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ハルヒ「甘いのがいい? 甘くないのがいい?」①
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meteor089
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ハルヒ「甘いのがいい? 甘くないのがいい?」 ① ②
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:06:29.13 ID:ox69Id+m0
キョン「?」
ハルヒ「あの、卵焼き」
キョン「あぁ、うーん。どうだろ……そのときの気分にもよるなぁ」
ハルヒ「そっか」
キョン「?」
ハルヒ「あの、卵焼き」
キョン「あぁ、うーん。どうだろ……そのときの気分にもよるなぁ」
ハルヒ「そっか」
キョン「ハルヒはどっちが好きなんだ」
ハルヒ「どっちかな……うーん」
キョン「作るときに好みとか出ないのか?」
ハルヒ「気分による、かな」
キョン「そんなもんか」
ハルヒ「キョンと同じだね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「うん」
キョン「それじゃ、明日は甘いのがいいかも」
ハルヒ「わかった。じゃあ甘いのにするね」
ハルヒ「どっちかな……うーん」
キョン「作るときに好みとか出ないのか?」
ハルヒ「気分による、かな」
キョン「そんなもんか」
ハルヒ「キョンと同じだね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「うん」
キョン「それじゃ、明日は甘いのがいいかも」
ハルヒ「わかった。じゃあ甘いのにするね」
朝倉「……いいなぁ。可愛いわねぇ、涼宮さん」
国木田「なんかキャラ変わってない? 朝倉さん?」
国木田「なんかキャラ変わってない? 朝倉さん?」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:13:33.76 ID:ox69Id+m0
キョン「でもさ」
ハルヒ「ん?」
キョン「なんか悪いよ。毎日弁当作ってもらうってのも」
ハルヒ「あ、その、えっと……一人分作るのも二人分作るのも、変わらないから、うん!」
キョン「そうか?」
キョン「でもさ」
ハルヒ「ん?」
キョン「なんか悪いよ。毎日弁当作ってもらうってのも」
ハルヒ「あ、その、えっと……一人分作るのも二人分作るのも、変わらないから、うん!」
キョン「そうか?」
キョン「一応さ、弁当代を親から貰ってるんだけどそれも貯まる一方でさ」
ハルヒ「いいじゃん。貯めておきなよ」
キョン「いや、それハルヒにあげようかと」
ハルヒ「! わ、悪いよ! それこそ遠慮するよっ!」
キョン「だよなぁ。だからさ」
ハルヒ「?」
キョン「なんかプレゼントしてやるから、今度一緒に買い物行こうぜ」
ハルヒ「え、あ、でも」
キョン「これ以上は譲らないぞ。ギブアンドテイクだ」
ハルヒ「……うん。わかった」
キョン「よし」
ハルヒ「いいじゃん。貯めておきなよ」
キョン「いや、それハルヒにあげようかと」
ハルヒ「! わ、悪いよ! それこそ遠慮するよっ!」
キョン「だよなぁ。だからさ」
ハルヒ「?」
キョン「なんかプレゼントしてやるから、今度一緒に買い物行こうぜ」
ハルヒ「え、あ、でも」
キョン「これ以上は譲らないぞ。ギブアンドテイクだ」
ハルヒ「……うん。わかった」
キョン「よし」
朝倉「今時毎日男の子の為にお弁当作ってくる子なんて、居るのかしらね?」
国木田「居るよ。目の前に」
朝倉「彼女を対象から外して、よ」
国木田「あはは、どうだろうねぇ」
国木田「居るよ。目の前に」
朝倉「彼女を対象から外して、よ」
国木田「あはは、どうだろうねぇ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:25:54.54 ID:ox69Id+m0
ハルヒ「あと今日はね、ほら」
キョン「? なんだこれ、冷たいな」
ハルヒ「桃があったから切ってきたんだ。保冷パックで包んできた」
キョン「おー」
ハルヒ「あと今日はね、ほら」
キョン「? なんだこれ、冷たいな」
ハルヒ「桃があったから切ってきたんだ。保冷パックで包んできた」
キョン「おー」
ハルヒ「どう?」
キョン「んん、甘いな」モムモム
ハルヒ「あたしも朝ちょっと食べてきたけど、すっごい美味しかった」
キョン「いい桃だな。俺にはわかる」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「そっか。よかった」
キョン「うん、美味い」モムモム
キョン「んん、甘いな」モムモム
ハルヒ「あたしも朝ちょっと食べてきたけど、すっごい美味しかった」
キョン「いい桃だな。俺にはわかる」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「そっか。よかった」
キョン「うん、美味い」モムモム
朝倉「こう……あ~んって……じれったいわねぇ」
国木田「さすがにそこまでやられると……」
朝倉「だってここまできたら、見せびらかせてくれてもいいと思わない?」
国木田「うーん」
国木田「さすがにそこまでやられると……」
朝倉「だってここまできたら、見せびらかせてくれてもいいと思わない?」
国木田「うーん」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:33:11.35 ID:Aw0TC85EO
この桃マジ宇宙なんですけどw
この桃マジ宇宙なんですけどw
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:51:12.33 ID:fdaYxHQtO
あのハルヒの続編だと…!?
あのハルヒの続編だと…!?
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:59:07.24 ID:ox69Id+m0
キョン「そしてこのお茶」クィッ
ハルヒ「朝比奈さんから、美味しいお茶の葉を分けてもらったんだよ」
キョン「いいなぁ。落ち着く味だ」
キョン「そしてこのお茶」クィッ
ハルヒ「朝比奈さんから、美味しいお茶の葉を分けてもらったんだよ」
キョン「いいなぁ。落ち着く味だ」
キョン「なんかさ」
ハルヒ「なに?」
キョン「ピクニックみたいだな。お弁当持ってさ、こんな感じ」
ハルヒ「うん、そうだね」
キョン「休日みたい」
ハルヒ「楽しい?」
キョン「もちろん。なんか……幸せだ」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒにさ、話しかけて、仲良くなって……よかったよ。ほんとに」
ハルヒ「あたしも、えと、その……キョンがそうしてくれたから、今も寂しくないよ?」
キョン「そうか。ハルヒがそう思ってくれるんなら、俺も嬉しいよ」
ハルヒ「キョン……うん!」
ハルヒ「なに?」
キョン「ピクニックみたいだな。お弁当持ってさ、こんな感じ」
ハルヒ「うん、そうだね」
キョン「休日みたい」
ハルヒ「楽しい?」
キョン「もちろん。なんか……幸せだ」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒにさ、話しかけて、仲良くなって……よかったよ。ほんとに」
ハルヒ「あたしも、えと、その……キョンがそうしてくれたから、今も寂しくないよ?」
キョン「そうか。ハルヒがそう思ってくれるんなら、俺も嬉しいよ」
ハルヒ「キョン……うん!」
朝倉「ああっ、これがアレね! 青春ってのね?」
国木田「いつもこんな感じなの?」
朝倉「そうね。もうずっとこうみたいよ」
国木田「凄いなぁ」
朝倉「……おかしいわね。見てて和むけど、なんかむちゃくちゃにしたいって願望もあるわ」
国木田「うん、それは忘れて?」
国木田「いつもこんな感じなの?」
朝倉「そうね。もうずっとこうみたいよ」
国木田「凄いなぁ」
朝倉「……おかしいわね。見てて和むけど、なんかむちゃくちゃにしたいって願望もあるわ」
国木田「うん、それは忘れて?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:08:14.12 ID:ox69Id+m0
キョン「次、なんだっけ」
ハルヒ「体育だったかな」
キョン「あぁそうだ。そうだった」
キョン「次、なんだっけ」
ハルヒ「体育だったかな」
キョン「あぁそうだ。そうだった」
ハルヒ「男子は何するの?」
キョン「バスケだよ。めんどうだな」
ハルヒ「キョンって運動苦手なの?」
キョン「得意ではないかな。ハルヒは上手いよな、なにしても」
ハルヒ「そっ、そうかな」
キョン「走るのだって、女子の中じゃ早い方だろ?」
ハルヒ「うーん」
キョン「こんなちっさい体に、どこにそんなエネルギー隠してるんだか」
ハルヒ「なにそれ」
キョン「…」
キョン「バスケだよ。めんどうだな」
ハルヒ「キョンって運動苦手なの?」
キョン「得意ではないかな。ハルヒは上手いよな、なにしても」
ハルヒ「そっ、そうかな」
キョン「走るのだって、女子の中じゃ早い方だろ?」
ハルヒ「うーん」
キョン「こんなちっさい体に、どこにそんなエネルギー隠してるんだか」
ハルヒ「なにそれ」
キョン「…」
朝倉「……胸を見てるわよね」
国木田「原動力があそこに?」
朝倉「それなら私の方が上じゃない?」
国木田「そ、それは僕に聞かれても……は、ははっ」
朝倉「長門さんなんて歩くことさえ困難に思えるわよ」
国木田「原動力があそこに?」
朝倉「それなら私の方が上じゃない?」
国木田「そ、それは僕に聞かれても……は、ははっ」
朝倉「長門さんなんて歩くことさえ困難に思えるわよ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:10:02.23 ID:rWxkWNyE0
ヒドスwww
ヒドスwww
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:21:05.54 ID:ox69Id+m0
キョン「よし、そろそろ戻るか」
ハルヒ「うん。あ、教室戻って体操服とってこないと」
キョン「よし、そろそろ戻るか」
ハルヒ「うん。あ、教室戻って体操服とってこないと」
キョン「女子はなにするんだ?」
ハルヒ「卓球かなぁ」
キョン「あー」
ハルヒ「あれも苦手?」
キョン「すばしっこさがいるだろ? だから、好きじゃないな」
ハルヒ「キョンはめんどくさがりだね」
キョン「かもな」
ハルヒ「卓球かなぁ」
キョン「あー」
ハルヒ「あれも苦手?」
キョン「すばしっこさがいるだろ? だから、好きじゃないな」
ハルヒ「キョンはめんどくさがりだね」
キョン「かもな」
朝倉「そうすると朝比奈さんは室伏並みの~」
国木田「あれ、二人共いないよ?」
朝倉「え?」
国木田「いつのまにか消えちゃった」
朝倉「もう、余計な話の所為ね」
国木田「いや、朝倉さんが勝手に……」
朝倉「私達も戻りましょ。まあ、あの二人の昼食ってこんな感じなのよ」
国木田「キョンと朝倉さんが居れば、涼宮さんも大丈夫そうだね」
朝倉「んー、入学当初の彼女と比べるとね? まあ、まだ偏見みたいなのはあるみたいだけどね」
国木田「仕方ない……のかなぁ」
国木田「あれ、二人共いないよ?」
朝倉「え?」
国木田「いつのまにか消えちゃった」
朝倉「もう、余計な話の所為ね」
国木田「いや、朝倉さんが勝手に……」
朝倉「私達も戻りましょ。まあ、あの二人の昼食ってこんな感じなのよ」
国木田「キョンと朝倉さんが居れば、涼宮さんも大丈夫そうだね」
朝倉「んー、入学当初の彼女と比べるとね? まあ、まだ偏見みたいなのはあるみたいだけどね」
国木田「仕方ない……のかなぁ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:50:31.92 ID:ox69Id+m0
朝倉「ハンドソウの鬼と呼ばれる私の玉を受けられるかしら? いくわよ?」
ハルヒ「よーし」
朝倉「ハンドソウの鬼と呼ばれる私の玉を受けられるかしら? いくわよ?」
ハルヒ「よーし」
朝倉「もぅ、ダメかぁ。上手いわねぇ、涼宮さん」
ハルヒ「朝倉さんだって。結局一点差だよ?」
朝倉「結果こそ全てよ。私の負け」
ハルヒ「ふふっ」
ハルヒ「朝倉さんだって。結局一点差だよ?」
朝倉「結果こそ全てよ。私の負け」
ハルヒ「ふふっ」
朝倉「男子はバスケットかぁ」
ハルヒ「…」
朝倉「キョン君は? あ、いた」
ハルヒ「…」
朝倉「こっち見てるわね。手を振って~」
ハルヒ「んー」ニコニコ
朝倉「~アイコンタクトかぁ……なんだかねぇ」
ハルヒ「?」
ハルヒ「…」
朝倉「キョン君は? あ、いた」
ハルヒ「…」
朝倉「こっち見てるわね。手を振って~」
ハルヒ「んー」ニコニコ
朝倉「~アイコンタクトかぁ……なんだかねぇ」
ハルヒ「?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:16:01.26 ID:ox69Id+m0
朝倉「いいわね、あなた達」
ハルヒ「え?」
朝倉「絵に描いたように仲がいいじゃない?」
朝倉「いいわね、あなた達」
ハルヒ「え?」
朝倉「絵に描いたように仲がいいじゃない?」
ハルヒ「そっ、そうかな」
朝倉「まさに恋人同士って感じね」
ハルヒ「!」
朝倉「んー、でも見せびらかすってのも」
ハルヒ「や、あ、あの!」
朝倉「?」
ハルヒ「べ、別にキョンとは、そういうのじゃ……」
朝倉「えっ?」
朝倉「まさに恋人同士って感じね」
ハルヒ「!」
朝倉「んー、でも見せびらかすってのも」
ハルヒ「や、あ、あの!」
朝倉「?」
ハルヒ「べ、別にキョンとは、そういうのじゃ……」
朝倉「えっ?」
ハルヒ「だから、キョンとはその、友達で」
朝倉「……本当に?」
ハルヒ「だって、別に付き合ってるわけじゃ」
朝倉「でもお弁当とか、休日も逢ってるんでしょ?」
ハルヒ「だけどね、あの、えっとね」
朝倉「??」
朝倉「……本当に?」
ハルヒ「だって、別に付き合ってるわけじゃ」
朝倉「でもお弁当とか、休日も逢ってるんでしょ?」
ハルヒ「だけどね、あの、えっとね」
朝倉「??」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:27:42.65 ID:ox69Id+m0
朝倉「それじゃ、お互いに好きともなんとも言ってないの?」
ハルヒ「……うん」
朝倉「ええっ」
朝倉「それじゃ、お互いに好きともなんとも言ってないの?」
ハルヒ「……うん」
朝倉「ええっ」
朝倉「おかしいわね。そういうのは伝えるものなんじゃないの?」
ハルヒ「そっ、そんなこと言われても」
朝倉「だって好きなんでしょ?」
ハルヒ「…」コク
朝倉「なら言ったほうがいいわよ。言葉ってのは相手に思いを伝えるのにかなり適したものだわ」
ハルヒ「そうは言われても……」
朝倉「なにが不都合があるのかしら」
ハルヒ「……恥ずかしいし……べ、別にこのままでも」
朝倉「うーん、よくわからないわね。恋人同士になるのは恥ずかしいことなの? うーん」
ハルヒ「…」
ハルヒ「そっ、そんなこと言われても」
朝倉「だって好きなんでしょ?」
ハルヒ「…」コク
朝倉「なら言ったほうがいいわよ。言葉ってのは相手に思いを伝えるのにかなり適したものだわ」
ハルヒ「そうは言われても……」
朝倉「なにが不都合があるのかしら」
ハルヒ「……恥ずかしいし……べ、別にこのままでも」
朝倉「うーん、よくわからないわね。恋人同士になるのは恥ずかしいことなの? うーん」
ハルヒ「…」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:31:20.29 ID:ox69Id+m0
朝倉「丁度いいわ。今、言っちゃったら?」
ハルヒ「!?」
朝倉「キョンくーん」
ハルヒ「なっ、ダメッ!」
朝倉「丁度いいわ。今、言っちゃったら?」
ハルヒ「!?」
朝倉「キョンくーん」
ハルヒ「なっ、ダメッ!」
朝倉「……わかったわよ、呼ばない。離して?」
ハルヒ「もぅ」
朝倉「これって、初々しいって言うのかしら」
ハルヒ「そんなこと言われても」
朝倉「キョン君がだらしないのかも知れないわね。私も何人かに好きだとか言われたけど」
ハルヒ「そうなの?」
朝倉「あら、涼宮さんだって昔はそうだって聞いたけど?」
ハルヒ「…」コク
朝倉「これだけあなたに好意的に接しておいて、なんにもなしってのもどうなのかしら」
ハルヒ「でも、あの、あたしは満足だし……」
朝倉「もしかしてあれ? 告白はされてないけどキスとか性――」
ハルヒ「あっ、朝倉さん!」
朝倉「?」
ハルヒ「もぅ」
朝倉「これって、初々しいって言うのかしら」
ハルヒ「そんなこと言われても」
朝倉「キョン君がだらしないのかも知れないわね。私も何人かに好きだとか言われたけど」
ハルヒ「そうなの?」
朝倉「あら、涼宮さんだって昔はそうだって聞いたけど?」
ハルヒ「…」コク
朝倉「これだけあなたに好意的に接しておいて、なんにもなしってのもどうなのかしら」
ハルヒ「でも、あの、あたしは満足だし……」
朝倉「もしかしてあれ? 告白はされてないけどキスとか性――」
ハルヒ「あっ、朝倉さん!」
朝倉「?」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:57:40.34 ID:ox69Id+m0
