太陽-The Sun-◆YhwgnUsKHs
太陽。
タロットの19番。
*****
『そのときまたお会いするとしよう』
放送はその言葉を最後に途切れた。
古城におけるある一室、そこに張り詰めていた空気がその言葉を最後に少し弛緩する。もっとも、『少しは』というのが頭に付く。
そこにいる3人の顔は、安堵こそあるものの、厳しいそれだからだ。
「小鳥遊くん、よかった……無事、だった」
「佐山君もブレンヒルト先輩も呼ばれなかった」
「ウルフウッドもリヴィオも呼ばれなかった……だけど……」
この中では1番安堵が顔に現れているのは、部屋の扉辺りで隠れている少女、
伊波まひる。
彼女ほどではないが、少し安心している様子がとれるのは、イスに座る丹精な顔の(現在)少年、新庄・切。
そして、1番沈痛な表情をしているのは、新庄の向いのベッドに座る男、
ヴァッシュ・ザ・スタンピード。
そして3人の手にはそれぞれ名簿と筆記用具が握られており、さきほどまで放送の内容をメモしていた。
禁止エリア、そして死亡者たちの名前を。
13人という、またしても多い死者の数を。
3人の知り合いの名前は誰も呼ばれなかった。その点に関しては3人ともほっとしていた。どの知り合いも、彼らにとっては大切な人だからだ。
新庄とブレンヒルトについては少し関係が薄いとはいえ、先輩と後輩だ。死んでしまえばショックに決まっている。
ヴァッシュは
東方仗助、吉良吉影の名前に顔を曇らせたが、それは
広瀬康一の知り合いで協力者であり敵対者だ。仗助と会えなかったのは残念だが、ショックを受ける
ほどではない。
ただし、ヴァッシュが出会った少女、
園崎魅音の名前は別だった。
決してお世辞にも友好的だったとは言えない。罵倒の言葉、悪辣な笑み、それはヴァッシュも分かっていた。
彼女はきっと他人に害なす思考だったのだ、と。彼女が死んで助かった者がいるかもしれない、と。それでも――
「でも、やっぱりそういう理屈じゃない……あの子だって、もしかしたら止められたかもしれないんだ。僕が、あの時……」
あの乱闘騒ぎが思い浮かぶ。黒服の男、怪しいメイド、広瀬康一、園崎魅音。
あの時自分には場をかき乱すことしかできなかった。もし、躊躇わずにあの少女を取り押さえる事ができていたら、そう思うと溜まらなかった。
「ヴァッシュさん……気持ちは分かるよ。でも」
新庄が慰めようとしたのか、声をかけようとした。だが
「わかってる。こうやって放送があったんだから、いつまでも未練がましくしていちゃいけないんだって。
そんなことしてたら……その間に、もっともっと死んでいく人が出ちゃうし、ね」
ヴァッシュが手元の名簿を見ながら辛そうな顔をした。新庄もそれにつられて名簿を見る。
そこに書かれた65人の名前、そのうち既に28人の名前にチェックマークが入っていた。
それは死亡の証。新庄にはその名前を横線で潰すことがどうしても躊躇われた。名前とはいえ、なんだかその人自身を鉛筆で汚すように思えて。
それでも、チェックを入れることもなんだか辛かった。まるで自分が死体処理をするような、そんな事務的な感覚を感じてしまったから。
「6時間で、28人……」
新庄の呟きに、ヴァッシュは顔を曇らせ、離れたところにいる伊波はびくっと体を震わせた。それに気付いた新庄が口を抑える。
「ごめん伊波さん! 怖がらせるつもりは無かったんだけど」
「だ、大丈夫……新庄さんやヴァッシュさんの前で、私だけ怖がってるなんて、できないよ」
伊波は表情に恐れを残しながらも笑ってそう言った。
放送前、新庄はついに死というものを実感し始めた自分を励ましてくれた。確かに、放送でその実感が更に強まり、怖いのは確かだ。
でも、新庄も頑張っている、それでも自分を気遣ってくれる、と思うと、その恐怖に屈してはならない気がした。
誰も強くない。だから、共に支えあって頑張らなければならない。新庄がそう教えてくれた。
信じろ、信じようとした相手を信じろ。メカポッポがそう教えてくれた。
人の足を停めるのは〝絶望〟ではなく〝諦観(あきらめ)”、人の足を進めるのは〝希望〟ではなく〝意志〟。高槻さんがそう教えてくれた。
