用語解説 - (2007/12/22 (土) 06:12:48) の1つ前との変更点
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**用語解説
多くの用語が出てきたため、ココにまとめます。
#contents(fromhere)
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*権利
**著作権
創作した時点で製作者に属する権利。
譲渡・相続できない著作人格権と、譲渡・相続できる著作財産権がある。
他に、もとの著作物の著作権に抵触しない範囲で伝達者に認められる著作隣接権もある。
**著作者人格権
公表権 未発表の著作物を公に発表する権利
氏名表示権 著作物の公表の際に著作者の氏名を表示する権利
同一性保持権 著作物の公表の際に著作者の意に反して改変されない権利
**著作財産権
複製権 著作物を複製する権利
上演権及び演奏権 著作物を公に上演したり演奏したりする権利
上映権 著作物を公に上映する権利
公衆送信権等 著作物を公衆送信したり、自動公衆送信の場合は送信可能化する権利。また、公衆送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利
口述権 言語の著作物を公に口述する権利
展示権 美術の著作物や未発行の写真の著作物を原作品により公に展示する権利
頒布権 映画の著作物をその複製によって頒布する権利
譲渡権 著作物を原作品か複製物の譲渡により、公衆に伝達する権利(ただし映画の著作物は除く)
貸与権 著作物をその複製物の貸与により公衆に提供する権利
翻訳権、翻案権 著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利
**原盤権
レコーディングに際して費用を負担し、スタジオミュージシャンやエンジニアなどの協力を得てマスターテープ(原盤)を創った人が持つ権利。ミク作者様が持つ権利。
※原盤使用料は、MIDIとかに比べてすごく高いらしい(伝聞情報)
**出版権
独占的にその契約した著作物を出版する権利。出版権者は他人にその出版物の目的である著作物の複製を許諾したり、複製権者の許諾なく出版権を他人に譲渡することや質権を設定することはできない。
また、たとえ著作権者であっても他人に出版権を設定した後は自ら出版することはできなくなる。
※音楽業界では著作権のこと自体を出版権という人が多いらしい。ドワンゴのコメントはこっちの意味?
**商標
商標出願により特に保護される商品やサービスに付される目印を商標をと言う。商標や類似品を無断で使用された場合、相手に損害賠償請求ができる。
また、使用許諾を与えて他人に使用させることもできる。クリプトン社は「初音ミク」の商標登録をしている。
**印税
印税は、出版物やレコード(楽曲)など著作物の著作者に対し、著作物の売り上げに応じて出版社やレコード会社など(版元)が著作者に対して支払う対価をいう。
音楽の場合歌唱印税と著作権印税がある。
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*JASRAC関連
**著作権管理委託
著作権等管理事業法(著作権及び著作隣接権を管理する事業を行う者についての法)に基づいて行われる契約。
著作権を信託して管理してもらう契約と、委任によって管理してもらう契約がある。著作権の全部について管理が行えるのは今のところJASRACだけであるらしい。
ちなみにJASRACは信託契約しか受け付けていない。
**委任
法律行為をすることを他人に委託し、承諾することによって成立する諾成・不要式の契約。
※元の権利者に権利が残る。
**信託
財産権の移転その他の処分をして、他人に一定の目的に従って財産の管理や処分をさせる契約。
※受託者(信託を引き受ける人)に権利が移る。
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*会社関連
**クリプトン・フューチャー・メディア(クリプトン、クリプトン社、C社)
言わずとしれた「初音ミク」の発売元。
**ドワンゴ(D社)
着うたサイトを運営し、実際に初音ミクビジネスを展開していた会社。
**ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP社)
ドワンゴの音楽系コンテンツに関する著作権・著作隣接権の管理と利用開発を行う100%子会社。
youtube板のスレッド上ではドワンゴと同一視して語られることも多い。
**ニワンゴ
ドワンゴの子会社で、ニコニコ動画を運営する会社。
ドワンゴとは中の人は別です。きちんと調べずに無下に叩くのは止めましょう。
**フロンティアワークス(FW、F社)
アニメイトによって設立された音楽・映像ソフト製作・販売会社。
youtube板の問題スレッドによると問題になっている「権利代行会社」で間違いないようである。
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**JASRAC(J)
著作権管理委託を受け、著作権料徴収代行を行う団体。
ネット上では悪の権化のような扱いを受けがちだが、今回は基本的に「善意の第三者」の役回り。
問題との直接的な関係は薄い。
ドワンゴ・ミュージックパブリッシングからの依頼を受け、「みくみく」を登録した。
**権利代行会社
クリプトン社がドワンゴ社との間に立てた「仲介業者」の事。
原盤権の管理を行う。出版権の管理に関しては、クリプトンとドワンゴで見解の相違があるようだ。
**権利者
権利を持っている人のこと。今回の場合は基本的にそれぞれの曲の作曲者を指す。