朝倉「じゃあ何、あなた達もうずーっとこんな感じでのほほんとしてるの?」
ハルヒ「うん……変かな?」
朝倉「そうね、参考までに言うとあの子」
朝倉「じゃあ何、あなた達もうずーっとこんな感じでのほほんとしてるの?」
ハルヒ「うん……変かな?」
朝倉「そうね、参考までに言うとあの子」
女子A「マジだるいんだけど。体育とか」
朝倉「どうやらこの3ヶ月で二人の男の子と付き合ったらしいわよ」
ハルヒ「そ、そうなの?」
朝倉「あなたが顔を真っ赤にしちゃうようなこともちらほらと」
ハルヒ「!!」
朝倉「ま、そんなのはどーでもいいけどね」
ハルヒ「うぅ……」
朝倉「なんでなんにもなしなの? キスもしてないとか、長門さんの持ってる本でも書いてないわ」
ハルヒ「本を参考にされても困るよぉ」
朝倉「涼宮さんはねぇ、結構凄い力持ってるんだから……もっと強く出ていいと思うんだけどね?」
ハルヒ「?」
朝倉「んーん、なんでもないわよ」
ハルヒ「そ、そうなの?」
朝倉「あなたが顔を真っ赤にしちゃうようなこともちらほらと」
ハルヒ「!!」
朝倉「ま、そんなのはどーでもいいけどね」
ハルヒ「うぅ……」
朝倉「なんでなんにもなしなの? キスもしてないとか、長門さんの持ってる本でも書いてないわ」
ハルヒ「本を参考にされても困るよぉ」
朝倉「涼宮さんはねぇ、結構凄い力持ってるんだから……もっと強く出ていいと思うんだけどね?」
ハルヒ「?」
朝倉「んーん、なんでもないわよ」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 03:02:11.85 ID:ox69Id+m0
朝倉「それに早くしないと、他の男子も黙ってないでしょ」
ハルヒ「でもあたし……き、嫌われてるから……」
朝倉「? 外見や性格はかなりいい子だと思うんだけど? あぁ、個人の印象ってやつかしら」
ハルヒ「…」
朝倉「それに早くしないと、他の男子も黙ってないでしょ」
ハルヒ「でもあたし……き、嫌われてるから……」
朝倉「? 外見や性格はかなりいい子だと思うんだけど? あぁ、個人の印象ってやつかしら」
ハルヒ「…」
朝倉「まあ、それはそれで好都合かも。だからこそ、キョン君がヘタレでも安心だものね」
ハルヒ「そっ、そんな言い方」
朝倉「あら、適切じゃなかった? んー、でも他に思いつかないわね」
ハルヒ「キョン君はその、優しいし、別にこのままでも」
朝倉「オススメはしないわね。いつかはちゃんと好きって言わないといけないでしょ?」
ハルヒ「……かも……知れないけど」
朝倉「うん」(それにキョン君だって結構謎の人物だしね……なにがおこるかわからないわねぇ)
ハルヒ「そっ、そんな言い方」
朝倉「あら、適切じゃなかった? んー、でも他に思いつかないわね」
ハルヒ「キョン君はその、優しいし、別にこのままでも」
朝倉「オススメはしないわね。いつかはちゃんと好きって言わないといけないでしょ?」
ハルヒ「……かも……知れないけど」
朝倉「うん」(それにキョン君だって結構謎の人物だしね……なにがおこるかわからないわねぇ)
朝倉「とりあえず、当面の目標が出来たわね」
ハルヒ「え?」
朝倉「涼宮さんがキョン君に好きって言うこと。彼からはなんか期待できそうにないし」
ハルヒ「!?」
朝倉「あら、いいじゃない。私もサポートするから。ね?」
ハルヒ「え?」
朝倉「涼宮さんがキョン君に好きって言うこと。彼からはなんか期待できそうにないし」
ハルヒ「!?」
朝倉「あら、いいじゃない。私もサポートするから。ね?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 13:00:46.94 ID:VXD+4Q+30
朝倉「…」ジィー
ハルヒ「え? なになに?」
朝倉「…」ジィー
ハルヒ「え? なになに?」
朝倉「んー……見れば見るほど可愛いわね、涼宮さん」
ハルヒ「そっ、そんなこと」
朝倉「なんで手を出さないのかしらね、キョン君。健全な高校生って健全じゃないと思うのになぁ」
ハルヒ「!」
朝倉「もしかして男の子が好きとか……」チラッ
ハルヒ「そっ、そんなこと」
朝倉「なんで手を出さないのかしらね、キョン君。健全な高校生って健全じゃないと思うのになぁ」
ハルヒ「!」
朝倉「もしかして男の子が好きとか……」チラッ
国木田「あはは、なにそれ」
キョン「いや、これが」
キョン「いや、これが」
朝倉「……ありえそうね」
ハルヒ「で、でも、あの……」
朝倉「だってあの子、男の子とは思えないぐらい可愛いじゃない?」
ハルヒ「…」
朝倉「負けちゃった?」
ハルヒ「! 勝ち負けとかじゃなくて!」
ハルヒ「で、でも、あの……」
朝倉「だってあの子、男の子とは思えないぐらい可愛いじゃない?」
ハルヒ「…」
朝倉「負けちゃった?」
ハルヒ「! 勝ち負けとかじゃなくて!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 13:26:18.83 ID:+Xfbc4gV0
ウホッ
ウホッ
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 13:26:27.51 ID:VXD+4Q+30
ハルヒ「…」
キョン「さ、部室行こうハルヒ」
ハルヒ「あ、うん」
ハルヒ「…」
キョン「さ、部室行こうハルヒ」
ハルヒ「あ、うん」
朝倉「ねぇキョン君?」
キョン「? なんだ」
朝倉「私もご一緒してもいい? たまにはSOS団の活動を観察してみたいの」
キョン「ん、俺はいいけど」
ハルヒ「え? あ、うん」
朝倉「じゃあ決まりね」
キョン「? なんだ」
朝倉「私もご一緒してもいい? たまにはSOS団の活動を観察してみたいの」
キョン「ん、俺はいいけど」
ハルヒ「え? あ、うん」
朝倉「じゃあ決まりね」
ハルヒ「あの」
朝倉「?」
ハルヒ「その、なんか……企んでる?」
朝倉「ううん、別に」
ハルヒ「そ、そっか。そうだよね」
朝倉「ただまあ、上手く進展させようとは思ってるわね」
ハルヒ「! それを企んでるって言うんじゃ……」
キョン「? なんだよ、二人してコソコソと」
朝倉「?」
ハルヒ「その、なんか……企んでる?」
朝倉「ううん、別に」
ハルヒ「そ、そっか。そうだよね」
朝倉「ただまあ、上手く進展させようとは思ってるわね」
ハルヒ「! それを企んでるって言うんじゃ……」
キョン「? なんだよ、二人してコソコソと」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 13:35:13.63 ID:VXD+4Q+30
朝倉「あら、早いのね長門さん」
長門「?」
朝倉「あら、早いのね長門さん」
長門「?」
キョン「長門はいつも最初に来てるんだよ」
朝倉「へぇ」ナデナデ
長門「何?」
朝倉「なんでもないわよ。はい、ガムあげる」スッ
長門「…」モクモク
朝倉「面白いのよ、長門さんにガムあげるとずーっと噛んでるの」
キョン「…」(扱いが慣れてるなぁ……)
長門「…」モクモク
朝倉「へぇ」ナデナデ
長門「何?」
朝倉「なんでもないわよ。はい、ガムあげる」スッ
長門「…」モクモク
朝倉「面白いのよ、長門さんにガムあげるとずーっと噛んでるの」
キョン「…」(扱いが慣れてるなぁ……)
長門「…」モクモク

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 20:55:24.29 ID:FmKYERHH0
かわえええええええええええ
かわえええええええええええ
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 22:36:42.78 ID:8LrBTkk50
ハルヒの気弱ぶりが袖口あたりによく出てるな
ハルヒの気弱ぶりが袖口あたりによく出てるな
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 13:42:22.82 ID:VXD+4Q+30
朝倉「で、どういう活動をしてるのかしら」
ハルヒ「えーっと」
キョン「特にこれってのはないな。思いつきで行動というか」
朝倉「……よく部活として認められてるわね」
朝倉「で、どういう活動をしてるのかしら」
ハルヒ「えーっと」
キョン「特にこれってのはないな。思いつきで行動というか」
朝倉「……よく部活として認められてるわね」
ガチャ
みくる「こんにちわー」
ハルヒ「朝比奈さん」
みくる「みくるちゃんでいいですよー、って、あれっ?」
朝倉「こんにちは」
みくる「あらあら、お客さんですね」
朝倉「たまには私も混ぜてもらえたらなぁと、ね?」
みくる「はい。紅茶淹れますね~」
みくる「こんにちわー」
ハルヒ「朝比奈さん」
みくる「みくるちゃんでいいですよー、って、あれっ?」
朝倉「こんにちは」
みくる「あらあら、お客さんですね」
朝倉「たまには私も混ぜてもらえたらなぁと、ね?」
みくる「はい。紅茶淹れますね~」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 14:00:26.50 ID:VXD+4Q+30
長門「…」モクモク
みくる「…」
朝倉「あ、餌与えてるから触れないでね」
みくる「……可愛い……」
長門「?」モクモク
長門「…」モクモク
みくる「…」
朝倉「あ、餌与えてるから触れないでね」
みくる「……可愛い……」
長門「?」モクモク
みくる「涼宮さん、この間のお茶どうでした?」
ハルヒ「とっても美味しかったです。ね、キョン?」
キョン「食後に丁度よかったですよ」
みくる「そうですかー。今日の紅茶も一味違いますよー」
朝倉「平和な部活ねぇ。お茶会みたい」
ハルヒ「えへへっ、そうだね」
キョン「ハルヒがもうちょっと行動的になってくれたらなぁ。部活らしくなるかな」
ハルヒ「ごっ、ごめん」
キョン「謝るなって」
朝倉「…」(ほんと平和。昔の私ならすぐ破壊しちゃってそうね)
ハルヒ「とっても美味しかったです。ね、キョン?」
キョン「食後に丁度よかったですよ」
みくる「そうですかー。今日の紅茶も一味違いますよー」
朝倉「平和な部活ねぇ。お茶会みたい」
ハルヒ「えへへっ、そうだね」
キョン「ハルヒがもうちょっと行動的になってくれたらなぁ。部活らしくなるかな」
ハルヒ「ごっ、ごめん」
キョン「謝るなって」
朝倉「…」(ほんと平和。昔の私ならすぐ破壊しちゃってそうね)
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 14:05:47.35 ID:VXD+4Q+30
ガチャ
古泉「おや、今日はにぎやかですね」
朝倉「あら古泉君。お邪魔してます」
ガチャ
古泉「おや、今日はにぎやかですね」
朝倉「あら古泉君。お邪魔してます」
朝倉「これで全員揃ったわけね」
ハルヒ「うん」
朝倉「でも、特にすることはないと」
キョン「おう」
みくる「あ、でも昨日は皆で外に行きましたよ」
キョン「神社行って写真撮ったな。なんか写ってれば面白いんだけど」
ハルヒ「へ、変なのが写ってると嫌だよ?」
ハルヒ「うん」
朝倉「でも、特にすることはないと」
キョン「おう」
みくる「あ、でも昨日は皆で外に行きましたよ」
キョン「神社行って写真撮ったな。なんか写ってれば面白いんだけど」
ハルヒ「へ、変なのが写ってると嫌だよ?」
朝倉「なんで朝比奈さんはメイド服なの?」
みくる「あぁ、これは涼宮さんがネットで見つけて」
ハルヒ「あの、似合うかなって見せたら、着てくれた」
朝倉「……変装癖があるの?」
みくる「禁則事項です☆」
みくる「あぁ、これは涼宮さんがネットで見つけて」
ハルヒ「あの、似合うかなって見せたら、着てくれた」
朝倉「……変装癖があるの?」
みくる「禁則事項です☆」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 14:29:23.78 ID:VXD+4Q+30
長門「…」モグモグ
朝倉「違うの食べる? イチゴ味」
長門「…」コク
朝倉「じゃあ今噛んでるのぺってしなさい」
長門「ぺっ」
長門「…」モグモグ
朝倉「違うの食べる? イチゴ味」
長門「…」コク
朝倉「じゃあ今噛んでるのぺってしなさい」
長門「ぺっ」
ハルヒ「朝倉さんって」
朝倉「ん? なに?」
ハルヒ「長門さんのお姉さんみたいだよね」
朝倉「そうねぇ。先に生まれたのはこの子なのにねぇ」ナデナデ
長門「…」モグモグ
ハルヒ「長門さんが先輩?」
キョン「はいはい、気にするなハルヒ」
朝倉「ん? なに?」
ハルヒ「長門さんのお姉さんみたいだよね」
朝倉「そうねぇ。先に生まれたのはこの子なのにねぇ」ナデナデ
長門「…」モグモグ
ハルヒ「長門さんが先輩?」
キョン「はいはい、気にするなハルヒ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 14:35:34.76 ID:VXD+4Q+30
古泉「あ、そういえば」
キョン「なんだ」
古泉「こういうのを貰ってきまして」ゴソゴソ
キョン「ビデオカメラ?」
古泉「あ、そういえば」
キョン「なんだ」
古泉「こういうのを貰ってきまして」ゴソゴソ
キョン「ビデオカメラ?」
古泉「バイト先の上司がですね。新しいのを買ったので、と」
キョン「くれたのか。すごいな」
古泉「おかげさまでとても暇ですから、ボーナス的な」
キョン「……なるほど」
ハルヒ「なになに?」
キョン「でも」いいなこれ、こういうの使ったことないな」
みくる「なにか撮ってみますか?」
キョン「じゃあメイド姿の朝比奈さんでも」
みくる「ふえぇ」
キョン「くれたのか。すごいな」
古泉「おかげさまでとても暇ですから、ボーナス的な」
キョン「……なるほど」
ハルヒ「なになに?」
キョン「でも」いいなこれ、こういうの使ったことないな」
みくる「なにか撮ってみますか?」
キョン「じゃあメイド姿の朝比奈さんでも」
みくる「ふえぇ」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 15:50:03.19 ID:VXD+4Q+30
キョン「ほらハルヒー」ジー
ハルヒ「やっ、と、撮らないでよ」
キョン「いいじゃん。照れるなって」
キョン「ほらハルヒー」ジー
ハルヒ「やっ、と、撮らないでよ」
キョン「いいじゃん。照れるなって」
キョン「いいなぁこれ。映像に目覚めそうだ」
古泉「なら、外に行ってなにか撮ってきてみてはどうですか?」
キョン「それもいいな」
朝倉「ほら、そうと決まったら行ってらっしゃい」
キョン「? 俺一人でか?」
朝倉「涼宮さんと二人で♪」
ハルヒ「えっ?」
朝倉「たまには二人だけで行動してもいいじゃない」
キョン「折角皆いるんだから、皆で行けばいいじゃないか」
朝倉「つべこべ言わずに、ね。どう思う?」
みくる「そうですねぇ。私も今日は寒いので遠慮できれば」
古泉「僕も、このあと集まりがありますので」
長門「…」モグモグ
キョン「……まあいいか。そうするか、ハルヒ?」
ハルヒ「あ……うん、キョ、キョンがいいのなら……うん」
古泉「なら、外に行ってなにか撮ってきてみてはどうですか?」
キョン「それもいいな」
朝倉「ほら、そうと決まったら行ってらっしゃい」
キョン「? 俺一人でか?」
朝倉「涼宮さんと二人で♪」
ハルヒ「えっ?」
朝倉「たまには二人だけで行動してもいいじゃない」
キョン「折角皆いるんだから、皆で行けばいいじゃないか」
朝倉「つべこべ言わずに、ね。どう思う?」
みくる「そうですねぇ。私も今日は寒いので遠慮できれば」
古泉「僕も、このあと集まりがありますので」
長門「…」モグモグ
キョン「……まあいいか。そうするか、ハルヒ?」
ハルヒ「あ……うん、キョ、キョンがいいのなら……うん」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 15:57:32.63 ID:VXD+4Q+30
みくる「外は寒いですから……はい、マフラー」
キョン「ありがとうございます」
ハルヒ「…」
キョン「ほらハルヒ、こっち」
ハルヒ「?」
みくる「外は寒いですから……はい、マフラー」
キョン「ありがとうございます」
ハルヒ「…」
キョン「ほらハルヒ、こっち」
ハルヒ「?」
キョン「どこ行く? 駅前とかうろついてみるか」クルクル
ハルヒ「う、うん」
キョン「ついでに昨日の神社も行ってみるか。空も晴れてるし、景色がよさそうだ」
ハルヒ「そうだね」
朝倉「…」
みくる「どうかしました?」
朝倉「ううん、なんか……ねぇ?」
古泉「はい、なんとなくわかります」
みくる「可愛いですよね。二人共」
朝倉「あら、もしかして皆も……」
みくる「気がつかないほうがおかしいですよ。あとキョン君も」
朝倉「そうよねぇ」
長門「…」クィクィ
朝倉「?」
長門「なくなった」
朝倉「はいはい。次はメロン味ね」
ハルヒ「う、うん」
キョン「ついでに昨日の神社も行ってみるか。空も晴れてるし、景色がよさそうだ」
ハルヒ「そうだね」
朝倉「…」
みくる「どうかしました?」
朝倉「ううん、なんか……ねぇ?」
古泉「はい、なんとなくわかります」
みくる「可愛いですよね。二人共」
朝倉「あら、もしかして皆も……」
みくる「気がつかないほうがおかしいですよ。あとキョン君も」
朝倉「そうよねぇ」
長門「…」クィクィ
朝倉「?」
長門「なくなった」
朝倉「はいはい。次はメロン味ね」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:00:26.72 ID:Aw0TC85EO
ええい!ハルヒのキョン君はまだか!
