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キョン「ハルヒに……キス?」②
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meteor089
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キョン「ハルヒに……キス?」 ① ②
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:14:58.20 ID:iJ3BPaUO0
【四日目】
【四日目】
ハルヒ「でねー、それ聞いた有希がー」
キョン「ほうほう」
ハルヒ「水銀と間違えて口に入れちゃってー」
キョン「へぇ」
キョン「ほうほう」
ハルヒ「水銀と間違えて口に入れちゃってー」
キョン「へぇ」
国木田「……楽しそうだね」
谷口「この数日で何があったんだあの二人」
国木田「見てよキョンを、話しながらずっと涼宮さんの口元みてる」
谷口「さかってんな」
国木田「さかってるね」
谷口「最低だ……畜生」
国木田「はははっ……うん」
谷口「この数日で何があったんだあの二人」
国木田「見てよキョンを、話しながらずっと涼宮さんの口元みてる」
谷口「さかってんな」
国木田「さかってるね」
谷口「最低だ……畜生」
国木田「はははっ……うん」
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:18:32.67 ID:iJ3BPaUO0
古泉「へぇ、帰りに? お別れの挨拶?」
キョン「……そんな感じだ」
古泉「よかったですね。なんとか命が繋がったじゃないですか」
キョン「ところがそうじゃないんだよ」
古泉「へぇ、帰りに? お別れの挨拶?」
キョン「……そんな感じだ」
古泉「よかったですね。なんとか命が繋がったじゃないですか」
キョン「ところがそうじゃないんだよ」
古泉「? なぜです?」
キョン「だってお前、ハルヒがもしそれに飽きたとしよう」
古泉「はい」
キョン「なら最後の最後までキスするのを待っておいて、できなかったとしたら……」
古泉「死ねばいいんじゃないですか?」
キョン「ねぇちょっと、俺真面目に話してるんだけど」
古泉「大丈夫でしょう。だったらその前にキスしてあげればいいじゃないですか」
キョン「だけどそんなの、どんなタイミングですればいいのか……」
古泉「知りませんねぇ、考えればいいじゃないですか」
キョン「ごめんね、自慢してるわけじゃないの。ほんとに困ってるの。ごめんね」
古泉「はははっ」
キョン「だってお前、ハルヒがもしそれに飽きたとしよう」
古泉「はい」
キョン「なら最後の最後までキスするのを待っておいて、できなかったとしたら……」
古泉「死ねばいいんじゃないですか?」
キョン「ねぇちょっと、俺真面目に話してるんだけど」
古泉「大丈夫でしょう。だったらその前にキスしてあげればいいじゃないですか」
キョン「だけどそんなの、どんなタイミングですればいいのか……」
古泉「知りませんねぇ、考えればいいじゃないですか」
キョン「ごめんね、自慢してるわけじゃないの。ほんとに困ってるの。ごめんね」
古泉「はははっ」
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:22:35.06 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「ほら有希、動かないの」
長門「…」ピタッ
ハルヒ「そうそう、動かないでよ」
キョン「…」(耳掻き……)
ハルヒ「ほら有希、動かないの」
長門「…」ピタッ
ハルヒ「そうそう、動かないでよ」
キョン「…」(耳掻き……)
みくる「はい、お茶どうぞ」コト
キョン「ありがとうございます」
みくる「どうですか? 調子は」ヒソヒソ
キョン「まあ、なんとか毎日キスする約束みたいなのは取り付けましたけど……」
みくる「あぁ……そうですかぁ」キュンキュン
キョン「トレー抱かかえて悶えるのはそれ、俺達に対してなんですか?」
みくる「頑張ってくださいね。私も……人が砕け散るのを見るのは嫌ですから」
キョン「爆死なの!?」
キョン「ありがとうございます」
みくる「どうですか? 調子は」ヒソヒソ
キョン「まあ、なんとか毎日キスする約束みたいなのは取り付けましたけど……」
みくる「あぁ……そうですかぁ」キュンキュン
キョン「トレー抱かかえて悶えるのはそれ、俺達に対してなんですか?」
みくる「頑張ってくださいね。私も……人が砕け散るのを見るのは嫌ですから」
キョン「爆死なの!?」
長門「……ぅ」モソッ
ハルヒ「動かないの!」
ハルヒ「動かないの!」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:29:52.03 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「はいじゃあ解散ね! 来週も元気にいきましょう!」
キョン「はいはい」
みくる「さようなら~」
ハルヒ「はいじゃあ解散ね! 来週も元気にいきましょう!」
キョン「はいはい」
みくる「さようなら~」
長門「…」モソモソ
キョン「……毎週毎週、週末になるとお菓子全部持ってかえるのやめろよ」
長門「?」
キョン「いや、なんでもない」
長門「食べる?」
キョン「食わん」
長門「そう」モソモソ
キョン「……毎週毎週、週末になるとお菓子全部持ってかえるのやめろよ」
長門「?」
キョン「いや、なんでもない」
長門「食べる?」
キョン「食わん」
長門「そう」モソモソ
ハルヒ「じゃあ帰りましょうか、キョン」
キョン「あぁ」
ハルヒ「有希も気をつけて……って、ポケットぱんっぱんじゃない」
長門「…」
ハルヒ「カバンに入れなさいよ」
長門「そっちもぱんぱん」
ハルヒ「あら、そうなの……」
キョン「あぁ」
ハルヒ「有希も気をつけて……って、ポケットぱんっぱんじゃない」
長門「…」
ハルヒ「カバンに入れなさいよ」
長門「そっちもぱんぱん」
ハルヒ「あら、そうなの……」
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:32:25.62 ID:iJ3BPaUO0
キョン「長門ってなんであんなに甘いものが好きなんだろうな」
ハルヒ「なんでかしらね」
キョン「……甘味って、もしかして地球にしかないとか?」
ハルヒ「?」
キョン「長門ってなんであんなに甘いものが好きなんだろうな」
ハルヒ「なんでかしらね」
キョン「……甘味って、もしかして地球にしかないとか?」
ハルヒ「?」
ハルヒ「見て見て、じゃーん」パッ
キョン「飴?」
ハルヒ「有希が持って帰ってるやつから、二個だけくすねてきたの」
キョン「へぇ……やるじゃん」
ハルヒ「コーヒー味とリンゴ味、どっちが好き?」
キョン「コーヒーかな」
ハルヒ「じゃあリンゴあげるわ! コーヒー味はあたしが……んっ、ちょいにが」モゴッ
キョン「くれないのかよ」
キョン「飴?」
ハルヒ「有希が持って帰ってるやつから、二個だけくすねてきたの」
キョン「へぇ……やるじゃん」
ハルヒ「コーヒー味とリンゴ味、どっちが好き?」
キョン「コーヒーかな」
ハルヒ「じゃあリンゴあげるわ! コーヒー味はあたしが……んっ、ちょいにが」モゴッ
キョン「くれないのかよ」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:42:18.84 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「そうだ、勝負しましょうよ」
キョン「勝負?」
ハルヒ「どっちが先に、口の中の飴を食べきれるかって」
キョン「面白そうだな。よし、のった」
ハルヒ「そうだ、勝負しましょうよ」
キョン「勝負?」
ハルヒ「どっちが先に、口の中の飴を食べきれるかって」
キョン「面白そうだな。よし、のった」
ハルヒ「勝ったほうの言うことを負けたほうが聞くってことで」
キョン「いいぞ」
ハルヒ「スタート」
キョン「んぐっ」ガリガリ
ハルヒ「あっ」
キョン「噛み砕いちゃダメ、とは言ってないからな。はい俺の勝ちー」
ハルヒ「……ふふっ、所詮キョンね。まだ勝負は終わってないわよ?」
キョン「え? ちょっ、おまっ」
チュゥ
キョン「いいぞ」
ハルヒ「スタート」
キョン「んぐっ」ガリガリ
ハルヒ「あっ」
キョン「噛み砕いちゃダメ、とは言ってないからな。はい俺の勝ちー」
ハルヒ「……ふふっ、所詮キョンね。まだ勝負は終わってないわよ?」
キョン「え? ちょっ、おまっ」
チュゥ
ハルヒ「……ん。はい、あたしの勝ち!」
キョン「お前な……ひ、卑怯じゃないか?」
ハルヒ「口移しNGだとも言ってないもん!」
キョン「あぁ、はいはい。俺の負けだわ……うん」
キョン「お前な……ひ、卑怯じゃないか?」
ハルヒ「口移しNGだとも言ってないもん!」
キョン「あぁ、はいはい。俺の負けだわ……うん」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:44:21.22 ID:og3qA1QUO
キョン満足すんなwwww
キョン満足すんなwwww
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 20:48:49.96 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「じゃあ命令するわ! あんたは明日一日あたしの予定に付き合うこと!」
キョン「予定?」
ハルヒ「映画観たり買い物したり……ね?」
キョン「あぁ、そうだな。休日だしな……」
ハルヒ「じゃあ命令するわ! あんたは明日一日あたしの予定に付き合うこと!」
キョン「予定?」
ハルヒ「映画観たり買い物したり……ね?」
キョン「あぁ、そうだな。休日だしな……」
ハルヒ「じゃあね、また明日! 電話するからちゃんと起きてなさいよ!」
キョン「わかってるよ、起きてる起きてる」
