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  • 自分用SSまとめ
  • ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」②

自分用SSまとめ

ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」②

最終更新:2011年06月03日 21:56

meteor089

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管理者のみ編集可

ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」 ① ②

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529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:29:34.14 ID:wnYM36+x0
長門「…」
ハルヒ「えっと……」オロオロ

ハルヒ「ゆ、有希ちゃん、どうしよっか」
長門「…」
ハルヒ「どこか、行きたいトコある?」
長門「特に」
ハルヒ「そっか、ご、ごめん」
長門「こっち」
ハルヒ「えっ?」

長門「…」
ハルヒ「図書館?」
長門「本は好き」
ハルヒ「うん」
長門「……読みたい」
ハルヒ「あ、いいよ」
長門「本当に?」
ハルヒ「もちろん」
長門「じゃあ、そうする」
ハルヒ「うん。あたしも何か読む」




530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:33:53.02 ID:wnYM36+x0
ハルヒ「……中学の頃、よく来てた。ここ」
長門「?」

ハルヒ「休みの日とか、することなくて……いっつも一人で」
長門「…」
ハルヒ「これ、面白いよ。あたしのおすすめ」
長門「読む」
ハルヒ「これも、これもオススメ。あはは、なんかいっぱい読んじゃってるなぁ」
長門「いいこと」
ハルヒ「……そうだね」
長門「…」
ハルヒ「ごめんね。あの、あたしまだSOS団でなにしようとか……考えてなくて」
長門「大丈夫。ゆっくり考えればいい」
ハルヒ「う、うん」
長門「その前に」
ハルヒ「?」
長門「あなたの好きな本を、私は沢山しりたい」
ハルヒ「……わかった」
長門「…」コク




532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:36:26.86 ID:wnYM36+x0
長門「…」ペラッ
ハルヒ「凄い……有希ちゃん、読むの早いね」
長門「そう?」
ハルヒ「もうこんなに読んじゃった」
長門「……早いかもしれない」

ハルヒ「でも、ごめんね。せっかくの休日なのに」
長門「?」
ハルヒ「有希ちゃんもその……と、友達とかと遊びたかったでしょ?」
長門「遊んでいる」
ハルヒ「…」
長門「今」
ハルヒ「今?」
長門「あなたは、私の友達。そう理解している」
ハルヒ「あ……」



長門「私の間違い?」
ハルヒ「……いいの?」
長門「望むところ」
ハルヒ「……ありがとう」




539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:49:36.05 ID:wnYM36+x0
キョン「……あ、来た」
ハルヒ「あっ」

キョン「遅いぞハルヒ」
ハルヒ「ご、ごめんキョン。有希ちゃん中々動いてくれなくて……」
キョン「? どこ行ってたんだ?」
ハルヒ「図書館」
キョン「そうか、長門は本が好きだもんな。いつも読んでる」
長門「わりと」
キョン「さて、もう一回クジ引こうか」
古泉「はい」
みくる「はぁい」

キョン「今度は俺と長門、古泉と朝比奈さんとハルヒ」
長門「…」コク
みくる「じゃあ、また後でここに」
キョン「そうですね。十六時ぐらいに」
ハルヒ「あ、はい」




541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:57:46.64 ID:vnX5yylJ0
このハルヒは絶対平野ボイスじゃないな




550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:28:23.27 ID:4lCSq6Rh0
長門「…」トコトコ
キョン「…」スタスタ
長門「…」トコトコ
キョン「…」スタスタ

キョン「なあ、長門」
長門「?」
キョン「お前、宇宙人なの?」
長門「……それに近い」
キョン「へぇ……マジか」
長門「…」コク

キョン「それって」
長門「?」
キョン「ハルヒが望んだから?」
長門「恐らく」
キョン「へぇ」
長門「涼宮ハルヒは」
キョン「おう」
長門「同年代の友人が、欲しかった」
キョン「……そうだな」
長門「私は、それに該当する」
キョン「それもあいつが望んだから?」
長門「それもある。だけど……私という個体も、それを望んでいるかもしれない」
キョン「???」
長門「……難しい?」
キョン「少し。まあ、いいや。うん」




555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:37:48.73 ID:4lCSq6Rh0
長門「ちなみに」
キョン「え?」
長門「朝倉涼子も、こちら側」
キョン「!?」

朝倉「あら、バレちゃった」
キョン「!? 朝倉、なんだ急に!」
朝倉「なぁに? 私がココにいるとおかしいかしら?」
長門「…」
朝倉「あら、どうしたの長門さん」
長門「私のバックアップであるあなたが、何故今ここに現れる」
朝倉「いいじゃない。私がいつ、どこで、なにをしていようと」
キョン「おい、なんだ……いいムードじゃないなこれは」
長門「さがって」
キョン「?」





556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:44:46.38 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「私もねぇ、ちょっと意外だったの。キョン君の存在は」
長門「…」

朝倉「いわばデータにないのよ。キョン君は」
キョン「?」
朝倉「あなた意外の人間は、皆データに基づいて行動しているわ。つまり」
長門「情報統合思念体の元に、全ての行動パターンが記録されている」
キョン「ほう。さっぱりだな」
朝倉「ジャンケンするときは、グーかチョキかパーしかないでしょ? そういうこと」
キョン「……??」
朝倉「なのにあなたは、ルールを無視して涼宮ハルヒをジャンケンの中から取り出した」
長門「それを出来るのは、本来涼宮ハルヒ一人……あなたは、普通の人間」
キョン「わかりやすく言ってくれ。なにがなんだか」

朝倉「おかしいのよ。あなたは、そういうことできないはず」
キョン「と言われても……できてるんだが」
朝倉「だからおかしいの。とにかく……私はそれが気になって仕方ないの」
キョン「…」
朝倉「だから、とりあえず気になることは片っ端から掻っ捌いていこうかな、と」チャッ
キョン「? なんだそのナイフ」
長門「やめて」
朝倉「止められる?」
長門「止める」グッ
キョン「……もしかして……ピンチ?」




559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:46:53.91 ID:yAe+E1f70
朝倉ぁ……!




