からの愛の言葉ですのにちっとも嬉しくないのは何故ですの……?)グスン


408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:43:32.83 ID:hprdjREo0
美琴「わぁ~これ当麻の授業受けてる姿じゃない!! 眠そうな顔もカッコいい~///
   黒子アンタ良くこんなもの撮れたわね!」

白井「え、えぇ今日は終了時間前に終わった授業もありましたので、その際に……」

白井(お姉様の為ならば黒子は、黒子は……!)

美琴「今度はお弁当食べてる当麻だ~/// ふふふ、いつか私が作ってあげるからねっ!」

美琴「あっ、こっちの写真もお弁当…………あぁ!!?」ビリビリ!!

白井「ひ、ひいいいぃぃ! 写真が黒こげに……ど、どうしましたの!?」


409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:46:12.51 ID:hprdjREo0
美琴「くーろこぉー? なぁ~んで当麻が他の女と一緒にご飯なんか食べてるのかな~ん……?」

白井「ひっ! い、いえ女性だけではなく、他の殿方もご一緒に仲良く……」

美琴「わ・た・し・は~なんで当麻の半径10メートル以内に女の子がいるのかって
   聞いてるのよおおおぉぉ!!!!!
   しかもデコ女の方の二つのメロンは何なのよ!!
   そんなに巨乳がいいかああああああああぁぁぁぁぁ!!!」ビリビリ!!

白井「ちょ、お姉様!! 今夜はきちんと寮監もいらっしゃるのですよ!? もう少しお静かに!!」

美琴「まったく、当麻の近くに女がいたら追っ払ってよ! 気が利かないわね!!」

白井「い、いえさすがにわたくしにそこまでは……」

美琴「あとあのチビシスター。ジャッジメントの力で、何か罪でっちあげてどっかにぶち込めないわけ?」

白井「そんな事をすればわたくしの方が捕まりますわよ……」


416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:52:31.39 ID:fFFkmMQP0
美琴「はぁ……もういいわ。
   あっ、これも授業中の当麻だ!/// もう、ぐっすり寝ちゃって~また補習とかになっちゃうわよっ///」

美琴「でもそれならまた勉強教えてあげるね!///
   今度は当麻の部屋がいいなぁ……なんであんなに拒むんだろう……?」

美琴「も、もしかして部屋に連れ込んだりしたら理性が保てなくなっちゃうから……とか?///
   そんな、私だったらいつでも……むしろしてほしいっていうか……もうっ! 何言わせるのよぉ///」

白井(いやお姉様の方こそ何言ってるんですか……)

美琴「でもそれでここ子供とか出来ちゃったらどうしよう/// それでも当麻は私を大切にしてくれるよね?
   そうだ、二人で外国行こうよ! 大変だと思うけどそこで自由に……」


418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:54:46.72 ID:fFFkmMQP0
美琴「子供は二人……一人は男の子でもう一人は女の子! それで私は上条美琴で…………///
   ………ってゴラアアアアアアァァァァ!! なんでそこでチビシスターが出てくんのよおおおおぉぉぉぉ!!!」

白井(自分の妄想に対してキレた!!?)

美琴「この期に及んでまだつきまとう気かあああああぁぁぁ!!!
   いくらなんでもアンタの幼児体型には勝ってるっつーんだよおおおおおぉぉぉぉ!!!」ビリビリ!!

白井「お、お姉様!! さすがにこれ以上は……!!!」

寮監「うるさいぞ!!!」バタン!

白井「ひっ!」ビクッ!


419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:56:15.72 ID:fFFkmMQP0
美琴「うっさいわよ、そこの婚期逃した生き遅れ女ああ!!!
   狙った男が生粋の熟女好きだったからって、私にあたってんじゃないわよおお!!!」

寮監「………………」ブチン!!

白井「りょ、寮監様……? ご覧の通り、お姉様は少々精神的に不安定になっていますので……」

寮監「あぁ、そのようだな。レベル5の精神が不安定というのはパーソナルリアリティの面でも危険だ。
   だから多少荒療治になってしまうが、それも仕方ない。そう思うだろ、白井?」ゴゴゴゴゴ!!

美琴「上等よおおおおぉぉぉ!! レベル5ナメんなあああああぁぁぁ!!!」ビリビリ!!

白井「ふ、二人ともお止めになってええええぇぇぇ!!!」


420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:57:48.01 ID:fFFkmMQP0
次の日の放課後・ファミレス


白井「あら珍しいですわね、あなた方が飲み物だけというのは」

佐天「あ、あはははは、ちょっとダイエット中で……」アセアセ

初春「わ、私も……」

白井「それにしても初春!! あなたは一度ならず二度までも腕章などという大事なものを……!」

初春「うぅ……す、すみません」

白井「この花ですの!? この花に頭の養分をもっていかれてるのではないですの!?」

初春「し、白井さん~! 返してください~」


421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 10:59:35.59 ID:fFFkmMQP0
美琴「まぁまぁ黒子! そのくらい許してあげなさいよっ♪」

白井「し、しかし……」

美琴「怒ってばかりじゃ人生楽しめないわよっ! もっと気楽にいきなさいよ~」

佐天「……なんか御坂さん凄くご機嫌ですね!」

美琴「えっ、そう見える~? まいったな~」

白井「はぁ~、昨日からこの調子ですの。いったい何があったのやら」

初春「へ、へぇ~」

美琴「そういえば昨日の帰り道、初春さん達はどこかに寄っていったの?
   なんか追いかけた黒子が会えなかったみたいなんだけど」

佐天「!?」ギックゥ

初春「え、えとほら課題に必要なものを買いに行ってたんですよ!!」アハハ

白井「…………それでは仕方ありませんわね」



422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:01:24.98 ID:fFFkmMQP0
佐天「あっ!! じゃあ私達はそろそろ……」

初春「そ、そうですね!」

白井「あら、もう行きますの?」

佐天「えっと、ほら私達面倒な課題出されちゃって!」

初春「そうなんですよ! それはもうポケモンで個体値6Vを100匹集めろってくらい面倒で!!」

白井「??? そ、それはお気の毒ですわね……」

佐天「あ、あはははは、ではまた今度~!」ダダッ

初春「わわっ、待ってくださいよ佐天さん~」

美琴「なんか二人もいろいろ大変そうね~」

白井「…………そうですわね」



424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:02:45.17 ID:fFFkmMQP0
別のファミレス


上条「うぐぅ……上条さんの財産がああ!!」

佐天「ゴチになりまーっす!」

初春「わあ~このパフェずっと食べたかったんですよね~」

上条「く、くそお……大人しそうな子だと思って油断してたら……」

初春「あれあれ、私の手が勝手にパソコンへ~」

上条「す、すいません!! どうぞ存分にお食べくださいいい!!!」

佐天(さ、さすがに可哀想……)



426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:04:19.49 ID:fFFkmMQP0
初春「それよりそのお友達の方、少し遅くないですか~?」パクパク