「私は、諦めない……新庄さんを、ヴァッシュさんを信じて……弱い私だけど、少しでも支えていく……そう、決めたから」
伊波は恐怖を拭い去り、新庄とヴァッシュに笑顔と共にそう言った。
その答えに新庄は微笑んでうなずき、もう信用してもらったことに、ヴァッシュは涙目で頷いた。
のだが、ヴァッシュはやがて苦笑して
「決めてくれたのはいいけど……そこからもう少し近づいて来れないかな、マヒル」
「ご、ごめんなさい……支えると決めても、男の人はまだ怖くて」
「ああ、ごめんごめん! 大丈夫! そこから見てくれてるだけでも充分支えになってるから!」
「ヴァッシュさん、そのフォロー、どうなんだろ……世のストーカーの免罪符になりそうで僕怖い。特に僕が捜してるとある人」
「え?」
新庄がとある男を思い浮かべながら、ふと窓から部屋の外を見下ろした。
別に何気ない、ちょっと何かに目を落とした、ただそれだけの動作のはずだった。
「え?」
だから、新庄は一瞬呆けた声しか出せなかった。
「どうしたの?」
ヴァッシュがそれに気付き、新庄の視線をゆっくりと追う。
日も高くなり、日差しも強くなってきた屋外。見下ろした方には北を向く古城の門がある。
門の前には大きめの庭が広がっている。もっとも、手入れをされていないのか、雑草が伸びまくっており、本来の
役目を果たせない花壇が草まみれで泣いていそうなものだった。
その花壇にある石畳みの道も、汚れが溜まりに溜まってとても見れたものでなく、皹が入っているような酷い有様だ。
その上に、赤色が散っていた。緑髪の倒れている男を中心に。
******
逆位置の意味は『消沈、停滞、挫折』。
実際の状況は悪くないが、その発展性がなくなる、それ自体が停滞、中止になる、という意味がある。
例えるなら、道を進んでいたら日が沈み、道の先が暗闇に包まれ、先に行けばいいか、どうしたらいいのか不安になる、そんなところか。
落日により訪れる、闇だ。
******
その名前を聞いた途端、何かがおかしくなった。
その名前の前に聞いた、
蒼星石の名前への考えも、完全に消え去った。
突然足の力が抜け、体中に力が入らなくなった。
おい、なんでだ。
なんで俺は今倒れていくんだ。
今までもったじゃねえか。それが、なんでここで。
あいつの死が、そこまでショックだったっていうのか?
ふざけるな。
俺はしんじねえ。
自分の目で見るまでは。
「おーい、ゾロー」
信じてたまるか、あんな奴の戯言なんざ。
「ゾーロー」
見るまでしんじねえ、あいつの亡骸を見るまでは
「…………」
あの能天気な船長の死に様を見るまで―
「”ゴムゴムのーーーー!”」
あ?
「”気付け”ーーーーーーー!」
「グアアアアアアアアアアア!?」
いきなりぶん殴られた!?
「てめえ、何しやがるルフィ!」
「お前こそ!おれがゾロゾロゾロ言ってるのに気づかないじゃねえか!ゾロが悪い!」
「んだとこら!」
俺は目の前のぷんすか怒っているルフィに対して同じく怒鳴った。
そう、目の前の……ん?
「……おい待て」
「なんだよゾロ!」
「おまえ……死んだんじゃなかったのか?」
「は?…………あー」
ルフィは俺の質問に何かを思い出すような暢気な顔をした。
ったく、そんなこったろうと思ったがな。ギラーミンの野郎、よくもまああんなホラを。
「ったく、おまえが死んだなんてありえねえとは思ったがな」
「ああ、わりぃ、おれしんじまった!」
「ああそうかよ」
「おい、もう1回言ってみろ」
「おれしんじまったんだって」
「…………」
ルフィは俺の目の前でヘラヘラ笑っている。
いつもみてーに、能天気に。
おい
「悪ぃな、ゾロ。せっかくグランドラインにだって来たのにな」
おい、こら
「怒るだろうなー、みんな。ナミも、サンジも、チョッパーも、ロビンも、フランキーも」
待て
「あっちじゃきっと
ウソップにも怒られちまうなー。ま、しゃあねえ!」
だから
「後は、任せた。ゾロ、海賊団やみんなのこと、頼むな。お前にしかたのめねえんだよ」
こら
「お前ならできるって、んじゃあ」
――――もう限界だ。
「ぐああっ!!」
次の瞬間には、ルフィが思いっきり宙を吹っ飛んでいった。
変な話だな。
たしかお前のジジイの話じゃ、ゴムの体に効くのは愛ある拳って話じゃなかったか?
