『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン3』


  青い鳥は飛んで行く…  

Viream Fight Märchen III




三度、御伽武闘の幕は上がる…


(ストーリー)

舞台は、二年後の幻想町。
大異変を乗り越え、平穏をとり戻したかのように見えた町と人々。
しかし…。



最強のメルヒェンを決めるための戦いを開催する われと思わん者は奮って参加せよ
参加資格は不問である 闘い、勝ち残り、勝ち進み、見事わが元へと至るがよい
優勝者には、何なりと望みの褒美を取らせようぞ!!
"M"



幻想町中にばら撒かれた、差出人不明の謎の招待状。
それを受け取ったものはメルヒェンを自らに憑依させ、互いに争い始めた…

夢物語の登場人物たちの姿を取った幻想存在…メルヒェンたちの力を借りて、少女たちが激突する!
はたして、この異変の黒幕は…!?

"御伽武闘"(メルヒェンバトル)、ここに再演!!




(登場人物)



チルノ・ホワイトロック/リムグラース(メルヒェン…『青い鳥』から"チルチル")

『「大ちゃん(ミチル)!くそっ、どこ行っちゃったんだよ!?」』

異変の発生と同時に姿を消した大空翠を追って、届いた招待状を見もせず飛び出したチルノ。
そうこうしているうち、同じく人を探しているメルヒェンの少年チルチルと出会う。二人はともに翠(ミチル)を探すことを誓い、
幻想町中で暴れるメルヒェン憑きたちを打倒しながら事件の真相へと迫って行く。最初から選択可能。
特殊能力【道を照らす輝石】
気絶状態時、レバガチャで復帰が早まる。ダウンした状態からの起き上がりも若干早くなる。
メルヒェンワード(いわゆる超必殺技)…『ダイヤモンドブリッツ』
  • WIN!! 「ここじゃなかったか…よし、次だ次!次行ってみよう!」

二穂丹朱鷺子/リムイービス(メルヒェン…『青い鳥』から"青い鳥")

『私は留まれない…捕まえられない…気付いて…』「…?」

自由研究のため実家のある本詠町に戻っていたが、今作の異変の噂を聞いて慌てて幻想町に舞い戻る。
暴れまわるメルヒェン憑きの人間たちを元に戻す方法を探すが、そんな中ふと横を見ると…
『"私は何処にでも居て、何処にも居ない"…あの子に伝えなければ…私を…あの子のところまで…』
そこに一羽佇んでいる、メルヒェン"青い鳥"と出会う。
青い鳥の導くまま、朱鷺子は飛び立った…"あの子"のもとへと…
特殊能力【幸運の青い羽根】
1ラウンド一回、任意のタイミングで発動。ランダムに能力上昇+体力わずかに回復。
メルヒェンワード…『葵の鳥よ、今こそ発ちぬ』
  • WIN!! 「この子、『青い鳥』よね、童話の…でも、だとしたら"あの子"って…」

若鷺比瑪子/プリンセス・マーメイド(メルヒェン…『人魚姫』から"人魚姫")

『…頭は冷えましたか?』「おとなしくしていてください!」

自宅に届いた差出人不明の招待状。それを開いた比瑪子にとり憑いたのは悲恋のヒロインであるメルヒェン"人魚姫"。
『戦い、我が元へ至れ』という何者かの声が頭の中に直接響き、しかし…
二人の相性があまりに良過ぎたことと、比瑪子の優しすぎる性格のため、その声の誘惑に打ち勝ってしまう。
二人はひとまず周囲で暴れるメルヒェン憑きたちの頭を冷やし、鎮圧して行くことにしたのだが…
特殊能力【チェンジ・エアリアル】
任意のタイミングで使用可能。シャボン玉に入り浮遊する。浮遊時は下段攻撃無効で移動速度が上がるがジャンプできなくなる。シャボン玉は一度攻撃が直撃すると割れて元の状態に戻る(この攻撃のダメージは受けない)
メルヒェンワード…『サブマリナーズリフレイン』
  • WIN!! 「水でもかぶって、頭を冷やしなさい」

鬼灯ルミア/ブラック・ニンジャ(メルヒェン…『オズの魔法使い』から"脳の無いカカシ")

