21世紀深夜アニメバトルロワイアル@ウィキ

モウイッペン、シンデミル?

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モウイッペン、シンデミル? ◆/Fnde2WILg



朝焼けに照らされて、一隻のボートはどんどん進む。西へ西へと。

「あーあ、揃いも揃ってみんなやられちゃったか……ったく、
 使えない部下達ね。」

一緒に連れてこられたSSS(死んだ世界戦線)のメンバー全員の殉職を聞いたリーダー、
仲村ゆりは寂しそうに呟いた。

音無結弦
ユイ
日向秀樹

……直井文人も、まあ仲間か。あいつが死ぬとは思わなかった。
結構強いと思ってたんだけどな。

残されたのは自分と、天使だけ。
それにしても、天使は誰も殺していないのか?
殺人マシーンみたいなもんだと思ってたけど、実はやっぱり私たちと同じ普通の……。

「あれは!?」

気がつくと、かなり先の方の島に架けられていた橋が炎に包まれて崩れているのが視えた。
あそこで戦闘があったのだろうか?いずれにせよ、あれであの離島へ行く手段は殆ど無くなった訳だ。
空を飛ぶか、海を渡りでもしない限り。

「もし誰か居たら完全に袋故路ね、でも。」

図書館、遺跡。あそこには気になる施設が幾つかある。
もし戦闘になっても……これだけ銃火器があれば多分問題ない。
ゆりはエールを漕ぎ、真っ直ぐ島へと向かっていった。


◇  ◇  ◇


「へぇ、これが図書館かー。」

地図におけるA-2地点。人の気配がまったくしない島に辿り着いたゆりはそのまま歩き出し、
やがて巨大な建物へと辿り着いた。厳かな雰囲気が漂う古めかしい書庫。
いかにも何か情報がありそうな予感がした。

「さて、行きますか。……え?」


ていん、ていん。


入り口の階段で、誰かが毬をついている。
長くて黒い髪と、赤い瞳が印象的な、私より年下と思われる制服を着た少女だった。
全然似てない筈だが、何故か天使を思い出した。
―――参加者?
しかし、よく見るとその首にはある筈の……。
中村ゆりはごくりと息を飲んだ。いつの間にかかなり近づいている。
少女が顔を上げたと同時に、ゆりは話しかけた。


「やあ、こんにちわ。」

「……こんにちわ。」
「率直に聞くけど、あなた主催サイドの人間ね?」

少女は意外そうな目を向ける。

「どうしてわかったの?」
「だって首輪つけてないじゃない。」

懐にしまっていた拳銃を取り出し、銃口を向ける。

「……そんなものじゃ私は殺せないわ。」
「はぁ、でしょうね。」

すぐ仕舞いなおして、にっこりと笑った。

「今からこの中を調べたいんだけど着いてきてくれる?」
「いきなり何をいいだすのかしら?」
「いや、誰でもいいからそろそろ生きてる人と話がしたくてさぁ……。」

呆れた顔と共に、少女は立ち上がった。

「まぁ、仕事がなくて暇だからいいけど。」

赤い瞳が、ゆりの持つ拳銃の方を向いた。

「人を呪わば穴二つ。でもそれは人殺しが許されないことだから成立すること。
 そんなモノが使えるのなら、恨みを抱えている人は自分で殺すべきだわ。
 それが許されているのなら。」
「ふん……で、あなた名前は?」

「……私は、閻魔あい。」


【一日目 A-2 図書館前 午前】


【仲村ゆり@Angel Beats!】
[状態]:健康
[装備]:コルト・コンバットコマンダー(7/7)@現実、南海覇王@真・恋姫†無双 、ボート@現実
[道具]:基本支給品、千尋の手帳@ef - a tale of memories./melodies. 、ゆりの考察メモ
    ランダム支給品0~4(確認済み) H&K G3A3@GUNSLINGER GIRL
     睡眠薬搭載弾装填拳銃@現実 CZE Vz.61 “スコーピオン”@Phantom ~Requiem for the Phantom~
     歩兵用手持式煙幕弾発射装置@現実 果物ナイフ@現実 
     89式5.56mm小銃(10/30)、@Phantom ~Requiem for the Phantom~
[思考]
基本:この殺し合いを開いた者への反抗。そして、この戦いで死んだ者の復活
1:死後の世界の知り合い、特に立華かなでとの接触
2:図書館を調べて情報を得る
3:生きてる人?に遭えてよかった


※参戦時期は直枝が音無の仲間になった後です。
※舞台の外の様子を少しだけ確認しました。


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0:]]|時系列順に読む|0:[[
042:オープンウォーター 仲村ゆり 000:[[]]

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