561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:48:34.21 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「情報統合思念体にわからないことなんて、涼宮ハルヒの存在ぐらいなのよ」スタスタ
長門「近づかないで」

朝倉「キョン君は人間のはずなのに、その行動は人間のそれを超越してるわ」
キョン「そうかね」
朝倉「そうよ。だってあなた、あの状況で涼宮さんのこと助けたじゃない? あんなの、普通はできっこないわよ」
キョン「できたから、できてるんだよ」
朝倉「あら屁理屈ね。だって、涼宮さんはそんなの望んでいなかったのよ?」
キョン「……どういうことだ?」
朝倉「だから、あの状態から自分は抜け出せない。誰も助けてくれない。そう思ってたの」
キョン「…」




565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:57:58.67 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「私も一応、人間らしい対応をしてみたんだけど……あれ以上はクラスの調和を乱すってやつだったわね」
キョン「そんなことないだろ。ハルヒが孤立してなにがクラスの調和だ」

朝倉「ああいう存在は存在していたほうがいいのよ。自分より下の人が居れば、人間って安心するんだって」
キョン「知らん」
朝倉「だから私もほっておいたんだけど……まさか、それを破ったのがただの人間だなんて」
キョン「…」
朝倉「彼女は助けなんて望んでなかったのよ? 誰も助けてくれない。ずっと一人だって」
キョン「そんなの、あいつにしかわからないことだろ」
朝倉「むー、理解が足りないわね。わ、か、る、の。少なくとも私達には。ね?」
長門「…」

キョン「あいつが諦めたって、どうせこのままでいいとか思ってたって関係ない」
朝倉「あら?」
キョン「俺が、あいつを、一人にしたくなかった。ただそれだけだ」
朝倉「ふぅん」
キョン「それを行動に表しただけだ。もうなんか……難しいことなんてわかるか!」
朝倉「くすっ……そうね。わかんないわよね」
キョン「わからんね! さあ、そのナイフを仕舞え。ぶっちゃけ怖くて動けん」
朝倉「うん。それ無理ー♪」シャッ
キョン「うおっ」
長門「!」




568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 04:08:28.49 ID:4lCSq6Rh0
キィン!
キョン「……あれ、痛くない」
長門「…」
朝倉「ちょっと、邪魔しないでよ」
長門「させない」

キョン「な、長門!? なんだその腕、クリスタルボーイか!?」
朝倉「だから言ってるでしょ。私達は所謂宇宙人ってやつなの。だからなーんでもできるわよ」シュッ
キョン「うおっ! なにを飛ばした!」
朝倉「弾?」シュパパパ
キョン「あっぶねっ!! や、やめろ!」
朝倉「やーめないっ♪」

長門「…」
朝倉「すばしっこいわね」
長門「させない。あなたはおかしい」
朝倉「おかしくないわよ。疑問に対して行動を起こしてるだけ」
長門「それがおかしい。私達は、彼に手を出すべきではない」
朝倉「だってキョン君は、いってしまえばバグよ? 彼女にとって予想外のことを起こしちゃう」
長門「…」
キョン「……それのなにがおかしいんだよ。俺は俺が」
朝倉「もう! うるさいわね……めんどくさいわ。二人共消えちゃいなさい」
キョン「……おい長門、なんかいよいよって感じなんだが」
長門「不味いかもしれない」
キョン「だよな。や、やめろ朝倉!」




599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:25:09.56 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「そーれっ」
ハルヒ「? 朝倉……さん?」

キョン「! なっ、ハルヒ!」
ハルヒ「どうしたの?」
朝倉「……また意識の外から……さすがね、涼宮さん」
ハルヒ「?」
朝倉「そうだ。いいこと思いつたわキョン君」
キョン「なんだ……おい、やめろよ」
朝倉「こっちを消してみるのもいいわよね。もしかすると、キョン君が涼宮さんの位置になるかも」
キョン「やめろ!」
朝倉「無駄よ。あなたの体の動きは私が――」
長門「させない」シュッ
朝倉「かかったわね!」パシッ
長門「!?」ガッ

ハルヒ「え……あれ、キョン? どういうこと?」
キョン「長門! 大丈夫か!?」
長門「……不覚」
朝倉「はい♪ 長門さんは捕らえたわ。これでもうキョン君は助けられないわね」
キョン「くっ、ハルヒ! 他の二人は!?」
ハルヒ「そ、それが……はぐれちゃって……迷子になっちゃった」オロオロ
キョン「それでここに来たのか。ははっ、ハルヒはバカだなぁ」
朝倉「ちょっと、なに余裕出してるのよ?」




602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:28:27.85 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「ねぇキョン、なんで有希ちゃん倒れちゃったの? 気分悪いのかな……大丈夫?」スッ
長門「……逃げて」
キョン「ハルヒ、こっちこい!」
ハルヒ{?}

朝倉「あら、動けない体でどうしようっての?」
キョン「そう、俺の後ろに……」
ハルヒ「キョ、キョン……朝倉さんなんでナイフなんか持ってるの?」オロオロ
キョン「気にすんな。そういう遊びだ」
ハルヒ「遊びって」
朝倉「男らしいわね……ふふっ、まさに予想外の動きをするわね。漫画みたい」
キョン「黙れ」
朝倉「あらひどいわね」
ハルヒ「だ、だめだよキョン。そんなこと言っちゃ」
キョン「……お前なぁ」
朝倉「そうよねぇ。ダメなキョン君には……おしおきしないとっ♪」
キョン「!」




605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:34:16.50 ID:4lCSq6Rh0
キョン「くっ……ぬぬっ、動けん……なんでだ!?」
長門「あなたの行動は、朝倉涼子によって制限されている」
キョン「お決まりか……っ、くそっ」
ハルヒ「キョ、キョン」オロオロ

キョン「大丈夫だハルヒ。おちつけ」
ハルヒ「落ち着けって言われても……なんなの? 朝倉さん」
朝倉「大丈夫大丈夫、すぐに楽になれるわよ~」スタスタ
キョン「!」
朝倉「じゃあまずはキョン君から♪」シュッ
ハルヒ「!」


パシィッ!!
ハルヒ「……あっ」
朝倉「!?」グッ
キョン「くっ……よ、よし。あっぶね、なんとか動けた……」ググッ
朝倉「なっ、なんで動けるのよ!? あなたは私が」
キョン「うるせぇ! ハルヒが危なくなれば俺が動けるのは当たり前だ!」パシッ!
朝倉「!」
キョン「ハルヒに手は出させないぞ。ハルヒは俺が守るんだ」ガシッ
ハルヒ「えっ? ちょっ、ちょっとキョン君……恥ずかしっ」
キョン「君を付けるなバカ」
ハルヒ「……キョン」