ハルヒ「じゃーねー!」タタッ
キョン「……休日、か」
キョン「わかってるよ、起きてる起きてる」
ハルヒ「じゃーねー!」タタッ
キョン「……休日、か」
キョン「…」
キョン「ん?」
キョン「休日……!?」
キョン「もしかして俺、これから毎日ハルヒと会わないといけないってこと?」
キョン「ん?」
キョン「休日……!?」
キョン「もしかして俺、これから毎日ハルヒと会わないといけないってこと?」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:00:00.55 ID:iJ3BPaUO0
古泉「あぁ、そうですね……そういうことになりますね」
キョン「そういうことになりますね、って」
古泉「毎日キスしなくては、ですから。一日でもできなければそれは……ふふっ」
キョン「何故笑う」
古泉「あぁ、そうですね……そういうことになりますね」
キョン「そういうことになりますね、って」
古泉「毎日キスしなくては、ですから。一日でもできなければそれは……ふふっ」
キョン「何故笑う」
古泉「いいじゃないですか、毎日会って毎日キスすればいいんです」
キョン「いやお前、それはムリだろ? さすがに限界ってもんが訪れるだろ」
古泉「それはそれで」
キョン「お前もうどうでもよくなってるだろ」
古泉「なってないですよ。さすがに目の前で人がつま先から徐々に腐っていくのを見たくはないですし」
キョン「なに俺、死因ランダムになってるの?」
古泉「ただまあ……一男子としては……死ねよって感情がなきにしもあらずというか」
キョン「わかってます! 俺もこんなこと言われたら死ねよしか言えません! でも助けて!」
キョン「いやお前、それはムリだろ? さすがに限界ってもんが訪れるだろ」
古泉「それはそれで」
キョン「お前もうどうでもよくなってるだろ」
古泉「なってないですよ。さすがに目の前で人がつま先から徐々に腐っていくのを見たくはないですし」
キョン「なに俺、死因ランダムになってるの?」
古泉「ただまあ……一男子としては……死ねよって感情がなきにしもあらずというか」
キョン「わかってます! 俺もこんなこと言われたら死ねよしか言えません! でも助けて!」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:09:58.28 ID:iJ3BPaUO0
【五日目】
【五日目】
キョン「思えば休日に二人だけで会うってのは、初めてだな」
ハルヒ「そうね! キョン!」
キョン「……その、ずっと腕を組んでないといけないのか」
ハルヒ「いけないわ!」
ハルヒ「そうね! キョン!」
キョン「……その、ずっと腕を組んでないといけないのか」
ハルヒ「いけないわ!」
キョン「これなんか可愛いんじゃないか、数珠っぽくて」
ハルヒ「そんなこと言ったら全部数珠に見えるわよ」
キョン「……突き詰めると、ただの民芸品だよなぁ」
ハルヒ「あー……まあ、オシャレってほら? 便利な言葉じゃない?」
ハルヒ「そんなこと言ったら全部数珠に見えるわよ」
キョン「……突き詰めると、ただの民芸品だよなぁ」
ハルヒ「あー……まあ、オシャレってほら? 便利な言葉じゃない?」
ハルヒ「次はねー、あっちよ!」グイッ
キョン「…」(キスすれば終わりってわけにはいかないしなぁ)
ハルヒ「ん? どっか行きたいトコある?」
キョン「そうだなぁ……」(延命の為か、こいつと一緒に居たいのか……どっちなんだろうなぁ)
キョン「…」(キスすれば終わりってわけにはいかないしなぁ)
ハルヒ「ん? どっか行きたいトコある?」
キョン「そうだなぁ……」(延命の為か、こいつと一緒に居たいのか……どっちなんだろうなぁ)
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:11:30.81 ID:8OYnTXPr0
なんだか深くなってきたぞ
なんだか深くなってきたぞ
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:15:09.90 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「はー……沢山遊んだわね!」
キョン「もうこんな時間か。早いなぁ」
ハルヒ「はー……沢山遊んだわね!」
キョン「もうこんな時間か。早いなぁ」
キョン「女の子の買い物ってのは、とても時間が掛かるもんだと思ったけどな」
ハルヒ「もっと見たいのは沢山あったわよ? でも全部買えるわけじゃないしね?」
キョン「なるほど。見ても手に入らんもんは……見ないほうがマシってことか」
ハルヒ「そっち座ってもいい?」
キョン「? 何故隣に……向かい合ってればいいじゃないか」
ハルヒ「座りたいの。ほら寄った寄った」グィグィ
ハルヒ「もっと見たいのは沢山あったわよ? でも全部買えるわけじゃないしね?」
キョン「なるほど。見ても手に入らんもんは……見ないほうがマシってことか」
ハルヒ「そっち座ってもいい?」
キョン「? 何故隣に……向かい合ってればいいじゃないか」
ハルヒ「座りたいの。ほら寄った寄った」グィグィ
キョン「…」
ハルヒ「変なの。キョンとデートしてる」
キョン「おう、変だな」
ハルヒ「……あんたが不意打ちのキスさえしなけりゃ、こんなことにはならなかったわよ?」
キョン「仕方ないことだったんだよ……あれはな」
ハルヒ「そんなにキスしたかったってこと? キョンは意外とそういうの好きなのねー」
キョン「ちょっ、違っ」
ハルヒ「変なの。キョンとデートしてる」
キョン「おう、変だな」
ハルヒ「……あんたが不意打ちのキスさえしなけりゃ、こんなことにはならなかったわよ?」
キョン「仕方ないことだったんだよ……あれはな」
ハルヒ「そんなにキスしたかったってこと? キョンは意外とそういうの好きなのねー」
キョン「ちょっ、違っ」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:27:20.37 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「で、今日はもうキスしなくていいの?」
キョン「いや別に、いいとかいかんじゃなくて」
ハルヒ「キョンってさ……ずっとあたしの唇見てるじゃん」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「で、今日はもうキスしなくていいの?」
キョン「いや別に、いいとかいかんじゃなくて」
ハルヒ「キョンってさ……ずっとあたしの唇見てるじゃん」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「あれ、もしかして自覚なかったの?」
キョン「自覚もなにも! 全然見てないぞ!」
ハルヒ「見てるんだって。で、キスして終わったらなんだか安心した顔するの」
キョン「そ、そんなことないぞ? 考えすぎだろ」
ハルヒ「そんなことあるわよ、だから今日は最初にキスしてみたの」
キョン「…」
ハルヒ「ふふっ……そんなにあたしのキスは安心する?」
キョン「違う違う、そんなんじゃないって」
ハルヒ「じゃあもうキスしないでいい?」
キョン「それは……困る……なぁ」
ハルヒ「ほらやっぱり! 可愛いわね、キョン~♪」
キョン「ああぁっ、違う、違うんですよハルヒさん……」モジモジ
キョン「自覚もなにも! 全然見てないぞ!」
ハルヒ「見てるんだって。で、キスして終わったらなんだか安心した顔するの」
キョン「そ、そんなことないぞ? 考えすぎだろ」
ハルヒ「そんなことあるわよ、だから今日は最初にキスしてみたの」
キョン「…」
ハルヒ「ふふっ……そんなにあたしのキスは安心する?」
キョン「違う違う、そんなんじゃないって」
ハルヒ「じゃあもうキスしないでいい?」
キョン「それは……困る……なぁ」
ハルヒ「ほらやっぱり! 可愛いわね、キョン~♪」
キョン「ああぁっ、違う、違うんですよハルヒさん……」モジモジ
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:34:49.36 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「ほらもう、白状しちゃいなさいよ。大好きなんでしょ? キス」
キョン「そんなのじゃないって。何で俺がそんな」
ハルヒ「でも今言ったじゃない、キスしてくれないと困るって」
ハルヒ「ほらもう、白状しちゃいなさいよ。大好きなんでしょ? キス」
キョン「そんなのじゃないって。何で俺がそんな」
ハルヒ「でも今言ったじゃない、キスしてくれないと困るって」
キョン「じゃあ逆に聞くけどな? ハルヒは俺とキスしなくても平気か?」
ハルヒ「わりと平気だけど」
キョン「……ですよねー」
ハルヒ「じゃあもう、これからキスせずに付き合ってみる?」
キョン「ごめん、それは勘弁願いたい」
ハルヒ「ほーら! やっぱりキョンは好きなんじゃない!」
キョン「……もういいよ、それでいいさもう……はぁ」
ハルヒ「よしよし、よく言ったわね。褒めてあげる」ナデナデ
ハルヒ「わりと平気だけど」
キョン「……ですよねー」
ハルヒ「じゃあもう、これからキスせずに付き合ってみる?」
キョン「ごめん、それは勘弁願いたい」
ハルヒ「ほーら! やっぱりキョンは好きなんじゃない!」
キョン「……もういいよ、それでいいさもう……はぁ」
ハルヒ「よしよし、よく言ったわね。褒めてあげる」ナデナデ
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:40:12.82 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「はー……楽しい休日だったわ!」
キョン「それならよかったよ、俺は疲れた……」
ハルヒ「はー……楽しい休日だったわ!」
キョン「それならよかったよ、俺は疲れた……」
ハルヒ「それじゃ、また学校で!」
キョン「おぅ」
ハルヒ「あれ?」
キョン「?」
ハルヒ「まーた意地張っちゃって。バイバイのキスは?」