俺は今愛なんてこめちゃいねえぞ。今、俺が拳に込めたのは――
「おいルフィ。てめえ、いつからそんな奴になった」
「ゾロ……」
起き上がったルフィが頬を抑えながらこっちを見た。
俺はそのルフィに早足で進み、胸倉を掴んで引っ張り上げた。
これが、俺がついていってやる、って決めた船長の姿かよ。
ったく、情けねえ。
「何が任せるだ。おい、てめえの役目は、そんな易々と頼めるものじゃねえだろ」
「……」
「わかってるのか。てめえの役目、船長を今後一切任せる、ってことはよ」
『俺は、海賊王になる男だ!!』
「てめえ自身の夢も他人にやっちまう、ってことだろうが!!」
「っ!!」
俺はもう一度ルフィを殴った。
だが、今度はルフィは吹っ飛ばず、足でこらえて立ち止まる。
そして、俺を見たその顔は……一変していた。
その顔は……悔しさに満ちていた。
「しかたねえだろ!!」
ルフィの拳が飛んできた。
俺はそれをもろに顔に喰らった。が、俺の体はふっとばねえ。
どうした、手前はそんなに弱かったのかよ。全然堪えねえぞ?
「おれはもう死んだんだ! だったら、お前に任せるしかないだろ!! 仲間を、船を! おれはもう、あいつらの船長じゃいらねえんだよ!!」
ルフィがそう叫ぶ。
奴の悔しさはよくわかった。ああ、そうだろうさ。
奴の夢へのそれは俺がよく知っている。
それが、死で終わっちまったんだ。悔しいだろうな。辛いだろうな。なきてえだろうな。
それがどうした
「てめえの夢は、てめえだけの夢だろうが!!」
俺がふたたび奴を殴る。死、って奴でふぬけたあいつを、ぶっ飛ばす。
「死んだくらいでお前の夢は終わっちまうほど、薄っぺらいもんじゃねえだろ!!」
「!! ゾロ……」
「てめえはそんな奴じゃない。死んだって関係ねえ!そうだろ!」
「……」
「死んだんだったら、ゾンビになってでも、骸骨になってでも、幽霊になってでも船長をやれ!」
「っ!!」
「てめえのその麦わらは、死んだっててめえのものだろうが!!
ルフィは俯き、俺はその顔に容赦なく拳を入れようとする。
いくらでもやってやる。手前が、船長がふぬけてるのが直るま――
その拳を、止められた。
ルフィの手によって。
こっちを見上げ、にかっと笑ったルフィによって。
*****
正位置の意味は、『達成、成就、満足、友情、愛情、可能性』
一転して、プラスの意味になったな。まさに、上りし太陽があらゆる物を照らし出し、輝かせるということか。
太陽の光により道先の闇は消え、人は道の先の可能性を見出す。
そして、人が目指す可能性――
人はそれを、夢と呼ぶ。
*****
「そう、だよな。……へへっ、そうだ。おれの夢は、おれのもんだ。誰かに任せていいもんじゃなかった」
「やっとわかったかよ、馬鹿船長」
「ああ、悪かったなゾロ。おれ、死ぬのって初めてだからよ。ちょっとばかし、暗くなってた」
「いや、普通死ぬのは1回きりだ」
「あ、そっか。ははは……よっし、ゾロ!」
「なんだよ」
そう言うとルフィはその腕を思いっきり後ろに伸ばした。
おい、待て。
このパターンは……まさか。
「お、おい!まて!」
「おれはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「意味がわかんねえんだよ、おい!!」
その腕が、物凄い速さで戻ってきて
「『死んでも』!!」
俺の顔に、拳が直撃し
「海賊王になる男だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
俺はその痛みと共に、意識を手放した。
――――ありがとな、ゾロ――――
――――俺はてめえの死体を見るまでしんじねえからな。これは、あくまで夢だ――――
――――それでいーよ。あとさ、チョッパー……助けてやってくれ――――
――――大事な船医だ。まあ、頼まれてやるか――――
――――さんきゅ。んじゃあ、どうする?どう言ったほうがいいかな、おれ――――
――――そうだな。……これなら、てめえが死んでも生きてても、どっちだってかまわねえだろ――――
――――だな。死んでたら……お前が来る頃にはもう、俺海賊王になってるぞ?――――
――――なら、俺もそっちに行くころには、世界一の大剣豪だ――――
