【元ネタ】『マハーバーラタ』
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】ガトートカチャ
【性別】男性
【身長・体重】245cm・310kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【固有スキル】
悪鬼羅刹:B
鬼種の魔と同等のスキル。
アーチャーはインド神話由来の鬼種であり、名称が変化している。
純血の羅刹ではなく、半神との混ざりものである為Bランクに留まるがその分忠義に篤い。
天性の魔、怪力、
カリスマ、
魔力放出等との混合スキルでもある。
彼の魔力放出は風神ヴァーユの孫であることから風の性質を持ち、
宝具『羅刹の子、風神の裔』の発動時には更に勢力を増す。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
祖父に風神ヴァーユを持つ事からアーチャーは神性スキルを有している。
棍棒術:B+
父である剛力無双の英雄
ビーマから受け継いだ棍棒術の才覚。
俗にイメージされる「棍棒」に限定したものではなく、
棒状の武器全般に対して適用可能な武術技能。
アーチャーの場合は幻術を併用することで、棍棒や鎚矛に槍といった棒状の武器をその場に出現させ、
徒手や他の武器を扱っている状態から即座に棍棒術を主体とした戦闘に切り替えることができる。
幻術:B+
人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。
アーチャーの幻術は人のみならず環境(戦場)を騙す事も可能であり、
武器群や災害をその場に顕現させ、物理的な影響を与える事も出来る。
千里眼(射手):C++
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
弓を射る際に極度に集中することによって、時間感覚操作を行う。
彼は慌てることなく、ゆっくりと狙いを定めて射つことができる。
更に複数の眼による広い視野を有するアーチャーの場合、正面の敵との戦闘中でも敵の友軍を狙撃することが可能。
【宝具】
『羅刹の子、風神の裔(ラークシャシー・ヴァーユプトラ)』
ランク:C+ 種別:対人/対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
羅刹の母と半神の父を持つ混血であるアーチャーの血脈を励起させる宝具。
祖父にあたる風神ヴァーユの神性と羅刹の魔性を組み合わせた蹂躙攻撃。
魔性の血に由来する幻術によって顕現させた障害を、風神の暴風に乗せて敵軍へと射出する。
棍棒や槍といった武器群、火炎と雷といった災害、果ては虎や獅子といった猛獣など
多種多様な障害が暴風によって敵の元に吹き飛ばされ、災禍と混乱をもたらす。
また、暴風を取り込み自身を巨大に見せる、神弓パウラスタにて放った矢に風を纏わせることで威力を増大させる、
自身や乗機に風を纏わせることで特定地点への高速移動や空中飛行を可能にするといった汎用性を持つ。
父・ビーマの暴風に純粋な威力こそ劣るものの、飛び道具としての使用を厭わない
アーチャーの暴風と幻術は、敵軍にとって別種の驚異となりえる。
【Weapon】
『雷神の怒号(インドラ・パウラスタ)』
弓弦の響きが
インドラの雷にも喩えられる凄まじき神弓パウラスタ。
戦車の心棒の如き極大の矢をはじめ、様々な矢や武器を番え、放つことができる。
また、幻術と併用することで弓弦の響きによってインドラの威光を想起させ、
矢を射る度に精神的な圧迫感を与える。
【解説】
父をパーンダヴァのビーマに持つ羅刹の戦士。
彼が生まれた経緯を辿れば、クル族の老王ドリタラーシュトラが父ビーマの兄である
ユディシュティラに王位を譲られた事に発する。
これを知ったドリタラーシュトラの実子
ドゥルヨーダナは奸計を巡らせ、パーンダヴァをヴァーラナーヴァタに追放した。
しかも彼等を良く燃えやすい漆の家に住まわせたという。
時期を見計らい、ドゥルヨーダナは家に火をつけて暗殺しようと目論んだがそれは失敗した。
難を逃れたパーンダヴァ一行はガンジス河の対岸の持ちを彷徨い、その果てに疲れて休息を取った。
偶然にそこに居合わせた羅刹のヒディムバが彼等を食おうとしたが、ヒディムバの妹であるヒディムバーがビーマに一目惚れしてしまった。
ビーマがヒディムバを八つ裂きにしてもこの想いは変わらず、ユディシュティラの提案でビーマとヒディムバーは子を儲けるまで共に過ごす事となった。
こうして生まれたのがガトートカチャである。
成長したガトートカチャがパーンダヴァと別れる際に、ヒディムバーは「あなたはパーンダヴァの血筋であるから彼等が窮地に陥った際には助けなければならない」という言葉をガトートカチャに言った。
それ以来パーンダヴァが困った際にビーマがガトートカチャを呼び掛けると、直ちに自らの配下である羅刹と共に姿を現したという。
ある時には疲れ果てて動けないパーンダヴァ達を、背中に乗せて飛翔し運んだ話もある。
クルクシェートラの大戦でもガトートカチャは参戦したが、カウラヴァ軍の
カルナによって殺されてしまう。
最終更新:2025年07月13日 17:49