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  • キョン「それ……俺と同じだな」②

自分用SSまとめ

キョン「それ……俺と同じだな」②

最終更新:2011年05月10日 16:36

meteor089

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管理者のみ編集可

キョン「それ……俺と同じだな」 ① ②

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103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:29:58.17 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「罰として、あ…あたしを泊めなさい!」

キョン「はぁ!?」

ハルヒ「だ、だめ?」

キョン「ぅぐ…」

ハルヒ「……」

キョン「お前はいきなり過ぎるんだよ…なんでもかんでも…」

ハルヒ「いいじゃない別に」

キョン「そんなの、だ…」

ハルヒ「ぅ…」

キョン「…めじゃない」

ハルヒ「…えっ!?」

キョン「いや、やっぱり、だ…」

ハルヒ「ぁぅ…」

キョン「…めじゃない!」

ハルヒ「ほ、ホント!?」




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:40:01.23 ID:csxgcBdKO
キョン「あ、ああ」

ハルヒ「や、やった!」

ハルヒ「…ぁっ」

ハルヒ「じゃなくて、罰として今日一日あんたをみっちり監視するんだからね!」

キョン「罰として監視される意味が分からん」

ハルヒ「いいの!じゃあ、あたしは着替えとかいろいろ持って来るわ!」

キョン「帰って来なくていいぞー」

ハルヒ「逃げたら殺すわよ」

キョン「どこに逃げろっつーんだよ」

バタン

キョン「……」

キョン「…やれやれ…最悪な事になった…」




111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:49:47.65 ID:csxgcBdKO
ピッ

キョン「もしもし、古泉か?」

『そうですが…、一体どうされました?』

キョン「緊急事態だ」

『詳しく話していただけないでしょうか』

キョン「ハルヒが」

『涼宮さんが?』

キョン「俺の家に泊まる事になった」

『……』

『おめでとうございます』

キョン「真面目に頼む」

『今の、僕の真面目な感想ですが』

キョン「……」

『すみません。ですが、これはチャンスです』

キョン「チャンス…?」




116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:53:57.83 ID:csxgcBdKO
『ええ。チャンスもチャンス、大チャンスです』

キョン「詳しく頼む」

『早い話、涼宮さんを襲っちゃえと』

キョン「なっ!?」

『っていうか、嫌ならなんで断らなかったんですか?』

キョン「いや、断ろうとした時のあのハルヒの顔見てたら…なんか…」

『成る程。では、僕はこれで』

キョン「おいおい待てこのやろう」

『まだ何か?僕も、あなたのノロケ話を聞いてやれる程暇じゃないんです』

キョン「ノロケ話を話したつもりは無い」

『これは失礼。いや、僕はあなたが幸せの絶頂にいて、興奮しすぎて僕に電話をしてきたのかと』

キョン「切るぞ」

『どうぞ』

キョン「嘘だ。すまん。頼む、どうにかしてくれ…」

『どうにかしろ、と言われましても…』




117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:57:52.78 ID:csxgcBdKO
『古泉君、まだですかぁ?』

キョン「!?」

『次はわたしの番が控えている。早くするべき』

キョン「…?」

『すみません、今行きます』

キョン「……」

『用事がありますので、僕はこれで』

キョン「おい待て何故朝比奈さんがそこに居る!」

『ああ…。実は長門さんのマンションで「非凡者集会」をしてる途中なんです』

キョン「待て俺も行く!」

『涼宮さんは?』

キョン「ぅぐ」

『スゴロク、次は僕の番らしいので。失礼します』

プツリ

キョン「……」




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:02:17.62 ID:csxgcBdKO
キョン「……」

ハルヒ「キョン?」

キョン「ぅおっ!?」

ハルヒ「どーしたの?ぼーっとして」

キョン「は、早くないかお前」

ハルヒ「そう?」

キョン「ま、お前は存在自体が非常識だからな」

ハルヒ「何よそれ。…急いで来たから、汗かいちゃった」

キョン「風呂か?シャワーでいいか?」

ハルヒ「シャワーでいいわ」

キョン「あいよ」

ハルヒ「ちゃんと親御さんに了承取りなさいよ?」

キョン「それはこっちのセリフだ」

ハルヒ「あたしはちゃんと言ってきたわ」

キョン「なんと」




120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:04:42.10 ID:csxgcBdKO
キョン「お前の親は、良いって言ったのかよ」

ハルヒ「うん。だって、みくるちゃんの家に泊まる事になってるから」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「そういう事だから。よろしくね」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「ん?」

