UN-SYMMETRY ◆b8v2QbKrCM




『――以上の三ヶ所だ。
 但し、電車内に限っては禁止エリアであっても移動可能であることを伝えておこう』

放送の終わりも待たずにナインは走り出していた。
聞きたかったのは禁止エリアの位置だけ。
死者数はともかく、死亡者の名前を聞く必要性は感じられなかった。
他にも何か語ることがあるとすれば、生存者の感情を煽る厭味な台詞くらいのものだ。
ならばわざわざ耳を傾ける必要はない。
ナインの現在位置は、B-2の山頂から市街へ続く坂の中ほど。
図らずも、15:00から禁止エリアとなるD-3エリアを迂回する形になっている。
この点については素直に幸先がいいと思える。
しかし、地図に記載されるような道を選んでいるのに、誰にも出会わないのは宜しくない。
放送が死亡者名を語り終え、現時点での生き残りの数を発表する。
以前から彼女が知る人の名前は、どちらも呼ばれなかった。
果たしてそれは喜ぶべきことなのかどうか、まだ判断できそうにない。

「残り37人……」

ナインは疾走を続けながら意識を思考に傾けた。
始まりからおよそ12時間。
生存者は6割を切っているが、まだ『残り少ない』というには程遠い。
レースに喩えるなら、ようやく折り返し地点が見えてきたという程度だ。
一刻も早く新たな参加者と遭遇し、事を運ばなくてはならない。
ナイン自身を除き36人――それだけの命が失われた暁に、彼女の願いはようやく叶うのだから。

可能性が低いことは知っている。
本当に望みを聞き入れるのか――
そもそも死者を生き返らせることなどできるのか――

許されないことだというのも分かっている。
生存のために他者を斬殺し殴殺し絞殺し轢殺し銃殺し爆殺し――
まるで概念戦争のように――

だが、ナインにはそれらを全て踏み越えるべき理由がある。
それは責務、あるいは義務と言い換えてもいいだろう。
なだらかな山道を抜けたところで、ナインは足を止めた。
地図上で言えば、C-3とC-4の境界の北端部。
学校からU字状に伸びた山道の終着点付近だ。
目の前の坂道は町へと一直線へ続いていて、視界が非常に開けている。
そこでナインが見止めたのは、左手を流れる川に掛かった橋の惨状であった。

「落ちてる……?」

遠目でも見間違えようがない。
B-4エリア南部に架けられた小規模な橋は、その中ほどが完全に崩落してしまっていた。
よもや最初から落ちていたというわけではないだろう。
考えられるとすれば、戦闘の影響。
たった六時間で実に十五人もの死者が出ていたのだ。
今も死者の出るペースが変わっていないと仮定すれば、既に半数近くが命を落としていることになる。
それだけ多くの戦闘が勃発していれば、橋のひとつくらい落ちていても不思議はない。
ナイン自身も、それほどの死闘を経てきたばかりなのだ。

「……」

未練がましく振り向きかけ、寸でのところで踏み止まる。
ここで振り返ってしまったら、固めた覚悟が揺らいでしまいそうだった。
自責など後からいくらでもできる。
殺し合いに勝ち残り、望みを叶えた後からでも。

「――いこう」

ナインは再び駆け出した。
迷う道理もない一本道。
やがて坂道の終わりが近付き、南北に分かれた太い丁字路が見えてくる。
北を選べば崩落した橋へ。
南を選べば市街地へ。
ナインはしばし足を止めて、どちらを目指すべきか考える。
思い返せば、ここの市街をナインが訪れるのはこれが初めてになる。
林の中に一人だけで送り込まれたのが始まり。
ナナリーと出会い、温泉に入り、左腕を失って。
『ARMS』なんていう代物に縋って力を手に入れて。
それでもナナリーを護ることができなくて――
全ては山と森の中の出来事。
見渡す限りに緑ばかりが広がっていて、人工物を見つけることすら稀だったのだ。
新たに踏み込んだ無機質な風景は、果たしてそんな記憶までも薄れさせてしまうのだろうか。