上条「あぁ、ちょっと準備があるんだとさ。中学生の女の子と会えるってので舞い上がってんだろ」

佐天「でも病み上がりなんですよね……大丈夫なんですか?」

上条「アイツは頑丈が取り柄だからな、平気だろ……ってありっ?」

佐天「お、あの方ですか?」

初春「あれ、でも確か『青髪ピアス』さんって呼ばれているんですよね?」

佐天「ピアスはあるけど……青髪?」



427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:05:45.65 ID:fFFkmMQP0
青ピ?「おっまたせ~! おぉ!! ごっつ可愛い子達やないかああ!!」

上条「あぁ、お前もうその髪にしたのか」

青ピ?「当たり前やん! どうせチェックしてもらうんなら、本番スタイルでいかへんと!!」

佐天「え~と、どういう事ですか?」

上条「事前に御坂に好みのタイプは聞いてあってな。それで髪型の好みが黒髪ツンツンって言ってたんだ」

青ピ?「さすがに整形まではできへんから、『幸薄そうな顔』ってのはムリやけどなぁ。
    メタモルフォーゼでも使えれば話は別なんやけど」


428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:07:13.25 ID:fFFkmMQP0
初春「なるほど~。でもそれだと『青髪ピアス』さんではないですよね? 何てお呼びしましょう?」

上条「『黒髪ピアス』でいいんじゃねえの?」

佐天(て、てきとー。というかそれだと該当者もたくさんいそうだけど……)

黒ピ「そやなっ! じゃあ今からボクは『黒髪ピアス』や!!」

初春「はい、分かりました黒ピさん!」

佐天「よ、よろしくです、黒ピさん……(それでいいんだ……)」

佐天(というか黒髪ツンツンって…………)ジー

上条「うん? どうした佐天さん、俺の髪に何かついてるのか? ま、まさかまた鳥のフンでも……!」アセアセ

佐天「い、いえ何でもありません!(まさかね……)」アセアセ



430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:09:16.12 ID:fFFkmMQP0
初春「でも思ってたより普通の方で安心しましたよ。
   白井さんレベルの変態さんだって聞いていましたので、どんな人格破綻者なのかと」ニッコリ

黒ピ「………………!!」ゾクッ!

黒ピ「(カ、カミやんどないしよ!? ボク勃起してもうた!)」コソコソ

上条「(知るか、聞くな、近寄るな!)」

佐天「うんうん、顔も中の下って感じでまだ許容範囲内だし!」

黒ピ「はうっ…………!!」ビクン!

上条(えーと、今更だけどコレを御坂の恋人にするのか?
   これって『御坂美琴と彼女の周りの世界を守る』ってのに反してるんじゃ……)



432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:11:42.30 ID:fFFkmMQP0
初春「では具体的な作戦を考えましょう。
   デートは三日後。場所はそうですね……セブンスミスト前でどうですか?」

黒ピ「オッケーやでえ! なんや本格的にデートっぽいやないかぁ!! ボクもうハァハァしてきたでえ!!」

上条「なんで普通にドキドキって言えねえんだよ、テメエは!?
   でもセブンスミスト前ってのは、良く待ち合わせにも使われるし分かるんだけど、
   その三日後ってのは何か意味あるのか?」

初春「ええ、その日はちょうど一七七支部が私達だけで使えそうなんですよ。
   セキュリティは私が全部壊しておきますので安心してくださいね!」ニッコリ

佐天(うっわあ…………)

上条(何この子怖い…………)



433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:16:07.01 ID:fFFkmMQP0
佐天「そ、それでまずはセブンスミストで服を見るって感じでいいんですよね?」

黒ピ「そこでナースとかチアガールのコスプレを……!!」ハァハァ

上条「文字通り黒ピにされるぞ」

初春「御坂さんは結構可愛い系が好きなんで、自分から勧める気持ちでいってくださいね~?」

黒ピ「任せといてや!!」

上条(嫌な予感しかしない)

佐天「その後は映画ですね! タイトルはビバリー=シースルーの新作『ロシアの星は恋の終着』!!」

上条「なぁ御坂って恋愛映画ってタイプか? 無難に『Gekota the Movie』でいいんじゃねえか?」

佐天「ちっちっち。あまいですね上条さん。
   御坂さんがアクションよりも恋愛映画好きっていうのは調査済みなんですよ!!
   さらに同じ監督の作品『鉄橋は恋の合図』のファンでもあるんです!!」


436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:17:53.14 ID:fFFkmMQP0
初春「恋愛映画の甘い雰囲気の中、暗がりに二人……そこで……」

黒ピ「ボクは何をすればいいや!? ナニをすればいいんやああああぁぁぁ!?」ハァハァハァ!!

上条「ナニだけはすんじゃねえぞテメエ!!!」

佐天「まぁ手を繋ぐくらいはしてもいいんじゃないですか?
   それで目が合えば勢いで……キャー!!///」

初春「え、えええええ!! ちょ、ちょっと早くないですかああ!?///」

黒ピ「し、舌は!? 舌は入れてええの!?」

上条「テメエは黙ってろおおおおおぉぉぉ!!!」



437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:19:36.67 ID:fFFkmMQP0
佐天「それで次は外のクレープ屋さん!」

初春「またゲコ太ストラップを配っているんですよね!」

上条「まぁ御坂のことだから既にチェックしてそうだけどな」

黒ピ「そこで食べ比べゆー事で間接キッスとかはできへんの!?」

佐天「う~ん、どうですかね。同姓なら白井さん以外気にしないみたいですけど……」

上条「あぁ、大丈夫だぜ。俺にも飲みかけのドリンクとかくれたし、男相手でも気にしないっぽいぞ?」

初春「ええええ!! それは意外ですね……。私だったらちょっと無理ですよ」

佐天「う~ん、さすがに私もキツいかな~」

黒ピ「つ、つまり唾液交換は問題ないと……」ゴクリ

上条「頼むから本人の前で唾液がどうのこうのとか言うなよ」



440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:34:17.72 ID:dWUCZoF+0
佐天「あ、そういえば、そのクレープ屋さんの所で上条さんが何か仕掛けを考えてるんですよね!?」

初春「そうでしたね! どんな内容なんですか?」

上条「あぁ、これは上条さんも自信ありますよ! 実はだな……」

「………………」ボソボソ

黒ピ「うおおおおおぉぉぉ!! いいでそれ!! さすがかみやん!!」

佐天「う、う~ん。それはどうか……な?」

初春「ま、まぁ悪い事にはならないと思いますし、いいんじゃないですか?」アハハ

上条「ふっふっふ。まぁ見てなさいって!」



442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:36:16.33 ID:dWUCZoF+0
佐天「それで最後は夜景の綺麗なレストラン!」

初春「モテないビンボー学生の上条さんがそんなレストラン用意出来るなんて意外ですよ!!」

上条「うぐっ……。 いや別に俺の金じゃなくて、担任の先生がペア招待券くれたから……」

初春「そんな事だろうと思いました」ニッコリ

上条「………………」ズーン

上条(ホントは小萌先生には、インデックスと行ってこいって渡されたんだけどなぁ。
   でもそのインデックスが御坂に使ってやれって言ってきたんだし、これでもいいんだよな?
   それにしてもアイツが食い物の事で遠慮するなんて珍しい事もあるもんだ)

