自分用SSまとめ
キョン「それ……俺と同じだな」②
最終更新:
meteor089
-
view
キョン「それ……俺と同じだな」 ① ②
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:29:58.17 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「罰として、あ…あたしを泊めなさい!」
ハルヒ「罰として、あ…あたしを泊めなさい!」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「だ、だめ?」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「……」
キョン「お前はいきなり過ぎるんだよ…なんでもかんでも…」
ハルヒ「いいじゃない別に」
キョン「そんなの、だ…」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「…めじゃない」
ハルヒ「…えっ!?」
キョン「いや、やっぱり、だ…」
ハルヒ「ぁぅ…」
キョン「…めじゃない!」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:40:01.23 ID:csxgcBdKO
キョン「あ、ああ」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「や、やった!」
ハルヒ「…ぁっ」
ハルヒ「じゃなくて、罰として今日一日あんたをみっちり監視するんだからね!」
キョン「罰として監視される意味が分からん」
ハルヒ「いいの!じゃあ、あたしは着替えとかいろいろ持って来るわ!」
キョン「帰って来なくていいぞー」
ハルヒ「逃げたら殺すわよ」
キョン「どこに逃げろっつーんだよ」
バタン
キョン「……」
キョン「…やれやれ…最悪な事になった…」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:49:47.65 ID:csxgcBdKO
ピッ
ピッ
キョン「もしもし、古泉か?」
『そうですが…、一体どうされました?』
キョン「緊急事態だ」
『詳しく話していただけないでしょうか』
キョン「ハルヒが」
『涼宮さんが?』
キョン「俺の家に泊まる事になった」
『……』
『おめでとうございます』
キョン「真面目に頼む」
『今の、僕の真面目な感想ですが』
キョン「……」
『すみません。ですが、これはチャンスです』
キョン「チャンス…?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:53:57.83 ID:csxgcBdKO
『ええ。チャンスもチャンス、大チャンスです』
『ええ。チャンスもチャンス、大チャンスです』
キョン「詳しく頼む」
『早い話、涼宮さんを襲っちゃえと』
キョン「なっ!?」
『っていうか、嫌ならなんで断らなかったんですか?』
キョン「いや、断ろうとした時のあのハルヒの顔見てたら…なんか…」
『成る程。では、僕はこれで』
キョン「おいおい待てこのやろう」
『まだ何か?僕も、あなたのノロケ話を聞いてやれる程暇じゃないんです』
キョン「ノロケ話を話したつもりは無い」
『これは失礼。いや、僕はあなたが幸せの絶頂にいて、興奮しすぎて僕に電話をしてきたのかと』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だ。すまん。頼む、どうにかしてくれ…」
『どうにかしろ、と言われましても…』
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:57:52.78 ID:csxgcBdKO
『古泉君、まだですかぁ?』
『古泉君、まだですかぁ?』
キョン「!?」
『次はわたしの番が控えている。早くするべき』
キョン「…?」
『すみません、今行きます』
キョン「……」
『用事がありますので、僕はこれで』
キョン「おい待て何故朝比奈さんがそこに居る!」
『ああ…。実は長門さんのマンションで「非凡者集会」をしてる途中なんです』
キョン「待て俺も行く!」
『涼宮さんは?』
キョン「ぅぐ」
『スゴロク、次は僕の番らしいので。失礼します』
プツリ
キョン「……」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:02:17.62 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「キョン?」
キョン「ぅおっ!?」
ハルヒ「どーしたの?ぼーっとして」
キョン「は、早くないかお前」
ハルヒ「そう?」
キョン「ま、お前は存在自体が非常識だからな」
ハルヒ「何よそれ。…急いで来たから、汗かいちゃった」
キョン「風呂か?シャワーでいいか?」
ハルヒ「シャワーでいいわ」
キョン「あいよ」
ハルヒ「ちゃんと親御さんに了承取りなさいよ?」
キョン「それはこっちのセリフだ」
ハルヒ「あたしはちゃんと言ってきたわ」
キョン「なんと」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:04:42.10 ID:csxgcBdKO
キョン「お前の親は、良いって言ったのかよ」
キョン「お前の親は、良いって言ったのかよ」
ハルヒ「うん。だって、みくるちゃんの家に泊まる事になってるから」
キョン「やれやれ…」
ハルヒ「そういう事だから。よろしくね」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「ん?」
キョン「バスタオル、あるか?」
ハルヒ「あ、借りていい?」
キョン「おう。服、洗濯機に突っ込んどいていいからな」
ハルヒ「いいわよ。持って帰って洗うから」
キョン「そうか。シャンプーとかは…」
ハルヒ「自分の持って来た」
キョン「あとは…」
ハルヒ「もう大丈夫よ。それじゃね」
