princess trap
☆ ☆ ☆
それでも、私は最後まで『私』でいたかった
☆ ☆ ☆
『ねぇ、アイドルに興味はないかな?』
ある日彼女は街中でそのような声を聞いた。
彼女にとって何度か聞いたことがある、勧誘の言葉だ。
だが、彼女は毎回断っていた。
理由としては、彼女から見てそのスカウトしている人物が彼女にはふさわしくないと判断したから。
にへらにへらと笑うだけの人物、汗をかいてはぁはぁと言いながら言い寄ってくる人物、見るからに下衆な考えをしているような人物まで。
彼女は様々なスカウトにかかり、それを全て断ってきた。
彼女にとって何度か聞いたことがある、勧誘の言葉だ。
だが、彼女は毎回断っていた。
理由としては、彼女から見てそのスカウトしている人物が彼女にはふさわしくないと判断したから。
にへらにへらと笑うだけの人物、汗をかいてはぁはぁと言いながら言い寄ってくる人物、見るからに下衆な考えをしているような人物まで。
彼女は様々なスカウトにかかり、それを全て断ってきた。
いや、断ってきたというよりは折ってきたというべきであろうか。
スカウトしてきた人物はみな心を折られて二度と彼女には近づかなかった。
それくらいの覚悟で来たのならば、論ずるに値しない――――天空橋朋花はこう考えている。
私を導く人であるならば、子豚ちゃんではなく騎士であるべきだ、と。
スカウトしてきた人物はみな心を折られて二度と彼女には近づかなかった。
それくらいの覚悟で来たのならば、論ずるに値しない――――天空橋朋花はこう考えている。
私を導く人であるならば、子豚ちゃんではなく騎士であるべきだ、と。
「申し訳ありませんが、私は断ってますので~」
『う、でも……キミをみてこう、どかーん!って感じのが来たんだよ!
お願いだから、名刺くらいは受け取ってくれないかなぁ……すぐに決めろってわけじゃないんだ』
『う、でも……キミをみてこう、どかーん!って感じのが来たんだよ!
お願いだから、名刺くらいは受け取ってくれないかなぁ……すぐに決めろってわけじゃないんだ』
そう言って男の人は名刺を私に差し出す。
別にそれくらいならば、と受け取り書かれている名前を見る。
765プロ所属、との事らしい……聞いたこともなかった。
今までそこそこ有名どころのプロダクションだったり中小レベルのところからはあったが、ここまで無名の所から来たのは初めてだった。
別にそれくらいならば、と受け取り書かれている名前を見る。
765プロ所属、との事らしい……聞いたこともなかった。
今までそこそこ有名どころのプロダクションだったり中小レベルのところからはあったが、ここまで無名の所から来たのは初めてだった。
「……まぁ、少し考えるくらいならいいでしょう」
『本当!? ありがとう! えーっと、今名刺渡すから待っててくれ!』
『本当!? ありがとう! えーっと、今名刺渡すから待っててくれ!』
あの時の彼の顔は、本当に輝いていたように見えた。
純粋でいて、真っ直ぐな目をしていた。
私が誰かを頼ったとしてもいいのかもしれないと少しだけ心を開いた瞬間でもあった。
純粋でいて、真っ直ぐな目をしていた。
私が誰かを頼ったとしてもいいのかもしれないと少しだけ心を開いた瞬間でもあった。
☆ ☆ ☆
殺し合いをしてもらう、そう言われ多少の動揺はした。
だが、彼女が動揺している理由はそれだけではない。
あの前に立っていた男が――――プロデューサーだったからだ。
そして今、天文台から空を見上げていた。
どこまでもどこまでも深く青い空だ。
悩みなどがどうでもよくなる、なんて誰かが言いそうなほどだった。
だが実際そんなことはあり得ない。
悩みを持った人が空を見上げるくらいで収まるならこの世は平和である。
戦争なんか起きるはずもないし、事件なんか起きるわけもない。
そして――――この殺し合いも起きることもなかったのかもしれない。
だが、彼女が動揺している理由はそれだけではない。
あの前に立っていた男が――――プロデューサーだったからだ。
そして今、天文台から空を見上げていた。
どこまでもどこまでも深く青い空だ。
悩みなどがどうでもよくなる、なんて誰かが言いそうなほどだった。
だが実際そんなことはあり得ない。
悩みを持った人が空を見上げるくらいで収まるならこの世は平和である。
戦争なんか起きるはずもないし、事件なんか起きるわけもない。
そして――――この殺し合いも起きることもなかったのかもしれない。
「……はぁ」
ため息が口からこぼれ出る。
それも当然だ、信用していた人物が自分たちに押し付けてきたのは殺し合い。
普通の精神状態でいろと言う方が無理と言うものである。
それも当然だ、信用していた人物が自分たちに押し付けてきたのは殺し合い。
普通の精神状態でいろと言う方が無理と言うものである。
――――だが、それはあくまで『普通のアイドルなら』である。
彼女は違う、『天空橋朋花』は違う。
多少の動揺はあった、衝撃は受けた。
だがその先にあったのは、絶望でもなんでもない、純粋な怒りだった。
何に対して怒っているのか?