黒ピ「はっ! アカンボクまだ指輪買ってないんや!! というか彼女のサイズが分からへん!!」

上条「まぁそれは妹に協力してもらえば……ってちげえよ!! 色々すっ飛ばしすぎだろテメェ!!」



448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:38:39.85 ID:dWUCZoF+0
佐天「でも告白するならそこですよね!!」

初春「あとここでも上条さんの仕掛けがあるんでしたっけ?」

上条「あぁ、友達にすげえ光学操作系能力者がいてな、そいつにライトアップを頼んでる」

黒ピ「おおおおお!! つまりええ雰囲気になったところでライトアップ! そこですかさず告白っちゅーことやね!?」

佐天「上条さんって色んな知り合いがいるんですね~」

上条「あはははは……まぁ色んな事に巻き込まれるから自然とな」

上条(ライトアップもホントは風斬の人工天使の力を借りるんだけど、詳しい事は言わなくてもいいよな……?)



452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:45:01.80 ID:dWUCZoF+0
黒ピ「じゃあ当日は頼むでー!」

上条「おいおい、あんまり期待するなよ。俺だってこういうのは慣れてねーんだから」

初春「大丈夫ですよ、初めから誰も期待してませんから」ニッコリ

上条「…………」ズーン

佐天「え、えっと、じゃああたしらはこっちなんで! 後はメールとかで打ち合わせしましょう」

上条「おう、じゃあ気を付けてな」

黒ピ「ゆーとくけど、君らもごっつタイプやからな~!」

上条「はいはい、お前はこっち」グイッ

黒ピ「うげぇ! かみやん、首! 絞まっとる絞まっとる!!」ガクガク



453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:46:07.70 ID:dWUCZoF+0
佐天「……行っちゃった」

初春「でもいい人そうで良かったですね」

佐天「うん、まぁね~。あーなんかあたしも恋したくなっちゃったな~」

初春「あれ? 佐天さんはあの日村に良く似た人と…………むぎゅ!?」

佐天「おかしな事を言うのはこの口かなああああ!!?」ギュー!

初春「しゅ、しゅいませんんん!!!」



454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:47:32.04 ID:dWUCZoF+0
常盤台女子寮


美琴「う~ん……どっちだと思う?」

白井「先程は遠回しに言ったらあまりよろしくなかったですので、今度はより積極的にいってみては……?」

美琴「じゃあ『一緒に映画行こう』で」カチッ

『ええええ映画ですって!? し、仕方ないわね!
 アンタ他に行く相手もいないだろうし、つ、付き合ってあげてもいいわよ!?』

美琴「うっぜえええええぇぇぇぇ!!!!! 素直に『うん!』とは言えないのかコイツはああああ!!!」

白井「………………」

美琴「まったく、他の子にこれ言えばみんな大喜びで、どの選択肢選んでも好感度はどんどん上がってくっていうのに!
   コイツのルートは少し選択間違っただけで怒るわ泣くわ面倒くさいったらないわ!!
   こんな奴、現実だったら絶対相手にされないわよ!!」

白井(え~と、これはツッコミ待ちなんでしょうか?)

白井「お姉様、落ち着いてくださいな。また寮監がお怒りになりますわよ?」

美琴「うっ……! そ、そうね。まったくレベル5を即絞め落とすなんて何なのよあの怪物は」



455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:48:49.43 ID:dWUCZoF+0
美琴「それにしても男ってなんでこんなのがいいのかね~。
   コイツ一応このゲームの一番人気なんでしょ?」

白井「普段そっけないだけに、時折見せる可愛らしい一面が殿方にとっては良いものなのでは?」

美琴「ふ、ふ~ん……。当麻もこういうのが好きなのかなぁ///」

白井「そ、それはないでしょう……(もしそうでしたとっくに……)」

美琴「じゃ、じゃあ妹キャラ……とか?///
   『お兄ちゃん♪』とかって言えば喜んでくれるかなぁ///」

白井「!!?」ブッ!

美琴「えっ、ちょっと黒子どうしたのよ!?」

白井「な、なんでもありませんわ……」

白井(わたくしとした事が……。思わず鼻血を吹き出してしまうとは)

美琴(あ~今度のWデート楽しみだな♪ ホントは黒子にも自慢したいけど、当麻が内緒だって言うから……。
   でも上手く二人っきりとかになれればその後…………えへへへへへへ///



456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:52:37.13 ID:dWUCZoF+0
Wデート当日・風紀委員一七七支部


初春「こちら初春。聞こえますか黒ピさん?」

黒ピ『おお、ばっちりやでー!』

上条「すげえな、ジャッジメントってのはこんなもん使ってんのか。
   これなら外からは気付かれないな」

初春「現場との連携は大事ですからね~」

佐天「ていうかふと思ったんだけど、あたしと上条さんが来ないって分かったら、御坂さん帰ったりしないかな?」

初春「…………確かに」

上条「く、黒ピ! 御坂が帰りそうになったら死ぬ気で引き留めろ!」

黒ピ『了解やー。任せといて!!』

上条「……不安だ」


459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:58:04.88 ID:Ii6kWlTQ0
初春「あれ、御坂さんもう待ち合わせ場所にいますね」

佐天「ホントだ。まだ30分前なのに」

上条「黒ピ、急げ! アイツ待たされるとどんどん機嫌悪くなるから!!」

黒ピ『うぅ、さっきお昼食べたばかりやからきっついでえ……』

初春「そういえば今夜、雪が降る可能性があるみたいですよ」

佐天「雪!? いいね、いいね!!ロマンチックじゃん!!」

上条「レストランのとこで降るのがベストだな。雪+ライトアップでかなりいい感じになりそうだし」


461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 11:59:44.93 ID:Ii6kWlTQ0
セブンスミスト前


美琴(まさか一時間も前に着いちゃうなんて……浮かれすぎでしょ私……。
   で、でもしょうがないじゃない、大好きな当麻とデートなんだし///)

美琴(けど佐天さんも当麻狙いだったらどうしよう……。あの子可愛いしいい子だし……。
   ダ、ダメよ美琴、弱気になっちゃ! 付き合いはこっちの方が長いんだし、そこを上手く……)

黒ピ「こんにちは~君が御坂美琴ちゃん? ボク、かみやんの友達なんやけど~」

美琴「は、はい!? あ、どうも……」

美琴(この人、どこかで見たような……気のせいねたぶん)

黒ピ「ふ~こんな季節でも走ると暑いんやね~」パタパタ

美琴「え、でもまだ待ち合わせには時間ありますよね?」



463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:02:22.57 ID:Ii6kWlTQ0
黒ピ「いや~美琴ちゃんを待たせたらアカンと思ってな~」

美琴「え、なんで私が待ってるって……」

 上条『馬鹿、誤魔化せ!!』

黒ピ「い、いやいや、待ってるんやないのかな~って思ってなー。あははははは」アセアセ

美琴「???」


黒ピ『……あははははは』

上条「あっぶね~いきなりやばかったじゃねえかアイツ!」



465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:05:05.04 ID:Ii6kWlTQ0
初春「それにしても御坂さん。確認してみたら一時間も前から待っていたみたいですよ」