611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:41:50.74 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「……まったく、どこまでも予想外ね」
キョン「そうかもな。だけど、俺がこうしたいからこうなってるんだ。お前らの都合なんて知らん」
朝倉「もう、生意気ね。でも動けたとしても、私に勝てるわけじゃないでしょ?」
キョン「…」

朝倉「逃げてもいいわよ。追いかけてあげる、どこまでもね」
キョン「……長門、動けるか?」
長門「難しい」
朝倉「どうするキョン君?」
キョン「…」
ハルヒ「キョン……」
キョン「こうする」スッ
ハルヒ「?」
朝倉「なっ……ど、どういうことよ!?」

キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なっ、なに?」
キョン「ほら……お前、朝倉にいいたいことあったんだろ? 言ってやれ」
朝倉「バカじゃない? 状況わかってるの?」
キョン「うるさい。黙って聞け」
ハルヒ「…」




613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:56:57.36 ID:6xw9JK/QO
ハルヒ「その眉毛マジ宇宙なんですけどw」




616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:00:12.19 ID:zKZIUmC50
駄目だwwww「マジ宇宙なんですけど」がシュールすぎるwwwwww




623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:33:48.43 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「あの、あ、朝倉さん」
朝倉「なによ、これが見えないの? それ以上近づくと刺すわよ」
ハルヒ「ひっ……ご、ごめんなさい」
朝倉「……まったく、調子狂うわね……」

キョン「無理だね。お前はそんなことできないさ」
朝倉「あら、なに? あたしにそんな度胸ないとか思ってる?」
キョン「いいや、それ以前の問題だ」
朝倉「……意味わからないわ。もういい、さよなら涼宮さ――」
ハルヒ「ご、ごめんなさい!」
朝倉「……えっ? いや、謝ったって遅いわよ」
ハルヒ「あの……学校で私に話しかけてくれたのに……私、逃げちゃって、ご、ごめんなさい」
朝倉「だから謝ってどうこう……ん? 学校?」




625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:40:40.55 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「あたし、あんなに友達が欲しいって思ってたのに……折角朝倉さんが話しかけてくれたのに」
ハルヒ「朝倉さん、迷惑だろうなって思って……ずっと逃げてました」

ハルヒ「あ、あたし、その……きっ、嫌われてるから」
ハルヒ「だから、あたしなんかと話してるとその……朝倉さんまで、そういう風に見られちゃうって」
キョン「…」
ハルヒ「でもそんなこと言ったら、朝倉さん優しいからますます気に掛けてくれるだろうなって」
ハルヒ「迷惑は掛けたくなかったから……ずっと逃げてました……ご、ごめんなさい」

朝倉「……な、なにを言ってるの?」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒはずっと、お前に感謝してたんだよ。唯一、クラスで優しくしてくれた女子だからって」
朝倉「なんで、そんなのを今更……バカじゃないの」
キョン「バカじゃないよ。今だからこそ、ハルヒに伝えさえたかった」
朝倉「理解不能ね」
キョン「どうかな? それで本当にハルヒを刺せるのか?」
朝倉「当たり前じゃない!」シュッ
ハルヒ「!」
朝倉「……あ、あれ? なんで……」
長門「…」




627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:47:58.82 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「くっ……おかしいわ! 脳からの命令が体に伝わらない!」
キョン「ほらやっぱり」
朝倉「なによこれ! 手が……あなたの仕業っ!?」
長門「違う」

キョン「宇宙人とか異世界人とか、そういうのはどうでもいい」
キョン「こんなに優しいハルヒを、一緒のクラスであんなに気に掛けてくれた朝倉が」
キョン「よくわからない、なんだ……情報どうのこうの? の命令なんかで傷つけられるわけないだろ?」
朝倉「あ、あなた正気!? 人間のものさしで私を図るなんてどうかしてるわ!」
キョン「どうかしてるのはお前らだ! ハルヒを見てみろ」
朝倉「……?」

ハルヒ「……ご、ごめんね朝倉さん」
朝倉「…」
キョン「そんな小さくてか弱いハルヒが神様と同等の力を持ってるだと? 笑わせるな!」




630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:55:26.47 ID:Oz/TZH5tO
キョンカッコヨス




632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:56:04.11 ID:zKZIUmC50
このキョンからは倦怠感を微塵も感じない




633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:57:30.28 ID:4lCSq6Rh0
キョン「ハルヒ、よく頑張ったな。こっちおいで」チョイチョイ
ハルヒ「キョン君」タタタ…
キョン「君つけるなって。お前困ったら君付けにするんだな」

キョン「たとえハルヒに願望実現能力とやらがあったとして」
キョン「なんだかよくわからない地球人じゃない奴らが居たとしても」
キョン「そんなの関係ないね。こいつは……俺にとってはただの女の子だ」
ハルヒ「キョン?」
キョン「しかも、なんか可愛い」ナデナデ
ハルヒ「ちょっ、ちょっとキョン」

キョン「朝倉が悪意をもって、ハルヒを傷つけようとするなら」
キョン「俺が死んでもそれを阻止する」
キョン「だけど……もし、『朝倉自身』がハルヒを助けてあげたいって思ってるなら」
キョン「……ハルヒと仲良くしてやてくれ。朝倉も、ハルヒにとって傍にいてほしい人なんだよ」
朝倉「…」




634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:59:21.16 ID:dfjRw6LoO
ナデナデシタイ




635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:00:47.05 ID:Y9cngu4wO
デレすぎwww

にやにやが止まらない




638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:16:57.67 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「……呆れた。あなた、こんなときまで予想外なことを……」
キョン「こんなときだからこそ、ハルヒに賭けたんだ」
朝倉「……ほんっとにわからないわ。あなた本当にただの人間なの?」
キョン「恐らくな」

朝倉「あーあ。もういいわ、私の負け」スッ
長門「!」
朝倉「なんだかしらけちゃった。ここでキョン君を殺しても、なんにもならなさそうね」
キョン「そうしてもらえれば嬉しいな。ぶっちゃけ今、頑張って立ってるぐらいだ。本気で怖い」
朝倉「もぅ、涼宮さん?」
ハルヒ「! は、はい!」

朝倉「頑張ってね。あなた、これからも大変な思いをするかもしれないけど」シュウウウ
朝倉「せいぜいそこの男の子に、頑張って守ってもらいなさいね」キラキラ…
キョン「! なっ、朝倉!?」
長門「私が情報誌念体に状況を送信すると……彼女はバグだと認証された」
朝倉「だから、私の役目はこれで終わり。言ってみれば今のは賭けだったの。私はそれに負けたってこと」
ハルヒ「あ、朝倉さん?」

朝倉「……最後はちょっとキュンってなっちゃったわね……」
朝倉「……ありがとう、涼宮さん」
朝倉「あなたのこと、嫌いじゃなかった――」フッ

キョン「消えた……」
長門「…」




639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:19:05.15 ID:cs8JjYIYO
眉毛…




640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:19:54.44 ID:27VhmHzkO
これ全部ハルヒの目の前で起こってるんだぜ・・・




641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:22:14.36 ID:zKZIUmC50
長門が空気化している…だと…!?