キョン「バスタオル、あるか?」

ハルヒ「あ、借りていい?」

キョン「おう。服、洗濯機に突っ込んどいていいからな」

ハルヒ「いいわよ。持って帰って洗うから」

キョン「そうか。シャンプーとかは…」

ハルヒ「自分の持って来た」

キョン「あとは…」

ハルヒ「もう大丈夫よ。それじゃね」

キョン「お、おう」




122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:08:45.48 ID:csxgcBdKO
―――
――
―

ハルヒ「ふー、さっぱりしたわ」

キョン「……」

ハルヒ「ちゃんと了承取った?」

キョン「…ああ。なんか恐ろしいぐらいにすんなり許可が出た」

ハルヒ「まだ誰も帰って来てないの?」

キョン「……妹なら」

ハルヒ「妹ちゃん?ちょっと遊んで来る!」

キョン「あ!おい!…汗かくなよー」

キョン「……」



ヴヴヴヴヴヴ

キョン「だ、誰……古泉か…」

ピッ




123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:12:18.76 ID:csxgcBdKO
『どうも。涼宮さんとは元気にしてるでしょうか』

キョン「切るぞ」

『どうぞ』

キョン「嘘だすまん」

『長門さんと朝比奈さんから、あなたに言いたい事があるそうです』

キョン「何!?」

『朝比奈さんからでいいですか?』

『ふぇ!?な、長門さんからでいいですよぅ』

キョン「……」

『あなたからでいい』

『い、いいんですか?』

『……』

キョン「……」

『あ、あの…キョン君?』

キョン「は、はい。朝比奈さん、俺に伝えたい事って…」




124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:16:14.45 ID:csxgcBdKO
『涼宮さんの気持ちに、気付いてあげて』

キョン「気持ち?」

『はい…。それだけです』

キョン「それだけ…ですか?」

『何』

キョン「ぅわっ!…なんだ長門か」

『そう』

キョン「…それで、話ってのは」

『あなたは涼宮ハルヒをもう少し注意深く観察するべき』

キョン「はい?」

『また』

キョン「ちょっ…おい長門!?」

『どうでした?』

キョン「……お前は急に出て来るな」

『はは、すいません。僕からも一言。涼宮さんをよろしくお願いします』




128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:21:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「なんなんだよ……」

ハルヒ「何が?」

キョン「いたんですか」

ハルヒ「ええ。ずっと」

キョン「……」

ハルヒ「何よ顔逸らしちゃって」

キョン「寒くないか?」

ハルヒ「ん?別に?」

キョン「俺のジャージでよければ貸すぞ」

ハルヒ「いいって」

キョン「……」

ハルヒ「…どうしたの?」

キョン「……」

キョン「…しょ、正直、目のやり場に困るんだが」




129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:23:53.82 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「え?」

キョン「無防備過ぎると言ったんだ」

ハルヒ「いいじゃないこれくらい。暑いのよ」

キョン「……」

ハルヒ「あら?キョンって意外にうぶなのね」

キョン「…うるせえ」

ハルヒ「隠す所はしっかり隠してるわ」

キョン「それはそうだがな」

ハルヒ「じゃあバニーさんの方がよかったかしら…」

キョン「やめとけ。じゃなくてやめてくれ。じゃなくてやめろ」

ハルヒ「こっち見なさいよ」

キョン「嫌だ」

ハルヒ「顔赤いわよ?」

キョン「……」

ハルヒ「…ふふ」




130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:28:32.30 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「だーれだっ」

キョン「!?」

キョン「お、おい!な、何やって」

ハルヒ「あたしは誰でしょうか?」

キョン「こ、こら!アホ!やめなさい!」

ハルヒ「キョンが正解するまでやめなーい」

キョン「ハルヒ!ハルヒだお前は!」

ハルヒ「…つまんないわね」

キョン「心臓に悪い…」

ハルヒ「今度、キョンが自転車漕いでる時にやろうかしら」

キョン「冗談にならないぞ、それ。ってか、またお前は俺の後ろに乗るつもりなのか」

ハルヒ「隙あらば乗るつもりよ」

キョン「古泉の方が速いぞ?あいつの方に乗れよ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…あんたが、いいの」




134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:33:53.33 ID:csxgcBdKO
キョン「…?」