佐天「おお、これはかなり期待してるって事でいいんだよね!?」

上条「そうとも限らねーぞ。俺との約束でも結構前から待ってたりするし、単に時間に異常に厳しいって事もあるだろ」

佐天「(御坂さんってそんな人だっけ?)」コソコソ

初春「(さぁ…………?)」コソコソ

初春「ではそろそろドタキャンメール送りましょうか。一緒に送ると怪しまれるので、ずらして送ってくださいね」

上条・佐天「了解!」


472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:24:53.66 ID:Ii6kWlTQ0
ゲコゲコッ

美琴「あら、メール。佐天さんから…………えぇ!?」

黒ピ「どないしたん?」

美琴「その、私の友達が急に来れなくなっちゃったって……」

黒ピ「そら残念や~、どないしようか?」

美琴「う~ん、と、とりあえずアイツがきてから決めましょう!」

ハナテ! ココロニキザンダユメヲ~♪

美琴「わっ、アイツ!?」パカッ

美琴「………………」ジー

美琴「…………うっ」グスッ

黒ピ「!?」


474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:27:06.30 ID:Ii6kWlTQ0
初春「えぇ!? な、泣いちゃいましたよ!?」

上条「なんで!? そんなに黒ピといるのが嫌なのか!?」

佐天「と、とにかく何かフォローしないと!!
   黒ピさん、『一旦忘れて二人でも楽しもう』とか言って元気付けてあげてください!!」


黒ピ「だ、大丈夫や! その分二人で楽しんだらええ!! なっ!?」アセアセ

美琴「で、でも……」グスッ

美琴(ホントは当麻以外の人とデートなんて……でもここで帰るのも悪いし、この人だって私を元気付けようとしてくれてる……。
   それにこの人は当麻の友達なんだから酷い事したら当麻も悲しむ……)

美琴「……分かりました。ふ、二人で行きましょう!」

黒ピ「おお、そうや! 二人が羨ましがるくらい楽しもうや!!」ホッ


476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:29:18.81 ID:Ii6kWlTQ0
上条「ふ~何とかなったな……」グッタリ

佐天「ま、まさかいきなり泣いちゃうなんて思わなかったですよ……」

初春「御坂さんを泣かせたなんて白井さんに知られたら何されるか……」ブルブル

上条「そんな事言ってるとホントに来そうだから止めようぜ……」

佐天「それにしても御坂さんって人によって着信音変えてるんだねー」

初春「確か私の着信音もゲコ太だった気がしますけど……」

上条「あれだろ、俺みたいな奴に大好きなゲコ太の鳴き声は使わせてやんねー!!って事だろ」



477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:31:05.56 ID:Ii6kWlTQ0
セブンスミスト


黒ピ「いや~あまりこないなとこけーへんから、新鮮やなぁ~」

美琴「え~と、黒髪さん……でいいんですよね?」

黒ピ「あぁ! 『黒髪ピアス』で黒髪でも黒ピでもええで~」

美琴(変なあだ名……)

美琴「黒髪さんはどういうお店に良く行かれるんですか?」

黒ピ「ボクはそうだな~主に『アニメイト』とか『とらのあな』とか……」

美琴「???」

 上条『本屋!!!』

黒ピ「ほ、本屋や本屋!!」


478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:32:32.03 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「本屋ですかぁ、私も毎月行きますよ。読むのは漫画ですけど」アハハ

黒ピ「へぇ~常盤台の子でも漫画なんて読むんや。てっきり小難しい本ばかり読んでるんだと思うてたわぁ」

美琴「まぁそういう子も多いですけどね。人それぞれってやつですよ。
   黒髪さんはどんな本読むんですか?」

黒ピ「ボクもだいたい漫画やなぁ~。あ、ラノベも読むで」

美琴「???」

 初春『ラノベじゃ分からないですよ!!』

黒ピ「えっと、軽い小説の事や!! ほら『とある魔術の禁書目録』とか聞いたことない?」

美琴「あ~何となくは……」

美琴(漫画大好き美琴センセーでも分からない世界だわ……)



483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:35:34.66 ID:Ii6kWlTQ0
上条「まったく、俺とか土御門と話してんじゃねえんだぞ……御坂のやつ混乱してるじゃねーか……」グッタリ

初春「まぁこういうノリは切り替えにくいんでしょう……」

佐天「ていうかなんで初春はついていけてる訳?」



美琴「う~ん、なかなかいいのがないわね~」

黒ピ(確かこの子は可愛い系のものが好きゆーてたな。
   でも変な意地はって素直に選べないとか……)

黒ピ「美琴ちゃーん、これとかどうや~」サッ

美琴「どれですか~?」クルリ

美琴「………………」

 上条『それは幼稚園服だろおがあああああぁぁぁぁ!!!
    テメエわざとやってんだろおおおお!!』

 初春『どんなプレイですか!?』

 佐天『早く他のものに変えてください!! 御坂さん引きまくってますって!!!』


485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:37:55.94 ID:Ii6kWlTQ0
黒ピ「じょ、冗談や冗談! ほんまは……」キョロキョロ

 上条『そ、それ! 真後ろのパジャマ!!』

黒ピ「こ、これ……とか」オソルオソル

美琴「…………か」

黒ピ「か?」

美琴「かわいいいいいいい!!!」キラキラ

黒ピ(た、助かったわ~)

美琴「これすっごく好みです!! よく分かりましたね!?」

黒ピ「あははは、そら良かったわ~」

美琴「さっそく買ってきますね!」

 佐天『黒ピさん!』

黒ピ「あー待った待った! それやったらボクが買って……」

美琴「いえいえ、これは自分で買いたいですから!
   お気持ちだけ頂いておきます!」


486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:39:20.29 ID:Ii6kWlTQ0
佐天「ありゃ、買ってもらわないんだ」

上条「う~ん、庶民には分からない感覚だなぁ」

初春「それよりあのパジャマ、御坂さんが気に入るって良く分かりましたね?」

上条「いや、ホント何となくだよ。たまたま御坂が気に入ったって感じ」

佐天「おぉ、でもそれって相性バッチリって事じゃないですかぁ?」ニヤニヤ

上条「それ御坂の前では言わないでくれよ。レールガン飛んできそうだ」ハァ


映画館


黒ピ「ボクこのビバリー=シースルーって監督良く知らへんのだけど、やっぱり面白いん?」

美琴「えぇ!! 心理描写が凄くて、とってものめり込めるんです!!!
   まぁあの人自体はちょっとムカつくとこもありますけど……胸とか」ボソッ

黒ピ「そっかそっかあ、そら楽しみだわ! おっ、そろそろ始まるみたいやで!!」



487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:41:09.31 ID:Ii6kWlTQ0
上条「なぁ、こうやって俺たちも映画観るのってマズいんじゃねえの?」