ええい!ハルヒのキョン君はまだか!
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:12:12.54 ID:PB+c03vsO
慌てるでない
嫁氏のパターンは焦らして焦らして甘く甘くしながら我らの精神を痛めつけるのだよ
慌てるでない
嫁氏のパターンは焦らして焦らして甘く甘くしながら我らの精神を痛めつけるのだよ
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:20:51.55 ID:VXD+4Q+30
キョン「それじゃ、行ってきます」
みくる「はいはーい」
ハルヒ「……変なこと、しないでね? 朝倉さん?」
朝倉「大丈夫よぉ」
キョン「それじゃ、行ってきます」
みくる「はいはーい」
ハルヒ「……変なこと、しないでね? 朝倉さん?」
朝倉「大丈夫よぉ」
朝倉「で」
古泉「はい」
朝倉「あの二人は、どういう関係?」
古泉「見たままだと思っていていただければ」
朝倉「じゃあ、本当に付き合ってないの?」
みくる「そうなんですよねぇ」
古泉「僕らが確認できる範囲では、というわけですが」
朝倉「ヘタレよねぇ、キョン君」
みくる「本人達はあれで満足みたいですよ」
朝倉「見てるこっちがキュンキュンしちゃうわよね」
長門「…」モクモク
古泉「はい」
朝倉「あの二人は、どういう関係?」
古泉「見たままだと思っていていただければ」
朝倉「じゃあ、本当に付き合ってないの?」
みくる「そうなんですよねぇ」
古泉「僕らが確認できる範囲では、というわけですが」
朝倉「ヘタレよねぇ、キョン君」
みくる「本人達はあれで満足みたいですよ」
朝倉「見てるこっちがキュンキュンしちゃうわよね」
長門「…」モクモク
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:26:53.63 ID:VXD+4Q+30
朝倉「ここのところ、涼宮さんの力で世界が動いたってのもないし」
古泉「僕もめっきり仕事が」
みくる「可愛いから、なんでもいいですぅ」
朝倉「ここのところ、涼宮さんの力で世界が動いたってのもないし」
古泉「僕もめっきり仕事が」
みくる「可愛いから、なんでもいいですぅ」
古泉「願望実現能力が成果を出したといえば、アレでしょうね」
朝倉「?」
みくる「さっきのキョン君のマフラー。あれは涼宮さんからのプレゼントなんです」
朝倉「あら」
みくる「それをですね、いざ渡すってときに」
古泉「僕ら全員がここに入れなくなった時がありまして」
朝倉「彼女がキョン君以外の存在を、この部屋に立ち入るのを拒否した?」
古泉「えぇ。しかしそれぐらいの現象しか起こらないんですよね」
みきる「もっと振り回されるものだと思ってたんですけど……なんてことのない普通の女の子ですねぇ」
朝倉「そうよね。どっちかっていうとキョン君の方がナゾだわ」
古泉「はは、確かに」
長門「ガム」
朝倉「はいはい。コーヒー味でいい?」
長門「みかん」
朝倉「コーヒー嫌いね。ほら、あーん」
長門「…」モクモク
朝倉「?」
みくる「さっきのキョン君のマフラー。あれは涼宮さんからのプレゼントなんです」
朝倉「あら」
みくる「それをですね、いざ渡すってときに」
古泉「僕ら全員がここに入れなくなった時がありまして」
朝倉「彼女がキョン君以外の存在を、この部屋に立ち入るのを拒否した?」
古泉「えぇ。しかしそれぐらいの現象しか起こらないんですよね」
みきる「もっと振り回されるものだと思ってたんですけど……なんてことのない普通の女の子ですねぇ」
朝倉「そうよね。どっちかっていうとキョン君の方がナゾだわ」
古泉「はは、確かに」
長門「ガム」
朝倉「はいはい。コーヒー味でいい?」
長門「みかん」
朝倉「コーヒー嫌いね。ほら、あーん」
長門「…」モクモク
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:34:51.30 ID:wtcRRQV6O
ハルキョンもいいけど朝長もいいな
ハルキョンもいいけど朝長もいいな
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:35:24.22 ID:VXD+4Q+30
朝倉「それで、今日涼宮さんから色々聞いてね」
みくる「はぁ……なるほど」
朝倉「そんなに好きとか伝えるのは難しいことなのかしら?」
古泉「まあ、人によりけりですが……概ね難しいことかと」
朝倉「それで、今日涼宮さんから色々聞いてね」
みくる「はぁ……なるほど」
朝倉「そんなに好きとか伝えるのは難しいことなのかしら?」
古泉「まあ、人によりけりですが……概ね難しいことかと」
朝倉「私はほら、厳密に言えば人間じゃないからよくわからないのよね」
古泉「なんだか凄い会話ですね」
朝倉「どうなの? あんなに子供っぽいふわふわした関係って、よくあるものなの?」
みくる「うーん、恋人未満友達以上というのが」
朝倉「じゃあ友達じゃない? それ」
みくる「……そ、そうなりますね。ふぇ」
朝倉「曖昧なのはあんまり好きじゃないのよね。はっきりしないと」
みくる「でも、それはそれでキョン君と涼宮さんらしいかなぁ」
古泉「変に彼がアプローチかけて、閉鎖空間が生まれても嫌ですしね」
朝倉「でも桃色空間ばっかり広がるのもどうかしら……」
長門「…」モグモグ
朝倉「わかっててガムあげたけど、長門さんも会話に加わりなさい」
長門「?」
古泉「なんだか凄い会話ですね」
朝倉「どうなの? あんなに子供っぽいふわふわした関係って、よくあるものなの?」
みくる「うーん、恋人未満友達以上というのが」
朝倉「じゃあ友達じゃない? それ」
みくる「……そ、そうなりますね。ふぇ」
朝倉「曖昧なのはあんまり好きじゃないのよね。はっきりしないと」
みくる「でも、それはそれでキョン君と涼宮さんらしいかなぁ」
古泉「変に彼がアプローチかけて、閉鎖空間が生まれても嫌ですしね」
朝倉「でも桃色空間ばっかり広がるのもどうかしら……」
長門「…」モグモグ
朝倉「わかっててガムあげたけど、長門さんも会話に加わりなさい」
長門「?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:45:44.50 ID:VXD+4Q+30
朝倉「このままでもいいかも知れないけど、私一つ思ったことがあるのよ」
古泉「?」
朝倉「このままでもいいかも知れないけど、私一つ思ったことがあるのよ」
古泉「?」
朝倉「涼宮さんが、今の関係のままずーっとそのままで居たいって思うなら」
朝倉「そのまま時間の中に取り残されて、同じ時間軸を延々とさ迷い続けることに」
みくる「……えぇっ」
古泉「絶対にない、とは言い切れないですねそれ」
朝倉「でしょ? だからキョン君には頑張ってもらわないと」
みくる「だっ、大丈夫でしょうか?」
朝倉「それが問題なのよねぇ……男の子が頑張らないといけないと思うんだけどなぁ」
長門「大丈夫」モグモグ
朝倉「えっ?」
長門「少しずつ、だけど確実に彼女達は前に進んでいる」モグモグ
朝倉「……本に書いてること読んだだけでしょ」
長門「違う」モグモグ
朝倉「ほんとのコト言ったらモモ味のガムあげるわよ」
長門「言った」
朝倉「もう、よくわかんないならやっぱり黙ってていいわよ」
朝倉「そのまま時間の中に取り残されて、同じ時間軸を延々とさ迷い続けることに」
みくる「……えぇっ」
古泉「絶対にない、とは言い切れないですねそれ」
朝倉「でしょ? だからキョン君には頑張ってもらわないと」
みくる「だっ、大丈夫でしょうか?」
朝倉「それが問題なのよねぇ……男の子が頑張らないといけないと思うんだけどなぁ」
長門「大丈夫」モグモグ
朝倉「えっ?」
長門「少しずつ、だけど確実に彼女達は前に進んでいる」モグモグ
朝倉「……本に書いてること読んだだけでしょ」
長門「違う」モグモグ
朝倉「ほんとのコト言ったらモモ味のガムあげるわよ」
長門「言った」
朝倉「もう、よくわかんないならやっぱり黙ってていいわよ」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 16:59:23.55 ID:VXD+4Q+30
キョン「ほらハルヒ、早く」
ハルヒ「ちょっ、ちょっと待ってよ」
キョン「ほらハルヒ、早く」
ハルヒ「ちょっ、ちょっと待ってよ」
キョン「うーん……丁度いい感じに寒いなぁ」
ハルヒ「丁度いいの?」
キョン「暖かいのに包まれてるのがわかる程度ってことさ」
ハルヒ「へぇ」
キョン「もうちょっとちゃんとマフラー巻けって」クイッ
ハルヒ「…」(キョン……私のマフラー、ちゃんと使ってくれてる)
キョン「これも、ハルヒが自分で編んだのか
ハルヒ「ううん。こっちは買ったやつ」
キョン「そうか……なんか悪いなぁ。ハルヒが折角編んだ方を貰っちゃって」
ハルヒ「そんなことないよ。それは、キョンがSOS団を作ってくれたお礼なの」
キョン「そう言われるとな……ありがとうな」
ハルヒ「丁度いいの?」
キョン「暖かいのに包まれてるのがわかる程度ってことさ」
ハルヒ「へぇ」
キョン「もうちょっとちゃんとマフラー巻けって」クイッ
ハルヒ「…」(キョン……私のマフラー、ちゃんと使ってくれてる)
キョン「これも、ハルヒが自分で編んだのか
ハルヒ「ううん。こっちは買ったやつ」
キョン「そうか……なんか悪いなぁ。ハルヒが折角編んだ方を貰っちゃって」
ハルヒ「そんなことないよ。それは、キョンがSOS団を作ってくれたお礼なの」
キョン「そう言われるとな……ありがとうな」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 17:07:22.91 ID:VXD+4Q+30
キョン「映ってるぞハルヒー。なんか喋れー」
ハルヒ「あっ、あたしを撮らないでよっ!」
キョン「映ってるぞハルヒー。なんか喋れー」
ハルヒ「あっ、あたしを撮らないでよっ!」
キョン「照れることないのに」
ハルヒ「だって恥ずかしいよ」
キョン「高台にあるおかげで、いい町並みが撮れるな」
ハルヒ「よかったね。学校が高いトコで」
キョン「登校するのが億劫なのがアレだけどなぁ」
ハルヒ「キョンずっと言ってるよね」
キョン「だってそうだろ?」
ハルヒ「もう諦めればいいのに」
キョン「いや、いつかはこの坂もなくなると信じてるからな」
ハルヒ「えー? どういうこと?」
キョン「ハルヒがそう思ってくれりゃ、なるかなぁとさ……いあや、なんでもないよ」
ハルヒ「だって恥ずかしいよ」
キョン「高台にあるおかげで、いい町並みが撮れるな」
ハルヒ「よかったね。学校が高いトコで」
キョン「登校するのが億劫なのがアレだけどなぁ」
ハルヒ「キョンずっと言ってるよね」
キョン「だってそうだろ?」
ハルヒ「もう諦めればいいのに」
キョン「いや、いつかはこの坂もなくなると信じてるからな」
ハルヒ「えー? どういうこと?」
キョン「ハルヒがそう思ってくれりゃ、なるかなぁとさ……いあや、なんでもないよ」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 17:38:26.49 ID:VXD+4Q+30
ハルヒ「キョン、髪はねてるよ」チョイチョイ
キョン「? いつからだろ、体育のときかな」
ハルヒ「キョン、髪はねてるよ」チョイチョイ
キョン「? いつからだろ、体育のときかな」
ハルヒ「手、寒くない?」
キョン「んー、手袋したいけどカメラ持ってるから仕方ないかな」
ハルヒ「手袋……編んでみようかな」
キョン「編めるのか、あれ」
ハルヒ「難しそうだね」
キョン「難しいだろうよ」
ハルヒ「……ヘタクソでも、完成したら着けてくれる?」
キョン「俺にくれるのか? そりゃもちろん、着けるよ」
ハルヒ「じゃあ、頑張る」
キョン「おう、頑張れハルヒ」ジー
ハルヒ「! だっ、だからあたしを撮らないでよっ!」
キョン「んー、手袋したいけどカメラ持ってるから仕方ないかな」
ハルヒ「手袋……編んでみようかな」
キョン「編めるのか、あれ」
ハルヒ「難しそうだね」
キョン「難しいだろうよ」
ハルヒ「……ヘタクソでも、完成したら着けてくれる?」
キョン「俺にくれるのか? そりゃもちろん、着けるよ」
ハルヒ「じゃあ、頑張る」
キョン「おう、頑張れハルヒ」ジー