キョン「……別にいいさ。そこまで執着しとらん」
ハルヒ「うわっ、酷い言い方ねそれ」
キョン「まあ今日の分のノルマは散々こなしたし……いやなんでもない」
ハルヒ「まあいいわ。あんたがしなくていいってのなら、あたしも賛成」
キョン「…」
ハルヒ「? なによ、ほら帰った帰った!」
キョン「いやあの、そう言われるとだな」
ハルヒ「ふふっ、なーにぃー?」
キョン「おぅ」
ハルヒ「あれ?」
キョン「?」
ハルヒ「まーた意地張っちゃって。バイバイのキスは?」
キョン「……別にいいさ。そこまで執着しとらん」
ハルヒ「うわっ、酷い言い方ねそれ」
キョン「まあ今日の分のノルマは散々こなしたし……いやなんでもない」
ハルヒ「まあいいわ。あんたがしなくていいってのなら、あたしも賛成」
キョン「…」
ハルヒ「? なによ、ほら帰った帰った!」
キョン「いやあの、そう言われるとだな」
ハルヒ「ふふっ、なーにぃー?」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:47:28.51 ID:iJ3BPaUO0
【六日目】
【六日目】
キョン「…」
キョン「十五時か……すげぇ寝たな」
キョン「……ちょっと待て! 今日はどうすればいいんだ俺!?」ガバッ
キョン「十五時か……すげぇ寝たな」
キョン「……ちょっと待て! 今日はどうすればいいんだ俺!?」ガバッ
古泉「え? 涼宮さんに会えない?」
キョン「そうなんだ、なんかあいつ今日は家族と出かけるからって」
古泉「何故今更……もう夕方ですよ」
キョン「なんていうか、昨日のことを反芻してたらだな」
古泉「ドのろけじゃないですか」
キョン「まあそれはそれとしてだ! これは、これは……どうしたら?」
古泉「僕はなんとも言えませんね。長門さんにでも聞いてみてはどうでしょうか?」
キョン「長門に?」
古泉「空間移動も時間移動もなんのその、だとは思いませんか?」
キョン「なるほど!」
キョン「そうなんだ、なんかあいつ今日は家族と出かけるからって」
古泉「何故今更……もう夕方ですよ」
キョン「なんていうか、昨日のことを反芻してたらだな」
古泉「ドのろけじゃないですか」
キョン「まあそれはそれとしてだ! これは、これは……どうしたら?」
古泉「僕はなんとも言えませんね。長門さんにでも聞いてみてはどうでしょうか?」
キョン「長門に?」
古泉「空間移動も時間移動もなんのその、だとは思いませんか?」
キョン「なるほど!」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:55:06.57 ID:iJ3BPaUO0
キョン「ここだ……」
ピンポーン
キョン「あれ、留守かな」
キョン「ここだ……」
ピンポーン
キョン「あれ、留守かな」
ピンポーン
キョン「……マジか」
キョン「おいおい、どこへ行ったんだ長門は!」
キョン「オートロックだしな……誰か帰ってくるのを待って一緒に入るか?」
キョン「いやでも、なんか嫌だなそれは」
キョン「……マジか」
キョン「おいおい、どこへ行ったんだ長門は!」
キョン「オートロックだしな……誰か帰ってくるのを待って一緒に入るか?」
キョン「いやでも、なんか嫌だなそれは」
キョン「……あ、監視カメラ」
キョン「…」
キョン「おーい、俺だ。ほらお菓子持って来たぞー」フリフリ
ウィーン
キョン「居留守かよ」
キョン「…」
キョン「おーい、俺だ。ほらお菓子持って来たぞー」フリフリ
ウィーン
キョン「居留守かよ」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 21:59:58.32 ID:iJ3BPaUO0
キョン「こら長門、何故居留守を使う」
長門「…」
キョン「ドアを開けてくれ。早くしないと死ぬかもしれん」
長門「お菓子は?」
キョン「持ってきてるって。なんか地方の土産みたいなのを」
キョン「こら長門、何故居留守を使う」
長門「…」
キョン「ドアを開けてくれ。早くしないと死ぬかもしれん」
長門「お菓子は?」
キョン「持ってきてるって。なんか地方の土産みたいなのを」
ガチャ
長門「入って」
キョン「やっと開けてく……ん? どうしたお前!?」
長門「?」
キョン「なんだその管! 点滴か……体、どこか悪いのか?」
長門「……体に直接……オレンジジュースを流している」
キョン「どこの海賊だお前」
長門「甘美」
キョン「体じゃなくて頭がダメになってるのか……一度宇宙帰ったほうがいいんじゃないのか?」
長門「入って」
キョン「やっと開けてく……ん? どうしたお前!?」
長門「?」
キョン「なんだその管! 点滴か……体、どこか悪いのか?」
長門「……体に直接……オレンジジュースを流している」
キョン「どこの海賊だお前」
長門「甘美」
キョン「体じゃなくて頭がダメになってるのか……一度宇宙帰ったほうがいいんじゃないのか?」
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:00:47.01 ID:qKphmJsrO
長門wwwww終わってるwwwww
長門wwwww終わってるwwwww
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:07:32.41 ID:iJ3BPaUO0
長門「…」ゴソゴソ
キョン「どっかの有名な大福らしい。妹が美味い美味いって食ってた」
長門「…」ハム
キョン「…」
長門「合格。用件を言って」モッシモッシ
キョン「それ不合格だったらどうなってたんだ?」
長門「…」ゴソゴソ
キョン「どっかの有名な大福らしい。妹が美味い美味いって食ってた」
長門「…」ハム
キョン「…」
長門「合格。用件を言って」モッシモッシ
キョン「それ不合格だったらどうなってたんだ?」
キョン「――というわけだ、これじゃ今日中にハルヒに会うことができない」
長門「やっちまったなぁ」
キョン「なにそれ気に入ってるの?」
長門「……問題ないはず」
キョン「本当に? でもなんで」
長門「彼女の願望は、『あなたに会える日は毎日キスしてほしい』ということ」
キョン「じゃあ最初から会えない日は……大丈夫ってことか」
長門「恐らく」
キョン「恐らくってなんだよ。はい失敗でしたー、で済む問題じゃないだろこれ」
長門「当たるも八卦当たらぬも八卦」
キョン「そんなので死にたくねぇ……」
長門「やっちまったなぁ」
キョン「なにそれ気に入ってるの?」
長門「……問題ないはず」
キョン「本当に? でもなんで」
長門「彼女の願望は、『あなたに会える日は毎日キスしてほしい』ということ」
キョン「じゃあ最初から会えない日は……大丈夫ってことか」
長門「恐らく」
キョン「恐らくってなんだよ。はい失敗でしたー、で済む問題じゃないだろこれ」
長門「当たるも八卦当たらぬも八卦」
キョン「そんなので死にたくねぇ……」
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:11:48.76 ID:iJ3BPaUO0
長門「飲んで」
キョン「なんで俺はお茶なの? オレンジジュースないの?」
長門「あれは……ガソリンみたいなもの」
キョン「…」
長門「飲んで」
キョン「なんで俺はお茶なの? オレンジジュースないの?」
長門「あれは……ガソリンみたいなもの」
キョン「…」
長門「今のところ、私にはどうすることもできない」モグモグ
長門「彼女のプライベートには、干渉する術がない」ボリボリ
長門「だから、今できることは……持っている情報の全てを最大限に使い」ムーシャムーシャ
長門「できるだけ確実な結論を、あなたに伝えるだけ……けふっ」
キョン「それ言うだけで何個ブラックサン○ー食べてるんだよ……」
長門「おかわり」
キョン「ない」
長門「……あなたは明日死ぬ」
キョン「脅してもないもんはない」
長門「彼女のプライベートには、干渉する術がない」ボリボリ
長門「だから、今できることは……持っている情報の全てを最大限に使い」ムーシャムーシャ
長門「できるだけ確実な結論を、あなたに伝えるだけ……けふっ」
キョン「それ言うだけで何個ブラックサン○ー食べてるんだよ……」
長門「おかわり」
キョン「ない」
長門「……あなたは明日死ぬ」
キョン「脅してもないもんはない」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:13:10.47 ID:qKphmJsrO
ダメだwwwwこの長門大好きwwwww
ダメだwwwwこの長門大好きwwwww
267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:22:06.81 ID:iJ3BPaUO0
キョン「アーモ○ドチョコがカバンに入ってた。やるよ」
長門「…」スッ
キョン「本当に甘いもの大好きなんだな」
長門「これなしでは私は存在できない」
キョン「糖分ってそんな凄い力あるの?」
キョン「アーモ○ドチョコがカバンに入ってた。やるよ」
長門「…」スッ
キョン「本当に甘いもの大好きなんだな」
長門「これなしでは私は存在できない」
キョン「糖分ってそんな凄い力あるの?」
長門「…」コリッ
キョン「あぁ、すぐ噛み砕く派なんだな」
長門「?」
キョン「俺はわりと、口の中で転がせる派」
長門「…」モゴモゴ
キョン「そうするとだ、チョコとアーモンドを別々に楽しめるだろ?」
長門「……こんなときどういう顔をすればいいかわからない」
キョン「気に入ったのか。あとそれはお前のセリフじゃない」
キョン「あぁ、すぐ噛み砕く派なんだな」
長門「?」
キョン「俺はわりと、口の中で転がせる派」
長門「…」モゴモゴ
キョン「そうするとだ、チョコとアーモンドを別々に楽しめるだろ?」
長門「……こんなときどういう顔をすればいいかわからない」
キョン「気に入ったのか。あとそれはお前のセリフじゃない」
キョン「まあいい、とりあえず長門を信じて……今日は家に帰る」
長門「さようなら。今までありがとう」ガチャン
キョン「!? ちょっ、今のなに!? 長門? 長門さーん!?」ドンドン!