ハルヒ「ほりゃーっ!」

キョン「ぅわっ!?」

ハルヒ「ふふふ…捕まえたわ…」

キョン「ななな何をお前は」

ハルヒ「キョン!このまま外に出るわよ!」

キョン「む、無茶苦茶言うな!なんだこの状況は!」

ハルヒ「キョンがあたしをおぶってんのよ」

キョン「冷静に説明されても…」

ハルヒ「隙あらば乗るって言ったばっかりでしょ」

キョン「俺に乗ってどうする!バカかお前は!」

ハルヒ「ほーらー!早く進みなさいよ!」

キョン「いで!痛いって!」

キョン「……」

キョン「正直、たまりません…」




135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:38:56.98 ID:csxgcBdKO
キョン「下ろすぞ」

ハルヒ「えっ」

キョン「この狭い部屋で暴れたくない。それに、俺がもう限界だ」

ハルヒ「体力なさすぎじゃない?」

キョン「…そういう意味じゃねぇよ」

ハルヒ「どういう意味よ」

キョン「単刀直入に言わせてもらう。お前は柔らかい」

ハルヒ「…へっ?」

キョン「その柔らかい、いろんなとこが触れてるんだよ」

ハルヒ「ば、バカ!早く下ろせ!」

キョン「ほい」

ハルヒ「へ…変態!」

キョン「ハルヒから抱き着いてきたんだろ」

ハルヒ「だっ抱き着…」

キョン「お前はもっと自分の行動に責任をもってだな…」




145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:56:37.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「何よエラソーに」

キョン「注意してやったんだ」

ハルヒ「はいはいどうもどうも」

キョン「…!」

ハルヒ「…?」

キョン「は、ハルヒが…」

キョン「俺に礼を言った…!」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ!もう一回言ってみてくれ!」

ハルヒ「…ありがと、キョン」

キョン「!!」

キョン「ぅおぅ…!」

ハルヒ「……」

キョン「サンキュー。これで俺も心置きなく死ねる」

ハルヒ「じゃあ今葬ってやるわ」




146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:59:11.51 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」

ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」

キョン「だよな」

ハルヒ「嘘よ」

キョン「嘘かよ!」

ハルヒ「何?あんた、同じツッコミしか出来ないの?」

キョン「ぐ…」

ハルヒ「はぁ…。キョンの存在意味って、なんだったかしら」

キョン「……」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「何?」

キョン「もう一回頼む」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…仕方ないわね」




150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:06:21.23 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」

ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」

キョン「だよな」

ハルヒ「嘘よ」

キョン「…ちなみに聞くが、俺の処刑方法は何だ」

ハルヒ「絞首」

キョン「絞首!?」

ハルヒ「縄持って来るわね」

キョン「冗談だと信じたい」

ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」

キョン「だよな」

ハルヒ「嘘よ」

キョン「嘘かよ!」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…あれ?」
キョン「…あっ」




152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:13:58.45 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「な、何でまた同じツッコミなのよ!せっかくやり直したのに!」

キョン「お前が悪い!」

ハルヒ「あたしは悪くない!」

キョン「なんだこの不毛な争い」

ハルヒ「そういえば、晩ご飯はまだかしら」

キョン「あ、ああ…それなんだが」

キョン「ハルヒ、作ってくれないか?」

ハルヒ「はぁ!?」

キョン「その、なんだ」

キョン「お前の宿泊許可がすんなり出たってのは…」

キョン「今日、親帰って来ないんだよ」

ハルヒ「…!」

ハルヒ「何これちょっとドキッとした…」

キョン「よろしくな。俺も、出来るだけ手伝うからさ」

ハルヒ「ぅ、うん」




157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:24:07.62 ID:csxgcBdKO
―――
――
―

ハルヒ「はいっ!ハルヒ特製ハンバーグです!」

キョン「相変わらずすげぇな…」

妹「いただきまーす」

キョン「手洗ったか?」

妹「洗ったよー」

ハルヒ「おかわりあるから、たくさん食べちゃいなさい!」

キョン「いただきます」

ハルヒ「……」

キョン「……ん」

ハルヒ「ど、どう?」

キョン「…うまい」

キョン「店開けるレベルだぞこれ…」

ハルヒ「あ、あったりまえよ!愛情がたっぷりつまってんだから!」




158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:27:31.34 ID:csxgcBdKO
キョン「…愛情?」