――――負けねえぞ――――― ――――上等だ――――
――――負けんなよ―――― ――――ハナからそのつもりだ――――
「「またな」」
******
「大丈夫かなあ」
新庄はさっきの一室で、ベッドに寝ている男の傍にいた。
この部屋はヴァッシュが目覚めた後、同行を承諾してくれたヴァッシュと共に情報交換をしながら城を探索していたところ見つけた部屋だ。
廊下などの寂れてひび割れたところとは一線を画す部屋で、中の道具やベッドは明らかに新しい、人の手入れが行き届いているものだった。
なにより、そこには医療品が充実していた。薬、包帯、メス、等等。ここは医務室、だと一応3人は判断した。城に医務室、というのもどうも違和感があるが。
一先ず、せっかく医療道具があるのだからと、伊波の足の細かい傷に消毒や包帯を施した。やったのはもちろん、伊波本人。男が触れられないのだから仕方ない。
ヴァッシュの肩の傷を2人は気にしていたが、ヴァッシュが直りかけている肩の傷を見せると、それ以上は言わなかった。
それがどういう作用のものかは、彼は語らなかった。だから2人もそれには触れなかったのだ。
そこで放送を聞いている途中に、外の男を発見した3人は、すぐに外に向かい男を助けた。
刀を三本持ち、傷だらけの男。新庄と伊波はその様相に警戒した。このような様なら、殺人鬼、と判断するのが当然だろう。それほどまでに血まみれだった。
だが、ヴァッシュは男の刀を3本とも抜き、その刀身を触ったりすると、躊躇い無く男を抱え上げた。
彼曰く『彼の刀は血に塗れていない。拭いたにしても、短い時間じゃ感触でわかる。けど、それがない。だからこれは全部彼自身の血だ』と。
そう言って、ヴァッシュは彼を助けるべく医療室へと運んでいった。
その背中を見ながら二人は思った。『多分、彼はそんな理屈抜きで助けたかったのではないか』と。
殺人者か、そうでないかを関係なく。情報交換と一緒の会話で、彼らもヴァッシュのことをなんとなく理解し始めていた。
ヴァッシュの明るさに、彼に抱いていた警戒心が和らいでしまうほどに。
そして、止血や消毒、包帯などを、怪我になれているらしいヴァッシュ、応急処置の方法くらいは学んでいる新庄の2人で行った。
伊波は男に触れないので、道具を探してマジックハンドで手渡す手伝いに留まった。
輸血もしたかったが、輸血パックは見つけられても男の血液型がわからなかった為、ひとまずはここまで処置して、彼が目覚めたらすぐに血液型を聞くという手はずになった。
それで所用でここにいないヴァッシュと伊波に代わり、新庄がここで男の傍にいるのだった。
「大丈夫かな……ここまでして死んじゃった、じゃ……嫌だよ」
男の寝顔を見ながら新庄は辛そうな顔をした。そう心配したくなるほどの血の量だったからだ。あんなに怪我して、元気でいられる人間など――
そう思ってみていた男の口が、大きく開き――
「うあああああああああああああ!!ルフィてめえええええええええ!!」
「ワアアアアアアアアアアアアアアア!?」
「あ? てめえ……誰だ?」
「さっきの叫び声をなかったことにしないでよ!? なんで突然叫ぶのさ!?」
「おれの刀はどこだ」
「お願いだから話題を一つに絞ってくれないかな! あ!そんなことより君の血液型――」
【A-2 古城跡・2階・Dr.くれはの医療室/一日目 日中】
【
ロロノア・ゾロ@ワンピース】
[状態]疲労(中)、全身にダメージ(大)(止血、消毒、包帯済み)、左腿に銃創(治療済み)、血液不足
[装備]
[道具]支給品一式×2(食料と水一人分消費)、麦わら海賊団の手配書リスト@ワンピース、迷宮探索ボール@
ドラえもん、
不明支給品(1~3)、
一方通行の首輪(血がこびりついている)
[思考・状況]
0:刀はどこだ?こいつは誰だ?あとルフィの奴、覚えてろ
1:傷を治す為病院に向かう。
2:ウソップの仇打ち
3:ゲームにはのらないが、襲ってきたら斬る(強い剣士がいるなら戦ってみたい)
4:ルフィ(死体でも)、チョッパーを探す。
橘あすかにも会ってみたい。リーゼントの男にも興味
5:首輪の秘密が気になる。
6:金ぴか鎧(アーチャー)は次に会ったらただではすまさない。
7:あの声は何だったんだ?