キョン「お、おう」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:08:45.48 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
―――
――
―
ハルヒ「ふー、さっぱりしたわ」
キョン「……」
ハルヒ「ちゃんと了承取った?」
キョン「…ああ。なんか恐ろしいぐらいにすんなり許可が出た」
ハルヒ「まだ誰も帰って来てないの?」
キョン「……妹なら」
ハルヒ「妹ちゃん?ちょっと遊んで来る!」
キョン「あ!おい!…汗かくなよー」
キョン「……」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「だ、誰……古泉か…」
ピッ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:12:18.76 ID:csxgcBdKO
『どうも。涼宮さんとは元気にしてるでしょうか』
『どうも。涼宮さんとは元気にしてるでしょうか』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だすまん」
『長門さんと朝比奈さんから、あなたに言いたい事があるそうです』
キョン「何!?」
『朝比奈さんからでいいですか?』
『ふぇ!?な、長門さんからでいいですよぅ』
キョン「……」
『あなたからでいい』
『い、いいんですか?』
『……』
キョン「……」
『あ、あの…キョン君?』
キョン「は、はい。朝比奈さん、俺に伝えたい事って…」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:16:14.45 ID:csxgcBdKO
『涼宮さんの気持ちに、気付いてあげて』
『涼宮さんの気持ちに、気付いてあげて』
キョン「気持ち?」
『はい…。それだけです』
キョン「それだけ…ですか?」
『何』
キョン「ぅわっ!…なんだ長門か」
『そう』
キョン「…それで、話ってのは」
『あなたは涼宮ハルヒをもう少し注意深く観察するべき』
キョン「はい?」
『また』
キョン「ちょっ…おい長門!?」
『どうでした?』
キョン「……お前は急に出て来るな」
『はは、すいません。僕からも一言。涼宮さんをよろしくお願いします』
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:21:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「なんなんだよ……」
キョン「なんなんだよ……」
ハルヒ「何が?」
キョン「いたんですか」
ハルヒ「ええ。ずっと」
キョン「……」
ハルヒ「何よ顔逸らしちゃって」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「ん?別に?」
キョン「俺のジャージでよければ貸すぞ」
ハルヒ「いいって」
キョン「……」
ハルヒ「…どうしたの?」
キョン「……」
キョン「…しょ、正直、目のやり場に困るんだが」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:23:53.82 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「え?」
ハルヒ「え?」
キョン「無防備過ぎると言ったんだ」
ハルヒ「いいじゃないこれくらい。暑いのよ」
キョン「……」
ハルヒ「あら?キョンって意外にうぶなのね」
キョン「…うるせえ」
ハルヒ「隠す所はしっかり隠してるわ」
キョン「それはそうだがな」
ハルヒ「じゃあバニーさんの方がよかったかしら…」
キョン「やめとけ。じゃなくてやめてくれ。じゃなくてやめろ」
ハルヒ「こっち見なさいよ」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「顔赤いわよ?」
キョン「……」
ハルヒ「…ふふ」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:28:32.30 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「だーれだっ」
ハルヒ「だーれだっ」
キョン「!?」
キョン「お、おい!な、何やって」
ハルヒ「あたしは誰でしょうか?」
キョン「こ、こら!アホ!やめなさい!」
ハルヒ「キョンが正解するまでやめなーい」
キョン「ハルヒ!ハルヒだお前は!」
ハルヒ「…つまんないわね」
キョン「心臓に悪い…」
ハルヒ「今度、キョンが自転車漕いでる時にやろうかしら」
キョン「冗談にならないぞ、それ。ってか、またお前は俺の後ろに乗るつもりなのか」
ハルヒ「隙あらば乗るつもりよ」
キョン「古泉の方が速いぞ?あいつの方に乗れよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたが、いいの」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:33:53.33 ID:csxgcBdKO
キョン「…?」
キョン「…?」
ハルヒ「ほりゃーっ!」
キョン「ぅわっ!?」
ハルヒ「ふふふ…捕まえたわ…」
キョン「ななな何をお前は」
ハルヒ「キョン!このまま外に出るわよ!」
キョン「む、無茶苦茶言うな!なんだこの状況は!」
ハルヒ「キョンがあたしをおぶってんのよ」
キョン「冷静に説明されても…」
ハルヒ「隙あらば乗るって言ったばっかりでしょ」
キョン「俺に乗ってどうする!バカかお前は!」
ハルヒ「ほーらー!早く進みなさいよ!」
キョン「いで!痛いって!」
キョン「……」
キョン「正直、たまりません…」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:38:56.98 ID:csxgcBdKO
キョン「下ろすぞ」