佐天「その前によく映画館入る前のチェックにカメラとかマイクが引っ掛からなかったね」

初春「ジャッジメント専用のものですからね。
   でもなるべく映画は観ないようにしておきますか」


黒ピ(美琴ちゃん、えらい真剣にみてはるな~)チラッ

 上条『黒ピ! いけっ!』

黒ピ「(え、いけってもしかしてチュー!?)」

 上条『馬鹿ちげえよ、手ぇ繋げって言ってんの!』

 初春『だ、大丈夫ですかね……?』

 佐天『大丈夫大丈夫、こういうのは雰囲気がなんとかしてくれるって!』

黒ピ「(わ、分かった。いくで……!)」ソロー

美琴「黒髪さん」

黒ピ「は、はいい!!」ビクッ

美琴「私真剣に観たいので、そこの所お願いします」

黒ピ「す、すいません」ガクッ


489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:43:17.43 ID:Ii6kWlTQ0
佐天「あちゃー、ダメかああ!」

初春「でもあんなに暗いのに御坂さんよく分かりましたね」

上条「あ~たぶん電磁波かなんか使ったんだろ」


映画終了


黒ピ「……んがっ!」ガバッ

黒ピ(アカン、寝てもうた! えっと美琴ちゃんは……)

美琴「………………」グスッ

黒ピ(また泣いてる!?)

美琴「ホントいい映画作るわ……あんな奴のくせに……」グスッ

黒ピ(うわ~寝てたとは言えへんなぁ……)



491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:47:47.68 ID:dWUCZoF+0
初春「ふええええええぇぇぇぇぇ!!!」ポロポロ

佐天「ほら初春泣くなって! ていうか観ないようにするって言っておきながらしっかり観てんじゃん!」

上条「…………Zzz」

佐天「こっちはこっちで爆睡してるし」ハァ

佐天「しかしまさか失恋ものだったとは。
   フラれて終わりって事は、その後の事は自分で考えろって事なのかねえ……」

クレープ屋

美琴「ゲコ太~♪」

黒ピ「あはは、そら良かったな~」

黒ピ(なんや今日一番の笑顔な気がするで……ボクはゲコ太に勝てないんか……)ガックリ



492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:48:36.74 ID:dWUCZoF+0
美琴「うん、クレープもおいしいですね!」

黒ピ「せやな~クレープなんて久しぶりに食べたわー」

 初春『間接キスのチャンスですよ!』

 佐天『食べ比べ、食べ比べ!』

黒ピ「そ、そっちもうまそうやな~。食べ比べせえへん?」

美琴「えっ、えと、すいません、その……男の人とは……」

黒ピ「せ、せやな~あはは、ごめんごめん」ガックリ



佐天「ちょっと上条さ~ん? 全然ダメじゃないですかー!」

上条「んな馬鹿な! アイツいつもそんなの気にしてねえだろ!! なに猫被ってやがる!!」

初春「男だと思われてないんじゃないですか?」ニッコリ

上条「………………」ズーン

佐天「あっ、来ましたよ! 黒のキャンピングカー!」



493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:49:29.66 ID:dWUCZoF+0
キャンピングカー内


結標「今日の仕事は楽だったわね、早く帰れそうで良かったわ」

海原「そうですね、これで料理の練習も出来るじゃないですか。
   さすがに野菜炒めくらいは作れないと……」

結標「うっさいわよ! 黙りなさい!!」

土御門「すまん、ここで止めてくれ」

結標「はぁ!? まだ何かあるっていうの!?」

一方「いンや、俺達の用事だ」

海原「お得意のサービス残業ってやつですか?」ハァ

土御門「サービスって訳ではないけどな」

土御門(カミやんのヤロー、言う事聞かないと義妹に手を出したって事を言いふらすなんて脅しやがって……!)

一方(あの三下ァ……ホントに手伝えば大量のロリ画像くれるンだろうなァ……!!)



495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:50:27.27 ID:dWUCZoF+0
 上条『黒ピ! 例の奴らが来るぞ、準備しろ!!』

黒ピ「(了解や!)」

美琴「ん? どうしました、黒髪さん?」キョトン

黒ピ「い、いやいや何でもないでー!」アセアセ

土御門「おっ! そこのお嬢さんかっわいいねえ!!」

一方「ちょっと俺たちと遊ばねェ!?」

美琴「な、何よアンタら……って一方通行!? アンタなにやってんのよ!?」

一方(オイオイ、超電磁砲かよォ!! ふざけンじゃねェぞ三下ァァ!!)

 佐天『やっぱりこれってなんていうか……』

 初春『ま、まぁ王道って感じですし、いいんじゃないですか!?』

 上条『今だ黒ピ、いけっ!』

黒ピ「ちょっと、ちょっと。なにボクの連れに手ぇ出してくれてんのや?」ズイッ

土御門(コイツ、青ピ!? 少しは聞いてたけど、誰かと思ったにゃー!!)



496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:51:34.07 ID:dWUCZoF+0
一方「あン!? ンだテメェはァ!?」

土御門「俺らに喧嘩売るとはいい度胸してるぜよ!!」

美琴(なんかこっちの金髪もどっかで見た気が……ってそうじゃなくて!!)

美琴「ちょっと! そこの金髪は知らないけど、アンタが喧嘩なんかしたら大事じゃないのよ!!
   大体アンタは、私の一番小さい妹に手を出すような変態ロリコンでしょうが!!」

一方「ンだとコラアアアアァァァ!!! 誰がロリコンだァ!? もういっぺん言ってみろこのクソババアがアアアアアァァァァ!!!!」スイッチON

土御門「(おいバカ! 電極のスイッチは入れるな!!)」

美琴「誰がババアですってえええええぇぇぇぇ!!! こちとらまだピッチピチの中学生じゃコラアアアアアァァァァ!!!!!」ビリビリ!!

 上条『おい黒ピ! このままだとレベル5同士のバトルになっちまうぞ!!』

黒ピ「そこまでや!!」

土御門「(おい、ロリ画像はいらないのか!?)」コソコソ

一方「…………チィ! テメェの力で俺らを止められるとでも思ってンのかァ!?」

美琴「く、黒髪さん、危ないですって……」

黒ピ「まぁ見といて」



497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:52:28.03 ID:dWUCZoF+0
黒ピ「え~、ゴホン!!
   止めるに決まってるやろ!! 誰かが犠牲にならなあかんような残酷な法則があるんなら……(中略)……善人? 悪人? ふざけるんやない!!
   そないな位置に立ってへんと、誰も助けちゃあかんのか!? ……(中略)……そないな野郎に救われなあかんほど、ボクらの世界は弱くなんかない!!!
   えっと、つまり何が言いたいのかっちゅーと……」ゼーゼー

土御門(どっかで言われたような……)

一方(セリフだなァ……)

黒ピ「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!!!!」ソゲブ!

土御門「ひでぶ!!!」ドカッ!

一方「あべし!!!」バキッ!