長門「さようなら。今までありがとう」ガチャン
キョン「!? ちょっ、今のなに!? 長門? 長門さーん!?」ドンドン!
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:29:58.51 ID:O/nUDk3FO
長門wwwwww
長門wwwwww
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:31:17.41 ID:iJ3BPaUO0
キョン「本当に大丈夫なのかよ……油断してるとパーンなんてことに」
キョン「…」
キョン「あと二時間……」
キョン「本当に大丈夫なのかよ……油断してるとパーンなんてことに」
キョン「…」
キョン「あと二時間……」
キョン「あと二分で……一日が終わる」
キョン「ああああっ! 本当に大丈夫なんだろうな!?」
ピリリr
キョン「!? メール? 古泉……」
キョン「ああああっ! 本当に大丈夫なんだろうな!?」
ピリリr
キョン「!? メール? 古泉……」
『今までありがとうございました』
キョン「うわああああああああああああ!!!!」
キョン「ああああああ……っ……?」
キョン「あれ、十二時廻ってる……」
キョン「あいつマジでどうにかしてやる」
キョン「ああああああ……っ……?」
キョン「あれ、十二時廻ってる……」
キョン「あいつマジでどうにかしてやる」
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:36:39.08 ID:iJ3BPaUO0
【七日目】
【七日目】
古泉「落ち着いてください! 僕は別に悪気があってあんなメールを送ったわけじゃ!」
キョン「悪意以外のなにも感じられんかったわ! この野郎!」
ハルヒ「あーもー、ほら邪魔よ二人とも!」
キョン「っと、何やってるんだよ」
ハルヒ「大掃除よ! やるって前に言ってたでしょ?」
キョン「悪意以外のなにも感じられんかったわ! この野郎!」
ハルヒ「あーもー、ほら邪魔よ二人とも!」
キョン「っと、何やってるんだよ」
ハルヒ「大掃除よ! やるって前に言ってたでしょ?」
キョン「なにも月曜日にやらなくても」
ハルヒ「一番元気な日になるのが一番! ほら、ゴミ捨てに行くわよ」
キョン「ん」
ハルヒ「有希の食べたお菓子の包み紙が尋常じゃないからね……あの子なんで太らないのかしら?」
キョン「脳をやられてるんだよ。多分プリンとかでできてるんだ」
ハルヒ「?」
ハルヒ「一番元気な日になるのが一番! ほら、ゴミ捨てに行くわよ」
キョン「ん」
ハルヒ「有希の食べたお菓子の包み紙が尋常じゃないからね……あの子なんで太らないのかしら?」
キョン「脳をやられてるんだよ。多分プリンとかでできてるんだ」
ハルヒ「?」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:42:02.43 ID:iJ3BPaUO0
みくる「あっ、ごめんなさい! ちょっと遅れちゃいました!」
ハルヒ「あとで罰ゲームね。部室の掃除手伝ってあげて。あたし達ゴミ捨ててくるから」
みくる「ひぇぇ~」タタタッ
みくる「あっ、ごめんなさい! ちょっと遅れちゃいました!」
ハルヒ「あとで罰ゲームね。部室の掃除手伝ってあげて。あたし達ゴミ捨ててくるから」
みくる「ひぇぇ~」タタタッ
ハルヒ「んしょ、っと!」ドサッ
キョン「甘いゴミだな……これ」
ハルヒ「ちょっとずつ捨てさせるように教育しましょ」
キョン「教育って、まあそれもそうだな」
ハルヒ「さ、戻るわよ」
キョン「待ってくれ。ちょっと飲み物買っていく」
ハルヒ「あー……あたしオレンジ」
キョン「俺のオゴリ?」
ハルヒ「お代はこれで」チュッ
キョン「! ……お、おぅ」
ハルヒ「先戻ってるわねー!」タッ
キョン「甘いゴミだな……これ」
ハルヒ「ちょっとずつ捨てさせるように教育しましょ」
キョン「教育って、まあそれもそうだな」
ハルヒ「さ、戻るわよ」
キョン「待ってくれ。ちょっと飲み物買っていく」
ハルヒ「あー……あたしオレンジ」
キョン「俺のオゴリ?」
ハルヒ「お代はこれで」チュッ
キョン「! ……お、おぅ」
ハルヒ「先戻ってるわねー!」タッ
キョン「…」ガコン
キョン「……いや別に、この環境気に入ってるわけじゃないぞ?」モゴモゴ
キョン「……いや別に、この環境気に入ってるわけじゃないぞ?」モゴモゴ
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:45:49.17 ID:iJ3BPaUO0
【八日目】
【八日目】
長門「…」
キョン「なんだよ」
長門「…」
キョン「なんだって」
長門「間接キスは……×」スッ
キョン「!? お、お前! いつ見てたんだ!?」
長門「ユニーク」シャッ
キョン「消えた!?」
キョン「なんだよ」
長門「…」
キョン「なんだって」
長門「間接キスは……×」スッ
キョン「!? お、お前! いつ見てたんだ!?」
長門「ユニーク」シャッ
キョン「消えた!?」
ハルヒ「あっ! あんたあたしの羊羹食べたでしょ!?」
キョン「……ごめんなさい」
ハルヒ「食べかけだったのに! 弁償しなさい!」
キョン「……ごめんなさい」
ハルヒ「食べかけだったのに! 弁償しなさい!」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:49:50.81 ID:iJ3BPaUO0
長門「内緒で羊羹を食べるほうが悪い」モゴモゴ
キョン「丸々一本齧りながら言うな」
長門「けふっ、こほ!」
みくる「あぁー、喉詰まっちゃいました? ほらお茶です」
長門「ファ、ファ○タを、けほ!」
キョン「合わないってレベルじゃないだろそれ」
長門「内緒で羊羹を食べるほうが悪い」モゴモゴ
キョン「丸々一本齧りながら言うな」
長門「けふっ、こほ!」
みくる「あぁー、喉詰まっちゃいました? ほらお茶です」
長門「ファ、ファ○タを、けほ!」
キョン「合わないってレベルじゃないだろそれ」
キョン「というか」
長門「…」モグンモグン
キョン「俺の○×ってのは、お前基準なのか?」
長門「そうでもない。ただ、そうでもあると言えばそうでもある」
キョン「意味がわからん」
長門「……彼女が満足していないとダメ、というのが近い」
キョン「じゃあお前全然関係ないじゃないか」
長門「羊羹を食べている。集中させて」モゴモゴ
キョン「適当に対応してたのか。もう甘いものとりあげるぞ」
長門「宣戦布告?」ゴオッ
キョン「ごめんなさい! ごめんなさい!」
長門「…」モグンモグン
キョン「俺の○×ってのは、お前基準なのか?」
長門「そうでもない。ただ、そうでもあると言えばそうでもある」
キョン「意味がわからん」
長門「……彼女が満足していないとダメ、というのが近い」
キョン「じゃあお前全然関係ないじゃないか」
長門「羊羹を食べている。集中させて」モゴモゴ
キョン「適当に対応してたのか。もう甘いものとりあげるぞ」
長門「宣戦布告?」ゴオッ
キョン「ごめんなさい! ごめんなさい!」
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:51:51.38 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「手広げなさいよ」
キョン「手? こうか」
ハルヒ「そのままどーん!」ムギュー
ハルヒ「手広げなさいよ」
キョン「手? こうか」
ハルヒ「そのままどーん!」ムギュー
キョン「……子供」
ハルヒ「うっさいわねー。いいじゃない」
キョン「もっぞもぞすんな。髪が鼻に当たってくすぐったいだろ」
ハルヒ「まったあっしたー♪」チュー
ハルヒ「うっさいわねー。いいじゃない」
キョン「もっぞもぞすんな。髪が鼻に当たってくすぐったいだろ」
ハルヒ「まったあっしたー♪」チュー
キョン「はぁ」
キョン「こういうの、慣れるっていうのか……人に観られたら死ねるな俺」
キョン「こういうの、慣れるっていうのか……人に観られたら死ねるな俺」
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 22:56:32.41 ID:iJ3BPaUO0
【九日目】
【九日目】
キョン「この場合はどうすればいい?」
古泉「さぁ……」
みくる「涼宮さんが来ていないなら……大丈夫じゃないですか?」
ガラッ
長門「…」
キョン「あっ、長門。いいところに」
古泉「さぁ……」
みくる「涼宮さんが来ていないなら……大丈夫じゃないですか?」
ガラッ
長門「…」
キョン「あっ、長門。いいところに」
キョン「ハルヒが休みなんだ」
長門「…」
キョン「一応メールでやりとりしてるけど……」
長門「出して」
キョン「えっ? 携帯?」
長門「違う。あなた」スッ
みくる「私ですか!? なっ、なにを」
長門「今日、調理実習でクッキーを作ったのは知っている」
キョン「……あげてください」
みくる「ひえぇ」スッ
長門「隠し事はよくない」
長門「…」
キョン「一応メールでやりとりしてるけど……」
長門「出して」
キョン「えっ? 携帯?」
長門「違う。あなた」スッ
みくる「私ですか!? なっ、なにを」
長門「今日、調理実習でクッキーを作ったのは知っている」
キョン「……あげてください」
みくる「ひえぇ」スッ
長門「隠し事はよくない」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:01:52.79 ID:u9lM4ABaO
長門wwww
長門wwww
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:08:17.30 ID:iJ3BPaUO0
長門「居ないなら、会いに行くのが得策」
キョン「えっ? でもあいつが会いたくないなら……」
長門「病気のとき、どんな人に傍にいてほしいと願う?」
キョン「…」
長門「居ないなら、会いに行くのが得策」
キョン「えっ? でもあいつが会いたくないなら……」
長門「病気のとき、どんな人に傍にいてほしいと願う?」