『は、放してくんろー…!』「んー?何か聞こえるなー…」

目を覚ますと、異変の真っ最中だった。何やら取り憑かれた様子の人々が互いに戦っている。
『あーもー、うるさいなー…』至福の時間を邪魔させてはたまらない。
ルミアは静かに激怒した。ルミアには事情は分からぬ。飯を平らげ、惰眠を貪って暮らしていた。しかし、睡眠環境にはことのほか敏感であった。
安眠のため、とりあえず騒いでる連中を静かにさせよう。
…十字手裏剣に何か絡まっている気がするが、それはまあ後でいいかなー…?
特殊能力【三千世界のカラスを脅し】
空中にいる相手へのダメージが3割増しになる。
メルヒェンワード…『スパイクフルウィズダム』
  • WIN!! 「あっちにもうるさいのが居るなー、お昼寝タイムの邪魔なのかー」

多々良小傘/リムセトネ(メルヒェン…『ピーターパン』から"ティンカー・ベル")

『ピーターはどこ?あっち?よし、行くわよ!』「ち、ちょっと待って…って、あれ?体が浮いて…!?」

「あいたたた…あれ、わちき、どうしてここに?」
家に届いた、謎の招待状。それを開くまでは覚えているのだが…
それ以降の記憶がない。あたりを見渡すと、飛び回る妖精と目が合った。
そ、そうだ!招待状からこの妖精が出てきて、それで"戦え"って声が聞こえてチルノと勝負して…
「と、とりあえずチルノを追いかけないと…!」
特殊能力【飛翔の麟粉】
通常、前方にしか出来ない空中ダッシュが八方向に行えるようになる。
メルヒェンワード…『Wティンカーズハンマー』

八雲橙/リムカッツェン(メルヒェン…『注文の多い料理店』から"猫又")

「食べないよー!」『イマノトコロハネ…』

「母さんの…匂い…?何で、この手紙から?」
その手紙からかすかに感じる、袂を分かった母の魔力の残滓。
左手に手鏡、目線は鏡越し。昔教わった手順通り封を解き、中身を確認する。
「最強のメルヒェンを決める戦い…?」
いったい何が起きているのか。母は何を考えているのか。
それを確かめるため、手紙から飛び出した黒猫を連れティアットは走り出した。
特殊能力【コートはこちらにお掛けください】
攻撃をガードされるたびに一定確率で相手の防御力を下げる。三回防御力を下げるごとに攻撃力も少し下がる。
メルヒェンワード…『ウェルカム・トゥ・イーハト-ヴ』

伊東リグル/ファイアフライスター(メルヒェン…『堤中納言物語』から"虫愛ずる姫君")

『そなた、なかなか話が合うではないか!』「虫好き同士気が合いそうだね、お姫様?」

手紙から飛び出し、リグルに憑依したメルヒェン・虫愛ずる姫君。しかし…
『うるさい!妾(わらわ)に命令するでない、無礼者!』
我の強さゆえ黒幕の暗示を跳ね除け、そのままリグル宅に留まる姫君。
いつしか虫談義で意気投合した二人はそのまま襲い来るメルヒェン憑きたちを撃退しつつ、虫探しへと出かけるのでした…。
特殊能力【妾のこれくしょん】
任意のタイミングで1ラウンド2回使用可能で、ランダムで虫が頭上を飛びまわりそれぞれ別効果を発揮。重複はせず、二回目を使用すると前の虫は引っ込む。
テントウムシ(徐々に体力回復)、カマキリ(ヒット数二倍、ただしガード不可)、カブトムシ(被ダメージとスピード減少)、ムカデ(攻撃にスリップダメージ付与、ジャンプ不可)、バッタ(二段ジャンプ可、被ダメージ増加)
メルヒェンワード…『妾のこれくしょん・ぶらっくれゑべる』

メディスン・メランコリー/ポイズンドール(メルヒェン…『ピノッキオ』から"ピノッキオ")