天空橋朋花を知っている人間ならば当てるのは容易だろう。
多少の動揺はあった、衝撃は受けた。
だがその先にあったのは、絶望でもなんでもない、純粋な怒りだった。
何に対して怒っているのか?
天空橋朋花を知っている人間ならば当てるのは容易だろう。
今まで彼は自分を騙していた事に。
そして、自分はそれに易々と踊らされていたという事実に。
彼女が、怒りを感じないわけがない。
自分を騙そうとする愚かさ、他人を信じ騙される愚かさ。
『天空橋朋花』はそれを仕方なしと受け入れるわけがない。
そして、自分はそれに易々と踊らされていたという事実に。
彼女が、怒りを感じないわけがない。
自分を騙そうとする愚かさ、他人を信じ騙される愚かさ。
『天空橋朋花』はそれを仕方なしと受け入れるわけがない。
「私を騙すなんて……愚図以下に堕ちたようですねぇ……フフフ」
その声は、笑ってなんかいなかった。
無理して作っている声でもなかった。
心の底から、怒りを表している声だった。
無理して作っている声でもなかった。
心の底から、怒りを表している声だった。
「そんな愚図以下が計画した殺し合いの舞台で踊るだなんて……論ずるに値しませんねぇ~」
「そう、この私を騙すような真似をしたんですから……覚悟はできているんですよね?」
「首を洗って待っていなさい、たとえ冗談だと言っても絶対に許さない。
私はこの殺し合いに全力で抗ってあげます……覚悟しててくださいね♪」
私はこの殺し合いに全力で抗ってあげます……覚悟しててくださいね♪」
宣戦布告は終わった。
だが、彼女の殺し合いは今から始まる。
そして、最初に会うのは彼女にとっては幸か不幸か……いや、まず『不幸』だろう。
だが、彼女の殺し合いは今から始まる。
そして、最初に会うのは彼女にとっては幸か不幸か……いや、まず『不幸』だろう。
「はいほー! 姫なのです……朋花ちゃん、こんな場所で声を出すなんて、危ないのです……ね?」
――――この殺し合いという場でなければ、だが。
「……まつりちゃん、奇遇ですね~♪ ……こんな場所で会うなんて」
「奇遇も何も、近くにいただけですから偶然と言うべきなのです?」
「そんなことはどちらだっていいですよ~♪ しかし、最初に私たちを近くに置くだなんてあの人もいい趣味をしてますね~」
「まぁ、偶然かもしれないのですが最初に会えたのが朋花ちゃんで良かったのです」
「奇遇も何も、近くにいただけですから偶然と言うべきなのです?」
「そんなことはどちらだっていいですよ~♪ しかし、最初に私たちを近くに置くだなんてあの人もいい趣味をしてますね~」
「まぁ、偶然かもしれないのですが最初に会えたのが朋花ちゃんで良かったのです」
徳川まつりは少しづつ、こちらに向かって歩いてきている。
一歩づつ、一歩づつ、こちらに近寄る。
一歩づつ、一歩づつ、こちらに近寄る。
「ねぇ……まつりちゃん」
「ほ? どうしたのです?」
「ほ? どうしたのです?」
「貴方が隠し持っているその武器……捨てなさい」
徳川まつりは驚いたような顔をする。
呆気にとられた顔ではない、驚いた顔だ。
だが、それで天空橋朋花は確信した。
彼女は何か武器を隠し持って、私を襲おうとしたという事を。
呆気にとられた顔ではない、驚いた顔だ。
だが、それで天空橋朋花は確信した。
彼女は何か武器を隠し持って、私を襲おうとしたという事を。
それまで確信はなかった、少し違和感があっただけだ。
いつもの徳川まつりとは違った、ただそれだけの根拠のないようなものだった。