美琴(…………なにコレ)

土御門「く、くそ! ひとまず引いてやるぜよ!!」ダダッ

一方「覚えてやがれェ!!!」ダダッ

黒ピ「大丈夫か、美琴ちゃん」キリッ

美琴「は、はぁ……ありがとうございます……?」



海原「何をやっているんです、あれは?」

結標「知らないし、知りたくもないわ」


498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:53:30.25 ID:dWUCZoF+0
上条「決まったああああ!!!」

佐天「……いや御坂さんメッチャ反応に困ってますけど」

初春「でもよくあんな怖そうな人達に手伝ってもらえましたね。
   あの白い人なんて第一位の方でしょう?」

佐天「えぇ!? 初春が助けてもらったっていうあの!?
   あああああ、サイン欲しいいいいい!!」

上条「あ、あはははは……まぁ意外といい奴らなんだよ……」

上条(一人は脅して、一人はロリ画像で釣ってるなんて言えねえ……。
   しかし意外な所で黒ピの変態フォルダが役に立ったな)

初春「それにしても上条さんはいつもあんな長ったらしい説教をしているんですか?」

上条「おお! あれで何人もの強大な敵を……」

初春「生きているのが恥ずかしくないですか?」ニッコリ

上条「………………」ズーン


499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:54:30.77 ID:dWUCZoF+0
レストラン


黒ピ「すっかり暗くなったなぁ……門限は大丈夫なん?」

美琴「え、えぇ……こんなステキな所、本当にありがとうございます……!」

黒ピ「あはは~気にせんでいいよ~。……なんや元気ないけど、大丈夫?」

美琴「い、いえいえ! 元気一杯ですよー!! あはははははは」

美琴(最低だ私……この人はこんなに私の事気にかけてくれてるのに、この人が当麻なら、なんて考えてる……!!
   こんな女が当麻の隣に居ていい訳ないじゃない……)

 上条『おい黒ピ、なんか話して盛り上げろ! ほら、ゲコ太の話とか!!』

 佐天『ちょっと上条さん、それは御坂さんを子供扱いしすぎですってば!! 女の子の心は繊細なんですよ!!』 

 初春『佐天さんはそうでもないですけどね!』

 佐天『うーいーはーるー!?』

黒ピ「…………今日はカミやんどうしたんやろね? またいつもの不幸ってやつかね~?」

美琴「えっ、まぁアイツはいつもそんな感じですから……もう慣れましたよ」

 上条『そこで俺の話してどうすんだよ!? 余計に機嫌悪くなるだろうが!!』

黒ピ「(まぁまぁ、ちょい見といて)」



502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:55:50.09 ID:dWUCZoF+0
黒ピ「でもなんやかんやその不幸でまた女の子と仲良くなるんやよね~」

美琴「そ、そうなんですよ!! アイツはいつも女の子とイチャイチャイチャイチャ!!
   大体アイツは人には相談しろって言うくせに、自分は一人で危ない所に突っ込んで……。それに助けるだけ助けたらこっちの気持ちなんて知らずに放置だし……!」

黒ピ「そういえば美琴ちゃん、夏休み最終日にカミやんに抱き着いてなかった?」ニヤニヤ

美琴「あ、あれは色々事情があって、その……///
   で、でもあの時も酷かったんですよ!? アイツったら……」グチグチ



上条「ありっ、なんか機嫌良くなってねーか? 俺への恨み辛みをぶちまけてストレス解消できてんのか?」

初春「いや、というよりこれは……」

佐天「ど、どうしよう初春……まさかあたし達、酷い勘違いを……」ダラダラ

??「やっと気付きましたの」



503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 12:57:22.88 ID:dWUCZoF+0
全員「!!?」ビクゥ!

初春「し、白井さん!? どうしてここが!?」

白井「初春、あなたの花飾りに盗聴機を仕掛けさせていただきました。もう全部知っていますわ」

初春「ええ、いつの間に!? で、でもそんなもの、普段はジャッジメントのセキュリティに引っ掛かるんじゃ……」

白井「それはありませんわ。ジャッジメント専用の盗聴機ですもの」

初春「!! ま、まさか以前御坂さんの××××を盗聴するためにパクったものを使って……」

白井「ええ、わたくしとしてもアレをお姉様のベッドから外すのは苦渋の決断でしたわ」

佐天(こ、これがジャッジメント……!)

上条(うっはぁ、そこまでするか……?)


505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:02:04.44 ID:Ii6kWlTQ0
初春「こ、こんなの職権濫用ですよ~」

白井「あなたにだけは言われたくないですわ。まったく佐天さんまで何をやっているのだか……」

初春・佐天「うぅ…………」

白井「まぁでも今はそれよりも……」ギロッ

上条「お、俺!? いや待てって、ホラ! 今あいつら結構いい感じだぞ!? そりゃお前が御坂の事好きなのは分かってるけどさ……!」

佐天(あぁ、ここまでくると……)

初春(一度逝った方が……)

白井「あなたには前々から恨みがありましたが、もう限界ですわ。ここで拘束……いえ面倒なのでもう刑を執行しましょう。
   罪状は『お姉様の心を弄んだ』。もちろん判決は死刑ですわ」

上条「な、なんだその『白井黒子独裁政治』は!? ていうか鉄矢しまえって!!」

白井「問答無用!!」ビュン!

上条「うぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ガッチャーン!

白井「ちっ、外に!! 逃がしませんの!!!」ヒュン!


509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:04:34.02 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「それでアイツはあの時も……!」グチグチ

黒ピ「あはははは、なんや美琴ちゃんはカミやんの事大好きなんやな~」

美琴「え、えぇ!? いや、そそそんなアイツなんて……!///」

黒ピ「おお、いいツンデレっぷりやなぁ! ボク、大好物やで~。
   でも超鈍感のカミやんにはちょっと相性悪いかな~」

美琴「………………」

美琴「……たぶん怖いんです。素直になって、アイツにアタックして……!
   それでもし拒まれた時の事を考えると……どうしようもなく……怖いんです」

黒ピ「う~ん。あのな、実は今日のデート、カミやんに仕組まれてたって知ってる?」

美琴「!?」

黒ピ「カミやんは君に恋人を作ってあげようとしてたんや。いや別にカミやんに悪気があった訳ではないんやで? まぁそないな問題でもないんやけど。
   でもこれで分かったやろ? カミやんは君の気持ちにはこれっぽっちも気付いてへんのや。それにカミやんの周りには女の子も多いからな~。もう既に好きな子とかも……」

美琴「……や、やっぱり……私なんかじゃ……」グスッ

黒ピ「……恋愛ゲームってやった事ある? ゲームと違って現実が面白いとこはやな」

美琴「…………?」グスッ

黒ピ「たくさん、たくさん選択肢まちごうても、ルート復帰できる事や。ゲームじゃ潰れて終わりやけどな。
   現実で攻略不可能なルートなんてないんやで?」




511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:05:29.80 ID:1yULKkoDO
黒ピかっこよすぎる……


512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:06:03.44 ID:9s41r+0Q0
青ピがかっこいい・・・だと・・・?


