【あらすじ1】
舞台はアイルランド。神代が終わってなお色濃い神秘を残していた島国だが、それも宣教師達の布教によって徐々に失われつつあった時代。
それを憂いたある王は流れ着いた聖杯を手にし、旧き神々の復権を目論む……
【あらすじ2】
レイシフトしたカルデア一行が目にしたのはケルトの騎士団と戦う機械の兵団という、過去に修正した第五特異点を思わせる光景だった。
騎士団を撃破し機械兵団のアジトに案内されると、そこにいたのはアイルランドの守護聖人の二騎と、
かつてアイルランドを征服し今は機械兵団を率いる異形の鉄人と化した護国卿だった。
特異点を修正し、あるべき歴史に戻すという目的で一致した彼らはこの特異点を支配する者達の存在をカルデアに話す。
それは赤枝の騎士団を率いるアルスター王コンホヴァル・マック・ネサとフィオナ騎士団を率いる騎士団長フィン・マックールの二騎であり、
恐らく聖杯はこのどちらかが保有しているという……
【あらすじ3】
赤枝の騎士団とフィオナ騎士団の混成軍と全面対決するカルデアと機械兵団。
そこに赤枝の騎士団筆頭の大英雄クー・フーリンとその御者が現れ、文字通りの光となって機械兵団を瞬殺していく。
追い込まれるカルデアだが、そこにクー・フーリンと連鎖的に召喚されていたかつての親友が現れカルデアに味方する。
親友はかつて己を穿いた魔槍ゲイボルクを解放し、三王一体となった光の御子と刺し違える。
そしてついに両騎士団の長達と相見え、護国卿は切り札たる仮想魔獣へと拡大変容し激戦の末、アルスター王を倒し残すは瀕死のフィオナ騎士団長のみとなるが、
騎士団長フィンは他の部隊で戦っていた息子と孫を招集すると突然背後からその槍で穿く。
聖杯を隠し持っていたのはフィンであり、ダーナ神族四種の神器の一つダグザの大釜としての性質も併せ持つ聖杯を手にしたことで、
ダーナ神族の王ヌアザの血が活性化し、フィンは晩年以上の非情さを持ち内なるヌアザの声に従う傀儡となっていたのだ。
【あらすじ4】
ヌアザの血筋に連なる親子三代を触媒にして復活した神霊ヌアザ。
銀腕の一閃によって仮想魔獣と化した護国卿を屠ると、
戦争の権能を行使し騎士団に一斉攻撃を指示。
神兵に等しい力を手にした騎士団によって壊滅状態に陥る機械兵団だがそこにヌアザのカウンターとして召喚された巨人が現れ騎士団を押し留める。
巨人が時間を稼いでいる間に守護聖人のニ騎、パトリキウスとブリギッドは今まで倒してきた騎士団員が持っていた、
小規模だが魔力炉としての機能を持つアルスター王の杯とブリギッドが有する女神としての力を捧げ、パトリキウスの第二宝具『信仰の三つ葉』の真の力を解放。
移ろいゆく世界で旧き神王と新しき信仰の最終決戦が始まる。
最終更新:2023年11月01日 23:34