「――南、ね」

やはり、人が多いであろうところへ行くべきだろう。
後悔も躊躇いも悲しみも――全てを置き去りにしてナインは駆ける。
今の自分には、振り返る権利などないのだから。




   ◇  ◇  ◇




美琴がC-4駅の南口に辿り着いたとき、ちょうど時計の針が十二時を指した。
ざざざ、と耳障りな音が響き、男の低い声が周囲に反響する。

『ごきげんよう諸君。無事二回目の放送を迎えることができて嬉しいよ』

美琴は歩くペースを少しだけ落とした。
しかし移動自体は止めず、ゆったりとした足取りで構内へ進入する。

『諸君もこの放送を聞けば生き残っている実感を得られるだろう?その感覚を忘れないでくれたまえ。
 当たり前の話だが死んでしまえばもう何も感じることはできなくなる』

ずきり、と胸が痛む。
あちこちにできた痣の痛みではない。
もっと深くて――救いようのない痛覚。

『諸君が生の実感を持ち続けたいと願うなら、最後の一人になるしかないのだ。
 もっとも願いは人それぞれだ。死んでしまった誰かを生き返らせるために最後の一人になるというなら、それもいいだろう』

生き返らせる。
至極平易な単語なのに、今の美琴はその真意を理解しきれない。
――生き返らせる。
――死者の蘇生。
――死んだ人間が戻ってくる。
――死んだという事実がなかったことになる。
幾ら表現を変えても、そこから先へは思考が動かない。

分かっている。
分かっているのだ。

誰かの死を嘆くなら。
自らの罪を悔やむなら。


選択肢はおのずと見えてくるのだと――


しかしそれは選べない。
それだけは選んではいけない。
だから思考が動かないのだ。
まるで何重にもロックが掛けられてしまったかのように。

『いずれにせよ、諸君の奮起に今後も期待している。
 では、禁止エリアと新たな死亡者の発表だ。まずは禁止エリアから』

美琴は、はっと顔を上げた。
下らないことに気を取られて、大事な情報を聞き逃したのでは笑い話にもならない。
構内の真ん中、北口と南口を同時に見渡せる場所で、美琴は足を止めた。

『13:00からF-6。15:00からD-3。17:00からC-1。以上の三ヶ所だ。
 但し、電車内に限っては禁止エリアであっても移動可能であることを伝えておこう。
 もっとも、誰かに突き落とされるような場合には意味がないので危険には違いないがね』

現在位置はC-3の駅構内。
一番近いのはD-3だが、そこが禁止エリアになるのは三時間も後だ。
当面は禁止エリアのことを気にしなくても大丈夫だろう。

『次に死亡者を発表する』

――呼吸が、止まる。
放送が来れば明らかにされると知っていたのに、喉が震えてうまく息ができない。
きっと誰かが……彼女の知る誰かが、その名を呼ばれるに違いない。
衝動的に耳を塞いでしまいそうになるが、それすらも震えた腕では成しえない。
美琴の唇から拒絶の言葉が漏れる。
しかし、そんなか細い抵抗も虚しく、静かに読み上げが始まっていく。

聞きたくない。知りたくない。確かめたくない。
思考を満たす否定の文句の只中に、聴覚からの強烈な刺激が突き刺さる。


『――衛宮』


それは、赤い絵の具によく似ていた。
キャンパスを塗り潰した無秩序な色の上を、鮮烈な赤色が横切るように。


『切嗣――』


最も聞きたくなかった人の名前が、美琴の心を塗り潰した。


冷たい床材に膝を突く。
膝の皿が痛々しい音を立てたことすら、気付いているのかどうか。
美琴はただ呆然と目を見開いていた。

  嘘――

漏らした呟きすら白々しい。

  こんなことになるなんて――

そう言い逃れでもしたいのか。

  違う、判っていた――

判りきったことだった。
衛宮切嗣は、自分を庇って深い傷を負っていた。
放っておけば命に関わることくらい、素人である美琴でも理解できた。
それなのに――逃げたのだ。
人を死なせてしまったという事実を突きつけられ、その咎から逃げ出したのだ。
助けなければならない人を置き去りにして。


春日歩――』


衛宮切嗣は死んだ。
御坂美琴が逃げ出したせいで。
それが現実。


カルラ――』


読み上げられていく名前は殆ど耳に入らない。
喉の奥から何かがせり上がってくるような感覚に、美琴は口元を押さえた。
胃袋の内容物が溢れようとしているのではない。
精神的な苦痛を吐き出そうと、肉体が物理的に足掻いているだけだ。
呼吸が自然と荒くなる。
心臓は鼓動で自壊しそうだ。
不規則な吐息の合間を縫って、どうにか酸素を確保する。
わずか半日程度の間に、様々なことが起こりすぎた。