キョン「…」
長門「このケースはわからない。爆死するか生き残るか、検討がつかない」ポリポリ
みくる「こぼしてますよ」フキフキ
長門「ん……だから、会いにいったほうがいい」
キョン「会いに、か。あいつの家まで行けと……両親とかいたらどうするよ?」
古泉「いいじゃないですか、挨拶すれば」
キョン「簡単に言うな! お前らからしたら人事でも、俺は必死なの!」
古泉「その必死さをご両親にアピールすれば」
キョン「ただの変態じゃねーか」
みくる「こぼしてますよ」フキフキ
長門「ん……だから、会いにいったほうがいい」
キョン「会いに、か。あいつの家まで行けと……両親とかいたらどうするよ?」
古泉「いいじゃないですか、挨拶すれば」
キョン「簡単に言うな! お前らからしたら人事でも、俺は必死なの!」
古泉「その必死さをご両親にアピールすれば」
キョン「ただの変態じゃねーか」
294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:19:55.63 ID:iJ3BPaUO0
キョン「……そうそう、今から行くよ」
キョン「別にいいって。着いたらまた掛けるから、寝てな? おう」
キョン「……そうそう、今から行くよ」
キョン「別にいいって。着いたらまた掛けるから、寝てな? おう」
ピッ
キョン「よし、じゃあ言ってくる」
みくる「わぁ……なんかいいですね。青春です」キュン
キョン「必死ですよ。爆死したくないですし」
古泉「手ぶらで行くのもなんですから、なにかお見舞いになりそうなものでも……」
みくる「……クッキーがあったんですけどね……」
長門「…」
キョン「はぁ」
長門「三分待って。再構築する」キュイイイ
キョン「ちょっ、大丈夫なのかそれは!?」
キョン「よし、じゃあ言ってくる」
みくる「わぁ……なんかいいですね。青春です」キュン
キョン「必死ですよ。爆死したくないですし」
古泉「手ぶらで行くのもなんですから、なにかお見舞いになりそうなものでも……」
みくる「……クッキーがあったんですけどね……」
長門「…」
キョン「はぁ」
長門「三分待って。再構築する」キュイイイ
キョン「ちょっ、大丈夫なのかそれは!?」
長門「……元通り」クゥ
キョン「腹の音が聞こえるんだけど?」
長門「気にしないでいい」キュルル、クー
キョン「腹の音が聞こえるんだけど?」
長門「気にしないでいい」キュルル、クー
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:26:53.86 ID:iJ3BPaUO0
キョン「着いたぞハルヒ。えっ、今開けるって……」
ガチャ
ハルヒ「……ほんとに来たのね、キョン」
キョン「ハルヒ、大丈夫か?」
キョン「着いたぞハルヒ。えっ、今開けるって……」
ガチャ
ハルヒ「……ほんとに来たのね、キョン」
キョン「ハルヒ、大丈夫か?」
ハルヒ「くしゅっ!」
キョン「ほら、部屋どこだ? 二階か?」
ハルヒ「ん……」
キョン「玄関閉めるぞ」ガチャ
ハルヒ「うぅ、まさかキョンが初めてウチにくるのが……こんなときだなんて」
キョン「それは俺もどうかと思うけど、とりあえず気にするな」
ハルヒ「二階の角の……」
キョン「おう、わかった。……家族の人は……」
ハルヒ「丁度出かけてるわ」
キョン「よっしゃ」
ハルヒ「なに考えてるのよ! 変態!」
キョン「ちょっ、そうじゃない!」
キョン「ほら、部屋どこだ? 二階か?」
ハルヒ「ん……」
キョン「玄関閉めるぞ」ガチャ
ハルヒ「うぅ、まさかキョンが初めてウチにくるのが……こんなときだなんて」
キョン「それは俺もどうかと思うけど、とりあえず気にするな」
ハルヒ「二階の角の……」
キョン「おう、わかった。……家族の人は……」
ハルヒ「丁度出かけてるわ」
キョン「よっしゃ」
ハルヒ「なに考えてるのよ! 変態!」
キョン「ちょっ、そうじゃない!」
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:33:03.58 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「あ、あんまり部屋の中キョロキョロするんじゃないわよ?」
キョン「綺麗じゃん。意外と女の子の部屋だ」
ハルヒ「なによそれ……うぅ」
ハルヒ「あ、あんまり部屋の中キョロキョロするんじゃないわよ?」
キョン「綺麗じゃん。意外と女の子の部屋だ」
ハルヒ「なによそれ……うぅ」
キョン「辛いか? 熱は……結構ありそうだな」ピト
ハルヒ「ひゃっ、手冷たい」
キョン「ごめんな、なんかこんなときに」
ハルヒ「ううん。別に……嬉しいは嬉しいわよ?」
キョン「ならいいや。ほら、まあゆっくり寝てろって」
ハルヒ「うん……」
ハルヒ「ひゃっ、手冷たい」
キョン「ごめんな、なんかこんなときに」
ハルヒ「ううん。別に……嬉しいは嬉しいわよ?」
キョン「ならいいや。ほら、まあゆっくり寝てろって」
ハルヒ「うん……」
キョン「朝比奈さんからクッキー貰ってきたぞ」
ハルヒ「クッキー?」
キョン「正確には長門から……まあそれはいい」
ハルヒ「あーん」
キョン「食えるか?」
ハルヒ「頑張る。あーん」
キョン「長門の真似だけはすんなよ……ほら」
ハルヒ「クッキー?」
キョン「正確には長門から……まあそれはいい」
ハルヒ「あーん」
キョン「食えるか?」
ハルヒ「頑張る。あーん」
キョン「長門の真似だけはすんなよ……ほら」
310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/24(金) 23:52:53.04 ID:iJ3BPaUO0
ハルヒ「味あんまりしない」
キョン「そりゃあ熱がでてるからだろうな。治ってから食えばいい」
ハルヒ「そうするわ」
ハルヒ「味あんまりしない」
キョン「そりゃあ熱がでてるからだろうな。治ってから食えばいい」
ハルヒ「そうするわ」
ハルヒ「ふぅ……」
キョン「…」
ハルヒ「で、なにしに来たのよ?」
キョン「なにって……」(キスしに来ました! なんて言えないわな)
ハルヒ「もしかしてキスしに来たとか?」
キョン「何故ばれたし」
ハルヒ「えっ」
キョン「! いや、そんなわけないだろ。どんだけバカなんだよ俺は」
ハルヒ「そうよね。さすがにそれはないわよね」
キョン「……普通に看病しにきたんだよ。弱ってるハルヒなんか想像もできんかったしな」
ハルヒ「ったく、一言多いっての」
キョン「本心だ本心。ほら、手握っててやる」グッ
ハルヒ「……それ、キョンっぽくない。でも……あったかい」
キョン「そうだな」
キョン「…」
ハルヒ「で、なにしに来たのよ?」
キョン「なにって……」(キスしに来ました! なんて言えないわな)
ハルヒ「もしかしてキスしに来たとか?」
キョン「何故ばれたし」
ハルヒ「えっ」
キョン「! いや、そんなわけないだろ。どんだけバカなんだよ俺は」
ハルヒ「そうよね。さすがにそれはないわよね」
キョン「……普通に看病しにきたんだよ。弱ってるハルヒなんか想像もできんかったしな」
ハルヒ「ったく、一言多いっての」
キョン「本心だ本心。ほら、手握っててやる」グッ
ハルヒ「……それ、キョンっぽくない。でも……あったかい」
キョン「そうだな」
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:06:35.40 ID:AkPDyLMq0
ハルヒ「もう大丈夫よ。大分楽になってきたから、明日は学校行けると思うわ」
キョン「おう、そうか……いや、もうちょっといるよ」
ハルヒ「?」
ハルヒ「もう大丈夫よ。大分楽になってきたから、明日は学校行けると思うわ」
キョン「おう、そうか……いや、もうちょっといるよ」
ハルヒ「?」
ハルヒ「……親、帰ってくるかも」
キョン「そっ、それはマズイな」
ハルヒ「帰りたくないの? 寂しいの?」
キョン「状況的にそれは俺のセリフじゃないか」
ハルヒ「あたしは別に……寂しくもなんともないわよ」
キョン「じゃあ握ってる手を放してもらいたいな」
ハルヒ「……ふんっ」
キョン「ほら、帰る前に……」
ハルヒ「いーや! 今日はしない!」
キョン「ちょっ、そんなこと言うなって」
ハルヒ「……キスしたらキョンに風邪うつるもん」
キョン「いいよ、別にうつってもかまわんさ」
ハルヒ「嫌。だってそれじゃあたしが悪者みたいじゃない」
キョン「……別にハルヒにうつされる風邪なら、俺も悪い気はしないよ」
ハルヒ「ばーか。アホ、キョンのエロス。……でこちゅーなら許したげる」
キョン「じゃあそうしよう」チュ
キョン「そっ、それはマズイな」
ハルヒ「帰りたくないの? 寂しいの?」
キョン「状況的にそれは俺のセリフじゃないか」
ハルヒ「あたしは別に……寂しくもなんともないわよ」
キョン「じゃあ握ってる手を放してもらいたいな」
ハルヒ「……ふんっ」
キョン「ほら、帰る前に……」
ハルヒ「いーや! 今日はしない!」
キョン「ちょっ、そんなこと言うなって」
ハルヒ「……キスしたらキョンに風邪うつるもん」
キョン「いいよ、別にうつってもかまわんさ」
ハルヒ「嫌。だってそれじゃあたしが悪者みたいじゃない」
キョン「……別にハルヒにうつされる風邪なら、俺も悪い気はしないよ」
ハルヒ「ばーか。アホ、キョンのエロス。……でこちゅーなら許したげる」
キョン「じゃあそうしよう」チュ
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:19:29.31 ID:AkPDyLMq0
ハルヒ「んん、くすぐったぁい」クィクィ
キョン「あっついなぁ、ハルヒのおでこ」
ハルヒ「あたしもお返しやったげる。起こして?」
キョン「別にいいよそんなの」
ハルヒ「おーこーせっ」
ハルヒ「んん、くすぐったぁい」クィクィ
キョン「あっついなぁ、ハルヒのおでこ」
ハルヒ「あたしもお返しやったげる。起こして?」
キョン「別にいいよそんなの」
ハルヒ「おーこーせっ」
チュ
ハルヒ「キョンのおでこはひゃっこいわ」
キョン「お前が火照ってるだけだろ」
ハルヒ「そんなことないわよー」ムギュゥ