643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:23:27.62 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「……朝倉さんは? キョン、一体……」
キョン「ハルヒ、ちょっとごめん」ガシッ
ハルヒ「! ちょっ、ちょっとキョン、重いよっ」

キョン「ご、ごめん……だけど、なんか足に力が」
長門「…」
キョン「マジで焦った。なんなんだよお前達は。もう勘弁してくれよ」
長門「ごめん」
キョン「いいよいいよ……なんとかなったんだし」
ハルヒ「お、重いっ、キョン重いよっ」
キョン「あぁ、ごめん」スッ
ハルヒ「…」
キョン「……さて」
ハルヒ「?」
キョン「どうしたものか、この状況」
長門「任せて」
キョン「はっ?」
長門「記憶を消す」
キョン「なっ」
長門「断片的に、ここ十五分程度の記憶を、彼女から消す」
キョン「……安全なので頼むぞ……優しいので」
長門「大丈夫」
ハルヒ「な、なになに?」




645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:29:40.99 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「……はっ!」
キョン「お、気がついた」

みくる「だ、大丈夫ですか?」
古泉「いきなり倒れちゃうから心配しましたよ……」
長門「…」
ハルヒ「……? あれ、あたし」
キョン「大丈夫か? 今日日差し強いもんな」
ハルヒ「…」
キョン「今日はもう終わりだ。皆、解散。ハルヒは俺に任せてくれ」
古泉「わかりました」
みくる「また明日。任せますよキョン君?」
長門「…」コク

キョン「…」
ハルヒ「うぅ……なんか、クラクラする」
キョン「大丈夫か?」
ハルヒ「全然覚えてないんだけど……あたし、倒れたの?」
キョン「あぁ、それも前のめりに倒れて階段から転げ落ちて突っ込んできたダプカーにはねられた」
ハルヒ「!?」
キョン「嘘に決まってるだろ。ほら、じっとしとけ」
ハルヒ「も、もう……」(膝枕……)




646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:41:01.95 ID:4lCSq6Rh0
キョン「全く覚えてないか」
ハルヒ「う、うん」
キョン「そうか……よかった」

ハルヒ「あの、キョン君」
キョン「また君付け。あと一回君付けで呼んだらデコピンな」
ハルヒ「なっ……キ、キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「今日は……楽しかった?」
キョン「おう。これといって発見は……あったっちゃあったな。いや、なかったけど」
ハルヒ「?」
キョン「だけど楽しかったよ。SOS団は、こんな風に色々楽しんでいこうな」
ハルヒ「……よかった」

キョン「よかった? なにが?」
ハルヒ「あ、あたし休日にこんなに沢山の人と遊ぶことってなかったから……みんな退屈してたんじゃないかなって」
キョン「そんなことあるわけないだろ」
ハルヒ「でも……さっきも朝比奈先輩と古泉君と、色んなトコ行ったんだけどね」
キョン「うん」
ハルヒ「全部その、長門さんもそうだったけど……あたし、自分から進んで歩くってのができなくて」
キョン「そうか。でも、誰もそんなの気にしてなかったよ」
ハルヒ「それに倒れちゃうなんて、団長失格だね。ごめんなさい」
キョン「謝るなって。悪くないよハルヒは。なんにも悪くない」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「はい、言った」ペシッ
ハルヒ「いたっ」




652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:12:22.45 ID:4lCSq6Rh0
キョン「もう大丈夫か?」
ハルヒ「う、うん。ありがと」ムクッ

キョン「歩けるか?」
ハルヒ「うん。大丈夫」
キョン「さてと、どうしたもんかね」
ハルヒ「…」
キョン「……もうちょっとウロウロしてから帰るか」
ハルヒ「?」
キョン「時間、大丈夫か?」
ハルヒ「だ、大丈夫だけど……」
キョン「じゃあ、最後は俺と行動だ。団長さん」
ハルヒ「!」
キョン「ドコに行きたい?」
ハルヒ「え、あ、あの、えと」
キョン「ほらほら、早く決めろー」
ハルヒ「あ、焦らせないでよ……えっと」
キョン「ハルヒの行きたいトコに連れてってくれ」キュッ
ハルヒ「あ、手……うん」
キョン「ほし、出発」




655 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:33:55.57 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「なんか、沢山遊んじゃった」
キョン「そうだな。久しぶりに充実した休日だったよ」

ハルヒ「……楽しいね。部活って」
キョン「まあ、ちょっと普通の部活とは違うけどな」
ハルヒ「ふふっ、そうだね」
キョン「よかったな。SOS団作って」
ハルヒ「うん……ありがとう、キョン」
キョン「なんで俺?」
ハルヒ「だって、ううん。だってもなにも、全部キョンのおかげ」
キョン「…」
ハルヒ「もうだめだって思ったのに、キョンに助けてもらって……こんなに楽しいの」

ハルヒ「キョンに頼りっぱなしで、あたしなにもできないでごめんね」
キョン「そんなことないよ。ハルヒはちゃんと、ハルヒのできることをやってくれてる」
ハルヒ「あたしの?」
キョン「俺の行動の源は……全部ハルヒなんだからな」
ハルヒ「あ……」
キョン「ハルヒには悪いけど、お前が卒業するまで……もしかしたら、卒業してからも」
キョン「俺が楽しいって思うことをするときは、ハルヒにも着いてきてもらう」

キョン「朝比奈さんも長門も、古泉も皆ハルヒに集められたようなもんだ」
キョン「……俺だってそうなんだ。俺は、ハルヒが気になったから、だからずっとハルヒを見てる」
ハルヒ「キョン……な、なんか恥ずかしいよ」
キョン「ん? そうか? あぁ、そうかも。はは、なに言ってるんだろうな俺」