キョン「下ろすぞ」
ハルヒ「えっ」
キョン「この狭い部屋で暴れたくない。それに、俺がもう限界だ」
ハルヒ「体力なさすぎじゃない?」
キョン「…そういう意味じゃねぇよ」
ハルヒ「どういう意味よ」
キョン「単刀直入に言わせてもらう。お前は柔らかい」
ハルヒ「…へっ?」
キョン「その柔らかい、いろんなとこが触れてるんだよ」
ハルヒ「ば、バカ!早く下ろせ!」
キョン「ほい」
ハルヒ「へ…変態!」
キョン「ハルヒから抱き着いてきたんだろ」
ハルヒ「だっ抱き着…」
キョン「お前はもっと自分の行動に責任をもってだな…」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:56:37.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「何よエラソーに」
ハルヒ「何よエラソーに」
キョン「注意してやったんだ」
ハルヒ「はいはいどうもどうも」
キョン「…!」
ハルヒ「…?」
キョン「は、ハルヒが…」
キョン「俺に礼を言った…!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ!もう一回言ってみてくれ!」
ハルヒ「…ありがと、キョン」
キョン「!!」
キョン「ぅおぅ…!」
ハルヒ「……」
キョン「サンキュー。これで俺も心置きなく死ねる」
ハルヒ「じゃあ今葬ってやるわ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:59:11.51 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「何?あんた、同じツッコミしか出来ないの?」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「はぁ…。キョンの存在意味って、なんだったかしら」
キョン「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「もう一回頼む」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…仕方ないわね」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:06:21.23 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「…ちなみに聞くが、俺の処刑方法は何だ」
ハルヒ「絞首」
キョン「絞首!?」
ハルヒ「縄持って来るわね」
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あれ?」
キョン「…あっ」
キョン「…あっ」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:13:58.45 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「な、何でまた同じツッコミなのよ!せっかくやり直したのに!」
ハルヒ「な、何でまた同じツッコミなのよ!せっかくやり直したのに!」
キョン「お前が悪い!」
ハルヒ「あたしは悪くない!」
キョン「なんだこの不毛な争い」
ハルヒ「そういえば、晩ご飯はまだかしら」
キョン「あ、ああ…それなんだが」
キョン「ハルヒ、作ってくれないか?」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「その、なんだ」
キョン「お前の宿泊許可がすんなり出たってのは…」
キョン「今日、親帰って来ないんだよ」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「何これちょっとドキッとした…」
キョン「よろしくな。俺も、出来るだけ手伝うからさ」
ハルヒ「ぅ、うん」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:24:07.62 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
―――
――
―
ハルヒ「はいっ!ハルヒ特製ハンバーグです!」
キョン「相変わらずすげぇな…」
妹「いただきまーす」
キョン「手洗ったか?」
妹「洗ったよー」
ハルヒ「おかわりあるから、たくさん食べちゃいなさい!」
キョン「いただきます」
ハルヒ「……」
キョン「……ん」
ハルヒ「ど、どう?」
キョン「…うまい」
キョン「店開けるレベルだぞこれ…」
ハルヒ「あ、あったりまえよ!愛情がたっぷりつまってんだから!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:27:31.34 ID:csxgcBdKO
キョン「…愛情?」
キョン「…愛情?」
妹「愛情だってー!よかったねキョン君!」
ハルヒ「ぁ、わ、わ、」
キョン「…ん?」
ハルヒ「ち、違うわよ!?愛情ってのは、その、あ、あいじょう…そ、そう!哀情よ!!」
キョン「は?」
ハルヒ「キョンを哀れむ心よ!だから、えと、いつもごめんねありがとうみたいな……じゃなくて!!」
キョン「と、とりあえず落ち着けって」
妹「ハルにゃん顔真っ赤ー」
ハルヒ「と、トイレ行って来る!」
キョン「おいハルヒ!」
キョン「……」
妹「キョン君追い掛けないの?」
キョン「トイレまで追い掛けるバカがどこにいるんだ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:33:28.41 ID:csxgcBdKO
キョン「…!」
キョン「…!」
キョン「そういえば、長門と朝比奈さんが言ってた…」
妹「キョン君どしたの?」
キョン「俺、やっぱり追い掛けてくる」
妹「はーい」
キョン「……」
ガラッ
ハルヒ「…何しに来たのよ」
キョン「トイレに居たんじゃなかったのか?」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