妹「愛情だってー!よかったねキョン君!」

ハルヒ「ぁ、わ、わ、」

キョン「…ん?」

ハルヒ「ち、違うわよ!?愛情ってのは、その、あ、あいじょう…そ、そう!哀情よ!!」

キョン「は?」

ハルヒ「キョンを哀れむ心よ!だから、えと、いつもごめんねありがとうみたいな……じゃなくて!!」

キョン「と、とりあえず落ち着けって」

妹「ハルにゃん顔真っ赤ー」

ハルヒ「と、トイレ行って来る!」

キョン「おいハルヒ!」

キョン「……」

妹「キョン君追い掛けないの?」

キョン「トイレまで追い掛けるバカがどこにいるんだ」




161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:33:28.41 ID:csxgcBdKO
キョン「…!」

キョン「そういえば、長門と朝比奈さんが言ってた…」

妹「キョン君どしたの?」

キョン「俺、やっぱり追い掛けてくる」

妹「はーい」

キョン「……」

ガラッ

ハルヒ「…何しに来たのよ」

キョン「トイレに居たんじゃなかったのか?」

ハルヒ「……」

キョン「…ハルヒ」

キョン「今まで気付いてやれなくてすまん」

ハルヒ「!!」




163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:38:02.52 ID:csxgcBdKO
キョン「普通に考えたら分かる事だった」

キョン「…すまん」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…何であんたが謝ってんのよ」

ハルヒ「気付くのが遅いのよ…バカキョン」

キョン「それで、大丈夫なのか?」

ハルヒ「え?」

キョン「腹。腹痛かったんだよな」

ハルヒ「は、はら?」

キョン「ま、あんなへそ出した格好してたから当然っちゃ当然だろ」

ハルヒ「……」

キョン「もう腹冷やさないようにしとけよ」

ハルヒ「……はぁ」

ハルヒ「本当に、どうしようもないバカねあんた」

キョン「心配してやってんのに…お前なぁ」




167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:46:11.68 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「で…さ、どうするの?」

キョン「何が」

ハルヒ「何がじゃないわよ。ほら、ね?」

キョン「…?」

ハルヒ「あ、あんた気付いたとか言ったじゃない!」

キョン「いやだからお前、腹痛かったんだろ?」

ハルヒ「へ?」

キョン「ん?違うのか?」

ハルヒ「え…え?」

キョン「いやよくよく考えたら、お前いつもよりそわそわしてたもんな」

ハルヒ「……」

キョン「もっと早く気付いてやるべきだった」

ハルヒ「……」




169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:49:49.16 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」

ハルヒ「…アホ!バカ!マヌケ!」

キョン「!?」

ハルヒ「あたしの心を返せ!」

キョン「ハルヒ…?」

ハルヒ「なんであんたなの!?あんたなんか!」

キョン「どうしたんだよ?」

ハルヒ「…このバカァ!」

キョン「お、おい!」

キョン「……」

キョン「一体なにがなんだか…」




170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:51:49.34 ID:5/pWc47KO
うん、お腹を冷やしちゃいかんな……




171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:52:02.69 ID:RrcKVKDMO
フラグクラッシャーってこわいね




172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:59:05.92 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん古泉!」

『何したんですか』

キョン「ハルヒが…なんか怒っちまった…」

『閉鎖空間は今のところありませんが…』

キョン「何?」

『冗談はやめてくださいよ』

キョン「じょ、冗談な訳あるか!」

『はは、実はあなたいる場所が、まるまる閉鎖空間だったりします』

キョン「!!」

『冗談です』

キョン「……」

『怒らないで下さい。あなたの鬱憤処理は僕の仕事の範疇を越えてますから』

キョン「…俺のストレスは誰が解消してくれるんだ」

『さあ、誰でしょうね?…では、切ります。いい夜をお過ごし下さい』

キョン「……」




176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:02:56.65 ID:csxgcBdKO
―――
――
―

キョン「ハルヒ、何処で寝るんだ?」

ハルヒ「どこでもいいわ」

キョン「好きなとこで寝ていいからな。妹の部屋か?」

ハルヒ「あんたの部屋は寝にくそうよね。キョンの部屋!」

キョン「見事に訳が分からない」

ハルヒ「…だがそれがいい!」

ハルヒ「みたいな?」

キョン「つまり、」

キョン「俺この席結構気に入ってんだけど。席替えしたい!」

キョン「こういう事か」

ハルヒ「うん」

キョン「ま、お前がいいならベットでもなんでも貸してやるよ」

ハルヒ「そ。ありがと」




177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:07:13.73 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お風呂にする?それともシャワー?」