656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:40:42.21 ID:W4gcLMhvO
読んでて恥ずかしくなるくらい甘々だな……




657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:41:06.37 ID:4lCSq6Rh0
キョン「ハルヒはさぁ」
ハルヒ「うん、なに?」

キョン「もし自分に、なんか凄い力が秘められてるとしたらどうする?」
ハルヒ「凄い力?」
キョン「そうだな……ハルヒが望むことが全部現実になっちゃうとか」
ハルヒ「なにそれ」
キョン「あ、いや。まあそんな力があったとすればだよ」
ハルヒ「望むことが現実に……うーん」
キョン「…」
ハルヒ「……もし、そんな力があたしにあってもね」
キョン「おう」
ハルヒ「多分あたし、あたふたしてなにもできないと思う。あたし、バカだから……うん」
キョン「……そうかもな」
ハルヒ「だから、もしそんな力があったとしてもあたしはそのままだよ。なんにもできない」
キョン「うん、わかった。まあ……大丈夫。なにがあっても、俺が守ってやるよ」
ハルヒ「!」
キョン「さ、そろそろ帰ろう。もう今日は疲れたよ」
ハルヒ「う、うん!」




658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:45:09.12 ID:EtSKyV3p0
…甘すぎて憤死した




663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 08:57:43.38 ID:4lCSq6Rh0
【月曜日】

キョン「ふぁ……」
ハルヒ「あ、おはよう。キョン」
キョン「あぁ、おはよう」
ハルヒ「眠そうだね」
キョン「眠いよ。月曜日はいつも眠い」
ハルヒ「ふふっ」
朝倉「あら、ダメよ。週明けの月曜日だからこそ、ちゃんとしてないと」
キョン「そうは言ってもだな」
朝倉「おはよう、涼宮さん」
ハルヒ「あ……お、おはようございます」
キョン「はは、またなんで敬語……って! 朝倉!?」ガタガタッ




664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:01:30.84 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「あら、なによそれ。鬼とでも出くわしたみたいな」
キョン「なっ、なんでお前がここにっ!?」
朝倉「なんでって……ここの生徒だから、ここに居るのは当たり前じゃない?」
キョン「ちょっ、ちょっとこい!」
朝倉「あっ、もう。なによー」

キョン「ゼェ、ゼェ……」
朝倉「失礼ね。女の子の手を無理矢理引っ張ってこんな」
キョン「うるさい。それより……まさかお前、仕返しにきやがったか!?」
朝倉「えぇ。ここには長門さんも居ないみたいだし……」
キョン「!?」サッ

朝倉「……なんてね。嘘よ、うーそっ」
キョン「……はっ?」




665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:02:03.61 ID:cyndr44FO
ありがとう
眉毛生やしてくれてありがとう
ありがとう
ありがとう




667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:09:50.32 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「確かにあの時、私は消滅しちゃったわ」
キョン「?」

朝倉「だけど……どうやら、私は存在を望まれているみたいなの」
朝倉「情報統合思念体が私を消そうとする力よりも、彼女の力の方が上だったってことなんでしょうね」
キョン「彼女って……まさか、ハルヒ?」
朝倉「なんだか、よくわからないんだけど……私はあのクラスに居なきゃいけないみたい」
キョン「それはつまり、ハルヒが朝倉の存在を消えてほしくないって」
朝倉「おかしいわよね? 彼女、昨日のことなんて覚えてないのに」
キョン「…」
朝倉「それに変なの。あたし、あんなにあなたと彼女を消してやろうと思ってたのに」
朝倉「今は全然そんなことなくて、むしろ涼宮さんの傍に居てあげたいっていうか……」
キョン「それは」
朝倉「ねぇキョン君? おしえてくれない? 何故私がこう思うのかを。人間のあなたにならわかると思うの」
キョン「……あぁ、教えるよ。教えてやるとも」
朝倉「ありがとう。でも、それより今は教室に戻りましょ。授業始まっちゃう」
キョン「そうだな」




669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:19:07.22 ID:4lCSq6Rh0
キョン「でも、ほんとに信用していいんだろうな」
朝倉「なにを? 私?」

キョン「そうだ。油断したトコでグサーッっとか」
朝倉「どうかしらね♪」
キョン「なっ」
朝倉「あらっ?」
キョン「?」

女子A「あの子さぁ、キョン君と居るときはよく喋るくせに……一人になると地蔵みたいよね」
女子B「媚びてるんじゃない? 優しくしてくれる人にさ? うっぜぇ」ギャハハ
ハルヒ「…」

キョン「……わざと言ってるのか。聞こえるように」
朝倉「でしょうね。でないとあんな近くで喋らないわよ」
キョン「ったく、なんて奴らだ」スッ
朝倉「あ、ちょっと待ってよ」
キョン「なんだよ」
朝倉「私のこと、信用してほしいの。見てて」
キョン「……朝倉」

ハルヒ「……キョン達、どこに……」
朝倉「ただいま、涼宮さん」
ハルヒ「!」
女子A「……ちょっ、朝倉?」




670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:22:16.05 ID:4lCSq6Rh0
女子B「涼子?」
朝倉「あなた達、最低ね」
女子A「なっ!?」
朝倉「ねぇ涼宮さん? 私、あなたの携帯番号とか、そういうの知らないんだけど」
ハルヒ「え、えっ?」
朝倉「よかったら教えてくれない? ……今までごめんね。私、あなたと仲良くなりたい」
ハルヒ「…」
女子A「ちょっと朝倉、あんた」
朝倉「うるさいわね」
女子B「……い、行こっ……なにあいつ」チッ
ハルヒ「あっ……あの、朝倉さんっ」
朝倉「大丈夫。私は、あなたとキョン君の味方になったから。ね?」
キョン「……あいつ」




671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:22:50.22 ID:RuzyGGiT0
眉毛が輝いてみえる




677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:33:03.94 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「信用してくれた?」
キョン「……今のところは、な」
朝倉「うん。まあ、すぐに信用してとは言わないわ。実際、あなたのこと殺しかけたんだしね」