『吉良吉影――』


放送で伝えられた、上条当麻一方通行の死。
自らの電撃がもたらした、砂男の死。
裏切りも同然に見過ごした、衛宮切嗣の死。
あのレッドとかいう少年はどうしているのだろう。
電撃を受けて命を落としたか、あるいはまだ生き長らえているのか。
仮に前者なら、もうすぐ彼の名前も呼ばれるはずだ。
そうなったとき、自分はどんな顔をしているんだろうか。




時間の流れがやけに遅く感じる。
名前一つにつき2秒とかからないはずの読み上げが、まるで潮の満ち干のようだ。
声という波がざあっと押し寄せて、残響を残して引いていく。


翠星石――』


力の抜けた肩からデイパックが滑り落ちる。
腕を撫ぜる肩紐の硬さを感じながら、美琴は視線を下ろしていった。
自分のものではないデイパック。
信頼されて、預けられた品。
美琴はデイパックを拾おうと、腕を伸ばした。






―――――――――――――――――――――?




蒼星石――』


思考が硬直する。


園崎魅音――』


今、何と言った?


東方仗助――』


論理が破綻する。


ドラえもん――』


どうして、呼ばれるわけのない名前が?




感覚が乖離する。




この耳障りな叫びは何?


『――以上だ。生存者は37名になる』


絶望を、理解する。






駅の構内に、御坂美琴の悲鳴が響き渡っていた。




――――――――――――



――――――――



――――



――どれほどの時間が経ったのだろう。
美琴は床に膝を突いたまま、声もなく俯いている。
虚ろな瞳は、果たして風景を捉えているのであろうか。

「どうして……」

また、彼女を信じた男が死んだ。
上条当麻が。
衛宮切嗣が。
ストレイト・クーガーが。
万人に問えば、その多くはこう答えるだろう。
君のせいではない、と。
砂男――サー・クロコダイルの件を含めてもなお、大衆は彼女に同情を示すに違いない。
上条当麻の死は彼女の与り知らぬところでの出来事であり、
衛宮切嗣とクーガーの死は、誰の目にも英雄的行動の果ての落命と映る。
第三者の視点から見れば、彼女は救われるべき立場でこそあれ、責められる立場ではないのだ。
しかし、この世の全てが彼女を赦そうと、御坂美琴は自分自身を赦さない。
それどころか、次第に冷えていく思考が氷片のように彼女の心に突き立っていく。


ここに連れてこられる以前――上条当麻は美琴の電撃を浴びていた。
すぐには命を落とさなかったのだとしても、相当深い傷を負っていたはずだ。
そんな状態で殺し合いに放り込まれて、まともな抵抗が出来たのか?


夜が明けてすぐ――自分はドラッグストアで幾つもの医療品を集めていた。
それらを適切に使えていれば衛宮切嗣は死なずに済んだかもしれない。
それ以前に、自分が意地を張って攻撃を続けていなければ、彼が傷を負うことすらなかっただろう。


つい先ほど――クーガーは逃げろと言った。
誰が彼を殺したのか、大方の見当はつく。
クーガーの言葉に反するとしても、踵を返して戻っていれば助けられたのではないか。


積もる後悔に際限はなく、自責の念は止まらない。
美琴は腕を抱き、二の腕の肌に爪を立てた。



「動かないで」



聞き覚えのない声と共に、冷たい感触が首筋を撫ぜる。
それが刃物であることを悟るのに、美琴は数秒の時間を要した。
表面は金属のような質感だが、形状も大きさも真っ当な刃物とはかけ離れている。

「……私を、殺す?」

異常なほど冷静に、美琴は現状を俯瞰した。
声の質からして呼びかけの主は少女。
背後に立っているので姿は見えないが、恐らく自分よりも年上だろう。
目的は考えるまでもない。
しかし美琴は、抵抗どころか逃げ道を探す素振りすら見せなかった。
ここで殺されたとしても当然の報いではないか……そんな気さえしていた。
暫しの沈黙の後、声の主は美琴の問いかけを肯定した。

「ええ……そのつもりよ」

答えを聞いて美琴は瞼を閉じる。
思えば、一方通行が死んだ時点で、妹達が実験の被害者となることはなくなったのだ。
罪の意識と、また誰か死なせるのではという恐怖に震えるくらいなら――