キョン「今まで気付いてやれなくてすまん」
ハルヒ「!!」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:38:02.52 ID:csxgcBdKO
キョン「普通に考えたら分かる事だった」
キョン「普通に考えたら分かる事だった」
キョン「…すまん」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…何であんたが謝ってんのよ」
ハルヒ「気付くのが遅いのよ…バカキョン」
キョン「それで、大丈夫なのか?」
ハルヒ「え?」
キョン「腹。腹痛かったんだよな」
ハルヒ「は、はら?」
キョン「ま、あんなへそ出した格好してたから当然っちゃ当然だろ」
ハルヒ「……」
キョン「もう腹冷やさないようにしとけよ」
ハルヒ「……はぁ」
ハルヒ「本当に、どうしようもないバカねあんた」
キョン「心配してやってんのに…お前なぁ」
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:46:11.68 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「で…さ、どうするの?」
ハルヒ「で…さ、どうするの?」
キョン「何が」
ハルヒ「何がじゃないわよ。ほら、ね?」
キョン「…?」
ハルヒ「あ、あんた気付いたとか言ったじゃない!」
キョン「いやだからお前、腹痛かったんだろ?」
ハルヒ「へ?」
キョン「ん?違うのか?」
ハルヒ「え…え?」
キョン「いやよくよく考えたら、お前いつもよりそわそわしてたもんな」
ハルヒ「……」
キョン「もっと早く気付いてやるべきだった」
ハルヒ「……」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:49:49.16 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…アホ!バカ!マヌケ!」
キョン「!?」
ハルヒ「あたしの心を返せ!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「なんであんたなの!?あんたなんか!」
キョン「どうしたんだよ?」
ハルヒ「…このバカァ!」
キョン「お、おい!」
キョン「……」
キョン「一体なにがなんだか…」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:51:49.34 ID:5/pWc47KO
うん、お腹を冷やしちゃいかんな……
うん、お腹を冷やしちゃいかんな……
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:52:02.69 ID:RrcKVKDMO
フラグクラッシャーってこわいね
フラグクラッシャーってこわいね
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:59:05.92 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん古泉!」
キョン「すまん古泉!」
『何したんですか』
キョン「ハルヒが…なんか怒っちまった…」
『閉鎖空間は今のところありませんが…』
キョン「何?」
『冗談はやめてくださいよ』
キョン「じょ、冗談な訳あるか!」
『はは、実はあなたいる場所が、まるまる閉鎖空間だったりします』
キョン「!!」
『冗談です』
キョン「……」
『怒らないで下さい。あなたの鬱憤処理は僕の仕事の範疇を越えてますから』
キョン「…俺のストレスは誰が解消してくれるんだ」
『さあ、誰でしょうね?…では、切ります。いい夜をお過ごし下さい』
キョン「……」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:02:56.65 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
―――
――
―
キョン「ハルヒ、何処で寝るんだ?」
ハルヒ「どこでもいいわ」
キョン「好きなとこで寝ていいからな。妹の部屋か?」
ハルヒ「あんたの部屋は寝にくそうよね。キョンの部屋!」
キョン「見事に訳が分からない」
ハルヒ「…だがそれがいい!」
ハルヒ「みたいな?」
キョン「つまり、」
キョン「俺この席結構気に入ってんだけど。席替えしたい!」
キョン「こういう事か」
ハルヒ「うん」
キョン「ま、お前がいいならベットでもなんでも貸してやるよ」
ハルヒ「そ。ありがと」
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:07:13.73 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お風呂にする?それともシャワー?」
ハルヒ「お風呂にする?それともシャワー?」
キョン「今は、風呂遠慮したい気分だな。風呂入る!」
ハルヒ「そうそう!その感じよ!」
キョン「ステーキかハンバーグ、どっち食いたい?」
ハルヒ「今あんまりお金無いのよね。ステーキにする!」
キョン「いい感じだな」
ハルヒ「あ、あとさ」
キョン「何だ?」
ハルヒ「キョンのバカ!アホ!だ、大好き!」
キョン「!!」
ハルヒ「れ…例だからね!?例えよ例え!」
キョン「だ、だよな、例えだよな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:10:16.94 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ねぇキョン?」
ハルヒ「ねぇキョン?」
キョン「ん」
ハルヒ「あんたいつ寝るの?」
キョン「誰かさんのせいで眠いから…もう寝るかな」
ハルヒ「まだ10時だけど」
キョン「自由にさせてくれ」
