け「昨日環と遊んでさー」
初「え…」
け「で、あいつ途中で腹壊して、もう参ったぜ」
初「…」
け「初音…?」
初「え?あ、う、うん…」
け「買い物には付き合わされるわなんだかんだでホントに災難でさー」
初「…」
け「おーい、聞いてるか?」
初「わ、私、急に用事思い出しちゃった…先、帰るねっ」
け「お、おい!初音…!」
…?な、なんだ、あいつ。○○の話した途端暗くなって…。用事…?
ま、明日また話すか。
ま、明日また話すか。
ー翌日ー
け「おーす、初音ー。」
初「あ…」
け「昨日の用事は済んだのか?」
初「え…?」
け「え、って。お前昨日突然用事あるって帰ったし」
初「あ…う、うん、だ、大丈夫だったから」
け「そーか、なんか今日パーっと遊びたい気分だな。学校終わったらカラオケでも行かないか?」
初「え?」
け「いい気晴らしになるだろーし。」
初「う、うん!あんまり得意じゃないけど…」
け「そんなん関係ねーよ。楽しめればいいんだし。
そーだ、あいつも誘ってくか。あいつ意外に歌うまいのがムカつくけど。 この前皆でたまたま行ったんだけどさー」
初「…や、やっぱりやめとく…!」
け「どーしたんだよ」
初「わ、私歌下手だし…○○と行ったらいいよ、歌、うまいし…。私っ先帰る…!」
け「初音!?」
…昨日も今日もどーしたんだよ、なんなんだよ。俺…なんか悪いことしたのか!?
…くそっ!
…くそっ!
前「いよぉ~健一~!どーした?暗い顔して。初音嬢とはうまくいっているかい?」
け「なんだよそれ」
前「初音君とお前がいい仲なのは誰もが承知だろう。今更隠すことでもあるまい。」
け「…。」
前「で、雲行きも怪しい。と。」
け「つーか、俺悪くないと思うぞ。」
前「まぁまぁ。何があったのか話を聞いてみないと…。どうした。」
け「初音が…なんか勝手に先帰るっつったり、
カラオケ行くって行ったのに行かないって言ったり。」
カラオケ行くって行ったのに行かないって言ったり。」
前「ふむ…。なんか彼女が怒るキーワードは無かったのか?」
け「…。」
前「よーく思いだしてみろ。」
け「う、ううーん…。女ってわかんねぇ…。」
前「ま、それは永遠の謎ではあるけどな。ははっ。」
け「はぁ…。」
前「はやいとこ仲直りしろ。こじれると後が大変らしいからなぁ。男と女って奴は。」
け「謝りたくても、何が原因かわからないのに謝れないだろ…。」
前「健、いつだってこーゆーときは男が謝るのが楽なもんだ。不条理だよなぁ。」
け「どこぞの受け売りだ、全く。」
前「モテる条件ー男女の恋愛編1ー。」
け「なんだその怪しい本…。しかもシリーズ化してんのか(がくっ)」
前「恋愛マスターは一日にしてならず。ふっ。」
け「前島。」
前「なんだ。」
け「俺が言うのもなんだがな。多分、実践が物言うと思うぞ。」
前「ふっ、流石。経験者は語るってか。んじゃまぁガンバレ。応援してるから。」
け「結局何の役にも立ってないぞお前。」
既に教室を出て行きかけている親友(仮)の背中を見送りつつ肩を落とした。