「さっきまではね」
「え……?」

美琴の首筋から刃が離れる。
唐突な心変わりに追いつけていない美琴に、次なる言葉が投げかけられる。


「あなた、人を殺したの?」




   ◇  ◇  ◇




びくり、と少女の肩が震えた。
ナインは目の前で跪く少女の背を、感情の読み取れない眼で見下ろしていた。
自身の左腕に目をやれば、着衣の袖が肘まで上げられたことで露出した部分から、鋭い刃が伸びている。
前腕部の外側から、鎌のように突出した刀身。
悲鳴を辿ってこの少女を見つけた直後、ナインは確かに、彼女を殺めるつもりでいた。
少女は明らかに我を失っており、ナインの接近にすら気付いていなかった。
わざわざ気配を消す努力などしなくても、背後から殺害するのは容易だっただろう。

それなのに、ナインは少女に声を掛けてしまった。
まるで反応を確かめようとするかのように。

覚悟が足りなかったと言われたらそれまでだ。
甘さが残っていると言われたら言い訳できない。
それでもナインは声を掛けた。
悲しみに打ち震える少女の姿が、さっきまでの自分と重なったから――

「……そう! あいつも! 衛宮さんも! クーガーも! 私が!」

違う――ナインは直感した。
彼女は彼らを"直接的には"殺していないに違いない。
己のせいで死なせてしまった……それを"殺した"と置き換えて、自分を責めているのだ。


『私は魔導器ネモ。そして――お前に殺された、ナナリーとずっと共に居た者だ』


不意にネモの叱責を思い出す。
間違いなく、自分はナナリーを死なせた。
この少女もまた、多くの人を死なせてしまったのだろう。

「そう……私も"殺して"しまったわ。
 もしあなたがそれを罪だと思うなら――」

平静を装ってはいたが、ナインは内心でひどく動揺していた。
少女が誰かを死なせていたからではない。
ネモの言葉を思い出したからでもない。

少女に告げようとした一言が、同情や良心からではなく――


  私と一緒に勝ち残りましょう。
   そして、みんなを生き返らせるの。


――明らかな打算から生まれてきたことに。

ナインは唇を閉じ、言葉になりかけた音を飲み込む。
確かに、たった独りで全参加者を殺害するのは多大な困難を伴う。
だがそこに志を同じくするものが一人でも加われば、確率は二倍だ。
どちらか一方でも生き残れば、もう一方の願いも同時に叶うのだから。
三人になれば三倍。四人になれば四倍。
全員の蘇生を望む者が増えれば増えるほど、それを成し遂げられる可能性は上がっていく。
それに自分ひとりでは力が足りない状況に陥っても、二人や三人なら話は変わってくる。

しかし、これは踏み越えてはいけない一線ではないだろうか。

振り向こうともしない少女の後姿は、明らかに幼い。
ひょっとしたらナナリーと同じくらいなのかもしれない。
そんな子供にこれ以上の咎を与えてしまえと?
騎士を名乗り、全ての業を背負うと決めたのなら、それを貫き通すべきではないか。

迷う心の片隅から、違う思考が布に垂らされた墨のように広がっていく。

そんな綺麗事を後生大事に守り通して、志半ばに死んでしまったらどうするのか。
見ず知らずの誰かが勝ち残り、偶然にも全く同じ願いを掲げてくれることを期待する?
第一、業を背負うというのなら、他者を巻き込む覚悟も必要に決まっている。
孤独を気取って自己満足で死ぬわけにはいかないのだ。

ナインは深く息を吸い、そして吐いた。

「――覚えてる?
 最後の最後まで生き残って、あの男に勝てば、死んだ人を生き返らせることもできるってこと。
 私はそれに賭けることにしたわ」

これは卑劣な誘導だ。
選択肢を提示するように見せかけて、都合のいい結論を出させようという謀略だ。
上手くいけば、少女の自発的な決定という体裁を整えた上で、目的の成就に近付くことができる。
失敗しても、殺害のチャンスを一回無駄にするだけだ。
そして、必要なことは既に伝えた。
後は何もせずに立ち去ればいい。
ナインは、生身のままの右手を握り締めた。