キョン「……ほらなんか、全体的に熱いし」
ハルヒ「あぅー……キョン好きぃ」ボソッ
キョン「?」
ハルヒ「なーんでもないわよ。もうちょいこのまま」
キョン「……なんでこんな毎日キスばっかりしてるんだろうな」
ハルヒ「あんたがキスしたいキスしたいって言うからよ。キョンの甘えっ子」
キョン「違うと言ってるのに」
ハルヒ「キョンのおでこはひゃっこいわ」
キョン「お前が火照ってるだけだろ」
ハルヒ「そんなことないわよー」ムギュゥ
キョン「……ほらなんか、全体的に熱いし」
ハルヒ「あぅー……キョン好きぃ」ボソッ
キョン「?」
ハルヒ「なーんでもないわよ。もうちょいこのまま」
キョン「……なんでこんな毎日キスばっかりしてるんだろうな」
ハルヒ「あんたがキスしたいキスしたいって言うからよ。キョンの甘えっ子」
キョン「違うと言ってるのに」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:22:34.35 ID:hqsgubR/O
ひゃっこいwww どこの方言だwww
ひゃっこいwww どこの方言だwww
323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:23:57.23 ID:E/Tzo5jOO
東北だな
東北だな
324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:24:54.53 ID:prpu02JMO
四国でも使う
四国でも使う
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:25:14.51 ID:wyL52QQk0
ゴミを投げる地方でも使うよ
ゴミを投げる地方でも使うよ
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:25:48.37 ID:xt0mfJtP0
ひやっこいって普通に使わないの?
ひやっこいって普通に使わないの?
329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:26:57.35 ID:O/YKW54z0
ひゃっこいはむしろ関西弁だと思ってた。
ひゃっこいはむしろ関西弁だと思ってた。
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:32:57.96 ID:AkPDyLMq0
【十日目】
【十日目】
チュンチュン
キョン「朝か……けほっ」
キョン「?」
キョン「うぅ……なんか頭が」
キョン「朝か……けほっ」
キョン「?」
キョン「うぅ……なんか頭が」
キョン妹「キョン君、かぜー?」
キョン「そうみたいだ。うつっちゃうとダメだから早く学校に行きなさい」
キョン妹「はぁーい」
キョン「……しっかりとうつるもんだな」
キョン「そうみたいだ。うつっちゃうとダメだから早く学校に行きなさい」
キョン妹「はぁーい」
キョン「……しっかりとうつるもんだな」
キョン「というわけで、今度は俺が風邪を引いてしまったみたいだ」
ハルヒ「はぁ、なにそれ! だから昨日言ったのに」
キョン「デコチューでもうつるもんなんだな……」
ハルヒ「そういうことじゃないわよ。とにかく、家でおとなしくしてなさいよね」
ピッ
ハルヒ「はぁ、なにそれ! だから昨日言ったのに」
キョン「デコチューでもうつるもんなんだな……」
ハルヒ「そういうことじゃないわよ。とにかく、家でおとなしくしてなさいよね」
ピッ
キョン「…」
キョン「寝よっと」モゾモゾ
キョン「寝よっと」モゾモゾ
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:48:49.01 ID:AkPDyLMq0
キョン「ちょっ、それは……まて長門っ」
キョン「……違う……」
キョン「それは水銀だっ!」ガバッ
ハルヒ「!?」
キョン「ちょっ、それは……まて長門っ」
キョン「……違う……」
キョン「それは水銀だっ!」ガバッ
ハルヒ「!?」
キョン「! ……なんだ、夢か」
ハルヒ「なっ、どうしたのキョン?」
キョン「ハルヒ。いや、なんだか変な夢をだな……って、ハルヒ?」
ハルヒ「ぐーすか寝てたわね。もうとっくに学校終わったわよ」
キョン「何故お前がここに」
ハルヒ「なんでって、あんたも昨日お見舞い来たでしょ」
キョン「……あぁ、そういうことか」
ハルヒ「はいこれ。今日の分のノートあんたのも写しといたから」
キョン「マジか。ありがとうハルヒ」
ハルヒ「なっ、どうしたのキョン?」
キョン「ハルヒ。いや、なんだか変な夢をだな……って、ハルヒ?」
ハルヒ「ぐーすか寝てたわね。もうとっくに学校終わったわよ」
キョン「何故お前がここに」
ハルヒ「なんでって、あんたも昨日お見舞い来たでしょ」
キョン「……あぁ、そういうことか」
ハルヒ「はいこれ。今日の分のノートあんたのも写しといたから」
キョン「マジか。ありがとうハルヒ」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 00:54:10.93 ID:AkPDyLMq0
キョン「でもどうやってウチに入ってきた?」
ハルヒ「あんた電話しても、全然でなかったからね。直接来て妹ちゃんに開けてもらったわ」
キョン「あいつ帰ってきてるのか」
ハルヒ「今は多分、自分の部屋でゲームしてると思うわ」
キョン「でもどうやってウチに入ってきた?」
ハルヒ「あんた電話しても、全然でなかったからね。直接来て妹ちゃんに開けてもらったわ」
キョン「あいつ帰ってきてるのか」
ハルヒ「今は多分、自分の部屋でゲームしてると思うわ」
キョン「学校どうだった?」
ハルヒ「なにもかもいつも通りよ。有希もずっとお菓子食べてた」
キョン「そうか、それはいつも通りだな」
ハルヒ「でね、SOS団のみんながキョンのとこに行けって」
キョン「……ありがたいけどなんか嫌な世話だな」
ハルヒ「なにもかもいつも通りよ。有希もずっとお菓子食べてた」
キョン「そうか、それはいつも通りだな」
ハルヒ「でね、SOS団のみんながキョンのとこに行けって」
キョン「……ありがたいけどなんか嫌な世話だな」
ハルヒ「そういえば、皆にちゃんと言ってないわね」
キョン「ちゃんと? なにを?」
ハルヒ「あたし達が付き合ってるって」
キョン「言わなくてもわかるさ。むしろわからない奴に出会いたいぐらいだ」
ハルヒ「なんでよ」
キョン「お前の態度があからさまにおかしいからだ。最初っから言ってるじゃないか」
ハルヒ「だって……ねぇ?」
キョン「ちゃんと? なにを?」
ハルヒ「あたし達が付き合ってるって」
キョン「言わなくてもわかるさ。むしろわからない奴に出会いたいぐらいだ」
ハルヒ「なんでよ」
キョン「お前の態度があからさまにおかしいからだ。最初っから言ってるじゃないか」
ハルヒ「だって……ねぇ?」
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:00:37.87 ID:AkPDyLMq0
キョン「しかしあれだ、これでまたお前に風邪が戻ると変な話になる。帰ったほうがいいぞ」
ハルヒ「大丈夫よ。あんたももう全然元気じゃない」
キョン「……そう言われればそうだな。全然ダルくもなんともない」
キョン「しかしあれだ、これでまたお前に風邪が戻ると変な話になる。帰ったほうがいいぞ」
ハルヒ「大丈夫よ。あんたももう全然元気じゃない」
キョン「……そう言われればそうだな。全然ダルくもなんともない」
ハルヒ「ほんとにキスでうつっちゃうなんてね」
キョン「そうじゃないと思うぞ。俺は、その後モゾモゾお前が抱きついてきたのが原因だと思う」
ハルヒ「そんなことないわよ!」
キョン「今日もまた会いに来たし……どっちが甘えっ子なんだかな」
ハルヒ「そっ、そんなんじゃないってば! 元気そうならもう帰るわよ!?」
キョン「ははっ、怒るなって」チュ
ハルヒ「ん……こら、デコチューすんな」
キョン「お礼だ。見舞いに来てくれたお礼」
ハルヒ「……ったく。都合いいったらありゃしないわね」チュ
キョン「そうじゃないと思うぞ。俺は、その後モゾモゾお前が抱きついてきたのが原因だと思う」
ハルヒ「そんなことないわよ!」
キョン「今日もまた会いに来たし……どっちが甘えっ子なんだかな」
ハルヒ「そっ、そんなんじゃないってば! 元気そうならもう帰るわよ!?」
キョン「ははっ、怒るなって」チュ
ハルヒ「ん……こら、デコチューすんな」
キョン「お礼だ。見舞いに来てくれたお礼」
ハルヒ「……ったく。都合いいったらありゃしないわね」チュ
358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:06:38.33 ID:AkPDyLMq0
【二十三日目】
【二十三日目】
長門「ガムと」モグ
長門「チョコを」モグモグ
長門「一緒に食べると」モッシュモッシュ
長門「チョコを」モグモグ
長門「一緒に食べると」モッシュモッシュ
長門「グロい」あー
キョン「見せるな! お前そんなキャラだったか!?」
長門「甘味と甘味の殺し合い……なんて恐ろしい」
ハルヒ「あーもー、食べ物で遊ばないのペッてしなさい」
長門「ぺっ」
キョン「見せるな! お前そんなキャラだったか!?」
長門「甘味と甘味の殺し合い……なんて恐ろしい」
ハルヒ「あーもー、食べ物で遊ばないのペッてしなさい」
長門「ぺっ」
ハルヒ「そのうち虫歯になるわよね、有希」
キョン「俺もそう思うよ」
ハルヒ「キョンは虫歯ある?」
キョン「ないよ。ほら」あーん
チュ
ハルヒ「……ん。ほんとだ、無駄に綺麗ね」
キョン「不意打ちすんなよ……ったく」
キョン「俺もそう思うよ」
ハルヒ「キョンは虫歯ある?」
キョン「ないよ。ほら」あーん
チュ
ハルヒ「……ん。ほんとだ、無駄に綺麗ね」
キョン「不意打ちすんなよ……ったく」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:07:30.55 ID:j3k8SlSF0
口あけてるのに…キス…だと…?