ハルヒ「! だっ、だからあたしを撮らないでよっ!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 17:41:53.50 ID:VXD+4Q+30
キョン「カバン持ってくればよかったな。また引き返すのは面倒だ」
ハルヒ「そうだね。置いて帰っちゃおうか」
キョン「それでもいいけどなぁ」
ハルヒ「……あ、ダメだ。お弁当箱洗わなくちゃ」
キョン「そっか。それがあったな」
キョン「カバン持ってくればよかったな。また引き返すのは面倒だ」
ハルヒ「そうだね。置いて帰っちゃおうか」
キョン「それでもいいけどなぁ」
ハルヒ「……あ、ダメだ。お弁当箱洗わなくちゃ」
キョン「そっか。それがあったな」
キョン「俺も弁当とか作ってみようかな」
ハルヒ「キョン、料理できるの?」
キョン「できるよ。妹と二人で留守番とかよくあったからな」
ハルヒ「すごいね」
キョン「ハルヒほど上手にはできないけどさ」
ハルヒ「あたしも食べてみたいかも」
キョン「そうか? じゃあ、今度なにか……俺が弁当作ってみようか」
ハルヒ「いいかも。楽しみ」
キョン「あとで腹痛くなっても恨むなよ?」
ハルヒ「うっ……がっ、頑張ります」
ハルヒ「キョン、料理できるの?」
キョン「できるよ。妹と二人で留守番とかよくあったからな」
ハルヒ「すごいね」
キョン「ハルヒほど上手にはできないけどさ」
ハルヒ「あたしも食べてみたいかも」
キョン「そうか? じゃあ、今度なにか……俺が弁当作ってみようか」
ハルヒ「いいかも。楽しみ」
キョン「あとで腹痛くなっても恨むなよ?」
ハルヒ「うっ……がっ、頑張ります」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 17:51:54.97 ID:VXD+4Q+30
ハルヒ「わー、猫だ。可愛い」ナデナデ
キョン「この辺ネコ多いなぁ」
ハルヒ「わー、猫だ。可愛い」ナデナデ
キョン「この辺ネコ多いなぁ」
ハルヒ「ごめんね。食べ物持ってないんだ」フリフリ
キョン「朝比奈さんにお茶菓子貰ってくればよかったな」
ハルヒ「なぅー、なうー」ナデナデ
キョン「……ネコ、好きか?」
ハルヒ「ん? 好きだよ。動物はね、懐っこいから大好き」
キョン「そうか。だろうなと思ったよ。ハルヒ動物に好かれそうだもんな」
ハルヒ「そうかな?」ナデナデ
キョン「ネコとかって、優しい人を見分けられると思うんだよ。だから、ハルヒ大人気かなってさ」
ハルヒ「優しい人? じゃあキョンもだね」
キョン「どーだろうなぁ」ナデナデ
ハルヒ「ほらキョン。ネコ撮らなきゃ」
キョン「はいはい」ジー
キョン「朝比奈さんにお茶菓子貰ってくればよかったな」
ハルヒ「なぅー、なうー」ナデナデ
キョン「……ネコ、好きか?」
ハルヒ「ん? 好きだよ。動物はね、懐っこいから大好き」
キョン「そうか。だろうなと思ったよ。ハルヒ動物に好かれそうだもんな」
ハルヒ「そうかな?」ナデナデ
キョン「ネコとかって、優しい人を見分けられると思うんだよ。だから、ハルヒ大人気かなってさ」
ハルヒ「優しい人? じゃあキョンもだね」
キョン「どーだろうなぁ」ナデナデ
ハルヒ「ほらキョン。ネコ撮らなきゃ」
キョン「はいはい」ジー
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 18:18:47.45 ID:VXD+4Q+30
キョン「クラスの子とさ、話すのは難しいか?」
ハルヒ「……うん……やっぱりまだ避けられてるし……」
キョン「…」
キョン「クラスの子とさ、話すのは難しいか?」
ハルヒ「……うん……やっぱりまだ避けられてるし……」
キョン「…」
ハルヒ「でも大丈夫。今はね、朝倉さんもキョンも話しかけてくれるから」
キョン「ハルヒがそう思ってくれるなら俺も嬉しいけど、辛かったら言えよ?」
ハルヒ「二人が居れば、あたしは寂しくないよ。大丈夫」
キョン「……難しいな、イメージを壊すってのは」
ハルヒ「…」
キョン「谷口だって、根っこは悪い奴じゃないんだ。本当に」
ハルヒ「わかってる。中学の頃から一緒だから……なんとなく」
キョン「だけどあいつになにかされたとかなら、すぐに言えよ。殴ってやるから」
ハルヒ「だめだよ。暴力はさ」
キョン「制裁だと思ってもらえれば、な。とにかくハルヒをいじめる奴は俺が許さないからな」
ハルヒ「……うん」
キョン「ハルヒがそう思ってくれるなら俺も嬉しいけど、辛かったら言えよ?」
ハルヒ「二人が居れば、あたしは寂しくないよ。大丈夫」
キョン「……難しいな、イメージを壊すってのは」
ハルヒ「…」
キョン「谷口だって、根っこは悪い奴じゃないんだ。本当に」
ハルヒ「わかってる。中学の頃から一緒だから……なんとなく」
キョン「だけどあいつになにかされたとかなら、すぐに言えよ。殴ってやるから」
ハルヒ「だめだよ。暴力はさ」
キョン「制裁だと思ってもらえれば、な。とにかくハルヒをいじめる奴は俺が許さないからな」
ハルヒ「……うん」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 18:21:46.50 ID:VXD+4Q+30
キョン「あれ、ココのガソリンスタンド閉めちゃったのか。折角だから撮っておこう」
ハルヒ「勝手に入っていいの? 危ないよ?」
キョン「大丈夫、多分。廃墟ってワクワクするじゃないか」
キョン「あれ、ココのガソリンスタンド閉めちゃったのか。折角だから撮っておこう」
ハルヒ「勝手に入っていいの? 危ないよ?」
キョン「大丈夫、多分。廃墟ってワクワクするじゃないか」
ハルヒ「……暗いね」
キョン「まだ営業してる時は、これでもかってぐらいに明るかったんだけどなぁ」
ハルヒ「いつ閉めちゃったのかな」
キョン「先々月はやってたような……んー」
ハルヒ「潰れたガソリンスタンドのガソリンってどうなっちゃうのかな」
キョン「撒き散らして火ぃ点けるとか?」
ハルヒ「そっ、そんなわけないじゃんか」
キョン「まだ営業してる時は、これでもかってぐらいに明るかったんだけどなぁ」
ハルヒ「いつ閉めちゃったのかな」
キョン「先々月はやってたような……んー」
ハルヒ「潰れたガソリンスタンドのガソリンってどうなっちゃうのかな」
キョン「撒き散らして火ぃ点けるとか?」
ハルヒ「そっ、そんなわけないじゃんか」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 18:24:33.16 ID:VXD+4Q+30
キョン「コンビニ寄って帰ろう。なんか温かいの飲みたい」
ハルヒ「うん」
キョン「コンビニ寄って帰ろう。なんか温かいの飲みたい」
ハルヒ「うん」
キョン「なんか変なもんばっか撮った気がするな」
ハルヒ「ふふっ、キョンが自分で撮ったんでしょ?」
キョン「まあ最初はこんなもんだろ。後々綺麗に撮れるようになるさ」
ハルヒ「それだといけどね」
キョン「コーヒーでよかったか? ほら」
ハルヒ「ありがとう」
ハルヒ「ふふっ、キョンが自分で撮ったんでしょ?」
キョン「まあ最初はこんなもんだろ。後々綺麗に撮れるようになるさ」
ハルヒ「それだといけどね」
キョン「コーヒーでよかったか? ほら」
ハルヒ「ありがとう」
キョン「はー……暖まるなぁ」
ハルヒ「そうだね」
キョン「ほら、ハルヒもこっち座れって。寒いだろ」
ハルヒ「う、うん」
ハルヒ「そうだね」
キョン「ほら、ハルヒもこっち座れって。寒いだろ」
ハルヒ「う、うん」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 22:24:12.10 ID:VXD+4Q+30
キョン「何時だ……六時半か。そろそろ学校戻らないと閉まっちゃうな」
ハルヒ「色々歩いたね。ビデオも沢山撮れた」
キョン「何時だ……六時半か。そろそろ学校戻らないと閉まっちゃうな」
ハルヒ「色々歩いたね。ビデオも沢山撮れた」
キョン「ハルヒ、先歩いてみな」
ハルヒ「えっ? やだ、また撮る気でしょ?」
キョン「邦題、坂を上る少女……洋題は知らん」ジー
ハルヒ「もー」
キョン「ほら、こっち向けって」
ハルヒ「やだよ」
キョン「はーるにゃーん?」
ハルヒ「もー。先行くよー」タタタッ…
キョン「あっ、こら待てっ」
ハルヒ「えっ? やだ、また撮る気でしょ?」
キョン「邦題、坂を上る少女……洋題は知らん」ジー
ハルヒ「もー」
キョン「ほら、こっち向けって」
ハルヒ「やだよ」
キョン「はーるにゃーん?」
ハルヒ「もー。先行くよー」タタタッ…
キョン「あっ、こら待てっ」
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 22:36:39.87 ID:VXD+4Q+30
キョン「ぜぇ、ぜぇっ……ほんとに走ってくなよハルヒ」
ハルヒ「だってキョンが」
キョン「あー、疲れた」
キョン「ぜぇ、ぜぇっ……ほんとに走ってくなよハルヒ」
ハルヒ「だってキョンが」
キョン「あー、疲れた」
ハルヒ「もう撮らない?」
キョン「撮らないよ」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「ほんとのほんと。だからちょっと休ませてくれ……はぁ」
ハルヒ「じゃあビデオ没収ね」パッ
キョン「あっ、あーあ。わかったよ」
ハルヒ「マフラーとったら? 暑いよ?」
キョン「んー、どうせまたあとで着けるしなぁ」
ハルヒ「汗かいちゃう」
キョン「それもそっか。ハルヒに貰ったのを汗まみれにさせるのはダメだな」
ハルヒ「えー? なにそれ?」
キョン「の代わりに、ハルヒ巻いとけ」クルクル…
ハルヒ「わっ、あたしが暑いよそれじゃ」モゾモゾ
キョン「暴れんなー」
キョン「撮らないよ」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「ほんとのほんと。だからちょっと休ませてくれ……はぁ」
ハルヒ「じゃあビデオ没収ね」パッ
キョン「あっ、あーあ。わかったよ」
ハルヒ「マフラーとったら? 暑いよ?」
キョン「んー、どうせまたあとで着けるしなぁ」
ハルヒ「汗かいちゃう」
キョン「それもそっか。ハルヒに貰ったのを汗まみれにさせるのはダメだな」
ハルヒ「えー? なにそれ?」
キョン「の代わりに、ハルヒ巻いとけ」クルクル…
ハルヒ「わっ、あたしが暑いよそれじゃ」モゾモゾ
キョン「暴れんなー」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 22:53:41.39 ID:VXD+4Q+30
キョン「もう皆帰ってるか……そりゃそうだな」
ハルヒ「真っ暗だね」
キョン「電気点けて」
キョン「もう皆帰ってるか……そりゃそうだな」
ハルヒ「真っ暗だね」
キョン「電気点けて」
キョン「……ガムの包み紙がこんなに……どんだけ噛んだんだよ長門」
ハルヒ「すごい……ゴミ箱山盛り……」
キョン「さぁ、さっさと帰ろう。もういい時間だ」ピリリr
ハルヒ「あ、待ってメールが」カチカチ
キョン「?」
ハルヒ「すごい……ゴミ箱山盛り……」
キョン「さぁ、さっさと帰ろう。もういい時間だ」ピリリr
ハルヒ「あ、待ってメールが」カチカチ
キョン「?」
朝倉「うん。これでよし」
古泉「? なにを送ったんですか?」
朝倉「んー、キョン君と手繋いで帰りなさいって」
みくる「ふぇ?」
朝倉「まあこれで実行するかどうかはわかんないけど……背中を押すぐらいの効果にはなるかなぁと」
長門「…」クィクィ
朝倉「もうないわよ? あ、辛いガムならあるけど」
長門「…」フルフル
朝倉「じゃあ我慢してなさい。二人が校門から出てくるまでは、ここに隠れてるわよ」
長門「……難しい」フゥ
朝倉「ううっ、すっごい桃色吐息ね……」
古泉「? なにを送ったんですか?」
朝倉「んー、キョン君と手繋いで帰りなさいって」
みくる「ふぇ?」
朝倉「まあこれで実行するかどうかはわかんないけど……背中を押すぐらいの効果にはなるかなぁと」
長門「…」クィクィ
朝倉「もうないわよ? あ、辛いガムならあるけど」
長門「…」フルフル
朝倉「じゃあ我慢してなさい。二人が校門から出てくるまでは、ここに隠れてるわよ」
長門「……難しい」フゥ
朝倉「ううっ、すっごい桃色吐息ね……」
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 23:00:05.59 ID:VXD+4Q+30