それだけだが、だが……それでカマをかけるには十分だった。
相手は、徳川まつりだから。
彼女の恐ろしさを十二分に知っているからこそだ。
いつもの徳川まつりとは違った、ただそれだけの根拠のないようなものだった。
それだけだが、だが……それでカマをかけるには十分だった。
相手は、徳川まつりだから。
彼女の恐ろしさを十二分に知っているからこそだ。
普段ならカマをかけても彼女はそれを露わにすらしなかっただろう。
いつものように無害な徳川まつりを演じていただろう。
だが今は違う、ここは殺し合いの舞台だ。
自分の命がかかっている場面、この場面で完全に相手を騙すことが出来る人はいない。
いたとして、それは死ぬことが怖くないか恐怖心が完全に欠如している……どちらにせよそれは異常と言えることだ。
しかし765プロにそのような人は誰一人いないのを天空橋朋花は知っている。
いつものように無害な徳川まつりを演じていただろう。
だが今は違う、ここは殺し合いの舞台だ。
自分の命がかかっている場面、この場面で完全に相手を騙すことが出来る人はいない。
いたとして、それは死ぬことが怖くないか恐怖心が完全に欠如している……どちらにせよそれは異常と言えることだ。
しかし765プロにそのような人は誰一人いないのを天空橋朋花は知っている。
そしてその読みは的中したのだ。
その段階でまず、読み勝ててはいた。
その段階でまず、読み勝ててはいた。
だが、問題は次だった。
徳川まつりは衣服の裏側にくっつけていた拳銃を取り出した。
その瞬間、天空橋朋花にとっての『手詰まり<チェックメイト>』が決定した。
ナイフやハンマーといった近接武器ならばまだ手はあった。
ある程度格闘技の心得もある、それを駆使すればまだこの場は切り抜けられた。
徳川まつりは衣服の裏側にくっつけていた拳銃を取り出した。
その瞬間、天空橋朋花にとっての『手詰まり<チェックメイト>』が決定した。
ナイフやハンマーといった近接武器ならばまだ手はあった。
ある程度格闘技の心得もある、それを駆使すればまだこの場は切り抜けられた。
しかし結果は飛び道具、しかも拳銃だ。
鬼に金棒ならぬ徳川まつりに拳銃――――うまくもないが、まさにその言葉通りである。
こちらに拳銃に匹敵するような武器がない時点でどうしようもなかった。
この場を切り抜ける策略は、現状ないと言っていい。
鬼に金棒ならぬ徳川まつりに拳銃――――うまくもないが、まさにその言葉通りである。
こちらに拳銃に匹敵するような武器がない時点でどうしようもなかった。
この場を切り抜ける策略は、現状ないと言っていい。
――――だが、それで諦める天空橋朋花ではない。
死ぬのだけはお断りである。
プロデューサーに対し、罰を与えると決めたのだ。
こんな場所で終わるのは、彼女自身のプライドが許さない。
たとえ汚い形であろうとも、この場を切り抜ける。
プロデューサーに対し、罰を与えると決めたのだ。
こんな場所で終わるのは、彼女自身のプライドが許さない。
たとえ汚い形であろうとも、この場を切り抜ける。
「まつりちゃん、この殺し合いに乗るつもりだったんですね~」
平静を装う、少しでも動揺を抑えなくてはいけない。
相手に弱みを見せた瞬間、そこにあるのは敗北のみだ。
相手に弱みを見せた瞬間、そこにあるのは敗北のみだ。
「本当は知らせる前に殺してあげるつもりだったんですが、流石朋花ちゃんなのです……。
流石は姫が一目置いているだけあるのです……ね?」
「……なぜ、まつりちゃん……貴方はこの殺し合いに乗ろうと考えたんですか?