キョン「今は、風呂遠慮したい気分だな。風呂入る!」

ハルヒ「そうそう!その感じよ!」

キョン「ステーキかハンバーグ、どっち食いたい?」

ハルヒ「今あんまりお金無いのよね。ステーキにする!」

キョン「いい感じだな」

ハルヒ「あ、あとさ」

キョン「何だ?」

ハルヒ「キョンのバカ!アホ!だ、大好き!」

キョン「!!」

ハルヒ「れ…例だからね!?例えよ例え!」

キョン「だ、だよな、例えだよな」

ハルヒ「……」

キョン「……」




181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:10:16.94 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ねぇキョン?」

キョン「ん」

ハルヒ「あんたいつ寝るの?」

キョン「誰かさんのせいで眠いから…もう寝るかな」

ハルヒ「まだ10時だけど」

キョン「自由にさせてくれ」

ハルヒ「…分かったわ。あたしも寝る」

キョン「そうか?」

ハルヒ「悪いわね。ベット貸してもらって」

キョン「団長には逆らえないのさ」

ハルヒ「何よそれ」

キョン「じゃあな。俺は寝る」

ハルヒ「…おやすみ」

キョン「……」

ハルヒ「……」




182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:13:16.76 ID:csxgcBdKO
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……あのさ」

キョン「……」

ハルヒ「あんた、寝にくくないの?」

キョン「……」

ハルヒ「床、固くない?」

キョン「…大丈夫だ」

ハルヒ「そう…ならいいのよ」

キョン「……」

ハルヒ「…あのね」

ハルヒ「あんたが、やっぱり寝にくいんなら…」

キョン「……」

ハルヒ「…ベット使っていいのよ?」




187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:17:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「……ハルヒ」

ハルヒ「な、何?」

キョン「俺、男だぞ」

ハルヒ「…知ってるわよ」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…あーやっぱり床固いなぁ」

ハルヒ「…!」

キョン「ふかふかのベットで寝てーなぁ」

ハルヒ「そ、そう。じゃあ、仕方ないわね」

キョン「…いいんだな?」

ハルヒ「あ、あんたが体痛くしても困るし。しょーがないのよ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「…半分、だけだからね」




190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:20:28.66 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「あ、あんたそっち向きなさいよ」

キョン「お…おう」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「…ぁ、あんまり動くな!」

キョン「んな事言われても」

ハルヒ「寝返りは絶対禁止だから」

キョン「俺にどう制御しろと」

ハルヒ「あたしに触ったら死刑よ」

キョン「…わかったよ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」




192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:23:48.15 ID:csxgcBdKO
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…駄目だ全然寝れねぇ」

ハルヒ「…あたしも」

キョン「どうしてだろうな」

ハルヒ「知らないわよ…。あんた、疲れてんじゃないっけ」

キョン「いやそうだけどさ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「…さかな」

キョン「…なす」

ハルヒ「すいか」

キョン「からす」




193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:27:43.89 ID:csxgcBdKO
キョン「何故しりとりなんだ」

ハルヒ「だんちょう」

キョン「もういいよ」

ハルヒ「困った時のしりとりよ」

キョン「しりとりはそんなに万能じゃねぇ」

ハルヒ「じゃあ何すんの?」

キョン「む…」

ハルヒ「キョンが無能だから寝るわ」

キョン「勝手にしろ」

ハルヒ「おやすみ。せいぜい、寝付けなくて一人で苦しみなさい」

キョン「そういうお前はどうなんだ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「はぁ…」




195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:34:13.11 ID:csxgcBdKO
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…ハルヒ?」

ハルヒ「……」

キョン「寝たのか?」

ハルヒ「……」

キョン「おーい」

ハルヒ「……」

キョン「そっち向いていいか?」

ハルヒ「……」

キョン「よし。寝たなら勝手にやらせてもらう」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ、起きてんだろ」

ハルヒ「……」

キョン「…正直に言わないと、襲っちまうぞ?」




198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:38:47.78 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」

キョン「…なーんてな。ハルヒ、起きてるのバレバレだ」

ハルヒ「……」

キョン「いい加減に、寝たふりやめろって」

ハルヒ「……」

キョン「ホントに襲うぞ」

ハルヒ「……」

キョン「…おーい…ハルヒー」

ハルヒ「……」

キョン「マジで寝たのか」

ハルヒ「……」

キョン「やれやれ…俺は一人で何やってんだか」

ハルヒ「……」

キョン「おやすみ、ハルヒ」

ハルヒ「……」




202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:44:54.29 ID:csxgcBdKO
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……キョン?」