ハルヒ「…分かったわ。あたしも寝る」
キョン「そうか?」
ハルヒ「悪いわね。ベット貸してもらって」
キョン「団長には逆らえないのさ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「じゃあな。俺は寝る」
ハルヒ「…おやすみ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:13:16.76 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……あのさ」
キョン「……」
ハルヒ「あんた、寝にくくないの?」
キョン「……」
ハルヒ「床、固くない?」
キョン「…大丈夫だ」
ハルヒ「そう…ならいいのよ」
キョン「……」
ハルヒ「…あのね」
ハルヒ「あんたが、やっぱり寝にくいんなら…」
キョン「……」
ハルヒ「…ベット使っていいのよ?」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:17:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「……ハルヒ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」
キョン「俺、男だぞ」
ハルヒ「…知ってるわよ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…あーやっぱり床固いなぁ」
ハルヒ「…!」
キョン「ふかふかのベットで寝てーなぁ」
ハルヒ「そ、そう。じゃあ、仕方ないわね」
キョン「…いいんだな?」
ハルヒ「あ、あんたが体痛くしても困るし。しょーがないのよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…半分、だけだからね」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:20:28.66 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「あ、あんたそっち向きなさいよ」
ハルヒ「あ、あんたそっち向きなさいよ」
キョン「お…おう」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…ぁ、あんまり動くな!」
キョン「んな事言われても」
ハルヒ「寝返りは絶対禁止だから」
キョン「俺にどう制御しろと」
ハルヒ「あたしに触ったら死刑よ」
キョン「…わかったよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:23:48.15 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…駄目だ全然寝れねぇ」
ハルヒ「…あたしも」
キョン「どうしてだろうな」
ハルヒ「知らないわよ…。あんた、疲れてんじゃないっけ」
キョン「いやそうだけどさ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…さかな」
キョン「…なす」
ハルヒ「すいか」
キョン「からす」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:27:43.89 ID:csxgcBdKO
キョン「何故しりとりなんだ」
キョン「何故しりとりなんだ」
ハルヒ「だんちょう」
キョン「もういいよ」
ハルヒ「困った時のしりとりよ」
キョン「しりとりはそんなに万能じゃねぇ」
ハルヒ「じゃあ何すんの?」
キョン「む…」
ハルヒ「キョンが無能だから寝るわ」
キョン「勝手にしろ」
ハルヒ「おやすみ。せいぜい、寝付けなくて一人で苦しみなさい」
キョン「そういうお前はどうなんだ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「はぁ…」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:34:13.11 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「寝たのか?」
ハルヒ「……」
キョン「おーい」
ハルヒ「……」
キョン「そっち向いていいか?」
ハルヒ「……」
キョン「よし。寝たなら勝手にやらせてもらう」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、起きてんだろ」
ハルヒ「……」
キョン「…正直に言わないと、襲っちまうぞ?」
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:38:47.78 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
キョン「…なーんてな。ハルヒ、起きてるのバレバレだ」
ハルヒ「……」
キョン「いい加減に、寝たふりやめろって」
ハルヒ「……」
キョン「ホントに襲うぞ」
ハルヒ「……」
キョン「…おーい…ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「マジで寝たのか」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…俺は一人で何やってんだか」
ハルヒ「……」
キョン「おやすみ、ハルヒ」
ハルヒ「……」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:44:54.29 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「……」
ハルヒ「寝てる…わよね…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「よ、よし」
キョン「……」