※参戦時期は少なくともエニエスロビー編終了(45巻)以降、スリラーバーグ編(46巻)より前です。
※吉良吉影のことを海賊だと思っています
※黎明途中までの死亡者と殺害者をポケベルから知りました。
※入れ墨の男(ラズロ)が死亡したと考えています
※圭一に関しては信用、アーチャーに関しては嫌悪しています。
※雪走が健在であったことに疑問を抱いています。
※第1回放送を全く聞いていないので、ウソップ以外の黎明及び早朝の死亡者、
禁止エリアを知りません。
※大阪(
春日歩)から、危険人物としてクーガー、
カズマ、ヴァッシュの情報を教えられました。
※不明支給品は一方通行のものです。
【
新庄・運切@終りのクロニクル】
[状態]:健康
[装備]:S&W M29 6インチ 6/6@BLACK LAGOON 、尊秋多学園の制服、運命のスプーン@ポケットモンスターSPECIAL
[道具]:支給品一式(食料一食消費、水1/5消費)、予備弾丸26/32 、八千代の刀@WORKING!!、秋水@ワンピース、雪走@ワンピース
[思考・状況 ]
1:ゾロの血液型を聞いて輸血をする。
2:ヴァッシュを待つ。
3:メカポッポを待ってみる。(なかば諦め)
4:まひると行動しながら小鳥遊を捜す。。
5:佐山と合流しここから脱出する
6:ブレンヒルトについてはまだ判断できない。
7:人殺しはしない。
8:ゾロについてやや警戒。
※
小鳥遊宗太については、彼の性癖とかは聞いています。家庭環境は聞いていません
※新庄の肉体は5:30~6:00の間にランダムのタイミングで変化します。
変化はほぼ一瞬、霧のような物に包まれ、変化を終えます。
午前では女性から男性へ、午後は男性から女性へ変化します。
※参戦時期は三巻以降です
※カズマを危険人物だと認識しています
※まひるに秘密を話しました
※ヴァッシュと情報交換をしました。ウルフウッド、リヴィオ、広瀬康一、メイドの女性(
ロベルタ)、園崎魅音(詩音)、黒服の男(
サカキ)についての情報を得ました。
殺してしまった男(
ベナウィ)に関してと、殺害した状況に関しては話したどうか、後続の書き手に任せます。
※古城跡の2階の1室が、Dr.くれはの医療室@ONE PIECEになっています。
*****
「じゃ、あの男の人は任せて。大丈夫だよ、きっと悪い人じゃない」
「し、信じてますけど……でも、今じゃなくちゃいけないんですか?」
「うん。僕が自分を見失ったせいだから……ごめんね、君達を置いていって」
男が倒れていたのとは反対方向、ヴァッシュが辿り着いた方の門の前に、伊波とヴァッシュはいた。
伊波は離れた壁から見守っていて、ヴァッシュはそんな彼女に向かってはにかんだ。
ヴァッシュは伊波のその態度が決して悪意のものではないと知っている。病気のようなものだから仕方ないのだと。
それでも自分を見送りにわざわざ来てくれた。多分今こうして男の自分と話すのも辛いんじゃなかろうか。彼女に酷使させるのは辛かったが、それでも嬉しいと思う
自分がいる。
そう、彼はここから少し離れる。
理由は、気がかりなことがあるからだ。
コウイチが死ぬ前、連絡を取る事を約束した黒服の男性。
だが、コウイチの死、人を殺したショックで逃げ出してしまったヴァッシュはその連絡手段を放置してきてしまい、そのまま6時間も経過してしまった。
もういないかもしれない。そもそも、自分は彼の名前を知らない。だから、放送で既に呼ばれている可能性もある。
だけど。
「もし、彼が生きていたら。もし、まだ連絡を取ろうとしてくれていたら……そう思うと、やっぱり僕は戻らなくちゃいけないんだ。
本当、ごめん」
「だ、大丈夫、です……わ、私も新庄さんも、が、頑張りますから……。新庄さんに何かあったら、私があ、あの男の人を!」
「いや、あの人は大丈夫だと思うけどなあ」
たどたどしく言いながら伊波は手に持ったマジックハンドをぶんぶんと振った。それが彼女なりの懸命な送り出しなのだと、ヴァッシュは悟る。
「隣のエリアだし、時間はかけないようにするから! あの人か、あの通信機か……どっちも見つからなかったら、すぐ戻ってくるから!