ハルヒ「……そ、そんなのムリだよぉ」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「う、ううん。なんでもないよ?」
ハルヒ「……そ、そんなのムリだよぉ」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「う、ううん。なんでもないよ?」
ハルヒ「…」
キョン「っと、国木田に借りた漫画教室に忘れてきた」
ハルヒ「えっ?」
キョン「置いとくのも悪いな……ちょっととってくるよ。靴箱で待っててくれ」
ハルヒ「あ、うん。部室閉めとくね」
キョン「っと、国木田に借りた漫画教室に忘れてきた」
ハルヒ「えっ?」
キョン「置いとくのも悪いな……ちょっととってくるよ。靴箱で待っててくれ」
ハルヒ「あ、うん。部室閉めとくね」
ハルヒ「…」
ハルヒ「手、か……初めて探索に行った時以来だなぁ……」
ハルヒ「今更だから……言いにくいこともあるんだけどな」
ハルヒ「…」キュッ、キュッ…
ハルヒ「相合傘……! なっ、なに描いてるのあたしっ」ケシケシ…
ハルヒ「手、か……初めて探索に行った時以来だなぁ……」
ハルヒ「今更だから……言いにくいこともあるんだけどな」
ハルヒ「…」キュッ、キュッ…
ハルヒ「相合傘……! なっ、なに描いてるのあたしっ」ケシケシ…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 23:18:23.05 ID:VXD+4Q+30
キョン「おまたせ。なんか先生にすっごい怒られた」
ハルヒ「あたしも。早く帰りなさいって」
キョン「小学生じゃないってのなぁ」
ハルヒ「ふふ、そうだね」
キョン「おまたせ。なんか先生にすっごい怒られた」
ハルヒ「あたしも。早く帰りなさいって」
キョン「小学生じゃないってのなぁ」
ハルヒ「ふふ、そうだね」
キョン「あっ」
ハルヒ「ん? まだなにか忘れ物?」
キョン「手袋。部室に置いてきちまった」
ハルヒ「あー……取りに行く?」
キョン「面倒だな、もういいよ」
ハルヒ「そうだ」
キョン「?」
ハルヒ「あたしの……片方貸してあげる」
キョン「悪いよ。ハルヒも寒いだろ?」
ハルヒ「いいよ。お互いにちょっとずつ寒さ共有しよ?」
キョン「……じゃあ甘えようかな」
ハルヒ「はい、どうぞ」ポフッ
ハルヒ「ん? まだなにか忘れ物?」
キョン「手袋。部室に置いてきちまった」
ハルヒ「あー……取りに行く?」
キョン「面倒だな、もういいよ」
ハルヒ「そうだ」
キョン「?」
ハルヒ「あたしの……片方貸してあげる」
キョン「悪いよ。ハルヒも寒いだろ?」
ハルヒ「いいよ。お互いにちょっとずつ寒さ共有しよ?」
キョン「……じゃあ甘えようかな」
ハルヒ「はい、どうぞ」ポフッ
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 23:37:00.82 ID:VXD+4Q+30
キョン「あいつら、いつの間に帰ったんだろうな。連絡ぐらいしてくれればよかったのに」
ハルヒ「でもあたし達も、いつ帰ってくるか言わなかったんだし……お互い様かな」
キョン「どうだろうなぁ」
キョン「あいつら、いつの間に帰ったんだろうな。連絡ぐらいしてくれればよかったのに」
ハルヒ「でもあたし達も、いつ帰ってくるか言わなかったんだし……お互い様かな」
キョン「どうだろうなぁ」
キョン「誰もいないな。運動部も。俺達が最後か」
ハルヒ「みたいだね」
キョン「早く帰って寝よう……今日は動き回って疲れたよ」
ハルヒ「うん」
キョン「手、寒くないか? 辛かったら言えよ。返すから」
ハルヒ「おおげさだよ。大丈夫」
キョン「ん」
ハルヒ「…」(言ってみようかな……)
キョン「よし、行こう」
ハルヒ「あっ……待って?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あの……あのね」
キョン「なんだよ? どうした」
ハルヒ「あの、手……えっと……」
キョン「?」
ハルヒ「……ううん。なんでもないよ。帰ろ」(む、無理無理! そんなの言えないよぉ……)
ハルヒ「みたいだね」
キョン「早く帰って寝よう……今日は動き回って疲れたよ」
ハルヒ「うん」
キョン「手、寒くないか? 辛かったら言えよ。返すから」
ハルヒ「おおげさだよ。大丈夫」
キョン「ん」
ハルヒ「…」(言ってみようかな……)
キョン「よし、行こう」
ハルヒ「あっ……待って?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あの……あのね」
キョン「なんだよ? どうした」
ハルヒ「あの、手……えっと……」
キョン「?」
ハルヒ「……ううん。なんでもないよ。帰ろ」(む、無理無理! そんなの言えないよぉ……)
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 23:50:15.23 ID:VXD+4Q+30
ハルヒ「はぁっ」
キョン「なんだよ。ため息なんかついて」
ハルヒ「あ、ううん。なんでもないよ」(無理だよね……言えないよ。手、繋ごうなんて)
ハルヒ「はぁっ」
キョン「なんだよ。ため息なんかついて」
ハルヒ「あ、ううん。なんでもないよ」(無理だよね……言えないよ。手、繋ごうなんて)
キョン「手の大きさ、結構違うと思うんだけど……意外と入るもんだな。手袋」
ハルヒ「暖かい?」
キョン「おう。それになんかいい匂い」クンクン
ハルヒ「! にっ、匂わないでよっ」
キョン「甘ーい。なんだこれ、ハルヒの匂い?」クンクン
ハルヒ「ちょっ、ちょっとー」
キョン「左手、寒くないか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「わー、真っ暗だな。下見てみろ、夜景が凄いぞ」
ハルヒ「わぁっ……」
ハルヒ「暖かい?」
キョン「おう。それになんかいい匂い」クンクン
ハルヒ「! にっ、匂わないでよっ」
キョン「甘ーい。なんだこれ、ハルヒの匂い?」クンクン
ハルヒ「ちょっ、ちょっとー」
キョン「左手、寒くないか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「わー、真っ暗だな。下見てみろ、夜景が凄いぞ」
ハルヒ「わぁっ……」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 23:53:31.32 ID:VXD+4Q+30
朝倉「……! 出てきたわ」
みくる「手、繋いでます?」
朝倉「繋いでないわね……まったく」
古泉「ん? でも二人共」
朝倉「あれ?」
朝倉「……! 出てきたわ」
みくる「手、繋いでます?」
朝倉「繋いでないわね……まったく」
古泉「ん? でも二人共」
朝倉「あれ?」
朝倉「なにあれ、手袋のペアルック?」
みくる「というか、多分キョン君に涼宮さんが貸してると」
朝倉「片方? なんでかしら」
古泉「恐らく教室にでも忘れてきたんでしょう。今夜は寒いですし、涼宮さんの優しさといいますか」
朝倉「だったら空いてる手を繋ぐぐらいの甲斐性は欲しいわね……にぶいわねぇ、キョン君」
長門「手が寒い」フーフー
朝倉「桃色吐息で暖めないの。甘々で空気がフワフワしちゃうでしょ」
みくる「というか、多分キョン君に涼宮さんが貸してると」
朝倉「片方? なんでかしら」
古泉「恐らく教室にでも忘れてきたんでしょう。今夜は寒いですし、涼宮さんの優しさといいますか」
朝倉「だったら空いてる手を繋ぐぐらいの甲斐性は欲しいわね……にぶいわねぇ、キョン君」
長門「手が寒い」フーフー
朝倉「桃色吐息で暖めないの。甘々で空気がフワフワしちゃうでしょ」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:10:12.53 ID:i5VXCQ3t0
ハルヒ「ドコまで行ったっけ。あの辺?」
キョン「あっちをぐるーっと廻って、そっちだな」
ハルヒ「結構歩いたんだね」
キョン「凄い行動力だな。俺達」
ハルヒ「ドコまで行ったっけ。あの辺?」
キョン「あっちをぐるーっと廻って、そっちだな」
ハルヒ「結構歩いたんだね」
キョン「凄い行動力だな。俺達」
キョン「週末さ、またどっか行ってみようか。カメラ持って」
ハルヒ「うん。いいね」
キョン「今度はハルヒの好きなところに行こう。ハルヒにカメラを渡すよ」
ハルヒ「なら、キョンをいっぱい撮ってあげる」
キョン「なんだよ仕返しか?」
ハルヒ「かもねー」
キョン「……よく喋るようになったな、ハルヒ」
ハルヒ「えっ?」
キョン「いや、今のハルヒ見てるとさ? 出会った頃に比べて、元気になったなって」
ハルヒ「……うん……それどころじゃないよ。もっと昔から比べても、あたしは変わってる」
キョン「昔?」
ハルヒ「ずっと地味で無口で、一人じゃなんにもできないあたしだったけど」
ハルヒ「キョンと出会ってからは……そんなのが全部忘れられるぐらい、楽しいことばっかりだよ」
キョン「……俺も同じだ。ハルヒと一緒だから、この坂を上るのも苦じゃないって思えるよ」
ハルヒ「…」(全部、全部キョンのおかげ……ありがとう)
キョン「うーん、寒いけど星も見えていい感じだなー」
ハルヒ「…」(心の中じゃ大好きって言えるけど……難しいね?)
ハルヒ「うん。いいね」
キョン「今度はハルヒの好きなところに行こう。ハルヒにカメラを渡すよ」
ハルヒ「なら、キョンをいっぱい撮ってあげる」
キョン「なんだよ仕返しか?」
ハルヒ「かもねー」
キョン「……よく喋るようになったな、ハルヒ」
ハルヒ「えっ?」
キョン「いや、今のハルヒ見てるとさ? 出会った頃に比べて、元気になったなって」
ハルヒ「……うん……それどころじゃないよ。もっと昔から比べても、あたしは変わってる」
キョン「昔?」
ハルヒ「ずっと地味で無口で、一人じゃなんにもできないあたしだったけど」
ハルヒ「キョンと出会ってからは……そんなのが全部忘れられるぐらい、楽しいことばっかりだよ」
キョン「……俺も同じだ。ハルヒと一緒だから、この坂を上るのも苦じゃないって思えるよ」
ハルヒ「…」(全部、全部キョンのおかげ……ありがとう)
キョン「うーん、寒いけど星も見えていい感じだなー」
ハルヒ「…」(心の中じゃ大好きって言えるけど……難しいね?)
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:17:20.48 ID:i5VXCQ3t0
キョン「国木田から借りた漫画、ハルヒも読むか?」
ハルヒ「面白い?」
キョン「らしいよ。なんかちょっとだけ未来の宇宙がどうのこうのって」
ハルヒ「うん、読みたい。でもいいのかな」
キョン「もちろん。ハルヒも国木田と仲良くしてみな。あいつはいい奴だからさ」
ハルヒ「……うん」
キョン「国木田から借りた漫画、ハルヒも読むか?」
ハルヒ「面白い?」
キョン「らしいよ。なんかちょっとだけ未来の宇宙がどうのこうのって」
ハルヒ「うん、読みたい。でもいいのかな」
キョン「もちろん。ハルヒも国木田と仲良くしてみな。あいつはいい奴だからさ」
ハルヒ「……うん」
キョン「さみー」
ハルヒ「…」(手、冷たそうだな……もう一個も貸してあげようかな)
キョン「俺さ、もしかして寒がりなのかな」
ハルヒ「うーん、どうだろ?」
キョン「口を開けばずっと寒い寒いって言ってるような」
ハルヒ「あはは。それはそうかも」
キョン「だって寒いのはしょうがないだろ?」
ハルヒ「寒い寒いって思うから、寒いんだよ?」
キョン「ぬ……じゃあ暑いって思ってみるか」
ハルヒ「うん、頑張って」
キョン「ぬぬっ」
ハルヒ「…」(手、冷たそうだな……もう一個も貸してあげようかな)
キョン「俺さ、もしかして寒がりなのかな」
ハルヒ「うーん、どうだろ?」
キョン「口を開けばずっと寒い寒いって言ってるような」
ハルヒ「あはは。それはそうかも」
キョン「だって寒いのはしょうがないだろ?」
ハルヒ「寒い寒いって思うから、寒いんだよ?」
キョン「ぬ……じゃあ暑いって思ってみるか」
ハルヒ「うん、頑張って」
キョン「ぬぬっ」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:20:33.83 ID:i5VXCQ3t0
キョン「…」
ハルヒ「…」(袖……掴んでみようかな?)
キョン「…」
ハルヒ「…」(袖……掴んでみようかな?)