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*コメント
#comment_num
**用語解説
多くの用語が出てきたため、ココにまとめます。
#contents(fromhere)
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*権利
**著作権
創作した時点で製作者に属する権利。
譲渡・相続できない著作人格権と、譲渡・相続できる著作財産権がある。
他に、もとの著作物の著作権に抵触しない範囲で伝達者に認められる著作隣接権もある。
**著作者人格権
公表権 未発表の著作物を公に発表する権利
氏名表示権 著作物の公表の際に著作者の氏名を表示する権利
同一性保持権 著作物の公表の際に著作者の意に反して改変されない権利
**著作財産権
複製権 著作物を複製する権利
上演権及び演奏権 著作物を公に上演したり演奏したりする権利
上映権 著作物を公に上映する権利
公衆送信権等 著作物を公衆送信したり、自動公衆送信の場合は送信可能化する権利。また、公衆送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利
口述権 言語の著作物を公に口述する権利
展示権 美術の著作物や未発行の写真の著作物を原作品により公に展示する権利
頒布権 映画の著作物をその複製によって頒布する権利
譲渡権 著作物を原作品か複製物の譲渡により、公衆に伝達する権利(ただし映画の著作物は除く)
貸与権 著作物をその複製物の貸与により公衆に提供する権利
翻訳権、翻案権 著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利
**原盤権
レコーディングに際して費用を負担し、スタジオミュージシャンやエンジニアなどの協力を得てマスターテープ(原盤)を創った人が持つ権利。ミク曲作者様が持つ権利。
※原盤使用料は、MIDIとかに比べてすごく高いらしい(伝聞情報)
**出版権
独占的にその契約した著作物を出版する権利。出版権者は他人にその出版物の目的である著作物の複製を許諾したり、複製権者の許諾なく出版権を他人に譲渡することや質権を設定することはできない。
また、たとえ著作権者であっても他人に出版権を設定した後は自ら出版することはできなくなる。
※音楽業界では著作権のこと自体を出版権という人が多いらしい。ドワンゴのコメントはこっちの意味?
**商標
商標出願により特に保護される商品やサービスに付される目印を商標をと言う。商標や類似品を無断で使用された場合、相手に損害賠償請求ができる。
また、使用許諾を与えて他人に使用させることもできる。クリプトン社は「初音ミク」の商標登録をしている。
**印税
印税は、出版物やレコード(楽曲)など著作物の著作者に対し、著作物の売り上げに応じて出版社やレコード会社など(版元)が著作者に対して支払う対価をいう。
音楽の場合歌唱印税と著作権印税がある。
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*JASRAC関連
**著作権管理委託
著作権等管理事業法(著作権及び著作隣接権を管理する事業を行う者についての法)に基づいて行われる契約。
著作権を信託して管理してもらう契約と、委任によって管理してもらう契約がある。著作権の全部について管理が行えるのは今のところJASRACだけであるらしい。
ちなみにJASRACは信託契約しか受け付けていない。
**委任
法律行為をすることを他人に委託し、承諾することによって成立する諾成・不要式の契約。
※元の権利者に権利が残る。
**信託
財産権の移転その他の処分をして、他人に一定の目的に従って財産の管理や処分をさせる契約。
※受託者(信託を引き受ける人)に権利が移る。
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*会社関連
**クリプトン・フューチャー・メディア(クリプトン、クリプトン社、C社)
言わずとしれた「初音ミク」の発売元。
**ドワンゴ(D社)
着うたサイトを運営し、実際に初音ミクビジネスを展開していた会社。
**ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP社)
ドワンゴの音楽系コンテンツに関する著作権・著作隣接権の管理と利用開発を行う100%子会社。
youtube板のスレッド上ではドワンゴと同一視して語られることも多い。
**ニワンゴ
ドワンゴの子会社で、ニコニコ動画を運営する会社。
ドワンゴとは中の人は別です。きちんと調べずに無下に叩くのは止めましょう。
**フロンティアワークス(FW、F社)
アニメイトによって設立された音楽・映像ソフト製作・販売会社。
youtube板の問題スレッドによると問題になっている「権利代行会社」で間違いないようである。
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**JASRAC(J)
著作権管理委託を受け、著作権料徴収代行を行う団体。
ネット上では悪の権化のような扱いを受けがちだが、今回は基本的に「善意の第三者」の役回り。
問題との直接的な関係は薄い。
ドワンゴ・ミュージックパブリッシングからの依頼を受け、「みくみく」を登録した。
**権利代行会社
クリプトン社がドワンゴ社との間に立てた「仲介業者」の事。
原盤権の管理を行う。出版権の管理に関しては、クリプトンとドワンゴで見解の相違があるようだ。
**権利者
権利を持っている人のこと。今回の場合は基本的にそれぞれの曲の作曲者を指す。
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