『あっちから聞こえる!おじいさーん、今行くよー!!』「あ、こら、待ちなさい!?」

謎の招待状と、飛び出してきた人形の少年。そして…
『…ここどこ?ゼペットおじいさんは?』
"最強のメルヒェンを決める戦い"には一切興味を示さず、
メディの足で作り主であるゼペット爺さんを探すため駆け出して行こうとする自動人形・ピノッキオ。
仕方なくピノッキオとともに、ゼペット爺さんを呑み込んだ鯨を追って旅立つことにしたメディだったが…
特殊能力【折れぬ高鼻】
タイミング良く相手の攻撃をガードした時、一定確率で相手をノックバック+小ダメージを与える。
メルヒェンワード…『ポイズニング木人拳"櫟乃型(いちいのかた)"』

阿久間キスメ/リムルクス(メルヒェン…『猿蟹合戦』から"臼")

『…………(ズズーン)』「ここは…幻想町?でも、なんで…?」

トワイライト・フロンティア・スクールの寮の床を突き抜け、降って来た木製の"臼"。
キスメが床の穴を見ると、遠くに浮かぶのは懐かしい幻想町の景色…
いったい何が起きたのか。それを調べるため、キスメは臼に乗って再び幻想町に降り立つ。
特殊能力【仇討ち代行致す】
相手の攻撃によりダメージを受けると3秒間攻撃力が微増。効果は3回まで重複する。
メルヒェンワード…『不倶戴天モンキーバスター』

エタニティ・ラルバ/リムパピヨン(メルヒェン…『はらぺこあおむし』から"アオムシ")

『(おなか、すいたー…)』「Gracias por la comida(ごちそうさま)!…って、まだ足りないの!?」

ある日拾った手紙と、その中から出てきた卵。そしてそこから孵化したのは、巨大なアオムシ。
困惑するラルバであったが、『おなかがすいた』とそこらじゅうのものを手当たり次第食べようとするアオムシの食欲を止めるため、
解決策と食べられそうなものを求めて外に出てみたラルバ。
その時ラルバはまだ気付いていなかった。他のメルヒェンを食べるたび、アオムシが徐々に大きくなって行くことに…
特殊能力【無限の食欲】
相手にダメージを与えた際にその四分の一だけ自分の体力回復。
メルヒェンワード…『クィシンボウブレイク』



+ 黒幕"G"とその側近たち
爾子田里乃/桃竹狂芸師 スピリット・ダンスール(メルヒェン…『花さか爺さん』から"シロ")

「では、最終試験を開始いたします♪」

チルノ・朱鷺子以外のストーリーのラスボス前に登場。
最後の一人となったプレイヤーたちの前にクジラと共に出現し、
そのまま最終試験と称してプレイヤーたちに戦いを挑む。
特殊能力【狂い咲きの灰吹雪】
1ラウンド一回。相手を数秒間無敵状態にしたのち、効果が切れると同時に体力を半減させる。効果時間は体力バーの長さに比例する。
メルヒェンワード…『メスメリングパライソ』

丁礼田舞/緑竹狂芸師 エナジー・ダンスール(メルヒェン…『竹取物語』から"車持皇子")

『誰かな君たちは?名簿にない者が紛れ込んでるみたいだけど…?』

チルノ・朱鷺子ストーリーのラスボス前に登場。
やはり最後の一人となった二人の前にクジラと共に出現するが
招待状の送り先の名簿に載っていない二人の存在を訝しみ、
闖入者排除のため襲い掛かってくる。
特殊能力【蓬梨の雫(ホーリィデュー)
ラウンド中二回まで使用可能。体力を20〜80%回復する。ただし体力の100%分を超えて回復した分は逆にダメージを受ける。
メルヒェンワード…『フォービドゥンオーチャード』



"G.G"(メルヒェン…元型『老賢者』=すべての物語に登場する"おじいさん"たち※後述)