517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:07:09.64 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「………………」

黒ピ「あの超鈍感にツンデレだけで攻めるっちゅー選択はアカンかったかもな~。でもまだ終わりやないで。
   これから攻め手を変えて、好感度アップさせていけば、まだまだ攻略可能や! 君にはカミやんルートしかないみたいやしな~」

黒ピ「確かに今の関係が崩れるのは怖いかもしれん。でもそれだといつまでも前に進めへんやろ?
   大丈夫や、君ならやれる。なんせごっつ強い自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を持ったレベル5さんやもんな!」ニコニコ

美琴「…………はい!!」

ゲコゲコッ!

美琴「電話……?」ピッ!

初春『ふええぇぇぇん!! み゛ざがざん~ずいま゛ぜんでじだあああ!!!』グスッ

美琴「う、初春さん!? と、とりあえず落ち着いて!!」

佐天『ちょっと初春貸して!! えっと、御坂さん! 今白井さんが上条さんを追い掛け回しています!! 行ってあげてください!!』

美琴「今度は佐天さん!? ってアイツが黒子に!? わ、分かったすぐ行くわ!!」

佐天『御坂さん、頑張ってください!』

美琴「う、うん!!」ピッ!


520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:09:05.12 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「その、すいませんが、私は……」

黒ピ「うんうん、行ったって~。ボクはこないな可愛い子とデートできてもう十分幸せや!」

美琴「い、いえ私こそ……! えっと、今日は本当にありがとうございました!」


黒ピ「行ってもーた……」

黒ピ「はぁ~~~~なんでボクはこないな損なポジションなんや~~!
   カミやんやないけど不幸や……」

佐天『黒ピさん!!』

黒ピ「……ん? なんや慰めてくれるん? あぁ、それだけでボクは癒されて……!」

佐天『この後、こっちきてパーッとやりませんか!? こんな時なんで盛り上がっていきましょう!!』

黒ピ「……うぅ! 前言撤回や。ボクはとてつもなく幸福やああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」


522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:13:03.32 ID:Ii6kWlTQ0
プルルルルルルル、プルルルルルルルル……ガチャ!

美琴「ちょっと黒子!? アンタ何やって……!」

白井『第七学区の例の鉄橋ですの』

美琴「はい?」

白井『そこに上条さんを誘導します。あとはご自由に』

美琴「…………黒子、ありがと」

白井『いえいえ、黒子はいつもお姉様の味方ですの……どうか頑張ってください』

美琴「うん!!」

美琴「あ……雪……」



524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:14:04.24 ID:Ii6kWlTQ0
レストラン付近


風斬「うぅ……合図が出たらライトアップって言われたけど……いつまで待っていればいいんだろう……。
   雪も降り始めたし、今なら凄く綺麗だと思うけどなぁ」

禁書「ひょうか!」

風斬「あ、あなたは!! どうしてこんな所に?」

禁書「細かい事は後! ちょっとついてきて!」グイッ

風斬「えっ、でも私はここで明かりを……」

禁書「そんなのほっとくんだよ! ほら早く早く!」グイグイ

風斬「わっ、わわわわわわ!?」




525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:17:18.99 ID:Ii6kWlTQ0
鉄橋


上条「く、くそ……やっと撒いたか」ハァハァ

上条「ってか、さみ~! いつの間にか雪降ってるし……。なんとタイミングの悪い……」

パアアアアアアアア!!

上条「うお、眩しっ!! やべえ、包囲されてたってオチですか!?」


  「ったく何やってんのよ、アンタ」


上条「み、御坂!?」

美琴「不良を守って善人気取りか、熱血教師ですかぁ? ……なんてね。懐かしいわね、アンタは覚えてないだろうけど」

上条「??? えっと……この光は何なんでせう?」

美琴「何って、アンタの『友達』でしょ?」

上条「えっ、あの川のど真ん中に立ってるのって風斬!? アイツは確かレストランの近くに……ってやべっ!!」

美琴「別にいいわよ。もう知ってるから」




527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:20:24.16 ID:Ii6kWlTQ0
上条「そ、そうですか…………」ダラダラ

美琴「はぁ……アンタ相変わらずメチャクチャな事してくれるわよね~。私に恋人を作ろう……か、笑えないわね」

上条「い、いやお前の為でもあるんだぞ! ほらお前って何でも一人で抱え込んじまうから、少しでも頼れる奴をって……」

上条「そ、それにさ、こんな綺麗な景色の中喧嘩なんて勿体無いぞ!? ひとまずは怒りもおさめてこの景色を楽しもうじゃないか!! あはははは」

美琴「そうね、雪にあの子の光に……本当に綺麗ね。
   でも今はちょっと黙ってくれるかしら?」

上条「は、はいいい!!」

美琴「まったく、私に恋人とか……アンタやっぱりバカね! これはもう確定よ、このバカ!! あ~なんかやっぱりイライラしてきた!!」

上条「う、うぐ……! いくらお馬鹿な上条さんでもさすがにこう連呼されると……」ガックリ


美琴「私の恋人なんてアンタ以外考えられる訳ないじゃない!!!!!」




529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:24:13.46 ID:Ii6kWlTQ0
上条「………………はい?」

美琴「だから!! アンタの事がこんなにも大好きなのに、他の人と恋人になるなんて考えられないって言ってんの!!!」

上条「……俺の事が…………好き?」

美琴「そう!!! 世界で一番好き! 大好き! 愛してる!! 結婚したい!!!!!」

上条「…………え~と、ドッキリ成功!! の看板はどこかな~」キョロキョロ

美琴「ドッキリじゃないわよ!!! なんなら今から抱きついてキスしてあげましょうか!?」ズイッ

上条「ま、まてまて!! 分かったから落ち着け!!」

上条「で、でも信じられねえだろ!? ほら俺ってレベル0だし、顔も頭も良くねーし!!
   常盤台のお嬢様で、顔も頭も良いお前ならいくらでも他に良い男が……!」

美琴「……やっぱり何も分かってないのね。まぁ私も悪いんだけどさ。
   いい!? アンタは土足で私の世界にズカズカ入ってきて、絶望の底にいた私を助けだしてくれた!!
   それこそボロボロになって、死んでしまってもおかしくなかったのに……アンタは……!! そんな事されたら好きになっちゃうのは当たり前じゃない!!!」

美琴「ううん、あの事件の前も……気付かない内にアンタに惹かれてた……。
   アンタは覚えてないかもしれないけど、普通の中学生みたいに振る舞えるアンタの隣が凄く心地良かった。それは今も同じ。
   これからも……ううん、一生アンタの隣に居たい。だから……だからね……」

美琴「私の恋人にはアンタが……当麻がなってよ……!!」




537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:27:49.55 ID:Ii6kWlTQ0
上条「……………………」

上条「今日は……本当に悪かった。お前の気持ちを考えずにあんな事……」

美琴「……いいわよ。さっきも言ったけど私も悪いの。自分にたくさん言い訳して……アンタから逃げてた。
   でもそれももうお終い。これからは全力で当麻にぶつかっていく。だから今日の事はもう何も言わないから……今は返事が欲しいの」

上条「…………分かった」

上条(御坂の気持ちは良く分かった。けど俺はどう思ってる?
   正直今までは……妹の様なものだと思ってた。でも一人の女の子として見るならどうだ……?
   ……くっそ、分かんねえ……分かんねえよ!!)