キョン「……」

ハルヒ「寝てる…わよね…」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「よ、よし」

キョン「……」

ハルヒ「起きたら…ぶっ殺すからね」

キョン「……」

ハルヒ「……」

ちゅっ




204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:49:03.80 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お、おやすみキョン!」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「!!!」

キョン「今の柔らかい感触は何だ」

ハルヒ「あ、あああんた起きてたの!?」

キョン「まあな」

ハルヒ「ぅぐぁ…」

キョン「俺の推測が正しければ…」

ハルヒ「ば、バカ!!」

キョン「まだ何も言って無いぞ」

ハルヒ「言わなくていい!」

キョン「……」

キョン「そうだな。言わなくていいか。間違ってたら…恥ずかしいし」




206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:56:09.88 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…!」

ハルヒ「な、何よ言いなさい!」

キョン「どっちなんだよ」

ハルヒ「早く!」

キョン「言わねーよ」

ハルヒ「むむ…」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「…キョン」

キョン「…何だ」

ハルヒ「何であたし達、同じベットで寝てるんだろうね」

キョン「……」

キョン「…さあな」

ハルヒ「何であたし達、寝れないんだろ」




209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:02:15.94 ID:csxgcBdKO
キョン「…さあな」

ハルヒ「でも」

キョン「でも?」

ハルヒ「一つだけ、はっきりしてる事があるわ」

キョン「言ってみろ」

ハルヒ「あたしね」

ハルヒ「キョンとこうして一緒に居られて、嬉しい」

キョン「…!」

ハルヒ「何故か、すごく嬉しいの」

キョン「……」

キョン「…それ」

キョン「俺と同じだな」

ハルヒ「……」

キョン「俺も、嬉しいっつーか…」

キョン「ま、まあ、悪くはないな」




211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:04:00.32 ID:yJ0N6TR6O
スレタイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!




212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:06:46.13 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…キョン」

キョン「どうした」

ハルヒ「今日ぐらい、いいよね」

キョン「な、何がだよ」

ハルヒ「バカ。甘えさせろって言ったのよ」

キョン「…俺はどうすれば?」

ハルヒ「こっち向きなさい」

キョン「ん」

ハルヒ「い、今から抱きしめるから」

キョン「どうぞ」

ハルヒ「……」

ぎゅ

キョン「……」

ハルヒ「…あっつい」

キョン「こんだけ密着してんだから、まあそうなるわな」




216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:10:42.29 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「今、あたしの顔見たら死刑だから」

キョン「見ねえよ。ていうか見れないだろ」

ハルヒ「ん」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「…何よ」

キョン「気付いてやれなくて、すまん」

ハルヒ「腹痛に?」

キョン「……」

ハルヒ「ばーか」

キョン「すまん。あの時は…どうかしてたんだ」

ハルヒ「信じていいの?」

キョン「ああ。今度は…信じていいぞ」

ハルヒ「じゃあ、行動で示してよね」

キョン「……」

キョン「…一回、顔上げてくれ」




218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:15:57.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ば、バカ!窒息するとこだった!」

キョン「悪くはなかったろ」

ハルヒ「ま、まぁ…ね」

キョン「そうだ」

ハルヒ「…?」

キョン「ハルヒ特製、愛情たっぷりハンバーグ、美味かったぞ」

ハルヒ「!!」

キョン「出来れば、また作ってくれ」

ハルヒ「…ば、バカ」

キョン「照れるとそればっかりかよ」

ハルヒ「仕方ないでしょ!恥ずかしいの!」

キョン「ハルヒ、あったかい」

ハルヒ「なっ…」

キョン「柔らかくて。いい匂いだし」

ハルヒ「あっ…ちょっとキョン…?」




221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:19:09.81 ID:csxgcBdKO
キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「ぅあ…きょ、キョンやめ…」

キョン「なーんてな」

ハルヒ「…え?」

キョン「なんだ、して欲しかったのか?」

ハルヒ「死ねっ!」

キョン「いだっ!」

ハルヒ「エロキョン!」

キョン「お、俺の息子が…」

ハルヒ「このまま再起不能にしてやるわ」

キョン「すまん!なんでも言う事聞くから!」

ハルヒ「ほう」

キョン「やべ…」

ハルヒ「言ったわね」

キョン「言っちまった…」




222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:23:46.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「じゃあ!」