4時までには必ず戻るよ! それまで……セツを、助けてあげて?」
「……は、はい!」
伊波の返事を聞き届けると、ヴァッシュはデイパックを担いで走り出した。
手元には、新庄と交換した愛用の銃。もう、人の命を奪わないことをこれに込めて。
行き先は、南。
自分が通信機を放置してしまった辺り、そして、人がいる可能性がその周辺で高く、捜すのにも時間がかからなそうな場所――
『学校』へ向けて。
【A-2 古城跡南/1日目 日中】
【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン・マキシマム】
[状態]黒髪化、左肩に刺突による傷(再生中)
[装備]ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃 6/6 @トライガン・マキシマム
[道具]支給品一式、拡声器@現実、予備弾丸36発分
[思考・状況]
基本:殺し合いを止める、今度こそ絶対に。
1:ベナウィを殺した場所と学校へ行き、黒服の男(サカキ)と電伝虫を探して連絡を取る。見つからなくても4時までには古城跡に戻る。
2:新庄、伊波と同行する。ゾロについては信用。
3:ウルフウッド、リヴィオとの合流。
4:ウルフウッドがいるかもしれない……?
※原作13巻終了後から参加
※サカキ、ロベルタの名前はまだ知りません。
※詩音を『園崎魅音』として認識しています。詩音は死んだと思っています。
※口径などから、学校の死体を殺すのに使われたのはロベルタの持っていた銃ではないかと考えています。
※義手の隠し銃には弾が込められていません。弾丸を補給すれば使用可能です。
※全身の切り傷は再生しました。
※伊波、新庄と情報交換をしました。佐山、ブレンヒルト、小鳥遊、高槻、メカポッポ、片目の男(カズマ)の情報を得ました。
【A-2古城跡・門前/1日目 日中】
【伊波まひる@WORKING!!】
[状態]:疲労(小)、足に擦り傷・切り傷 、男に触られた事による動揺
[装備]:学校の制服
[道具]:支給品一式(食料一食消費、水1/5消費)、ARMSのコア(中身は不明)@ARMS マジックハンド×2 @WORKING!!
[思考・状況]
1:新庄、ヴァッシュと支えあい頑張る。
2:新庄を助けながら、ヴァッシュを待つ。
3:メカポッポの到着を待つ。(半ば諦め)
4:諦めない。常に信じ抜く。
5:佐山、小鳥遊と合流する。
6:ゾロに対して大分警戒。
※新庄を信用しています。また、彼女の特異体質を知りました
※
佐山・御言に関しては変な人ということを聞いています。ブレンヒルトについては、知り合いということだけ聞いています。
※運命のスプーンのことは知りません。
※ARMSのコアの事は一応目を通しましたが、何の事かよくわかってません。
※ヴァッシュと情報交換をしました。ウルフウッド、リヴィオ、広瀬康一、メイドの女性(ロベルタ)、園崎魅音、黒服の男(サカキ)についての情報を得ました。
殺してしまった男(ベナウィ)に関してと、殺害した状況に関して話したどうか、後続の書き手に任せます。
*****
どうだ?今回の話は。
? 向こうで騒いでいる二人組、彼らはまるで太陽のようだ、か。
成程。確かに、奴らは太陽に相応しいかもしれんな。だが、奴らに逆位置はあまり似合わんな。俺としては、もっと奴らに相応しいカードがあるんだが……。
まあいい、それはまたの機会にしてやる。さて、次は何にする。
何? そろそろ蜂蜜に飽きてきた?
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最終更新:2012年12月04日 03:33