キョン「ここの信号長いよな……」
ハルヒ「う、うん」(でもそんなの、キョンがびっくりしちゃいそう……)
キョン「あ、なんかパトカー来てる。事故か?」
ハルヒ「…」(……このままでもいいけど……あたしはもう少し、前にも進みたいかも)
キョン「…」
ハルヒ「…」(こ、こういうのは一気にするべきね! ……それっ)
キョン「よし、青だ」スタスタ
ハルヒ「あっ」
キョン「? なにしてんだよハルヒ」
ハルヒ「う、うん」(でもそんなの、キョンがびっくりしちゃいそう……)
キョン「あ、なんかパトカー来てる。事故か?」
ハルヒ「…」(……このままでもいいけど……あたしはもう少し、前にも進みたいかも)
キョン「…」
ハルヒ「…」(こ、こういうのは一気にするべきね! ……それっ)
キョン「よし、青だ」スタスタ
ハルヒ「あっ」
キョン「? なにしてんだよハルヒ」
211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:31:32.22 ID:i5VXCQ3t0
ハルヒ「……ううん。なんでもない」
キョン「?」
ハルヒ「あの、キョン」
ハルヒ「……ううん。なんでもない」
キョン「?」
ハルヒ「あの、キョン」
キョン「うん」
ハルヒ「あたしね……あの、キョンに」
キョン「?」
ハルヒ「あ……ううん」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「前髪、なんか付いてるよ」
キョン「ん? ドコ」
ハルヒ「ここ」チョイ
キョン「サンキュ」
ハルヒ「…」(嘘だけどね)
キョン「ほら、行くぞ」
ハルヒ「……待って」
ハルヒ「あたしね……あの、キョンに」
キョン「?」
ハルヒ「あ……ううん」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「前髪、なんか付いてるよ」
キョン「ん? ドコ」
ハルヒ「ここ」チョイ
キョン「サンキュ」
ハルヒ「…」(嘘だけどね)
キョン「ほら、行くぞ」
ハルヒ「……待って」
キュッ

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:35:33.72 ID:i5VXCQ3t0
朝倉「あーもー、じれったいわねぇ。並んで歩いてるんだから、手ぐらい繋げばいいのに」
みくる「若いっていいですねぇ」
朝倉「……そういえばあなた、本当は何歳なの?」
みくる「禁則事項です☆」
朝倉「あーもー、じれったいわねぇ。並んで歩いてるんだから、手ぐらい繋げばいいのに」
みくる「若いっていいですねぇ」
朝倉「……そういえばあなた、本当は何歳なの?」
みくる「禁則事項です☆」
古泉「おや、止まりましたよ」
朝倉「あら、涼宮さん……キョン君の頭?」
みくる「ベタにごみ付いてるーってやつでしょうか?」
長門「…」
朝倉「そうそう、そこから自然に……あーあ」
みくる「んー、あと一歩なのに」
朝倉「キョン君もいい加減ムカついてきたわね」
長門「彼はそういうもの」
朝倉「ま、鈍感なのは仕方ないけど……あっ」
みくる「!」
古泉「おお、繋ぎまし……いや、袖ですか?」
朝倉「あらあら、進んだ! やっと少しだけ進んだわね!」
みくる「……でも止まっちゃってますよ? 二人共」
朝倉「あら、涼宮さん……キョン君の頭?」
みくる「ベタにごみ付いてるーってやつでしょうか?」
長門「…」
朝倉「そうそう、そこから自然に……あーあ」
みくる「んー、あと一歩なのに」
朝倉「キョン君もいい加減ムカついてきたわね」
長門「彼はそういうもの」
朝倉「ま、鈍感なのは仕方ないけど……あっ」
みくる「!」
古泉「おお、繋ぎまし……いや、袖ですか?」
朝倉「あらあら、進んだ! やっと少しだけ進んだわね!」
みくる「……でも止まっちゃってますよ? 二人共」
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 00:42:15.98 ID:i5VXCQ3t0
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ……」
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ……」
キョン「やっぱり寒いか? 手」
ハルヒ「う、ううん。そうじゃないんだけど……えっと」
キョン「?」
ハルヒ「……ごめん。なんでもないよ、帰ろう」
キョン「ほら、手を貸してみ」キュッ
ハルヒ「あっ」
キョン「うお、冷たっ……冷えてるじゃないか」
ハルヒ「え、あ、えと」
キョン「片方さ、借りたままってのも悪いから……途中まで、このまま帰ろう」
ハルヒ「…」
キョン「嫌か?」
ハルヒ「……そんなわけないよ……キョン君」
キョン「こら、また呼び方戻ってるぞ」
ハルヒ「今日だけ。帰るまで、キョン君って呼ばせて?」
キョン「……いいよ。ほら、行こう」
ハルヒ「う、ううん。そうじゃないんだけど……えっと」
キョン「?」
ハルヒ「……ごめん。なんでもないよ、帰ろう」
キョン「ほら、手を貸してみ」キュッ
ハルヒ「あっ」
キョン「うお、冷たっ……冷えてるじゃないか」
ハルヒ「え、あ、えと」
キョン「片方さ、借りたままってのも悪いから……途中まで、このまま帰ろう」
ハルヒ「…」
キョン「嫌か?」
ハルヒ「……そんなわけないよ……キョン君」
キョン「こら、また呼び方戻ってるぞ」
ハルヒ「今日だけ。帰るまで、キョン君って呼ばせて?」
キョン「……いいよ。ほら、行こう」
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 01:35:10.38 ID:i5VXCQ3t0
キョン「家まで送ろうか?」
ハルヒ「え? わ、悪いよ」
キョン「そっか。じゃあまあ、近くまでな」
キョン「家まで送ろうか?」
ハルヒ「え? わ、悪いよ」
キョン「そっか。じゃあまあ、近くまでな」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「?」
ハルヒ「あっ、ごめんね。やっぱり、君付けやめるね」
キョン「いいよ。ハルヒがそうしたいならそうすればいいさ」
ハルヒ「でもっ」
キョン「ちょっとだけさ、嫌だったんだ」
ハルヒ「……嫌?」
キョン「?」
ハルヒ「あっ、ごめんね。やっぱり、君付けやめるね」
キョン「いいよ。ハルヒがそうしたいならそうすればいいさ」
ハルヒ「でもっ」
キョン「ちょっとだけさ、嫌だったんだ」
ハルヒ「……嫌?」
キョン「君付けで呼ばれると、なんか遠慮されてるみたいでさ」
ハルヒ「そうかな……でも、そんなことないよ?」
キョン「わかってる。だけど、ハルヒが呼びたい方で呼んでくれればそれでいいよ」
ハルヒ「…」
キョン「だけどさ、なんか恥ずかしいから……二人っきりの時だけ、君付けで呼んでくれると嬉しいかな」
ハルヒ「うん……そうする。そうするねキョン君」
キョン「あいよ。よろしくな」
ハルヒ「そうかな……でも、そんなことないよ?」
キョン「わかってる。だけど、ハルヒが呼びたい方で呼んでくれればそれでいいよ」
ハルヒ「…」
キョン「だけどさ、なんか恥ずかしいから……二人っきりの時だけ、君付けで呼んでくれると嬉しいかな」
ハルヒ「うん……そうする。そうするねキョン君」
キョン「あいよ。よろしくな」
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 01:59:30.57 ID:+pWhJY4/O
今更だけど…眉毛が嫌いじゃなくなってきた
今更だけど…眉毛が嫌いじゃなくなってきた
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 02:02:31.64 ID:V6osNZKzO
いいものですよ、朝倉は
いいものですよ、朝倉は
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 02:32:08.82 ID:i5VXCQ3t0
長門「……と、ここまで受信した」
朝倉「あらあらぁ、中々いい展開じゃないの」
みくる「?」
朝倉「長門さんにキョン君と涼宮さんの会話、盗聴してもらったのよ」
長門「……と、ここまで受信した」
朝倉「あらあらぁ、中々いい展開じゃないの」
みくる「?」
朝倉「長門さんにキョン君と涼宮さんの会話、盗聴してもらったのよ」
みくる「ひゃああ」
古泉「これは……特別な呼び方というやつですね」
朝倉「進展があったとしていいのよね?」
みくる「涼宮さん、頑張ったんですねぇ」
朝倉「こんなの頑張ったうちにう入らないわ。ずーっと前に通過しててもおかしくないでしょ?」
長門「あの」
朝倉「何?」
長門「約束」
朝倉「はい、わかってるわよ? ご褒美のマスカット味。あーん」
長門「はむ」モクモク
古泉「これは……特別な呼び方というやつですね」
朝倉「進展があったとしていいのよね?」
みくる「涼宮さん、頑張ったんですねぇ」
朝倉「こんなの頑張ったうちにう入らないわ。ずーっと前に通過しててもおかしくないでしょ?」
長門「あの」
朝倉「何?」
長門「約束」
朝倉「はい、わかってるわよ? ご褒美のマスカット味。あーん」
長門「はむ」モクモク
朝倉「これ以上盗み聞きするのは野暮ね。帰りましょうか」
みくる「そうですねぇ」
みくる「そうですねぇ」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 03:05:44.47 ID:i5VXCQ3t0
キョン「ほら、もう着いた」
ハルヒ「あ……ほんとだ」
キョン「ほら、もう着いた」
ハルヒ「あ……ほんとだ」
キョン「それじゃ、また明日な」
ハルヒ「うん。送ってくれてありがとう」
キョン「まあいいさ。たまにはこういうのもさ」
ハルヒ「明日も、美味しいお弁当作るからね」
キョン「楽しみにしておくよ」
ハルヒ「…」
キョン「……放してくれないと帰れないんだけど」
ハルヒ「! ご、ごめん!」パッ
キョン「ほら、手袋返す」
ハルヒ「ううん。いいよ、キョン君に貸してあげる。明日返して?」
キョン「いいか? じゃあ借りるよ」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「ん?」
ハルヒ「ううん、なんでもない」
キョン「君付けの方が、呼びやすいか?」
ハルヒ「んー……うん!」
ハルヒ「うん。送ってくれてありがとう」
キョン「まあいいさ。たまにはこういうのもさ」
ハルヒ「明日も、美味しいお弁当作るからね」
キョン「楽しみにしておくよ」
ハルヒ「…」
キョン「……放してくれないと帰れないんだけど」
ハルヒ「! ご、ごめん!」パッ
キョン「ほら、手袋返す」
ハルヒ「ううん。いいよ、キョン君に貸してあげる。明日返して?」
キョン「いいか? じゃあ借りるよ」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「ん?」
ハルヒ「ううん、なんでもない」
キョン「君付けの方が、呼びやすいか?」
ハルヒ「んー……うん!」
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 03:11:07.86 ID:i5VXCQ3t0
キョン「じゃあそれでいいけど、皆がいるときは呼び捨てにしてくれよ」
ハルヒ「わかった」
キョン「今更君付けで呼ばれるのも……なんか恥ずかしいな」
キョン「じゃあそれでいいけど、皆がいるときは呼び捨てにしてくれよ」
ハルヒ「わかった」
キョン「今更君付けで呼ばれるのも……なんか恥ずかしいな」
ハルヒ「後で、メールしてもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「……電話もしていい?」
キョン「別にいいけど、あんま遅かったら寝ちゃうぞ」
ハルヒ「うん。寝る前にちょっとだけ掛けるかも」
キョン「……なぁハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「その、なんだ、改まって言うのもなんだけどさ」
ハルヒ「……ん?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「……電話もしていい?」
キョン「別にいいけど、あんま遅かったら寝ちゃうぞ」
ハルヒ「うん。寝る前にちょっとだけ掛けるかも」
キョン「……なぁハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「その、なんだ、改まって言うのもなんだけどさ」
ハルヒ「……ん?」
キョン「えーっと」
ハルヒ「…」(もしかして……キョン君?)
キョン「……いや、ううん。なんでもない」
ハルヒ「あっ、う、うん」
キョン「なんだ、その……電話、もしかしたら俺が掛けるかも。じゃあな!」
ハルヒ「! ばっ、バイバイ!」
ハルヒ「…」(もしかして……キョン君?)
キョン「……いや、ううん。なんでもない」
ハルヒ「あっ、う、うん」
キョン「なんだ、その……電話、もしかしたら俺が掛けるかも。じゃあな!」
ハルヒ「! ばっ、バイバイ!」
キョン「……はぁ……なんだあいつ、急に可愛くなりやがって……あー」
ハルヒ「びっくりした……キョ、キョン君に……こくはっ……るのかと思っちゃった」
ハルヒ「びっくりした……キョ、キョン君に……こくはっ……るのかと思っちゃった」
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 03:17:18.89 ID:i5VXCQ3t0
キョン妹「キョンくーん。電話鳴ってるー」
キョン「? 誰だー?」
キョン妹「えっとねー、ハルにゃーん」
キョン「!」
キョン妹「キョンくーん。電話鳴ってるー」
キョン「? 誰だー?」
キョン妹「えっとねー、ハルにゃーん」
キョン「!」
キョン「っと」
キョン妹「キョン君、髪ぬれてるよー」
キョン「ほら、電話返しなさい」
キョン妹「リンゴのアイス食べてもいい?」
キョン「いいけど、ちゃんと歯磨いて寝るんだぞ」
キョン妹「はぁーい」
キョン妹「キョン君、髪ぬれてるよー」
キョン「ほら、電話返しなさい」
キョン妹「リンゴのアイス食べてもいい?」
キョン「いいけど、ちゃんと歯磨いて寝るんだぞ」
キョン妹「はぁーい」
ピッ
キョン「……もしもし? ハルヒ?」
ハルヒ「あっ、キョン君?」
キョン「ごめん。風呂入ってたよ」
キョン「……もしもし? ハルヒ?」
ハルヒ「あっ、キョン君?」
キョン「ごめん。風呂入ってたよ」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 03:29:02.78 ID:i5VXCQ3t0
ハルヒ「ごめんね、あたしもさっきお風呂入ってたから」
キョン「だろうなと思ってさ。俺もその間に入っとこうと思ったんだけどな」
ハルヒ「さっきの妹ちゃんだよね? キョン君お風呂ーって言われたよ」
キョン「……あいつ電話とったのか」
ハルヒ「ごめんね、あたしもさっきお風呂入ってたから」
キョン「だろうなと思ってさ。俺もその間に入っとこうと思ったんだけどな」
ハルヒ「さっきの妹ちゃんだよね? キョン君お風呂ーって言われたよ」
キョン「……あいつ電話とったのか」
ハルヒ「もう寒くないでしょ?」
キョン「あぁ、もう寒くない。布団にも潜ったからぬくぬくだ」
ハルヒ「あ、もう寝ちゃう?」
キョン「いや、もう少し起きてるよ。電話してるうちはずっと起きてる」
ハルヒ「明日ね、ちょっと作ったことないおかず作ろうと思ってるんだけど……」
キョン「ん? なに?」
キョン「あぁ、もう寒くない。布団にも潜ったからぬくぬくだ」
ハルヒ「あ、もう寝ちゃう?」
キョン「いや、もう少し起きてるよ。電話してるうちはずっと起きてる」
ハルヒ「明日ね、ちょっと作ったことないおかず作ろうと思ってるんだけど……」
キョン「ん? なに?」
キョン「いいじゃん。頑張ってみろって」
ハルヒ「美味しくなかったら言ってね」
キョン「大丈夫だと思うよ。ハルヒの作ったのでマズいって思ったのなかったし」
ハルヒ「そう? キョン君、嫌いな食べ物とかないの?」
キョン「んー、そうだなぁ」
ハルヒ「美味しくなかったら言ってね」
キョン「大丈夫だと思うよ。ハルヒの作ったのでマズいって思ったのなかったし」
ハルヒ「そう? キョン君、嫌いな食べ物とかないの?」
キョン「んー、そうだなぁ」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 04:18:47.86 ID:i5VXCQ3t0
キョン「朝は、何時に起きてるんだ?」
ハルヒ「朝? 六時には起きてるよ」
キョン「……早いな」
ハルヒ「そうかな?」
キョン「朝は、何時に起きてるんだ?」
ハルヒ「朝? 六時には起きてるよ」
キョン「……早いな」
ハルヒ「そうかな?」
キョン「俺なんて、七時半までは寝てるよ」
ハルヒ「ギリギリじゃない?」
キョン「ギリギリだな。寝るのが遅いからなのかなぁ」