「だから……あなたにも手伝って欲しいの」

やっぱり卑怯者には成りきれない。
全ての業を背負うと誓ったのだから、この業も自分で背負っていこう。
死んでしまった人達へ新たな命を贈るために。
名前も知らない少女に、道を誤らせたという罪を。

「……」

少女が振り向く。
赤く泣き腫らした瞳からは、少なくとも敵意は感じられなかった。
ナインは握っていた右手を解いて、そっと少女に差し出した。
もしも全てが上手くいったとしても、背負った業は消えてくれないのだろう。
けれど、それでいいんだとナインは思う。

きっとそれが、業というものなのだから――



   ◇  ◇  ◇



あなたにも手伝って欲しいの。
この女の人は、確かにそう言った。
一方通行の存在によって早々に諦めてはいたが、勝者が得られる『力』のことは覚えている。
だが、それによって死者を生き返らせようという考えは、一度たりとも脳裏を過ぎったことがなかった。
かなり早い段階で勝ち残るという選択肢を放棄した美琴にとって、女の提案はまさに青天の霹靂であった。
……いや、今回の放送を聞いたとき、実は美琴も同じ結論に到っていた。
殺人を拒む感情によって、無意識のうちに選択肢から押し退けられていただけで。

「でも……」

差し伸べられた手を前にしても、美琴は躊躇い続けている。
殺し合いに勝ち残るということは、また誰かを殺さなければならないということ。
もう誰も殺したくない。
もう誰にも死なれたくない。
それは美琴の偽らざる本心だ。
けれど、本当にそれでいいのだろうか。


もし仮に――億に一つもありえない仮定だが――自分が一方通行を殺害できたとして。
忌まわしい実験を阻止するためだとしても、果たして一方通行を殺められなかったのだろうか。


幾ら考えても答えは出ない。
だが、胡乱な思考とは裏腹に、身体は静かに動いていた。
差し出された女の掌に、美琴の手が重ねられる。
願いを叶えることが出来たなら。
死なせてしまったことも、殺してしまったことも、刻まれた咎も、全部なかったことに出来る。


どうしてこんなことを想うのか分からないけど――
そうすればきっと、あいつにまた会える気がした――












【C-4 駅/1日目 日中】



【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
【状態】:疲労(大)  全身打撲(小) 自分への強い嫌悪感 軽い暴走状態 多大な喪失感 精神不安定
【装備】:基本支給品一式
【道具】:コイン入りの袋(残り98枚)、タイム虫めがね@ドラえもん、蒼星石のローザミスティカ@ローゼンメイデン
【思考・状況】
 基本行動方針:優勝狙い?
1:殺し合いに優勝し、優勝者の褒美で参加者の死亡を『なかったことにする』
2:優勝への望みと、人の死を拒む感情の板挟み
3:切嗣とクーガーの死への自責
4:上条当麻に対する感情への困惑
5:真紅と橘あすかとの合流に関する変更は未定
【備考】
 ※ 参加者が別世界の人間とは知りません(切嗣含む)
 ※ 会場がループしていると知りました。
 ※ 切嗣の暗示、催眠等の魔術はもう効きません。




ブレンヒルト・シルト@終わりのクロニクル】
[状態]:疲労(中)、左半身に火傷(小)、左腕欠損(ARMSで代替)
[装備]:汗で湿った尊秋多学院制服(左袖欠損)、ARMS『騎士(ナイト)』@ARMS(左腕に擬態)、全て遠き理想郷(アヴァロン)@Fate/Zero アリス・ザ・コードギアスの衣装@ナイトメア・オブ・ナナリー
[道具]:支給品一式×2、アンフェタミン@Fate/Zero
[思考・状況]
 基本行動方針:優勝狙い
1:殺し合いに優勝し、優勝者の褒美でナナリーを含む全ての参加者を『蘇らせる』
2:望みが同じ参加者とは協力する
3:佐山と新庄には注意(特に佐山)
4:1st-G概念を行使できるアイテムを手に入れる
5:ミュウツー、ラッド、詩音を許すつもりはない
※森林破壊者、男湯銃撃者を警戒しています。また双方とも別人だと思っています。
※ARMSコアの位置は左胸です。
※ARMSについては詩音には話していません。
※アリスの衣装はネモが変化した姿です。ネモの意識、特別な力はありません
※髪を切りました



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最終更新:2012年12月04日 03:52