ハルヒ「起きたら…ぶっ殺すからね」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ちゅっ
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:49:03.80 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お、おやすみキョン!」
ハルヒ「お、おやすみキョン!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「!!!」
キョン「今の柔らかい感触は何だ」
ハルヒ「あ、あああんた起きてたの!?」
キョン「まあな」
ハルヒ「ぅぐぁ…」
キョン「俺の推測が正しければ…」
ハルヒ「ば、バカ!!」
キョン「まだ何も言って無いぞ」
ハルヒ「言わなくていい!」
キョン「……」
キョン「そうだな。言わなくていいか。間違ってたら…恥ずかしいし」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:56:09.88 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…!」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「な、何よ言いなさい!」
キョン「どっちなんだよ」
ハルヒ「早く!」
キョン「言わねーよ」
ハルヒ「むむ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「…何だ」
ハルヒ「何であたし達、同じベットで寝てるんだろうね」
キョン「……」
キョン「…さあな」
ハルヒ「何であたし達、寝れないんだろ」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:02:15.94 ID:csxgcBdKO
キョン「…さあな」
キョン「…さあな」
ハルヒ「でも」
キョン「でも?」
ハルヒ「一つだけ、はっきりしてる事があるわ」
キョン「言ってみろ」
ハルヒ「あたしね」
ハルヒ「キョンとこうして一緒に居られて、嬉しい」
キョン「…!」
ハルヒ「何故か、すごく嬉しいの」
キョン「……」
キョン「…それ」
キョン「俺と同じだな」
ハルヒ「……」
キョン「俺も、嬉しいっつーか…」
キョン「ま、まあ、悪くはないな」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:04:00.32 ID:yJ0N6TR6O
スレタイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
スレタイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:06:46.13 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…キョン」
ハルヒ「…キョン」
キョン「どうした」
ハルヒ「今日ぐらい、いいよね」
キョン「な、何がだよ」
ハルヒ「バカ。甘えさせろって言ったのよ」
キョン「…俺はどうすれば?」
ハルヒ「こっち向きなさい」
キョン「ん」
ハルヒ「い、今から抱きしめるから」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「……」
ぎゅ
キョン「……」
ハルヒ「…あっつい」
キョン「こんだけ密着してんだから、まあそうなるわな」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:10:42.29 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「今、あたしの顔見たら死刑だから」
ハルヒ「今、あたしの顔見たら死刑だから」
キョン「見ねえよ。ていうか見れないだろ」
ハルヒ「ん」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「気付いてやれなくて、すまん」
ハルヒ「腹痛に?」
キョン「……」
ハルヒ「ばーか」
キョン「すまん。あの時は…どうかしてたんだ」
ハルヒ「信じていいの?」
キョン「ああ。今度は…信じていいぞ」
ハルヒ「じゃあ、行動で示してよね」
キョン「……」
キョン「…一回、顔上げてくれ」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:15:57.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ば、バカ!窒息するとこだった!」
ハルヒ「ば、バカ!窒息するとこだった!」
キョン「悪くはなかったろ」
ハルヒ「ま、まぁ…ね」
キョン「そうだ」
ハルヒ「…?」
キョン「ハルヒ特製、愛情たっぷりハンバーグ、美味かったぞ」
ハルヒ「!!」
キョン「出来れば、また作ってくれ」
ハルヒ「…ば、バカ」
キョン「照れるとそればっかりかよ」
ハルヒ「仕方ないでしょ!恥ずかしいの!」
キョン「ハルヒ、あったかい」
ハルヒ「なっ…」
キョン「柔らかくて。いい匂いだし」
ハルヒ「あっ…ちょっとキョン…?」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:19:09.81 ID:csxgcBdKO
キョン「ハルヒ…」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「ぅあ…きょ、キョンやめ…」
キョン「なーんてな」
ハルヒ「…え?」
キョン「なんだ、して欲しかったのか?」
ハルヒ「死ねっ!」
キョン「いだっ!」
ハルヒ「エロキョン!」
キョン「お、俺の息子が…」
ハルヒ「このまま再起不能にしてやるわ」
キョン「すまん!なんでも言う事聞くから!」
ハルヒ「ほう」
キョン「やべ…」
ハルヒ「言ったわね」