こんな誰かの掌の上で踊るような人ではないと思っていただけに、とても残念ですね」
「簡単なのです、こんな場所で姫が死ぬだなんてあり得ない事だからなのです」
「……ふふっ」
「ほ? どうかしたのです? 姫の言っていることにおかしい事でもあるのです?」
流石は姫が一目置いているだけあるのです……ね?」
「……なぜ、まつりちゃん……貴方はこの殺し合いに乗ろうと考えたんですか?
こんな誰かの掌の上で踊るような人ではないと思っていただけに、とても残念ですね」
「簡単なのです、こんな場所で姫が死ぬだなんてあり得ない事だからなのです」
「……ふふっ」
「ほ? どうかしたのです? 姫の言っていることにおかしい事でもあるのです?」
そう、たとえどれだけ逆境であろうともだ。
最悪の状況に陥っていようとだ。
最悪の状況に陥っていようとだ。
「いえ……本当、つまらない人間に堕ちてしまいましたね、貴方は」
今ここにいる天空橋朋花は『天空橋朋花』でなくてはならない。
☆ ☆ ☆
「……それは聞き捨てならないのです……ね?」
そう、間違いなくこれは茨の道である。
だがしかしそれだから諦めるという事はあってはならない。
するべきことは一つだ。
だがしかしそれだから諦めるという事はあってはならない。
するべきことは一つだ。
ここで、徳川まつりの心を折る。
不可能に近いのはわかっている。
だがしかし、何もしなければ死ぬのはわかっている。
ならば不可能だと思われる道を進むしかない。
可能性が0であろうとも足掻くしかない。
だがしかし、何もしなければ死ぬのはわかっている。
ならば不可能だと思われる道を進むしかない。
可能性が0であろうとも足掻くしかない。
「そのままの意味ですよ~♪ 貴方は他の人を助けつつも自分が輝くように動く人間でしたよね~?」
「ですが今のあなたは違う、自分の事しか考えていません……それを堕ちると言わずに何というんでしょうかね~?」
「断言させていただきましょう……今の貴方は私の仲間でも好敵手でもない……ただの『敵』です」
「ですが今のあなたは違う、自分の事しか考えていません……それを堕ちると言わずに何というんでしょうかね~?」
「断言させていただきましょう……今の貴方は私の仲間でも好敵手でもない……ただの『敵』です」
言葉の暴力を重ねる、どんどん相手を殴っていく。
少しも相手の反論を許してはならない。
少しも相手の反論を許してはならない。
「そもそも私とあなたは本質的には似ていたはずです」
「誰かの掌で踊るのをとことん嫌い抗っていく」
「しかし今の貴方にはその態度が一切見えない」
「プロデューサーさんの用意した舞台で踊ることを認めている」
「さぁ、違いますか? 違うというのならば……見せてみてください」
「貴方は徳川まつりなのか、それともただの役者の一人なのか……をね♪」
「誰かの掌で踊るのをとことん嫌い抗っていく」
「しかし今の貴方にはその態度が一切見えない」
「プロデューサーさんの用意した舞台で踊ることを認めている」
「さぁ、違いますか? 違うというのならば……見せてみてください」
「貴方は徳川まつりなのか、それともただの役者の一人なのか……をね♪」
「……まったく馬鹿らしいね」
帰ってきた返答は、意外も意外だった。
そこにいたのは、少なくとも天空橋朋花が知っている徳川まつりではなかったからだ。
普段彼女が演じている姫というキャラではない。
本当の彼女を、徳川まつりを今、自分の目の前に出している。
そこにいたのは、少なくとも天空橋朋花が知っている徳川まつりではなかったからだ。
普段彼女が演じている姫というキャラではない。
本当の彼女を、徳川まつりを今、自分の目の前に出している。
「私はそういう生き残るのも大事だと思っているよ」
「だけどそれより大事な事がある」
「だからこそこの殺し合いに乗った」
「それを否定しようが勝手だけど」
「だけどそれより大事な事がある」
「だからこそこの殺し合いに乗った」
「それを否定しようが勝手だけど」
『わかった風な口をきくのも大概にして……朋花ちゃん』
そう言うと、徳川まつりは銃をおろし背を向けた。
そして私に背を向け、去ろうとする。
……去ろうと、する?