ハルヒ「あたしと付き合いなさい!」

キョン「どこに?」

ハルヒ「あたし、勇気出したのになぁ」

キョン「すまん」

ハルヒ「で?どうなの?」

キョン「キスまでしといて、今更って感じだな」

ハルヒ「そうかも」

キョン「俺なんかでいいのか?」

ハルヒ「誰に聞いてんの?」

キョン「…すまん」

ハルヒ「…大好き」

キョン「い、いきなりだな」

ハルヒ「あれ?思ったより緊張せずに言えたわ」

キョン「照れずにの間違いだろ」




226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:29:42.76 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「強く抱きしめていい?」

キョン「どうぞ」

ハルヒ「ふふ、キョンの匂い」

キョン「……」

ハルヒ「足絡ませるわよ」

キョン「お、おい」

ハルヒ「何?」

キョン「理性が限界だ」

ハルヒ「頑張れ!キョンの理性頑張れ!」

キョン「マジでやばいって!」

ヴヴヴヴヴヴ

キョン「!!」
ハルヒ「!!」

キョン「で、電話?」

ハルヒ「誰から?」

キョン「…古泉だ」




228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:36:52.41 ID:csxgcBdKO
キョン「出るぞ」

ハルヒ「うん」

ピ

『夜遅くにすいません』

キョン「切るぞ」

『困ります』

キョン「冗談だ」

『どうです?涼宮さんとはうまくいってますか?』

ハルヒ「!!」

キョン「べ、別に、いつも通りだ」

『嘘っぽいですね。もしかしてもう押し倒してたり』

キョン「切るぞ」

『すいません。本題に入ります。あなたに伝えたい事があるんです』

キョン「何だ?」

『長門さんと、朝比奈さんが酔っ払いました』




229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:40:25.35 ID:csxgcBdKO
キョン「…は?」
ハルヒ「…え?」

『蝿?蝿ってなんですか蝿って』

ハルヒ「や、やば」

キョン「なんでもない!それより、酔っ払ったって?」

『ええ。でろでろのベロンベロンですよ。そこで、あなたに助けを乞こうかと』

キョン「具体的に?」

『今から、長門さんのマンションに来ていただけませんか?涼宮さんは別室ですよね?』

キョン「無理だ」

『ありがとうござ……って、ええ!?』

キョン「無理だと言ったんだ」

『頼みますよ。僕一人じゃ収集つかなくなってしまって…』

キョン「んな事言われてもな」

『そんな…』

キョン「運命は時に残酷なのだよ」

『……』




231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:43:07.70 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん。そういう事だ」

『ちょっと待って下さいよ…』

『古泉君!何やってんですかぁ!』

キョン「!!」
ハルヒ「!!」

『あ、朝比奈さん落ち着いて!今行きますから!』

『古泉君!涼宮さんとキョン君も呼んで来て下さい!』

『分かりました!だから落ち着いて……あっ』

キョン「……」
ハルヒ「……」

『長門さん!それは食べ物じゃないですよ!』

『古泉一樹も食べるべき』

『机をですか!?ちょ…朝比奈さんやめ…』

ブツリ

キョン「……」
ハルヒ「……」




233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:48:06.21 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「有希が酔っ払うって…」

キョン「信じがたいな…」

ハルヒ「なーんか、見事にムード壊されたわね」

キョン「そうか?」

ハルヒ「そうよ」

キョン「抱いていいか?」

ハルヒ「えっ…」

キョン「普通の意味で」

ハルヒ「あ、ああ、そっちね」

キョン「当たり前だろ」

ハルヒ「いいわよ。でも、あんまり強くしちゃダメよ」

キョン「俺の理性が残ってる内は、な」

ハルヒ「変態」

キョン「ハルヒが悪い」

ハルヒ「あたしは悪くないわ」




234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:51:20.31 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ん…」

キョン「苦しいか?」

ハルヒ「大丈夫よ」

キョン「可愛い」

ハルヒ「!?」

キョン「あのお前が、こんなに甘えてくるとは思わなかった」

ハルヒ「…あんただけよ」

キョン「ありがとよ」

ハルヒ「バカ…」

キョン「ちくしょう可愛い」

ハルヒ「なっ…何言ってんのよ!」

キョン「俺の素直な気持ち」

ハルヒ「ぅ…」

キョン「お前、ホントに照れ屋さんだな」

ハルヒ「ぅ、うるさい…」




237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:56:38.30 ID:csxgcBdKO
キョン「頭撫でられるのが好きとみた」