キョン「言っちまった…」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:23:46.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「じゃあ!」
ハルヒ「じゃあ!」
ハルヒ「あたしと付き合いなさい!」
キョン「どこに?」
ハルヒ「あたし、勇気出したのになぁ」
キョン「すまん」
ハルヒ「で?どうなの?」
キョン「キスまでしといて、今更って感じだな」
ハルヒ「そうかも」
キョン「俺なんかでいいのか?」
ハルヒ「誰に聞いてんの?」
キョン「…すまん」
ハルヒ「…大好き」
キョン「い、いきなりだな」
ハルヒ「あれ?思ったより緊張せずに言えたわ」
キョン「照れずにの間違いだろ」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:29:42.76 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「強く抱きしめていい?」
ハルヒ「強く抱きしめていい?」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「ふふ、キョンの匂い」
キョン「……」
ハルヒ「足絡ませるわよ」
キョン「お、おい」
ハルヒ「何?」
キョン「理性が限界だ」
ハルヒ「頑張れ!キョンの理性頑張れ!」
キョン「マジでやばいって!」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「!!」
キョン「で、電話?」
ハルヒ「誰から?」
キョン「…古泉だ」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:36:52.41 ID:csxgcBdKO
キョン「出るぞ」
キョン「出るぞ」
ハルヒ「うん」
ピ
『夜遅くにすいません』
キョン「切るぞ」
『困ります』
キョン「冗談だ」
『どうです?涼宮さんとはうまくいってますか?』
ハルヒ「!!」
キョン「べ、別に、いつも通りだ」
『嘘っぽいですね。もしかしてもう押し倒してたり』
キョン「切るぞ」
『すいません。本題に入ります。あなたに伝えたい事があるんです』
キョン「何だ?」
『長門さんと、朝比奈さんが酔っ払いました』
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:40:25.35 ID:csxgcBdKO
キョン「…は?」
ハルヒ「…え?」
キョン「…は?」
ハルヒ「…え?」
『蝿?蝿ってなんですか蝿って』
ハルヒ「や、やば」
キョン「なんでもない!それより、酔っ払ったって?」
『ええ。でろでろのベロンベロンですよ。そこで、あなたに助けを乞こうかと』
キョン「具体的に?」
『今から、長門さんのマンションに来ていただけませんか?涼宮さんは別室ですよね?』
キョン「無理だ」
『ありがとうござ……って、ええ!?』
キョン「無理だと言ったんだ」
『頼みますよ。僕一人じゃ収集つかなくなってしまって…』
キョン「んな事言われてもな」
『そんな…』
キョン「運命は時に残酷なのだよ」
『……』
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:43:07.70 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん。そういう事だ」
キョン「すまん。そういう事だ」
『ちょっと待って下さいよ…』
『古泉君!何やってんですかぁ!』
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「!!」
『あ、朝比奈さん落ち着いて!今行きますから!』
『古泉君!涼宮さんとキョン君も呼んで来て下さい!』
『分かりました!だから落ち着いて……あっ』
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
『長門さん!それは食べ物じゃないですよ!』
『古泉一樹も食べるべき』
『机をですか!?ちょ…朝比奈さんやめ…』
ブツリ
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:48:06.21 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「有希が酔っ払うって…」
ハルヒ「有希が酔っ払うって…」
キョン「信じがたいな…」
ハルヒ「なーんか、見事にムード壊されたわね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうよ」
キョン「抱いていいか?」
ハルヒ「えっ…」
キョン「普通の意味で」
ハルヒ「あ、ああ、そっちね」
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「いいわよ。でも、あんまり強くしちゃダメよ」
キョン「俺の理性が残ってる内は、な」
ハルヒ「変態」
キョン「ハルヒが悪い」
ハルヒ「あたしは悪くないわ」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:51:20.31 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ん…」
ハルヒ「ん…」
キョン「苦しいか?」
ハルヒ「大丈夫よ」
キョン「可愛い」
ハルヒ「!?」
キョン「あのお前が、こんなに甘えてくるとは思わなかった」
ハルヒ「…あんただけよ」
キョン「ありがとよ」
ハルヒ「バカ…」
キョン「ちくしょう可愛い」
ハルヒ「なっ…何言ってんのよ!」
キョン「俺の素直な気持ち」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「お前、ホントに照れ屋さんだな」