そして私に背を向け、去ろうとする。
……去ろうと、する?
「気が変わったのです……まつりにとって朋花ちゃんは最初に戦う相手じゃないとわかっただけなのです。
だから今この場は見逃してあげるのです……ね?」
だから今この場は見逃してあげるのです……ね?」
『彼女』はいつものような笑顔を見せ、去って行った。
結果的に言えば助かったのだ。
今この場に私は立っている。
だが、私は彼女に負けた。
結果的に言えば助かったのだ。
今この場に私は立っている。
だが、私は彼女に負けた。
彼女の態度に対し、私は恐れを露わにしてしまった。
相手に弱みを見せることはしない、そう決めていた。
それをいきなり、崩されてしまった。
これは間違いなく、天空橋朋花の敗北だ。
相手に弱みを見せることはしない、そう決めていた。
それをいきなり、崩されてしまった。
これは間違いなく、天空橋朋花の敗北だ。
「……やはり、貴方は一番の脅威で間違いなかったですね……まつりさん」
だが、彼女は再び私を襲ってくると言っていた。
彼女が言うという事は、それは間違いなく実行されることとなるだろう。
徳川まつりがそう簡単に死ぬとは思えない。
彼女が言うという事は、それは間違いなく実行されることとなるだろう。
徳川まつりがそう簡単に死ぬとは思えない。
「……ですが、これも運命でしょうね~♪」
だが、これ以上揺らぐことはしない。
あの人を――――プロデューサーさんにきっちり罰を与えなくてはいけない。
そのために、弱くてはいけない。
徳川まつりに立ち向かわなくてはならない。
あの人を――――プロデューサーさんにきっちり罰を与えなくてはいけない。
そのために、弱くてはいけない。
徳川まつりに立ち向かわなくてはならない。
「では……もう一度言っておきましょうか」
天空橋朋花は宣言する。
この殺し合いを完膚なきまでに潰すと。
誰かに支配されるような事はしないと。
この殺し合いを完膚なきまでに潰すと。
誰かに支配されるような事はしないと。
「私を怒らせたことを、後悔させてあげますよ……♪」
【一日目/朝/F-6天文台】
【天空橋朋花】
[状態]健康、多少の動揺
[装備]なし
[所持品]基本支給品一式、不明支給品1~2(銃に匹敵するような武器はない)
[思考・行動]
基本:プロデューサーに罰を与える
1:誰か人と合流する
2:徳川まつりへの対策を考えておく
【天空橋朋花】
[状態]健康、多少の動揺
[装備]なし
[所持品]基本支給品一式、不明支給品1~2(銃に匹敵するような武器はない)
[思考・行動]
基本:プロデューサーに罰を与える
1:誰か人と合流する
2:徳川まつりへの対策を考えておく
☆ ☆ ☆
ここで、一つ天空橋朋花は勘違いしている事があると言っておこう。
彼女は徳川まつりが殺し合いに乗っていると思っている。
だが、それはまったくもって違うのだ。
彼女は徳川まつりが殺し合いに乗っていると思っている。
だが、それはまったくもって違うのだ。
「朋花ちゃんは朋花ちゃんで良かったのです……私が手をかける事もなかったのです」
彼女が考えていることは、遠まわしには天空橋朋花と同じだ。
この殺し合いを潰す、できるだけみんなで生きて帰る。
だが、普通にしていればどこかで亀裂が発生してしまう。
発生しなくとも、主催を打破する意志の強さは生まれないかもしれない。
この殺し合いを潰す、できるだけみんなで生きて帰る。
だが、普通にしていればどこかで亀裂が発生してしまう。