キョン「でもいいのか」
朝倉「なにが?」
キョン「さっきのは……なんというか、朝倉のキャラを崩壊させたっていうか」
朝倉「変なこと言うわね。私は、私のしたいようにしただけよ?」
キョン「…」
朝倉「これはあなたに教わったの。あなた言ったでしょ? 俺は思ったことを行動に起こしただけって」
朝倉「だから私もそうしただけ。私には、あなた達人間が気にする周りの目ってのがどうでもいいからね」
キョン「朝倉……」

朝倉「情報統合思念体も、私の存在を許してくれてるみたいだし……もう少し、涼宮さんの傍に居ようと思うの」
キョン「友達として、か?」
朝倉「どうなのかしら? 上手く言葉が見つからないわね」
キョン「いいよ。言葉なんて探さなくていい。……ありがとう」
朝倉「なんでキョン君がお礼を言うの?」
キョン「あいつが嬉しいと、俺も嬉しいからだ」
朝倉「……ふふっ、本当にあなたは理解できないわ」
キョン「そうか?」
朝倉「……だけど、ちょっと羨ましいわね」
キョン「なんだって?」
朝倉「なんでもないわよ♪ ほら、涼宮さんが待ってるわ。戻りましょ」
キョン「あぁ、そうだな」




679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:34:27.86 ID:2Gp87yejO
キョン、ハルヒ、朝倉の三人組って新鮮だな




682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:44:47.84 ID:akql4b9CO
女子B「あの地蔵と眉毛マジ宇宙なんですけどw」




683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 09:47:20.42 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「どうしたの? 涼宮さん」
ハルヒ「あの……あ、朝倉さん、私と話してると……」チラッ

女子A「…」
女子B「マジ意味わかんない……」
ハルヒ「…」
朝倉「あぁ、あんなの気にしないわよ。ほっとけばいいわ」
ハルヒ「で、でも」
朝倉「私とあなたは友達なんでしょ?」
ハルヒ「!」
朝倉「あら……もしかして勘違いかしら。こういうのは、友達って言うんだって」
ハルヒ「……いいの?」
朝倉「なにか不都合があるのかしら? うーん、わからないわね」
ハルヒ「…」
朝倉「とにかく。私はあなたの傍に居たいの。ダメ?」
ハルヒ「だっ、ダメなんかじゃないです」
朝倉「そう? あと、私達は友達なんだったら敬語は辞めたほうがいいんじゃない?」
ハルヒ「あっ、ご、ごめん」
朝倉「ふふっ、ほんとに面白い子ね。キョン君が好きになるのもわかるわね」
ハルヒ「!?」
朝倉「? 違うの? だって男の子が死んでも守るってのは」
キョン「おい、何の話してるんだ?」
朝倉「あ、丁度いいとこに。あのねキョン君」
ハルヒ「あ! わっ、ちょっ、だめっ!」
朝倉「? もー。ふふっ、なんなのよあなた達はー♪」
キョン「??」






684 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2008/11/01(土) 09:50:21.67 ID:4lCSq6Rh0
いいねぇ。女の子の友情っていいよ。たまらんよ。
それだけでご飯とてもおいしいです^p^

とりあえずの区切りです。ここで終わりと思っていただいても。
ここからはもうなにも考えてないし、時間もあまりないので……
書けそうなときにちょこちょこSS投下、みたいな?あと絵師すごくね?

ありがとうございました。
こういうハルヒも、可愛い。だからこそハルヒはキョンの嫁です。









903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 04:52:57.17 ID:FY9TT9vi0
ハルヒ「…」
朝倉「あら、今日はキョン君休みなの?」
ハルヒ「あっ……朝倉さん」

朝倉「へぇ、キョン君でも風邪とかひくのね。興味深いわ」
ハルヒ「あの、なんか昨日の夜から調子が悪いって」
朝倉「昨日? 一緒に居たの?」
ハルヒ「! そ、そんなんじゃないです! あの、メールで……」
朝倉「ふうん。そっか、なに慌ててるのよ? あとまた敬語になってる」
ハルヒ「ご、ごめん」

朝倉「キョン君が居ないと寂しい?」
ハルヒ「そ、そんなこと……うん」
朝倉「あらあら、いいわねそういうの。とってもこう……胸がキュンキュンするわ」
ハルヒ「か、からかわないでよっ」
朝倉「んー? からかってるわけじゃないわよ?」




904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 04:58:19.54 ID:FY9TT9vi0
朝倉「次は体育ね。早く着替えて行きましょ」
ハルヒ「あの、朝倉さん」
朝倉「なぁに?」
ハルヒ「その……友達」
朝倉「友達? あぁ、彼女達のこと?」

女子A「朝倉、どうかしちゃったんじゃないの?」
女子B「なんか急にキャラ変わったよね」
女子C「ってかあたし、なんか超ひさびさなんすけど」

朝倉「あらあら、ほんとにコソコソ話すのが好きなのねぇ」
ハルヒ「…」
朝倉「でも、彼女達は別に友達じゃないわよ? 彼女達と一緒に居ても、なんだか楽しくないの」
ハルヒ「えっ」
朝倉「なんでしょうね。なんか、妙に遠慮というか……そう、気を使わないといけないの。めんどうだわ」
ハルヒ「め、めんどうって……」
朝倉「その点あなたと一緒に居ると、私は私の考えのまま行動ができるの。不思議なものねぇ?」
ハルヒ「??」
朝倉「あら、涼宮さん胸大きいわね。これはキョン君のおかげ?」
ハルヒ「! なっ、なに言ってるの朝倉さん!」
朝倉「だって長門さんが読んでた本にー」
ハルヒ「やっ、だっ、ダメ! そんなの大声で、ダメッ!」
朝倉「……涼宮さんの方が十分声大きいわよ?」




908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 05:37:27.76 ID:FY9TT9vi0
朝倉「二人組みですって」
ハルヒ「……うん」

朝倉「そういえば涼宮さん、いつも余ってたわね。こういうとき」
ハルヒ「…」
朝倉「あら、ごめんね? 別に攻めてるわけじゃないわよ?」
ハルヒ「ううん……慣れてるから」
朝倉「孤独なことに慣れるなんて、そんなの無理よ。それは知ってるわ」スッ
ハルヒ「? あ、朝倉さん?」
朝倉「さぁ、運動の前の体操はとても大切よ。ほら、伸びて伸びて?」グィー
ハルヒ「んんっ……んー」
朝倉「はい。交代ね」