ハルヒ「ぅ、うるさい…」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:56:38.30 ID:csxgcBdKO
キョン「頭撫でられるのが好きとみた」
キョン「頭撫でられるのが好きとみた」
ハルヒ「…否定はしないわ」
キョン「お前さ」
ハルヒ「何?」
キョン「今もまだ遠慮してんじゃないか?」
ハルヒ「……」
キョン「今は、甘えていいって言ったろ」
ハルヒ「…だって」
キョン「だってもくそもあるか。ハルヒ、お前の好きにしていいんだ」
ハルヒ「…なんかあんたキャラ違うわよ」
キョン「そういうお前もな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…分かった」
キョン「お?」
ハルヒ「その…、茶化したりしないでよ?」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:01:36.90 ID:csxgcBdKO
キョン「大丈夫だ」
キョン「大丈夫だ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何だハルヒ」
ハルヒ「あんたの私物とか、真似したのあたしなの」
キョン「……」
ハルヒ「なんだか、同じ物をキョンが使ってると思うと…」
ハルヒ「なんだろ、うまく言い表せないや」
キョン「…やっぱりお前か」
ハルヒ「…お揃いよ?」
キョン「まあ、悪くはない」
ハルヒ「あんたさっきからそればっかり」
キョン「……すまん」
ハルヒ「謝らなくていいのに」
キョン「…!」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:06:41.22 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「どしたの?」
ハルヒ「どしたの?」
キョン「いや、なんでもない」
ハルヒ「キョンっ」
キョン「ぐ…、ちょっと苦しい…」
ハルヒ「離してあげないんだから!」
キョン「…好きにしろよ」
ハルヒ「へへ…」
キョン「ハルヒ、こっち見ろ」
ハルヒ「っ!?」
キョン「……」
ハルヒ「きょ……ん……」
キョン「……どうだ?」
ハルヒ「ずるいわ…こんなの…」
キョン「こうでもしないと、お前は素直にならないだろ」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:10:31.44 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
―――
――
―
キョン「ハルヒ、眠いのか?」
ハルヒ「うん…ちょっとね」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「キョンが抱きしめてくれてるから大丈夫よ?」
キョン「…そういう事じゃなくてだな」
ハルヒ「ずーっと、離しちゃだめ」
キョン「はいよ」
ハルヒ「寝てる時も…ずっと…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…おやすみ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:14:44.29 ID:csxgcBdKO
翌日 部室
翌日 部室
キョン「王手」
古泉「しまった」
キョン「お前弱すぎないか…」
古泉「こればっかりはどうにも出来ません」
みくる「ぅ…ふらふらします…」
ハルヒ「みくるちゃん…飲み過ぎよ…」
長門「二日酔い」
キョン「お前はぴんぴんしてんのな」
長門「あれぐらいなんて事はない」
古泉「……」
みくる「ふぇ…」
ハルヒ「だ、大丈夫?」
長門「……」パタン
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:16:32.47 ID:csxgcBdKO
キョン「今日は終わりか。じゃあ、俺は帰る」
キョン「今日は終わりか。じゃあ、俺は帰る」
ハルヒ「ま、待てっ!」
キョン「…?」
ハルヒ「あんたには…えっと、説教があるから残ってなさい!」
キョン「はぁ?何だよそれ」
古泉「では、お先に失礼します」
みくる「あ、あたしも…」
長門「……」
バタン
古泉「それにしても、部室でメイド服を着ていない朝比奈さんというのも、なかなか珍しいものでしたね」
みくる「今日は…ちょっと具合が…」
長門「……」
古泉「学校、無理して来る必要は無いんですよ?涼宮さんには、僕から言っておきますから」
みくる「ありがとう古泉君…」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:19:30.10 ID:csxgcBdKO
キョン「で?何の説教だ」
キョン「で?何の説教だ」
ハルヒ「みんな帰った?」
キョン「…ああ」
ハルヒ「ホントに?どっかに隠れてない?」
キョン「出ていくの、お前も見ただろ」
ハルヒ「ふー…」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン!一緒に帰りましょっ!」
キョン「…!」
ぎゅっ
ハルヒ「大好き!」
終わり
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:20:44.97 ID:EqdpgiSL0
お疲れちゃーん
お疲れちゃーん
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:21:32.71 ID:LkOlJ0kxO
やっぱりハルキョンがいいな
しかしキョンと朝倉も捨てがたい
やっぱりハルキョンがいいな
しかしキョンと朝倉も捨てがたい
乙
254 : ◆D/WPxQ1tnA :2009/09/07(月) 05:21:34.08 ID:csxgcBdKO
やあ、また俺なんだ
嫁氏じゃなくて悪かったんだぜ
やあ、また俺なんだ
嫁氏じゃなくて悪かったんだぜ
それにしても……
朝になっちまったよ…
ありがとう
そしておやすみ
そしておやすみ