   『インデックスは、とうまの事が大好きだったんだよ?』


上条(…………!! な、なんで今アイツが出てくんだよ!! 御坂だ、御坂美琴の事だけを考えろ!!)

上条「………………」




541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:30:26.44 ID:Ii6kWlTQ0
上条「…………御坂」

美琴「なに……?」










上条「悪い、俺はお前の事そういう風には見れねえ」




544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:33:25.13 ID:1yULKkoDO
なん……だと……


545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:33:32.75 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「………………そう」

上条「お前の事が嫌いって事じゃねえんだ! ただ……」

美琴「あ~あ、やっぱりあのシスターには敵わないかぁ」ハァ

上条「なっ!? い、いやいや別にアイツは関係ねえよ!! 上条さんはあんな幼児体型が好きなロリコンさんではないですよ!?」アセアセ

美琴「アハハ、何よその慌てっぷり! 当麻の事をずっと見てた美琴センセーには何でもお見通しなのよん!!」ニヤニヤ

美琴「あと一応言っておくけど、これで諦めるつもりはないから!」

上条「は、はい……?」




549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:35:40.82 ID:Ii6kWlTQ0
美琴「これは宣戦布告よ! さすがにこれで当麻も私の事を女の子として見る様になるでしょ? だからこれでやっとスタートライン。
   あとはシスターとか地味女とか妹共とかその他もろもろと競争するだけよ!! まぁ今はシスターが一歩リードみたいだけど?」

上条「い、いや、だからアイツは……」

美琴「とりあえずこれからは、会ったら必ず好きって言うし、手も繋ぐし腕も組むし、抱きついたりもするからヨロシク!! てか今抱きつく!!」ギュッ

上条「お、おい!! 場所は考えてくださいよ!?」

美琴「それとデートにも誘いまくるし、学校前で待ち伏せとかもするっ!!」

上条「ま、待ってください! それは色々とマズいって!!」

美琴「………………」ジー

上条「な、なんでせう? そんな抱きついた状態で上目遣いをされても……」アセアセ

美琴「ねえねえ、チューしたい」

上条「ダメ!!」

美琴「ぶーぶー! じゃあ私の言いたい事はこのくらいだけど、なんか質問とか感想ってある?」

上条「え~と、なんつーか……よろしく?」

美琴「ふふふ、バーカ」




553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:39:50.45 ID:Ii6kWlTQ0
常盤台中学寮


美琴「ただいま」バタン

白井「お帰りなさいませ」

美琴「…………私、フラれちゃった」アハハ

白井「それは…………」

美琴「でもなんかスッキリしたわ! まだ諦めてないけどね!!」

白井「ふふふ、『まだ』と仰いますが、お姉様が諦めるなんて事はあるのですか?」

美琴「うっ……そ、そりゃ当麻がはっきり誰かを選んだら諦めるわよ!! …………たぶん」

白井「もしもの時は、この黒子なら大歓迎ですの!!! 壮大なる愛を育みましょう!!!」ウヘヘ

美琴「それは誓って一生ないから安心して?」ニッコリ

白井「お、お姉様ああああ……」グスッ

美琴「…………ねぇ黒子、私少しは変われたよね? 進めたよね?」

白井「ええ……とてもお美しいですわよ」

美琴「えへへ……ありがと、黒子」




556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:43:03.11 ID:Ii6kWlTQ0
次の日


禁書「わああああ!! とうま、とうま雪積もってるんだよ!!」

上条「そりゃあんだけ降ればなぁ。今日がお休みでホント良かったですよ」

禁書「それじゃあ、今日はいっぱい遊べるね!! 雪だるまとか、雪合戦とか!!」

上条「うう、勘弁して下さいよ~。上条さんは昨日も雪の中いろいろあって、ちょっと風邪気味なんですよ」

禁書「いろいろって、短髪と抱き合ったりとか?」ジトー

上条「いやいや、あれは御坂が抱きついてきただけであって……ってあれ? なんで知ってんの?」

禁書「だって全部見てたもん。ひょうかを呼んだのは私だよ?」

上条「えええ!? お、お前どこまで知ってたの!?」

禁書「全部だよ全部。短髪とよく一緒にいるツインテールから話は聞いてたんだよ」

上条「し、白井か……いつの間に……」




561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:45:42.52 ID:Ii6kWlTQ0
禁書「さすがに短髪が可哀想すぎると思って協力したんだけど、まさかあんな事までされるとは思ってなかったんだよ!!
   空気読んで出ていかなかった私を褒めてほしいかも!!」

上条「あーえらいえらい。えらいぞインデックス~」ナデナデ

禁書「む~、馬鹿にして!! それで!? まだ短髪が何て言ってたのか聞いてないんだけど!?」

上条「あ~、言わないとダメ?」

禁書「ダメ!!」


上条説明中


禁書「……予想外すぎるんだよ」

上条「俺だってビビったぞ」




566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:48:34.03 ID:Ii6kWlTQ0
禁書「あ、私は短髪が当麻を好きだって事に驚いているんじゃないよ? そんなのとっくに知ってたし。
   でも短髪がそこまで積極的になるとは……これは私ももう少し……」ボソボソ

上条「し、知ってたのかよ!? なら教えてくれたって良かったじゃねえか!
   てか今思えば、海原と結標も知ってやがったな……!!」

禁書「こういうのは他の人から言うもんじゃないんだよ。
   で、でも……とうまが短髪をフったのはちょっと意外かも!」

上条「そ、そうか?」

禁書「うん、とうまはいっつもモテない~とか、出会いがない~とか言ってたからね。
   短髪も顔は綺麗だし、実は結構良い人なのに、な、何がダメなのかな~……なんて」チラチラ

上条「う~ん…………」ジー

禁書「…………な、なにをそんなじっと見てるのかな!?///」

上条「なぁインデックス」

禁書「な、なにかな……?」

上条「恋愛って難しいな」

禁書「………………」

禁書「やっぱりとうまはどこまで行ってもとうまなんだよ」ハァ




571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:51:21.10 ID:Ii6kWlTQ0
窓のないビル


土御門「おい、アレイスター」

アレイスター「なんだ、義妹に手を出した危険人物?」

土御門「ぐっ……! お前いいのか?
    一方通行にヒューズ=カザキリ。お前のプランとやらにおいても、重要な位置にあるこの二人を
    上条当麻にいいように使われた訳だが……?」

アレイスター「ああ、そんな事か。大丈夫だ、問題ない」

土御門「なんだと……?」

アレイスター「なぜなら存分に2828できたからな」

土御門「」


   おしまい




577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:53:50.09 ID:x+EbektJ0
乙、面白かった


580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:54:36.15 ID:TiAiJrXO0
黒子が比較的まともだったなあ


581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 13:54:40.22 ID:IeW+STX6O
乙。青ピと佐天さんになら掘られてもいい。


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