朝倉「ほら、上手くレシーブしてね?」シュッ
ハルヒ「あ、わっ」ポフン
朝倉「あら、上手いわね。涼宮さん、本当に運動得意なのねぇ」





909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 05:43:01.79 ID:FY9TT9vi0
朝倉「あら、一人でお弁当?」
ハルヒ「う、うん」
朝倉「そっか。いつもならキョン君が居るのもね」

ハルヒ「…」
朝倉「いつも、ドコで食べてるの?」
ハルヒ「えっと、部室とか、屋上とか、中庭とか」
朝倉「ただ昼食をとるだけなのに、色々移動するものなのね。不思議」
ハルヒ「でも、楽しいよ? 天気いい日は外で食べたりすると、とても美味しく思えるの」
朝倉「あら、いいわね。プラシーボ効果のようなものかしら?」
ハルヒ「??」
朝倉「それなら今日は外で食べるべきね。ほら、行くわよ」
ハルヒ「あっ、ちょっと、あの」

朝倉「んー……いい天気じゃない?」
ハルヒ「……そうだね」
朝倉「さぁ、お弁当再開。私、最近料理始めてみたのよ? どうかしら」
ハルヒ「わ……す、すごいね朝倉さん」
朝倉「あら、そう? ふふっ、嬉しいわね♪」




913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 05:48:10.90 ID:FY9TT9vi0
朝倉「でも、あなたのお弁当も中々美味しそうじゃない」
ハルヒ「あたしも、自分で作ってるんだ」
朝倉「あら、そうなの?」

朝倉「うーん、見た目も綺麗だし……栄養のバランスも完璧ね」
ハルヒ「よくわかるね。凄い」
朝倉「これとか、お昼に少し食べるだけなのにとても手が込んでるわ」ヒョイ
ハルヒ「あ、それはね。いっぱい作っておいて、冷凍してるの」
朝倉「なるほど。そういう調理法もあるのねぇ」パク
ハルヒ「あ」
朝倉「……ごめんなさい……食べちゃったわ」
ハルヒ「ふふっ、ううん。美味しい?」
朝倉「見た目どおり美味しいわよ。うん、見習いたいわね」
ハルヒ「それは簡単だよ? あのね」




914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 05:51:20.10 ID:FY9TT9vi0
朝倉「……ニンジンを摩り下ろすなんて、私が読んだ本には載ってなかったわね」
ハルヒ「そうなの?」
朝倉「これなら好き嫌いがある人でも困らないわね。」

ハルヒ「そうだね」
朝倉「キョン君も好きでしょ? こういうの」
ハルヒ「ど、どうかなぁ……」
朝倉「あら、食べさせてあげたことないの?」
ハルヒ「あるけど……」
朝倉「どうだって?」
ハルヒ「……美味しいって」
朝倉「そうよね。これをマズイって言うのなら、もう食事という行為は諦めたほうがいいと思うわ」
ハルヒ「えぇ? なにそれ」
朝倉「あれ、なにかおかしいこと言ったかしら?」




917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:02:36.82 ID:FY9TT9vi0
朝倉「お茶飲む?」
ハルヒ「あ、うん。ありがとう」

朝倉「長門さんもねぇ……涼宮さんほどじゃなくても、料理できるようになってくれれば」
ハルヒ「長門さん?」
朝倉「彼女、あれだけ本の虫なのに家事全然できないのよ」
ハルヒ「……一緒に住んでるの?」
朝倉「えぇ。同郷の友ってやつね」
ハルヒ「あ、そうなんだ」
朝倉「でも、生まれたのは彼女が先なんだけどね」
ハルヒ「え……先輩だったの?」
朝倉「そういえばそうね。あの子、私の先輩なのねぇ」
ハルヒ「…」(長門さん、年上だったの……?)
朝倉「もー、食べてばかりじゃなくてちょっとは自分でできるようになってくれれば……」
ハルヒ「…」(で、でも同学年だし……留年?)
朝倉「? どうしたの涼宮さん?」




918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:06:11.78 ID:FY9TT9vi0
朝倉「それにしても本当にいい天気ねぇ」
ハルヒ「そうだね」

朝倉「……なんか私ばっかり喋ってないかしら?」
ハルヒ「そ、そうかな」
朝倉「あなたもなにか、話題とかない? 彼女達はもうずっとどーしようもない話ばっかりでさ」
ハルヒ「クラスの子?」
朝倉「そう。毎回毎回、昨日話したことやどうでもいいこと。それに人の悪口とかねぇ」
ハルヒ「…」
朝倉「言っても意味ないこと、解決しないことを口にするのはちょっと疲れてたの」
ハルヒ「う、うん……うん」
朝倉「だけどなんでかな……涼宮さんと話してると、そういうのも大切に思えるわ」
ハルヒ「?」
朝倉「いいわね、友達って。ほら、あなたの話を聞かせて? キョン君と話すようなこと、ね?」
ハルヒ「……ふふっ、うん。あのね?」




919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:09:26.25 ID:FY9TT9vi0
長門「…」
朝倉「あら、あれは……長門さーん?」
長門「!」

長門「?」
朝倉「お昼、食べた?」
長門「…」コク
朝倉「美味しかったかしら」
長門「中々」
朝倉「そうでしょうね。さすが私」
ハルヒ「長門さんのお弁当も朝倉さんが?」
朝倉「もちろん。さっき言ったとおり。長門さん御飯作れないものねぇ?」
長門「そんなことない」
朝倉「嘘ばっかり」
ハルヒ「な、長門……先輩」
長門「なぜ敬語?」




921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:11:53.97 ID:FY9TT9vi0
朝倉「ほら、長門さん座って」
長門「…」スッ
朝倉「んー」ポフ

長門「…」
朝倉「はぁ、落ち着くわね」
ハルヒ「食べてすぐ横になっちゃだめだよ」
朝倉「だってこんなに太陽が気持ちいいんだもの。ねぇ長門さん」
長門「重い」
朝倉「いいじゃない。御飯作ってあげてるでしょ? 膝枕の一つぐらい」
長門「痺れる」
朝倉「お腹空くのとどっちがいい?」
長門「……我慢する」
朝倉「聞き分けがいいわね」
ハルヒ「…」




924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:14:54.33 ID:FY9TT9vi0
ハルヒ「朝倉さんと長門さんって」
朝倉「ん? なに?」
長門「?」