発生しなくとも、主催を打破する意志の強さは生まれないかもしれない。
だから徳川まつりは考えた。
この殺し合いにおける『敵』になろうと。
この殺し合いにおける『敵』になろうと。
もし誰も殺し合いに乗っていなければ運営が、プロデューサーが動くのは目に見えている。
そこで皆が崩れたら、もう主催に対抗できる可能性はただでさえ薄い中更に薄くなる。
だからこそ私が敵として君臨しなくてはならない。
『絶対悪』としてそこに存在しなくてはならない。
もし殺し合いに乗ってしまった人がいれば、説得はするが殺すこともいとわない。
殺し合いに乗っていない天空橋朋花のような人がいれば私を敵に思わせる。
こんな役目は、他の人に任すわけにはいかない。
そこで皆が崩れたら、もう主催に対抗できる可能性はただでさえ薄い中更に薄くなる。
だからこそ私が敵として君臨しなくてはならない。
『絶対悪』としてそこに存在しなくてはならない。
もし殺し合いに乗ってしまった人がいれば、説得はするが殺すこともいとわない。
殺し合いに乗っていない天空橋朋花のような人がいれば私を敵に思わせる。
こんな役目は、他の人に任すわけにはいかない。
それは、自分を犠牲にするような行為である。
自分がかつて彼女――――所恵美に言った自分を犠牲に他人を引き立たせているという事だ。
普段の徳川まつりなら選ぶはずがない、そういう行動である。
しかし今は殺し合いという場面、多少の危険を選ばなくてはならない。
自分がかつて彼女――――所恵美に言った自分を犠牲に他人を引き立たせているという事だ。
普段の徳川まつりなら選ぶはずがない、そういう行動である。
しかし今は殺し合いという場面、多少の危険を選ばなくてはならない。
「……朋花ちゃん、貴方には皆の代表であって欲しいのです……。
貴方は……その器になれる人だから」
貴方は……その器になれる人だから」
徳川まつりは、演じ切る。
この殺し合いにおける彼女の役割を。
それがどれだけ過酷であろうとも。
この殺し合いにおける彼女の役割を。
それがどれだけ過酷であろうとも。
彼女が――――徳川まつりだから。
【一日目/朝/F-6天文台付近】
【徳川まつり】
[状態]健康
[装備]二十六年式拳銃(6/6)
[所持品]基本支給品一式、不明支給品0~1、二十六年式拳銃実包×24
[思考・行動]
基本:『敵』を演じるのです
1:まずは人と会っていくしかないのです……ね?
【徳川まつり】
[状態]健康
[装備]二十六年式拳銃(6/6)
[所持品]基本支給品一式、不明支給品0~1、二十六年式拳銃実包×24
[思考・行動]
基本:『敵』を演じるのです
1:まずは人と会っていくしかないのです……ね?
【二十六年式拳銃】
徳川まつりの支給品
創設間もない日本軍で最初に制式とされたS&W No.3 回転式拳銃
SIRENやパワプロクンポケット7などにも登場している
徳川まつりの支給品
創設間もない日本軍で最初に制式とされたS&W No.3 回転式拳銃
SIRENやパワプロクンポケット7などにも登場している
| Dear my prince | 時系列順に読む | Noblesse oblige |
|---|---|---|
| Dear my prince | 投下順に読む | Noblesse oblige |
| GAME START! | 天空橋朋花 | 天と海の島 |
| GAME START! | 徳川まつり | 争いが絶えない世界に僕らが迷い込んでも |