ハルヒ「何時?」
キョン「んー、決まった時間に寝てるというか……気がつけば寝てる。一時までには」
ハルヒ「もうちょっと早く寝たら?」
キョン「そうは言ってもだな。夜はなんか、楽しいじゃないか」
ハルヒ「ふふっ、変なの」
キョン「でもさ、俺ももう少し早く起きるように努力するよ」
ハルヒ「うん。頑張って」
キョン「俺も早く起きないと……わざわざ弁当作ってくれるハルヒに悪い気がしてさ」
ハルヒ「……そんなことないよ、キョン君」
キョン「はは、改まって言われるとむずむずするな」
ハルヒ「キョン君」
キョン「うるさい」
ハルヒ「……ほんとにいいの? キョン君って呼んでも」
キョン「いいよ。俺も、ハルヒがそう呼びたくて呼んでるなら嬉しいからさ」
ハルヒ「ギリギリじゃない?」
キョン「ギリギリだな。寝るのが遅いからなのかなぁ」
ハルヒ「何時?」
キョン「んー、決まった時間に寝てるというか……気がつけば寝てる。一時までには」
ハルヒ「もうちょっと早く寝たら?」
キョン「そうは言ってもだな。夜はなんか、楽しいじゃないか」
ハルヒ「ふふっ、変なの」
キョン「でもさ、俺ももう少し早く起きるように努力するよ」
ハルヒ「うん。頑張って」
キョン「俺も早く起きないと……わざわざ弁当作ってくれるハルヒに悪い気がしてさ」
ハルヒ「……そんなことないよ、キョン君」
キョン「はは、改まって言われるとむずむずするな」
ハルヒ「キョン君」
キョン「うるさい」
ハルヒ「……ほんとにいいの? キョン君って呼んでも」
キョン「いいよ。俺も、ハルヒがそう呼びたくて呼んでるなら嬉しいからさ」
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 04:22:58.05 ID:i5VXCQ3t0
ハルヒ「なにか聴いてる? 声が聴こえる」
キョン「ん、谷口に借りたCD。しして国木田に借りた漫画を読んでるよ」
ハルヒ「漫画読みながら音楽聴きながら電話してるの?」
キョン「そうだとも。俺は同時になんでもできるんだ」
ハルヒ「なにか聴いてる? 声が聴こえる」
キョン「ん、谷口に借りたCD。しして国木田に借りた漫画を読んでるよ」
ハルヒ「漫画読みながら音楽聴きながら電話してるの?」
キョン「そうだとも。俺は同時になんでもできるんだ」
ハルヒ「どんな曲?」
キョン「んー……んーんーんんーるるーみたいな」
ハルヒ「わかんないよ。全然わかんない」
キョン「なんかなぁ、洋楽だな。有名な人らしいけど、よく知らない」
ハルヒ「いい歌?」
キョン「まあ、中々に」
ハルヒ「そっか」
キョン「……あぁ、ダメだ」
ハルヒ「?」
キョン「やっぱ漫画は後。内容が頭に入ってこないや」
ハルヒ「あっ、もう電話切ろうか?」
キョン「いいや。電話してるほうが楽しいさ」
キョン「んー……んーんーんんーるるーみたいな」
ハルヒ「わかんないよ。全然わかんない」
キョン「なんかなぁ、洋楽だな。有名な人らしいけど、よく知らない」
ハルヒ「いい歌?」
キョン「まあ、中々に」
ハルヒ「そっか」
キョン「……あぁ、ダメだ」
ハルヒ「?」
キョン「やっぱ漫画は後。内容が頭に入ってこないや」
ハルヒ「あっ、もう電話切ろうか?」
キョン「いいや。電話してるほうが楽しいさ」
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 04:37:12.17 ID:i5VXCQ3t0
キョン「手袋、どうしようか。明日朝寒くないか」
ハルヒ「大丈夫だよ」
キョン「手袋、どうしようか。明日朝寒くないか」
ハルヒ「大丈夫だよ」
キョン「そうだ、朝迎えに行くよ。そんとき手袋渡す」
ハルヒ「え? いや、でも」
キョン「ハルヒが嫌なら、行かないけど?」
ハルヒ「……来てくれる?」
キョン「わかった」
ハルヒ「なんか……今日は、キョン君にすっごく近づいた気がする」
キョン「そうかな?」
ハルヒ「あのね」
キョン「ん?」
ハルヒ「あの……変なこと、聞いてもいい?」
キョン「……いいよ」
ハルヒ「え? いや、でも」
キョン「ハルヒが嫌なら、行かないけど?」
ハルヒ「……来てくれる?」
キョン「わかった」
ハルヒ「なんか……今日は、キョン君にすっごく近づいた気がする」
キョン「そうかな?」
ハルヒ「あのね」
キョン「ん?」
ハルヒ「あの……変なこと、聞いてもいい?」
キョン「……いいよ」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 04:39:58.09 ID:i5VXCQ3t0
ハルヒ「キョン君がね……今日、別れ際に言おうとしてたことって」
キョン「…」
ハルヒ「あれって……あの、今、聞いても……」
ハルヒ「キョン君がね……今日、別れ際に言おうとしてたことって」
キョン「…」
ハルヒ「あれって……あの、今、聞いても……」
キョン「聞きたいか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「どうしても?」
ハルヒ「…」
キョン「……ハルヒが聞きたいなら、しょうがないかな」
ハルヒ「あのっ」
キョン「でも、俺も譲りたくないとこはあるんだ」
ハルヒ「えっ?」
キョン「なんていうか……そうだな」
ハルヒ「……うん」
キョン「どうしても?」
ハルヒ「…」
キョン「……ハルヒが聞きたいなら、しょうがないかな」
ハルヒ「あのっ」
キョン「でも、俺も譲りたくないとこはあるんだ」
ハルヒ「えっ?」
キョン「なんていうか……そうだな」
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 04:58:58.03 ID:i5VXCQ3t0
キョン「急に風景がガラっと変わるのって、あんまり好きじゃないんだ」
ハルヒ「?」
キョン「部屋を模様替えしようと思ってもさ? 少しずつ変えていくのが好きでさ」
キョン「急に風景がガラっと変わるのって、あんまり好きじゃないんだ」
ハルヒ「?」
キョン「部屋を模様替えしようと思ってもさ? 少しずつ変えていくのが好きでさ」
キョン「少しずつ少しずつ、ゆっくりと空気を換えていくのもいいもんだと思うんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「そりゃさ、一気にガラっと変えないといけないことも、はっきりしなきゃいけないこともあるけど」
ハルヒ「……うん」
キョン「俺は……なんていうか、俺はだけどさ?」
ハルヒ「…」
キョン「そりゃさ、一気にガラっと変えないといけないことも、はっきりしなきゃいけないこともあるけど」
ハルヒ「……うん」
キョン「俺は……なんていうか、俺はだけどさ?」
キョン「今日から、ハルヒが俺のことを君付けで呼ぶようになった」
ハルヒ「…」
キョン「だから、今日はそこまでにしておきたいんだ」
ハルヒ「……そっか」
キョン「俺のわがままで、よくわかんないかも知れないけどさ……今日はここまででもいいかな?」
ハルヒ「……うん……あたしも、やっぱり聞きたくない。もう少し……もう少し、時間が経ってから」
キョン「俺もさ、ハルヒがそう思ってるとしたら俺も同じこと考えてるから」
ハルヒ「同じコト……ん」
キョン「だから、ゆっくりさ? ハルヒとはゆっくり歩いてみたいなって。自分勝手かな」
ハルヒ「ううん。あたしも……キョン君となら、ずっと一緒に、ゆっくり歩いていきたいよ」
キョン「……俺だって、なにもしないダメな男じゃないからな? ちゃんと、ハルヒのことわかってるつもりだから」
ハルヒ「……キョン君」
ハルヒ「…」
キョン「だから、今日はそこまでにしておきたいんだ」
ハルヒ「……そっか」
キョン「俺のわがままで、よくわかんないかも知れないけどさ……今日はここまででもいいかな?」
ハルヒ「……うん……あたしも、やっぱり聞きたくない。もう少し……もう少し、時間が経ってから」
キョン「俺もさ、ハルヒがそう思ってるとしたら俺も同じこと考えてるから」
ハルヒ「同じコト……ん」
キョン「だから、ゆっくりさ? ハルヒとはゆっくり歩いてみたいなって。自分勝手かな」
ハルヒ「ううん。あたしも……キョン君となら、ずっと一緒に、ゆっくり歩いていきたいよ」
キョン「……俺だって、なにもしないダメな男じゃないからな? ちゃんと、ハルヒのことわかってるつもりだから」
ハルヒ「……キョン君」
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 05:02:40.28 ID:pywWrOGU0
あああああああああああなんで俺男子校だったんだろ・・・
あああああああああああなんで俺男子校だったんだろ・・・
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 05:02:45.84 ID:V6osNZKzO
告白以外の何物でもねーwwwww
告白以外の何物でもねーwwwww
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 05:10:42.34 ID:vITdgYUXP
もう言っちゃったようなもんだろ畜生ちくしょう!
もう言っちゃったようなもんだろ畜生ちくしょう!
301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 05:16:58.11 ID:i5VXCQ3t0
キョン「そろそろ寝ないと、明日起きれないんじゃないか?」
ハルヒ「何時? あ、ほんとだ」
キョン「そろそろ寝ないと、明日起きれないんじゃないか?」
ハルヒ「何時? あ、ほんとだ」
キョン「ほら、もう寝な」
ハルヒ「あのね」
キョン「ん?」
ハルヒ「眠るまで……通話したままにしててもいいかな」
キョン「いいよ」
ハルヒ「……ありがと」
キョン「おやすみ」
ハルヒ「おやすみなさい」
ハルヒ「あのね」
キョン「ん?」
ハルヒ「眠るまで……通話したままにしててもいいかな」
キョン「いいよ」
ハルヒ「……ありがと」
キョン「おやすみ」
ハルヒ「おやすみなさい」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「……起きてるよ」
キョン「ふふっ、寝ろって」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「…」
ハルヒ「キョン君と話してると……あたしも一人じゃないんだって思える」
キョン「ハルヒは一人じゃないさ。誰がどう思っても……俺はずっとハルヒの傍にいるから」
ハルヒ「………………スキ」
キョン「なんだって?」
ハルヒ「んーん……キョン君……」
キョン「…」
ハルヒ「……起きてるよ」
キョン「ふふっ、寝ろって」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「…」
ハルヒ「キョン君と話してると……あたしも一人じゃないんだって思える」
キョン「ハルヒは一人じゃないさ。誰がどう思っても……俺はずっとハルヒの傍にいるから」
ハルヒ「………………スキ」
キョン「なんだって?」
ハルヒ「んーん……キョン君……」
キョン「…」
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 05:21:36.50 ID:i5VXCQ3t0
朝倉「私、一つ気がついたことがあるんだけど」
長門「?」
朝倉「私、一つ気がついたことがあるんだけど」
長門「?」
朝倉「涼宮さんの、願望実現能力ってさ。あれはキョン君が居るから起こってるんじゃないかなって」
長門「…」
朝倉「キョン君は人間のはずなんだけど、いつもいつも想像以上の行動をするでしょ?」
長門「かもしれない」
朝倉「だからねぇ、キョン君は涼宮さんの鍵じゃなくて……彼自信もまた、涼宮さんと同等の存在かなと」
長門「……難しいところ」
朝倉「ね。その辺は情報統合思念体ってどう考えてるのかしら?」
長門「…」
朝倉「作られた私達が疑問に思うのはおかしいのかしらね。もしかすると、それも考慮して作られてるのかもね」
長門「ガムを美味しいと感じるのもその所為?」
朝倉「それはバグかも」
長門「寝る前にもう一個」
朝倉「だめ。歯、磨いたでしょ」
長門「…」
朝倉「ほらほら、もう寝るわよ。明日はどんな一日になるかしらね」
長門「楽しみ」
長門「…」
朝倉「キョン君は人間のはずなんだけど、いつもいつも想像以上の行動をするでしょ?」
長門「かもしれない」
朝倉「だからねぇ、キョン君は涼宮さんの鍵じゃなくて……彼自信もまた、涼宮さんと同等の存在かなと」
長門「……難しいところ」
朝倉「ね。その辺は情報統合思念体ってどう考えてるのかしら?」
長門「…」
朝倉「作られた私達が疑問に思うのはおかしいのかしらね。もしかすると、それも考慮して作られてるのかもね」
長門「ガムを美味しいと感じるのもその所為?」
朝倉「それはバグかも」
長門「寝る前にもう一個」
朝倉「だめ。歯、磨いたでしょ」
長門「…」
朝倉「ほらほら、もう寝るわよ。明日はどんな一日になるかしらね」
長門「楽しみ」
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 14:14:28.28 ID:6wAbXHbs0
朝倉「それで、進展はあったのかしら?」
ハルヒ「んー……別に。今までと変わらないよ?」
朝倉「……ふぅん」
朝倉「それで、進展はあったのかしら?」
ハルヒ「んー……別に。今までと変わらないよ?」
朝倉「……ふぅん」
朝倉「なにかあったんじゃないの?」
ハルヒ「べっ、別になにもないって」
朝倉「本当に?」
ハルヒ「本当だよ」
朝倉「…」
ハルヒ「あ、キョンく……キョン!」
キョン「おぅ、ここに居たかハルヒ。今日は天気がいいから別館の屋上行こうぜ」
ハルヒ「うん。それじゃ、また後でね朝倉さん」
朝倉「あー……うん。後でね」
ハルヒ「べっ、別になにもないって」
朝倉「本当に?」
ハルヒ「本当だよ」
朝倉「…」
ハルヒ「あ、キョンく……キョン!」
キョン「おぅ、ここに居たかハルヒ。今日は天気がいいから別館の屋上行こうぜ」
ハルヒ「うん。それじゃ、また後でね朝倉さん」
朝倉「あー……うん。後でね」
朝倉「……どう思う?」
長門「どう、とは?」ヒョコ
朝倉「なーんか、あったわよね。あれ」
長門「……かも」
朝倉「うーん、もうちょっと観察してみないといけないわね」
長門「それより」
朝倉「なによ?」
長門「おなかすいた」クゥ
朝倉「……はいはい、お弁当食べましょうね」
長門「どう、とは?」ヒョコ
朝倉「なーんか、あったわよね。あれ」
長門「……かも」
朝倉「うーん、もうちょっと観察してみないといけないわね」
長門「それより」
朝倉「なによ?」
長門「おなかすいた」クゥ
朝倉「……はいはい、お弁当食べましょうね」
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 14:59:57.13 ID:6wAbXHbs0
ハルヒ「どうかな……?」
キョン「…」
ハルヒ「どうかな……?」
キョン「…」
キョン「うん。美味いよこれ」
ハルヒ「! ほんとに?」
キョン「初めて作ったにしては上出来すぎるぐらいだと思うぞ」
ハルヒ「よかった。ちょっと自信なかったんだけどね」
キョン「食ってみ。ほら」ヒョイ
ハルヒ「あ……」
キョン「ほーら」
ハルヒ「……あむっ」
キョン「美味いだろー?」
ハルヒ「! ほんとに?」
キョン「初めて作ったにしては上出来すぎるぐらいだと思うぞ」
ハルヒ「よかった。ちょっと自信なかったんだけどね」
キョン「食ってみ。ほら」ヒョイ
ハルヒ「あ……」
キョン「ほーら」
ハルヒ「……あむっ」
キョン「美味いだろー?」
朝倉「あらまー、あーんしちゃってる。進んだのねぇ」
長門「…」モグモグ
朝倉「どう? 美味しいでしょ、そのトマト」
長門「みずみずしい」ジュルー
朝倉「あぁほら、零してる零してる」
長門「…」モグモグ
朝倉「どう? 美味しいでしょ、そのトマト」
長門「みずみずしい」ジュルー
朝倉「あぁほら、零してる零してる」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 15:09:54.30 ID:6wAbXHbs0
ハルヒ「今日はちゃんと起きれたんだね。早かった」
キョン「自分から迎えに行くって言った手前、寝坊はできないだろ?」
ハルヒ「今日はちゃんと起きれたんだね。早かった」
キョン「自分から迎えに行くって言った手前、寝坊はできないだろ?」
ハルヒ「眠くない?」
キョン「そうだな、少しだけ眠いかも」
ハルヒ「何時に寝たの?」
キョン「電話切って、すぐに寝たよ。十一時半ぐらいかな」
ハルヒ「あたし、気がついたら寝ちゃってた」
キョン「あぁ、すっごいいびきかいてたよ」
ハルヒ「!」
キョン「あはは、嘘だよ。すやすや眠ってたっぽい」
キョン「そうだな、少しだけ眠いかも」
ハルヒ「何時に寝たの?」
キョン「電話切って、すぐに寝たよ。十一時半ぐらいかな」