ハルヒ「なんか……仲、いいね」
朝倉「それはもちろん。ねぇ?」
長門「…」コク
ハルヒ「なんか、その、付き合ってるみたい」
朝倉「付き合ってないわよ。私と長門さんは恋仲じゃないわ」
長門「…」コク
ハルヒ「そうだけど、えっと」
朝倉「そういうのは、涼宮さんとキョン君みたいな関係のことを言うんでしょ?」
ハルヒ「!!」
朝倉「あなたもキョン君に膝枕とかしてるの? あ、もしかしてお弁当も二つ作ったり?」
ハルヒ「そ、そんなっ、キョン君とは、いやキョンとは……別に、そんなんじゃ」
朝倉「なに慌ててるのよ。変なのー」
長門「…」コク




927 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:17:38.31 ID:FY9TT9vi0
朝倉「ほら、二人共寝てみなさいよ。気持ちいいわよ」
長門「…」モゾッ
ハルヒ「よっ……っと」

ハルヒ「……ほんとだ」
長門「暖かい」
朝倉「そうでしょ? ねぇ、あったかいわ」
ハルヒ「…」
朝倉「こういうとき……ええと、なんだっけ」
長門「?」
朝倉「ほら、ありのままの感情で感想を述べると」
ハルヒ「生まれてきて、よかった?」
朝倉「! そうそう、それ。よくわかったわね」
ハルヒ「……私も、そう思ったから……うん」
朝倉「あなたも?」
長門「…」




928 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:21:32.73 ID:FY9TT9vi0
ハルヒ「高校生になって、最初は確かに後悔したこともあったけど」
朝倉「?」
ハルヒ「キョンに出会って……長門さん、朝倉さん、皆に出会って」

ハルヒ「あたし一人じゃどうしようもないこと、助けてもらったり」
ハルヒ「悲しくても励ましてくれたり、一緒に笑ってくれたり」
ハルヒ「……今なら、心の底から……生まれてきてよかったって言えるんだ」
朝倉「あなたは苦労したものね。いいことだと思うわよ」
ハルヒ「……ありがとう。朝倉さん。長門さん」
長門「当然のこと」
朝倉「そうよ。そう思えるから、私とあなたは友達ってことなのよ? 恐らく、だけどね」
ハルヒ「……そうかな」
朝倉「そうに決まってるじゃない」
ハルヒ「うん……そうだね。うん、きっとそうだ」
長門「…」コク




930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:24:28.18 ID:FY9TT9vi0
朝倉「あら、大変。もうこんな時間」
ハルヒ「! 昼休み終わっちゃう」
長門「……くぅ」
朝倉「なに眠ってるのよ」

ハルヒ「戻ろっか」
朝倉「そうね。長門さんはここに置いておきましょ」
ハルヒ「え? 可哀想だよ」
朝倉「いいじゃない。こんなに気持ち良さそうだもん♪」プニプニ
長門「むに……すぅ」
ハルヒ「ふふっ、全然起きないね」
朝倉「ほら、早くしないと授業遅れちゃうわ」タタタ…

長門「…」
長門「すぅ……」
長門「…」
長門「……お腹すいた……」
長門「……はっ」

長門「…」
長門「寝言。いけない、もう授業が」




931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:27:06.39 ID:FY9TT9vi0
朝倉「じゃあね、涼宮さん。また明日」
ハルヒ「うん。バイバイ」

ハルヒ「…」
ハルヒ「キョン君、大丈夫かな」
ハルヒ「あ、またキョン君って言っちゃった……怒られちゃう」
ハルヒ「まあいっか。見られてないし」ピリリリr
ハルヒ「? あ……キョン君」

ピッ
ハルヒ「はい。もしもし?」
キョン「おー、ハルヒかー……」
ハルヒ「どうしたの? 大丈夫?」
キョン「なんとかな……なんかお前、また君付けで呼んでなかったか?」
ハルヒ「! よ、呼んでないよ! 呼んでない!」
キョン「?」




932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 06:30:25.54 ID:FY9TT9vi0
キョン「なんか、すっごい寝たら調子よくなってきた」
ハルヒ「ほんとに? よかった」

キョン「なんだ、心配してくれてたのか」
ハルヒ「もちろん」
キョン「そうか……そりゃ嬉しいな」
ハルヒ「メールも返してくれないから、いよいよダメかとも思っちゃった」
キョン「心配の類かそれ?」
ハルヒ「そうだよー♪」

キョン「明日は行くよ。もう完璧」
ハルヒ「うん」
キョン「今日は楽しかったか?」
ハルヒ「うん……今日はね、朝倉さんとお弁当食べたんだ」
キョン「そうか。よかったな」
ハルヒ「朝倉さん、あたしの作ったの美味しいって」
キョン「そりゃそうだ。ハルヒの料理は世界一だよ。俺が保障する」
ハルヒ「えぇ? なにそれ」
キョン「そんだけ美味いってこと」
ハルヒ「……ありがと」




938 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 07:12:25.88 ID:FY9TT9vi0
キョン「……ちょっと心配だったんだよ」
ハルヒ「?」
キョン「俺が居なくても、ハルヒは大丈夫なのかなってさ」
ハルヒ「…」

キョン「でも大丈夫みたいだな」
ハルヒ「うん」
キョン「ずっと一緒だもんな……鬱陶しいかな」
ハルヒ「そ、そんなことないよ!」
キョン「どうだかね」
ハルヒ「本当だよ! あの……キョン君には、一番傍に居てほしいっていうか」モゴモゴ
キョン「なんだって?」
ハルヒ「なっ、なんでもないよ」
キョン「まあいいや、うん。とにかく明日は、ちゃんと学校行くからな」
ハルヒ「待ってるね。……キョン、待ってるからね?」
キョン「おう」

キョン「それじゃ、また明日な」
ハルヒ「うんっ!」





939 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2008/11/02(日) 07:16:49.00 ID:FY9TT9vi0
まさか本当に残っているとは。
なんだかキョン死亡フラグな最後ですが、この後いつもどおりラブラブな感じで脳内変換。
このハルヒいいなぁ。でも控えめハルヒかなり既出ですよね。申し訳ないです。
しかし気に入ったは気に入った……暇があれば、またこういうハルヒもいいかも?

そういいながら、また来週も戻ってきてそうだな俺。クソ人間め。

ありがとうございました。今度こそ終わりです。
絵師さん、あんた本当に最高でした。そして、ここまで着いてきてくれたお前らもw
それじゃ、おやすみなさい。ハルヒは迷うことなくキョンの嫁。

ノシ






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