『さあ、我らを…偉大なる父祖を乗り越えて見せよ!』
◆◇◆◇
この異変の黒幕
戦い、最後のひとりとなったプレイヤー(とそのメルヒェン)の前に登場。空を泳ぐ鯨の腹の中にある、エメラルドの宮殿内に鎮座している。
前回前々回のメルヒェンを利用した異変をコックスから聞き、"これは使えるかも知れん"と同様の異変を起こし、敵対する奇跡の戦士たちのあぶり出しと弱体化を画策。
まず、自分が支配している"意識の裏世界"を漂う童話・物語の『元 型(アーキタイプ)』たちを喚び出し"自らに相応しい者のところへ届け+戦って勝ち残り最後の一人となれ"という暗示を施し、招待状に込めて幻想町の各地にばら撒く。
他キャラと異なり、一人で複数体のメルヒェンの力を使う。作中でも、少なくとも以下の四体のメルヒェンの能力を使用する。
  • 『オズの魔法使い』"オズ"
  • 『竹取物語』"讃岐国造(さぬきのみやつこ)"
  • 『ピノッキオ』"ゼペットじいさん"
  • 『花さか爺さん』"正直じいさん"
前作のビースとは違い、『1体のメルヒェン×複数体』ではなく、『分化する前のメルヒェン…童話・伝承の登場人物の元型』を降ろしているため、その元型から産まれたメルヒェンの力を全て使うことが出来る。
降ろした元型は"老賢者(ワイズマン)"。
特殊能力【裏戸七賢】
特定の攻撃を決めると相手の頭上に北斗七星の星が点灯。星が八つ点灯すると一撃必殺が可能。点灯した星はラウンドを跨いで持続する。
メルヒェンワード…『グレイテストファーザーズ』

+ もう一人の黒幕


『…ちがう』
『わたしの、あおいとり…』
『…これじゃ…ない』
『……あのこがくれた』
   『…わたしの…あおいとり…….…』







『…チルチル…』

大空翠/リムファータ?(メルヒェン…『青い鳥』から"ミチル"?)
謎の招待状。それを開いた瞬間、翠の心に響いた声。
"あの子の隣で一緒に探す。逃げてしまった青い小鳥を"
その声を聞いた瞬間に、翠はスペルカードの裏側のもう一人の自分自身の魂が震えるのを感じた…

+ ???『"そこ"に居るべきなのは私…』
大空翠/リム ファータ テンペスト(メルヒェン…『青い鳥』から" ミチル 魔法使いの娘" )

『…あなた、じゃない』
本来、翠に憑くはずだったメルヒェンは『青い鳥』の"ミチル"だった。
しかしどういうわけか憑依の一瞬、別のメルヒェンが入れ替わった
入れ替わったメルヒェンは『青い鳥』の"魔法使いの娘"。


『幸せの青い鳥は、すぐ近くにいたのでした…』

で終わる"青い鳥"の童話だが、実はこの話には続きがある。
チルチルは青い鳥をうっかり鳥籠から逃がしてしまう。そして、
『どなたかあの鳥を見つけた方は、僕たちに返してくださいませんか』
『僕たちはこの先幸せになるために、あの鳥が必要なんです』
と読者に呼びかけて物語は終わる

病気だった"魔法使いの娘"の病気を治すために
魔法使いのおばあさんに頼まれてチルチルとミチルは青い鳥を探す旅に出た。
そして、家に居た青い鳥をこの子に贈り病気を治す。
しかし、もののはずみで青い鳥はどこかへ飛び去ってしまい…


『二人で一緒に探しましょう♪貴方がくれた、青い小鳥を♪』
メルヒェンとして形と自由意思を得た彼女は願う。
逃げた小鳥を見つけたい。できれば小鳥をくれたあの子の隣で…
その願いが、リムファータのスペルカードの裏側に封じられていたバッドヴィリーム、リムテンペストと共鳴
本来表側の『リムファータwithミチル』と裏側の『リムテンペストwith魔法使いの娘』が逆転を起こす



チルノと朱鷺子の両方でエンディングを迎えると、オキナ戦後に出現
チルノの場合は『一緒に青い鳥を探しましょう♪』
朱鷺子の場合は『順序が逆だけど…やっと見つけたわ!』
と言って、そのまま二人の言葉に耳を貸さず戦闘に突入する
特殊能力【盲恋のソウル】
メルヒェンワード以外のダメージではとどめを刺されず、体力ゲージがゼロを超えてマイナスになってもKOされない
メルヒェンワード…『ブルーバードシンドローム』





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最終更新:2025年07月07日 11:47