ハルヒ「あたし、気がついたら寝ちゃってた」
キョン「あぁ、すっごいいびきかいてたよ」
ハルヒ「!」
キョン「あはは、嘘だよ。すやすや眠ってたっぽい」
朝倉「……会話からすると、寝るまで電話してたみたいね」
長門「?」
朝倉「それはね、爪楊枝でプスッて刺してみて?」
長門「…」プスッ
長門「!」プルルン
朝倉「可愛いでしょ。柔らかいゴム材でプリン包んでみたの」
長門「……ユニーク」
朝倉「目が輝いてるわね……」
長門「?」
朝倉「それはね、爪楊枝でプスッて刺してみて?」
長門「…」プスッ
長門「!」プルルン
朝倉「可愛いでしょ。柔らかいゴム材でプリン包んでみたの」
長門「……ユニーク」
朝倉「目が輝いてるわね……」
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 16:18:23.51 ID:6wAbXHbs0
ハルヒ「天気いいね」
キョン「だよなぁ、最後に雨を見たのっていつだったっけな」
ハルヒ「天気いいね」
キョン「だよなぁ、最後に雨を見たのっていつだったっけな」
ハルヒ「先週の水曜日にちょっとだけ降ってたよ」
キョン「そうだっけ?」
ハルヒ「夕方に、ちょっとだけ降った気がする」
キョン「よく覚えてるな、ハルヒ」
ハルヒ「キョン君が忘れっぽいんだよ」
キョン「そうかなぁ」
キョン「そうだっけ?」
ハルヒ「夕方に、ちょっとだけ降った気がする」
キョン「よく覚えてるな、ハルヒ」
ハルヒ「キョン君が忘れっぽいんだよ」
キョン「そうかなぁ」
朝倉「! キョン君だって!」
長門「…」モクモク
朝倉「聞いてる?」
長門「美味しい」
朝倉「……なんで今更呼び方が元に戻ったのかしら?」
長門「…」モクモク
朝倉「呼び捨てと君付けの違いねぇ……うーん」
長門「けふっ」
朝倉「あ、全部食べちゃったの?」
長門「…」モクモク
朝倉「聞いてる?」
長門「美味しい」
朝倉「……なんで今更呼び方が元に戻ったのかしら?」
長門「…」モクモク
朝倉「呼び捨てと君付けの違いねぇ……うーん」
長門「けふっ」
朝倉「あ、全部食べちゃったの?」
372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 16:24:36.29 ID:6wAbXHbs0
キョン「んー……暖かいし、いい天気だし……眠くなってきた」
ハルヒ「食べてすぐ横になっちゃダメだよ」
キョン「もうちょいそっち寄って、そうそう」
ハルヒ「?」ススッ
キョン「よっと」ポフッ
キョン「んー……暖かいし、いい天気だし……眠くなってきた」
ハルヒ「食べてすぐ横になっちゃダメだよ」
キョン「もうちょいそっち寄って、そうそう」
ハルヒ「?」ススッ
キョン「よっと」ポフッ
ハルヒ「あ……」
キョン「重い?」
ハルヒ「……ううん。大丈夫」
キョン「ほら、いつだっけ? そうだ、始めて不思議探索に行ったときだ」
ハルヒ「…」
キョン「あの時の膝枕、ちょっとだけ返してもらうな」
ハルヒ「うん。首、痛くない?」
キョン「全然。寝心地がいいぐらいだよ」
ハルヒ「……キョン君」
キョン「重い?」
ハルヒ「……ううん。大丈夫」
キョン「ほら、いつだっけ? そうだ、始めて不思議探索に行ったときだ」
ハルヒ「…」
キョン「あの時の膝枕、ちょっとだけ返してもらうな」
ハルヒ「うん。首、痛くない?」
キョン「全然。寝心地がいいぐらいだよ」
ハルヒ「……キョン君」
朝倉「あららら、まぁ……ラブラブじゃないの」
長門「…」
朝倉「絶対なにかあったわよね。明らかに昨日までの二人じゃないわ」
長門「…」
朝倉「もうこれは恋人どうしと呼んでもいいわよね?」
長門「恐らく」
朝倉「ねー」
長門「…」
朝倉「絶対なにかあったわよね。明らかに昨日までの二人じゃないわ」
長門「…」
朝倉「もうこれは恋人どうしと呼んでもいいわよね?」
長門「恐らく」
朝倉「ねー」
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 16:39:05.75 ID:6wAbXHbs0
キョン「そのうちさ……SOS団でなにかでっかいことやってみたいな」
ハルヒ「でっかいこと?」
キョン「なんだっていい。SOS団だからこんなの出来たんだ! みたいなさ」
ハルヒ「うーん。なにかあるかな」
キョン「そのうちさ……SOS団でなにかでっかいことやってみたいな」
ハルヒ「でっかいこと?」
キョン「なんだっていい。SOS団だからこんなの出来たんだ! みたいなさ」
ハルヒ「うーん。なにかあるかな」
キョン「文化祭でなにかやってみるか」
ハルヒ「文化祭?」
キョン「そうだな……折角ビデオカメラもあるんだし、映画とか」
ハルヒ「映画……できるかな」
キョン「できるさ。朝比奈さんを主役にすれば、ほとんどの男子生徒が釣れるはずだ」
ハルヒ「わっ、悪いよそんなの」
キョン「ん? ならハルヒが主役するか?」
ハルヒ「! 無理無理っ!」
ハルヒ「文化祭?」
キョン「そうだな……折角ビデオカメラもあるんだし、映画とか」
ハルヒ「映画……できるかな」
キョン「できるさ。朝比奈さんを主役にすれば、ほとんどの男子生徒が釣れるはずだ」
ハルヒ「わっ、悪いよそんなの」
キョン「ん? ならハルヒが主役するか?」
ハルヒ「! 無理無理っ!」
朝倉「こんな感じで、SOS団の活動目的は決められていくわけ?」
長門「恐らく」
朝倉「人事ねぇ。もしかすると、あなたも撮られるかもよ?」
長門「従える範囲で、従う」
朝倉「毎日ガムだけを一ヶ月食べ続けるとどうなるか。とか」
長門「進んで従う」
朝倉「……一ヶ月も桃色吐息を浴びせられるのは勘弁してほしいわね」
長門「恐らく」
朝倉「人事ねぇ。もしかすると、あなたも撮られるかもよ?」
長門「従える範囲で、従う」
朝倉「毎日ガムだけを一ヶ月食べ続けるとどうなるか。とか」
長門「進んで従う」
朝倉「……一ヶ月も桃色吐息を浴びせられるのは勘弁してほしいわね」
384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 16:46:44.58 ID:6wAbXHbs0
キョン「あぁ、そうだ。忘れてた」
ハルヒ「?」
キョン「俺さ、もうちょっとしたらバイトするから」
ハルヒ「アルバイト?」
キョン「あぁ、そうだ。忘れてた」
ハルヒ「?」
キョン「俺さ、もうちょっとしたらバイトするから」
ハルヒ「アルバイト?」
キョン「おう。欲しいものがあってさ? だから少しだけ部活に顔出せる日が少なくなるかも」
ハルヒ「……なにするの?」
キョン「んー、なんでもいいな。家の近くのコンビニが募集してたから、そこにするかも」
ハルヒ「凄いね。アルバイトなんてしたことないよ」
キョン「そんなの俺もだよ。まあ、仕方ないさ」
ハルヒ「何買うの?」
キョン「さぁ、まだ決めてないよ」
ハルヒ「?」
キョン「ああいや、欲しいものが沢山あってさ……資金と相談して決める」
ハルヒ「そっか」
ハルヒ「……なにするの?」
キョン「んー、なんでもいいな。家の近くのコンビニが募集してたから、そこにするかも」
ハルヒ「凄いね。アルバイトなんてしたことないよ」
キョン「そんなの俺もだよ。まあ、仕方ないさ」
ハルヒ「何買うの?」
キョン「さぁ、まだ決めてないよ」
ハルヒ「?」
キョン「ああいや、欲しいものが沢山あってさ……資金と相談して決める」
ハルヒ「そっか」
朝倉「折角ラブラブになれたのに、逢える時間を少なくしちゃう?」
長門「…」
朝倉「まあ、仕方ないわね。人間って時間と同じぐらいお金を大切にするものね」
長門「作る?」
朝倉「物騒なことを言うわね……そこは自分で稼いでもらいましょ」
長門「…」コク
長門「…」
朝倉「まあ、仕方ないわね。人間って時間と同じぐらいお金を大切にするものね」
長門「作る?」
朝倉「物騒なことを言うわね……そこは自分で稼いでもらいましょ」
長門「…」コク
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 17:06:32.79 ID:6wAbXHbs0
キョン「そろそろ戻ろうか。よっと」
ハルヒ「うん」
キョン「そろそろ戻ろうか。よっと」
ハルヒ「うん」
キョン「ハルヒの膝枕、心地よすぎて本気で寝そうだったよ」
ハルヒ「寝ててもよかったのに」
キョン「うーん……次からそうする」
ハルヒ「ふふっ、うん」
ハルヒ「寝ててもよかったのに」
キョン「うーん……次からそうする」
ハルヒ「ふふっ、うん」
朝倉「今日の昼休み観測終了ね。至ってラブラブって報告しましょ」
長門「…」コク
朝倉「神格的能力を持ってたとしても、使わなければ普通の女の子よねぇ」
長門「使っていた」
朝倉「え?」
長門「彼女達が居た屋上は、彼女によって作られた居空間。現実世界とは切り離されていた」
朝倉「……自然と閉鎖空間が生まれてたってわけ?」
長門「外から干渉することはできないけど、特に害があるわけでもない」
朝倉「でもなんで私達が覗けたの?」
長門「頑張った」キリッ
朝倉「……偉いわね。モモ味のガム五枚あげるわ」
長門「ユニーク」
長門「…」コク
朝倉「神格的能力を持ってたとしても、使わなければ普通の女の子よねぇ」
長門「使っていた」
朝倉「え?」
長門「彼女達が居た屋上は、彼女によって作られた居空間。現実世界とは切り離されていた」
朝倉「……自然と閉鎖空間が生まれてたってわけ?」
長門「外から干渉することはできないけど、特に害があるわけでもない」
朝倉「でもなんで私達が覗けたの?」
長門「頑張った」キリッ
朝倉「……偉いわね。モモ味のガム五枚あげるわ」
長門「ユニーク」
393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 17:28:56.26 ID:6wAbXHbs0
朝倉「一つだけ疑問があるわ」
長門「?」
朝倉「あれだけ仲良くしてても、双方的にはまだ手を繋ぐ段階なのよね」
長門「観測か結果を見ると、そうなっている」
朝倉「一つだけ疑問があるわ」
長門「?」
朝倉「あれだけ仲良くしてても、双方的にはまだ手を繋ぐ段階なのよね」
長門「観測か結果を見ると、そうなっている」
朝倉「変だと思わない?」
長門「そう?」
朝倉「私が独断で、他のカップルを観測した結果だと……」
長門「…」
朝倉「食事を作って、呼び方が変わって、二人きりの時間を作る状況なら」
長門「なら?」
朝倉「百パーセントのカップルが、接吻どころか性行為を済ましているの」
長門「…」
朝倉「一切ないでしょ。あの二人」
長門「かもしれない」
朝倉「それも閉鎖空間で隠してるとか?」
長門「ありえるかもしれないけど、ありえないと思う」
朝倉「そうよねぇ……人間の恋愛ってこんなに個人差が出るものなのかしら?」
長門「適切な言葉を選ぶと、純粋、清楚、そういう類なのかも」
朝倉「……そういう言葉が似合うカップルなんて、まだ見たことないわね」
長門「とすると、あの二人が最初なのかもしれない」
朝倉「まだまだ観測することが必要ね。あ、これは個人的な意見じゃないわよ? あくまで情報統合思念体の……」
長門「そう?」
朝倉「私が独断で、他のカップルを観測した結果だと……」
長門「…」
朝倉「食事を作って、呼び方が変わって、二人きりの時間を作る状況なら」
長門「なら?」
朝倉「百パーセントのカップルが、接吻どころか性行為を済ましているの」
長門「…」
朝倉「一切ないでしょ。あの二人」
長門「かもしれない」
朝倉「それも閉鎖空間で隠してるとか?」
長門「ありえるかもしれないけど、ありえないと思う」
朝倉「そうよねぇ……人間の恋愛ってこんなに個人差が出るものなのかしら?」
長門「適切な言葉を選ぶと、純粋、清楚、そういう類なのかも」
朝倉「……そういう言葉が似合うカップルなんて、まだ見たことないわね」
長門「とすると、あの二人が最初なのかもしれない」
朝倉「まだまだ観測することが必要ね。あ、これは個人的な意見じゃないわよ? あくまで情報統合思念体の……」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 17:35:25.70 ID:6wAbXHbs0
ハルヒ「ここをこうやって……」
みくる「あー、だから私失敗してたんですねぇ」
ハルヒ「ここをこうやって……」
みくる「あー、だから私失敗してたんですねぇ」
長門「…」パタン
古泉「そろそろお開きにしますか」
キョン「ん? あぁ、もうそんな時間か」
ハルヒ「皆、お疲れ様です」
みくる「明日は新しい紅茶が届くと思いますから、楽しみにしててくださいね」
古泉「そろそろお開きにしますか」
キョン「ん? あぁ、もうそんな時間か」
ハルヒ「皆、お疲れ様です」
みくる「明日は新しい紅茶が届くと思いますから、楽しみにしててくださいね」
キョン「……さ、帰るか」
ハルヒ「あ、ごめん。ちょっと調べ物があるから、先に帰ってていいよ」
キョン「ん? 待ってようか? どうせ暇だし」
ハルヒ「……いい?」
キョン「ん」
ハルヒ「あ、ごめん。ちょっと調べ物があるから、先に帰ってていいよ」
キョン「ん? 待ってようか? どうせ暇だし」
ハルヒ「……いい?」
キョン「ん」
438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 23:08:46.96 ID:6wAbXHbs0
ハルヒ「…」カタカタ…
キョン「なにしてるんだ?」
ハルヒ「手袋のね、編み方勉強しようと思って」
キョン「……あぁ」
ハルヒ「…」カタカタ…
キョン「なにしてるんだ?」
ハルヒ「手袋のね、編み方勉強しようと思って」
キョン「……あぁ」
ハルヒ「…」カタカタ…
キョン「プリンター使うか? コンピ部から借りてくるよ」
ハルヒ「あ、ううん。大丈夫。データだけ保存しとく」
キョン「中々使い慣れてきたな、ハルヒ」
ハルヒ「そうかな?」
キョン「言ってみるもんだったな。パソコン貸してくれって」
ハルヒ「使ってないの、譲ってくれるとは思わなかったね」
キョン「そうだよな」
キョン「プリンター使うか? コンピ部から借りてくるよ」
ハルヒ「あ、ううん。大丈夫。データだけ保存しとく」
キョン「中々使い慣れてきたな、ハルヒ」
ハルヒ「そうかな?」
キョン「言ってみるもんだったな。パソコン貸してくれって」
ハルヒ「使ってないの、譲ってくれるとは思わなかったね」
キョン「そうだよな」
440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 23:14:07.29 ID:6wAbXHbs0
キョン「ちょっと飲み物買ってくるよ」
ハルヒ「うん」
ガチャ
キョン「ちょっと飲み物買ってくるよ」
ハルヒ「うん」
ガチャ
ハルヒ「…」カタカタ…
ハルヒ「かぎ針かぁ……五本指なんて編めるかなぁ」
ハルヒ「…」カチッ
ハルヒ「かぎ針かぁ……五本指なんて編めるかなぁ」
ハルヒ「…」カチッ
ガシャーン!!!
ハルヒ「きゃっ!?」
ハルヒ「なっ、なに!?」
ハルヒ「きゃっ!?」
ハルヒ「なっ、なに!?」
キョン「どうしたハルヒ!? なんかでっかい音が……!」
ハルヒ「キョ、キョン君……なんかボールが」
キョン「ガラス割れてるじゃないか! 野球部か!?」
ハルヒ「キョ、キョン君……なんかボールが」
キョン「ガラス割れてるじゃないか! 野球部か!?」
441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 23:17:37.32 ID:6wAbXHbs0
キョン「気をつけろよ! もうちょっとで怪我するとこだったじゃないか!」
野球部員「はぁ……すいません」
顧問「申し訳ない。まさかここまで飛んでいくとは……すまん」
キョン「頼みますよ本当に……大丈夫か、ハルヒ」
ハルヒ「う、うん」
キョン「気をつけろよ! もうちょっとで怪我するとこだったじゃないか!」
野球部員「はぁ……すいません」
顧問「申し訳ない。まさかここまで飛んでいくとは……すまん」
キョン「頼みますよ本当に……大丈夫か、ハルヒ」
ハルヒ「う、うん」
キョン「とりあえず窓は明日直してくれるって。今日はもう帰ろう」
ハルヒ「……びっくりした……」
キョン「俺もだよ。どんだけスラッガーなんだって……ん?」
ハルヒ「…」
キョン「指、切ったのか?」
ハルヒ「あ、う、うん……ちょっとだけ」
キョン「血出てるじゃないか! ほら、保健室行くぞ」キュッ
ハルヒ「…」
ハルヒ「……びっくりした……」
キョン「俺もだよ。どんだけスラッガーなんだって……ん?」
ハルヒ「…」
キョン「指、切ったのか?」
ハルヒ「あ、う、うん……ちょっとだけ」
キョン「血出てるじゃないか! ほら、保健室行くぞ」キュッ
ハルヒ「…」
443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/15(土) 23:26:57.94 ID:6Ym8rBjK0
思わず指を舐めてしまったってハプニングはナシかw
思わず指を舐めてしまったってハプニングはナシかw