口あけてるのに…キス…だと…?
364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:09:41.64 ID:AkPDyLMq0
【三十八日目】
【三十八日目】
ハルヒ「真っ暗ねー。夜中のコンビニってドキドキするわ」
キョン「なんでこんな時間に不思議探索なんぞを……」
ハルヒ「いいじゃない、折角の連休なんだし。ほら待ち合わせ場所に行くわよ!」
キョン「なんでこんな時間に不思議探索なんぞを……」
ハルヒ「いいじゃない、折角の連休なんだし。ほら待ち合わせ場所に行くわよ!」
ハルヒ「……静かね」
キョン「皆、寝てるんだよ」
ハルヒ「昼間なら、ここも人で一杯なのにね?」
キョン「そうだな」
ハルヒ「そうだ、ちょっとしゃがみなさいキョン」
キョン「?」
チュー
ハルヒ「えへへ、昼間じゃ考えられないでしょ? こんなとこで」
キョン「……淫乱」
ハルヒ「なっ!?」
キョン「皆、寝てるんだよ」
ハルヒ「昼間なら、ここも人で一杯なのにね?」
キョン「そうだな」
ハルヒ「そうだ、ちょっとしゃがみなさいキョン」
キョン「?」
チュー
ハルヒ「えへへ、昼間じゃ考えられないでしょ? こんなとこで」
キョン「……淫乱」
ハルヒ「なっ!?」
長門「……○」スッ
キョン「だからドコで観てるんだよお前は……」
キョン「だからドコで観てるんだよお前は……」
367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:13:12.38 ID:AkPDyLMq0
【五十五日目】
【五十五日目】
キョン「やっちまった」
古泉「?」
キョン「ハルヒと喧嘩してしまったんだよ」
古泉「なんてことを!」
古泉「?」
キョン「ハルヒと喧嘩してしまったんだよ」
古泉「なんてことを!」
古泉「……閉鎖空間はまだ発生してないみたいですね」
キョン「それよりもどうしよう? どうやってキスすりゃいいのこれ?」
古泉「まだやってたんですか。最近聞かないからもうとっくにそれも終わったものかと」
キョン「え? そうなの長門?」
長門「あと五時間二十五分、十八秒……」ブツブツ
キョン「終わってないじゃないか! あいつはどこに行ったんだ!?」
みくる「あっ、なんかさっき校門のほうに」
キョン「思いっきり帰ってるなそれ、すまん! 行ってくる!」ダッ
キョン「それよりもどうしよう? どうやってキスすりゃいいのこれ?」
古泉「まだやってたんですか。最近聞かないからもうとっくにそれも終わったものかと」
キョン「え? そうなの長門?」
長門「あと五時間二十五分、十八秒……」ブツブツ
キョン「終わってないじゃないか! あいつはどこに行ったんだ!?」
みくる「あっ、なんかさっき校門のほうに」
キョン「思いっきり帰ってるなそれ、すまん! 行ってくる!」ダッ
368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:14:54.65 ID:Yg8rYsr30
古泉興味無しかwwww
古泉興味無しかwwww
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:17:18.70 ID:AkPDyLMq0
キョン「待てハルヒ、ちゃんと話をしようじゃないか」
ハルヒ「うっさいわね! あんたなんかと話すことなんてないわよ!」
キョン「そう怒るなって、なぁ? ハルヒ?」
キョン「待てハルヒ、ちゃんと話をしようじゃないか」
ハルヒ「うっさいわね! あんたなんかと話すことなんてないわよ!」
キョン「そう怒るなって、なぁ? ハルヒ?」
ハルヒ「あんたがきのこ派だったなんて……なんで今まで言わなかったのよ?」
キョン「そんなのお前こそたけのこ派だなんて一言も言わなかったじゃないか」
ハルヒ「言ってなかったけど、あたしは有希にあげるときいつもたけのこしかあげてなかったでしょ!?」
キョン「そんなの俺だって、きのこしかあげてなかったと言ってるのに」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「悪かったよ。きのこもたけのこもどっちでもいい、こんな言い争いなんにもならんぞ?」
ハルヒ「……誠意を見せなさいよ、誠意を」
キョン「…」
チュゥ
キョン「そんなのお前こそたけのこ派だなんて一言も言わなかったじゃないか」
ハルヒ「言ってなかったけど、あたしは有希にあげるときいつもたけのこしかあげてなかったでしょ!?」
キョン「そんなの俺だって、きのこしかあげてなかったと言ってるのに」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「悪かったよ。きのこもたけのこもどっちでもいい、こんな言い争いなんにもならんぞ?」
ハルヒ「……誠意を見せなさいよ、誠意を」
キョン「…」
チュゥ
キョン「な? ごめんなハルヒ」
ハルヒ「……一緒に切り株を買いに行きましょっか」
キョン「そうだな、俺が払ってやるよハルヒ」
ハルヒ「うん♪」ギュー
ハルヒ「……一緒に切り株を買いに行きましょっか」
キョン「そうだな、俺が払ってやるよハルヒ」
ハルヒ「うん♪」ギュー
382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:40:50.36 ID:AkPDyLMq0
【七十八日目】
【七十八日目】
ハルヒ「…」
キョン「涼しいな、今日は」
ハルヒ「そうね……」
キョン「涼しいな、今日は」
ハルヒ「そうね……」
ハルヒ「誰も来ないわね」
キョン「そういう日もたまにはあるさ」
ハルヒ「もっとこっち座りなさいよ」
キョン「ん」ススッ
キョン「そういう日もたまにはあるさ」
ハルヒ「もっとこっち座りなさいよ」
キョン「ん」ススッ
ハルヒ「髪伸びたわね」
キョン「そろそろ切らないとな」
ハルヒ「伸ばしてみたら?」
キョン「伸ばした俺の姿を見たいのか」
ハルヒ「……キモいわね」
チュッ
キョン「そろそろ切らないとな」
ハルヒ「伸ばしてみたら?」
キョン「伸ばした俺の姿を見たいのか」
ハルヒ「……キモいわね」
チュッ
キョン「なんだか自然になったな」
ハルヒ「? なにが?」
キョン「なんでもないよ、あー……誰も来ないなぁ」
ハルヒ「? なにが?」
キョン「なんでもないよ、あー……誰も来ないなぁ」
385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:48:54.02 ID:AkPDyLMq0
【百日目】
【百日目】
キョン「長門はどうした? あいつ最近見かけないな……」
みくる「パソコンの検索履歴が『世界一 甘い』になってて……それから見かけませんね」
古泉「帰ってくればいいんですけどね」
みくる「パソコンの検索履歴が『世界一 甘い』になってて……それから見かけませんね」
古泉「帰ってくればいいんですけどね」
キョン「昨日ハルヒに言われてビックリしたんだが」
みくる「はい?」
キョン「今日で、俺がハルヒと付き合いだして丁度百日目らしい」
古泉「そうですか。どうでもいいですね」
キョン「もっとオブラートに包んでもらえないそれ?」
みくる「凄いですね……涼宮さんちゃんと覚えてるんだぁ」
キョン「というか、あの俺のキスから数えて百日目らしいんですけどね」
みくる「ふふっ、あれが告白ってことになってるんですね。可愛いなぁ」
みくる「はい?」
キョン「今日で、俺がハルヒと付き合いだして丁度百日目らしい」
古泉「そうですか。どうでもいいですね」
キョン「もっとオブラートに包んでもらえないそれ?」
みくる「凄いですね……涼宮さんちゃんと覚えてるんだぁ」
キョン「というか、あの俺のキスから数えて百日目らしいんですけどね」
みくる「ふふっ、あれが告白ってことになってるんですね。可愛いなぁ」
ガチャ
長門「……みつ、けた」ドサッ
キョン「!? 長門!? どうしたお前、なんでこんなボロボロに!?」
みくる「みっ、水をー!」
長門「……みつ、けた」ドサッ
キョン「!? 長門!? どうしたお前、なんでこんなボロボロに!?」
みくる「みっ、水をー!」