ハルヒ「…否定はしないわ」

キョン「お前さ」

ハルヒ「何?」

キョン「今もまだ遠慮してんじゃないか?」

ハルヒ「……」

キョン「今は、甘えていいって言ったろ」

ハルヒ「…だって」

キョン「だってもくそもあるか。ハルヒ、お前の好きにしていいんだ」

ハルヒ「…なんかあんたキャラ違うわよ」

キョン「そういうお前もな」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…分かった」

キョン「お?」

ハルヒ「その…、茶化したりしないでよ?」




243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:01:36.90 ID:csxgcBdKO
キョン「大丈夫だ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…キョン」

キョン「何だハルヒ」

ハルヒ「あんたの私物とか、真似したのあたしなの」

キョン「……」

ハルヒ「なんだか、同じ物をキョンが使ってると思うと…」

ハルヒ「なんだろ、うまく言い表せないや」

キョン「…やっぱりお前か」

ハルヒ「…お揃いよ?」

キョン「まあ、悪くはない」

ハルヒ「あんたさっきからそればっかり」

キョン「……すまん」

ハルヒ「謝らなくていいのに」

キョン「…!」




245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:06:41.22 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「どしたの?」

キョン「いや、なんでもない」

ハルヒ「キョンっ」

キョン「ぐ…、ちょっと苦しい…」

ハルヒ「離してあげないんだから!」

キョン「…好きにしろよ」

ハルヒ「へへ…」

キョン「ハルヒ、こっち見ろ」

ハルヒ「っ!?」

キョン「……」

ハルヒ「きょ……ん……」

キョン「……どうだ?」

ハルヒ「ずるいわ…こんなの…」

キョン「こうでもしないと、お前は素直にならないだろ」




248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:10:31.44 ID:csxgcBdKO
―――
――
―

キョン「ハルヒ、眠いのか?」

ハルヒ「うん…ちょっとね」

キョン「寒くないか?」

ハルヒ「キョンが抱きしめてくれてるから大丈夫よ?」

キョン「…そういう事じゃなくてだな」

ハルヒ「ずーっと、離しちゃだめ」

キョン「はいよ」

ハルヒ「寝てる時も…ずっと…」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…おやすみ」

ハルヒ「……」

キョン「……」




249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:14:44.29 ID:csxgcBdKO
翌日 部室



キョン「王手」

古泉「しまった」

キョン「お前弱すぎないか…」

古泉「こればっかりはどうにも出来ません」

みくる「ぅ…ふらふらします…」

ハルヒ「みくるちゃん…飲み過ぎよ…」

長門「二日酔い」

キョン「お前はぴんぴんしてんのな」

長門「あれぐらいなんて事はない」

古泉「……」

みくる「ふぇ…」

ハルヒ「だ、大丈夫?」

長門「……」パタン




250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:16:32.47 ID:csxgcBdKO
キョン「今日は終わりか。じゃあ、俺は帰る」

ハルヒ「ま、待てっ!」

キョン「…?」

ハルヒ「あんたには…えっと、説教があるから残ってなさい!」

キョン「はぁ?何だよそれ」

古泉「では、お先に失礼します」

みくる「あ、あたしも…」

長門「……」

バタン



古泉「それにしても、部室でメイド服を着ていない朝比奈さんというのも、なかなか珍しいものでしたね」

みくる「今日は…ちょっと具合が…」

長門「……」

古泉「学校、無理して来る必要は無いんですよ?涼宮さんには、僕から言っておきますから」

みくる「ありがとう古泉君…」




251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:19:30.10 ID:csxgcBdKO
キョン「で?何の説教だ」

ハルヒ「みんな帰った?」

キョン「…ああ」

ハルヒ「ホントに?どっかに隠れてない?」

キョン「出ていくの、お前も見ただろ」

ハルヒ「ふー…」

キョン「……」

ハルヒ「…キョン!一緒に帰りましょっ!」

キョン「…!」

ぎゅっ



ハルヒ「大好き!」




終わり




252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:20:44.97 ID:EqdpgiSL0
お疲れちゃーん




253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:21:32.71 ID:LkOlJ0kxO
やっぱりハルキョンがいいな 
しかしキョンと朝倉も捨てがたい 

乙




254 : ◆D/WPxQ1tnA :2009/09/07(月) 05:21:34.08 ID:csxgcBdKO
やあ、また俺なんだ
嫁氏じゃなくて悪かったんだぜ



それにしても……

朝になっちまったよ…



ありがとう
そしておやすみ





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