387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 01:56:39.78 ID:AkPDyLMq0
長門「世界中の……お菓子を食べ歩いていた」
キョン「なにをやってるんだなにを」
長門「その結果、この国のお菓子は……別格ということがわかった」
キョン「まあそりゃ、ずっと日本のお菓子食ってたわけだしなぁ」
長門「世界中の……お菓子を食べ歩いていた」
キョン「なにをやってるんだなにを」
長門「その結果、この国のお菓子は……別格ということがわかった」
キョン「まあそりゃ、ずっと日本のお菓子食ってたわけだしなぁ」
長門「西瓜飴、大福、金つば、シベリヤ……至福」
キョン「なにをどれだけ食ってきたんだお前」
みくる「凄いですねぇ。長門さんのカバンから世界中のお菓子の包み紙が……」
古泉「なにが彼女をそうさせてるんでしょうね」
長門「デスティニー」
キョン「わけがわからん」
キョン「なにをどれだけ食ってきたんだお前」
みくる「凄いですねぇ。長門さんのカバンから世界中のお菓子の包み紙が……」
古泉「なにが彼女をそうさせてるんでしょうね」
長門「デスティニー」
キョン「わけがわからん」
キョン「それより長門、丁度今日で百日目なんだよ」
長門「……?」
キョン「だから、ほら。ハルヒに毎日キスしないと死ぬって言われてからさ」
長門「……キス……まだやってたの?」
キョン「そうそう。いやー、俺も長いこと……ん? まだ? まだってなに?」
長門「……?」
キョン「だから、ほら。ハルヒに毎日キスしないと死ぬって言われてからさ」
長門「……キス……まだやってたの?」
キョン「そうそう。いやー、俺も長いこと……ん? まだ? まだってなに?」
391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 02:01:18.59 ID:AkPDyLMq0
長門「キスしないと死ぬという仕組みは、六日目の時点で終わっていた」
長門「あの日、彼女は諦めた。そんな毎日キスしてくれる人なんているわけないと」
長門「それからはあなたと彼女がキスすることは、する「だけ」にしかすぎないことで」
キョン「……つまり、しなかったとしても別に死ぬこともなかったってこと?」
長門「そうとも言える」
長門「キスしないと死ぬという仕組みは、六日目の時点で終わっていた」
長門「あの日、彼女は諦めた。そんな毎日キスしてくれる人なんているわけないと」
長門「それからはあなたと彼女がキスすることは、する「だけ」にしかすぎないことで」
キョン「……つまり、しなかったとしても別に死ぬこともなかったってこと?」
長門「そうとも言える」
キョン「…」
長門「…」
キョン「何故言わない!? 一体俺ずっと何に怯えてたんだ!?」
長門「タイミングを逃した」
キョン「いやお前、それ以降もなんだかノリノリだったじゃないか!」
長門「……逃した」
キョン「お前……」
古泉「おっとここでネタばらし」
キョン「!? まっ、まさか古泉!? お前も?」
みくる「あの……薄々そうじゃないかとは、思ってましたけど」
キョン「朝比奈さんまで!? なんで……何故誰も言わない!」
長門「…」
キョン「何故言わない!? 一体俺ずっと何に怯えてたんだ!?」
長門「タイミングを逃した」
キョン「いやお前、それ以降もなんだかノリノリだったじゃないか!」
長門「……逃した」
キョン「お前……」
古泉「おっとここでネタばらし」
キョン「!? まっ、まさか古泉!? お前も?」
みくる「あの……薄々そうじゃないかとは、思ってましたけど」
キョン「朝比奈さんまで!? なんで……何故誰も言わない!」
393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 02:04:51.32 ID:AkPDyLMq0
キョン「うあああ……俺はなにをずっと必死に……」
古泉「いいじゃないですか、あれ以来閉鎖空間も何も一度も起こらなかったんですし」
キョン「その間俺がどれだけ命の大切さに涙しそうになったか想像できるか?」
みくる「らっ、らぶらぶっていいことですよ?」
キョン「それはそれ、これはこれで……ああっ」
キョン「うあああ……俺はなにをずっと必死に……」
古泉「いいじゃないですか、あれ以来閉鎖空間も何も一度も起こらなかったんですし」
キョン「その間俺がどれだけ命の大切さに涙しそうになったか想像できるか?」
みくる「らっ、らぶらぶっていいことですよ?」
キョン「それはそれ、これはこれで……ああっ」
ガチャ
ハルヒ「おいーっす! って、久しぶりね有希!」
長門「…」コク
ハルヒ「折角みんな揃ってるんだし、久々に不思議探索でも行きましょうか!」
古泉「いいですねぇ」
ハルヒ「よーし、ほらキョン! って、どうしたの? なにをそんなに落ち込んでるのよ?」
キョン「違う……嬉しいけど嬉しくなくて、信じられないけど信じたいというか……」
ハルヒ「変なの。ほら行くわよ!」グイッ
ハルヒ「おいーっす! って、久しぶりね有希!」
長門「…」コク
ハルヒ「折角みんな揃ってるんだし、久々に不思議探索でも行きましょうか!」
古泉「いいですねぇ」
ハルヒ「よーし、ほらキョン! って、どうしたの? なにをそんなに落ち込んでるのよ?」
キョン「違う……嬉しいけど嬉しくなくて、信じられないけど信じたいというか……」
ハルヒ「変なの。ほら行くわよ!」グイッ
395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 02:08:41.54 ID:AkPDyLMq0
ハルヒ「なにこれ、シベリヤっていうの? モフモフしっとりで美味しいわねー」
キョン「…」モッサモッサ
ハルヒ「不思議なことは見つからなかったけど、これはこれでよかったわ!」
キョン「あぁ、そうだな……そう思うよ」
ハルヒ「なにこれ、シベリヤっていうの? モフモフしっとりで美味しいわねー」
キョン「…」モッサモッサ
ハルヒ「不思議なことは見つからなかったけど、これはこれでよかったわ!」
キョン「あぁ、そうだな……そう思うよ」
ハルヒ「なにをそんなに落ち込んでるのよ?」
キョン「別に。なんでもないさ」
ハルヒ「ほら、元気だして? 今日で百日目よあたし達!」
キョン「……だよなぁ。なにもこんな日にバラさなくても……」
ハルヒ「もーみんな帰ったし、百日目のキスする?」
キョン「…」
ハルヒ「ん?」
キョン「別に。なんでもないさ」
ハルヒ「ほら、元気だして? 今日で百日目よあたし達!」
キョン「……だよなぁ。なにもこんな日にバラさなくても……」
ハルヒ「もーみんな帰ったし、百日目のキスする?」
キョン「…」
ハルヒ「ん?」
キョン「まあ……意味がなくなったとしても、今更辞められることじゃないよな」
ハルヒ「なにが? 何言ってるのよキョン?」
キョン「なんでもないさ。ここまできたら……このままいつまで続けられるかに挑戦しようじゃないか」
ハルヒ「……なんだかよくわからないけど、面白そうね! うん!」
チュッ!
ハルヒ「なにが? 何言ってるのよキョン?」
キョン「なんでもないさ。ここまできたら……このままいつまで続けられるかに挑戦しようじゃないか」
ハルヒ「……なんだかよくわからないけど、面白そうね! うん!」
チュッ!
396 :ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2009/07/25(土) 02:10:31.47 ID:AkPDyLMq0
☆終了☆
☆終了☆
久しぶりに書くと手首痛てぇ……ww
100付近でかなりネタ切れだったけど、なんとかこんな感じになりました。
どうもありがとう。そのうち「はらぺこながとむし」とかでなにか書こうかな……。
100付近でかなりネタ切れだったけど、なんとかこんな感じになりました。
どうもありがとう。そのうち「はらぺこながとむし」とかでなにか書こうかな……。
おやすみー
ノシ
ノシ
397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 02:11:30.32 ID:Roi1zFDQ0
おつ
おつ
